①ボッシェンダル ブリュット NV NV 南アフリカのイメージを覆す上品でエレガントなスパークリングワイン 洋梨、リンゴ、シトラス、ビスコッティ、洋梨やリンゴのような白い果 実の香りや、シトラス、またビスコッティのようなイースト香がありま す。凝縮感のある豊かな果実味とさわやかな酸味、繊細な泡立ちが特徴 です。なめらかでエレガントな余韻が長く楽しめます。 ■ 栽 培 :減 農 薬 、 手 摘 み ■ 発 酵 :ス テ ン レ ス タ ン ク 、 キ ャ ッ プ ク ラ シ ッ ク (瓶 内 二 次 発 酵 ): 26 日 ■ 発 酵 温 度 :14 ℃ ■ 醸 造 方 法 :シ ュ ー ル ・ リ ー ■ 熟 成 :ス テ ン レ ス タ ン ク ■ 熟 成 期 間 :3 ヶ 月 ( ス テ ン レ ス タ ン ク )、 最 低 12 ヶ 月 ( キ ャ ッ プ ク ラ シ ッ ク ) ■ 産 地 詳 細 :ボ ッ シ ェ ン ダ ル が ぶ ど う 畑 を 持 つ フ ラ ン シ ュ ッ ク ・ バ レ ー は 、 南 ア フ リ カ の ぶどう栽培地域の中でも名醸地として知られています。 年間降雨量は1200mm、その70%が冬の数ヶ月間に集中するため、ぶどう に早春に充分な休眠期間を与えることができ、夏の間は良く乾燥し、適度な温度 が持続するという、ぶどう栽培には理想的な気候を持ちます。 ぶどう畑の面積は3000ha。 ベルク河添いに、サイモンベルク山まで、14kmも続き、肥沃なフランシュッ ク・バレーを形づくるボッシェンダルのぶどう畑では、何種類ものヴァラエタル が栽培され、成功を納めています。 栽培面積の多くを占めるのはシャルドネで、現在、ソーヴィニヨン・ブランやセ ミヨンの栽培面積も拡大中です。 ま た 、カ ベ ル ネ ・ ソ ー ヴ ィ ニ ヨ ン 、メ ル ロ ー 、 ピ ノ ・ ノ ア ー ル 、シ ラ ー ズ な ど の 赤 ワ イ ン 用 ぶ ど う の 拡 充 も 急 ピ ッ チ で 進 め ら れ 、 20世紀の終わりまでには、ボッシェンダルは南アフリカトップの赤ワイン製造 者のひとつになりました。 ワインメーカー:ベルト・ファン・デル・ヴェストハイゼン(赤)&リゼル・ガーベル (白) そ の 他 : pH: 3.2 受 賞 ・ ポ イ ン ト 歴 : フ ラ ン ス ・ エ フ ェ ル ヴ ェ ソ ン ス ・ デ ュ ・ モ ン ド 2014 金賞 ②ビュルツブルガー・シュタイン・シルヴァーナ・カビネット・トロッケン Wurzburger Stein Silvaner Kabinett trockenゲーテが愛したワイン「ヴルツブルガーシュタイン」からの辛口ワイン!大変長命でしっ かりしたコクをもつ力強いワインとなります。穏やかで、かんきつ類のようなさわやかな 香り、きりっとした酸、骨格がしっかりしながらも繊細さの味わえるワイン。伝統と歴史 を 感 じ る フ ラ ン ケ ン ワ イ ン で す 。 関 係 者 か ら 聞 き ま し た と こ ろ 、 10 年 位 で の 熟 成 に よ っ て個性がもっと現れるようです。 -1- 特定生産地帯 bestimmtes Anbaugebiet ドイツには、地域指定優良ワ イ ン ( QmP・ QbA) に お け る 「 特 定 生 産 地 帯 bestimmtes Anbaugebiet」 は 13 あ る 。 う ち 2 つ ( Sachsen、 Saale-Unstrut) は 旧 東 ド イ ツ な の で 、 そ れ 以 前 は 11 だ っ た 。以 下 に そ れ を 列 挙 す る 。 (西から東へ。栽培面積と白赤 比率は、ドイツワイン基金駐日 代 表 部 の サ イ ト か ら 07-08 年 版 情 報 を 参 照 。) ドイツワイン・テクニカルデータ □生産地方:フランケン □生産地区:ヴュルツブルグ □白ワイン:辛口 ■生産者 □ブドウ品種:シルヴァーナー種 ■ 残 留 糖 度 : 6.7g/l ■ 酸 度 : 5.2g/l →畑名: シュタイン ユ リ ウ ス シ ュ ピ タ ー ル 醸 造 所 /Weingut Juliusspital ■ 白・辛口 ■ 葡萄品種:シルヴァーナ ■ エ ク ス レ 度 : 91 □飲用温度: 8-10 度 □飲みごろ:いまから 5 年位 □コメント: →ヴルツブルグ「シュタイン」からの辛口ワイン!大変素晴らしい区画から生まれるワイ ンは、大変長命でしっかりしたコクをもつ力強いワインとなります。穏やかで、かんきつ 類のようなさわやかな香り、きりっとした酸、骨格がしっかりしながらも繊細さの味わえ るワイン。伝統と歴史を感じるフランケンワインです。味付けがさっぱりならお肉も会い ますし、お魚系の料理は抜群の相性!もちろんベジタブルにも!かなりの万能辛口白ワイ ンです フランケン 東から蛇行しながらマインツでライン川に合流するマイン川の流域。バイエルン州の北 部にあたる。 東 か ら 順 に シ ュ タ イ ガ ー ヴ ァ ル ト Steigerwald( イ プ ホ ー ヘ ン な ど )、 マ イ ン ド ラ イ エ ッ ク Maindreieck( ヴ ュ ル ツ ブ ル ク 中 心 )、 マ イ ン フ ィ ー ア エ ッ ク Mainviereck の 3 つ の ベ ラ イ ヒに分かれている。 ミュラー・トゥルガウやジルヴァーナーを中心に栽培し、辛口ワインが主体。また、 ボ ト ル は ボ ッ ク ス ボ イ テ ル ( Bocksbeutel = 山 羊 の 陰 嚢 ) と い う だ る ま 型 で あ る の が 特 徴 で あ る ( こ の ボ ト ル は バ ー デ ン の 一 部 で も 使 用 )。 いずれもゴーミヨ3房の、ビュルガーシュピタール、ユリウスシュピタール、ハンス ・ヴィルシング家の3醸造所が突出して有名。 -2- 世界で最も印象深いワインセラー 1719 年 、 ヨ ハ ン ・ フ ィ リ ッ プ ・ フ ラ ン ツ ・ フ ォン・シェーンボルン司教は、見地貴下のバ ルタザール・イノマンに宮殿の建設を命じま し た 。そ の 際 に 最 も 重 要 視 さ れ た の は“ 最 高 級 の ワ イ ン セ ラ ー を 備 え て い る こ と ”で し た 。 この宮殿は、北アルプス地方のバロック建築の中でももっとも重要な建物の 1 つです。広 大な庭園に囲まれ、華麗な建築様式、ヴェネチア出身の画家、ジョパンニ・パティスタ・ ティエポロによるフレスコ画が残されています。また、キャンドルライトに照らされた回 廊と丸天井のあるこの場所は、世界で最も印象深いワインセラーといえるでしょう。 毎年ここで開かれるワインテイスティングやコンサートなど文化的なイベントは、世界 中のワイン愛好家を魅了し続けています。ワインは人生の楽しみに 1 つ。歴史を残すこの 醸造所で造られたワインを楽しんでみませんか? ヴュルツブルグ司教宮殿(レジデンス) 18 世 紀 初 め 、 ヴ ュ ル ツ ブ ル グ の 街 に 野 心 を 抱 い た 新 し い 司 教 が 現 れ ま す 。 ヨ ハ ン ・ フ ィ リップ・フランツ。彼は、就任早々、司教の館を市街地へ移す計画に着手します。莫大な 財力を費やし、豪華な宮殿を造るように命じたのです。その際に最も重要視されたのは、 “最高のワインセラーをそなえているいこと“でした。その建築を指揮したのがバロック 及びロココの最も重要な建築家の一人であると考えられている建築家。バルタザール・ノ イ マ ン で し た 。や が て ノ イ マ ン は 多 く の 権 力 者 達 が 羨 む 司 教 館 を 築 き 上 げ る こ と に な り ま す 。 ヴェルツブルガー・シュタインは、畑全体が南向きです。ブドウ畑はマイン川沿いの 独 特 な く ぼ ん だ 形 を し た 丘 陵 地 帯 に 広 が っ て い ま す 。 標 高 は 210m ~ 250m。 白 亜 質 の 急 斜 面の丘は、西から風がブドウ畑の温かい空気を奪うのを防いでくれます。ヴュルツブルガ ー シ ュ タ イ ン の テ ロ ワ ー ル は 貝 殻 石 灰 岩 と 、わ ず か に ロ ー ム と 粘 土 が ま ざ っ た 土 壌 で す 。 このテロワールが、ミネラルが豊富で、スモーキーなアロマと豊かな果実味があり、しっ かりとした骨格のワインをもたらします。 ヴェルツブルガーについて、ヒュー・ジョンソン氏は、ポケットワインブックの中で、 「マイン河の見事なバロック様式の建造物のある街。フランケンのワイン産出の中心。 コ ク の あ る 辛 口 の 上 質 ワ イ ン 。 一 級 畑 に ア プ ツ ラ イ テ 、 イ (ン )ネ レ ・ ラ イ ス テ 、 シ ュ タ イ ン 。」 と し て ★ ★ → ★ ★ ★ ★ 四 ツ 星 評 価 し 、 上 位 の 栽 培 業 者 4 社 の ト ッ プ に ビ ュ ル ガ ー シ ュピタールの名を挙げています。 ヴュルツブルガー シュタインについて 畑全体が南向きです。ブドウ畑はマイン川沿いの独特なく ぼ ん だ 形 を し た 丘 陵 地 帯 に 広 が っ て い ま す 。 標 高 は 210m ~ 250m。 白 亜 質 の 急 斜 面 の 丘 は 、 西 か ら 風 が ブ ド ウ 畑 の 温 か い空気を奪うのを防いでくれます。ヴュルツブルガー シ ュタインのテロワールは貝殻石灰岩と、わずかにロームと 粘土がまざった土壌です。このテロワールが、ミネラルが 豊富で、スモーキーなアロマと豊かな果実味があり、しっ かりとした骨格のワインをもたらします。 -3- ③ベンチ シャルドネ ブラック マウンテン 2013 白 750ml Bench Chardonnay 卓越したシャルドネが生まれるカリフォルニアの産地のひとつ、ロシアン リヴァー ヴ ァレーにあるルーヴォ ヴィンヤードとバッザーノ ヴ ィンヤードのブレンド。どちらの畑からも果実、ミネ ラル、酸の素晴らしいバランスを備えてたブドウが得 られる。 ■産地 : カ リ フ ォ ル ニ ア A.V.A. Russian River Valley ■ ブ ド ウ 品 種 : シ ャ ル ド ネ 100 % ■熟成:ステンレス&フレンチオークのバリック ■ ア ル コ ー ル 度 数 : 13.6 % 卓越したシャルドネが生まれるカリフォルニアの産地の ひとつ、ロシアン・リヴァー・ヴァレーにあるルーヴォ ・ ヴ ィ ン ヤ ー ド と バ ッ ザ ー ノ ・ ヴ ィ ン ヤ ー ド の ブ レ ン ド 。ど ち ら の 畑 か ら も 果 実 、ミ ネ ラ ル 、 酸の素晴らしいバランスを備えてたブドウが得られる。熟した柑橘系果実やリンゴ、黄桃を 思わせる豊かなアロマ。ふくよかな果実にクリスピーな酸がアクセントを添える。 ④ セリェール・マロンドロ・ベスリュム 2008【スペイン】 【 赤 ワ イ ン 】【 750ml】【 ミ デ ィ ア ム ボ デ ィ 寄 り の フ ル ボ デ ィ 】【 辛 口 】 コルクを抜いた瞬間に香る濃厚なベリー系のアロマ。 グラスに注ぐとその香りはより広がり、熟したプラムや スパイス、コーヒーのニュアンスなども感じられます!! セリェール・マロンドロの あるスペイン北東部カタルー ニ ャ 州 の D.O.モ ン サ ン は 、 リ オハと並ぶスペインワインの 銘醸地プリオラートを囲むよ うに位置し『プリオラートのゴールデンリング』と称され、今非常に注目されている地 域!!高品質のワインがたくさん生産競れており、いわば『スペインワインの穴場』と -4- い っ た と こ ろ 。そ の モ ン サ ン の 中 で 最 も 標 高 の 高 い 、標 高 最 高 800m の 高 地 に 位 置 す る 村 、 コルヌデーリャ・デル・モンサンの畑から収穫されたブドウからこのワインは造られてい ます。 使 用 さ れ て い る ブ ド ウ は 50 % ガ ル ナ ッ チ ャ 、 50 % カ リ ニ ェ ナ ( カ リ ニ ャ ン ) で 平 均 樹 齢 55 年 か ら 75 年 の 古 木 か ら 収 穫 さ れ た ブ ド ウ が 用 いられ、セメントタンク・ステンレスタンクでの発酵後、フレンチオ ー ク で 16 ヶ 月 間 熟 成 さ れ ま す 。 このセリェール・マロンドロ ベスリュムはロバート・パーカー氏が ワ イ ン ・ ア ド ヴ ォ ケ イ ト 誌 に お い て 2007 年 ヴ ィ ン テ ー ジ を 91 点 、 本 日 ご 紹 介 の 2008 年 ヴ ィ ン テ ー ジ を 93 点 と い う 高 評 価 を つ け た こ と で 、 アメリカを中心に一気に人気となりました。 ⑤ シャトーヌフ・デュ・パプのクロ・サン・ジャン Chateauneuf-du-Pape Clos Saint Jean フランス南部コート・デュ ・ローヌ地方アヴィニョン 郊外のローヌ河左岸域に広 がる一帯がシャトーヌフ・ デ ュ ・ パ プ で あ る 。 14 世 紀 からアヴィニョンの法王庁 が夏の離宮をこの地に設け ていた為この名前が付いた。 小高い丘のなだらかな 傾斜地に広がる葡萄畑はこ の土地を雄弁に語る風 景でもある。夏の暑い季節、 太陽の恵みを充分に享 受した葡萄は畑にごろごろ と転がる丸くて白い石 の輻射熱をも吸収し、ふく よかで独特のコクの有るワインを生産する。 “ローヌフリーク”を自称するワインファンの多くはこの地のワインに魅せられて様々な 銘柄を模索し、珍しいワインを捜し求めているのである。 赤の使用品種はグルナッシュ、シラー、ムルヴェドル、サンソー、クノワーズ、ピクプー ル 等 だ が 、主 に ベ ー ス と な る 品 種 は グ ル ナ ッ シ ュ 種 で あ る 。白 は マ ル サ ン ヌ 、ル ー サ ン ヌ 、 クレレット、プール・ブラン、そしてヴィオニエも入る。 ⑥ CHATEAU BERLIQUET 2005 シ ャ ト ー ベ ル リ ケ 2005 赤 750ml ボルドー右岸においてポムロルと双璧をなす銘醸地、サン・テミリオン。 世界遺産の丘を中心とした小さな村に綺羅星のごとく輝く グラン・ヴァンがひしめいて います -5- サン・テミリオン特級格付け 1955 年 制 定 。 第 1 特 別 級 A、 第 1 特 別 級 B、 特 別 級 と い う 3 つの級が設けられて お り 、 1969 年 ・ 1985 年 ・ 1996 年 ・ 2006 年 、 2012 年 と 原 則 10 年 に 一 度 見 直 し が 行 わ れ る 点 が メ ド ッ ク 格 付 け と の 大 き な 違 い 。 ボルドー以外の産地のINAOメンバーら7人の専門家がテロワール、評価、価格、栽培 手 法 、 醸 造 な ど を 審 査 し 、 さ ら に 直 近 の 10 ヴ ィ ン テ ー ジ 、 プ ル ミ エ ・ グ ラ ン ・ ク リ ュ ・ ク ラ ッ セ は 直 近 の 15 ヴ ィ ン テ ー ジ の テ イ ス テ ィ ン グ が 行 わ れ ま す 。 2006 年 に 見 直 し が 行 わ れ た 際 、 降 格 を 不 服 と し た 複 数 の シ ャ ト ー が 申 し 立 て を 行 う と い う 騒 動 が 発 生 。 結 果 、 取 り 消 し 判 定 が 出 さ れ た た め 、 1996 年 の 格 付 け が 2011 年 ヴ ィ ン テ ー ジ ま で 延 長 さ れ る と い う 異 例 の 事 態 と な り ま し た 。 2012 年 に は 晴 れ て 格 付 け が 確 定 し ました。現在、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ A が 4 シャトー、プルミエ・グラ ン ・ ク リ ュ ・ ク ラ ッ セ B が 14 シ ャ ト ー 、 グ ラ ン ・ ク リ ュ ・ ク ラ ッ セ に は 64 の シ ャ ト ー が 認められています。 シ ャ ト ー ベ ル リ ケ 2005 最初に来るフランからして 甘く香るのだ。フランは難しい葡萄品種だが、良年の 5 年 とは言え、非常に立派な出来。二日目は当然メルロメイン に味香りが変わり、セオリー通りだが、これもミクロヴィ ラージュしない少し大粒のタンニンの舌触りであるが、い かにも右岸の味わい。まだこの様なワインがこんな価格で 流通している事が嬉しいです。チョイ高目ですが二日、三 日は楽しめますから大推薦致します。 ⑦シャルム・シャンベルタン ド メ ー ヌ ・ オ リ ビ エ ・ ジ ュ ア ン 2008 年 Charmes-Chambertin シ ャ ル ム ・ シ ャ ン ベ ル タ ン マ ゾ ワ イ エ ー ル 側 に 0.35ha を 所 有 。 平 均 樹 齢 60 年 の VV。 新 樽 比 率 30%。 オ リ ヴ ィ エ ・ ジ ュ ア ン の 最 高 キ ュ ヴ ェ 。 ■ 醸 造 家 Olivier Jouan ■ 所 有 畑 面 積 8.5ha ■ ド メ ー ヌ 継 承 年 1999 年 栽 培 に お け る 特 記 事 項 ビ オ ロ ジ ー ( 1999 年 か ら 。 Ecocert 認 証 )。 4 世 代 に 渡 っ て 受 け 継 が れるマサル・セレクション 醸 造 に お け る 特 記 事 項 天 然 酵 母 の み で 発 酵 、 澱 引 き は ビ ン 詰 め 前 に 1 回 の み 、 SO2 の 使 用は最小限 オ リ ヴ ィ エ ・ ジ ュ ア ン (Olivier Jouan) は 、 わ ず か 150ha の ア ペ ラ シ オ ン に 5 つ も の 特 級 畑 (Grand Cru) を 擁 す る ブ ル ゴ ー ニ ュ 屈 指 の 銘 醸 地 、 モ レ ・ サ ン ・ ド ニ を 中 心 に 8.5ha の ぶ ど -6- う畑を所有する近年注目のドメーヌです。ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系 で す 。 1999 年 、 当 時 26 歳 だ っ た オ リ ヴ ィ エ ・ ジ ュ ア ン は 、 曽 祖 父 が 創 業 し た こ の ド メ ー ヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始しました。 オリヴィエ・ジュアンの醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナ ン村にあります。清潔に手入れが行き届いた彼のカーヴには醸造設備や樽が効率的に配置 され、不自然な温度管理等をせず極めてナチュラルなワイン造りを実践しています。 また、ドメーヌ継承後直ちに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の 3 年後に厳しいエ コセール認証を勝ち取りました。ブルゴーニュ地方は、ちょっと雨が降ると翌日の畑を見 る の が 怖 い ほ ど ビ オ 栽 培 は 難 し い と こ ろ で す が 、「 で き る だ け 畑 に い て 、 問 題 が 起 き そ う に な っ た ら 即 対 処 し ま す 」。 そ の 言 葉 通 り 、 た と え 土 日 の 雨 の 日 で も 、 モ レ の 畑 を 通 り か かれば、ただひとり黙々と働く彼にしばしば会うことができます。 「趣味は仕事です」真面目一筋。 近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造 り手が現れる日が来たのです。 -7-
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