IMDSリリース6.0情報

International Material Data System
2008/4/15 (リリース 6.0: 2008 年 4 月 24 日より導入予定)
IMDSリリース6.0情報
1.全般(General)
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新しいバージョンをテストする前には、ブラウザのキャッシュを消去し、再起動をしてください。特定のペ
ージの表示に関するトラブルを回避する事ができます。
IMDS のログイン画面から直接 IMDS 使用条件を表示させ、確認することが可能となります。
画面上部に現在ログインをしているユーザーのユーザー名および所属している企業の名称と企業 ID が表示
されます。
コンポーネントの質量に入力可能な値の最大値が、1,000,000 kg (1,000 t)までに引き上げられました。
2. データシートのリリース日の表示(Display release date for MDSs)
データシート/モジュールはそれぞれ「作成日(Create Date)」、「確認日(Check Date)」、「リリース日(Release
Date)」という情報を含みます。これらの日付はデータシートの詳細タブに表示されます。また詳細タブからレ
コメンデーション画面に移ることが可能です。レコメンデーション画面からは、そのデータシート/モジュールが
リリースされた時点(「確認日」と関連付けられています)で有効であったレコメンデーションのバージョンをダ
ウンロードすることができます。
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: あり
プロセスには影響はありませんが、ダウンロードデータが変更されます。「作成日」および「確認
日」はダウンロードファイルの„MI“レコード、「リリース日」は“MC”レコードに追加されます。
3. データシートのチェック対象の拡張(Complete check of each data
sheet)
参照データシートや、既に完成版となっている自社データシートを公開や全送信する場合にこの機能が関係しま
す。
リリース6.0導入までは、データシートに含まれる部品の入力方法が最新のチェック基準に照らし合わせると既に
無効になっている場合であっても、完成版となっている自社のデータシートをさらに全送信することができます。
この仕様が変更され、全送信時点でのチェック基準が適用されます(例 質量/質量公差チェック)。
今後は参照されているデータに対して以下のチェックが実施され、場合によっては警告が表示されるようになり
ます。
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化学物質の含有率の範囲値の差が定められた値を超えない(リリース4.0でのデータの確認の拡張)
未指定物質に対する10%ルール
同一階層での異なるノードタイプ
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: なし
4. 受信データシートのチェック機能の導入(Allow MDS checks in
Incoming box)
送信先企業が、リリースチェック実行時に発生した警告を確認したいと考えた場合に有効な機能です。
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受信データシートのデータの確認によって、送信先企業は送信者が行ったものと同じデータの確認を行うこ
International Material Data System
とが可能となります。メッセージが異なる場合もありますし(機密扱いの物質が含まれる場合など)、データ
シートの送信日と受信データシートのチェック日が異なるためにリリースチェックの仕様が異なり、その結
果としてデータの確認結果が異なる場合もあります。
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データの確認はデータシートを承認する前に実行されます。エラーを含む受信済みデータシートを承認する
ことは今後はできなくなります。
公開データシートも同様にデータの確認することが可能です。
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: なし
5. IMDSのメッセージ機能をEメールで利用可(Add E-Mails to IMDS
messages)
標準的なEメールを利用したプロセスによって、既存のIMDSメッセージ機能が拡張されます。
既存のメッセージ機能に加えて、あるいは代替手段としてEメールを利用するメリットは以下の通りです。
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Eメールは各個人宛に送信されるよう設定できます。
EメールはIMDSとは別個にいつでも、何度でも確認することが可能です。
IMDSにログインをしていなくてもユーザーにはリアルタイムでメッセージが送信されます。
Eメールでは該当する状況が発生した日時を確認することが可能です。
企業単位あるいはユーザー単位で、誰がEメールを受信するのか、またどのような状況が発生したときにEメール
を受け取るのかを選択することが可能となります。
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: なし
6. FIAT-固有の拡張機能(Fiat specific enhancement)
サプライヤーコードの入力の有無に対するチェックが導入されます。また送信先情報画面に、同一のデータシー
トを示す Reference part number を 1 件または複数入力するための新しいフィールドが、FIAT の確認用に追加さ
れます。なお、IMDS リリース 6.0 において、この機能は Fiat Auto (企業 ID 1316)のみが対象です。
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: あり
アップロード:
a)新しい要素<MultiplePartsList>がChap4へ追加されます。この要素が意味する複数のpart
numberは現在"FIAT AUTO"のみが使用しています。またこれは必須ではありません。
b)データシートの送信先を"FIAT AUTO"に指定した場合、Chap4の'RecipSupplierCode' 属性は必
須となります。
ダウンロード('FIAT AUTO'のみ):
ダウンロードファイル'MDS specific' の'R'レコードに'Multiple part numbers'というフィールドが
追加されます。影響があるのは、自社への送信先情報に'Multiple part numbers' 属性を使用してい
る企業(現在は'FIAT AUTO'のみ)です。
7. 入力依頼機能における検索結果一覧の拡張(Enlarge result list in
Request function)
入力依頼機能において、検索結果を画面で確認する際の最大表示件数は従来どおり500件ですが、CSV形式で
のエクスポートを行うと全ての検索結果を確認することが可能となります。
International Material Data System
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: なし
8. 材料分類5.2選択時の追加画面の導入(Material Wizard for
Classification 5.2)
データ品質の向上のために、新たに材料分類5.2を選択した場合、材料記号を入力するための追加画面が表示され
ます。この画面は熱可塑性樹脂の材料分類である5.1aおよび 5.1b、そしてエラストマーの材料分類である5.3と
同様のものです。この追加画面はISO 18064 「熱可塑性エラストマー 用語と略号」に基づいています。
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: なし
9. 「追加サプライヤー」ボタンの撤廃(Disabling of function “Additional
Suppliers”)
編集モードの材料データシートへ追加サプライヤーを入力するためのボタンがなくなります。
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: なし
10. パスワードポリシーおよびパスワードリセットの変更(Stronger rules for
passwords/password resets)
リリース5.0以前は6文字以上の文字または数字を指定しましたが、新たに設定するパスワードは8文字以上12文
字以下(文字/数字/特殊文字)としなければなりません。
また、ご自分のユーザーID に対する新パスワードを受け取る場合、IMDS のログイン画面でご自分の E メールア
ドレスを入力する必要があります。
IMDS AI (Advanced Interface)との関連: なし
11. IMDS-AIの機能追加(オプション)(Further AI enhancements (optional
usage))
アップロード(2008/03/06 日本語参考訳訂正):
"BreakOnError" 属性を用いることで、エラー発生箇所以降のアップロードの処理を全て中止することができます。
ダウンロード:
"Classic Download"に 2 つの新しいファイルが追加されます。
追加されるのは 'Material Classifications' および 'Substance Applications Relations'です。これらの 2 つのファイ
ルはバッチクライアントでもダウンロードすることができます。
本資料に掲載されている情報および語句は開発段階のものであり、変更される可能性があります。
変更の際はIMDS公式ホームページに情報が掲載されます。