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公民館と学校とが

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【3−① 児童・生徒、教職員と地域の人々との学習・交流・協働の推進】
《公民館と学校とが協働して多様な学習の展開》
こんな取組しています!
○ 従来からFヶ丘公民館とFヶ丘小学校は協力関係にあったが、平成14年度より、
「学社連携3か年計画」
を策定し、様々な場面での学社連携・融合に取り組んでいる。
○ Fヶ丘公民館の持つハード(施設)やソフト(事業・人材)をFヶ丘小学校の学校教育の場で積極的に
活用してもらうことにより、Fヶ丘公民館の社会教育とFヶ丘小学校の学校教育の充実を図り、ひいては
Fヶ丘地区のまちづくりに寄与していくことを目標としている。
タイトル
「今につながる文化に挑戦しよう!(6年生社会科)
」
連携先
Fヶ丘公民館、Fヶ丘公民館茶道サークル「文月会」
ねらい
①
室町時代に発祥し現代まで続いている茶道を実際に体験する
ことにより、歴史学習の一助とする。
② 小学校の中だけではなし得なかった幅のある授業を実現する。
③ 公民館を利用しているサークルに、新たな学習成果還元の場を提供する。
④ 地域に、学校の様子・子どもたちの様子を知ってもらう。
⑤ 学校や子どもに、地域の様子を知ってもらう。
⑥ 地域に、地域の子どもは地域で育てようという雰囲気を醸成する。
取組に当たっての工夫点・留意点
・ 学校にも地域にもパイプを持つ公民館が、コーディネーター役として事業の中心となった。
・ より深い体験が出来るように、小学校の教室ではなく公民館の和室で実施した。
・ 公民館職員が事前に関連する授業を参観し、子どもたちの様子や授業の内容を把握した上で行った。
・ 学校側の単元の狙いをサークルに理解してもらい、また、サークル側の茶道に対する考え方を学校に理
解してもらうために事前に3者(公民館・小学校・サークル)で打ち合せを行った。
ここに注目!
・ より学習の効果が高まるよう、授業の進行具合に合わせて事業の実施時期を決定した。
・ 授業の一環で行う事業のため、授業時間中に実施した。
・ 公民館事業として実施したのでサークルへの謝礼は公民館の予算で対応し、児童個人に帰属する材料費
については学級費で対応した。
・ 単なる体験で終わらないように、サークルに茶道や茶道が発展してきた背景などを解説してもらった。
取組名
「今につながる文化に挑戦しよう!」
取
組
○趣 旨: 今日の生活文化につながりの深い室町文化の中で茶道を取り上げ、子どもたちが公民館
内
容
利用サークルからお点前や茶道の歴史について説明を受けながら体験学習することによ
り、歴史への理解を深める場とする。
○日 時: 平成15年7月15日(火)
・16日(水)
両日とも午前9時から正午まで
○場 所: Fヶ丘公民館 和室
○指 導: Fヶ丘公民館利用サークル「文月会」
○内 容: 公民館の和室で、クラス単位で茶道の体験学習を行う。
① 公民館職員より、事前の注意を児童に与えてから学習を開始する。
② 公民館和室を茶室に見立て、茶室への入り方をサークルの方より教わる。
③ 茶道サークルの方に、お点前の見本と茶道の解説をしてもらう。
④ 児童一人一人が、茶筌を振ってお茶を点てることに挑戦する。
⑤ それぞれが点てたお茶を飲み終わってから、改めて茶道の歴史について解説を
してもらう。
⑥質疑応答
○その他: 小学校6年生社会科の歴史学習の単元に対応する事業である。
成果と課題
14年度、15年度と実施した事業であるが、小学校・サークルそれぞれに新しい世界が広がっている。
子どもは今までになく真剣な様子で体験学習を行い、休み時間に茶道のまねごとをする子や、お昼の放送でニ
ュースとして感想を話す子、さらには公民館祭等で茶道のコーナーに訪れる子などが現れ、単なる社会科の学習
ではなく、子どもに生涯学習へのきっかけを与える機会ともなっている。また、
「子どもが珍しく学校での様子
を話してくれた」と保護者からの報告もあった。
教職員は、
「予想以上に良かった。お茶を飲めるだけでも十分だと考えていたが、ここまでしていただけると
は思わなかった」と、地域の教育力の高さに驚いた様子であった。事業の反省会で「他にもなにか連携した事業
を行うことは出来ないか」と話が持ち上がり、実際に地域の方に戦争体験を話してもらう連携事業を実施するこ
とが出来た。
サークルの方は、
「子どもに何を聞かれるかドキドキして、前の晩はほとんど眠れなかった。心配で、何度も
何度もおさらいをした。今まで分かったつもりでいたことが、実は分かっていないことに気がついた」
「お茶だ
けでなく、それに関連する文化(焼物など)も勉強しないといけないと感じた」
「自分のやっていることが地域
の役に立ててうれしい」と、感想を述べられている。サークルにとって、新しい学習課題の発見や、学習成果還
元の場となっている。
今後の方向性
公民館に求められるのは、学校と地域それぞれの「需要」と「供給」をいかに把握するかという部分である。
常々学校にも地域にもアンテナを張り、
どれだけ学校と地域をスムースに結び付けられるかが連携を図る上での
ポイントである。
社会教育の立場からすればややもするとサークルの学習成果還元に目が行きがちだが、
「自分の住んでいる地
域にはいろいろな人がいて、自分もその一員だ。自分は親や教師だけでなく、地域にも育てられた。自分もなに
か出来ることを地域に還元していこう」という意識を子どもたちが持ち、地域の中に大きな循環を作っていける
ようにすることが学社連携の目的だと考えている。
【参考】
公民館と小学校の協働へのアプローチと実績
当地区は公民館区にFヶ丘小学校だけしかなく、また、Fヶ丘公民館とFヶ丘小学校は同じ敷地内にあること
から、連携する上では非常に好条件の地区である。さらに、Fヶ丘こどもセンターも同じ敷地内にあることから、
様々な事業の展開が可能である。
以前より、Fヶ丘公民館とFヶ丘小学校は様々な面で協力関係にはあったが、本格的な学社連携・融合を実現
するために、14年度からは教師と打ち合せを行い、小学校の授業にあわせた事業を展開している。
地域も子どもたちの教育に関心が高く、また校長をはじめ学校側の理解もあり、当地区では着実に連携が実現
している。
★14年度の事業実績
4月16日: Fヶ丘小学校校長、教頭と打ち合わせ。職員会議で、公民館事業についての説明の場を設ける。
同時に、
「学校・公民館相互に掲示板を設置してみてはどうか」
「校内放送を使って公民館の事業
紹介をしてもらえないか」と提案、快諾を得る。
5月 8日: 職員会議の場で、公民館事業についての説明を行い、協力を依頼する。
また、学校の授業にあわせた本格的な学社連携事業も展開したいと思っているので、遠慮なく声
をかけて欲しいと呼びかける。
5月31日: 校内放送で、公民館事業「市民健康まつり」の宣伝をしてもらう。
また、学校・公民館それぞれに、お互いの情報の掲示板を設置した。
6月 2日: 「市民健康まつり」で、Fヶ丘小学校の放送委員会の児童が放送を担当した。
また、放送担当の教諭も事業に協力・参加した。
7月10・11日: 小学校6年生社会科の「室町文化を体験する」という単元に対応した事業を実施した。地
域の茶道サークルに協力を依頼し、6年生全児童がお茶の体験学習をした。
※授業時間内に、児童が公民館に来てサークルの指導を受けた。
7月20日: 小学校2年生国語科「スイミー」に対応した事業を実施。スイミーの読み聞かせ、紙芝居作り、
映画鑑賞を地域の読み聞かせサークルの協力で行った。
※これは公民館事業として休日に行い、学社融合的展開を狙った。
9月 8日: 公民館事業「第50回町民運動会」で、小学校の放送委員会の児童が放送を担当した。また、先
生方も事業に参加・協力した。
9月21日: 小学校1年生国語科「大きなかぶ」に対応した事業を実施。大きなかぶの読み聞かせ、紙芝居作
り、映画鑑賞を地域の読み聞かせサークルの協力で行った。
※これは公民館事業として休日に行い、学社融合的展開を狙った。
10月4・18・24・31日: 小学校の読書月間に対応し、地域の読み聞かせサークルが小学校の視聴覚教
室で読み聞かせを実施した。 休み時間に、1∼3年生を対象に行った。
11月∼
来年度より、クラブ活動へ地域の指導者を招きたいという小学校側の要請を受け、クラブ担当
の先生と打ち合せを開始した。
既存のクラブに地域の指導者を招くパターンと、
地域の指導者によりクラブを新設するパター
ンの2通りを検討することとなった。
1月21日: 3年生を対象に、クラブ見学が行われる。
新規立ち上げのクラブとして、茶道・籐手芸・囲碁の3つを設定し、地域指導者が小学校で児
童に説明を行った。
また、これらのクラブ活動については、活動を公民館で行うことを検討することとなった。
2月 6日: 小学校3年生社会科「相模原の昔を調べよう」に対応した事業を実施。
地域の大人に、地区の昔の様子や子どもの頃の生活の様子を話してもらった。
※授業時間内に、児童が公民館に来て地域の大人の話を聞いた。
3月 8日: 小学校4年生国語科「ごんぎつね」に対応した事業を実施。
著者である新美南吉の作品の映画を上映した。
3月15日: 小学校5年生国語科「大造じいさんとガン」に対応した事業を実施。
著者である椋 鳩十の作品の映画を上映した。
∼15年度分∼
4月22日: 新年度クラブ活動に、新規クラブとして茶道、囲碁、籐手芸を立ち上げ。
指導者として地域サークルの方を、活動場所を公民館としてスタートした。
5月20日: 小学校職員会議に公民館職員が出席し、公民館事業、学社連携事業について全職員に対して説
明を実施した。
6月 2日: 市民健康まつりに、小学校職員・委員会の児童が役員として参加した。
7月10日: 地区公民館職員研修会で、Fヶ丘地区の事例発表を実施。
7月15・16日: 6年生児童全員が、Fヶ丘公民館で茶道の体験学習を実施。
翌日のKNG新聞に掲載される。
9月 7日: 公民館事業の町民運動会に、小学校職員、放送委員会、体育委員会、保健委員会の児童が役員
として参加した。
9月22日: 6年生の合唱コンクール参加に際し、地域の音楽家が児童の指導にあたった。
9月27日: Fヶ丘小学校の運動会に、地域のダンスサークルが参加し、相模原音頭を児童と一緒におどっ
た。
10月23日: 4年生の合同音楽会の参加に際し、地域の音楽家が児童の指導にあたった。
10月15日: 3年生の社会科・総合学習に対応し、
「昔の生活の様子を調べよう」という単元で地域の方
から生活の様子を話してもらう事業を実施した。
10月29・30日: 6年生の社会科に対応し、
「戦争中の子どもの生活を調べよう」という単元で地域の
方から生活の様子を話してもらう事業を実施。
…以上は事業として行ったものを列記した。
公民館・小学校それぞれの事業や行事で施設や備品を借用した事例、それぞれの事業・行事に職員が参加した
事例もあるが、省略。
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