平戸 祐司…1 - 青森県獣医師会

第3回世界狂犬病デー(WRD)シンポジウムの報告
……青森県動物愛護センター…平戸 祐司…1
「全国公衆衛生獣医師協議会」調査研究発表会の概要
……全国公衆衛生獣医師協議会
東北ブロック青森県支部…木村 将人…4
おもしろーい養牛学…………………工藤 洋一…6
(北里大学)
155号 重度の発咳がQOLの
低下を招いた犬の肺腺癌の一例 …………10
156号 犬の門脈体循環シャント …………………12
157号 巨大腫瘤を形成した犬の平滑筋腫の1例…14
158号 視神経に限局した炎症によって
盲目を呈した黒毛和種子牛の1症例 ……16
………………………………………22
平成22年度東北地区獣医師大会・三学会開催……23
平成22年度日本産業動物獣医学会 (東北) の概要
……………………………武邉 千秋…24
平成22年度日本小動物獣医学会 (東北) の概要
…………………………伊藤 直之…25
平成22年度日本獣医公衆衛生学会 (東北) の概要
………………………新井山潤一郎…26
学会発表プログラム…………………………………27
…………………………………………37
……………………………………………38
動物ふれあいフェスティバル2010…館山 孝俊…18
火の玉探検……………………………沼宮内春雄…20
青森県獣医師会長杯ゴルフコンペ開催!!
隆…21
……………………………眞山
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平成22年9月28日(火)
、国際文化会館(東京都港区六本木)で行なわれた第3回世界狂犬病デー(world
rabies day)シンポジウムへ出席したのでその概要について報告します。
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世界狂犬病デーというのは2007年より毎年9月28日を世界中で狂犬病撲滅にむけての行事をしようとWHOが
中心となり定められたもので、狂犬病ワクチンを開発したパスツールの命日にちなんだものである。日本国内で
のシンポジウムは2008年より開始され、今回3回目となるが年々参加者は増加しており知名度も上がっている。
特に今回は毎日新聞記者の講演があるためか、マスコミ関係者らしき人も数名いたのが印象的であった。会場の
国際文化会館は近くに六本木ヒルズや各国大使館があり、どことなく本研修にふさわしい国際的な雰囲気があっ
た。会場内は当初100名ぐらいの予定だったはずが今回は180名もの応募があったそうで想像以上の混雑だった。
参加者も行政のみならず、動物病院、ワクチン業者、動物愛護団体、愛犬家など様々で本研修への関心の高さが
伺えた。会場受付では狂犬病ワクチン募金も行なっており、500円以上募金をすると赤い特製バンダナをもらえ
るブースもあった。バンダナ効果でブースもにぎわっており大分募金も集まった様子だった。
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本研修の内容紹介の前に狂犬病について会員の皆さんにはご承知とは思うが今一度簡単に復習してみる。
この病気は狂犬病ウィルスによって急性脳炎を引き起こす恐ろしい病気であり、
大きな特徴としては以下の4つがある。
① 発症したらほぼ100%死亡 ② 哺乳類全般に感染(ヒトへも感染する)
③ 発症する前の検査手段がない ④ 潜伏期間が長い(約1∼3ヶ月)
日本では50年以上国内のイヌでの発生はないが世界のほとんどが汚染国であり毎年この病気で5万人以上が亡
くなっている。感染拡大を防ぐためには毎年飼い犬へのワクチン接種が有効で、ヒトが疑わしき動物に咬まれて
感染した場合も速やかに暴露後ワクチン接種することで発症を防ぐことも可能である。
主なシンポジウム内容は以下のとおり
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「映像で見るヒトとイヌの狂犬病の症状」
佐藤克(狂犬病臨床研究会会長)
狂犬病の症状、ヒトとイヌの症状について映像を見ながら解説を受けた。はじめに国内で昭和25年狂犬病のイ
ヌに咬まれた4歳児が発症し死亡するまでの経過を観察するフィルムを見た。幼児の症状が進んでいく映像は顔
をそむけたくなるが、文章とは違う強烈な説得力を持っていた。まさに百聞は一見に如かずであり先生も「この
映像をみていただければ、私の役目は終わったも同然です」とおっしゃっていた。
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4歳児は発症後、
前駆期(風邪に似た症状)→狂躁期(この時期に恐風、
恐水症状や幻覚になる)→麻痺期(意
識低下、流涎)と経過した後、わずか5日で亡くなった。
子供において狂犬病発症例が多い理由に、一つは警戒心なく犬に近づき咬まれる傾向が強いこと、もう一つは
咬傷部から脳までの距離が大人に比べて近いため暴露後ワクチンが間に合わないことがあげられる。一般的に体
の大きな動物ほど潜伏期が長いそうである。
引き続きタイにおけるイヌの症状のフィルムも見た。
興味深かったのはよく漫画等でみる狂犬はヨダレを流しながら噛みついてくる印象があるが、先生がタイでみ
た発症犬でヨダレを流すものはなかったそうだ。またタイ赤十字研究所で作成した最新診断基準の中の主要症状
(穴掘り、咬みつき、嘔吐、下顎下垂、舌の突出、失調歩行等)の中にも流涎という症状はない。
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「狂犬病の概要と日本を取り巻く狂犬病事情」
井上智(国立感染症研究所)
狂犬病をはじめとする動物由来感染症を第一線で研究している先生から、日本と世界の狂犬病事情について解
説を受けた。
アジアでの感染源は主にイヌが中心であるが、北米ではイヌよりむしろ野生動物(アライグマ、キツネ、コウ
モリ等)が感染源となっている。特に野生アライグマの感染率は近年どんどん高まっている。毎年狂犬病で全世
界5万5千人もの死者が出るが、
そのほとんどがアジア(年間3万人以上)とアフリカ(年間2万人以上)である。
アジアの中でも特に東南アジアにおいて感染がひどく狂犬病対策に先進的なタイですらいまだ清浄化できておら
ず、また日本人観光客で賑わうあのバリ島も2008年より汚染が拡大しいまだ終息できていないのが現状である。
そういった世界を取り巻く状況を知るたびに日本が清浄国で居続けることが全く奇跡のように感じた。しかし
ロシア貿易船の船乗りが未検疫犬とともに上陸する例や感染の疑わしいコウモリが輸入資材に紛れて入ってくる
例など、日本への狂犬病侵入のリスクはかねてから専門家の間で指摘され続けており、つい先日大問題となった
口蹄疫のようにいつ海外から狂犬病が侵入しても何の不思議もない。実際侵入したときパニックにならないよう
国内でも狂犬病対応マニュアルの熟知や発生訓練、ワクチン備蓄、関連団体との連携強化等を行政中心に進めて
いかねばなるまい。
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「狂犬病予防について感じていること」
江口一(毎日新聞科学環境部記者)
2009年7月毎日新聞に「狂犬病予防接種率、実際は4割」という一面トップ記事が載った。この記事をすっぱ
抜いたのが人獣共通感染症を含む医療・食関連を担当している江口記者である。この記事、どういうことかとい
うと登録犬(全国670万頭)における狂犬病ワクチン接種率は75%であるが、日本ペットフード工業会調査によ
る実際の犬の飼育頭数は1250万頭と算出され登録数とは大きく乖離していたのだ。そうなると実際の接種率は
40%程度であり、WHOガイドラインが示した流行を防ぐための70%を日本ははるか大きく下回っている現状
にあるという内容であった。専門家の間で実はよく知られたことではあったが国民に対しては大きな反響を持っ
て受け入れられることとなった。
記者がマスコミの特質として特に強調したのが「マスコミというのは、普通の一般市民であり、時に冷静なら
ざる記事を書くことがよくある」ということである。
記者がいうには、愛犬への年1回のワクチン接種、海外では動物に近寄らない、狂犬病について飼い主に普及
啓発する等、発生しないための予防対策をしっかり進めることが大事であり、一旦発生したらマスコミを落ち着
ź ² ź
かせるのは難しいとのことであった。
私個人としては日本で狂犬病が発生した場合マスコミの冷静ならざる記事で日本がパニック状態に陥る危険性
は極めて高いと考える。そうならないためにも今から行政とマスコミの間で発生時対応について連携強化するこ
とが必要であると思う。
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講演に引き続き参加者10名程度を1グループにして5問ほど狂犬病に関連した出題を○×で答えながらその
テーマを元にグループ内で討論しあうワークショップも行なった。
例:
「狂犬病予防法はイヌのための法律か?」
(答えは×→ヒトのための法律)など
うちのグループは行政関係者から動物愛護団体、
開業獣医、
ワクチン業者など幅広い専門家が集まっており様々
なテーマに対し、いろんな立場から意見を活発に討論した。
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本研修に参加して狂犬病の最新知見に触れて知識を深め、また狂犬病の蔓延を防ぐという共通の目的をもった
者同士の交流が図れたことは非常に有意義なものであった。今回の研修をこれからの動物管理業務に生かしてい
きたいと思う。
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平成22年9月3日(金)
、東京都港区赤坂「明治記念館」において開催された「平成22年度全国公衆衛生獣医
師協議会調査研究発表会」に出席したので、その概要を報告します。
同協議会は、公衆衛生獣医師をもって構成する団体で組織され、国及び各都道府県を支部とするとともに、全
国10地区のブロックから構成されております。協議会の目的は、獣医公衆衛生に関する調査研究及び技術の研鑽
を行い、もって公衆衛生獣医師の資質の向上を期するとともに公衆衛生行政に寄与することであり、この調査研
究発表会は、会員相互の知識と技術の研鑽を図ると同時に、優れた発表演題について、国内外の学会に参加する
ための選考を行うものです。
ᴹࣖ౑͢ᩋᴥూ̱᥆ᇩᇐίϧࠈᴦȕȗȨȷᴻ
公務にお忙しい中、本日の発表会に全国各地から多数の御出席を頂き感謝申し上げます。今年は、獣医師関係
の大きな出来事として、宮崎県で口蹄疫が発生し、対応に当たられた関係者の皆様、また、全国からの多数の応
援獣医師の皆様におかれましては、大変御苦労様でした。
さて、団塊世代のベテラン獣医師である先輩職員が大量に退職の時期をむかえており、各自治体では獣医師確
保対策に御苦労されていることと思います。一方、獣医学領域の知識と技術のレベルアップを図り、足場を固め、
業務を充実させていくことも重要であると考えますが、この研究発表会もその一環と捉えていますので、日頃の
調査研究の成果を発表し、情報提供と情報共有の場にするとともに、研究成果を現場業務に反映させ、日々の業
務に活かしてほしいと思います。
ᴹᝩ౼ᆅሱᄉ᚜ᴻ
各ブロックから推薦されてきた演題18題について発表がなされ、その中から最優秀演題2題及び優秀演題2題
が選出されました。最優秀及び優秀演題については、来年2月に岐阜市で開催される平成22年度日本獣医公衆衛
生学会へ、また、最優秀演題は、同じく来年2月にフィリピンで開催されるアジア獣医学大会でそれぞれ発表さ
れる予定です。
⑴ 最優秀演題
① 「食肉中サルファ剤一斉分析における血清直接注入型カラムの検討」
四国ブロック:徳島県食肉衛生検査所 石丸 歩
(要旨)
動物用医薬品であるサルファ剤に係る食肉中の残留検査について、㈱インタクト社製Cadenza HS-C18
カラム(血清を直接注入することが可能であり、薬剤のみを保持し分子量3万以上の夾雑物を保持しな
いことを特徴とする。)を用いたところ、添加回収試験に良好な結果が得られるとともに、検体処理及び
HPLC(高速液体クロマトグラフィ)分析の大幅な時間短縮が図られたことから、本試験法は、食肉中サ
ルファ剤のスクリーニング検査法として非常に有効である。
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② 「冷凍保存した食品検体からのコレラ菌検査法の検討」
関東ブロック:埼玉県衛生研究所 小野 一晃
(要旨)
食品中のコレラ菌は、冷凍保存により大幅に減少又は死滅するため、食品残品(検食)からの菌分離は非
常に困難であると考えられることから、分離培地としてCHROMagar Vibrio培地に0.1%量のピルビン酸
ナトリウムとカタラーゼを添加した改良培地を考案したところ、冷凍保存1年後の食品から同菌の分離が
可能であった。また、Multiplex PCR法を改良し、食品培養液中のコレラ菌の血清型を4∼5時間で判定
することが可能となった。
⑵ 優秀演題
① 「と畜場搬入牛の舌における志賀毒素産生性大腸菌保菌状況」
九州ブロック:大分県食肉衛生検査所 西本 清仁
(要旨)
と畜場に搬入された牛の舌について、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)の保菌状況を調査した結果、
321検体中41検体から当該菌が検出され、12.7%の分離率であった。志賀毒素産生性大腸菌のうち、ヒト
への病原性が高い腸管出血性大腸菌O157やO26が、夏期には効率に舌から検出されており、特に夏期に
は舌を含む内臓肉等の取扱いに注意する必要がある。また、動物ふれあいイベント等で牛と触れ合う際に
は、糞便のみではなく舌や唾液にも注意が必要である。
② 「地方病型牛白血病の血清学的および遺伝子学的検討」
関東ブロック:埼玉県食肉衛生検査センター 萩原 昌代 (要旨)
と畜検査において病理組織学的に地方病型牛白血病と診断した母牛について、その胎子3頭を対象とし
て血清学的検査(赤血球凝集反応)及び遺伝子学的検査(PCR)を実施したところ、肉眼及び病理組織学的
に病変がみられなかった胎子1頭について、赤血球凝集反応では陰性であったが、PCR法により心臓等
の臓器からウイルス遺伝子が検出され、PCR法の検出感度の高さが証明された。また、母牛からの垂直
感染が証明されるとともに、胎子からのウイルス遺伝子の検出は国内初の報告例と考えられた。牛白血病
拡大防止のため、当該ウイルス遺伝子を持つ母牛を繁殖用に供しないことやウイルス遺伝子を保有する牛
を優先的に淘汰することが重要である。
ᴹ࿑ҝផ໮ᴻ
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所の吉田和生先生を講師に「口蹄疫について」と
題して研修講演が行われ、口蹄疫に係る疫学、診断法、予防法等について、詳しい説明と情報提供がありました。
ᴹӎәᐐ᚜पࣻᴻ
公衆衛生獣医師としての功績に対して、全国公衆衛生獣医師協議会長から功労者表彰が行われ、全国145名(本
県関係者7名)に対して表彰状と記念品が贈られました。
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の病気うんぬんとある。しかし、それだけなのだろ
ȝɕȪɠ˂ȗ᭴࿈‫ޙ‬
うか。生きとし生けるもの全てに関わる仕事、例え
ば、野生動物、昆虫、魚類なども持ち込まれること
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ǽࡾǽᗵǽูǽˢ
があるという。
人畜共通の病気であれば、人の病気から、食品衛
ထԗ࢙ɥᐎțɞ
生、食の安心安全、動物と人間の触れ合いから生ま
獣医師とは?書いてある字を見ればなんとなく分
れる精神的なケアーなど、単に動物の病気のみを対
かるのであるが、耳から聞いての獣医師というのは
象にしているということだけではないような気がす
わからないことがあるようである。昔の人はともか
るのである。
くとして、今の若い人達はペットのお医者さんとい
えば分かるとしても、獣医師などといっても中々理
ထԗ࢙ɂԚႭᄻɁԗ࢙Ȟᴼ
解してもらえぬところがある。
先日、ラジオを聞いていたら、ダジャレの達人と
「獣医師ってなぁに?」
して、こんな話をしていた。「私の家は硬い家庭で
「そうね、ワンちゃんやネコちゃんのお医者さ
してね、私は医者の息子なんですよ。本来ならば親
ん」子供達に聞かれると、お母さん達の答えはこん
の後を継ぐところなんですが、タレントになってし
なものだろう。実際に獣医師の仕事といえば、その
まって、父親は偉いんですよ。なにしろ、日本で十
ようなことが多くなっているし、憧れになってい
番目の医者でしたから」
る。
「すごいですね。そんな家柄に育ったんですか。
「名は体を表す」ちょっと意味合いが違うような
なのに、なぜタレントに、タレントは悪いわけじゃ
ことかも知れないが、文字をみての印象は大切なも
ないですよ。しかし、日本で十番目に偉いお医者さ
のがある。
んの家に生まれて、どうして、そっちの方に進まな
獣(けもの)の医師とみるか、ペットのお医者さ
かったんですか」と司会者。
んとして認識してもらうかによって受ける印象は大
「いゃー、そんなに偉くはなかったんですよ。十
きな差があるように思うのである。
だからといって、
番目といっても、十位じゃなくて、獣医師なんです
獣医師という名称はどうのこうのというつもりはな
よ」本人は獣医を十位としてダジャレを言っている
いのだが、最近のように親しみやすいネーミング流
のである。その場は笑いで終わったのであるが、獣
行(ばやり)にあっては、どうなんだろうと思った
医は十番目の医師なのだろうか。これもダジャレの
りもする。しかし、獣医師というのは、其れ相応の
一つなのだが「医師(一師)と獣医師(十医師)」
考えのもとにつけられたことなのだろうから、そん
の差なのだろうか。私はそうは思わない。
なに議論するまでもないのかも知れない。
そこでダジャレであったとしても、獣医師は、い
獣医師とは?日本国語大辞典で調べてみると「獣
ろんな顔を持っているということを知って欲しいの
医師とは、家畜の病気の予防、診断、治療をする医
である。そして、その中から獣医師像を考えてみた
者、獣医師国家試験に合格し、農林水産大臣の免許
いのである。
を受ける必要がある」
。更に新明解国語辞典では
「家
畜や飼育動物の病気を診断し、治療する医師」とい
៱஁ɂǾȼɦȽထԗȨɦȺȬȞᴼ
うことである。
◎ 貴方は獣(哺乳動物の通称)の生命を守る獣医
さんですか?
試みに医師(医者)とは?どのように書いてある
哺乳類に拘る必要があるのだろうか。現在では
のだろう。
日本国語大辞典では「医師(医者)とは、病気の
爬虫類、両生類、昆虫、魚類などいろんなものが
診療、治療を業とする人、現在では国家試験に合格
持ち込まれるという。昔の獣医師の仕事の相手と
し、厚生労働大臣により免許を与えられたものを言
いうと家畜(牛、
馬、
豚、
鶏、
蜂)などが主役であっ
う。
」
た。しかし、今ではペット(犬、ネコなど)が大
新明解国語辞典では「病人を直し、
病気を予見し、
きなウエイトを占めている。そして完全に両者は
病気を無くすることに生涯を傾ける人」とある。
分かれているようになっている。獣医師であれば
各辞書から見えてくる獣医師像は、家畜や飼育動物
家畜も愛玩動物も診てくれていますか?
ź ¶ ź
◎ 貴方は、何者にも束縛されず、自らの自由意志
◎ 貴方は金のなる木を育てる樹医
(ジュイ→獣医)
で進む自由意志(獣医師)ですか?
さんですか?
「家畜は金のなる木だ」と言われている。やり
獣医師は束縛されてはならぬ。自分の意志で自
方次第で大事に育てると、その恩に報いて金を残
由に羽ばたいてこそ、獣医師たる誇りであると思
してくれる。気長に育てる、手入れをする、それ
うのだが、どうだろう。
◎ そうです。私は衣食住を守る重位師(重い位の
を指導する。樹医さんみたいに環境に配慮するそ
師)です。
んな獣医さんですか?
ほんとうに重要な位の師なんだろうか?4年制
◎ 貴方は医師に従う従医師(獣医師)ですか?
同じ生きものの命を守るといっても、人間の命
度から6年制度に変わっても、その重要性は認め
を守る医者の方が優位だと思っている。いつまで
られていない現状、社会的地位の向上とは絵に描
もそのような考え方でよいのだろうか。そのこと
いた餅みたいなものなのだろうか?
が、いつまでたっても社会的地位の向上に繋がっ
当て字で、ダジャレみたいなことを書いてし
ていかないのではないか、直接、間接的であるに
まったが、こうしてみると獣医師とは、なんと奥
しても、人間の命に関係している全てのことにつ
の深いものなんだろうと思ってしまう。
いて携わっていると言うことは分かっているはず
である。縁の下の力持ち、基本的な部分をしっか
ထԗ࢙Ɂ̾ந
りと支えているからこそ人間は安心できているの
昔のことを言うと笑われるかも知れないが、各部
である。貴方は、そんな誇りを持っていますか?
落、地域でも駐在さん(警察)の次に偉いのが獣医
◎ 貴方は1を聞いて10を知る十医師(獣医師)さ
師であると言われていた。部落での総会や催し物が
あると上座に座らせられたということである。それ
んですか?
だけ信頼され、尊敬されていたということである。
動物は何も話してくれない。物言わぬ相手と対
峠するときは、1を聞いて10を知るくらいの洞察
獣医師は知識人であり、困りごと相談員であり、気
力というか、インスピレーションみたいなものが
安く声がかけられる、そして誰よりも頼りにされて
必要とされる。動物たちのちょっとした仕草、飼
いたようである。夫婦喧嘩の仲裁やら嫁と姑とのい
い主の話から異常を見つけ出す。今ではいろんな
さかい、息子や娘の縁談の世話から、仲人など、殆
高度な検査機械などで異常をあらいだすことがで
どの家にフリーパスで出入りできたというから、た
きるようになってはいるが、昔は経験と思いやり
いしたものである。
みたいなことから家畜の苦しみを知ろうとしたも
「昔の獣医師は金持ちではなかったがスーパーマ
のである。そんな獣医さんですか?
ンのようであった」
「獣医さん、息子から手紙が来たんだ、読んで」
◎ 貴方は日本古来の柔らの精神で立ち向かう柔医
年寄りの婆様がら声がかかる。出稼ぎ先からの久し
師(獣医師)ですか?
心を読む、守りからの攻撃に、他の力を利用し
ぶりの便りである。今のように携帯電話とか、パソ
ての戦い、柔は豪を制する、貴方は、そんな気持
コンがない時代である。出て行けば鉄砲玉のように
ちで動物たちに立ち向かっていますか?
なんの音沙汰もない。便りのないことは元気な証拠
と言われていた。思い出したように葉書の一枚に
◎ 貴方は、人の心、動物の気持ちを充たしてくれ
2、3行の便りであったにしても嬉しいものであ
る充医師(獣医師)ですか?
アニマルセラピー、精神療法など、高齢化、少
る。獣医さんは葉書を読んでやる。わずか2、3行
子化の時代、ほんとうに動物と人とのつながりを
の手紙であっても、それに尾びれをつけて書いてな
充たしてくれていますか?
いようなことまでつくり読みをしてやるくらいの配
慮をする。
◎ 貴方は衣食住を守る住医師(獣医師)さんです
「獣医さん、安心したよ。何もないけど野菜、袋
か?
につめてあるから持って行って」と自動車に積み込
生活の全てに関わっている獣医師、できること
なら獣(けもの)だけに拘らず住処の医師たる住
んでくれる。
医師(獣医師)と命名したいものである。貴方は、
また、ある時は「獣医さん、息子にようやく嫁が
そんな考えを持っていますか?
きまりました。式に出て挨拶をお願いしますよ」
ź · ź
「よかったなぁ、これでひと安心だなぁ」
「今日はお灸でもしてみるかい」
「獣医さんのお陰だよ、いい人世話してもらっ
「悪いなぁ、治療費はいくらかかっても払うか
て、息子も幸せだ」
ら」決して裕福ではないのに獣医師に気を使ってい
「いっぱいお祝いしてやらねばなぁ、それはそう
る。
と爺様の体の具合どうだ」
「そんなに心配しなくてもいいよ。乗りかかった
「もうだめだ、腰が痛いって寝てばかりだ」
船だもの」獣医師も粋なところを見せる。
「なぁに、息子に嫁さんが来れば治るって」
灸をすえてやると、牛は気持ちがいいのか、うっ
昔の獣医師たちは、家畜の先生であると共に家族の
とりとしている。稲わらで一生懸命になってマッ
大きい支えであった。
サージし、筋肉のしこりをとろうとして懸命であ
そして昔の農家の人たちは獣医師のことを先生な
る。
どとは言わなかった。
「宝牛だもんなぁ、屠場にやれば、お互いに楽に
今は、どこに行っても先生呼ばわりされる。その
なるだろうけれど、世話になった牛だもの、家で看
ことはいいのか、悪いのか分からないが、獣医さん
取ってやらないとなぁ」
と呼ばれていたほうが信頼関係があったように思う
「やるだけやったら奇跡が起こるかもわからない
のである。
よ」
「あの獣医は酒飲みだ、飲んでも腕は確かだ」
「期待はしていないけど、すがるような目でみら
「あの獣医は豪傑だ、どんな荒れ馬でもびくとも
れると、このままにはしておきたくないからなぁ」
しなかった、耳にぶらさがっても採血し、去勢なん
飼い主の心意気が伝わってくる。
か、ちょろいもんだった」
起立が出来なくなってから一ヶ月、とても治ると
獣医というと、良い噂、悪い噂など事欠くことは
は思われなかった牛が、ある日、突然に立ち上がっ
なかった。そんなこともあり先生というより獣医と
たのである。
いったほうが響きがよかったのだろうか。
「先生、立ってくれましたよ、歩いてくれました
面と向えば、さんづけをするのであるが、本人が
よ」
いないときには「獣医ぁ、朝から酒のんで、でも腕
「もう大丈夫です。先生のお陰です」
は確かだ、あの獣医さぁ、かかればべごも馬も大人
「なぁに、貴方の誠意が通じたのさ」
しくなってしまう」そんな調子であった。
こんなに手をかけてやって経営的にはどうだった
当時との社会環境も違うだろうし、今では、そん
のか、しかし、この経験が姿勢が金に変えられない
なことは出来る状態ではないのだが、昔の獣医師を
それ以上のものを残してくれるのである。
とりまく環境はそんなものだった。
「先生、この牛、どうですか。治りますか」
「どうだい、牛の具合は」
「治るよ。たいした病気でないもの」
「うん、わからないけど、死ぬまで頑張ってみる
「どのくらいかかります。抗生物質を使うんで
よ」
しょう」
「もう、諦めてもいいんじゃないの、これまで尽
「あぁ、熱もあるし、その方が治りも早いしね」
くしたんだもの、牛だって満足しているよ」
「でも、やめます。かわりの牛も居ますから、廃
「でもやってみるよ。まだ体をこすってやると起
用の診断書を書いてください、共済の方にも廃用の
き上がろうとして頑張っているようだもの」立てな
手続き願います」抗生剤を使うことによって、廃用
くなった牛が床ずれにならないように腰のあたりに
にするときには肉として出せない。この牛を廃用に
座布団を敷き、ふかふかの乾草をいっぱいにして
して、どれほどの金になるのか、それよりも治して
「獣医さん、お願い、牛の体の位置を変えてやりた
やったら、これから、もっともっと働いてくれると
いから手伝ってよ」飼い主は一生懸命だった。
思うのに、なによりも技術的にも飼い主も獣医師も
毎日のように水を与え、消化しやすいようにと乾
多くのものを得ることになるのだか、それがわかっ
草に熱湯をかけてやわらかくする。大豆や馬鈴薯を
てくれない。
煮て与えている。
こんなことに対して獣医師としては何もいうこと
こんな熱意に負けて栄養剤や補液剤を投与するこ
が出来ない。
とになる。
昔と今、家畜を飼う規模、条件も厳しくなってい
ź ¸ ź
ることも事実である。経済動物、家畜は消耗品であ
̷ᩖൌറ
る。そんな考えが強いのもわかる。
しかし家畜は生きものである。家畜は金のなる木
レストランの中でベゴ族をみた
である。家畜は財産である。家畜は家族の一員であ
とにかく食べる、しゃべる、口を動かしている
る。だとしたらもっと家畜に対する考え方があるよ
まるでベゴの反芻みたいなものである
うに思うのだが、そして技術とはなんなんだろう。
「ねぇ、このカレー、甘くない」
技術は有形無形の財産であるはずなのに。それに携
「私だったら、もうちょっと辛いほうがいいわ」
わる我々、獣医師はなんなんだろう。
「そうね、でもこんな辛味もありね」
家畜を飼うということは、何なんだろう。
水を飲みながら、話し合っている、ナイス、ミディ
今のような状態だと経済動物とはいえ、あまりに
たち
も淋しく哀しい運命なのではないのだろうか。
バイキングということで、食べなければ損とばかり
全てのものの価値観が、おかしな方向にと変わっ
に、テーブルには皿が満載している
てきている。
「ねぇ、このサラダ、ちょっと古くない」
このままだと、家畜たちは悲しい、そして人間達
「古くなったからサラダにして出したんじゃない
も、なお悲しい。
の」
「単品ではシワシワは無理だものね」そしてまた水
࿈ɂͷȺɕᅺȶȹȗɞ(牛飼いの唄)
を飲んでいる
牛は何でも知っている
「あのさぁ、今度は○○のレストランにいってみな
日頃の父ちゃんのだんまりも
い」
母ちゃんと喧嘩のためじゃない
「なんかいい情報があるの」
歳入あがらず、事故ばかり
「メニューが多いらしいから」
やることなすこと裏目になって
「そうね、今度いつにする」
こんなことならやめようと
「明日でも、かまわないけど」
中途半端な気持の中に
「でるね、毎日、出歩いているとね」
自分の弱さに腹立てて
「旦那様、うるさいの」
何も言えずにだまってる
「旦那は関係ないけどさ、まわりの眼ね」
牛は何でも知っている
周りの目といえば、さっきから店員の見る目つきが
夕べ母ちゃん泣いたのも
変わってきている
雨が降っても休みなく
高くもない食事で何時間もねばっているのかとばか
父ちゃん、朝からパチンコ屋
りにである
息子はパソコン、夢中になって
オバチャン連中にとっては、音楽が流れ、暑くも寒
皆んなバラバラ、蚊帳の外
くもなく、コーヒー飲み放題、トイレだってきれい
昔、夢見た、楽しい家庭
なところで用足しができる、こんなに居心地のいい
そんな思いに哀しくなって
ところはない
愚痴も言えずに泣いたのさ
ズーズーしくも、のんびりとしているところはベゴ
様をみているようである
牛は何でも知っている
ベゴ様たちは他人の目を気にしないずぶとさがある
悩む息子の毎日も
旦那様たちは昼の食事代も切り詰めて、交際費を捻
朝から晩まで仕事して
出しようとしているのに、こんなずぶとさがなけれ
親孝行と言われても
ば、太ることも、オッパイを出すことも出来ないの
嫁も貰えず、夢もなし
だろう。まさしくベゴ族である
インターネットの情報も
ホームページの楽しさも
流れて消える空しさに
分かってもらえず、悩んでる
ź ¹ ź
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ᮁǽࠞǽ‫ޔ‬ǽΥ
動物愛護センターでは、動物愛護週間中の9月 25・26 日の両日に青森県獣医師会、青森県動物愛護協会
及びボランティアの方々の協力を得て「動物ふれあいフェスティバル 2010」を開催したところ、2日間で
3,157 の入館者があり、多くの親子連れやペットを連
れた方々で賑わいました。
センターの今年のイベントのコンセプトは「子ねこ
の命むやみに繁殖させないで」としています。昨年一
昨年と県内のねこの致死処分頭数は2千頭を超え、今
年もそれに迫る勢いでねこが持ち込まれており、危機
的状況にあると言って過言ではありません。さらに、
その7割弱が子ねこであることから、ねこの屋内飼育
ȶঊ͇̭͈ྵ้͚͙͞ͅ૓̵̯̞̈́́ȷΩΥσജা
や不妊手術の重要性、迷子札の装着の必要性について
来館者へチラシ配布とパネル展示により訴えました。
初日は、時折強い雨の降る生憎の天候でしたが、北
里大学の入交先生による来場者の飼い犬を使っての実
演を交えた「成犬のしつけ方教室」や盲導犬協会の「盲
導犬の実演」に参加者は真剣な表情で聞き入り、盲導
犬体験には子供たちの長い列ができました。
また、フライングディスクドッグのデモンストレー
ションでは、飼主が投げるディスクやボールを犬たち
が一生懸命追いかけ見事キャッチする度に、会場から
࿋൵ࡂఘࡑͅಿ̞Ⴅ
大きな歓声が沸きあがりました。
好天に恵まれた2日目は、前日の3倍以上の来場
者を数え、センターの芝生の多目的広場をメインに、
「動物パレード」を初めとして、センターから子犬
の譲渡を受けた飼主を主な対象として、前日に引き
続き入交先生による 「子犬のしつけ方教室」、「ワン
ちゃん大運動会」、十和田市の警察犬訓練士である
佐々木先生による「警察犬デモンストレーション」
ঊࡂ̱̫̾‫ޗ‬৒
等が行われ、終始歓声が絶えませんでした。
ź ±¸ ź
この他、子供を対象とした「動物のお医者さん体験」
や職員やスタッフ動物の熱演?による「動物由来感
染症予防」「ワンちゃんとの安全ドライブ」のパネル
展示等を通じて、多くの県民にセンターの目指す動
物愛護を感じ取っていただく良い機会になったので
はないかと思います。
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①「成犬のしつけ方教室」「子犬のしつけ方教室」
②警察犬実演 ③フライングディスクドッグ実演
④盲導犬歩行体験 ⑤ワンちゃん大運動会
⑥動物のお医者さん体験 ⑦乗馬体験など
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この夏、連日の猛暑を払拭しようと青森市浪岡、県民の森・梵珠山で例年実施されている神秘の灯「火の玉探
検」ツアーに参加した。火の玉とは、
古来より梵珠山で旧暦の7月9日深夜から10日未明にかけて不思議な光(御
灯明)が一部の地元民によって目撃されており、この現象はお釈迦様の墓に高僧の霊が帰ってくるときの後光と
も言い伝えられているそうです。見た人によると「幅30㎝位の青白いボーッとした炎のよう」だと言っています。
今年の探検は、8月18日午後9時「梵珠山自然ふれあいセンター」に集合・受付後、探検に当たっての留意事
項として登山道は一列歩行、電灯・雨具等は必需品、広場での火の玉観察時には静粛(騒ぎすぎると見えないと
言われている)になどの説明がなされる。また、当夜の参加者は約80名と意外に多く、青森市内のほか近隣市町
村や遠くは横浜市からと広範にわたっていた。そして午後10時、センターから地元の和尚様を先頭に標高約400
mの釈迦堂山頂を目指して登山を開始した。私は先頭グループにいたため、振り向きざまに見える後方の参加者
の電灯の光が蛇行のごとく長く揺らめきその景観は何か幻想的でもあった。途中の寺屋敷広場で和尚様による線
香と蝋燭を灯して参加者の無事と山中の御霊の安堵を祈る読経を捧げ約1時間で山頂に到着した。
山頂では各々寒さ対策と夜露に濡れないよう防寒具又は雨具を着用して仰向けになり、火の玉が現れる南東か
ら南西の方向を翌19日午前1時ごろまで約2時間火の玉が現れるのを今かと目を凝らしたが、残念ながら神秘の
火の玉に遭遇できなかった。しかし、当夜は天候に恵まれ流れ星が十数個見られ星空観察に満足であった。探検
終了後、全員無事に下山し主催者の提供による温かい掛け蕎麦を食べ「火の玉通行手形」を頂きそれぞれ散会し
た。なお、3年前火の玉を見たという知人の夫婦は、これまで7∼8回参加してやっと見ることができたという
ことであり初参加で見ようとはいかにも甘いと自省。
参考:企画主催は青森市浪岡観光協会(0172−62−3711)
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烏帽子岳、野辺地高校近くの登山口から6㎞位入った枇杷野川の渓流沿い(三番橋)の近くに夜泣き石があ
る。
昔、疲れ果てた旅の侍とその娘、千鶴(ちづ)が枇杷野川の近くに住み着いた。旅の途中に亡くなった母様
(かかさま)を弔いながら村人と仲良く暮していた。
ある日、狩りに出掛けた侍は、そのまま戻らなかった。千鶴は山に向って、父様(ととさま)、父様と泣きな
がら亡くなったという。
今も夜になると(夜泣き石)近くの川のせせらぎからは、父様恋しと呼ぶ、千鶴の声が聞こえるという。
〔火の玉〕にしても〔夜泣き石〕にしても、このような話は県内でも数多くあると思われるのだが、各地域・
部落等に伝わる奇妙奇天烈の話題など投稿していただければ嬉しいかぎりである。 (会報部会)
ź ²° ź
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ᛴԈୈ᥂ǽᅉǽࠞǽǽǽ᪜
「ナイス ショット!」
「フォア∼!」八甲田の山に響きわたる大きな声。
9月23日秋分の日、八甲田ビューカントリークラブにおいて青森県獣医師会ゴルフ愛好会主催のゴルフコンペ
が開催されました。
数日前までの猛暑がまるでうそのように、身も引き締まるまさに山の秋という感じの肌寒い日でした。予報で
は「雨」ということでしたが、参加者の日頃の心がけの賜か、スタート時にわずかに小雨がパラついたものの、
ほとんど雨に当たることもなく、終わるころには青空がのぞく、まずまずのゴルフ日よりとなりました。
普段なかなか顔をあわせる機会のない青森県獣医師会会員の面々、家族や友人、合わせて24名が、プレーを楽
しみました。
誰もが認めるプロ顔負けの腕前のNのドラコン賞と並び、ゴルフを始めてまだ2ヶ月で初参加の重量級Y、こ
こ一発にやたら強く、ドラコン賞をゲット! ! そんなドラマやエピソードがたくさんありました。「こんなはず
じゃない」
「いつもより穴が小さいんじゃないか」
「体調が、今ひとつで…」「昔はもっと飛んだのに」 等々、 い
ろいろなつぶやきも聞こえましたが、全員元気で無事終了。
大会終了後の表彰式では、まず、昨年優勝の吉田隆一さん(三沢
市)へ優勝カップ(レプリカ)の贈呈があり、その後、今年の成績
発表へ。
今大会は、接戦の中、高杉仁子さんが優勝の栄冠を手にしまし
た。日頃のたゆまぬゴルフ場通いと、大きなハンディキャップに恵
まれネット69(グロス97、ハンディキャップ28)という見事な成績
でした。
この大会は、
来年も9月23日
(秋分の日)
、
八甲田ビューカントリー
クラブで開催の予定です。獣医師会会員の皆様、ぜひご家族やご友
人とお誘いあわせのうえ、奮って、御参加ください。『次のドラマ
の主人公は‥‥あなたです。
』
ź ²± ź
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dz͢‫׆‬ɁӦտ
⑶食鳥検査員研修会
ˍȅ֥ٛତ
期日:平成22年7月3日(土)
平成22年
当 初
4月1日∼9月20日
入 会
458
退 会
15
13
場所:八戸市「ユートリー」
平成22年
内容:①「食鳥肉における衛生管理」
9月20日
講師 十和田食肉衛生検査所
460
主幹 佐々木治美
技師 東海林 彰
dz̜өஓᝒ
②「疾病の判定について」
ˍȅমྩ‫߸۾‬
講師 食鳥検査センター
⑴理事会
主任 三浦 一朗
期日:平成22年9月13日(月)
場所:県獣医師会館
dz̜ഈᩜΡ
内容:「平成22年度事業進捗状況について」
ȁˍȅ‫ࡂޚ‬ພထཡಕৣ‫߸۾‬
「公益法人改革検討委員会開催結果に
⑴狂犬病予防対策に係る担当者会議
ついて」他
期日:平成22年7月5日(月)
⑵公益法人改革検討委員会
場所:県動物愛護センター
期日:平成22年8月11日(水)
内容:「狂犬病予防注射事業推進について」
場所:県獣医師会館
他
内容:「本会の公益法人改革の現状を検討
⑵狂犬病予防注射事業に係る支部担当者会議
し、より効率的に推進するため、コ
期日:平成22年7月5日(月)
ンサルタント業務を委託する事とし
場所:県動物愛護センター
た。
」
内容:「狂犬病予防注射実施状況について」
他
2.食鳥事業関係
⑶慰霊祭
⑴特定事業運営委員会
期日:平成22年7月5日(月)
期日:平成22年9月10日(金)
場所:県動物愛護センター
場所:県獣医師会館
内容:「平成22年度事業進捗状況について」
ȁˎȅ໐ٛ‫߸۾‬
他
⑴部会開催状況
⑵特定事業運営委員会現地視察
①会報部会:6月23日(水)№143の編集
期日:平成22年9月25日(土)
7月6日(火)№143の校正
場所:第一ブロイラーカンパニー細谷工場
9月27日(月)№144の編集
(三沢市)
ȁˏȅ඾ུ਷֓঍ٛ‫߸۾‬
内容:「早朝の生体検査から、一連の処理過
程を視察」
⑴第67回通常総会
ź ²² ź
期日:平成22年6月28日(月)
ࢲ਽²²ࢳ࣊ూԈ٥Ԗǽǽ
ထԗ࢙‫͢۾‬ˁ˧‫͢ޙ‬ᩒϸ
場所:東京都「明治記念館」
内容:「平成21年度事務事業及び決算報告の
東北地区獣医師大会は平成22年9月16日(木)13
件」他
⑵全国獣医師会事務局会議
時より、社団法人秋田県獣医師会の担当で、秋田
期日:平成22年7月9日(金)
ビューホテルで開催されました。
場所:東京都「ホテルフロラシオン青山」
大会は恒例によりまして、砂原秋田県獣医師会長
内容:「日本獣医師会事業推進について」他
の挨拶で始まり、その後山根日本獣医師会会長挨拶
の後、昨年度の学会発表者への褒賞授与があり、本
ȁːȅ൐ཤ਷֓঍ٛႲࣣٛ‫߸۾‬
県の北里大学教授岡野昇三先生が、日本小動物獣医
⑴東北地区獣医師大会・三学会、関連会議
学会(東北)学会長賞を、また十和田食肉衛生検査
期日:平成22年9月16日(木)∼ 17日(金)
所技師立崎元先生が、
日本獣医公衆衛生学会(東北)
場所:秋田市「秋田ビューホテル」
連合会長賞を受賞しました。
⑵東北獣医師会連合会事務局講習会
続いて、農林水産省消費・安全局長(代理:池田
期日:平成22年7月22日(木)
畜水産安全管理課長)他の祝辞がありました。その
場所:宮城県獣医師会会議室
後議事に入り、日本獣医師会への要望として次の2
内容:「新公益法人化移行申請に係わる事務
つが提案されました。
1.産業動物獣医師の確保に向けた処遇改善につ
について」
いて(福島県提案)
講師 (社)
新潟県獣医師会
2.動物取り扱い業の規制を強化した動物愛護管
専務理事 水下 健次
理法の改正を図ろう(岩手県)
ȁˑȅ̷͈ఈ
それぞれ提案県より説明がなされ、全会一致で承
⑴日本小動物獣医師会年次学会
認されました。
期日:平成22年8月28日(土)
続いて特別講演として、秋田県大館市出身のプロ
場所:東京都「御殿山ガーデン」
野球解説者山田久志氏の『私の野球人生∼栄光に近
内容:市民公開講座
道なし∼』
、又、教育講演として、北海道大学准教
「学校動物の継続飼育」
授迫田義博氏による『鳥、豚そして新型インフルエ
⑵動物ふれあいフェスティバル2010
ンザ』の講演があり閉会しました。
期日:平成22年9月25日(土)
・26日(日)
今回の大会への本県出席者は35名、全体で339名
場所:県動物愛護センター
と少し少なかった。又、学会への本県出席者は、産
業動物13名、小動物13名、公衆衛生43名でした。
ź ²³ ź
リーマーチン」
ࢲ਽²²ࢳ࣊ஓటႇഈӦ࿎ǽǽǽ
ǽǽထԗ‫͢ޙ‬ᴥూԈᴦɁകᛵ
(福島県)福島農業共済連合会白河家畜診療所 鈴木義人ほか
ஓటႇഈӦ࿎ထԗ‫͢ޙ‬ᴥూԈᴦ
ǽǽǽ
\Ⴒࣣٛಿર^
᜻ឰ‫׆‬ǽණǽ᤮ǽԛǽᇻ
「Proteus mirabilis が分離された尿石症罹患牛の臨
平成22年9月16日∼ 17日、秋田市の秋田ビュー
床的特徴と治療法の検討」
ホテルにおいて「平成22年度東北地区獣医師大会及
(青森県)北里大学 佐藤健太郎ほか
び東北地区三学会」が開催された。
東北地区三学会は17日9時より各会場で開催さ
(参考)
れ、産業動物獣医学会においては大浪洋二地区学会
県別発表演題数
長の挨拶に引き続き一般講演の発表が行われた。
青森県 3題 岩手県 6題
今年度の発表演題数は、帯広畜産大学での日本獣
秋田県 2題 山形県 4題
医学会と開催日が重なったためか全体的に例年より
福島県 6題 宮城県 6題
やや少なめで、とくに小動物学会への影響が大き
かったようである。産業動物獣医学会も例年であれ
ば発表する演題数は30題以上になることが多いのだ
が、今年度は27題と少なめで、いつもは時間延長で
なかなか予定どおりに進行しないはずが、ほぼ時間
どおりに発表を終了することができた。
平成22年度の学会褒賞は評議員の審査の結果、下
記に決定した。
\౷ߊ‫ڠ‬ٛಿર^
「黒毛和種成雌牛にみられた大脳膠腫症の1例」
(岩手県)胆江地域農業共済組合 懸田和子ほか
「パンデミックインフルエンザ(H1N1)2009ウイ
ルスの豚への感染事例」
(山形県)庄内家畜保健衛生所 細谷雄輝ほか
\੻႗ર^
「運動器病巡回の成績をもとにした難治性肢蹄疾患
再発要因の検討」
(山形県)NOSAI山形庄内家畜診療所 高橋純
子ほか
「無形無心体と共に娩出されたホルスタイン種のフ
ź ²´ ź
൐ཤ౷ߊ‫ڠ‬ٛಿર
ࢲ਽²²ࢳ࣊ஓటߴӦ࿎ǽǽǽǽ
ǽǽǽထԗ‫͢ޙ‬ᴥూԈᴦɁകᛵ
日本小動物獣医学会(東北)
・生後1−2カ月齢の仔犬2,000例に対するス
クリーニング的心エコー図検査の結果
ஓటߴӦ࿎ထԗ‫͢ޙ‬ᴥూԈᴦ
ǽǽǽ
田口 大介 ほか
᜻ឰ‫׆‬ǽ͜ǽᗵǽᄽǽ̅
(グリーン動物病院・岩手県)
平成22年9月17日に前日の大会に引き続き、秋田
県獣医師会の担当で秋田市内の秋田ビューホテルを
൐ཤ਷֓঍ٛႲࣣٛಿર
会場として平成22年度の日本小動物獣医学会(東
日本小動物獣医学会(東北)
北)が開催されました。当日の朝に評議委員・合同
・自験例の皮膚腫瘍178例に関する疫学的検討
審査委員会が開催され、三学会の運営および各賞の
志賀 亮平 ほか
選出に関して確認の後、学会が開催されました。
(松野動物病院・秋田県)
日本小動物獣医学会学会長の岩手大学・佐藤れえ
子先生ならびに地区学会長の岩手大学・安田 準先
੻႗ર
生からそれぞれ挨拶があり、講演に移りました。
日本小動物獣医学会(東北)
今年度の学会発表演題数は、昨年に比較するとか
・治療に抵抗性を示す眼内炎に対しシクロスポ
なり少なく18題であり、青森県からの演題は2題で
リンが奏効した一例
した。なお、各獣医師会別の発表演題数は下記の通
山下 洋平 (エビス動物病院・仙台市)
りでした。
青森県 2題
今年の学会は、日本獣医学会や他の研究会との日
岩手県 4題
程的な重なりがあったことも一因と考えられます
秋田県 3題
が、演題数が少なく寂しい感じがしました。ただ
山形県 1題
し、昨年より会場が若干小さめだった影響か、昨年
福島県 4題
のように空席は目立たず、各演題に対する質疑応答
宮城県 3題
も活発になされ、充実した学会であったように思わ
仙台市 1題
れます。来年は、さらに多くの演題が発表され、今
年を凌ぐ活気ある学会となることを期待します。
青森県から発表の2演題は、次の通りです。
・低体重犬の動脈管開存症に対する動脈瘤針を
用いた動脈管結紮術の検討
町屋 奈 ほか(グリーン動物病院)
・イヌの難産から汎発性腹膜炎を呈した1例
竹原 律郎 (ふれあい動物病院)
講演終了後、以上の18演題について審査会が開催
され、受賞候補演題が次のように決定しました。
ź ²µ ź
ˍȁ൐ཤ౷ߊ‫ڠ‬ٛಿરȪˎఴȫ
ࢲ਽²²ࢳ࣊ஓటထԗǽǽǽǽǽ
ǽуᚏᚖႆ‫͢ޙ‬ᴥూԈᴦɁകᛵ
⑴「仙台市内におけるイヌ血清を用いた紅斑熱群
リケッチア疫学調査」
ஓటထԗуᚏᚖႆ‫͢ޙ‬ᴥూԈᴦ
ǽǽǽ
仙台市衛生研究所 畠山 拓 他
᜻ឰ‫׆‬ǽ୿̢ࠞǽ༁ˢ᤼
⑵「PCRを用いた細菌の生・死菌判別方法の検
討」
標記学会は、平成22年9月17日に秋田県獣医師会
宮城県食肉衛生検査所 西村 肇 他
の担当で、秋田市(秋田ビューホテル)において開
催されました。
ˎȁ൐ཤ౷ߊ਷֓঍ٛႲࣣٛಿર
また、前日に開催された大会は滞りなく終了し、
「青森県における動物介在活動(適応指導教
室)の取組みについて」
山田久志元プロ野球投手の特別講演や秋田竿灯、ナ
青森県動物愛護センター 國分 英輝 他
マハゲの実演、民謡等があり、秋田の文化を堪能で
きました。
学会開会に先立って、評議員による学会合同審査
ˏȁ੻႗ર
委員会が開催され、進行上の注意や審査要領等につ
「と畜場に搬入された牛のBLV感染状況調
査」
いて説明がありました。
青森県十和田食肉衛生検査所
その後、各学会に分かれ、諏佐地区学会長の開会
東海林 彰 他 の挨拶の後、演題の発表がありました。
今年度の発表演題数は23題あり、例年になく多く、
比例して参加者も多かったように思います。発表内
最後に、年度当初、本学会の発表演題数や参加者
容については、いつもの食品衛生や食肉衛生検査関
が少なく、いかに増やすかが懸案事項となっていま
連の内容に加えて、動物愛護関連の発表が増えてい
したが、初めて評議員として参加して、本県から6
ます。23題のうち青森県から6題あり、各県別の発
題発表され、その中から2題受賞でき、内心うれし
表演題数は、次のとおりでした。
いものがありました。御協力に感謝するとともに、
今後ますます活発な学会活動となるよう積極的な発
表や参加をお願いいたします。
青森県 6題 岩手県 3題
宮城県 4題 福島県 2題
山形県 2題 秋田県 2題
仙台市 3題 秋田市 1題
発表に対する会場からの質問も予想外にあり、中
でも本県の國分氏発表演題に対する質問が多く、制
限時間を超えたため質問を打ち切ったほどでした。
発表終了後、評議員による審査会が開催され、い
ずれの演題も優秀で甲乙付けがたいものばかりでし
たが、次のとおり決定されました。
ź ²¶ ź
໹଼ijijාഽ඾ུॲު൲໤਷֓‫ڠ‬ٛȪ൐ཤȫίυΈρθ
जಿȇ઀ȁࠁȁ༿ȁ๼
Ȫ˕ȇIJĶ ȡ˕ȇijĶȫ
1.和牛繁殖農場における子牛下痢症多発要因の考察と今後の取組み
○佐沢 公子1)、西川 彰子2)、山田 治2)、飯渕 良廣3)
(1)現・宮城県北部家保、2)宮城県大河原家保、3)現・宮城県仙台家保)
Ȫ˕ȇijĶ ȡ˕ȇĴĶȫ
2.黒毛和種子牛における下痢症の臨床症状と酸塩基平衡および電解質の関係
○吉田 裕貴1)、菊池 朋子1)、木南 藍子1)、加納 茂太2)、河野 充彦1)、一條 俊浩1)、
木村 有一1)
(1)宮城県農共連家畜診療研、2)宮城県農共連県北家畜診)
Ȫ˕ȇĴĶ ȡ˕ȇĵĶȫ
3.エプリノメクチン製剤の牛群一斉投与による経済効果
○鈴木 真一
(福島県酪農協組)
जಿȇऎȁ൥ȁȁȁ้
Ȫ˕ȇĵĶ ȡ˕ȇĶĶȫ
4.抗菌剤使用制限が牛呼吸器病起因菌薬剤感受性と臨床効果に及ぼす影響
加藤 敏英、○薮田 拓生、我孫子 透
(山形県農共連中央家畜診療所)
Ȫ˕ȇĶĶ ȡ IJıȇıĶȫ
5.定期削蹄における乳牛の削蹄前後の乳量および乳性状の変化
○村山 勇雄1)、木南 藍子3)、大森 慎一1)、坂井 靖2)、八島 正2)
(1)宮城県農共連県南家畜診、2)宮城県農共連中央家畜診、3)宮城県農共連家畜診療研)
ȪIJıȇıĶ ȡ IJıȇIJĶȫ
6.運動器病巡回の成績をもとにした難治性肢蹄疾患再発要因の検討
○高橋 純子、遠藤 洋、阿部 浩之、菅原 良次、小形 芳美
(NOSAI山形庄内家畜診療所・山形県)
जಿȇఊȁനȁȁȁጭ
ȪIJıȇIJĶ ȡ IJıȇijĶȫ
7.尿道結石における尿道切開手術の術後管理の検討
○武地 禎美、山口 美和、岩瀬 厚
(福島県農共連白河家畜診)
ź ²· ź
ȪIJıȇijĶ ȡ IJıȇĴĶȫ
8.Proteus mirabilis が分離された尿石症罹患牛の臨床的特徴と治療法の検討
○佐藤健太郎1)、渡辺 大作1)、富岡美千子1)、福田 恭秀1)、田邊 太志2)
(1)北里大・大動物外科学研究室、2)同・獣医微生物学)
ȪIJıȇĴĶ ȡ IJıȇĵĶȫ
9.腎結石を認めた黒毛和種去勢子牛の2例
○木南 藍子1)、一條 俊浩1)、河野 充彦1)、吉田 裕貴1)、菊池 朋子1)、坂井 靖2)、
沼津 敬治2)、木村 有一1)
(1)宮城県農共連家畜診療研、2)宮城県農共連中央家畜診)
जಿȇఱȁჂȁဢȁඵ
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10.金属性異物による乳用雌子牛の胸部食道梗塞の一症例
○佐々木一弥、佐藤祐紀子、上田 隆喜
(いわて総合動物病院・岩手県)
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11.無形無心体と共に娩出されたホルスタイン種のフリーマーチン
○鈴木 義人1)、鈴木 直人2)、大楽 明広1)、樋口 貞行1)、田中ゆうか1)、岩瀬 厚1)
(1)福島県農共連白河家畜診、2)福島県農共連家畜部)
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12.肥育農場で発生した牛ウイルス性下痢・粘膜病
○田中 篤1)、佐々木専悦2)、小沼 成尚1)、小原 剛1)
(1)秋田県中央家保、2)秋田県南部家保)
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13.乳用牛にみられた視床出血の1症例
○水戸部俊治1)、本田 祥子2)
(1)山形県中央家保、2)山形県農共連中央家畜診)
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14.黒毛和種成雌牛にみられた大脳膠腫症の1例
○懸田 和子1)、菊地 薫1)、高橋 真紀2)、後藤 満喜子3)、三上 修4)
(1)胆江地域農業共済組合、2)岩手県中央家保、3)岩手県県南家保、4)動衛研東北支所)
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15.飼育ヤマドリおよびキジの新生雛に見られた筋症
○佐藤 千尋1)、清宮 幸男2)、高橋 真紀3)、木戸口勝彰4)
(1)岩手県中央家保、2)岩手県獣医師会、3)岩手県県南家保、4)岩手県県北家保)
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16.浮腫病罹患豚の中枢神経系病変
○熊谷 芳浩1)、高橋 真紀2)、井戸 徳子1)
(1)岩手県中央家保、2)岩手県県南家保)
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17.黒毛和種子牛にみられた未分化神経外胚葉性腫瘍
(Primitive Neuroectodermal Tumor:PNET)の一症例
○高橋 幸治1)、長内 利佳2)、真鍋 智1)、高森 広典1)、日野 正浩1)
(1)宮城県仙台家保、2)元 宮城県仙台家保)
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18.慢性ワラビ中毒を疑う膀胱の血管平滑筋肉種
○壁谷 昌彦1)、松本 裕一1)、稲見 健司2)
(1)福島県県中家保、2)福島県県北家保)
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19.フランスガモのパスツレラ症発生と生産再開に向けた支援
○小松 咲1)、小野寺 亨2)
(1)秋田県中央家保、2)秋田県農畜産振興課)
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20.パンデミックインフルエンザ(HINI)2009ウイルスの豚への感染事例
○細矢 雄輝1)、佐藤 亘1)、守屋 聖一1)、齋藤 友佳1)、馬渡 隆寛2)、内田 裕子3)、
竹前 喜洋3)、西藤 岳彦3)
(1)山形県庄内家保、2)山形県中央家保、3)動衛研)
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21.管内の過去9年間のPMWS実態調査成績
○千葉 直幸1)、及川 俊徳2)、福田 智子1)、大野 遼子1)、加藤 伸悦1)
(1)宮城県東部家保、2)宮城県畜産試験場)
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22.肥育豚に発生したSalmonella Choleraesuis 感染症
○太田智恵子1)、渡部 巌1)、佐藤 郷子1)、中村 紀文2)、小笠原清高1)、笹森 昌俊3)、
内田 正博4)
(1)青森県十和田家保、2)青森県むつ家保、3)青森県青森家保、4)青森県獣医師会食鳥検査センター)
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23.農場での急性型豚丹毒の発生及びと畜場での多発事例
○中村 紀文1)、太田智恵子2)、渡部 巌2)
(1)青森県むつ家保、2)青森県十和田家保)
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24.トリパノソーマ病と成牛型牛白血病(EBL)の混合発症例
○松本 裕一1)、佐藤 敦子1)、穂積 愛美1)、壁谷 昌彦1)、高石 英俊2)、中村 義男3)
(1)福島県県中家保、2)高石動物診療所・福島県、3)動衛研)
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25.鼻腔スワぶぶを用いたMannheimia haemolytica 分離検査の診断的意義
○菅原 克
(福島県会津家保)
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26.最近の鶏大腸菌症における大腸菌分離株の病原性
○倉持 好1)、佐々木 淳1)、山口 遼作1)、川崎 武志2)、御領 政信1)
(1)岩手大、2)人と鳥の健康研究所)
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27.ロドコッカス・エクイ感染症に罹患した重種子馬の1症例
○五嶋 祐介1)、高井 伸二2)、小根口 徹3)、児玉 英樹3)
(1)岩手県県南家保、2)北里大、3)岩手県中央家保)
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1.シロフクロウにみられた住血胞子虫(Haemoproteus spp. )およびアスペルギルスの混合感染症
○高橋 拓1)、安永 千秋1)、小川 秀治2)、山田 典子2)、佐藤 雪太3)、丸山 礼子1)、
三浦 匡哉1)、小松 守1)
(1)秋田市大森山動物園、2)秋田県中央家畜保健衛生所、3)日本大学)
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2.粘液嚢胞のみられた犬の1例
○中田 朋孝1)、吉田 豊1)
(1)パセリ動物病院・宮城県)
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3.治療に抵抗性を示す眼内炎に対しシクロスポリンが奏効した一例
○山下 洋平1)
(1)エビス動物病院・仙台市)
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4.免疫抑制剤投与により寛解維持した上強膜炎の犬1例
○宍戸 智
(緑が丘動物病院・岩手県)
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5.Fly-bitingを示した犬の1例
○寺島 美穂
(そらいろ動物病院・福島県)
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6.犬の四丘体槽クモ膜嚢胞の一例
○山口 基1)、神志那弘明2)、片山 泰章2)、山口 俊男1)
(1)やまぐち動物クリニック・山形県、2)岩手大学動物病院)
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7.コルセットによる犬の椎間板ヘルニアの管理
○籏野 剛
(ハタノ犬猫病院・福島県)
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8.自験例の皮膚腫瘍178例に関する疫学的検討
○志賀 亮平1)、松野 実1)、村上 聡1)、鈴木 一哉1)、工藤すばる1)、松野 裕史1)、
奥井香須美1)、町田 登2)
(1)松野動物病院・秋田県、2)農工大・獣医臨床腫瘍学研究室)
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9.腫瘍随伴性白血球増加症がみられた犬の肺がんの一例
○佐藤 敏彦1)2)、信田 卓男2)、圓尾 拓也2)、伊藤 哲郎2)、武田 晴央2)、杉山 大樹2)、
石川 剛司2)、川村 裕子2)、井上 明2)
(1)さとう動物病院・岩手県、2)麻布大学)
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10.口腔内の血管肉腫に光線温熱療法を行った犬の一例
○岡 常晴、阿部 俊範
(あべ動物病院・宮城県)
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11.生後1−2ヵ月齢の仔犬2,000例に対するスクリーニング的心エコー図検査の結果
○田口 大介1)、町屋 奈2)
(1)グリーン動物病院・岩手県、2)グリーン動物病院・青森県)
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12.ピモベンタンを用いた犬の拡張型心筋症の一例
○伊藤 博康、伊藤 博
(いとう動物病院・宮城県)
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13.犬と猫で外科的矯正を実施した右鎖骨下動脈起始異常例
○舩橋 薫、城取 宏治、武隈 勝朗
(たけくま動物病院・秋田県)
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14.低体重犬の動脈管開存症に対する動脈瘤針を用いた動脈管結紮術の検討
○町屋 奈、田口 大介
(1)グリーン動物病院・青森県)
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15.イヌの難産から汎発性腹膜炎を呈した1例
○竹原 律郎
(ふれあい動物病院・青森県)
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16.大腿屈筋群の一部を用い整復した会陰ヘルニアの5例
○千馬 智
(ちば動物病院・岩手県)
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17.Alopecia Xと診断し治療を行った犬の1例
○西向 伸行
(にしが動物病院・福島県)
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18.犬のアトピー性皮膚炎における感作アレルゲンの解析
○鈴木理恵子1)、津久井利広1)、小柳 正徳1)、味戸 忠春1)、大橋 秀一1)、福井 真人1)、
前田 貞俊2)、菊崎 友隆3)
(1)日本全薬工業株式会社、2)岐阜大学動物病院、3)きくざきペットクリニック・福島県)
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1.青森県における動物介在活動(適応指導教室)の取組みについて
○國分 英輝、渡邉さき子、濱谷 和也、舘山 孝俊、大西 良雄
(青森県動物愛護センター)
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2.災害時動物救護について町内会(自主防災組織)の有用性
○菅原 康雄、及川 和子
(菅原動物病院・仙台市)
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3.引取りねこの状況分析による飼い方指導についての一考察
○櫻田フジト、根元 繁、木下 晴雄
(秋田県動物管理センター)
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4.カメを取り扱う動物取扱業施設におけるサルモネラ汚染実態調査
○瀬戸 順次、安孫子千恵子
(山形県衛研)
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5.仙台市内におけるイヌ血清を用いた紅斑熱群リケッチア疫学調査
○畠山 拓1)、勝見 正道1)、新木 茂2)、藤田 博己3)
(1)仙台市衛研、2)仙台市食肉衛検、3)㈶大原綜合病院附属大原研究所)
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6.エアータオルから検出されたノロウイルスについて
○中沢 圭、山田 忠正、杉山 篤弥、坂上 友康、岡本 芳明、平 紅
(青森県むつ保)
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7.と畜場に搬入された牛のBLV感染状況調査
○東海林 彰、新堂 美穂、村田 伸、仲佐 友身、奈良 和久、原田 邦弘、新井山潤一郎
(十和田食肉衛生検査所)
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8.Histophilus somni 感染による牛の多発性化膿性心筋炎の一例
○須藤亜寿佳、矢作 一枝
(山形県内陸食肉衛生検査所)
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9.と畜場に搬入された馬のエキノコックス感染状況について
○立崎 元、新堂 美穂、東海林 彰、仲佐 友身、原田 邦弘、新井山潤一郎
(十和田食肉衛生検査所)
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10.鶏貧血ウイルスの混合感染が疑われたマレック病
○布留川せい子、谷 枝織、吉田 敏明
(福島県食肉衛検)
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11.食鳥処理場におけるHACCP手法導入促進
○三浦 史人1)、佐藤 圭2)、久慈 文吉1)、中村千佳子1)、昆野 雄介1)
(1)岩手県食肉衛生検査所、2)盛岡市保健所)
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12.食鳥処理場におけるとたい等の細菌汚染状況
○坂上亜希恵1)、川村健太郎1)、木村 葉子2)、高橋 恵美2)、八島由美子1)、橋本 直美1)、
福田 健二3)、畠山 敬2)、石川 政彦1)、谷津 壽郎1)
(1)宮城県食肉衛検、2)宮城県保環セ、3)宮城県登米保)
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13.豚処理工程における微生物汚染の検証と改善指導
○藤原日出子、梶田 弘子、大舘ひとみ、昆野 雄介、五嶋 未沙
(岩手県食肉衛生検査所)
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14.豚の心内膜炎から分離されたStreptococcus suis 株の解析
○大西 英高1)、菅原 克2)、高松 大輔3)4)、大崎 慎人3)
(1)福島県県中家保、2)福島県会津家保、3)動衛研、4)岐阜大院・連合獣医)
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15.農場群の比較による肥育豚に係る頚部膿瘍発生率の動向について
○菅沼 久高
(秋田県食肉衛検)
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16.高度の水腫を疑う牛における血液学的検査データの基礎検討
○佐々木亮太郎1)、栗林 一博1)、春日 孝寛1)、新井山潤一郎2)
(1)青森県十和田食肉衛検三戸支所、2)青森県十和田食肉衛検)
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17.GFAP残留度0を目指した枝肉洗浄方法の検討
○平内 瑞希、高橋 巧、川本 剛、平塚 雅之、中馬 亮一
(宮城県食肉衛検)
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18.牛肝臓・心臓の衛生的な処理に関する指導と改善効果
○高橋 巧、平内 瑞希、川本 剛、中馬 亮一
(宮城県食肉衛検)
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19.LC / MSによる食肉中のアンピシリン、セファゾリン、メシリナム試験法の検討
○小川 裕子、前田佳名子、高橋 広志、末次 宏一
(秋田市食肉衛検)
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20.PCRを用いた細菌の生・死菌判別方法の検討
○西村 肇1)、阿部 知顕2)、谷津 壽郎1)
(1)宮城県食肉衛検、2)石巻専修大学)
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21.食品組織学的検査における粘着フィルムの応用
○亀田 昌典、長屋早希子、入江 陽一、今野 説子、小野 正浩、佐藤 通子、大森 明
(仙台市食肉衛検)
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22.Multiple-locus variable-number tandem-repeats analysis(MLVA)法による腸管出血性大腸菌O26の遺伝子
型別
○高橋 雅輝、岩渕 香織、高橋 知子、山中 拓哉、齋藤 幸一
(岩手県環保研センター)
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23.肝疾患モデルマウスを用いたVibrio vulnificus 感染の危険因子の探索
○柏本 孝茂、上野 俊治、岩崎千恵美、杉山 寛幸、諏佐 信行
(北里大学 獣医公衆衛生学)
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期 日:平成 22 年7月 25 日(日)
期 日:平成 22 年8月 31 日(火)
場 所:青森市 八甲田憩いの牧場
場 所:むつ市 むつグランドホテル
内 容:動物の健康相談、クイズ他
内 容:「今、再び放牧の時代へ!放牧と放牧衛
生を取り巻く情勢」
講師 独法農研機構
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動物衛生研究所 東北支所
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期 日:平成 22 年6月 13 日(日)
上席研究員 寺 田 裕
場 所:弘前プリンスホテル
内 容:「それでも造影やりますか?」
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−消化器疾患のX線&超音波画像診断−
期 日:平成 22 年9月 24 日(金)
受講者数:18 名
場 所:むつ市 円通寺
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期 日:平成 22 年9月 14 日(火)
場 所:大慈寺(八戸市)
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期 日:平成 22 年8月8日(日)
場 所:つがる市 むらおこし拠点館フラット
内 容:犬のしつけ方教室・ペット健康相談・動
物クイズ
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期 日:平成 22 年9月 12 日(日)
場 所:つがる市 木造斎場
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真夏日を通り越して猛暑が続いた。暑さのために熱中症の人たちがたくさん出た。年配の人たちばかりと思っ
ていたら、中には若い人たちまで救急車の世話になったということであった。そして家畜も大変だったようであ
る。いくら扇風機を回しても乳量は低下する。食欲不振から増体量の悪かったものや熱中症で倒れるものまで多
かったようである。特にひどかったのは鶏である。採卵鶏にせよ、ブロイラーにせよ、過密な条件下にある小さ
な命が、あっという間に失われる、さっきまで元気でいたものが短時間の高温に晒されると死に至る。いろいろ
と対策をとっているのだろうが、検査員にとっては魔の8月、そして9月も続いている。
とにかく地球上では異常現象が発生している。自然のことだから、どうしようもないと言う様な諦めの声も聞
こえてくるのだが、勿論、宇宙間での現象としてとらえることは必要なことかも知れない。しかし、人間社会の
とんでもない、ある意味での繁栄がこのような事態を招いているということも忘れてはならないような気がす
る。富める国、貧しい国、発展途上、未開発の国々、様々に色分けされているが、丸い地球の中で、最後には全
てに関わってくるということを忘れている、というより無理して無関心のふりをしているのか、考えたくないと
思っている人々が多くなっているように思えるのである。
口蹄疫、ようやくの終息宣言に良かったと思う反面、いつまた、どこでという不安材料が多くなったようなも
のである。しかし、恐れてばかりいられない。目に見えない多くの不安と戦いながらの新たな挑戦が始まる。今
回のように多頭化、大規模化された施設では打撃も大きかった。元のように立ち上がることは容易ではないだろ
う。目に見えない、いつ襲ってくるかもわからない病気の心配、経済、生活の不安、しかし、やめることができ
ない、とにかく頑張ってほしいとしか言いようがない。
先日、獣医師確保事業の一環としてだと思うのだが、獣医師の卵さん達が、実際に獣医師の従事している仕事
の見学みたいなような形での来訪があった。女性の方々が多かったが、熱心になって獣医師の仕事ぶりを見てい
たようである。そして思ったことは、この人たちが卒業後、どの分野でも喜んで働けるような状況下になってく
れればと思ったものである。生きがいのある仕事としての獣医療とは、4年生制度から6年生制度となっても社
会の受け入れ体制はあまりかわっていない状況では、まだまだ先進国とはいえないのではないのか。
新幹線の青森までの乗り入れが間近となった。期待どうりの効果があるのかどうか、いろんなイベントや観光
地への誘致なども盛んであるのだが、安く、気軽に、いつでも来ていただけるような配慮が欲しいものである。
他にないような特別な企画、例えば「ワンニャン列車」としてペットと一緒に気軽に旅行ができる。そして青森
の自然を思い切り走り回れるとか、新幹線と宿泊をセットにしての格安メニューを考えるとか、そんなアイデア
も欲しいものである。
(苦 道)
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Ձǽሟǽӭǽᪿ
平成23年1月1日発行予定の会報第145号の原稿を募集いたします。
締切り日は11月30日です。 期日までにお願いいたします。
また、各支部獣医師会だよりの原稿もお願いいたします。
原稿は、投稿規程を参照して青森県獣医師会にお送りください。
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●
機種名をFDに明記するようお願いします。
●
FDは必ず必要なデータのみを保存したものを使用します。
●
FDの内容をプリントした物を添付する。
●
数字の入力は、
「1ケタが全角、2ケタ以上は半角」でお願いします。
●
FD持ち込みであっても罫線(表・図・グラフ)の場合は、組版機専用のコマンドが必要と
なるためFDからの文字は使用できません。
●
外字を使用の際には、プリントアウトした物に印を付けてください。
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平成22年■月1日発行予定の会報第142号の原稿を募集いたします。
締切り日は■月■日です。 期日までにお願いいたします。
また、 各支部獣医師会だよりの原稿もお願いいたします。
原稿は、 投稿規程を参照して青森県獣医師会にお送りください。
●
機種名をFDに明記するようお願いします。
●
FDは必ず必要なデータのみを保存したものを使用します。
●
FDの内容をプリントした物を添付する。
●
数字の入力は、 「1ケタが全角、 2ケタ以上は半角」 でお願いします。
●
FD持ち込みであっても罫線 (表・図・グラフ) の場合は、 組版機専用のコマンドが必要と
なるためFDからの文字は使用できません。
●
外字を使用の際には、 プリントアウトした物に印を付けてください。
平成22年10月1日
発行所
青森市松原二丁目8の2
社団法人
青森県獣医師会
TEL
017(722)5989
FAX
017(722)6010
Email ao-vet@smile.ocn.ne.jp
印刷所
青森市幸畑松元62−3
青森コロニー印刷
TEL
017(738)2021
FAX
017(738)6753