友の会だより Vol.4

 平成24年度 これから発売となる先行予約指定事業のご案内
音楽公演 10/20・21
水戸室内管弦楽団第85回定期演奏会 (指揮:ハインツ・ホリガー)*同封のチラシをご覧ください。
12/22
新ダヴィッド同盟第3回演奏会
1/13・14
水戸室内管弦楽団第86回定期演奏会 (指揮:大野和士)
演劇公演 11/ 4
新作音楽劇「ファンファーレ」
11/16
二兎社新作公演「こんばんは、父さん」
12/ 8
萬狂言水戸公演2012+鑑賞講座
チケット先行予約は、財団運営維持会員・友の会一般会員・友の会法人会員の皆様のみへの特典です。
この特典をご利用いただくには、お電話・インターネットとも、会員証に印字されている「会員番号」が必要
となりますので、ご予約の際は、会員証をお手元でご確認くださいますようお願いいたします。
一般・法人会員様の先行予約受付開始日は、一般発売日の3日前となりますが、座席数などの関係で、受け付けできる総数に
限りがあります。大変恐縮ですが、お電話、インターネットとも、準備枚数に達し次第、終了とさせていただきますので、その場合は
一般発売日をご利用くださいますようお願いいたします。なお、特別の決めが無い場合は、先行予約でご購入いただける枚数は、
会員様お一人2枚までとさせていただきます。 ( 1つの事業で複数回の公演がある場合は、1公演分で2枚か、または2公演各1枚
の 合計2枚かをお 選び い た だけま す。) なお 、インタ ーネ ット予約のご利用には「ネ ット会員」の ご登録が必要です。詳しく
は、ホームページをご覧いただくか、下記事務局宛お問い合わせをお願いいたします。
●水戸芸術館事務局 Tel. 029-227-8111/Fax. 029-227-8110
http://arttowermito.or.jp/
平成24年度 これからご利用いただける現代美術ギャラリー企画展ご招待・ご優待
7/7~9/30
「水戸岡鋭治の鉄道デザイン展 駅弁から新幹線まで」 *同封のチラシをご覧ください。
10/13~12/9 「3・11とアーティスト : 進行形の記録」
12/22~ 2/17 「高嶺 格のクール・ジャパン」
3/2~ 5/12
「坂 茂 建築展」
企画展ご招待・ご優待は、財団運営維持会員・友の会一般会員・友の会法人会員の皆様のみへの特典
です。ご入会・ご継続時にお送りする会員証の台紙に、ご利用券が印刷されています。
お手数で恐縮ですが、切り離してご持参のうえ、特典をご利用ください。ご招待特典ご利用の場合は、
特製ご招待チケットをお持ちいただきます。
上記種類の会員様には、ショップやレストランの特典もございますので、ご来館時は、会員証もお忘れなく
お持ちください。
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水戸芸術館友の会へのご入会・ご支援をありがとうございます。おかげさまで、会員数は引き続き伸び続けております。
(2012年6月現在 一般・法人・ネットの各会員計 2,556件、運営維持会員66口)
*特典等お問い合わせや、ご住所変更等のご連絡、その他お気軽にこちらへどうぞ : 水戸芸術館事務局 Tel. 029-227-8111
平成23年度に新しく設けました法人会員は、昨年7月に募集を開始いたしました。さっそく入会くださり、水戸芸術館の活動を、
日頃の業務からも支えてくださっている法人会員様を、入会順に紹介してまいります。(敬称略)
◆水戸商工会議所
〒310-0801 水戸市桜川2-2-35 茨城県産業会館3階
http://mito.inetcci.or.jp/
中世ヨーロッパ(5世紀~15世紀頃)の 諸都市で結成された職業別組合・ギ ルドをル ーツに、1599年、世界最初の
商工会議所がマルセイユ(フランス)に誕生しました。その後各国の独自性を反映しながら発展し、日本では、国民経済の
健全な発展に寄与するための地域総合経済団体となりました。大企業も中小企業も、みんな力を合わせて、都市を
住みやすく、働きやすいところにしようという商工会議所の活動は、「都市の活性化に寄与する」水戸芸術館の 運営
基本理念とも重なり、水戸の街の発展をめざし、各方面でともに協力し合っています。
◆株式会社 常陽リース
http://www.joyols.jp/
〒310-0021 水戸市南町3-4-12 常陽海上ビルディング7階
水戸芸術館の活動をお客様にいち早く詳しくお伝えするためのホームページやメールの 情報 を扱 うサ ーバ 類、
窓 口 や 予 約 セ ン タ ー でチ ケッ トや 会員 様の 情報 を扱 うサ ーバ や機 器類 は、 安全 性と 堅牢 性を 最重 視し な け れば
なりません。その高度で高価な機材の導入を限られた予算内で実現するリース業務で、水戸芸術館のお客様との関係を
支えています。常陽銀行グループの一員として、常陽地域プロジェクト「絆」を通じ、地域の復興と発展に貢献する目標を
掲 げ て い ま す が 、 好 例 の ひ と つ が 水 戸 芸 術 館 の シ ス テ ム 機 材 とい えま し ょ う。
友の会だより Vol.4
2012年 6月15日 発行 公益財団法人水戸市芸術振興財団
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8 029-227-8111
吉 田 秀 和 水 戸 芸 術 館 館 長 逝 去 の お 知 ら せ
音 楽 評 論 家 で 文 化 勲 章 受 章 者 の 水 戸 市 名 誉 市 民 ・ 吉 田 秀 和 水 戸 芸 術 館 館 長 が 、 5 月 22日 午 後 9 時 、 急 性 心 不 全
の た め 鎌 倉 市 雪 の 下 の 自 宅 で 急 逝 い た し ま し た 。 享 年 98 歳 。 「 お 別 れ 会 」 は 下 記 日 程 ・ 会 場 で 行 い ま す 。
なお、ご香典、ご供花、ご供物につきましては、故人の意向に従いご辞退申し上げます。 (お問い合わせTel. 029-227-8111)
お 別 れ 会 ■水戸 平成24年 7月 5日(木)19時開式/水戸芸術館コンサートホールATM
■東京 平成24年 7月 9日(月)19時開式/サントリーホール(東京都港区)
吉 田 秀 和 先 生 は 、 ア ー ティ ス ト に と って 宝石 のよ うな 存在 でし た。
音 楽 は も ち ろ ん 、 その 他の 文化 、た とえ ばフ ァッ ショ ンも よく 理解 して
下さった、ハン サム な国際人でし た。
大きな存在で、日本の宝物を失ったような感じです。
ゆっくりお休み下さい。
公益財団法人水戸市芸術振興財団
理事長 森 英恵
吉田秀 和先 生の訃報 を受 け、 大変 なシ ョッ クを 受けておりま す。
知ら せを 受け てか らこ の数 日間 、私 の頭 の中 では 吉田 先生 のこ とが
ぐるぐると回っています。
月刊誌「すばる」の4月号に先生が私のことを書いてくれたのですが、
あまり にも 良い こと ばか り書 いて 下さ った ので 、何 だか 照れ 臭くて、
御礼の電話をできずにいました。吉田先生には、用の有無に関係なく、
割と気軽に 電話 をさ せて 頂い てい たのです が、なぜ今回 は電 話を
しなかったのだろうと、悔やまれてなりません。
吉田先生は何もなかった戦後の日本に、齋藤秀雄先生、井口基成
先生、伊藤武雄先生、入野義郎先生、柴田南雄先生と共に、
後 の桐 朋 学 園 音 楽 科 の母 体 と な る 「 子 ども のた めの音楽 教室 」を
開設され まし た。
私は「子 どものた めの音楽 教室 」に 途中 から参加 し、桐朋 学園
音楽科の一期生として齋藤秀雄先生のもとで指揮の勉強をしました。
近 年 、 ヴ ェ ネズ エラ の「 エル シス テマ 」か ら優 秀な 音楽 家が 多く 生ま
れていますが、その創設者であるホセ・アントニオ・アブレ ウ博 士に
言 わ れ た こ と が あ り ま す 。 「 私 が な ぜ エ ル シス テマ を作 った か、 身を
持 っ て体 験し た君 なら よく わか るは ずだ 」と 。貧 しく 何も なか った あの
時代の日本で、子供にクラシック音楽を教えよう、というのは今考えても
すごい発想だと思います。そしてもしあのとき 「子 ども のた めの音楽
教室」 ができていなかったら、今の私はありえませんでした。ですから
吉田先生は齋藤先生と共に、私の恩人の中の恩人、大恩人です。
吉田先生は音楽教育を受けた方ではありませ んでした 。し かし
先 生 の音 楽に 対す る直 感・ 感性 はす ごい ものがあ りま した 。そ して
言葉のセンスがずば抜けていたことは言うまでもありません。
先生の文章を読 むと 、そ の音 楽が 、あ るい はそ の演 奏家 の演 奏が
聴きたくなります。
そして何より私が羨ましかったのは 、先 生の卓越 した 語学 力で す。
お陰で早い 時期 から 、吉 田先 生は 日本 のクラシ ック音楽 界の窓を
世界に向けて開けて下さり、世界の著名な音楽評論家たちと交流し、
私にも折に触れ、海外の音楽界の色々な情報を下さい まし た。
水 戸 芸 術 館 の 館長 にな られ た時 、是 非室 内管 弦楽 団を 結成 して
欲し い、 と言 われ 、私 は桐 朋学 園時 代か らの 仲間 たち 、潮 田益 子、
渡 辺 實 和 子 、安芸 晶子 らに 声をかけ、水 戸室 内管 弦楽 団を結成
しました。皆、世界で活躍するベテラン中のベテランではありますが、
それでも私たちにとって、吉田先生はいつでも怖い先生でした。
リハーサルの後に楽屋にいらして下さり一言二言感想を言って下さる
のですが、それを聞く時はいつも緊張 しま した 。で すか ら吉 田先 生が
聴いていらっしゃる水戸室内管弦楽団で演奏する時は、まるで学校で
試験を受けているような気分でした。この数年は、私の健康の問題で、
コンサートをキャンセルすることも多く、先生には大変なご迷惑と
ご 心 配 をか けて し ま い 、本 当 に 申 し 訳 な く思 っ て い ま す。ですが、
必ず元気になり、これからも指揮者として、頑張って行きた いと
思います。これからも吉田先生が見守っていて下さると信じて・・・。
2012年6月1日 小澤 征爾
水戸市名誉市民吉田秀和水戸芸術館長の突然のご逝去の報に接し,
驚 き と と も に 痛惜 の念 でい っぱ いで す。
吉田様は,音楽評論界の最高峰におられる方で,美術論・演劇評など
芸術全般に関する評論活動を続ける中,水戸芸術館の館長として,開館
以来先頭に立って そ の運営や 芸術・ 文化の創造と発信にご 尽力
いただきました。
その功績は,本市の芸術・文化の振興に大きく寄与されるばかりで
なく,吉田様の卓越した才能や人的ネットワークにより,水戸芸術館を
日本はもとより世界レベルの芸術・文化の発信拠点となるまでお育て
いただきました。
偉大なる指導者を失った今,私 どもとし ては ,吉 田様 のご 遺志
を受け継ぎ,水戸芸術館のさらなる発展に努めて まい りま す。
心 か ら ご冥 福を お祈 り申 し上 げま す。
水戸市長 高橋 靖
■略歴
1913年(大正2年)9月23日、東京都日本橋生まれ。
東京帝国大学文学部仏文科卒業。
1946年(昭和21年)
1948年(昭和23年)
1953年(昭和28年)
1957年(昭和32年)
1975年(昭和50年)
1982年(昭和57年)
1988年(昭和63年)
「音楽芸術」連載の「モーツァルト」で評論活動をスタ―
ト。音楽の魅力を的確な言葉で表現し、日本に音楽評論
というジャンルを確立。また、音楽のみならず、芸術全般
に関する評 論活 動を 続け 、幅 広い 層の 読者 を 得 る。
井口基成、斎藤秀雄らと後の桐朋学園大学の母体となる
「子供のための音楽教室」を創設。
「主題と変奏」で音楽評論における指導的地位を確立
柴田南雄らと「二十世紀音楽研究所」を設立。
現代音楽の育成、紹介の活動にも貢献する。
「吉田秀和全集」(全10巻)で「第2回大佛次郎賞」
1990年(平成2年)
「紫綬褒章」
水戸芸術館館長に就任。「第39回NHK放送文化賞」
「勲三等瑞宝章」
「わが国における音楽批評の確立」で「朝日賞」
1991年(平成3年)
芸術評論を対象とした「吉田秀和賞」が創設される。
1992年(平成4年)
「マネの肖像」で「第44回読売文学賞」
1996年(平成8年)
「文化功労者」として顕彰される。
2004年(平成16年)
「吉田秀和全集」(全24巻)が完結。
「水戸市文化栄誉賞」
「文化勲章」
「水戸市名誉市民」
2006年(平成18年)
2007年(平成19年)
■水戸芸術館館長として
音楽・演劇・美術の専用施設を もつ水戸芸術館の 館長を当時の 水戸市長
佐川一信氏ら が選ぶに当たって、音楽分野での 活躍ばかりでなく芸術全般
にわたる評論活動などから、館長には吉田秀和氏が最適任者と考えられた。
1988年 ( 昭 和 63 年 ) 12 月 よ り 水 戸 芸 術 館 館 長 に 就 任 。 こ の こ と に よ り 、
水戸室内管弦楽団音楽顧問の小澤征爾氏を始め、音楽・演劇・美術
それぞれの分野での優れた人材が水戸芸術館に集結することと なっ た。
水戸芸術館の運営の 大きな特色となっている、専属楽団・劇団の
設 置 、 自 主 企 画 を 中心 とす る事 業展 開な ど、 さま ざま な構 想を 提案 し、
日本の 文化施設の 役割とその 発展に大きな 可能 性を 示し てき た。
1990年( 平成2年) 3月の 開館 以来 、吉 田館 長は 、芸 術館 の 活 動を 常に
国際的視野に立って運営の充実を図るとともに、市民に親しまれ喜ばれるよう
に実践してきた。その結果、水戸芸術館は今や我が国の文化施設を代表する
1つとなるとともに、水戸のまちの魅力を高める大きな存在となっている。
平成4年4月から今年3月まで水戸芸術館音楽部門芸術総監督を務めた声楽家・作曲家・音楽評論家で文化功労者の畑中良輔顧問が、
5月24日、肺炎のため東京都内の病院で逝去されました。享年90歳。心より追悼の意を表します。お別れの会は7月7日(土)14時から青山
葬儀所(東京都港区)で行われます。
インタビュー
児玉 桃 水戸室内管弦楽団 第84回定期演奏会 指揮:準・メルクル/ピアノ独奏:児玉 桃
2012年 7月 7日 [土] 18:30開演・ 7月 8日 [日] 14:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
曲目
ヴァーグナー:ジークフリート牧歌
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22 ピアノ独奏:児玉 桃
ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
料金(全席指定): S席8,000円、A席6,500円、B席5,000円
★完売間近、ご予約はお急ぎください。
ご予約 Tel. 029-231-8000 (9:30~18:00/月曜休)
(c)Vincent Garnier
7月の水戸室内管弦楽団(MCO)第84回定期演奏会には、ピアニスト・児玉桃さんが登場します!
3月に行われた「ドビュッシーをとりまくピアノ音楽のシリーズ」第1回では、パリを拠点に活躍する演奏家ならではの視点で、
ドビュッシーの音楽とフランス古典音楽のつながりや魅力を読み解き、その知的で精巧な表現力と多彩な音色で会場を魅了
し ま し た 。 MCO と の 4 度 目 の 共 演 に 向 け て 児 玉 さ ん に メ ー ル で イ ン タ ビ ュ ー に お 答 え い た だ き ま し た の で 、 掲 載 さ せ て
いただきます。
― MCOとはこれまでに3度共演して頂きました。その中で特に思い出に残っていることをお聞かせいただけますか?
MCO との 思い 出はあ ま りにも沢山あ りま すが、私が尊敬する ソリストの 方々が集まったアンサンブルと一緒に素晴らしい
ホ ー ル で た っ ぷ り と リ ハ ー サ ル し て 音 楽 を 作 り 上 げ る こ と は 、 何 事 に も ス ピ ー ド が 求 め ら れ る こ の 時 代 に、 とて も貴 重な
体験です。
私の 生涯最高の師、小澤征爾先生の 指揮のもと、音楽家一人ひ とりの熱が特別な エネ ルギ ーを生み 出し たコンサート
(2006年の第67回定期)は忘れられない体験です。広上淳一先生とのコンサート(08年の第72回定期)は、小澤先生が
急にキ ャ ンセル な さった 大変な 時に、とにかく良い 音楽を作る ことに集中し て出来上がった 、思いがこもった もの でし た。
そ し てヨーロッパ公演(08年の第3回ヨーロッパ公演)では、バ ボラーク さんが熱を出した り現地でストライキが起こった りと
思いがけないハプニング続きでしたが、いったん舞台に立つと音楽だけが全てを包む、メンバーの皆様の素晴らしい音楽への愛を
感じました。ミュンヘンでは吉田秀和先生が一緒にいらして、リハーサルを聞いて アドバイスな さってい たの も印 象的
でした。本当に貴重な思い出です。
― 指揮者の準・メルクルさんとは、06年に北ドイツ放送交響楽団と細川俊夫作曲<月夜の蓮>を世界初演されていますね。
その際の印象や、マエストロとの再共演に向けての豊富をお聞かせください。
細川さんの作品は初めて弾く曲である上に、楽譜に書いてある事が音になるとどのように響くのか、不安が山ほどあったのです
が、マエストロ・メルク ルは日本的な 優し さとドイツ的な明確さでとてもよく助けて下さい まし た。本番は大変気持ち 良く弾く
こ と が で き ま し た 。 今 度 は ま た 全 然違 う曲 でご 一緒 する の が 楽し み で す。
― 今回児玉さんが選ばれたフランスの作曲家サン=サーンスの<ピアノ協奏曲 第2番>は、どのような魅力をもったレパー
トリーですか?
これは13歳でパリ国立音楽院に入って初めて勉強した協奏曲です。ピアノによるバッハ風の即興的なカデンツァで始まり、とても
ヴ ィル ト ゥ オー ゾ的 な の が第 1楽 章 で 、 第 2楽 章はいかにもフラ ンス らし いチ ャー ミングな 香りやユーモ アに あふ れ、
第3 楽章はタ ランテ ラ風(南イタ リアの 速い テ ンポ の 民俗舞曲)です。色々な 国で弾きま し た が、今回もオーケストラとの
掛け合いが楽しみです。
― 最後に、コンサートを聴いてくださる皆様へ、メッセージをお願いします。
今このインタビューにお答えしております時に、吉田秀和先生のご逝去を知りました。3月に水戸芸術館でドビュ ッシーの
シリーズを弾かせて頂いた時、終演後に楽屋でとても励みになるお 言葉を頂戴し 、ま た7 月にお会い出来る のを心待ちに
し てお りま し た 。あ ま りの ショック で言葉も出ない 思い です。でも今も常にこの水戸芸術館は、先生のお 心が見守っていて
下さると信じ てお りま す。
水戸芸術館の方々は、昨年の震災後の大変な時期を乗り越えられました。音楽が再び力をもってこの水戸芸術館という
素晴らしい空間に響きわたるということに、言葉で表せな い感動と感謝を覚えま す。MCOの メンバーはどなた も素晴らしい
音楽家です。そ れぞ れの 方と一緒に弾ける ことを想像する だけでとても嬉し い の ですが、ここにはそ の 皆さんが集ま るの
大きなですから、室内楽のようです。今回はマエストロ・メルクルも加わって、素晴らしいフランスの香り漂うサン=サーンスの
音楽をご一緒に体験させていただけることを楽しみにし てお りま す。
(高巣真樹、水戸芸術館音楽部門学芸員)
■児玉 桃 ドビュッシーをとりまくピアノ音楽のシリーズ
第2回 「ドビュッシーとショパン」 2012年11月 3日 [土] *詳しくは次のDMでご案内させていただきます。
水 戸 芸 術 館 を お 手 も と に -- 水 戸 芸 術 館 内 ミ ュ ー ジ ア ム シ ョ ッ プ " コ ン ト ル ポ ア ン " 通 販 も 承 り ま す
現代美術ギャラリーの展覧会カタロ グはじめ館発行の
書 籍 類 、 水 戸 室 内 管 弦 楽 団 の CD や DVD 、 お み や げ に
ぴ っ た りな ハ ガ キ や フ ォ ル ダ な ど 、 水 戸 芸 術 館 グッ ズ は
もちろん、 お客様のニーズにお応えするミュージアム・
グッズでいっぱいのお店です。ぜひお気に入りの水戸
芸術館をお持ち帰りください。
□営業時間:10:30~18:30 (催事等により変更することがあります。)
□休店日:水戸芸術館休館日
□お問い合わせ TEL&FAX:029-227-0492
[email protected]
□通販も承っております。ご遠慮なくお問い合わせください。
水 戸 芸 術 館 の 企 画 内 容 や季 節 に合 わ せた フ ェ アな ど も
随時開催いたしております。 コントル ポアン・ブロ グで
画像と とも にご 紹介いたしておりますので、ぜひご 覧に
なってください。
http://www.arttowermito.or.jp/blog/contrepoint/
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*価格はすべて消費税込みの価格です。
*価格横の○印は会員様 5%割引特典対象商品です。
「ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー」カタログ
○\2,400- (税込) 124ページ、オールカラー、A4版
「石元泰博 写真展」ポスター ○\300「スポーツカーの美学」展ポスター ○\300「宇宙の旅」展ポスター ○\300WALK28 長谷川裕久 戯曲「美貌の流星」掲載 ○\500WALK48 特集:翻訳家は語る。 ○\500唐十郎 戯曲「虹屋敷」掲載
唐十郎 「唐組熱狂集成」 \12,600- (ジョルダンブックス)
CD「オルガンコンサートin水戸芸術館」 ○\2,800オルガン演奏:ブライアン・アシュレー
MCOオリジナルTシャツ(紺) ○\1,200男女共用サイズ。 会員様特別価格 \1,000こちらは紺地にピンクのMCOロゴですが、白地にエメラルド・
グリーンのロゴ入タイプもございます。
紺地にグレーのMCOロゴ、白地に青のロゴ入のトレーナーも
ございます。(通常 \2,200-/会員様 \2,000-)
DVD水戸室内管弦楽団「メンデルスゾーン・プログラム」
管弦楽:水戸室内管弦楽団/指揮:小澤征爾
ピアノ協奏曲でのピアノ独奏:小菅優
劇音楽「夏の夜の夢」:小澤征悦(朗読)
中嶋彰子(ソプラノ)、キャサリン・ローラー(メゾ・ソプラノ)
○\4,935- (NHKエンタープライズ)
吉田秀和 「水戸のー空・風・人」
水戸芸術館開館記念式典での式辞ほか水戸に関連する
スピーチや著述をまとめた一冊。館でのみ販売。
○\1,000- (財団法人水戸市芸術振興財団)
吉田秀和 「言葉のフーガ 自由に、精緻に」
一世紀近くにわたる著作活動を見渡すコンパクト版全集
\2,520- (四明書院)
吉田秀和 「CD版 永遠の故郷」 エッセイ集「永遠の故郷」で取り上げた曲すべてを著者自身
の選んだ演奏と解説・訳詩でまとめあげた全97曲。
\8,400- (集英社)