ソフトウェア設計法

授業科目
ソフトウェア設計法
(2330)
対 象 学 科
学年 必・選
( E ) 電気情報工学科
4年
必修
(情報工学コース)
釜谷 博行 (教授)
担当教員
H26
Software Design
単位数
授業方法
開講形態
授業時間数
1
講義
前期 週 2 時間
30時間
【 授業の目標 】
電気情報工学科ではデジタルハードウェアとソフトウェアに関する広範囲な専門知識や技術の修得を目標とし
ている。情報処理の対象となる問題はさまざまで,問題に応じた解法を考えなければならない。これには,プログ
ラムを書く前段階として,コンピュータによる処理の手順をどのようにするのか(アルゴリズム),またそれにともなっ
てデータをどのような形式でコンピュータのメモリ内に格納し処理するのか(データ構造)を工夫する必要がある。
本科目では効率的なプログラムを開発する上で大切な「アルゴリズムとデータ構造」の知識および技術の習得を
目指す。また、情報システムの開発モデルについても触れる。
【 授業概要・方針 】
効率的なプログラムを書くための「アルゴリズムとデータ構造」の基本的事項(ソーティング,探索,リスト構造,
木構造,スタック,キューなど)に焦点を絞り講義し,理解を深めるためにパソコン室でC言語によるプログラミング
演習も取り入れながら学習する。
【 履修上の留意点 】
・プログラミングを行うため,3 学年までに習得した C 言語の文法をすべて復習すること。
・授業時間の制約から演習に十分な時間をかけられない。放課後などを用いた積極的な演習が望まれる。
・インターネットのホームページ上にサンプルプログラムがあるので,適宜ダウンロードして実行してみること。
授
業
計
画
時間
( 前 期 )
授
業
内
容
第 1 回
第 2 回
第 3 回
第 4 回
第 5 回
第 6 回
第 7 回
第 8 回
第 9 回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
ガイダンス,コンピュータ基本操作
各種アルゴリズムの紹介,演習
アルゴリズムとその計算量,プログラミング演習
構造体,メモリ管理関数
基本的なデータ構造(リストとその実現方法)
基本的なデータ構造(スタック,キュー)
プログラミング演習
(中間試験)
試験の解説,再帰呼び出し
プログラミング演習
基本的なデータ構造(グラフ,木と2分木),木のなぞり
順序つき集合の処理,ヒープ
ヒープの実現
情報システムの開発モデル
(期末試験)
期末試験の答案返却とまとめ
第 15 回
八戸高専目標
学 習 ・教 育 到 達 目 標
到
達
項
目
評
価
方
法
使用教科書・教材
参 考 図 書 等
関 連 科 目
同上関与割合%
(A)
計
(B-1)
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
30
(B-2)
100 ( )
(C-1)
(C-2)
(D)
JABEE 目標
◎
(d-1)
○
・データ構造やアルゴリズムの考え方を正しく理解し,説明できること。
・C言語を用いてデータ構造およびアルゴリズムを実現できること。
・情報システムの開発モデルに関するさまざまな用語について説明できること。
定期試験 80 点,プログラム課題およびレポート 20 点として評価を行う。答案は採点後返却
し,達成度を伝達する。総合評価は 100 点満点として,60 点以上を合格とする。
Cによるアルゴリズムとデータ構造,茨木俊秀 著,昭晃堂 / 教員作成プリント
プログラミングの宝箱 アルゴリズムとデータ構造,紀平・春日共著,ソフトバンク
1 学年:プログラミングⅠ,2 学年:プログラミングⅡ,卒業研究(情報系)