仕様書 - 量子科学技術研究開発機構

可動ミラー角度モニター用ロータリーキャパシター
の接地検討
仕様書
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
核融合エネルギー開発部門
那珂核融合研究所 ITERプロジェクト部
RF加熱開発グループ
目 次
1. 一般仕様........................................................................................................................... 3
1.1 件名 ............................................................................................................................ 3
1.2 目的及び概要 .............................................................................................................. 3
1.3 契約範囲 ...................................................................................................................... 3
1.3.1 契約範囲内 ........................................................................................................... 3
1.3.2 契約範囲外 ........................................................................................................... 3
1.4 実施場所 ..................................................................................................................... 3
1.5 納入場所及び納入条件................................................................................................ 3
1.6 提出書類 ...................................................................................................................... 4
1.7 納期 ............................................................................................................................ 4
1.8 検収条件 ..................................................................................................................... 4
1.9 支給品及び貸与品 ....................................................................................................... 4
1.10 一般事項 ................................................................................................................... 5
1.11 品質管理 ................................................................................................................... 5
1.12 機密保持、技術情報及び成果の公開 ........................................................................ 6
1.13 情報セキュリティの確保 .......................................................................................... 6
1.14 安全管理 ................................................................................................................... 6
1.15 グリーン購入法の推進.............................................................................................. 6
1.16 特記事項 ................................................................................................................... 7
2. 作業仕様........................................................................................................................... 8
2.1 作業内容 ..................................................................................................................... 8
3.
技術検査 ......................................................................................................................... 8
資料 1「情報セキュリティの確保に関する事項」 .............................................................. 11
1. 一般仕様
1.1 件名
可動ミラー角度モニター用ロータリーキャパシターの接地検討
1.2 目的及び概要
日本が調達予定のITER用電子サイクロトロン波加熱電流駆動用アンテナ(ECランチ
ャー)の可動ミラーから放射する高周波ビームの方向を制御するため、可動ミラーの回
転角度に応じて静電容量が変化するロータリーキャパシターでの高周波の反射信号の位
相を基に入射方向を同定する方法を開発中である。本件は、原理検証用のモックアップ
装置において、ロータリーキャパシターの接地線の位相変化に対する影響を実験的に調
べるとともに、等価回路における位相解析を通じて影響を評価することを目的とする。
1.3契約範囲
1.3.1 契約範囲内
受注者は「2.技術仕様」に沿って,下記作業を行うものとする。
(1)ロータリーキャパシターの接地線の反射波位相への影響の高周波解析
(2)開放型モックアップでの反射波位相の測定
(3)実験検討報告書の作成
1.3.2 契約範囲外
1.3.1 項に記載の契約範囲内に記載なきもの。
1.4 実施場所
茨城県那珂市向山801−1
・量子科学技術研究開発機構(以下「量研機構」という。)
那珂核融合研究所JT—60付属実験棟内
・その他、事前に協議して定めた場所
1.5 納入場所及び納入条件
(1) 納入場所
〒311-0193
茨城県那珂市向山801-1
量研機構
那珂核融合研究所
RF加熱開発グループ
(2) 納入条件
持込渡し
3
JT-60付属実験棟内指定場所
1.6提出書類
下表に示す書類の提出。
書類名
指定様式
提出期日
部数
備考
1
Quality Plan
指定なし
契約後及び変更
の都度速やかに
1部
作業工程表も含む
2
試験検討報告書
指定なし
1.6項に記載
3部
英語で作成。検討結果
の記述、1も添付する。
3
再委託承諾願
量研機構
指定
契約後速やかに
1式
※下請負等がある場合
に提出
*報告書には、設計検討結果、試験や各種解析の結果等も記載する。
(確認方法)
「確認」は次の方法で行う。
量研機構は、確認のために提出された図書を受領したときは、確認日を記載した確認
印を押印して保存する。確認時に修正及び再検討の必要がある場合には、修正や再検
討を指示し、再提出されるものを確認する。
*なお、各書類の最終版の提出に際し、1.5(1)項の納入場所のほかに以下宛てまで電子
メールにて送付することとする。したがって、書類は最終的に電子ファイルとする。
(宛先) 量研機構 核融合エネルギー研究開発部門 文書管理センター
メールアドレス : [email protected]
1.7 納期
平成29年3月24日
1.8 検収条件
1.6項に記載する提出書類が必要部数納入され、第3章に定める検査の合格をもって検収
とする。
1.9 支給品及び貸与品
(1) 支給品
なし
(2) 貸与品
必要に応じ、ITER ECランチャーの現設計資料、構造検討に必要な資料及び作業に必
要な物品を貸与する。
貸与品の例
イ.机、椅子
ロ.マニュアル及び参考図書(ITER関連図書など)
ハ.ECランチャー設計図
ニ.計算機、解析結果
4
1.10 一般事項
本作業の受注者は、以下に示す項目について満足することが必須である。
(1) Microsoft office、CATIA の操作ができること。
(2) 電磁気学、電磁力解析、高周波伝送理論、応力解析、機械工学について基礎知識を有
すること。
(3) 本作業に必要な知識として、ITER 水平ポート EC アンテナの構造概念及び可動ミラ
ー駆動機構についての知見を有すること。
(4) ITER 機器などの大型プロジェクトに関する機器製作の経験を有すること。
(5) 作業に当たり、英文の資料文書を読み、また、英語による報告書作成の必要があるた
め、作業者は、英検準 1 級レベル相当の能力を有するか、ITER 等の国際的プロジェ
クトでの作業経験を有すること。
(6) 量研機構の JT-60 付属実験棟内にて本仕様に規定する作業を実施すること。
1.11 品質管理
受注者は、本契約の履行に当たり次に定める品質保証活動に係る要求事項を文書化
された手順により確立し、作業を行うこと。この手順には、受注者の品質保証プログラム
を適用しても良い。本契約の履行に該当する項目の内容に関しては、品質保証計画書に
記載すること。なお、受注者は、量研機構から要求があった場合には、本契約の適切な管
理運営を証明するために必要な文書及びデータを提供するものとする。
受注者の管理すべき品質保証要求事項(本契約の履行に係る項目のみ適用)
(1)業務実施計画
(2)契約内容の確認(変更管理を含む。)
(3)設計管理
・設計レビュー
・設計変更管理
*「*独立検証」が要求される場合は、別途、記載する。
(4)購買管理
(5)製作管理
・工程管理
・特殊工程の管理
・識別及びトレーサビリティ
・貸与品の管理
(6)試験検査
・試験検査の管理
・試験計測機器の管理
*「**認定検査員による検査及び試験」が要求される場合は、別途、記載する。
5
(7)コンピュータプログラム及びデータの管理
(8)不適合の管理
(9)作業従事者の力量
(10)文書及び記録管理
1.12 機密保持、技術情報及び成果の公開
(1) 機密保持
受注者は、本業務の実施に当たり、知り得た情報を厳重に管理し、本業務遂行以外の
目的で、受注者及び下請け会社等の作業員を除く第三者への開示、提供を行ってはなら
ない。
(2) 技術情報及び成果の公開
受注者が、本業務の実施に当たり、知り得た情報・成果のうち、量研機構が機密情報
でないと認めた情報、成果については、あらかじめ書面により量研機構の承認を得るこ
とで、第三者へ開示できることとする。また、量研機構が本契約に関し、その目的を達
成するため、受注者の保有する機密情報ではない技術情報を無償で量研機構に提供する
ものとする。
1.13 情報セキュリティの確保
資料 1「情報セキュリティの確保に関する事項」を遵守すること。
1.14 安全管理
本業務の実施に当たり、量研機構内で作業を実施する場合には、下記の一般安全管理を
実施すること。
・ 作業計画に際し綿密かつ無理のない工程を組み、材料、労働安全対策等の準備を行い、
作業の安全確保を最優先としつつ、迅速な進捗を図るものとする。また、作業遂行上
既設物の保護及び第三者への損害防止にも留意し、必要な措置を講ずるとともに、火
災その他の事故防止に努めるものとする。
・ 作業現場の安全衛生管理は、法令に従い受注者の責任において自主的に行うこと。
・ 受注者は、作業着手に先立ち量研機構と安全について十分に打合せを行った後着手す
ること。
・ 作業中は、常に整理整頓を心掛ける等、安全及び衛生面に十分留意すること。
・ 受注者は、本作業に使用する機器、装置の中で地震等により安全を損なうおそれのあ
るものについては、転倒防止策等を施すこと。
1.15 グリーン購入法の推進
(1) 本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法
6
律)に適用する環境物品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを採用するも
のとする。
(2) 本仕様に定める納入印刷物については、グリーン購入法の基本方針に定める「紙類」
の基準を満たしたものであること。
1.16 特記事項
(1) 受注者は量研機構が量子科学技術の研究・開発を行う機関であるため、高い技術力
及び高い信頼性を社会的に求められていることを認識し、量研機構の規程等を遵守し
安全性に配慮し業務を遂行し得る能力を有する者を従事させること。
(2) 受注者は業務の実施に当たって、次に掲げる関係法令及び所内規程を遵守するもの
とし、量研機構が安全確保のための指示を行ったときは、その指示に従うものとする。
イ.那珂核融合研究所安全衛生管理規則
ロ.那珂核融合研究所事故対策規則
ハ.那珂核融合研究所事故対策要領
(3) 受注者は異常事態等が発生した場合、量研機構の指示に従い行動するものとする。
(4) 受注者は従事者に関しては労基法、労安法その他法令上の責任及び従事者の規律秩
序及び風紀の維持に関する責任を全て負うものとする。
(5) 受注者は、本作業を円滑に進めるため、量研機構と打合せの下で作業を進めること
とする。また、仕様書に定めのない事項については、量研機構と協議の上、決定する。
7
2. 作業仕様
2.1 作業内容
下記項目について作業を行うこととする。
2.1.1 ITER EC ランチャー可動ミラー用角度モニターの接地線の位相への影響調査
(1) 角度モニターの基本仕様を以下に示す。
・角度検出精度:
0.1°以下
・トロイダル最大磁場:
・最高使用温度:
240℃
3.5T
+0/-5℃
ポロイダル最大磁場:
5T
(ベーキング時)
・使用環境雰囲気: 真空/髙放射線(中性子線及びγ線)環境
・その他表1、図1を参照すること。
(2) 開放型角度モニター試験装置(図2参照)において、回転電極と計測用高周波ケーブ
ル外皮とをつなぐ接地線の形状の違いに因る反射波位相の変化を測定する。
(3)下記接地線について位相計測するものとする。
・単芯リード線とし、長さ約7cm(実機相当)、10cm、13cm(前年度試験時の長さ)
とする。
・約2cm幅の板状とし、長さは、電極間をつなげるために必要な長さとする、例えば
約13cmとする。
2.1.2 接地線のインダクタンスを考慮した等価回路における反射波位相の解析
(1)接地線のインダクタンスが1nH~100nHある場合の反射波の位相変化を計算する。
(2)上記の単芯リード線と板状接地線の自己インダクタンスを概略計算し、反射波の位
相変化を計算する。
(3)位相計算値と計測結果と比較し等価回路の妥当性を検証し、等価回路の見直しをす
る。
2.1.3 測定結果と解析結果を基に報告書を英語で作成すること。
3.
技術検査
報告書は、1.5 項に示す納入場所に報告書が必要部数納入された後に実施する技術検
査に合格すること。
(1)検査方法
報告書の内容を確認する。
(2)合格基準
第 2 章の仕様に基づく作業が実施され、測定と解析結果が記載されていること。
表 1 設計条件
SUS316L or IG 相当
構造材
< 400 ℃
構造材使用温度
冷却材
軽水
8
70 ±10℃/ 126±10℃
冷却時冷却材入口/出口温度
240℃
ベーキング時冷却材温度
1 次冷却時冷却材圧力(MPa)
4
ベーキング時冷却材最大圧力(MPa)
4.4
許容圧力損失(MPa)
1.35
真空容器内最大圧力(絶対圧 bar)
1.5
プラズマ電流(MA)
17
プラズマディスラプション電流減衰時 指数減衰:16ms
間
直線減衰:36ms
運転時環境
真空。
トロイダル磁場:約 3.5T。
最大ポロイダル磁場:約 5T。
最大仕様値の 1.43 倍
耐圧試験時の圧力
位相計測部
高周波回路
図 1 反射位相計測による角度モニタの主な構成
9
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資料1「情報セキュリティの確保に関する事項」
1. 受注者は、契約の履行に関し、情報システム(情報処理及び通信に関わるシステムで
あって、ハードウェア、ソフトウェア及びネットワーク並びに記録媒体で構成される
ものをいう。
)を利用する場合には、量研機構の情報及び情報システムを保護するため
に、情報システムからの情報漏えい、コンピュータウィルスの侵入等の防止その他必
要な措置を講じなければならない。
2. 受注者は、次の各号に掲げる事項を遵守するほか、量研機構の情報セキュリティ確保
のため、量研機構が必要な指示を行ったときは、その指示に従わなければならない。
(1) 受注者は、契約の業務に携わる者(以下「担当業務者」という。)を特定し、それ以外
の者に作業をさせてはならない。
(2) 受注者は、契約に関して知り得た情報(量研機構に引き渡すべきコンピュータプログ
ラム著作物及び計算結果を含む。以下同じ)を取り扱う情報システムについて、業務
担当者以外の当該情報にアクセス可能とならないよう適切にアクセス制限を行うこ
と。
(3) 受注者は、契約に関して知り得た情報を取り扱う情報システムについて、ウィルス対
策ツール及びファイアウォール機能の導入、セキュリティパッチの適用等適切な情報
セキュリティ対策を実施すること。
(4) 受注者は、P2P ファイル交換ソフトウェア(Winny、WinMX、KaZaa、Shera 等)及
び SoftEnter を導入した情報システムにおいて、契約に関して知り得た情報を取り扱
ってはならない。
(5) 受注者は、量研機構の承諾のない限り、契約に関して知り得た情報を量研機構又は受
注者の情報システム以外の情報システム(業務担当者が所有するパソコン等)におい
て取り扱ってはならない。
(6) 受注者は、委任をし、又は下請負をさせた場合は、当該委任又は下請負を受けた者に
対して、情報セキュリティの確保について必要な措置を講ずるように努めなければな
らない。
(7) 受注者は、量研機構が求めた場合には、情報セキュリティ対策の実施状況についての
監査を受け入れ、これに協力すること。
(8) 受注者は、量研機構の提供した情報並びに受注者及び委任又は下請負を受けた者が契
約業務のために収集した情報について、災害、紛失、破壊、改ざん、棄損、漏洩、コ
ンピュータウィルスによる被害、不正な利用、不正アクセスその他の事故が発生、又
は生ずるおそれのあることを知った場合は、直ちに量研機構に報告し、量研機構の指
示に従うものとする。契約の終了後においても、同様とする。
なお、量研機構の入札に参加する場合、又は量研機構からの見積依頼を受ける場合にも、
上記事項を遵守していただきます。
以上
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