51. d 自己の身体及び周囲の事物について現実感が感じられず、自動化

51. d
自己の身体及び周囲の事物について現実感が感じられず、自動化されているように感じる
事をいう。単独で出現することは少なく、うつ病、恐怖症性障害、強迫性障害などに伴って
起こることが多い(現代臨床 p287)
d は作為体験である。
52.d
a.低カルシウム血症は副甲状腺機能低下症で起こる。
b.急性の意識障害や精神症状を呈する急性脳症型が 58%、次いで、慢性にうつや統合失調
症様の精神症状を呈する病型(精神病型 17%)、小脳失調を主調とする病型(小脳失調型
16%がみとめられた(インターネット;橋本脳症の診断と治療)
c.粘液水腫が慢性に持続すると器質性脳病変が起こり認知症、人格水準低下などを生じるこ
とがある(現代臨床 p202)
d.意識障害錯乱などの外因反応型症状を示す。
e. 高齢者では、甲状腺機能亢進症の特徴的な症状を示さずに、衰弱、眠気、混乱、無口、う
つ状態になることがあり、無欲性甲状腺機能亢進症、ないし仮性甲状腺機能亢進症と呼ばれ
る(インターネット)
53.a
a.主な防衛は抑圧と解離である(カプラン p874)
b.合理化、隔離、知性化、反動形成、打ち消しである
c.投影である。
d.記載なし。
e.投影同一化である。
54.e
a.交感神経優位の自律神経異常を生じるため、瞳孔は散大する。
b.c.中止後数時間ないし 2 日以内に多く、単発または数回出現する。全般けいれん発作が多
い。
d.飲酒中止後数時間で出現し始め、24 時間頃頂点に達し、その後次第に消退する。
e.離脱せん妄は 72~96 時間頃に発症し、3 日~7 日で消失する。
55.a,b
56.c,d
a,解離状態やパニック発作が認められたり、錯覚や幻覚も存在することがある(カプラン
p681)
b.治療時については記載なし。ただし、治療がなされない場合、30%が回復し、40%が軽度、
20%が中等度、10%が不変か悪化する。
c.外傷的体験の再体験、回避が本質的症状である。
d. HPA の過剰統制がみられる(カプラン p680)。デキサメサゾン投与に対する副腎皮質機
能の過剰抑制は、視床下部一下垂体一副腎皮質(hypothalamo-pituitary-adrenal:HPA)
系機能であるネガティブフィードバックの減弱によって引き起こされることが推測される。
e.大災害における PTSD の発症率は思ったほど高くなく、暴力や性暴力被害者の PTSD 発
症率はけっして低くない(専門医を p483)
57.b.e
b.e.小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害
58.a, b?
男女比はおよそ 1:2、女性では最も多くみられる精神障害であり、男性では物質関連障害に
次いで 2 番目に多い。ただし血液・注射・怪我に対する恐怖症は 1:1 に近い。好発年齢は
5~9 歳である。恐怖の対象としては出現頻度順に、動物、嵐、高所、病気、けがおよび死な
どがある。
動物恐怖の男女差、閉所恐怖の発症時期についての記載は見つからず。
a.重篤な場合起こりえる。パニック障害という診断は恐怖症が存在しない場合につける。
d.心気症の特徴である。
59.c
c.統合失調型パーソナリティ障害の特徴である。
60.d,e?
a.女性に多く(男女比 1:2)、30 代に小さなピークがあり、60~70 代にも小さなピークがあ
る二峰性の分布を示す。
b.髄液蛋白/IgG 上昇が 45%にみられる。
c.腫瘍との関連はない
d.75%が正常、14%が低下、11%が亢進。
e.記載見つからず。
61.b, c
インターネットにて電気けいれん療法のガイドラインが公開されており、そこから抜粋。
a. 絶対的禁忌はないが、不安定狭心症、動脈瘤、脳占拠性病変、脳梗塞、重度の呼吸器疾
患などは注意が必要である。
b.mECT の適応は大うつ病、双極性うつ病、躁病、統合失調症、悪性症候群、パーキンソン
病などとされている。
c.治療前 6 時間は食事中止、飲水と薬以外は 2 時間前までとする。d.
現在パルス刺激が推奨されており、主流である。
e.筋弛緩下でも咬筋収縮は生じるためバイトブロックは必要である。
62.a, e?
記載見つからず。
a,e は PTSD の症状として有名。
63.a, c
a.投与開始から開始後 18 週間は原則として入院を必要とする(CPMS ホームページ)
b.糖尿病は「原則禁忌」である。
「絶対禁忌」は無顆粒球症、好中球減少症の既往など。
c.適応になり、改善することが知られている。
d.無顆粒球症の既往は絶対禁忌である。
e. クロザピン投与開始後, 白血球数が 3,000/mm3 未満または好中球数が 1,500/mm3 未満
に減少した場合は、直ちに本剤の投与を中止する。
64.e
e.個人及び集団で集中的な精神療法を受けることができる病院環境においてしばしばよい
経過をとる(カプラン p873)
65.c
a.稀である
b,c,d.月経開始前、黄体期の最終週に抑うつ気分、情緒不安定、いらだちなどが生じ、月経
の開始後、卵胞期の 2,3 日以内に消失し始め、月経後 1 週間は存在しない。女性の 2~10%
が診断基準を満たし(カプラン p630)、2~5%に出現する(解答と解説 p120)
e.記載見つからず
66.e
a,b.成熟した防衛(カプラン p221)
c,d.神経症的防衛
67.d
d. 低カリウム血症が薬剤性不整脈発症のリスクを 7 倍ほど増加すると報告されている。
68.b, d
身体化障害は男性よりも女性にはるかに多く、通常は成人早期に始まる。多発性で変化しや
すい身体症状が特徴である。一方心気障害には性差がなく、通常 1~2 の器官が罹患してい
るという心配にとらわれ、慢性かつ動揺性に経過する。
DSM-5 では「強迫症および関連症」という章が新しく登場し、これには強迫症、醜形恐怖
症、ためこみ症、抜毛症などが含まれる。これまでの心気障害は身体症状症および関連症群
の、身体症状症または病気不安症と診断されることになった。
69.c
a.ドパミン D2 受容体遮断作用はプロラクチン遊離を抑制することにより高プロラクチン血
症を生じ、性欲低下を引き起こす。
c.セロトニン 5-HT2c 受容体遮断作用は不眠、食欲亢進の副作用を生じる。
70.d
中枢神経障害は、軽度の精神遅滞や多動症、さらに小頭症が知られている。身体的障害とし
ては、眼裂狭小、長い人中、低身長などである。
71.d, e
d.小此木は治療契約を「治療の開始にあたって治療者と患者の間で、治療目標や方法、治療
の期間、面接のルールなどについてなされる取り決めや約束を言う」と定義している。
e.治療者が治療メニューのメリット・デメリットをあげて、患者の感想や希望を聞き、最終
的な方針について議論の上で決定することを Shared Decision Making という。
72.d
ラメルテオンは CYP1A2 で代謝されるため、CYP1A2 を強く阻害するフルボキサミンと併
用するとラメルテオンの血中濃度が上昇する。
73.a, (e?)
a.制吐剤はドパミン受容体拮抗薬であるため,アカシジアとパーキンソニズムといった錐体
外路症状を生じることがある。
b.バレニクリンはうつ状態の副作用がある。意識消失の副作用の報告はあるが、せん妄の報
告はない。
c.抗コリン薬の中止が必要であり、治療としては少量の抗精神病薬の投与、ラメルテオンが
有効である。
d. 低用量ピル(エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン))は避妊
目的や月経困難症、月経前緊張症の治療に用いられる。
e. 報告によって異なる。3~4 週間後、あるいは平均 8~12 週間後から出現することが多い
とされている。
74.b
MCI から認知症に移行する割合は諸説あるが、1 年でおよそ 10~15%と言われている。
75.a, c
a, b.タンドスピロンは抗不安作用、抗うつ作用があり、筋弛緩、健忘、催眠作用が少ないが、
効果発現が遅いのが特徴である。
c.CYP3A で代謝されるため上昇する。
d.エチゾラムは短時間作用型であるため、ロフラゼプ酸エチルに比べ早く離脱が出現する。
e.抗不安作用、抗けいれん作用、筋弛緩作用、鎮静・催眠作用、健忘作用などは使用量が増
加するにつれて、およそこの順序で出現する(現代臨床 p483)
76.b, d
b.脱抑制性愛着障害の特徴である。
d.行為障害の特徴である。
77.a, c
家族はしばしばその役割を失うことに無意識のうちに不安を持つようになり(共依存)、依
存症者が依存物質を使い続けることを可能にしてしまう(イネイブリング)。
母子間に形成される絆をボンディングとよぶ。
78.a, d
反応性愛着障害は過度に抑制され、非常に警戒した、または両価的で矛盾した反応様式を示
す抑制型と、散漫な愛着の様式がみられ、無分別な社交性と適切な愛着対象を選ぶ能力の欠
如を示す脱抑制型の 2 つのタイプがある(専門医を p566)
79.?
いずれも正しいように思われるが…分かった人はメール下さい
80.c, e
a.家族も参加し体験談を話し、聴くことができる。
b.断酒会は自助組織であり、完全に平等の立場から交流する。
c.スタッフは全員薬物依存者である(全国ダルク HP)
d.記載見つからず
e.正しい