平 成 1 6 年 度 事 業 報 告 書 平成16年度財団法人京都産業21事業報告 我が国経済は、金融機関における不良債権処理が概ね峠を越え、前年度に引き続き 好調な輸出や積極的な設備投資が牽引役となって、景気の回復傾向を示していたが、 後半は輸出の伸び悩みや相次ぐ自然災害の影響もあり、やや足踏みの状態となった。 そのような状況のもとで、京都の中小企業では比較的好調を維持した自動車関連や 精密機器関連に対して、メーカーの在庫調整の影響を受けた電気製品関係や依然とし て厳しい状況にある織物関連など業種間の格差や経営努力を反映した企業間格差が明 らかになってきている。 当 財 団 で は 、平 成 1 4 年 度 に 定 め た「 基 本 理 念 」、平 成 1 5 年 度 に 定 め た「 中 期 計 画 」 をベースに京都の中小企業の経営革新、新事業・新産業の創出を重点として活動して きた。 平成16年度には、 ① 「 産 学 公 連 携 推 進 」、「 企 業 連 携 支 援 」、「 試 作 産 業 の 育 成 」の 3 分 野 に つ い て 、 横断的なチーム編成を行い、またグループ制を導入して財団を挙げての取組を 強化 ② 京都におけるベンチャー創業の強力な金融支援策となる「京都企業創造ファ ンド」への積極的参画 ③ 多くの理工系・医科系大学や医療関係企業の連携のもとに次代の医療を担う 新たな産業の創出に向けた「京都次世代医療研究会」の活動支援 などを行うとともに、販路を拡大し、経営力を一層強化するため、 ④ 「 京 都 ビ ジ ネ ス 交 流 フ ェ ア 2005」 の 大 幅 な 拡 充 、 KIIC 会 員 の 研 究 会 で あ る 「 Kyoohoo!?」 の 「 ニ ュ ー ヨ ー ク 国 際 ギ フ ト シ ョ ウ 」 へ の 出 展 支 援 ⑤ 経営の根幹である人材を育成するため、昨年度に事業化した「人づくり塾」 の活動強化 ⑥ 地域のまちづくり活動とも連携して商業者や商店街を支援していく「意欲的 商業者グループ支援事業」の実施 な ど に 取 り 組 ん で き た 。こ の よ う な 活 動 を 通 し て 財 団 の 特 定 顧 客 で あ る 中 小 企 業 は 1 , 2 7 1 社 と な っ た ( 中 期 計 画 目 標 数 1 , 2 7 0 社 )。 この間、当財団がこれまで積極的に活用し、財団の多方面にわたる事業展開の促進 力ともなってきた公的支援制度の点検・見直しが進められてきており、また中小企業 の事業分野や経営方式の変革も更に進展するものと見込まれる。このため、財団は組 織の機能性と京都の中小企業の可能性を切り拓く先導性とを一層高め、時代の要請に 応える中小企業の振興財団としての役割を的確に果たしていくこととする。 -1- 財団の運営 1 2 3 理事会の開催状況 ○ 第9回 平成16年6月17日 リーガロイヤルホテル京都 ・平成15年度(財)京都産業21の事業報告について議決を求める件 ・平成15年度(財)京都産業21の収支決算の議決及び監査報告の件 ・(財)京都産業21処務規定の一部改正について議決を求める件 ・(財)京都産業21会計規程の一部改正について議決を求める件 ・(財)京都産業21職員給与規程の一部改正の専決処分について同意を求める件 ・(財)京都産業21旅費規程の一部改正の専決処分について同意を求める件 ・(財)京都産業21運営会議委員の辞任に伴う委員選出の件 ○ 第 10 回 平成17年3月8日 リーガロイヤルホテル京都 ・(財)京都産業21寄附行為の一部改正について議決を求める件 ・平成16年度(財)京都産業21収支補正予算(案)について議決を求める件 ・平成17年度(財)京都産業21事業計画(案)について議決を求める件 ・平成17年度(財)京都産業21収支予算(案)について議決を求める件 ・平成17年度(財)京都産業21事業に係る長期借入金について議決を求める件 ・(財)京都産業21運営会議委員の辞任に伴う委員選出の件 ○ 第 11 回 平成17年3月8日 リーガロイヤルホテル京都 ・(財)京都産業21の理事長、副理事長、専務理事及び常務理事の選出について 運営会議の開催状況 ○ 第9回 平成16年6月3日 京都府産業プラザ 2階 ・(財)京都産業21の理事の選任を求める件 ○ 第 10 回 平成16年6月24日 リーガロイヤルホテル京都 ・平成15年度(財)京都産業21の事業報告について同意を求める件 ・平成15年度(財)京都産業21の収支決算について同意を求める件 ○ 第 11 回 平成17年3月3日 (財)京都産業21会議室 ・(財)京都産業21の役員の選任を求める件 ○ 第 12 回 平成17年3月17日 リーガロイヤルホテル京都 ・(財)京都産業21寄附行為の一部改正について議決を求める件 ・平成16年度(財)京都産業21収支補正予算(案)について同意を求める件 ・平成17年度(財)京都産業21事業計画(案)について同意を求める件 ・平成17年度(財)京都産業21収支予算(案)について同意を求める件 ・平成17年度(財)京都産業21事業に係る長期借入金について同意を求める件 監査の実施 平成16年5月28日 4 (財)京都産業21会議室 監事監査(財団監事)及び業務指導監査(京都府商工部) 広報活動等の実施 (1) アクティブサポート京都(受発注ニュース)の発行 <毎月 1 回 各4,500部発行> 財団の情報発信力を強化するため、「アクティブサポート京都」として統合し、毎月定期発刊 するとともに、内容を充実。 -2- (2) 「開発製品・技術ガイドブック KYOTO」作成 府内中小企業が開発した製品や独自技術の販路開拓のため,その内容を掲載したガイドブック を CD―ROM 化し作成、全国メーカー等に広く配布。 ・掲載企業 97 社(141製品・技術) ・製作数 1,500枚 5 (3) 情報誌「まいんどkyoto」の発行(年 6 回奇数月、4,000 部/回) あきんど講座講演録、繁盛店、京都産業に貢献した人々等の紹介 (4) 当財団を総合的に紹介するパンフレット「財団法人京都産業21」の発行(5,000 部) (5) 財団ホームページによる情報発信 アクセス数:466,462 件、月平均 38,872 件 職員研修等 ○ 職員研修 ○ 派遣研修 ○ スキルアップ研究会 6 ・人権問題職員研修 2回 ・健康管理セミナー ・事業団研修等へ職員を派遣 8回(延べ8人) ・職員を講師として研究会を開催 12回 新春賀詞交歓会 ○ 開 催 日 ○ 場 所 ○ 参加者数 平成17年1月14日 京都ブライトンホテル 232人 -3- 2回 経営基盤の強化 1 販路開拓・マーケティング支援 企業訪問やインターネットの活用などの機会を通じて府内中小企業の受注確保、販路拡大に努める とともに、生産技術の向上、人材育成、国際化への対応、小規模企業者等の設備投資の拡充など、経 営基盤の強化を支援した。 (1) 受発注取引あっせん ○登録企業数 区 分 発注企業 受注企業 合 計 16 年 4 月∼17 年3月 新規登録数 登録取消数 775(236) 32(11) 21(10) 2,493 (74) 40(0) 49(1) 3,268 ( 310) 72(11) 70(11) 前年度末 3月末現在 ( 786 (237) 2,484( 73) 3,270(310) )は他府県分で内数 ○受発注申出・あっせん件数(4 月∼3月) ○相談件数(4 月∼3月) 区 分 発注申出件数 受注申出件数 あっせん件数 取引成立件数 当初成約金額 件数・金額 267件<311件> 533件<322件> 1,962件<411件> 132件<133件> 132,030千円 <139,258千円> 区 分 取引あっせん相談 経 営 相 談 技 術 相 談 苦情・紛争相談 そ の 他 合 計 件 数 1,474<1,178> 895<1,003> 229< 117> 34< 47> 477<215> 3,109<2,560> < >内は、前年度の数 ・ 平成 11 年 3 月からインターネットによる受発注取引情報提供システム(BPNet) を構築し、受注確保に努めた。(平成 16 年度末現在 登録企業数 1,344社) ○ 「改正下請代金支払遅延等防止法講習会」の開催 改正法の平成16年4月 1 日施行を受けて、追加された適用業種の一つである情報シス テム業を対象として、下請取引の適正化及び下請事業者の利益保護に関する講習会を開催 した(出席者22名)。 ○ 無料法律相談 毎月第2火曜日に顧問弁護士による無料法律相談を設け、下請取引に係る苦情や法の解 釈等の相談に応じた(相談件数 16 件)。 (2) 商談会、展示会の開催等 府内中小企業者の新規顧客の開拓及び自社ブランド製品や新技術を活用した部品等を積極的 にPRするため、当財団主催商談会をはじめ各地で開催される商談会、展示会、見本市への出展 を支援した。 ○ 京都ビジネス交流フェア 2005 の開催 府内中小企業の製品・技術の展示、発注メーカー等との商談など新規取引先開拓の場と しての「ビジネスパートナー交流会」 「ものづくり」「国際化」「IT」をテーマとした各種 セミナーによる「京都ビジネス交流フェア 2005」を開催した。 -4- 開催日 出展企業数 151 社 6 グループ 19 大学、9 支援機関 2 月8日∼9日 来場者数 商談件数 5,200名 1,615 件 ○ 中小企業総合展2004 経済産業省中小企業庁が主催する「中小企業総合展2004」に参画し、府内中小企業 による製品・技術の展示及び販路開拓を支援した。 会場 開 催 日 出展企業数 東京 9 月 29 日∼10 月 1 日 大阪 10 月 27 日∼10 月 29 日 10 社 1グループ 9社 1グループ 商談件数 成約件数 91 件 6件 41 件 5件 ○ 地域見本市出展等支援事業 府内中小企業の製品・技術の展示・紹介、販路開拓を進めるための「ビジネスシヨウ OSAKA 2004(主催:(社)日本経営協会・大阪商工会議所)」への出展を支援した。 開 催 日 出展府内企業数 6 月 2 日∼4 日 商談件数 4社 327件 成約件数 10件 ○ 展示会出展費用の助成 府内中小企業者(団体)が出展した展示会に係る費用の一部を助成した。 ・助成企業 1 社 1 グループ (3) 調査・情報の提供等 〇 受発注企業動向調査 受発注取引あっせん業務を円滑かつ効率的に推進するため、発注企業、受注企業の動向 を調査・分析し、調査結果を関係企業に配布するとともに、マスコミ等を通じて広報した。 <発注動向調査> 回数 第1回 調査時期 平成 16 年3月末現在 第2回 平成 16 年9月末現在 調査対象 財団登録発注企業 134 企業 財団登録発注企業 134 企業 回答企業 67 企業 回収率(%) 50.0 83 企業 61.9 調査対象 回答企業 212 企業 218 企業 217 企業 213 企業 回収率(%) 70.7 72.7 72.3 71.0 <受注動向調査> 回数 調査時期 第 1 回 平成 16 年 6月末現在 第 2 回 平成 16 年 9月末現在 第 3 回 平成 16 年 12 月末現在 第 4 回 平成 17 年 3月末現在 財団登録受注企業 300 企業 -5- 2 経営・技術力の向上 (1) 経営・技術研修 中小企業の管理者、技術・技能者の能力向上を目的に関係機関と連携して10課程の研修事業 を実施した。 実施機関 研修課程 開催時期 管理者研修(後継者育成研修) 3月 3 回/3 時間 管理者研修(経営戦略の習得) 11 月 2 回/ 6 時間 10 月∼11 月 2 月∼3 月 8 月∼12 月 4 回/12 時間 6 回/24 時間 36 回/72 時間 22 名 11 名 13 名 9 月∼11 月 10 回/42 時間 10 名 10 月∼11 月 10 月∼12 月 12 月∼1 月 15 回/66 時間 17 回/46 時間 8 回/20 時間 107 回/309 時間 12 名 12 名 10 名 130 名 財団北部支所 デザイン(色彩の基礎から色彩計画まで) 技術者研修(繊維機械管理) 綾部鉄工工業(協) 機械(製図技法、電装知識) 機械加工 丹後機械工業(協) (社)京都工業会 2月∼3月 (マシニングセンターによる高速加工技術) 電子回路(回路の基礎と応用) 機械設計(実用機械設計) 機械製図(製図の基礎とその応用) 合 計 (2) 受講者 17 名8 名 名 15 管理者研修(経営戦略の習得) 財団本部 日数/時間 6 回/18 時間 脱下請、自立化への支援 企業体質の強化や脱下請・自立化をめざす企業グループに対して、講習会、研修会を開催した。 ○ 企業グループ支援のための講習会・研究会の開催 開催日 11 月 25 日 3月8日 3 月 29 日 8月3日 9月3日 9 月 17 日 8 月 17 日 8 月 24 日 9 月 21 日 ○ 内 容 講 師 参加者数 メディア業界の現状と課題、 株式会社エフエム京都 将来の方向 代表取締役 大秦建一氏 わが社の経営方針 山本精工株式会社 代表取締役副社長 山本昌作氏 27 名 私の経営理念 夢ビジョン 21 名 ビービーネット株式会社 代表取締役 田中英司氏 新事業創出研究交流会誘眼 京都工芸繊維大学 分科会 助教授 小山恵美氏 株式会社ベックトニワン・創継塾 経営基盤強化研究会 代表取締役 橘 眞澄氏 ∼次世代経営者のレベル アップと営業力の強化 ∼ 能力開発のための基礎講座 ニューリー株式会社 代表取締役会長 新井春雄氏 22 名 参加企業 6社 参加企業 10 社 自立化支援 開催日 10 月 7 日∼ 3月 11 日 (計8回) 内 容 講 企業存続の道 ∼自立のすすめ∼ 師 株式会社最上インクス 代表取締役 鈴木三朗氏 (3) 参加者数 参加企業 30社 企業連携推進チームによる支援 平成 15 年度までの新事業創出交流研究会の支援活動を 16 年度は「企業連携推進チーム」の 活動とし、より多くの財団職員が参画するとともに、交流研究会活動の中で芽生えた連携活動の -6- 支援を進めた。 ○ 「京NBC(ニュービジネスサークル)」への支援 「京都発の面白い夢の実現」をテーマに、12 社で組織された企業グループ の自主的な 活動を支援した。 ○ 「誘眠」をテーマとする企業連携(5社)への支援 「自動睡眠記録システム」の開発についての新連携対策委託事業(近畿経済産業局)の 採択、京都工芸繊維大の協力のもとに行われた記録システムの実機テストやマーケットリ サーチを支援した。 (4) 技術顕彰(京都中小企業技術大賞等)の実施 技術開発に成果を挙げ京都産業に貢献した中小企業及び技術者の功績をたたえ、府内中小企業 による新製品・新技術の開発意欲を高めるため、 「技術顕彰委員会(委員長:近藤文治京都大学名 誉教授)」で審査・推薦された7企業・24名を2月8日に開催の「京都技術フォーラム」にお いて表彰した。 表彰区分 京 都中 小企業 技術大賞 京 都中 小企業 優秀技術賞 京 都中 小企業 優秀技術者賞 企業名 表彰対象となった開発技術・製品 ㈱エナミ精機 多品種混流生産/瞬時切替プレスラインの開発 ㈱片岡製作所 ハイブリッド LDYAG レーザー装置 KLY-HP300β 京都電子工業㈱ カールフィッシャー水分計、電位差自動滴定装置 ㈱ソフィア・クレイドル 携帯ソフト圧縮ツール Sophia Compress ㈱大日本精機 自動溶出試験機 ㈱マエダ・スーパー・テク ノ 大豆粉末加工及び粉末大豆 ㈱ミツワ製作所 MITSUWA リサイクラー(プラスチックフィルム再生機) 開発に直接携わった技術者 24 名 (5) 専門家派遣 財団に登録した民間専門家(147 名)を 73 企業/348 日派遣し、中小企業に対する診断・ 助言を行った(※15年度 65 企業/383 日)。派遣先企業は製造業が60%近くを占め、経営 革新に関する内容が 95%を占めている。 <参考>16年度専門家登録状況・登録 146 名 + 追加登録 1 名 = 147 名 法律 知的所有権 創業・ベンチャー 資金調達・株式公開 財務・税務 労務・人材開発 国際ビジネス (6) 5人 6人 6人 2人 11人 10人 4人 経営全般 経営戦略・マーケティング 情報システム 環境管理 品質管理 生産管理 技術(機械) 14人 17人 12人 9人 10人 2人 10人 技術(金属) 3人 技術(化学) 7人 技術(電気・電子) 4人 技術(食品) 2人 技術(繊維) 3人 デザイン・店舗設計 10人 合 計 147 人 相談窓口事業 ○ 経営支援相談員の配置、専門家特別相談日の開設 中小企業からの様々な日常的な相談に対応し、支援活動の拠所としての機能を高めるため、 経営支援専門員を週 4 日間委嘱し、また毎週木曜日には専門家(3 名が交代対応)による「専 門家特別相談日」を開設した。 -7- 経営支援相談員 担当者 開設日数 江川宗治(元村田製作所生産技術部次長) 週4日 相談件数 68 件 西村卓(㈲アイディール取締役) 専門家特別相談 員 42 件 44 日 安田徹(安田徹事務所所長) 106 件 山崎忠夫(㈱ザ・ブレーン代表取締役) 36 件 28 件 ○ 一般相談事業 相談事業は、延べで、3,004 企業、3,745 件の相談があった。業種別には、製造業 61.6%、 と最も多く、次いでサービス業 15.4%、小売業 4.9%となっている。相談内容は、マー ケティング(取引斡旋を含む)20.6%、経営全般 17.4%、IT化 10.4%が上位を占め、ほ か技術 6.5%、資金調達 5.7%等となっている。 相談企業数 製造業 1,850 (61.6%) 3,004 相談内容 3,745 3 経営全般 653 (17.4%) IT 390 (10.4%) 内 建設業 50 (1.7%) 卸売業 59 (2.0%) マーケティング゙ 771 (20.6%) 取引適正化 64 (1.7%) 資 金 213 (5.7%) 事業提携 91 (2.4%) 訳 小売業 147 (4.9%) 内 訳 法 律 労 務 34 123 (0.9%) (3.3) 会社設立 省エネ 41 2 (1.1%) (0.1% ) サービス業 463 (15.4%) 税 務 5 (0.1%) ISO 21 (0.6%) その他 435 (14.4%) 技 術 245 (6.5%) 特 許 72 (1.9%) ビジネスプラン 76 (2.0%) その他 944 (25.3%) 国際化支援 今年度新たに「海外ビジネスサポートセンター」 (ジェトロ京都情報デスク)を開設し、専門相談員 による貿易、海外投資に係る相談及び情報提供事業を実施した、日々の各種相談のほか、貿易セミナ ー、貿易講座等を開催するとともに、4カ国、10 回にわたる使節団の訪問を受けた。 ○ 相談件数 ○ セミナー・講演会の開催 開催日 157 件(来訪者数 116 名) 内 容 講 師 6 月2日、 9日、 貿易実務講座 勝田英紀 氏 16 日 (ジェトロ認定貿易アドバイザー) 7 月 16 日 開 発途上国技 術者研修制 度説明 会 (AOTSと共催) 10 月 4 日 「中国の通関事情」 12 月 7 日 「拡大 EU とビジネスチャンス」 2月9日 清水英明 氏 国際化セミナー ①転換期を迎えた中国でのマーケ ((独)中小企業基盤整備機 構経営支援専門員) ティング戦略 2 月 17 日 岩見辰彦 氏 (東京倉庫協会 常務理事) 久保広正 氏(神戸大教授) 成田力 氏(ビジネスコンサルタント) ②中国ビジネスの与信管理と債権 牧野和彦 氏 回収 (ナレッジマネジメントジャパン㈱代 表取締役) AFTA 時代到来による ASEAN の新 米谷博 氏 たなビジネスチャンス (貿易投資相談センター投資アド バイザー) -8- 参加者数 延べ 243 人 30 名 124 名 43 名 132 名 32 名 4 設備投資の支援 小規模企業者等の設備導入を支援するため、設備貸与に取り組んだ。企業の設備投資意欲は比較的 活発な状況がうかがえるものの、小規模企業者を取り巻く環境は依然として厳しく、16年度は件数 こそ微減に止まったが、金額は17%の減少となった。 <決定状況> 区 分 割 賦 リース 計 5 (単位:千円) 件 平成 16年度 数 金 額 29 328,247 6 71,713 35 399,960 件 数 27 9 36 平成15年度 金 額 363,290 123,060 486,350 商業活性化支援 (1) 商店街等活性化助成の実施 ○ 中心市街地商業活性化推進事業 中心市街地の活性化に取組む「まちづくり機関(TMO)」等が実施する各種事業に助成 した。 助 成 事 業 名 コンセンサス形成事業 広域ソフト事業 事業設計・システム開発事業 計 件数 2 1 1 4 助成額 2,700 千円 3,000 千円 2,200 千円 7,900 千円 ○ 京の商店街チャレンジ 21 事業 地域と連携し、まちづくりの視点に立った商業活性化を目指すチャレンジ精神溢れる商店 街の取組に助成した。 助 成 事 業 チャレンジ事業 地域資源活用事業 エコ対応事業 商店街広域連携事業 計 ○ 名 助成額 12,000 千円 16,800 千円 1,000 千円 5,000 千円 34,800 千円 意欲的商業者グループ支援事業 商店街や先進的な小売商業の個店グループが取り組む意欲的事業に助成した。 助 成 事 業 名 魅力ある店舗づくりの調査研究 観光商業ブジネスプランの策定事業 商店街集客イベント・地域連携イ ベントの開催 計 (2) 件数 7 10 1 3 21 件数 2 2 助成額 1,100 千円 1,200 千円 5 1,800 千円 9 4,100 千円 小売商業者に対する相談及び情報提供事業 ○ 商業アドバイザーによる活性化相談 -9- 7 件(IT活用等) ○ 「あきんど講座」 テーマ 繁盛店は仕入代行店 売上げアップの接客法 講 師 開催日 疋田文明 氏(元気塾主宰・経営ジャーナリスト) 4 月 23 日 本田妃世 氏(㈱ウイズネス代表取締役) 5 月 17 日 菓子田圭子 氏(㈱ウイズネス) ふろしきと暮らしの文化 森田知都子 氏(ふろしき研究会 代表) 5 月 26 日 商業を志す人へ 細井百合子 氏(鎌谷中もえぎグループ) 6 月 23 日 山下幸徳 氏(はちぼく屋) 感性マーケティング 植田真司 氏(ニーズ創造研究所 代表) 9 月 14 日 手描きPOP「売れる POP 中田かつみ 氏(デザイナー) 9 月 22 日 の描き方(入門編) 」 高木唯可 氏(イラストレーター) 手描きPOP「売れる POP 中田かつみ 氏(デザイナー) 9 月 28 日 の描き方(応用編) 」 高木唯可 氏(イラストレーター) 売上げにつながるふろっし 森田知都子 氏(ふろしき研究会 代表) 10 月 13 日 きの技 元気なお店は個店力! 金田晃 氏(エスピーケイ研究所 所長) 2月7日 千客万来への接客法 井尾眞紀子 氏(優紀サポートシステム 2 月 23 日 代表) 計 10 回 6 参加者 94 名 76 名 49 名 65 名 90 名 29 名 15 名 24 名 37 名 164 名 643 名 ○ ビデオライブラリー(貸出用テープ5,397本) 平成16年度貸出実績1,468本 ○ 京の空き店舗情報及び展示会・セミナー情報の提供 毎月末に更新 http://www.joho-kyoto.or.jp/ retail/ ○ 地域商業チャレンジ支援事業のホームページを開設 広く地域商業チャレンジ支援事業の周知と円滑な運営を図るため6月18日にスタート。 http://www.joho-kyoto.or.jp/ challenge/ 人材育成 ○ (独)中小企業基盤整備機構受託講習会の実施 環境関連等規制法の各種制度の講習を委託を受けて実施し、延べ241名参加した。 開催日 講 習 名 7月28日 化学物質排出把握管理促進法 化学物質審査規制法 9月28日 環境管理・監査制度対応講習会 10月26日 廃棄物処理法対応講習会 建設リサイクル法対応講習会 11月17日 土壌汚染対策法講習会 1月19日 自動車リサイクル法対応講習会 1月26日 容器包装リサイクル法対応講習会 受講者数 37名 48名 56名 33名 33名 34名 ○ 人づくり塾 中小企業の若手、中堅等の人材育成ニーズに対応するため、平成15年度から自主事業と して「人材研修事業(人づくり塾) 」を推進し、本年度は、新入社員研修と新規に貿易実務研 修、中堅社員研修、ものづくり研修などを実施した。 - 10 - 開催日 講習名 3月25∼26日 4月8∼9日 4月16∼17日 4月21日 7月6日,7日 7月 13日 7月15,22,26日 受講者数 新入社員研修 1期 2期(2クラス) 3期 *ヒューマンネットワーク形成に向けた交流会も実施 IT出前研修(対象:お茶屋組合) 新入社員フォロー研修 1期 2回 (対象 営業・総務関係) 2期 (対象 研究開発・製造関係) e-ビジネス研修 (対象 経営者) 10名 36名 4名 8月3日 9月9,14,15日 11月15∼16日 2月14日∼15日 2月16日∼17日 3月7、8、11日 7 70名 貿易実務 上級 (対象:貿易経験あり・ビジネス英語できる方) 中堅社員研修 管理者候補のためのマネジメント・アセスメント研修 (対象:管理者候補∼管理者) ものづくり研修 現場に基づいた実習、PDCA管理サイクルを理解 (対象:新入社員∼中堅社員レベル)中堅社員研修 中堅社員研修 管理者候補のためのマネジメント・アセスメント研修 (対象:管理者候補∼管理者) 後継者育成研修 (対象:後継者) 9名 18名 16名 19名 8名 ITの普及・活用 IT化を積極的に支援し、広域連携ネットワーク整備、企業の情報化の普及、啓発のための各種事 業を実施した。 (1) IT技術等の普及活動 ○ 情報化プラザ 中小企業の経営者・情報化推進担当者を対象に、IT利活用の事例等から、業務改善・経 営革新に役立たせることを目的としてセミナーを開催した。 開催日 7 月2日 10 月 21 日 2月9日 内 容 企業における情報保護と管理 ∼ISMS と P マーク認証について∼ 「IT 再発見!これをやらなきゃ儲から ない!」 IT 活用の前に経営者がやるべきこと 10 カ条 これからの光・ブロードバンド戦略 ∼ブロードバンドがビジネスを加速さ せる∼ - 11 - 講 師 江嵜為丸 氏 ㈱アール・エム・アイ 坂田岳史 氏 ㈲ダイコンサルティング代表取 締役 参加者数 46名 杉島辰海 氏 NTT 西日本 京都支店 ソリューション営業本部 本部 長 72 名 45名 ○ IT研修事業 府内中小企業の従業員に対し、ITの啓発普及を図るための研修を実施した。 開 催 日 7月 16 日 7月29日 7月30日 8月4日∼6日 9月1日 9月2日∼3日 9月30日∼10 月 1 日 10 月14日∼10 月.15 日 11 月 11 日∼11 月 12 日 11 月9日・12 日・17 日 11 月 24 日・26 日・30 日 12 月 3 日・8 日・10 日 研 修 名 パワーポイントコース 画像処理初級コース フォトショップコース ホームページ作成コース Excel応用コース Excelビジネス活用コース Access初級コース Access応用コース Accessビジネス活用コース 【北部】ホームページ作成講座(基礎) 【北部】ホームページ作成講座(応用) 【北部】EXCEL ビジネス活用講座 受講者数 8名 6名 6名 9名 12名 10名 17名 15名 10名 15名 15名 15名 (2) 京都インターネット利用研究会の運営 インターネットをビジネスに利用している経営者等を対象とする研究会(会員 171 社)を運 営した。 ○ 例会(非会員の参加可能)の開催 開催日 5 月 12 日 7 月 2日 9月 17 日 12 月9日 3 月 23 日 ○ 内 容 「もうかりまっせ!! ネットで営業て…ほんと?」 企業における情報保護と管理 (ISMSとPマーク承認について) ネットで月商1千万! ∼1年で変わるネットビジネス∼ 最先端技術の富士通研究所見学会 *SAWタッチパネル(薄型パネル) *声によるWEBサービス *マルチモーダルシステム *手のひら平靜脈認証シッステム 他 知ってて得する・・最新行政の本音の話 テーマ 「中小企業新事業活動促進法について」 他、3テーマ 講 師 咲本勝巳 氏 時計台ネット代表 江嵜為丸 氏 ㈱アール・エム・アイ 西條宏之 氏 ㈱のぶちゃんマン 富士通明石研究所研究員 場 所 参加者数 マリアージュ 31名 産業プラザ 6名 産業プラザ 154 名 富士通明石研究 所 24 名 笹山清志 氏 京都全日空ホテ 近畿経済産業局 ル 産業部ものづくりクラス 3 名 ター推進室室長補佐 講習会(有料で、非会員の参加も可) ・初級中級コースは、IT 講習会と共催 11コース 20日間 延べ96名参加 ・高度な講習会は研究会主催で実施 4コース 5日間 延べ37名参加 (Java Script 講座、PHP講座、CGI プログラミング) (3) 広域連携ネットワーク整備事業 インターネット接続を通じて中小企業の情報化を支援をする事業で、平成 16 年度は230社 /団体の利用があり、また高速・安定インターネット接続を提供する「デジタル疏水接続サービ ス」を追加し、新たに利用団体が増加した。 また、機器の信頼性をさらに向上するために、情報発信サーバとメールサーバを大手インター ネット接続業者のデータセンターへ移行し、より快適で安定したネットワークを構築できた。 - 12 - 経営革新・創業・ベンチャーの育成 1 企業連携グループの立上げ・交流の推進 (1) 異業種交流の推進 京都府内の異業種交流グループ(64グループ)の交流を促進し、新商品、新技術の発表の場 にするとともに、幅広い交流の促進を目的に各種事業を開催した。 本年度は、産学公連携推進をテーマに、大学研究機関と企業の交流促進を進めた。 ○ 京都府異業種交流会連絡会議の運営 交流会名 開催日 概 要 参加者数 産学公連携推進をテーマに講演とグループディスカッション ・テーマ 講演と交流 のつどい 7 月 21 日 京都全日空 ホテル 「だれもができる産学交流のすすめ」 講師:野依正晴 氏 関西文化学術研究都市地域知的クラスター推進本部事業総括 154 名 ・サークルディスカッション テーマ 「中小企業の産学交流について、大学に望むものなど」 12サークル (参加大学数19校 参加企業数85) 交流の場を広げる為「秋の大イベント」として位置付け開催。 ・「テーブル交流会」 新商品、新技術の発表の場として、異業種交流グループ、企業、 団体より72小間、大学関係16小間、合計88小間の出展が あり、交流を図った。 異業種京都 ・「産学交流プレゼンセッション」 7大学より発表 8企業より発表 まつり 10 月 21 日 ・「企業プレゼンセッション」 (IT異業 京都全日空 ・「オープンセミナー」 種交流会 ホテル 950名 ①テーマ「個人情報保護法に向けた情報セキュリティマネジメン 事業) トシステムの構築」 講師:谷口雅通 氏 ㈱NTT ドコモ関西 お客様サービス部 ②テーマ「モバイルコンテンツの次世代展望」 講師:渡辺則幸 氏 P-wave㈱代表取締役 ・「産学交流サロンの開設」 ・「経営相談コーナーの開設」 異業種 京都会 1月 14 日 京都ブライトン ホテル 新春賀詞交歓会の開催 (財)京都産業21と共催 232名 企業間交流を目的に実施 新しい企業連携推進に向けて情報交流会を実施 テーマ 1「中小企業新事業活動促進法について」 講師 笹山清志氏 近畿経済産業局 産業部 ものづくりクラスター推進室室長補佐 げんき交流 KYOTO 3 月 23 日 京都全日空 ホテル テーマ2「平成 17 年度中小企業成長支援事業について」 講師 松田実 氏 京都府商工部 産業支援室 ものづくり支援チーム副室長 テーマ3「京都試作産業プラットフォーム事業について」 講師 増田清 氏 テーマ4「中国 講師 藤田一 (財)京都産業21 理事 ケータイ事業について∼」 氏 京都府商工部 産業支援室 新産業推進チーム担当係長 - 13 - 53名 (2) KIIC 会員交流の推進 KIIC(Kyoto Intelligence Incubation Club)交流会として、「やさしいアクセス、価値あ る情報、広がるネットワーク」をスローガンに、IT活用支援、事業創出支援、経営革新支援、 産学交流の促進支援などの倶楽部事業と研究会事業を実施した。 ○ 団体会員5団体 企業会員 155 社(大企業 28 社・中小企業 127 社)賛助会員 25 社 事業名 交流会名 内容・回数・延べ参加者数 e-ビジネスの最新事例とマーケティング戦略について学 e-ビジネス倶楽部 ぶ。 10 回 13社 124 名 マーケティング戦略倶楽部 経営者層を対象に「経営戦略」に関するセミナーと参加者 同士のディスカッションで学ぶ。5回 9社 42 名 <新規> 倶楽部 事 業 「経営革新」について具体的事例を上げながら、経営革新 経営革新倶楽部 を考えるヒントを学ぶ。 5回 6社 26 名 中国におけるビジネス展開に関する講演が中心。ジェト 国際交流倶楽部 (中国ビジネス) ロ京都情報デスクと連携して相談会なども開催。6月17 ∼20日 上海視察 (進出企業との交流) 4回 16 社 50 名 マーケティング事例の情報交換を行なう事により、参加企 きょうとマーケティング研 業のマーケティング戦略を研究する。 究会 12回 10 社 109 名 「環境」と「ライフサイエンス」をキーワードに商品開発を ライフサイエンス研究会 めざす研究会。 光触媒 の用途開発について研究。 12 回 7 社 78 名 Kyoohoo!?オリジナルブランドの商品開発とI Tを活用した情報提供・収集の研究会。 Kyoohoo!? (キョフー) Kyoohoo!?アンテナショップの開設 Kyoohoo!?ショッピング HP の開設 12回 32社 198 名 海外でのマーケティングを行い、売れる「ものづくり」を目 JFK プロジェクト 指す研究会。2005 年 2 月 研究会 事 業 NY ギフトフェア出展 15 回 12 社 170 名 京都にある様々なコンテンツをビジネスに活かす研究会 京-コンテンツ研究会 8回 12 社 62 名 魅力ある京都の産業や歴史などを研究し、京都に多くの人 京-KANKO 研究会 <新規> を呼び込むプランなどを検討する研究会。 8回 古都バイオびじねす研究会 12 社 51 名 バイオの最先端の研究技術を活用し、中小企業がビジネス マッチングする研究会。 12回 14 社 115 名 企業経営にとっての情報収集・情報交換の場、また、ビジ ネスチャンス・ビジネスヒントをつかむ場として、ヒュー 夢現の会 マンネットワークの構築をめざす研究会。 12回 14 社 135 名 ものづくりビジネスヒント 製造業を中心とする会員企業を対象に ものづくり に 関するテーマ探索して、新たな事業創出を目指す研究会。 研究会<新規> 4回 12 社 42 名 次世代を担う後継者を育成するための研究会。新製品開 後継者育成研究会<新規> 発、技術開発、新市場開拓等に関するセミナーや、新進気 鋭の経営者からの講演、企業見学、参加者同士の交流を実 施。(経営者後継者を含めたセミナーを含む。) 3回 - 14 - 6 社 28 名 2 起業マインド・スキルの向上 (1) 経営革新セミナー等の開催 中小企業の経営革新を促進するため、次のセミナーを開催した。 実施日 経営革新セミナー (KSR 経営革新グループ4社を対 テーマ 象 講 師 経営革新ブラッシュアップセミナ 実施日 ー (龍谷大学との共催で実施) 講 師 参加者 7名 京都ものづくりフォーラム 200 実施日 テーマ 5 参加者 680名 講 平成16年8月6日(金) 於:京都府産業プラザ 「中小企業経営革新支援法認定に向けた経営革新 計画について」 (有)アイディール 西村 卓 氏 平成16年9月11日(土)、9月16日(木)、9月25日 (土)、10月6日(水) 於:龍谷大学深草学舎 「事業計画の分析とその方法」ほか (有)アイディール 西村 卓 氏ほか 平成 17年2月8日(火) 於:国立京都国際会館 「アジアのものづくり、日本のものづくり」 ∼21世紀の日本のものづくりと中小企業の役割∼ 師 (社)関西ニュービジネス協議会会長 三洋電機㈱代表取締役会長 井植 敏 氏 (2) 起業家セミナー等の開催 起業を目指す方々を対象に、起業のための基礎的な経営情報を提供する「起業家フォーラム 2004」、ビジネスプランの作り方、税務・財務、資金調達、販路開拓などを内容とする「起業 家セミナー」を開講した。 ○ 起業家フォーラム 2004 開催日 10月2日 ○ 内 容 基調講演 「やればできる夢の実現 ∼起業から上場への熱き想い∼」 起業体験談「あらたなマーケット創 造に向けて」 講 師 川分陽二 氏(フューチャーベンチャーキャ ピタル株式会社代表取締役社長) 森好徳 氏(有限会社 Dot.tailor(どっと・て いらー)代表) 参加者 81名 起業家セミナー 開催日 10月30日 11月6日 11月13日 11月20日 11月27日 12月11日 内 容 新規創業成功への道 /創業者体験談 ビジネスプランの作成法① ビジネスプランの作成法② 起業時に必要な税務知識 /経営に必要な財務知識 起業時の資金調達・資金計画/ マーケティング戦略の基礎知識 ビジネスプランの発表・指導 講 師 吉田史朗 氏 (コンサルタント)/ 前田 会社ハローチャイナ代表取締役 和田健一 氏 (コンサルタント) 和田健一 氏 (コンサルタント) 石原豊 氏 (コンサルタント) 光敏 有限 時間 4 時間 6 時間 6 時間 6 時間 堀内昭義 氏 (国民生活金融公庫)/横倉 幸司(コン サルタント) 和田健一 氏(コンサルタント) /西村 卓(コンサルタント) 6 時間 6 時間 (3) 南部フロンティア事業 京都府南部地域における中小企業の経営革新、情報化、創業等を支援するため、地域中小企業 支援センター・(社)発明協会京都支部等と連携し、各種セミナー、相談会、交流会等を開催し た。〈けいはんな支所〉 ○ セミナーの開催 名 称 開催日 第二創業・ 12 月 11 日 ∼12 日 経営革新セ ミナー 内 容 「コラボレーションによる創 業の上手な進め方」 経営者体験談「京都府南部から ー勇気凛々!今・夢・輝いて」 - 15 - 講 師 参加者 ㈱ニュービジネス起業研究所 13 名 代表取締役 佐藤宏 氏 デジタルレボリューション(有) 代 表取締役 田村 徹 「事業アイディアを企画するため 中小企業診断士 のチェックポイント、事業企画のレッスン」 リー・ヤマネ・清実 創業支援セ 1 月 29 日 ミナー 氏 「事業計画の立て方と資金調 国民生活金融公庫 23 名 京都支店融資第一課長 達の方法」 堀内昭義 氏 ハイパーテック㈱ 代表 創業者体験談 「あなたのやる気と戦略―憧 取締役 小川睦美 氏 れの独立・開業への挑戦」 「マーケティングプランの策 中小企業診断士 定」 石川聖子 氏 ○ 相談会の開催 開催日 8月6日 2月28日 ○ 内 容 講 師 第1回特許個別相談会 徳岡修二 氏 (弁理士) 特許電子出願説明会 田中冨美子 氏 (社)発明協会京 都支部出願アドバイザー 第2回特許個別相談会 久留徹 氏 (弁理士) 参加者 3名 10名 5名 交流会の開催 異業種交流グループ「エージィフレンド久御山」との「関西学研都市・視察交流会」 京都府中小企業総合センター等と共催で開催した。 日 時 平成16年10月12日(金) 視察先 オムロン中央研究所、国立国会図書館関西館、京都府けいはんなベンチャーセンター (4) 「京都MOT講座」を開催 「経営のわかる人材(技術者)」を育てるため、(財)大学コンソーシアム京都に委託して、 一般社会人(企業の技術系部署の管理・監督者)・大学院生・大学生を対象とする「京都M OT講座」(定員20名)を開催した。(※ MOT:Management of Technology) 開 講 日 9 月 4日 カリキュラム 講 師 市場の変化と技術開発テーマの選定・評 阿部惇 氏 価法 立命館大学理工学部教授 製品開発と会計・キャッシュフロー情報 松本敏史 氏 9 月11日 同志社大学商学部助教授 MOT・経営と競争のルール 松岡憲司 氏 9 月18日 龍谷大学経済学部教授 ケースで学ぶMOT 黒木正樹 氏 11月 6日 立命館大学経営学部助教授 技術経営を革新する顧客志向のマーケ 若林靖永 氏 11月13日 ティング 京都大学大学院経済学研究科 教授 技術・製品開発系起業家のための資金調 亀坂安紀子 氏 11月20日 達・活用法 龍谷大学経済学部助教授 特許戦略・知的財産戦略 木村進一 氏 12 月 4 日 京都産業大学法学部非常勤講 師 法的側面を重視した企業倫理とその確 佐藤誠 氏 12月11日 立・浸透法 京都産業大学大学院 法務研究科助教授 - 16 - 12月18日 12月25日 技術の金銭的価値評価と技術の金銭的 川北眞史 氏 価値創造・向上 京都工芸繊維大学繊維学部 デザイン経営工学科 教授 技術・製品の競争優位の確立と情報マネ 井上一郎 氏 ジメント 京都産業大学経済学部教授 (5) 工業系高校の取組を支援 高校生の技術に関する関心を高めるため、工業系高等学校が行う京都府高等学校ロボット大会 を支援した。 名 称 主 催 共催/後援 日時/会場 参 加 校 (出場ロボット数) 3 平成 16年度京都府高等学校ロボット大会 京都府公立高等学校長会工業科部会 共催:財団法人京都産業21 / 後援:京都府教育委員会ほか 平成 16年9月25日(土)13:00∼16:30 / 京都府立工業高校・体育館 府立工業高校(9台) 府立田辺高校(5 台) 府立峰山高校(2台) 京都市立伏見工業高校(8台) 京都市立洛陽工業高校(4台) 創業、スタートアップ期への支援 (1) ビジネスプラン可能性調査支援 ベンチャー企業や新分野への進出をめざす中小企業からビジネスプランを公募し、商品化・事 業化に必要な市場性調査(フィジビリティスタディ調査)を、専門調査機関に委託実施した。 企業名 ビジネスプラン・テーマ 調査委託機関 委託金額 (株)SDI 超低速ディップコーターの開発 ㈱島津総合科学研 究所 2,100 千円 (有)シバタシステムサ ービス 粘着樹脂を利用した携帯式ピンセット の市場調査 ㈱工業市場研究所 2,100 千円 (2) ビジネス・スーパーバイザーの活動 企業役員経験者3名を「ビジネス・スーパーバイザー」に委嘱し、京都企業に蓄積された経営 マネジメントや技術開発のノウハウを生かしてベンチャー企業や創業者、経営革新をめざす中小 企業等を支援した。 <ビジネス・スーパーバイザー> 櫛橋 義雄 元オムロン㈱ 執行役員常務 髙田通之助 元㈱島津製作所 分析機器事業部 副事業部長兼技術部長(理事) 中山 孝司 元京セラ㈱ 取締役 (元㈱ツーカーホン関西 代表取締役社長) 実施形態 ベンチャー事業可能性評価委員会 ベンチャー事業可能性評価委員会小委 員会 (ビジネス・スーパーバイザー会議) F/S調査指導・助言 創援隊交流会発表企業選考・審査 〃 発表企業ブラシュアップ指 導・助言 〃 結成会議・交流会出席 個別企業訪問 会議 定例ミーティング 回数 内容等 5回 インキュベートルーム入居審査(4回) 産学公連携研究開発資金支援対象企業評価・審査(1回) 〃 実施状況評価・審査(1 回) 8回 ベンチャー事業可能性評価委員会事前審査(6 回) F/S調査対象企業選考審査(2 回) 6回 事前打合せ会、中間報告会、最終報告会(各2回) 8回 8回 6回 創援隊交流会発表企業選考・審査(30企業) 〃 プレゼン指導・助言(21企業) 創援隊結成会議及び交流会への参加 20回 2回 週1回 - 17 - 専門家派遣先、インキュベートルーム入居企業等 全国PM会議、3 類型連携ブロック会議 窓口相談・特別専門家相談結果の報告及び意見交換ほか (3) ベンチャー事業可能性評価委員会 学識経験者・ビジネススーパーバイザー・企業財務専門家・法律専門家・行政機関等で構成す る「ベンチャー事業可能性評価委員会」(委員長:垣野義昭京都大学名誉教授)を設置し、産学 公連携研究開発資金支援、インキュベートルーム入居など重点支援策の適用に当たっての事業可 能性評価を行った。 開催日 5月15日 8月3日 議 内 容 けいはんなインキュベートルーム入居者選考 産学公連携研究開発資金支援事業対象企業選考に係る事業可能性評価・審査 8月10日 けいはんなインキュベートルーム入居者選考 2月18日 宇治ベンチャー企業育成工場入居者選考 3月9日 (4) 審 けいはんなインキュベートルーム入居者選考 産学公連携研究開発資金支援対象事業に係る実施状況の評価・審査 ビジネス・スーパーバイザーの活動状況・評価、その他 ベンチャー支援ネットワーク推進事業「創援隊」 ボランタリーベースでベンチャーを支援する応援団として平成 15 年度に結成した「創援 隊」 (平成 16 年度末現在 163 名)による企業者との交流会を通じて、販路拡大を支援した。 ○ 「創援隊」交流会推進事業(京都産業21主催) ・ ベンチャーと応援団のネットワーク形成会合を開催(東京2回、京都6回) プレゼン各4社程度、応援団40人(企業)規模 ・ 最優秀ビジネスプラン・事業化支援プランを選定し支援(1企業) (5) インキュベートルーム入居企業に対する支援 ○ 京都府けいはんなベンチャーセンター/インキュベート・ルーム入居者の決定 ベンチャー事業可能性評価委員会の審査を経て、関西文化学術研究都市「けいはんなプ ラザ・ラボ棟」に設置しているインキュベート・ルームの入居者を決定した。 ・ 3月末入居者29企業(29 区画) 企 業 名 ㈲ボンドテック Ovonic相変化研究所 ㈱浅田研究所 ㈱修己建設 研究開発テーマ 次世代半導体接合技術の開発 相変化メモリ技術開発及びアライアンス構築 偏光板不要の省エネ・省資源型液晶光シャッターの開発 バイオ・ディーゼル燃料と廃プラスチック油化油とのハ イブリッド燃料の開発 ㈱OSU Civil 大粒経排水性アスファルト合材(舗装)の研究開発 生駒市 ㈱コデックス 酸性紙、劣化紙に対する保存技術の研究開発 高槻市 植物ハイテック㈱ ㈲イメージテック 野生スイカ有効成分の高度利用商品の研究開発 セラミックデンタルプリント技術の研究開発 生駒市 生駒市 ㈲マイクロシステムズ 環境ホルモンを検出する試薬キットの研究開発 精華町 ○ Planning 所在地 京都市 枚方市 京都市 京丹後市 入居者に対する支援 セミナー、専門家派遣(10 企業/21 回) 、入居企業による研究会等の支援、ビジネス 交流マッチング、企業紹介の総合ガイドブック作成等を㈱けいはんな等と連携し実施した。 (6) 京都企業創造ファンドの創設支援 京都経済に大きな波及効果を与えるものづくり系ベンチャーの発掘・誘致・育成を進めるベ ンチャー投資ファンド創設のための基金を造成した。 - 18 - ○ ベンチャーキャピタルの選定 ・選 定 機 関 京都企業創造ファンド(地域ものづくり産業育成ファンド)運用 VC選定委員会 ・選 定 日 平成16年9月3日 ・選定されたVC 日本アジア投資株式会社 ○ ○ 投資組合の設立 ・組 合 名 ・設 立 年 月 日 ・出 資 総 額 JAIC-京都ものづくり VB 育成投資事業有限責任組合 平成16年12月27日 23億円(うち財団負担6億円) 第1回アドバイザリーボードの開催 ・開 催 日 平成17年3月24日 ・内 容 投資先の事前審査等 (7) 産・学・公連携による事業創出の推進 ① 産学公連携研究開発の支援 ○ 産学公連携研究開発資金支援事業(支援期間3カ年、支援助成額1億円以内)を実施 〔平成15年度採択分(継続)〕 提案企業 テーマ ㈱アライドレーザー 短パルスレーザー微細加工の事業化 日本原子力研究所関西研 究所、東洋大学、山梨大学 使い捨てバイオチップを利用した病 名診断システムに関する研究開発 東京理科大学、京都大学、 (相楽郡木津町) ㈱クレディアジャパン (相楽郡精華町) 近畿大学、静岡県立大学 シリコンカーバイドウェハに対する 京都大学 エピタキシャル加工技術に関する研 究開発 ㈱シクスオン (京都市右京区) 注)支援期間 連携研究機関 平成15年8月8日から平成18年3月31日まで 〔平成16年度採択分(新規)〕 提案企業 テーマ 連携研究機関 株式会社プラズマイオンアシ 精密凹凸部分金型のDCL成 スト(京都市下京区) 膜による表面改良加工技術の 開発 兵庫県立大学、京都大学、株 式会社イオン工学研究所 株式会社三星化学研究所 京都工芸繊維大学、甲南大 学、安田女子大学 (京都市北区) 抗酸化活性分析事業創設を目 指したバイオラジカル計測シ ステムに関する研究開発 プロテインウェーブ株式会社 超高分解能蛋白質結晶成長用 京都大学、大阪大学、大阪府 (相楽郡精華町) デバイスの実用化に関する研 立大学 究開発 注)支援期間 平成16年8月19日から平成19年3月31日まで ② 「産学公連携推進チーム」による支援 ○ 大学との定例情報交換の実施 26大学(2機関含む)に対して、それぞれ担当する財団職員を配置し、相互の連絡調 整、情報の収集に努めた。 - 19 - ○ 各種交流活動の実施 財団主催事業において大学・企業(グループ)の参加を得て、具体的テーマも創出した。 ・「講演と交流のつどい」 (7/21)・・・参加者154名(19大学・85企業) ・ 「京都異業種まつり」(10/21)・・出展16大学・プレゼン6大学・交流18大学 ・「京都ビジネス交流フェア」(2/8、9) …出展19大学・企業と大学連携14件 ○ 縁結びツアーの実施 ・オープンツアー(1大学:複数企業)・・・3大学と3企業グループ (京大:IT企業、龍大:試作ネット、造形:伝統産業) (工繊、立命、龍谷、造形、精華各大学と推進・企画中) ・プライベートツアー(1大学:1企業)・・・7企業・12回実施 (工繊大:3企業・・・染色・画像・素材) (龍谷大:1企業・・・素材) (造形大:2企業・・・デザイン・染色) (精華大:1企業・・・表現技術) (8) 新事業創出プロジェクト等の推進 新事業の創出を促進するため、新事業支援機関と連携して以下の事業を実施した。 (一部再掲) ワンストップサービス支援体制整備事業 (財)京都産業21 継続 新規 継続 産業支援機関連携強化事業 (財)京都産業21 継続 0.6 西陣SOHOデジタル人材育成支援事業 西陣町屋スタジオ 継続 2.5 ビジネスモデル創出事業 京都商工会議所 継続 4.0 起業家育成総合支援事業 (財)京都産業21 継続 3.5 高度人材育成事業 大学コンソーシアム 継続 6.0 (財)京都産業21 (財)京都産業21 (株)KRP (財)京都産業21 継続 2.0 継続 継続 継続 4.5 2.0 4.8 (財)京都産業21 継続 1.5 (株)けいはんな 継続 1.5 西陣町屋スタジオ 新規 2.0 事業名 新事業創出支 援体制連携強 化事業 産業集積・技術 シ ー ズ 等 発 掘・活用事業 地域新事業資 源発掘交流連 携事業 実施主体 起業家人材発掘育成支援事業 ベンチャー支援ネットワーク推進事業 環境技術分野産業促進事業 新 事 業 推 進 企 ベンチャー等商品化・事業化可能性調査 画・調査事業 事業 新 事 業 支 援 施 けいはんなベンチャーインキュベート・ 設 支 援 強 化 事 ソフト支援事業 業 ベンチャーセンター入居企業ステップア ップ事業 西陣IT路地・IT新産業開拓コーディ ネート支援事業 合計 - 20 - 事業費 (百万円) 1.9 36.7 新産業の創出支援 1 京都ITバザール構想の推進 (1) ケータイ産業文化研究会 2000 年9月の設立以来、100を超える企業、団体、大学、研究機関、産業支援機関、行 政機関等の参画のもとに、ケータイ産業の振興を目的として活発な活動を行ってきた。平成16 年度は次の取組を行った。 開催日 6月24日 <6月例会> 7月2日 <7月例会> 8月6日 <8月例会> 10月21日 <10月例会> 1月25日 <1月例会> 3月23日 <3月例会> (2) テーマ/講師 IT 先進地域見学 YRP<横須賀リーサーチパーク> NTTドコモ研究センター他 「企業における情報保護と管理∼ISMS と P マーク認証につ いて∼」 <利用研と共催> 講師:江嵜為丸 氏 株式会社アール・エム・アイ 『進化する情報ビジネス・気象ビジネス』 講師:高津敏 氏気象情報システム株式会社 代表取締役 オープンセミナー テーマ1 「個人情報保護法の施行に向けた情報セキュリテ ィマネジメントシステムの構築」 講師:谷口雅道 氏 ㈱NTT ドコモ関西 お客様サービス部 システム運用担当課長 テーマ2 「モバイルコンテンツの次世代展望」 講師:渡辺則幸 氏 P-Wave㈱ 代表取締役社長 <異業種京都まつり参加> 会員企業団体プレゼンテーション 企業 団体:7 大学:2 会員企業団体出展展示 10 企業・団体参加 サイバー犯罪の現状と対策 講師:木村公也 氏 京都府警察本部 生活安全企画課 ハイテク犯罪対策室 情報セキュリティ対策係長 「最新の行政情報」について 「中小企業新事業活動促進法について」 講師 笹山清志 氏 近畿経済産業局ものづくりクラスター推進室室長補佐 「中国 ケータイ事情について」 ∼第4回ケータイ国際フォーラム(天津)開催報告∼ 講師 藤田一 氏 京都府商工部産業支援室 新産業推進チーム担当係長 参加者数 横須賀 12名 産業プラザ 46名 産業プラザ 31名 全日空ホテル 講演会 152 名参加 プレゼンテーシ ョン 延べ 150 名参加 産業プラザ 26名 全日空ホテル 53名 第 4 回ケータイ国際フォーラム 第 4 回ケータイ国際ファーラムの出展企業募集のための支援を行った。 ・ 平成16年11月2∼3日に中国の天津で開催 参加者数 10000 人 ・ 平成 17 年 2 月 25 日 祇園甲部歌舞練にて「トップカンファレンス」開催 - 21 - 2 京都次世代医療産業の創出支援 府立医大や京都大学をはじめとする理工系、医療系大学の立地や世界最先端の医療機器を開発する 企業の集積を背景として、医療分野における新たな産業の育成を視野に入れた取組を支援するため、 先端医療に関する情報提供や製品開発を目指す企業等の交流を推進した。 (1) 京都次世代医療研究会の開催 名 称 開催日 テ ー マ 参加者 医用工学研究会 11 月 16 日 健康づくり・長寿と健康産業 66 名 看護・介護研究会 12 月 22 日 対象に合わせたフットケアの現状と課題 44 名 再生医療研究会 2月1日 実用化を目指した基盤技術 45 名 予防医学研究会 2 月 24 日 運動による疾病予防 55 名 (2) 次世代医療研究会フォーラム(全体会)の開催 ○京都次世代医療研究会成果発表 ・主 催 財団法人京都産業21 ・日 時 平成17年3月14日 13:00∼14:00 ・内 容 各研究会からの報告 ○京都府立医科大学リエゾンフォーラム ・主 催 京都府医科大学 ・日 時 平成17年3月14日 14:00∼18:00 ・内 容 京都府立医科大学研究者によるシーズ発表、パネル展示 3 地域資源の活用推進 旅館等から大量に排出され、焼却処分されているカニ殻を効率的に分別回収し、カニ殻に含まれて いるキトサン成分を利用して、地域資源を活かした新たな循環型産業の創出を目指し、平成15年度 からカニキトサン活用新産業創出事業に取り組んできた。 平成16年度は、4回にわたりカニキトサン活用新産業創出協議会を開催するとともに、カニ殻粉 末の農業利用についてカニキトサンフォーラムにおいて発表、意見交換等を行った。 4 試作産業の育成 京都における「試作」の産業化に向けて、「プラットホーム構築」を中心に検討を行い、①基本コ ンセプトの策定、事業化の中心となるシステム開発の基本方向の策定、スケジュールの検討を行った。 また、これらの検討の結果、システム開発に要する経費が京都府において予算化され、平成17年 度において本財団に対する補助金として交付される予定になっており、試作産業の育成に向けた取組 を具体化した。 ○ 「試作産業プラットホーム検討チーム」の活動 ・先進事例調査の実施 世界最速試作センター(長野県)を調査 京都試作ネットを調査 ・プラットホーム化の検討 検討会議の開催17回 - 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