読書のすすめ、生徒会三役選挙

翔 舞
第 12 号
平成25年11月27日
発
行
月潟中学校
担当:校 長
℡:375-2106
読書のすすめ『体の栄養→食事、心の栄養→読書』
最近はすっかり寒くなり、先日はあられまで降りました 。
「読書の秋」と言うには、少しおそく
なってしまいましたが、今回は先月の全校朝会で生徒にお話しした「読書」についてふれたいと思
います。
長い夜や休日にゆっくりと、そしてゆったりと読書にいそしんでみませんか?
生きていくには、自分の体に栄養を与え成長させるには、食事が欠かせません。それと同じよう
に、生徒の皆さんは、心も成長させていかなくてはなりません。心に栄養を与えるには、読書が一
番だと私は思っています。
本はたった数百円で 、全く経験したことのない別世界へ連れて行ってくれます 。それだけでなく 、
何かのことで困ったとき、本気で明るい未来をつくりたいと思ったとき、必ず知恵と力を貸してく
れます。たとえ勉強があまりよくできなくても、本を読むことさえ忘れなければ、人生、立派に渡
っていけると私は確信しています。この世には、みんなの力になり、味方になってくれる本が必ず
あります。そういう本との出逢いは、わくわくドキドキして、とっても楽しいものなんです。
少し私自身の話をさせてもらいます。実は、私も大の本好きです。本のない生活は考えられない
と言ってもいいでしょう。少し時間ができれば、また、つくろうとしているのですが、本を常に手
にしています。朝4時すぎに起きて朝食までの間 、出張したときの会議の前や休み時間、電車の中、
人と会うまでの待ち時間、などなど本と共に過ごしています。
そして、読んだ本には愛着を感じます。世間では、一度読んだ本はどうでもよく、リサイクルシ
ョップなどに売ってしまう人もいますが、私にはそれは到底考えられません。本を買って、あまり
面白さを感じられなく途中でくじけてしまうものもあります。それでも売ったり捨てたりしようと
はけっして思いません。お気に入りの作家が新刊本を出したとか、、以前から読みたいと思ってい
たものが文庫になったとかの情報をキャッチして、手に入れた時の喜びは格別です。時間を忘れ、
それらの本を夢中になって読むときの時間は、私にとって代え難い至福のひとときなんです。
学校の図書館にも、素晴らしい本がたくさんあります。こ
れを利用しないのはもったいないと思います。10月の図書
館の本の貸し出し利用状況は、一人当たり1年生平均 3.7、2
年生平均 2.9、3年生平均 1.7 冊です。3年生が少ないのは、
受験勉強に時間を費やしているため仕方ないですが、もっと
もっと本を読んで、心に栄養を与えてもらいたいですね。
先日、NHK テレビの「週刊ブックレビュー」(放送終了)の
司会者で有名な中江有里さんの講演会に行ってきました。彼
女の話の中で、印象的だった言葉を最後に紹介します。
「読書はやはり、種のようなものだと思っています。私は植物の種みたいなものだと思っています。
種というのは蒔かなければ、芽は出ませんし、花もつきませんし、実もつけることはありません。
どんな実ができるか分からないけれど、とりあえず読書の種をたくさん蒔いておくと、実ができる
楽しみが人生の中でできてきます。それは、お子さんに読書をさせるのは、その子のためにもなり
ますが、大人の役割でもあります。大人もまた自分の人生にどんな実を付けるか、そんな楽しみの
ための読書をたくさんしていただきたいなぁと思います。
」
生徒会三役選挙が来週行われます
来週12月4日、新生徒会三役を選ぶ大切な選挙が行われます。現在、候補者が出そろい、選挙
運動の真っ最中です。この選挙に向け2週間くらい前に 、1・2年全員が集まり 、
「三役に聞く会」
を開きました。そこで感心し、いいなぁと思ったのは、3年生
の現・会長、副会長、書記長の三役から1・2年生に向けての
メッセージです。ほんの一部ですが紹介します。
『 1・2年生に期待すること、励ましの言葉 』
○ 三役・総務委員会の仕事は大変で、精神的にも辛い部分はた
くさんあります。ですが、私は全校生徒に指名されたんだと、
全校の期待と信頼を胸に頑張ってきました。また、辛いときこ
そ笑える9人の仲間がいたからこそ乗り越えられました。
この中で、みんなの前に出るとしゃべられなくなるから、生
徒会長や副会長になれない、字が汚いから書記長ができない、
部活や勉強との両立ができないから総務になれない、と考えている人がたくさんいるのではない
でしょうか。それは違います。私たちも入る前からできたわけではありません。私たちは一人一
人が自分の可能性を信じ、また信じてもらうために、そして学校をよくしたい、といった気持ち
だけで、ただガムシャラに動いてきました。総務に入るには学力より、「学校全体のために尽くせ
るのは自分だ」と強い心をもっていることが大切なのです。(清田生徒会長)
○ 副会長として生徒朝会の活動報告やスピーチ、レクレーションの司会などを務めてきました。
副会長は仕事をこなすだけでなく、自分で見つけなければならないのです。だから、楽しそうに
見えて、実はかなり大変でした。来年は2年生が中心となり、1年生は新しく入ってくる後輩の
先輩となります。今まで一緒に活動してきた先輩の意思を引き継ぎ、悪いところは改善し、良い
ところは残す。またはもっと良いものにするなどして月中をよりよくしていってください。(高浪
副会長)
○ 三役になるために必要な資質は次の3つだと思います。①臨機応変に動ける ②積極性がある
③けじめがしっかりつけられる。私自身、最初からできていたわけではないけれど、生徒会で活
動しているうちに少しずつ身に付いていったと思います。皆さんの中には「三役ってキツそう」
や「三役ってすごく楽しそう」と思った人がいると思います。どちらも合っています。でも、ど
ちらの感情も本気で月中のため努力した人にしか感じられないと思います。
(西方副会長)
○ 書記長として 、
「広報月中」の発行をしたり、2階の掲示板の管理、スローガンの作成などを行
ってきました。特に、
「さよならウィーク」の卒業生のイラスト描きは、時間がすごくかかり大変
でしたが、卒業生にとても喜んでもらい嬉しかったです。総務は学校生活をしっかり送っている
人が、少しだけ努力すればできる仕事が多いと思います。(関根書記長)
ようこそ先輩
講師 木村 俊尚 様
新しい英語の先生が着任
11月14日、全校生徒にご講話をしていただき
11月24日から1ヶ月間、曽田綾子
ました。我々が知らないような、深くて、考えさせ 先生の代わりに、今泉可奈子 先生が着
られる内容の話をたくさんしていただきました。
任しました。
印象的な話を一つ。
「あるとき神様に人、馬、犬、 ● 中学時 代の
猿が集められ、それぞれ30年の寿命が与えられた。 部活動は吹
人はそのまま有り難くもらったが、馬も犬も猿も
奏楽部(フ
15年で充分と 、残りの15年は返すことになった。 ルート)
それを人間が欲しいと全部もらい、30 + 45 で75年 ● 趣味: 料理
の寿命となった。だから、30 年は人間らしく生きら ( キャラ クタ
れるが、 15 年は馬のよ
ーお弁当を
うに走り回り、 15 年は
作ることが好き)
犬 の よう に 吠え まく り
●月中へ来ての感想:挨拶ができる生徒が
(文句を言い)、15 年は
多く、とても元気な学校だと思いました。
猿のようにボス争い(権
みんなのパワーをもらって楽しい授業が
力 闘 争) を して しま い
できるように頑張ります。 1 ヶ月という
がちになる」
短い間ですが、よろしくお願いします。