平成28年3月18日 組合員各位 情報通信システム協同組合 代表理事 甲斐啓二 『ETC2.0』対応車載器へのご検討比較案 拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は、当組合を御利用いただき心より御礼申し上げます。 さて、ETC コーポレートカード(車両限定の緑色のカード)をご利用の皆様には本年1月の請求書に同封してご案内致しました 通り、国交省は平成28年4月1日からETC2.0※1 対応の車載器搭載車両を条件に補正予算を利用し、現在のETCカード割引を 平成29年3月末まで継続する旨を発表しました。 先日、東日本高速道路㈱(ネクスコ東日本)からも3月14日付で正式な通達が届いております(別紙参照)。 しかし、ネクスコによる経過措置として従来のETC車載器搭載車両も一定期間は現行の割引が継続されますが、現段階では 経過措置の期間は6ヶ月との見通しであるため、半年後の10月からはETC2.0非対応車両におきましては、激変緩和措置として の国費約10%相当額分が現行の割引より下がる見込みです。 利用によっては、1台ごとに割引のメリットが出る車両や出ない車両もありますので、助成金をうまく利用しながら、かかる 費用(ETC2.0対応車載器本体価格、取付工賃、セットアップ料金)に対し、下記の金額等を参考に購入すべきかの判断材料に していただければと思います。 また、この割引を継続して受けるためには、ネクスコに対し変更の手続きが必要なため、ETC2.0対応車載器を取付けされた際、 当組合にご連絡の上、必ずそのセットアップ証明書をFAXやメールで送信いただきますようお願い致します。 <ETC2.0車載器の価格> ETC2.0の車載器は、品薄との声も聞こえますが、メーカー・機種・性能などにより価格は 若干異なり、1台当たり約4~6万円と思われます。 ※詳しくは、販売店やメーカー(デンソー・パナソニック・カー用品店・ディーラー)にお問い合わせ下さい。 <ETC2.0車載器購入の助成金> ①ネクスコ 3社及び高速道路保有・債務返済機構から1台当たり1万円(先着数十万台規模) ②公益社団法人全日本トラック協会から1台当たり4千円(先着50万台分) ※詳しくは、上記①.②にお問い合わせください。 つきましては、〈裏面〉に具体例を記載しております。 ネクスコの経過措置が6ヶ月間で、激変緩和措置としての国費約10%相当額分が平成29年3月31日で終了した場合を具体例①と し、もしそれ以降も継続(もう1年延長)される場合は具体例②としておりますので、参考までにこちらも合わせてご覧下さい。 敬具 ※1 【 ETC2.0 】とは ・・・ 道路側のアンテナであるITSスポット(全国1,600ヶ所)との高速・大容量・双方向通信による世界初の路車 協調システムを採用。 今までのETCの高速道路利用料金収受だけではなく、渋滞回避、安全運転支援、災害時支援といったドライバーに とって有益な情報を提供する次世代型サービス。 対応カーナビやスマートフォン等にも連動可能。 具体例 ① ・・・ ネクスコによる経過措置が6ヶ月(平成28年9月30日迄)で、 10%相当額が平成29年3月31日で終了した場合 ■車輌1台当たりの6ヶ月間の平均割引対象額(高速国道)が約10万円のケース 年月日 H28.10 H28.11 ~ H29.2 H29.3 合計(万円) 割引対象額 10 10 ~ 10 10 60 ETC2.0非対応型の割引額 2.55 2.55 ~ 2.55 2.55 15.3 3.5 3.5 ~ 3.5 3.5 21 0.95 0.95 ~ 0.95 0.95 5.7 ETC2.0の割引額 差額 お得になる ケース ※上記の場合、半年間でETC2.0車載器利用とETC2.0非対応車載器利用の割引額の差が約5.7万円となるため、 10万円以上利用される車輌はETC2.0車載器にされる方がお得になるかと思われます。 ■車輌1台当たりの6ヶ月間の平均割引対象額(高速国道)が約4万円のケース 年月日 H28.10 H28.11 ~ H29.2 H29.3 合計(万円) 割引対象額 4 4 ~ 4 4 24 ETC2.0非対応型の割引額 0.75 0.75 ~ 0.75 0.75 4.5 1.1 1.1 ~ 1.1 1.1 6.6 0.35 0.35 ~ 0.35 0.35 2.1 ETC2.0の割引額 差額 微妙な ケース ※上記の場合、半年間でETC2.0車載器利用とETC2.0非対応車載器利用の割引額の差が約2.1万円となるため、 ETC2.0車載器取付等の費用によってはお得にならない場合もあります。 具体例 ② ・・・ ネクスコによる経過措置が6ヶ月(平成28年9月30日迄)で、 10%相当額が平成30年3月31日まで継続になった場合 ■車輌1台当たりの18ヶ月間の平均割引対象額(高速国道)が約4万円のケース 年月日 H28.10 H28.11 ~ H30.2 H30.3 合計(万円) 割引対象額 4 4 ~ 4 4 72 ETC2.0非対応型の割引額 0.75 0.75 ~ 0.75 0.75 13.5 1.1 1.1 ~ 1.1 1.1 19.8 0.35 0.35 ~ 0.35 0.35 6.3 ETC2.0の割引額 差額 お得になる ケース ※上記の場合、1年半でETC2.0車載器利用とETC2.0非対応車載器利用の割引額の差が約6.3万円となるため、 ETC2.0車載器取付等の費用によってはお得になるかと思われます。 平成 28 年 3 月 14 日 お 客 様 各 位 東日本高速道路株式会社 北海道支社 平成 28 年 4 月 1 日からの ETC コーポレートカードの割引について 平素より、ETC コーポレートカードをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 さて、平成 28 年 4 月 1 日からの ETC コーポレートカードの割引について、下記の通り変更となります ので、お知らせいたします。 1. 平成 28 年 4 月 1 日以降の割引内容 車両単位割引 自動車 1 台ごとの 1 ヶ月の高速国道のご利用額 割引率 5 千円を超え、1 万円までの部分 10%(※20%) 1 万円を超え、3 万円までの部分 20%(※30%) 3 万円を超える部分 30%(※40%) ※は、激変緩和措置の割引率です。 (平成 29 年 3 月 31 日まで) ※は、ETC 2.0 対応の車載器搭載車両に限り適用されます。 なお、経過措置として、平成 28 年 4 月 1 日以降、一定期間は従来の ETC 車載器搭載車両にも適用します が、経過措置終了時期などの詳細につきましては、関係機関と調整のうえ、決まり次第お知らせ致しま す。 今後とも、高速道路等をご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 2. お問合わせ先 東日本高速道路株式会社 北海道支社 大口・多頻度窓口(料金サービス課内) TEL 011-896-5315 お問い合わせの受付時間/9時~18時(土・日・祝日を除く平日) 以 上
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