韓国からのホットニュース 2012. 3.13 No.1391 「 景 福 宮 」 (観光案内書より) 景福宮は、朝鮮王朝最高の法 宮です。 1395 年の太祖、李成桂が創 建、1592 年の朝・日戦争で焼失し ましたが、高宗の時である 1868 年に再建されました。 写真は、「守門将の交代儀式」 の 模 様 で す が 、 10 : 00 ~ 16 : 00 毎時 00 分に行われます。 為替レート 1 ドル=1,121.70 ウォン、100 円=1,364.60 ウォン。 三菱自動車、韓国市場に再進出 三菱自動車が今月 16 日に京畿道一山にある国際展示場のキンテックスでニューモデル(小型 SUV)を発 表し、韓国市場に再進出する。同社は 2008 年に韓国に進出したが、昨年 3 月に、輸入・販売を担っていた MMSK が販売不振を理由に、ディーラー事業を打ち切ったため、韓国市場から撤退した。三菱自動車の新 たなディーラーである CXC モーターズは新車の発売とともに三菱自動車の韓国内独占販売権およびアフター サービスに関するすべての事項を含んだパートナーシップを締結したと発表した。なお、CXC モーターズは、三 菱自動車以外にもクライスラー、キャデラック、プジョー、伊トラックメーカーのイベコなどのディーラー権を確保し て、市場領域を広げている。 KOTRA、日立造船を招待してグローバルパートナーシップ商談会を開催 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は、ソウル市瑞草区廉谷洞にある本社で、日立造船を招待してグロ ーバルパートナーシップ商談会を開いたと発表した。商談会には、韓国企業 69 社が参加し、船舶用エンジン 部品や、熱交換器、ボイラーなど 65 品目に関連する調達商談を行なった。日立造船からは調達戦略責任 者の本部長をはじめ、環境プラントと精密機械の担当部署の部長や実務担当者 15 人が訪韓した。船舶エ ンジンやボイラーなどを担当する系列会社 5 社の関係者も同行した。KOTRA 関係者は、この商談会を契機 に、日本のグローバル企業との協力事業をさらに拡大してゆく計画だ。調達商談だけでなく、研究・開発 (R&D)、技術ライセンス、韓日合弁投資など、多様な協力事業を支援するつもりだと述べた。 現代自動車、車両用半導体分野を強化 現代自動車グループは、車両用非メモリー半導体に対する研究力を強化するための専門法人をスタート させることにしたと発表した。これは使用用途が拡大しつつある車両用半導体分野で主導権を握るという意 志の表明であると見られる。このため、社員 100 人規模の既存の子会社「現代カーネス」の社名を「現代車 電子(仮称)」に変更し、現在は半導体分野の博士号の研究人員を大挙して採用している。スタート時期 は未定であるという。現代自動車は 2005 年に独シーメンスと合弁してカーネスを設立し、車両半導体の設計 事業を開始した。その後、2010 年にシーメンスの持ち分をすべて買い取って 100%子会社とし、社名を「現代 カーネス」に変更した。新法人は現代カーネスの業務を拡大・深化することを基本とする。しかし、将来には半 導体と電装部品の設計、製造、および関連ソフトウェア開発の分野に事業を拡大する、と関連業界では見 ている。 現代重工業の船舶引き渡し実績、世界で初めて 1 億トンを突破 現代重工業は、慶尚南道蔚山の本社で「船舶引き渡し 1 億トン達成記念式」を開いたと発表した。この ような大記録を樹立したのは同社だけであるという。同社は、1972 年の創業以来 40 年間、49 ヶ国の 285 の 船会社に計 1805 隻(1 億 717 万トン)の船舶を引き渡した。引き渡し先としては、ドイツが 210 隻と最も多く、 ギリシャ(209 隻)、日本(116 隻)、デンマーク(96 隻)、アメリカ(85 隻)の順であった。船種別では、コンテナ船 が 510 隻、タンカーが 351 隻、バルク船が 342 隻、石油精製品運搬船が 124 隻、液化石油ガス(LPG)運 搬船が 109 隻であった。なお、同社は、蔚山と群山(全羅北道)に 11 のドックがあり、年間 100 隻以上を建 造している。年間建造量は最大 1300 万トンで、世界最大規模である。 韓国の輸出企業、東日本大震災で間接的利益 大韓商工会議所は、最近、輸出企業 368 社を対象にして調査した結果、東日本大震災による間接的 な利益として、回答企業の 32.1%が「日本製品と競合する海外市場への輸出拡大」を挙げたと発表した。 次いで、日本への輸出拡大(28.0%)、日本企業の韓国への投資拡大(21.2%)、外国企業の韓国への投 資拡大(17.9%)などの回答があった。実際、昨年の韓国の日本向け輸出は大幅に増加した。前年比の対 日輸出増加率は、2010 年に 29.4%に止まったが、昨年は 40.9%であった。対日貿易収支の赤字規模も、 2010 年の 363 億ドルから昨年は 280 億ドルに縮小した。 今年の対日輸出環境が「改善される」(23.9%)と いう回答が「悪化する」(13.0%)という回答より多かった。また、対日輸出に最も影響を与える要因としては、 「不安定な円相場」(32.6%)や「日本内需市場の低迷」(32.3%)、「日本市場内での競争激化」(16.6%) などが挙げられた。 年俸制実施企業の退職金中間精算を制限 雇用労働部は、「勤労者退職給与保障法」施行令および施行規則全部改正案を立法予告した。昨年 7 月に法律が改正され、大統領令で定めた事由があるときだけに退職金の中間精算を許容するようになった が、今回の施行令では、△本人名義の住宅購入、△本人および扶養家族の 6 ヶ月以上の療養、△最近 5 年以内に破産宣告および個人再生手続の開始決定、などのときに中間精算が可能になるようその許容事 由を明確にした。また、無住宅勤労者が傳貰(チョンセ)資金(当該事業場で 1 回に制限)が必要とする場 合や、賃金ピーク制の適用を受ける場合にも中間精算が可能になるようにした。なお、傳貰は、毎月の家賃 の支払わず、一定の金額を不動産の所有主に預けて、一定期間その不動産を借りることである。今回の改 正により、年俸制を実施するときは 1 年単位の中間精算が制限され、事業主が任意で中間精算を実施す ることが禁止される。外資系など一部企業では、退職金の積立負担を避けるため、事業主が 1 年単位で中 間精算をしたり、任意に給与と退職金を区分せずに給与の細部項目に退職金を含めたりするケースもあった が、これからはそれが不可能になる。 以上。カムサ・ハムニダ
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