全国初の自治体間連携による 特別養護老人ホームを南伊豆町に整備し

参考資 料
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全 国初の 自治体問連携 による
特別養護老人 ホームを南伊 豆 町 に整 備 します :
全 国初 とな る 自治 体 間連 携 に
よる特別養護 老 人 ホー ムの整備
につ い て は、平成 26年 12月
11日 、杉 並 区、南伊 豆 町及 び 静 ・
三 者 」 とい う。)に
岡県 (以下 「
よる基本 合意 書 を締 結 し、本 日
(3月 27日 )、静 岡県 にて、施
設 の概 要や 二 者 の役 割 等 に つい
て 覚書 を締結 しま した 。
この 覚書 の締 結 に よ り、平成
27年 度 の 早 期 に 杉 並 区 と南 伊
豆 町 は 、特別養 護 老 人 ホー ム を
建設 ・運 営す る社 会 福 祉 法人 を
連 携 して公 募 しま す。
覚書 の概要】
【
実 施 場 所 静 岡県 賀 茂郡 南伊 豆 町加 納 7 9 0 番 地
施設規模等
特別養 護 老人 ホー ム の入所 定員 9 0 人
短期 入 所 生活 介護 事 業所利 用 定員 1 0 人
南 伊 豆 町健康 福祉 セ ン ター と一体 的 に整 備
整 備 手 法
建 設 0 運 営す る社会福祉 法人 を公 募
整備 費補助
杉 並 区及 び 静 岡県 は 、予算 の範 囲 内で施 設整備 費 を補 助 す る。
今後 のスケ ジュール ( 予定) 】
【
平成 2 7 年度 運営法人公募、決定
平成 2 8 年度 特別養護老人 ホー ム建設
平成 2 9 年度 特別養護老人 ホーム開設
報道機関 問い合 わせ先】
【
保健福祉部高齢者施設整備担当 電話 :3312-2111(内
1
線 1182)
26. 12. 11
杉 並 区 広 報 課
南 伊 豆 町 に特別養護老人 ホームの整 備 を合意 !
介護 が必 要 にな つて も高齢者 が住み慣 れ た地域 で安心 して暮 らせ るよ うに、区 では特別養
護 老人 ホー ムの整備 を進 めています が、現在 、特別養護 老人ホー ムの入所希望者 は約 1800人
に達 し、そ の うち約 900人 は入 所 の必要性 が 高 い方 とな ってい ます 。
今後 、都市部 では 75歳 以上 の人 口が急速 に増加 す ることが予測 され てお り、杉並 区にお い
て も入所希望者 の増加 が見込まれ ます。
入所希望者 が 増加 す る中、杉並 区では 区内 での整 備 を基本 として 、荻窪税務署用 地 と区有
地 との財産交換 な ども進 めています。 そ の一 方 で 、 自治体間連携 に よる南 伊 豆町 との特別養
護老人 ホァ ムの整備 を検討 してきま した。
現行 の介護保 険制度 では 、 自治体 の圏域外 の特養整備 は想定 され てい ない こ とや 、杉 並 区
民が入所す るこ とで地元 の負担 が発生 して しま うこ とな ど様 々 な課題 が 、整備 に向 けて の大
きな壁 とな っ て い ま した。 これ らの ことは、杉並 区 と南伊豆町、静 岡県 で協議 を重ね る とと
もに、厚生 労働省 にお いて も、東京大学名 誉教授 の大森爾 (おお も り わた る)氏 を座長 と
した 「
都 市部 の 高齢化対策 に関す る検討会」 (厚生 労働省老健局)が 設置 され、都市部共通 の
課題 と して検討 が行 われ ま した。
この度、 これ らの課題 につい て 、法改 正 な どの方 向性や 関係 自治体 間 での検討 が進 んで き
た ことか ら、12月 11日 (木曜 日)午 前 H時 40分 、静 岡県庁 で 、杉 並 区、南伊豆町及 び 静 岡
県 の二者 で 、基本合意書 を締結 しま した。
【基本合意書骨子 】
① 杉並 区 と南 伊 豆町は 、昭和 49年 に、同町 で 区 立 南伊豆健康学園 を開設以来、 自治体 間 の
絆 を深 めて きた。
② 両 自治体 の 介護施設不足等、双方 の協力 で解決す る検討 を静岡県 の参画 を得て進 めて きた。
③ この 間 の経過 を踏 まえ、三者 の 良好 な協力 関係 の 下に、全国で初 とな る、自治体間連携 に
よる特別 養護 老人 ホー ム を南伊豆町 に整備 す る ことを合意す る。
【
杉並区長コメン ト】
平成 2 2 年 度 に構想 し、この間、様 々な局面が あ りま したが 、静岡県 ・南伊豆町 と共 に
検討 した結 果 、基本合意書 の締結 まで至 りま した。
都市部 の急速 な高齢化は深刻な問題 で、日域 外の特養整備は、 この 問題 に一 石 を投 じ
るものであ り、また、都市部 と地方の双方 に プ ラスに な る自治体間連携の先駆的 モ デル
と しても大 きな意義の ある取組み と考 えています。
今後、平成 2 9 年 度 の 開設 に向 け、更 に連携 を強め取組んでいきます 。
問い合わせ先】保健福祉部高齢者施設整備担当 電話03-3312-2111
【
2
平成 25年 6月 23日
高齢者施策につい て
東京都杉 並区
資料抜粋
南伊豆 町 の 概 要
申伊 豆 半 島 の南端 に位 置
争I菌
羅罫:110.59k〆
ゃ人 口: 9 , 1 2 1 人
ゎ可住 地 面積 人 口密 度 : 3 6 8 . 0 8 人
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゛世 帯 : 3 , 9 6 9 世 帯
青野川 沿 いの河津桜
器 年平均気 温 16℃の温暖な土地
學 豊かな温 泉
新鮮 な魚介 類 …
痣
30/39
Ⅱ 南伊 豆 健康学園跡地
1711,田
弓ヶ浜 クラブ
"む
Ⅲ 南伊豆町との交流 ①南伊豆健康学園
昭和 49年 杉 並 区内の虚 弱児童等 の転地療養 のための
区立全 寮制養護 学校 (小学校)
平成 23年 度末 :当初 の 目的を終 え閉園
⇒建 築物 は老朽化 により解体
②弓ヶ浜クラブ
昭和 55年 :区立小学校 の移動教 室用 の教育施設 として
開設 (定員 140名 )
0 区立小学校 5 ・6 年生が利用 ( 毎年 3 , 0 0 0 人 )
平 成 1 4 年 : 民営 化
区 民 宿 泊 施 設 「弓 ヶ浜 クラブ 」
・
移動教室のほか、一般利用客 年間4 , 5 0 0 人
・
移動教室の経験者が、成人後、家族連れで利用する例も多い。
③ 災害時相互援助協定の締結 (平成24年9月)
23年 3月
24年 3,8月
4月
東 日本大震災発生
南海 トラフ巨大地震 による被害想定 ( 南伊豆町)
東京都 の 被害想定 の見直 し ( 杉並区)
⇒ これ までの反好関係 を上台 に、災害時相互援助協定 を締結
の応急 対策や復 旧対策の援助体制 を整備
災害 B 寺
④_三流事業の推進___
拳 杉並区役所等での観光物産展の開催
│
o 南 伊豆 町 へ の 観光 ツア ー を実施 ( 2 5 年 2 月 )
│
・杉並区民 8 0 名 程度。民宿 に宿泊 ( 2 泊 3 日 ) 。
=今 後 は、 「まるごと
養地協定」 の 締結な ども視野 に。
豊 かな 自然、宿 泊施設などの観光資源を区民 の憩 いや保
養 の場 として活用 し、町 の活性化を図るための協 定
4
│
螂
Ⅳ
健康学園跡地 を活用 した 「
保養地型特養」
健康学 園等 を通じた古くからの交流 のある南 伊 豆町
温 暖な気候 、豊 かな 自然 、温泉 、地元 の野菜や鮮魚 … ・
弓ヶ浜クラブ等を利用 した入 居者 ・
家族 の観 光 ・
保養も……
⇒ 保養地型特養 の構想 ヘ
. : 1
│
l
│
│
│
│
│
基本 スキ ー ム
│ 12
期待される効果
‐
‐
│‖町との友好関係の維持
:ゃ定員 60∼ 80名 程度
│
1申区の特養待機者ニーズヘの i
l中杉 並 区民 と地 元 の入所待 │ 1 対応
│
1 機者 を優先入所
: :
∼多様なライフスタイルの '
1中施 設 を整 備運営す る法人 │ 1
選択肢の一つとしても∼ │
│ を公 募
│ .雇
用等を通じた経済効果や │
ヘ
ニ
1申杉 並 区 は用地を整 備 運営 │ 1 介護 ーズ の対応などと :
いつた地域貢献
1 法人 に貸付
│ │
ギ鞣
V
「保 養 地 型 特 養 」 へ の 想 い 、 問 題 提 起
+ 入 所者は、南伊豆町の温暖な気候 と弓 ヶ浜など自然 に恵ま
れた環境の中で、 日常生活を送ることが出来る。
■入所者の家族は、 「弓ヶ浜クラブ」 を活用 し、保養や観光
を兼ねてお見 舞 いに来れ、家族 の絆 が 深め られる。
中町 との交流を更に深 め、福祉か ら雇用 、観光産業な ど、
地上
或の活性イ
ヒ策 の 一 つ となる。
■特養待機者の様 反 な状況 ・価値観等に即 し、特養 の形態も
い< つ かの選択肢が必要。
■高齢期の多様なライフスタイルの選 択肢の 一 つ と して、
今後 の高齢社会において必要な し< み 。
■曇
Ⅵ 杉並区民は どう受け止めて いるか
静岡県南伊豆町に特月
u養護者人ホームが聞所した場合、入所を希望しきすか。
lも
最も近ι の1つに○をつけてください。
(優先度A・Bランクの 申込者 にアンケートを実施、回答率 53.4%、 平成 23年 3月 )
│す ぐ│=入1所
‐
できる:の
│で
あれば●入1所
│を
希望│す
る│
│1120■│
(115,4%)
終身入所は希望 しない
が、 1ん 2年 程度であれ
ば、入所を検討する
17
(2.20/0)
■ 録 携 窪燿 総
た場合1 1 はI I 入所を検討
する●■■■■■■■■■■ │
入所を希望 しない
( 1 3 1 0/ °
o)
9
│1 59111
(13:70/o)
│■│17111
(19‐
114‐
)
. 2
(2.3%)
6
(1.9%)
(2.9%)
. 122‐
│
│‐
1■9 :
.│117111
│1258■ │
(331‐
0%)
(30,70/o)
(07.80/0)
/0)
12410°
376
(48.1%)
210
(52.90/0)
127
(40.30/0)
39
(56.5%)
10
│ │ │1 ‐
未 回答
154111
1(113%)
.2
(0.50/o)
4‐
(1.3%)
││1411:│
│(5100/o).
36/39
Ⅶ 静岡県 ・南伊豆町 との検討状況
∼ 3 者 にプラスとなる先 進 的な取組 み として∼
寺 「
保養地型特養」の構想を南伊豆町、静岡県に提示
寺 現行の介護保険制度のもと、想定されていない取組みであるが、
先進的な取組みとして、3者 での検討 ・協議を開始
幸 協議 嘔
検討 中の論点
―
1 入所後のルールづくり
2施
3友
4地
5入
6県
7居
入所者の医療保険や生活保護制度の負担の整理
設整備 の負担
ニーズに即した施設整備 と補助手法の整理
好 関係 の継 続
長年培われてきた区と町の友好関係 の継続
域 の振 興 に繋 がるしくみ づくり
雇用や食材購入などの経済効果 の検証
所基 準 の整理
、町、区 のメリットの整理
室定員
Ⅷ
杉並区民 の 入所 にかかわる課題 は何か ?
(都市部高齢 者を地方 で受入れる際 の課題 )
検討を通 じて明らかになった課題例
後期高齢者医療制度における保険者
入所者 が7 5 歳 に達 した場合 、施設所在 地 の 広 域連合 が保 険者 と
な る。
0 6 5 ∼ 7 4 歳 の入所者 が 障害認 定 を受 けた場合 、施設所在 地 の広 域
連合 が保 険者 とな る。
○
生活保護 の 実施責任
○
単身世帯 の入所者 で保護 を受 けて い な い者 か ら保 護 の 申請 が
あ つ た場 合 、そ の者 に対す る実施 責任 は 、施設所在 地 を所 管
す る保 護 の 実施機 関 にあ る。
38/39
●本格的な高齢社会の至」
来 を見据 え、都市部 と地
方部 の 自治 体間連携 によ り、それぞれが抱 える
高齢者問題や地 上
或経済 ・コ ミ
ィ問題な ど
の 解決 を図る。
●それぞれの住民にメリッ トを説明できるスキ ー
ームとする6
●これまでの交流関係の実績を踏まえ、現行制度
の中で実現可能な方法を導き出 し、利用者の不
1安 を解消するため に、静岡県 ・南伊豆町と3者
協定等によ り1協力 し含える仕組みをつ <る 方
│:で
1向で検討 している。