A 光ファイバ・ケーブル

光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバ素線
テープスロット型光ファイバケーブル
光ファイバケーブル(ドラム巻き)
A 光ファイバ・ケーブル
光ファイバ FutureGuide® シリーズラインナップ
A-02
光ファイバ心線/テープの種類と型番
A-03
インドア型光ファイバケーブル
A-10
層型光ファイバケーブル
A-11
ターミネーション型平型コードケーブル
A-11
コード集合丸型光ファイバケーブル
A-11
消防用耐熱光ファイバケーブル UROG シリーズ
A-11
光ファイバケーブルの選定
A-04
光ファイバケーブル・ラインアップ
A-06
オプション
A-12
光ファイバケーブル品名(呼称)
A-07
構造の説明
A-13
SZ 撚りテープスロット型光ファイバケーブル
A-08
C スロット光ファイバケーブル
A-08
環境負荷軽減への取り組み/光ファイバケーブルのリサイクル
A-14
一方向撚りテープスロット型光ファイバケーブル
A-09
たるみ付き少心架空光ファイバケーブル
光ファイバケーブルの取り扱い/基礎知識
A-15
A-09
ドロップ型光ファイバケーブル
A-10
ご注文、価格のお問い合わせは、フジクラ担当営業・各支店、販売代理店へ
web : http://www.fujikura.co.jp
技術的なお問い合わせ先:エネルギー・情報通信事業部 国内インフラ技術部
3 03-5606-1205
5 03-5606-1535
E-MAIL
[email protected]
A - 01
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバ
光ファイバ FutureGuide® シリーズ
ラインナップ
■ フジクラでは、光ファイバ開発当初から 30 年以上にわたって蓄積されたノウハウと豊かな経験をもとに、長距離伝送用から LAN 配線用にいたるまで、
幅広い用途に応じた光ファイバを取り揃えています。
■ シングルモードファイバ
品名
波長(nm) 伝送損失(dB/km)
FutureGuide-SM
SM
FutureGuide-LWP
LWP
FutureGuide-SR15
SR15
FutureGuide-SR15E
SR15E
FutureGuide-BIS-B
BIS-B
1310
0.4 以下
1550
0.3 以下
1310
0.4 以下
1383
0.4 以下
1550
0.3 以下
1310
0.4 以下
1550
0.3 以下
1310
1383
1550
1310
1383
1550
0.4 以下
0.4 以下
0.3 以下
0.4 以下
0.4 以下
0.3 以下
特徴
用途
汎用のシングルモードファイバです。1310nm の波長帯で高帯域、低損失な光信号の伝送に適しています。また、
ファイバの伝送損失が、最低になる 1550nm の波長帯での使用も可能です。ITU-T G.652.B および JIS C 6835 準拠、
IEEE802.3ae に準拠した 10 ギガビットイーサネット(10GBASE-LR、ER)およびギガビットイーサネット(1000BASE-LX)
や光 LAN 伝送網の構築にも最適な光ファイバです。
長距離 /
1383nm 帯のにおける OH 基の吸収を極限まで低減したシングルモードファイバです。メトロネットワークにおける
CWDM/DWDM 伝送用に最適なファイバです。ITU-T G.652.D および JIS C 6835 準拠。
WAN/
メトロ /
LAN
長距離 /
WAN/
メトロ /
LAN
曲げ半径 15mm が可能なシングルモードファイバです。曲げ特性に優れており、構内ケーブルとして高屈曲箇所へ
の布設、モジュール・成端箱・機器内へのコンパクトな収納が可能となります。ITU-T G.652.B および JIS C 6835 準拠。
アクセス /FTTH/LAN にフジクラが推奨する光ファイバです。SR15 の優れた曲げ特性に、LWP(低 OH 基損失)の特性
を併せ持つシングルモードファイバです。ITU-T G.652.D、G.657.A1 および JIS C 6835 準拠。
曲げ半径 7.5mm でも伝送損失にほとんど影響が出ないシングルモードファイバです。LWP(低 OH 基損失)の特性を
有しています。ITU-T G.652.D、G.657.A2 準拠。
アクセス /
FTTH/
LAN
アクセス /
FTTH/
LAN
構内、
宅内、
機器内
■ 分散シフトファイバ
品名
波長(nm) 伝送損失(dB/km)
FutureGuide-DS
0.26 以下
1550
DS
特徴
用途
長距離 /
1550nm 帯における長距離伝送用のシングルモードファイバです。ITU-T G.653 および JIS C 6835 準拠。
WAN/
メトロ
■ ノンゼロ分散シフトファイバ
品名
波長(nm) 伝送損失(dB/km)
FutureGuide-LA
LA
FutureGuide-SS
SS
FutureGuide-USS
USS
特徴
用途
長距離向け DWDM 伝送用光ファイバです。実効断面積(Aeff)を拡大した中分散型 NZDSM で、C、L バンドに対応し
ています。専用の分散補償器との組合せにより、高密度の光信号伝送が可能となります。ITU-T G.655 および
JIS C 6835 準拠。
長距離 /
長距離 /
0.4 以下
長距離およびメトロネットワーク向け DWDM 伝送用光ファイバです。低分散スロープ型 NZDSM で、C、Lバンドに
対応しています。専用の分散補償器との組合せにより、40Gbit/s の伝送が可能となります。ITU-T G.655 および
JIS C 6835 準拠。
0.4 以下
0.35 以下
0.4 以下
メトロネットワーク用超低分散スロープの NZDSM です。S、C、L バンドの広波長域において波長分散が小さく、メ
トロネットワークにおいて分散補償器なしで 1 波長あたり 10Gbit/s の DWDM 伝送が可能です。また、通常の SM フ
ァイバ用分散補償器により、40Gbit/s 高速伝送への拡張が可能です。ITU-T G.656 準拠。
長距離 /
特徴
用途
コア径 50 μ m の高帯域マルチモード光ファイバです。IEEE802.3ae および JIS C 6832 に準拠した 10 ギガビット
イーサネット(10GBASE-SR)の光 LAN 伝送網の構築に最適な光ファイバです。SR での配線リンク長は 300m です。
500m 品はご相談ください。IEC60793-2-10 A1a.2 準拠。
LAN
1550
0.35 以下
1625
0.4 以下
1550
0.35 以下
1625
1460
1550
1625
WAN/
メトロ
WAN/
メトロ
WAN/
メトロ
■ マルチモードファイバ
品名
波長(nm) 伝送損失(dB/km)
FutureGuide-MM10G/300
MM10G
/300
FutureGuide-MM50
MM50
FutureGuide-MM62.5
MM62.5
850
3.0 以下
1300
1.0 以下
850
3.0 以下
1300
1.0 以下
850
3.5 以下
1300
1.5 以下
コア径 50 μ m のマルチモード光ファイバです。IEEE802.3z および JIS C 6832 に準拠したギガビットイーサネット
(1000BASE-SX)の光 LAN 伝送網の構築に最適な光ファイバです。SX での配線リンク長は 550m です。
IEC60793-2-10 A1a.1 準拠。
LAN
コア径 62.5 μ m のマルチモード光ファイバです。IEEE802.3z および JIS C 6832 に準拠したギガビットイーサネット
(1000BASE-SX)の光 LAN 伝送網の構築に最適な光ファイバです。SX での配線リンク長は 275m です。
IEC60793-2-10 A1b 準拠。
LAN
■ FutureGuide®-MM シリーズには曲げ強化タイプ(曲げ半径 R=15mm)もございます。
■上記特性等は、光ファイバ素線状態での値です。
■ 光ファイバのスペック、その他の光ファイバは、弊社 HP(http://www.fujikura.co.jp/00/optcable/wa/index.html)を参照ください。
FutureGuide®-LWP、SR15E、BIS-B
広帯域伝送シングルモードファイバ
使用可能な波長領域
伝送損失
(dB/km)
O
曲げ強化ファイバ
■ SR15 と SR15E は、許容曲げ半径を従来比 1/2(曲げ半径 15mm)まで対応可能とした曲げに強いファイバです。
このため取扱いが容易で、モジュール、成端箱内でのコンパクトな収容、高屈曲箇所への布設が可能です。
BIS-B は、さらに曲げ特性が優れており、曲げ半径 7.5mm でも伝送損失にほとんど影響が出ないファイバです。
1.0
®
FutureGuide -LWP
FutureGuide®-SR15E
FutureGuide®-BIS-B
FutureGuide®-SR15、 SR15E、 BIS-B
FutureGuide®-SM
FutureGuide®-SR15
E
S
C
L
R=15mm
U
SM
0.0
1,200
1,300
1,400
1,500
1,600
1,700
波長
(nm)
■ 波長 1383nm 付近の OH 基吸収による損失を大幅に低減。
■ 基幹網における伝送容量の増大に対し、将来にわたり対応できるファイバで
す。1260nm ~ 1625nm の波長域をすべて利用可能。CWDM 対応。
■ 曲げ強化タイプとすることで、クロージャ内でのファイバ作業性が向上、伝
送信号の瞬断防止にも効果があります。
A - 02
壁にフィット、小径収納
R=30mm
LWP
SR15
R=7.5mm
SR15E
BIS-B
LAN 配線用、光ファイバの規格および推奨ファイバタイプ
規格名称
配線リンク長[m]
仕様波長[nm]
ギガビットイ-サネット(IEEE802.3z)
1000BASE-SX
550
275
850
MM50
推奨ファイバ
MM10G
/300
MM62.5
1000BASE-LX
550
5000
1300
1310
10 ギガビットイ-サネット(IEEE802.3ae)
10GBASE-SR
10GBASE-LR 10GBASE-ER
82
300
10000
40000
850
1310
1550
MM50
MM10G
/300
MM50
SM
SM
SM
MM10G
/300
SR15
SR15
SR15
MM62.5
SR15E
SR15E
SR15E
BIS-B
BIS-B
BIS-B
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバ心線/テープ
光ファイバ心線/テープの種類と型番
光ファイバ素線
紫外線硬化型樹脂
■ 外径 0.125mm の石英ガラスファイバの周囲に紫外線硬化型(UV)樹脂を被覆して、外径
0.25mm とした光ファイバ素線です。
型番例
光ファイバ
(ガラス)
型番例
FutureGuide-SR15E
FutureGuide-MM50
➡
詳細は A-02 をご参照ください。
0.25mm
0.9 mm光ファイバ心線(熱可塑性樹脂)
熱可塑性樹脂
■ ガラスの周りに紫外線硬化型樹脂とノンハロゲンの熱可塑性樹脂を被覆して 0.9mm 径とした
光ファイバ心線です。主に少心のケーブルに用いられます。
型番:
(
)
光ファイバ
(ガラス)
❷ 被覆色:青、黄、緑、赤、紫、白から選択
❶ 光ファイバ種別 :下記「光ファイバ種別」をご参照ください。
型番例
構造例
0.25mm
型番例
SM(白)
❶
紫外線硬化型樹脂
MM50(青)
❷
❶
❷
0.9mm
光ファイバテープ心線
■ 光ファイバ素線を複数本、平行に並べて紫外線硬化型樹脂で一括被覆した構造です。
■ テープ心線を用いることで、光ケーブルの細径化・高密度化が実現されています。
■ テープ心線ごとに一括で融着接続ができるため、接続作業時間の大幅な短縮が可能です。
■ 任意の位置で容易に中間分離することができるイージースプリット® テープ心線もラインナップしています。(A-03 参照)
型番:
-
T
❷ 心数および構造を示します。
2 :2 心、4:4 心、8:8 心
4/2:2 心 2 分割 4 心
UT : 薄肉(0.3mm 厚)テープ心線
ET : イージースプリットテープ心線
2ET :2 心テープ
4UT、4ET、4/2ET :4 心テープ
8UT、8ET :8 心テープ
❶ 光ファイバ種別 :下記「光ファイバ種別」をご参照ください。
2心テープ心線(2ET*)
4心テープ心線(4UT 4ET*)
0.3mm
2心2分割型4心テープ心線
(4/2ET*)
0.3mm
0.3mm
1.1mm
0.6mm
*:ET イージースプリット ® テープ心線
型番例
4心2分割型8心テープ心線(8UT)
8心テープ心線(8ET*)
0.3mm
1.1mm
0.3mm
2.1mm
2.1mm
型番例
SM-4UT
❶ ❷
SM 0.3mm 厚 4 心テープ心線
SR15E-4ET
❶
❷
SR15E 4 心イージースプリットテープ心線
■ イージースプリット ® テープ心線は、専用工具(FSES-05)を使用することで、任意の位置で容易に中間分離することができるテープ心線です。
■ テープ心線としての強度は十分確保しており、従来テープ心線と同様に使用することが可能です。
■ テープ心線、分離後の単心線ともに、その構造・特性は JIS 他の公的規格に準拠しています。
■ 従来型のテープ心線と互換性があり、イージースプリット ® テープ心線同士の接続や、従来型テープ心線とイージースプリット ® テープ心線の接続に、
現行の接続工具・接続部材を用いることができます。
イージースプリット ®4 心テープ心線
FSES-05
■ 4 心分割型 4 心テープ心線(型番;4ET)
■ 8 心分割型 8 心テープ心線(型番:8ET)
■ 2 心 2 分割型 4 心テープ心線(型番:4/2ET)
光ファイバ種別
■ ファイバ種別と心線の対応表
ファイバ種別
心線構造
0.9mm 光ファイバ心線(熱可塑性樹脂)
テープ心線
イージースプリット ® テープ心線
SM
LWP
SR15
SR15E
DS
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
MM50
MM6.25
MM10G
/300
●
●
●
●
●
●
A - 03
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバケーブル
光ファイバケーブルの選定
■ 光ファイバケーブルは、心数ならびに布設環境によっていろいろな種類にわかれます。選び方の目安を以下に示します。
(一般的なおすすめ光ケーブルを掲載しております。詳細は、布設条件等によりますので、ご相談ください。)
FTTH
■ 宅内配線
壁面、壁内配線はインドアケーブルを、ローゼット、アウトレット-機器間は、
コネクタ付きのマゲつよを使用します。
宅内
おすすめ光ケーブル
型番例
構造
参照ページ
FR-OGINHE
低摩擦インドアケーブル
A-10
FSCS-2PS-MAGETSUYO3
ウルトラフレキシブルケーブル
マゲつよ
B-04
■ FTTH 引き込み(戸建て/マンション)
マンション
建物内
ビル
マンション
鉄道
光ケーブル
引き込み
電信柱から建屋への引き込み用です。
セミの産卵被害に対しては、
高強度外被を選択します。
おすすめ光ケーブル
型番例
構造
参照ページ
FR-OGNMGDE-SSD
ドロップ型
A-10
FR-OGNMGDHE-SSD
ドロップ型(高強度外被)
A-10
管路
直埋
架空
■ 鉄道
線路沿いなど振動が多い場所での布設には、振動による心線移動しにくい SZ 型で、防鼠
性のためシースまたは外装にステンレステープ有する光ケーブルをおすすめします。
おすすめ光ケーブル
型番例
構造
参照ページ
OG4ETSZWBE-STZE
SZ 型 - ステンレステープ外装
A-12
OG4ETSZLSP
SZ 型 - ステンレスラミネートシース
A-12
■ 直接埋設
地中での圧力に耐えるため外装付きケーブルを使用します。鋼管外装の方がより強固です。
おすすめ光ケーブル
型番例
構造
参照ページ
OG4ETSWBE-STZE
一方向テープスロット型
- ステンレステープ外装
A-12
OG4ETSWBE-CMZE
一方向テープスロット型
- 波付き鋼管外装
A-12
■ 架空
架空布設は風等による振動が掛かるので、振動による心線移動しにくい構造をおすすめします。キツツキやリス対策など耐鳥獣性が必要な場合には、
シースや外装にステンレステープを有する光ケーブルを選択します。
条件
形状
丸型
おすすめ光ケーブル
心線種類
耐鳥獣害性
型番例
構造
参照ページ
0.9mm 心線
不要
OGNE
層型
A-11
OG4ETCSWBE-WS
C スロット
A-08
OG4ETSZWBE
SZ 型
A-08
OG4ETSZLSP
SZ 型 - ステンレスラミネートシース
A-08、A-12
OG4ETSZWBE-STZE
SZ 型 - ステンレステープ外装
A-08、A-12
OGNLAP-SSD
層型
A-11
OG4ETGDE-SSW
たるみ付き少心架空
A-09
OG4ETCSWBE-WS-SSW
C スロット
A-08
OG4ETSZWBE-SSW
SZ 型
A-08
OG4ETSZLSP-SSW
SZ 型 - ステンレスラミネートシース
A-08、A-12
不要
テープ心線
必要
0.9mm 心線
自己支持型
(A-13)
不要
不要
テープ心線
必要
■ 管路
基本的には水没することを前提に WBE(テープスロット型)や LAP(層型)構造を選択します。建屋内の屋内管路など確実に水没の可能性が無い場合のみ水没しな
いを選択します。
条件
心線種類
0.9mm 心線
おすすめ光ケーブル
水没有無
型番例
構造
参照ページ
する
OGNLAP
層型 - アルミラミネートシース
A-11
しない
OGNE
層型
A-11
OG4ETSWBE
一方向テープスロット型&止水型
A-09
OG4ETSZWBE
SZ 型&止水型
A-08
OG4ETSWBE
一方向テープスロット型&止水型
A-09
OG4ETSZWBE
SZ 型&止水型
A-08
する
テープ心線
しない
※:防鼠性が必要な場合には、外装(-STZE)を付与してください。(A-12)
A - 04
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
■ ビル/マンション配線
配線形態(下記パターン1~3を参照)と必要心数、接続方式(融着接続/コネクタ接続)などを考慮して選定します。
パターン 1:多心の幹線ケーブルを各階の中間分岐部で、水平ケーブルと接続する方式。
パターン 2:各フロア用光接続箱に直接幹線ケーブルを接続する方式。
パターン 3:少心細径な水平ケーブルで MDF からエリア/各戸用用光接続箱に直接引き通す方式。
配線形態
パターン 1
水平ケーブル
分岐部
+
フロア用
光成端箱
分岐部
+
フロア用
光成端箱
パターン 2
水平ケーブル
フロア用
光成端箱
エリア/各戸用
光成端箱
フロア用
光成端箱
エリア/各戸用
光成端箱
エリア/各戸用
光成端箱
フロア用
光成端箱
エリア/各戸用
光成端箱
エリア/各戸用
光成端箱
水平ケーブル
幹線ケーブル
幹線ケ ーブル
エリア/各戸用
光成端箱
エリア/各戸用
光成端箱
分岐部
+
フロア用
光成端箱
パターン 3
エリア/各戸用
光成端箱
MDF
MDF
エリア/各戸用
光成端箱
MDF
■ パターン 1
おすすめ光ケーブル
用途
縦系(幹線)
横系(水平)
型番例
構造
参照ページ
FR-OG4ETCSWBE-WS
C スロット型
A-08
FR-OG4ETSZWBE
SZ 型
A-08
FR-OGCV
コード集合型
A-11
FR-OGNLAP
層型
A-11
FR-OGINHE
低摩擦インドアケーブル
A-10
型番例
構造
参照ページ
FR-OG4ETCSWBE-WS
C スロット型
A-08
FR-OG4ETSZWBE
SZ 型
A-08
FR-OGNLAP
層型
A-11
FR-OG4ETINHE
低摩擦インドアケーブル
A-10
FR-OGCV
コード集合型
A-11
FR-OGNLAP
層型
A-11
FR-OGINHE
低摩擦インドアケーブル
A-10
型番例
構造
参照ページ
FR-OGINHE
低摩擦インドアケーブル
A-10
FR-OG4ETINHE
低摩擦インドアケーブル
A-10
■ パターン 2
おすすめ光ケーブル
用途
縦系(幹線)
横系(水平)
■ パターン 3
おすすめ光ケーブル
用途
縦系/横系
A - 05
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバケーブル
光ファイバケーブル・ラインアップ
主な用途
品名
型名(例)
地下・管路
一方向撚りテープスロット型
SZ 撚りテープスロット型
地下・架空・
建物内
構造(例)
特長
対応心数
掲載ページ
OG4UTSWBE
OG8UTSWBE
OG4ETSWBE
OG8ETSWBE
テープ心線を螺旋状のスロット
溝に積層した構造であり、地下
管路などの幹線系に最適です。
4 ~ 1000
A-09
OG2ETSZWBE
OG4ETSZWBE
OG8ETSZWBE
スロット溝の撚り方を一定ピッ
チで反転させた SZ スロットを
採用しており、中間後分岐が容
易です。また、心線移動しにく
く、架空や振動の多い線路、道
路沿いの布設に最適です。
2 ~ 640
A-08
12 ~ 48
A-08
8
A-09
1~8
A-10
架空・建物内
C スロット
OG4ETCSWBE
画期的な構造の少心スロット型
ケーブルで、細径化、軽量化を
実現。効率の高い中間後分岐作
業がおこなえます。
架空
たるみ付き少心架空
OG4ETGDE-SSW
少心の架空布設に最適な軽量で
中間後分岐も可能な、自己支持
型光ケーブルです。
ドロップ型
FR-OGNMGDE-SSD
FR-OGNMGDHE-SSD
FR-OGNM4UTGDE-SSD
FR-OGNM4UTGDHE-SSD
層型
OGNLAP
0.9mm 心線を使用した光ケーブ
ルです。心線取り扱い性に優れ
ます。
1 ~ 12
A-11
インドア型
FR-OGINHE
FR-OGINE
FR-OG4ETINHE
細径のケーブルで、既設管路の
追い張りなどに最適です。現場
で組み立てられる光コネクタ
(FAST シリーズ)も直接取り付
けられます。
1~8
A-10
ウルトラフレキシブルケーブル
マゲつよ(コネクタ付き)
MAGETSUYO3
MAGETSUYO
丈夫で曲げにも強いコネクタ付
きの光ケーブルです。室内のロ
ーゼットと通信装置の接続に最
適です。
1
B-04
ターミネーション型
平型コードケーブル
(コネクタ付き)
XSF,2XSF
2SSF,4SSF
2SF
光コードを1~4本内蔵した平
型の光ケーブルで、光 LAN のフ
ロア配線、装置間、ラック間等
の配線に使用します。
1~4
A-11
コード集合丸型(コネクタ付き)
OGCV
OGCE
光コードを内蔵した丸型の光ケ
ーブルで、装置間などの配線に
使用します。
1 ~ 12
A-11
FTTH サービスの加入者引き落
FTTH
引き込み
12 心以下の
汎用
建物内
建物内
コネクタ付き
A - 06
としに使用される、細径、軽量
の架空用自己支持型光ケーブル
です。本体部分はノンメタリッ
クで、支持線と分離し室内に引
き込むことも可能です。
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバケーブル
光ファイバケーブル品名(呼称)
(■ -)
(-■)
(-■) 光ファイバ種別 × 心数 C
OG(■)■ ■ ■ ■(-■)
❶
❷ ❸ ❹ ❺ ❻ ❼
❽
❾
❿
⓫
⓬
:EMFR- OG NM 4/2ET SZ WB E -STZE -WS(黄1条)-SSD(22SQ)SR15E × 100 C
例
❶ ❷❸ ❹ ❺❻❼ ❽
❾
❿
⓫
⓬
❶
❷
❸
難燃の指定
➡ A-13
外装形式
はポリエチレン防食シース
❽
光ファイバケーブルの意(固定)
-TAZE:Tape Armor 鋼帯外装
-CMZE:波付き鋼管外装 直接埋設される環境などで
用いられ、機械特性に優れる。
OG:光ケーブルを示す記号
メタリック ノンメタリック
-WAZE:Wire Armor 鉄線外装
➡ A-13
❾
無記入:メタリック仕様(鋼線)
NM:ノンメタリック仕様
識別シース
ン。括弧内に色と条数を指定する。ストライプ、
色帯、ライン入りなどと称す。
自己支持構造 括弧内に支持線サイズを指定
例:(18SQ)、(22SQ)、(30SQ)
2ET:2 心イージースプリット ® テープ
4UT:薄肉 4 心テープ
4ET:4 心イージースプリット ® テープ。中間でテ
ープ心線を単心に分割可能。
4/2ET:2 心 2 分割型 4 心イージースプリット ® テー
プ
8UT:薄肉 8 心テープ(4 心 2 分割型 8 心テープ)
8ET:8 心イージースプリット ® テープ
無記入:0.25mm 着色素線または 0.9mm 単心線
(ケーブル構造による)
❿
防水構造の種類
❻
シース形式
光ファイバ種別記号
例:
❼
➡ A-13
➡ A-13
E:PE(ポリエチレン Polyethylene)シース
LAP:アルミラミネート PE(Laminated Aluminum PE)
効果がある。
-SSW( ):首部に窓を開け、支持線に対し本体部にたる
一体化(ラッシング)。
⓫
無記入:なし
WB:Water Blocking 吸水テープを使用し、防水機
能を持たせた構造。万一ケーブルに外傷が生
じ、内部に水が侵入した場合に長手方向の浸
水を防止します。
-SSD( ):自己支持型の一種。
( ):首部に窓を開けた SSD。ダンシングの抑制に
-SSD(W)
みを付けた SSD。中間後分岐工法に対応。
SZ:SZ スロット スロット無切断で中間後分岐が
❺
➡ A-13
-SSF( ):支持線とケーブル本体をバインド線によって
ケーブルの集合形式
可能。640 心まで。
S:一方向スロット 1000 心まで。
GD:架空ドロップ型 8 心まで。
IN:インドア型
N:層型 12 心まで。
C:コード集合型
➡ A-12
-WS( ):識別のため、ケーブル長手方向に入ったライ
光ファイバの構造
❹
➡ A-12
-STZE:波付きステンレスラミネートシース外装 ZE
無記入:通常仕様。❼シース材による。
EMFR-:環境配慮型難燃仕様
FR-:難燃仕様
SM
LWP
SR15
SR15E
DS
MM50
MM62.5
MM10G/300
=
=
=
=
=
=
=
=
FutureGuide®-SM
FutureGuide®-LWP
FutureGuide®-SR15
FutureGuide®-SR15E
FutureGuide®-DS
FutureGuide®-MM50
FutureGuide®-MM62.5
FutureGuide®-MM10G/300
特性(光学特性)につきましては、ケーブル種別により異なる
場合があります。
特性につきましては、光ケーブルの仕様書をご確認ください。
⓬
心数
例:100 = 100 心 数字の後の C はコアを示す。
* 一部の製品で例外がございます。
シース耐透湿性に優れる。
LSP:波付きステンレスラミネート PE 防鼠、キツ
ツキ対策などとして使用される。
V:PVC(ポリ塩化ビニル Polyvinyl Chloride)
A - 07
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
在庫あり 在庫しているタイプ・心数がありますので、お問い合わせください。
SZ撚りテープスロット型
光ファイバケーブル
FutureGuide®
SM
在庫あり
LWP
標準:
SR15
SR15E
オプション:
WB
難燃
ノンメタ ストライプ
二重
外装
SSD
SSW
SSF
■ SZ 撚りスロット構造であり、中間後分岐によりケーブルを切断することなく、
光ファイバテープ心線を容易に取り出すことが可能です。
■ 心数系列に応じて、2 心、4 心、8 心光ファイバテープ心線を使用することがで
きます。
■ 心線移動しにくい構造ですので、架空、線路沿いなどの布設環境に最適です。
■ メッセンジャワイヤと一体化させた自己支持型での選定も可能です。
光ファイバテープ心線
トレーサマーク
テンションメンバ
SZ 撚りスロット
項目
押さえ巻き
シース
型番
心数
標準外径*1
(心)
(mm)
24
9.5
70
1.4
880
190
95
標準質量*1
(kg/km)
テンションメンバ径 (mm)
許容張力
(N)
布設時
許容曲げ半径
(mm)
布設後
4心テープ心線型
OG4ETSZWBE SR15E
60
100
200
10.5
12.5
16.5
80
110
170
1.6
2.0
2.3
1170
1760
2350
210
250
330
105
125
165
300
21.0
280
2.6
3040
420
210
8心テープ心線型
OG8ETSZWBE SR15E
400
640
19.5
23.0
260
390
2.6
7本/1.4
3040
5680
390
460
293
345
*1:丸ケーブルの値です。
*ファイバ種別、オプション等により値が異なる場合があります。
2 ご注文 型番例
<丸型ケーブル>
OG 4ET SZ WBE SR15E × 100C
❹
SZ スロットの構造
❺
❻ ❼
<自己支持型ケーブル>
OG 4ET SZ WBE-SSW(22SQ) SR15E × 100C
①スロットの撚りが反転しているので
❹
②光ファイバ心線を
“めくる”
ように取り出すことができる
■ SZ 型光ケーブルは、スロットの溝のより方向が一定間隔で反転している(SZ 撚
り)構造のスロットを使用した光ケーブルです。そのため既設ケーブルにおいて
も、光ケーブルのシースおよび押さえ巻きを取り除くことによって、スロット
溝から光ファイバテープ心線を容易に取り出し中間後分岐が可能となります。
4 心テープ心線型
24 心
4 心テープ心線型
60 心
4 心テープ心線型
100 心
❺
❻ ❼
❹ 4 心イージースプリットテープ心線(8 心テープ心線の場合は 8ET)
❺ SZ 撚りスロット構造
❻吸水テープ ❼ポリエチレンシース SSW 型(支持線径)
光ファイバ種別 心数
4 心テープ心線型 200 心
4 心テープ心線型 300 心
8 心テープ心線型 400 心
在庫あり OG4ETSZWBE SR15E ×(4 or 8 or 16 or 24 or 36 or 48 or 60 or 80 or 100 or 120 or 140 or 200 or 300)C(レングスマーク)
OG8ETSZWBE SR15E ×(400 or 640)C(レングスマーク)
EMFR-OG4ETSZWBE SR15E ×(8 or 16 or 24)C(レングスマーク)
OG4ETSZWBE-SSW(18SQ)SR15E ×(8 or 16 or 24 or 36 or 48 or 60 or 80 or 100)C(レングスマーク)
0G4ETSZWBE-SSW(22SQ)SR15E ×(8 or 16 or 24 or 36 or 48 or 60 or 80 or 100)C(レングスマーク)
Cスロット
在庫あり
FutureGuide®
SR15
光ファイバケーブル
SR15E
標準:
WB
オプション:
ストライプ
難燃
SSW
■ 画期的な構造のスロット型ケーブルで、細径化、軽量化を実現。
■ 中間後分岐作業における効率 UP、工数削減、安全性向上。
■ 特殊な工具を必要とせずクロージャ、成端箱への取り付けが可能。
■ 切り裂き位置を示すため、標準で赤1条の色帯(ライン)が入ります。
■ C スロットケーブルは、色帯に沿って切り込みを入れることにより、ファイバに
外傷を与える可能性を排除し、安全かつ簡単に中間後分岐作業をおこなうことが
できます。
光ファイバテープ心線
シース
テンションメンバ
C スロット
押さえ巻き
8 心テープ心線型 640 心
48 心
色帯
中間後分岐作業方法
項目
心数
標準外径 *1
標準質量 *1
型番
(心)
(mm)
(kg/km)
OG4ETCSWBE-WS(※1条)
24
9.0
75
1.2 × 2 本
1320
180
90
12
8.0
60
テンションメンバ径 (mm)
許容張力
(N)
布設時
許容曲げ半径(mm)
布設後
0.95 × 2 本
830
160
80
48
10.0
95
1.4 × 2 本
1810
200
100
*1:丸ケーブルの値です。
*ファイバ種別、オプション等により値が異なる場合があります。
① ケーブルストリッパでケーブル外被に切り込み
(円周方向、長手方向)を入れ除去します。
2 ご注文 型番例
<丸型ケーブル>
OG 4ET CS WB E-WS(赤 1 条) SR15E × 24C
❹
❺
❻
❼
❾
<自己支持型ケーブル>
② テープ心線を取り出します。
※切り込み深さが一定になる様なケーブル専用工具をご使用ください。
在庫あり
OG4ETCSWBE-WS(赤 1 条)SR15E ×(12 or 24 or 48)C(レングスマーク)
A - 08
OG 4ET CS WBE-WS-SSW ( 赤 1 条/18SQ) SR15E × 24C
❹
❺
❻ ❼
❾
❹ 4 心イージースプリットテープ心線 ❺ C スロット ❻防水構造
光ファイバ種別 ❼ポリエチレンシース ❾色帯 赤 1 条 SSW 型(支持線径)
心数
光ファイバ・ケーブル
光ファイバケーブル
在庫あり
光ファイバ・ケーブル
一方向撚りテープスロット型
A
FutureGuide®
SM
LWP
標準:
SR15
SR15E
MM50
オプション:
WB
MM10G
/300
難燃
MM62.5
ノンメタ ストライプ
二重
外装
LAP
■ 最大 1000 心(8 心テープ構成)まで対応可能です。
■ 薄肉テープ心線とスロット構造を採用した高密度の光ケーブルです。
■ 地下や構内での布設に最適です。
■ コネクタ付きケーブルとしてもご用命いただけます。
項目
光ファイバテープ心線
トレーサマーク
テンションメンバ
スロット
押さえ巻き
シース
4 心テープ心線型
OG4UTSWBE
100
200
11.5
15.5
110
185
1.8
2.0
1470
1760
230
310
115
155
型番
心数
標準外径
(心)
(mm)
40
9.5
標準質量
(kg/km) 80
テンションメンバ径 (mm)
1.8
許容張力
(N)
1470
190
布設時
許容曲げ半径(mm)
布設後
95
300
19.5
280
2.3
2350
390
195
8 心テープ心線型
OG8UTSWBE
400
600
1000
19.5
23.0
28.0
285
405
595
2.3
7 本 /1.2 7 本 /1.2
2350
4120
4120
390
460
560
195
230
280
細径型
項目
4 心テープ心線型
OG4ETSWBE
型番
心数
(心)
標準外径
(mm)
標準質量
(kg/km)
テンションメンバ径 (mm)
許容張力
許容曲げ半径(mm)
200
14.0
155
2.0
1760
280
140
(N)
布設時
布設後
300
17.5
230
2.3
2350
350
175
8 心テープ心線型
OG8ETSWBE
1000
23.0
430
7 本 /1.2
4120
460
345
*細径型につきましては、SR15、SR15E、イージースプリット心線のみの適用となります。
*ファイバ種別、オプション等により値が異なる場合があります。
2 ご注文 型番例
EMFR-OG 8UT S WB E SM × 400C
❶
❹
❺
❻
❼
❶難燃 ❹ 8 心テープ心線 ❺ S 撚りスロット構造 ❻防水構造
❼ポリエチレンシース 光ファイバ種別 心数
OG 4UT S WBE SM × 100C
❹
4 心テープ心線型 40 心
4 心テープ心線型 100 心
❼
❹ 4 心テープ心線 ❺ S 撚りスロット構造 ❼
光ファイバ種別 心数
4 心テープ心線型 200 心
8 心テープ心線型 400 心
4 心テープ心線型 300 心
❺
8 心テープ心線型 600 心
8 心テープ心線型 1000 心
在庫あり EMFR-OG4UTSWBE MM50 ×(8 or 16 or 24 or 48)C(レングスマーク) ※ OM2 相当
EMFR-OG4UTSWBE MM10G/300 ×(8 or 16 or 24 or 48)C(レングスマーク) ※ OM3 相当
たるみ付き少心架空
光ファイバケーブル
テープ心線
支持線
テンションメンバ
介在
FutureGuide®
SR15
SR15E
標準:
SSW
■簡易な構造を採用した8心の自己支持(SSW)型光ファイバケーブルです。
■ 4 心イージースプリット心線を採用し、支持線径は 2.6mm となります。
■ ニッパなど簡単な工具で外被中間引き裂きを容易に行うことができます。
項目
心数
標準外径
標準質量
支持線径
型番
(心)
(mm)
(kg/km)
(mm)
テンションメンバ
許容張力
許容曲げ半径(含む支持線)
(本)
(N)
(mm)
許容曲げ半径(本体のみ)
(mm)
OG4ETGDE-SSW(2.6mm)
8
4 × 11
75
2.6
2
3040
260
100
*ファイバ種別、オプション等により値が異なる場合があります。
2 ご注文 型番例
OG 4ET GD E-SSW(2.6mm) SR15E × 8C
❹
❺
❼
❹ 4 心イージースプリットテープ心線 ❺架空ドロップ ❼ポリエチレンシース
SSW 型(支持線径) 光ファイバ種別 心数
A - 09
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
在庫あり 在庫しているタイプ・心数がありますので、お問い合わせください。
ドロップ型
在庫あり
FutureGuide
®
SR15
光ファイバケーブル
標準:
SR15E
ノンメタ *
難燃
(*:ノンメタは本体部のみ。支持線は鋼線)
。
■ FTTH 用に開発された簡易な構造の光ケーブルです。
■ 光ファイバは高屈曲に対応した SR15E を標準としています。
■ テープ心線型にはイージースプリット ® 心線を適用できます。
■ セミの産卵被害に対して有効な高強度外被タイプも選定いただけます。
■ 1000m 定尺品です。(標準)
0.25mm 光ファイバ素線
支持線
テンションメンバ
シース
項目
型番
心数
標準外径
(心)
(mm)
標準質量
支持線径
(kg/km)
(mm)
テンションメンバ
許容張力
(本)
(N)
含む支持線
本体のみ
許容曲げ半径(mm)*
0.25 単心線型 1 心
項目
型番
心数
標準外径
(心)
(mm)
標準質量
支持線径
(kg/km)
(mm)
テンションメンバ
許容張力
(本)
(N)
含む支持線
本体のみ
許容曲げ半径(mm)*
0.25 単心線型 2 心
SSD
0.25 単心線型※
FR-OGNMGDE-SSD
1
2
2.0 × 5.3
20
1.2
2
660
120
15
0.25 単心線型(高強度外被)
FR-OGNMGDHE-SSD
1
2
2.0 × 5.3
20
1.2
2
660
120
15
4 心テープ心線型※
FR-OGNM4UTGDE-SSD
4
2.0 × 6.0
20
1.2
2
660
120
15
4 心テープ心線型(高強度外被)
FR-OGNM4UTGDHE-SSD
4
2.0 × 6.0
20
1.2
2
660
120
15
*表中の許容曲げ半径(本体のみ)はテンションメンバにアラミド FRP を用いた場合です。
*ファイバ種別、オプション等により値が異なる場合があります。
※高強度外被タイプに統一予定です。
4 心テープ心線型 4 心
2 ご注文 型番例
在庫あり FR-OGNMGDHE-SSD SR15E ×(1 or 2)C(レングスマーク)
FR-OGNMGDHE-SSD SR15E × 2C
インドア型
在庫あり
光ファイバケーブル
FutureGuide®
SR15
SR15E
0.25mm 光ファイバ素線
シース
テンションメンバ
単心線型 1 心
標準:
難燃
*
*:
「JIS C 3005」で規定される60度傾斜試験連合になります。
「JIS C 3521」
垂直トレイ試験に連合するケーブルも製造可能ですのでご相談ください。
■ 0.25 単 心 線、 テ ー プ 心 線 の 構 造 が あ り、 接 続 ケ ー ブ ル の 構 造 に 合 わ せ て
お選びいただけます。
■ 細径、軽量、かつテンションメンバ鋼線タイプは引張張力も高いことから、
配管追い張りに適した構造です。
■ ノッチ部から容易に心線を取り出すことが可能です。
■ 一部の製品では、シース色をお選びいただけます。
■ 難燃仕様を標準としています。
■ 細径で低摩擦外被を使用しており、より低張力で施工可能です。
■ 1000m 定尺品です。(標準)
項目
心数
型番
(心)
標準外径
標準質量 (mm)
(kg/km)
テンションメンバ径 *
許容張力
許容曲げ半径
(mm)
(N)
(mm)
FR-OGINHE
1
2
2.3 × 1.6
7
0.5 × 2 本
230
2.0 × 1.6
7
0.5 × 2 本
230
50
シース色
白または黒
*テンションメンバが鋼線の場合です。
項目
心数
標準外径
標準質量 型番
(心)
(mm)
(kg/km)
テンションメンバ径
許容張力
許容曲げ半径
(mm)
(N)
(mm)
シース色
単心線型 2 心
4 心テープ心線型 4 心
4 心テープ心線型 8 心
FR-OG4ETINHE
4(4T × 1)
3.4 × 2.0
10
0.5 × 2 本
230
70
8(4T × 2)
3.4 × 2.0
10
0.5 × 2 本
230
70
白
白
*ファイバ種別、心数等により値が異なる場合があります。
(白)
在庫あり FR-OGINHE SR15E ×(1 or 2)C(レングスマーク)
FR-OG4ETINHE SR15E × 4C(レングスマーク)
2 ご注文 型番例
FR-OGINHE SR15E × 1C(白)
FR-OGINHE SR15E×1C、2C(1000m の定尺品)
梱包形態のご紹介
■ 繰り出し性の高い 8 の字巻き梱包を採用してます。
■ 段ボールから直接、軽い力でスルスルと撚れなくケーブルを繰り
出すことができる梱包です。
■ 他ドロップ型、インドア型光ケーブルはボビン等に巻き出荷しま
す。
8 の字巻き梱包
A - 10
ボビン巻き梱包例
光ファイバ・ケーブル
在庫あり 在庫しているタイプ・心数がありますので、お問い合わせください。
層型
在庫あり
FutureGuide
光ファイバケーブル
®
SM
LWP
SR15
SR15E
MM50
MM10G
/300
MM62.5
標準:
オプション:
LAP
難燃
ノンメタ ストライプ
二重
外装
■ 屋内外を問わず 12 心以下の線路構成でご使用いただけます。
■ 0.9mm 単心線を中心のテンションメンバの周りに配した光ケーブルです。
■ 最大で 12 心までの少心数の標準的な構造です。
■ 光コネクタを取り付けてのご納入も可能です。(B-07)
0.9mm 光ファイバ心線
テンションメンバ
テンションメンバ被覆
シース
項目
12 心
心数
型番
(心)
標準外径
標準質量
(mm)
(kg/km)
テンションメンバ径
許容張力
(mm)
(N)
布設時
許容曲げ半径(mm)
FR-OGNLAP
1 ~ 10
9.5
90
1.6
780
190
95
布設後
11,12
10.5
105
1.6
780
210
105
*ファイバ種別、オプション等により値が異なる場合があります。
2 ご注文 型番例
EMFR-OG N LAP MM50 × 12C
❶
❺
❼
❶難燃仕様 ❺層型 ❼ LAP シース 光ファイバ種別 心数
在庫あり OGNLAP SM ×(4 or 8 or 12)C(レングスマーク)
EMFR-OGNLAP MM50 ×(2 or 4 or 6 or 8 or 12)C(レングスマーク) ※ OM2 相当
EMFR-OGNLAP MM10G/300 ×(2 or 4 or 6 or 8)C(レングスマーク) ※ OM3 相当
ターミネーション型
コード集合丸型
平型コードケーブル
光ファイバケーブル
■ 光コードを内蔵した光ケーブル
です。
■ 各種光コネクタを取り付た状態
で出荷できます。
詳しくは、B-06、07 をご参照くだ
さい。
テンションメンバ
テンションメンバ
テンションメンバ被覆
2.0mm 光ファイバコード
1.7mm 光ファイバコード
シース
消防用耐熱
光ファイバケーブル UROGシリーズ
■ 消防用設備に使用する耐熱光ファイバケーブルです。
■ 一般社団法人 電線総合技術センターの認定品*です。
■ ビル防災管理システムに優れた性能を発揮します。
ケーブル品名
対応心数
UR-OGNLAP
1 ~ 12 心
ケーブル構造
層型
UR-OGCV
1~8心
コード集合丸型
UR-OG4UTSLAP
4 ~ 300 心
テープスロット型
*:認定品目については、見直される可能性がありますので、ご検討の際にはお問い合わせを
お願いします。
2 ご注文 型番例
UR-OGNLAP SM×12C UR-OGNLAP MM50×12C
UR-OGCV SM×8C UR-OGCV MM50×8C
UR-OG4UTSLAP SM×300C UR-OG4UTSLAP MM50×200C
■ 消防用耐熱光ファイバケーブルとは
層型
UR-OGNLAP
コード集合丸型
UR-OGCV
テープスロット型
UR-OG4UTSLAP
火災時でも一定時間その性能を確保することを目的とした光ファイバケー
ブルで、日本電線工業会規格 JCS 5502 耐熱光ファイバケーブルの基準に適
合する光ファイバケーブルであり、15 分間で 380℃に達する火災温度曲線
で加熱されても耐える性能を持ち、防災設備の制御、操作等に使用されます。
なお、電線では、30 分間で 840℃に達する火災温度曲線で加熱されても耐
える性能を持つ「耐火電線」と、15 分間で 380℃に達する火災温度曲線で加
熱されても耐える「耐熱電線」のカテゴリがありますが、光ファイバケーブ
ルについては、「耐熱光ファイバケーブル」のカテゴリのみで、耐火光ファ
イバケーブルのカテゴリは存在しません。
A - 11
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバケーブル
オプション
外装
外装
■ 各種ケーブルに外装を施すことができます。
■ 光ファイバケーブルに外装を施した構造で、圧縮・衝撃特性に優れています。
■ 鳥虫害対策、土中埋設など、用途別に最適構造をご提供いたします。
仕様例:100 心テープスロット型光ファイバケーブルに外装を施した場合
鋼帯外装
品名記号
ST
波付き鋼管
鉄線外装
(ステンレステープ波付き縦添え)
(鋼帯巻付け)
TA
CM
WA
18.5
320
2350
18
325
2350
20
400
2350
18.5
450
2350
標準外径
[mm]
標準質量
[kg/km]
許容張力
[N]
ケーブル
ケーブル
波付き(ステンレ
ス テ ー プ→STZE、
鋼帯→CTZE)
鉄テープ
ケーブル
ケーブル
鉄線
波付き鋼管
PE 防食シース
PE 防食シース
PE 防食シース
PE 防食シース
型番例
型番例
型番例
OG4UTSWBE-STZE
OG4UTSWBE-TAZE
OG4UTSWBE-CMZE
OG4UTSWBE-WAZE
鉄テープを内部シースと外部シースの間
にらせん状に巻き付けた構造。主に耐衝
撃対策に用いられます。
波付き鋼管外装を施した構造で、圧縮、
防湿性に優れ、土中埋設用として用いら
れます。
鉄線外装を施した構造で、側圧・衝撃な
ど外傷に対して極めて強度が強いです。
土中埋設や下水道引き流しなどに用いら
れます。
鋼帯を縦添えし、波付き加工した外装構
造で、鳥虫害対策や土中埋設用として用
いられます。
(ケーブル部のシースを省略した LSP シ
ースのケーブルは、鳥虫害対策の架空布
設用途に使用されます。LSP の場合はシ
ース形式で指定ください。)
型番例
識別シース
■ ケーブルが多条布設されている場所で、光ファイバケーブルとメタルケーブル、または光ケーブル同士を外見上区別できるようにケーブルにストラ
イプシースを施すことができます。
■ ストライプシース -WS( )
ストライプ
シース
ケーブルコア
識別シース
識別ストライプ
識別ストライプ
型番例
OG4UTSWBE-WS(黄 1 条)SM × 24C
ストライプ
ストライプ色:青、黄、緑、赤、紫、橙から 1 色を指定
プーリングアイ
■ 光ケーブルの先端に取付け、地下管路あるいは加入者回線の布設を容易にするための牽引端の一種であるプーリングアイを工場で取付け出荷するこ
とができます。
(有償)
■ 取付箇所を片端、または両端でご指定ください。片端、両端のいずれも指定できますが、一般に、ドラムから繰り出しながら布設する場合は巻き終
わり端(ケーブル繰り出し側)の片端のみ、一度ケーブル全長をドラムから8の字を描くように解いてから両方向に牽引していく「8の字取り工法」
で布設する場合には巻き始め端、巻き終わり端の両端に取り付けます。
■ プーリングアイの有無は、ケーブル品名には反映されませんので、必要時には品名と併せてご指定ください。
■ テープスロット型、C スロット、スロットレス SSW、層型、単心スペーサ型ケーブルに取付可能です。
■ 布設時にテンションメンバを含めて光ケーブルを一括して引っ張る構造となりますので、シース
のみに張力が加わり伸びてしまう状況等を防止することができます。
■ ケーブル先端面の防湿性も確保されます。
A - 12
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバケーブル
構造の説明
難燃シース
難燃シース
難燃
ケーブルコア
■ 難燃性のポリエチレンシースを用いることにより、ケーブルに難燃特性を持たせること
ができます。
■ JIS C 3521 の垂直トレー燃焼試験に適合します。
■ ノンハロゲンのエコ仕様です。
ノンメタリック
型番例
EMFR-OG4UTSWBE MM50 × 100C
環境配慮型難燃
ノンメタ
■ 各種ケーブルのテンションメンバにノンメタリックの材料を選定することができます。
■ 中心テンションメンバに FRP などを使用することにより、ケーブル構成材料に金属をま
ったく使用しない構造とすることができます。
■ 金属を含まないため、布設時の接地や誘導の問題を考慮する必要がありません。
型番例
OGNM4UTSZWBE LWP × 200C
ノンメタリック
防水型(WB)と LAP シースケーブル
■ 屋外に布設される光ケーブルには、耐候性、耐透湿性に優れたポリエチレン(PE)シースが一般的に使用されます。さらに、管路布設など光ケーブル
が水没する可能性がある場合には、防水型(WB)や金属ラミネートシースを推奨します。防水型(WB)は、スロットケーブルの押え巻きとして吸水テ
ープを用いることにより、外被についた傷などからケーブル内部に水が浸入してもケーブルの長手方向への水走りをある長さ以下に抑えることがで
きます。また、金属ラミネートシースは、PE シースの内面に金属テープとラミネートテープを施したシース構造であり、PE シースよりも耐透湿性
が優れており、LAP シース(アルミテープ)などがあります。
■ WB
WB
■ LAP
標準的な防水特性
ケーブルコア
LAP
ケーブルコア
水
吸水テープ
アルミテープ
外被および押さえ巻き
剥ぎ取り部
1m
光ケーブル
ポリエチレンシース
型番例
25mm
OG4UTSWBE MM50 × 40C
端面露出
ポリエチレンシース
型番例
40m
図に示す試験方法により試験したとき、常温、初期水頭長 1m で測定開
始後 24 時間でケーブル端面露出部から水の流出が認められないこと。
吸水テープ
OGNLAP SM × 8C
LAP
自己支持型構造 ■ 吊り線のない電柱間にケーブルを布設する場合、自己支持型構造とすることにより効率的に作業することができます。(支持線サイズ
■ SSD 型
吊り線とケーブル本体を縦添えして
一括シースを施したケーブルです。
SSD
型番例
吊り線とケーブル本体にバインド線を
巻き付け一体化した構造です。
SSF
型番例
OG4UTSZWBE-SSD(22SQ)SM × 100C
SSD
■ SSD(W)型
300 心以下に対応
■ SSF 型
➡ A-13)
OG4UTSZWBE-SSF(22SQ)SM × 100C
吊り線とケーブル本体を間欠的
に一体化した構造で、空力特性
に優れたケーブルです。
型番例
SSW
■ SSW 型
300 心以下に対応
型番例
(22SQ)SM × 100C
OG4UTSZWBE-SSD(W)
首部を窓付き、たるみ付きにすること
により、空力特性の改善、光ファイバ
に加わる歪みを低減したものです。支
持線に対してケーブル余長があるため
中間後分岐工法に適しています。
OG4UTSZWBE-SSW(22SQ)SM × 100C
自己支持型構造の光ケーブルの支持線サイズ指定方法
自己支持型構造の光ケーブルの支持線は、支持線サイズをご指定いただく必要があります。
ケーブル構造、自己支持型構造により、支持線サイズとの組み合わせが制限される場合がございます。
一般的な組み合わせがございますので、お問い合わせください。
例:OG4ETSZWBE-SSW(22SQ) SR15E × 8C
(SZ 型光ファイバケーブル-自己支持型(SSW))
■ 鋼線の呼び断面積と構造は下記の通りです。
呼び断面積
構造 *1
計算断面積
計算外径 *2
10SQ
18SQ
22SQ
30SQ
38SQ
7 / 1.4
7 / 1.8
7 / 2.0
7 / 2.3
7 / 2.6
10.8 mm2
17.8 mm2
22.0 mm2
29.1 mm2
37.1 mm2
4.2 mm
5.4 mm
6.0 mm
6.9 mm
7.8 mm
*1:例えば、7 / 1.4 であれば、直径 1.4mm の鋼線を 7 本撚った構造であることを示します。
*2:鋼線の外径 標準的な仕様では、計算外径に 2mm を加えた値が支技線部の外径(被覆外径)となります。
A - 13
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
環境負荷軽減への取り組み
■ 近年、環境負荷軽減に対して大きな関心が寄せられており、環境に悪影響を与える可能性がある材料の製造物への不使用 ・ 使用制限が検討 ・ 実施さ
れつつあります。電線やケーブルも例外ではなく、エコ電線 ・ ケーブルに代表される様々な環境対応製品がラインナップされています。
■ フジクラは、電線業界の中でも積極的に環境対策に取り組んでおり、エコケーブルの製品化も早くから行っています。光ファイバケーブル/コード
も同様で、PVC シースの非鉛化からグリーン調達への対応、リサイクルまで幅広く取り組んでいます。また、その他の製品についても、RoHS 対応を
考慮に入れた製品設計を実施しております。
■ 光ケーブルの性能および機能を維持・向上させつつ、ケーブルの細径化をすすめており、省資源化へ積極的に取り組んでいます。
■ ケーブルと関連がある環境対策
名称
フジクラはグリーンプロジェクトを展開し、環境配慮型製品の開
発を推進しております。CSR 白書にて環境への取り組みをご報告
させていただいております。
主な内容
1
非鉛化
■ ケーブルの使用材料から鉛成分を除外すること。
■ 光ファイバ ・ 光ケーブルの場合は、主にシース材の PVC(塩化ビニル)に添加さ
れている鉛系化合物を他の材料に代替する。
2
エコ対応
■ ケーブルの使用材料から重金属およびハロゲン化合物を除外すること。
■ 光ファイバ ・ 光ケーブルの場合は、① PVC そのものを不使用とする、②難燃剤、
顔料に添加されているハロゲン化合物や重金属化合物を他の材料に代替する。
3
RoHS(※)対応
■ EU 指令により 2006 年 7 月から使用が規制された、鉛(Pb)
、水銀(Hg)
、カド
ミウム(Cd)
、六価クロム(Cr6+)
、ポリ臭化ビフェニル類(PBB)
、ポリ臭化ジフ
ェニルエーテル類(PBDE)を、ケーブルの使用材料から除外すること。
■ 光ファイバ ・ 光ケーブルの場合は、非鉛化やエコ化で対応を進めている物質と
重複するか、当初から不使用の材料がほとんどのため、大きな影響はない。
4
グリーン調達
■ 官公庁を皮切りに、民間企業にも広まっている調達物品に対する使用物質規制。
■ 重金属やハロゲン化合物のほか、内分泌攪乱物質(環境ホルモン)の使用規制
などの条件があり、納入先によって詳細が決められている。
(※)RoHS(Restriction on Hazardous Substances)指令は、
電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する EU(欧
州連合)指令です。
日本電線工業会において、欧州 RoHS 指令により含有を制限されている6物質を含まず、ケーブルを構成する材料の中のプラスチック材料は塩素およ
び臭素を含まないハロゲンフリーであることを特徴とする環境配慮型光ファイバケーブルが日本電線工業会規格 JCS 5505 にて規定されています。
(適合につきましては、お問い合わせください。)
■環境配慮型光ファイバケーブルの種類と特性(日本電線工業会規格 JCS 5505 環境配慮形光ファイバケーブルより)
種類
記号
RoHS 対応
ハロゲン
フリー
環境配慮形光ファイバケーブル
環境配慮形耐燃性光ファイバケーブル
環境配慮形難燃性光ファイバケーブル
ECO-OP
ECO-OP/F
ECO-OP/SF
○
○
○
○
○
○
難燃特性
適用:ケーブル
適用しない
JIS C 3005(傾斜試験)相当
JIS C 3521(垂直トレイ試験)相当
発煙濃度
適用:シース材料
適用しない
JIS C 60695-6-31 にて
150 以下
燃焼時発生ガスの酸性度
適用:シース材料
適用しない
JCS 7387 にて
pH3.5 以下
フジクラの光ファイバケーブルは、PVC 被覆等を含む一部の製品を除きこの規格に適合しています。
光ファイバケーブルのリサイクル
■ 光ファイバケーブルの普及に伴い、今後、使用済み光ファイバケーブルの適切なリサイクルがユーザおよびメーカの課題になってきます。フジクラ
では、関係会社の富士資材加工(株)が産業廃棄物処理業の許可を取得し、撤去光ファイバケーブルのリサイクル処理を行っています。
■ 光ファイバケーブルの破砕機を設置し、マテリアルリサイクル率をアップさせる取り組みも行っています。
破砕解体
富士資材加工
鋼線屑
PE シース屑
粉砕粉
皮剥ぎ解体
再生
破砕後
A - 14
再生 PE ペレット
成型品の材料として使用
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
光ファイバケーブルの取り扱い
光ファイバケーブルにつきましては、以下の点に注意し、運搬、保管、布設をおこなってください。
一般的な内容となりますので、詳細につきましては、各製品の仕様書、マニュアル等に従ってください。
■ 運搬
!
警告
■ トラック等でドラムを運搬する場合には、ドラムが回転しないようにしっかり荷台に固定してください。
!
注意
■ 通常のメタルケーブルと同様に取り扱うことができます。ただし、メタルケーブルに比べて軽量であっても、ドラムをトラックの荷台などから直接地
面に落とすような取扱いは厳禁です。ドラム破損など思わぬ事故の原因となることがあります。トラック荷台からの積み下ろしには、ユニックやパワ
ーゲートの使用を推奨します。
■ ケーブルドラムは、立てた状態で輸送してください。
(平積厳禁)
■ 回転させてのドラムの移動は、短距離に限定し、長距離ではおこなわないでください。実施する場合には、ドラムに表示してある回転方向に転がして
ください。ただし、回転中および回転後に光ファイバケーブルの巻き緩みにより、ケーブルが飛び出したり、巻乱れが発生する可能性がありますので
十分注意してください。
■ 保管
!
警告
■ 保管時には、ドラムが転がらないよう歯止めを置く等の処置を必ずおこなってください。
!
注意
■ 通常のメタルケーブルと同様に取り扱うことができます。ただし、ケーブルの両端末は、湿気の侵入を防ぐため、ケーブルキャップ等にて保護してく
ださい。
■ ケーブルドラムは、立てた状態で保管してください。
(平積厳禁)
■ 光ケーブル繰り出し後、一旦、ケーブルをドラムに保管する場合には、巻き緩みが生じないように巻き終わり端を固定してから保管してください。
■ 布設
!
警告
■ 光ケーブルには、光ファイバや鋼線などが入っているので、ケーブルの先端に注意してください。
■ 光ケーブルには、弾性の強い鋼線などが入っている場合がありますので、結束物(紐、テープ等)を解くと、光ケーブルが弾け飛び出すことがあります
から注意してください。
■ 光ケーブルやドラムを取り扱う際には、手袋などの保護具を着用し、ケーブル自身、金属片(例えば釘、ステップル)や木片(例えば、ササクレ、バリ)
などで怪我をしないよう注意してください。
■ 光ファイバは、ガラス製で非常に細いので、先端が鋭く刺さりやすいため危険です。光ファイバ心線を取り扱う際は、安全メガネなど防具を着用する
と同時に、取扱いには十分注意してください。
■ 光ファイバの切断屑は、確実に回収し、適切な方法で廃棄してください。
!
注意
■ ドラム開梱時には、光ファイバケーブルに外傷を及ぼさないよう注意して作業してください。
■ ドラムのボルトが緩んでいないか確認し、緩んでいる場合は増し締めしてください。
■ ドラム巻きの光ケーブルの場合、ケーブル繰り出しの際には、ドラム側面にある巻き始め口の保護カバーを外し、ケーブル巻き始め端の固定を外して
ケーブルをフリーの状態にしてからおこなってください。
(巻き始め端の固定を外さないと、
ケーブル巻き始め部でケーブルが坐屈することがあります。)
■ 光ケーブルは許容張力が決められています。必ず、その許容張力の範囲内で布設してください。
■ 光ケーブルには許容曲げ半径が決められています。必ず、その許容曲げ範囲内で布設・固定してください。
■ 布設時には光ファイバに捻回やキンクが発生しないように、撚り返し金物や捻回防止器などを使用し注意して布設してください。
光ファイバ・ケーブルの基礎知識
■ 光ファイバ編
一般的な光ファイバの規定
光ファイバには、主に以下の規定があります。
■ コア径(Core diameter)
マルチモードファイバに適用されるパラメータで、コアの最適近似円の直
径で表されます。
■ モードフィールド径(Mode field diameter)
シングルモードファイバに適用されるパラメータで、伝搬する光パワー分
布の広がりを示す直径を表します。シングルモード光ファイバの場合、光
はコア近傍のクラッドにも一部広がって伝搬するため、光の伝搬部分とコ
アは一致せずコア径は意味を持ちません。
従ってシングルモードファイバの場合はコア径の代わりに MFD を使用し
ます。
■ クラッド径(Cladding diameter)
クラッドの最適近似円の直径で、ファイバ径とも呼びます。
■ ケーブルカットオフ波長(Cable cut-off wavelength)
シングルモードファイバに適用されるパラメータです。カットオフ波長は
シングルモード領域とマルチモード領域の境界を示す波長で、この波長よ
り長い波長で使用した場合にファイバ中を伝搬する光はシングルモードと
なります。
■ コア偏心量(Core concentricity error)
コアの最適近似円とクラッドの最適近似円との中心間の距離を表します。
■ 伝送損失(Attenuation)
ファイバ中を伝搬する光のパワーが小さくなる割合を示す値で以下の式で
表されます。また、損失値が小さいほど伝送距離が長くなります。
α=-(10/L)log(Po / Pi )
α:伝送損失
L:ファイバ長
Po:出射端における光パワー
Pi:入射端における光パワー
■ 帯域(Bandwidth)
マルチモードファイバに適用されるパラメータで、伝送できる情報量を表
します。また情報量はファイバの長さに反比例します。
■ 波長分散(Chromatic dispersion)
シングルモードファイバのパラメータで、伝搬するパルスの広がり量を表
します。パルスの広がりが大きくなると伝送できる情報量が少なくなりま
す。
■ 零分散波長(Zero dispersion wavelength)
波長分散の値が0になるところの波長を表します。汎用のシングルモード
光ファイバでは零分散波長が 1310nm 付近に、分散シフト光ファイバでは
零分散波長が 1550nm 付近にあります。
■ 零分散スロープ(Zero dispersion slope)
零分散波長における波長分散の傾きを表します。零分散スロープが大きい
と各波長の波長分散も大きくなります。
■ プルーフ試験(Proof test)
光ファイバの強度保証のため、全長にわたって行う引っ張り試験のことで
す。
石英ガラスの強度は鋼線の 2 ~ 3 倍もありますが、ガラスは脆性材料のた
め、応力が傷に加わった場合、傷の成長を早めてしまい、破断に至ります。
従って、前もって大きな傷を取り除くために、プルーフテストを行います。
A - 15
光ファイバ・ケーブル
光ファイバ・ケーブル
A
■ 光ケーブル編
■ 光ケーブル編(続き)
1.難燃特性
一般的にビル内配線で使用されるケーブルには難燃特性が要求され
ることがあります。海外の規格を含めると試験方法は多くあります
が、日本国内では、
「JIS C 3521」で規定される垂直トレイ試験、
「JIS C
3005」で規定される 60 度傾斜試験、水平試験が適用されています。
2.光ファイバーケーブルの管路布設
2.1 光ケーブルの布設張力の推定方法
(1)直線部の布設
光ケーブルをθ1 の傾斜を持った直線ルートに先端引きで布設す
る場合は、ケーブル先端の張力T2 は、ケーブルと管路などとの
摩擦力およびケーブル自重から、次の式で求められます。
r sin θ1+ μ cos θ1)+ T1…(1)
T2 = 9.8W ・(
T:布設張力(N)
W:1km 当たりのケーブル質量(kg/km)
r :布設長(km)
μ:ケーブルと管路間の摩擦係数(通常は 0.5 として計算し
ます)
θ1:ルートの傾斜角度(上り坂ではプラス、下り坂ではマイ
ナスとします)
(3) 光ケーブルの最大許容張力
弊社の光ケーブルは、破断事故を未然に防ぎ、かつ、長期的な
信頼性を確保するために、最大許容張力を設定しています。し
たがって,布設時の張力が全ルートを通して、必ずこの最大許
容張力以下で布設するよう、特に留意してください。
布設張力の推定値がこの最大許容張力を越える区間がある場合
は、布設ルート中間で一旦巻き留めて、再度ルート先端に向け
て引いていくなど布設方法を変更する必要があります。
2.2 布設時張力の測定法
通常の布設では、ケーブルけん引部の張力が最大となりますので、
けん引部で張力測定を行うのが普通です。
張力測定法は、次のような方法が一般的です。
張力計の読みが T1、引き鋼の角度がθの場合、ケーブルの布設張
力は次式で求められます。
T = T1
T2
r
2cos
θ
光ケーブル
…(3)
2
張力 T
捻回防止
金物
張力計
読み T1
引き綱
θ
θ1
T1
ウインチ
布設張力測定法
図1
特殊な場合として
a)水平布設(θ1=0)
b)垂直布設(θ2=90°)
となります。
図3
T2 =9.8 μ Wr+ T1…(1)-a
T2 =9.8Wr+ T1…(1)-b
(2)
水平曲線部の布設
光ケーブルが矢印の方へ布設されるとき、屈曲部前後の張力T1
とT2 との間には、次の関係があります。
T1
ケーブル
θ2
T2
張力を監視する場合は張力計を、また記録を残す場合はロードセル
とレコーダを併せて使用します。
3.OTDR による接続損失測定について
OTDR は、光ファイバの後方散乱光を利用した損失測定方法です。
光ファイバケーブルの接続損失を OTDR で測定する場合、波形の段
差により接続損失が表されます。この波形の段差は、接続された 2
本の光ファイバの後方散乱係数の差により、本来の接続損失よりも
見かけ上の接続損失が大きく、或いは、小さく測定されてしまいま
す。この後方散乱係数による影響を補正するためには、接続点の両
端より OTDR 測定を行い、それぞれの接続損失を平均することで、
真の接続損失を求めることができます。後方散乱光係数の差による
接続損失への影響は、同一メーカの光ファイバを使用する場合でも
発生し、異種ファイバを接続する場合など、より顕著に現れます。
図 4 に、SR15 と SM を接続した場合の OTDR 波形の一例を示します。
SR15 側から測定した場合、真の接続損失よりも大きな接続損失が
段差として現れます。一方、SM 側から測定した場合、真の接続損
失よりも小さな接続損失が段差として現れます。
測定側
図2
真の接続損失
0.4程度段差が
大きくなる
T2 = K・ T〔ただし
K = exp(0.0175 μθ2)〕…(2)
1
T1:曲線部に入る前のバックテンション(N)
T2:曲線部通過後の張力
θ2:屈曲角度(度)
例えば、μ =0.5、θ =90°のとき K は 2.19 です。
また滑車を使用する場合はμ =0 となりますので、K は 1 となり
ます。
FutureGuide-SR15
OTDR測定段差
FutureGuide-SM
測定側
FutureGuide-SM
OTDR測定段差
FutureGuide-SR15
真の接続損失
0.4程度段差が
小さくなる
図4
A - 16