【資料6】 スプラウト類に関する諸外国の有機規格 韓国 カナダ EU ○豆類又は緑豆もやし等の食用新芽 【スプラウト生産】 ①有機生産方法で生産した種子のみ の原料は、有機農産物 を使用 ②種子・製品の洗浄、殺菌用の資材 は、使用可能な資材リストを規定。 (次亜塩素酸ナトリウムは含まれて いない。) 種子 栽培 ○土壌を基本としていない農産物等 【スプラウト生産】 ○水耕栽培は禁止 の生産には、水分以外の資材の施用 ③一定の品質基準(微生物汚染物 は禁止。 質、化学汚染物質)を満たす水を使 →水のみの栽培は可能 用。 →水のみの栽培は可能 ④可溶性肥料のすすぎ水への添加不 可。 →水のみの栽培は可能 【スプラウト生産】 ⑤増殖培地(粗粒砂、膨張粘度、 ロックウォールなど)に一定の要 件。 (例:禁止資材が36カ月間使用され ていないこと) 培地 その他 【エチレン】 【エチレン】 【エチレン】 ○キウイ、バナナ、柿の追熟のため ○熱帯果実の収穫後熟成および柑橘 ・バナナ、キウイ及びカキの成熟 の使用に限定。 類の成熟の使用に限定。 ・柑橘の成熟(ショウジョウバエの 防除目的) →豆類又は緑豆もやし等の新芽の消 →エチレンはスプラウトには使用で ・パイナップルの花芽誘導 費を目的とした農産物又は林産物に きない。 ・ジャガイモ及びタマネギの発芽阻 対してはエチレンは使用できない。 害 ○植物生長調整剤としては、屋内使 用のみが認可されることがある。 (専門使用者に限定) →許可されることもある。 ○垂直農場で生産された農産物等 は、人工照明等の使用は不可。 【温室作物生産】 ○フルスペクトル照明に限り使用 可。 【垂直農場】 ○土壌を使用せずに、作物を人工的 な照射又は光(LED及び蛍光 灯)、温度、水分及び養分等の調 整、制御された環境の中で栽培する 施設をいう。 【水耕栽培】 ○土壌を使用しない水溶性栄養液に よる植物(花および野菜)の栽培。 土壌は不活性培地に置き換える(粗 粒砂、膨張粘度、ロックウォールな ど)。植物は栄養液を使用して栽培 する。栄養液は種の必要量を考慮し て各植物に与える。 光 水耕栽 培の定 義 【水耕栽培】 ○植物の根が無機栄養素入りの溶液 に浸かった状態のみで、あるいは栄 養素入りの溶液が加えられたパーラ イト、砂利もしくはミネラルウール 等で植物を育てる方法を意味する。 【有機JASでの整理】 ○土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させることを生産の原則としており、水耕栽培は有機農産物の 適用対象外。(有機農産物・有機加工食品Q&A(問7-2)参照)
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