地域とともに 歩みながら - 農林漁業協同組合の復興への取組み記録

2012
No.167
特集
3RODQR+DQDPDNL
1
Special Issue
地域とともに
歩みながら
新春のごあいさつ
2012 JAN.
じ
く
も
新春のごあいさつ………………………… 2
特集/JA県下統一紙面 ……………………4
地域とともに歩みながら
食のはなし/ BOOKS ─新刊紹介 …… 10
新たなる協同の力で
謹んで新春のごあいさつを申し上げます。
組合員の皆さまにおかれましては、健やかに新春を
お迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨 年 は、3 月 日 に 発 生 し た﹁ 東 日 本 大 震 災 ﹂ に
より、組合員や職員など多くの尊い命が奪われまし
ました皆さまとそのご家族の方々に衷心よりお見舞
………… 11
ライフ ─ くらしのビタミン
介護のミニ知識/トラブル対策講座
ちょっと一息Tea Time ………… 12
川柳コーナー/クロスワードパズル
読者の掲示板/応募要項
2月のホロスコープ
代表理事組合長
応に改めて感謝を申しあげます。
組合員皆さまから寄せられた救援米は
トンを超
出 し な ど の 取 り 組 み に 対 し、 そ の 迅 速 な 心温 ま る対
た 毛 布・ 衣 類 な ど の 支 援 物 資 の 提 供、 さ ら に は 炊 き
震災発生時に農家組合員の協力のもと取り組みま
し た 米 一 升 運 動︵ 救 援 米 ︶ や 女 性 組 織 を 中心 に 行っ
い申し上げます。
農業の復権と震災からの復興を
ぽらーの情報室 ………………………………8
宮沢賢治幻影 ─ 光と風と …………… 16
高橋専太郎
Public Relation
Magazine
1月号/ No.167
た。 心 か ら 哀 悼 の 意 を 捧 げ ま す と と も に、 被 災 さ れ
11
JAからのお知らせ ─ INFORMATION … 14
46
Polano
Hanamaki
代表理事組合長
高 橋 専太郎
代表理事専務
髙 橋 勉
常務理事︵企画管理統括︶菅 野 寛
常務理事︵金融統括︶ 髙 橋 光
司
常務理事︵共済統括︶ 島 津 秀三
郎
常務理事︵営農統括︶ 藤 舘 政 義
常務理事︵生活福祉統括︶新 田 忠 一
筆頭理事
新 田 実
理
事
遠 藤 福
巳
理
事
菊 池 一 勇
理 事
吉 田 正 志
伊 藤 慶 吉
理 事
理 事
安 藤 勝 隆
鎌 田 春 夫
理
事
理 事
菊 池 正 明
今年もよろしく
お願い申し上げます
イーハトーブの大地の新鮮で安全な農畜産物は、
「いい土」と「きれいな水」、そして農家の「愛情」が育んでいます。
2
ぽらーの花巻 2012 JAN.
え、 沿 岸 被 災 地 に 運 び、 被 災 地 の 方 々 か ら は、 大 変
さを痛感した年でもありました。
さ ど る 一 員 と し て、 改 め て﹁ 食 ﹂ に 対 す る 責 任 の 重
被災された組合員の方々は、以前の生活に戻れず
不安な日々をお過ごしのことと思います。今後もJ
交渉参加﹁断固反対﹂に向けた強力な運動展開です。
山 積 み す る 農 政 課 題 の 中 で 特 に 重 要 な 対応 は、昨
年来取り組んでいるTPP︵環太平洋経済連携協定︶
ります。
な お、 原 発 事 故 で の 損 害 に つ い て は、 今 後 も し っ
かり行政機関と共に東京電力へ賠償請求を行って参
な感謝をいただきました。
また、姉妹J A のJ A 紀の里やJ A 横浜をはじめ
産直交流で結ぶ全国のJ A から数々の支援をいただ
き、J A 組織の相互扶助の精神を改めて痛感した次
A いわて花巻は、できる限りの復興支援に取り組ん
例 外 な き 関 税 撤 廃 を 原 則 と す るT P P は、 農林水 産
第であります。
で参りたいと存じます。
業 を は じ め 地 域 の 経 済・ 社 会 の 崩 壊 を 招 き、 我 わ れ
あります。大震災の影響で県内は停電と交通機関マ
動 の 評 価 が 高 ま る 中、 我 が 国 で は 相 互 扶 助 を基本 と
あ た か も20 1 2 年 を﹁ 国 際 協 同 組 合 年﹂ と する
決 議 採 択 を 国 連 総 会 で 行 わ れ、 世 界 的 に 協 同組合 活
の暮らしが一変してしまう恐れがあります。
ヒ で、 被 災 地 で の﹁ 食 ﹂ の 問 題 は 言 う ま で も あ り ま
する協同組合運動を損なうような方向に進もうとし
さて、
昨年の一年を表す漢字は﹁絆﹂でありました。
し か し、 私 は﹁ 絆 ﹂ に 加 え 強 調 し た い の が﹁ 食 ﹂ で
せ ん が、 内 陸 部 で も 店 舗 か ら 食 品 が 消 え﹁ 食 べ る も
ております。
本年もよろしくお願い申し上げます。
最 後 に、 組 合 員 皆 さ ま の ご 健 勝 と ご 多 幸を お 祈り
申し上げ、新春のご挨拶といたします。
願いするものであります。
皆 さ ま の ご 理 解 と ご 協 力、 そ し てJ A へ の 結 集をお
り 切 っ て い き た い と 思 い ま す の で、 引 き 続き 組 合員
山積みする農業の課題と未曾有の震災からの復興
を、 組 合 員 の 力 を 結 集 し﹁ 新 た な る 協 同 の 力 ﹂ で 乗
ます。
農村社会を守る﹂ということこそ重要であると思い
ことはもちろんですが、その生産活動を通じ﹁地域・
今、私たちJ Aグループに求められているのは、
﹁農
業﹂を守り国民に安全で安心な食料を安定供給する
のが無い﹂という現実を体験し、食の﹁大切さ、尊さ﹂
はもちろんですが食が無くなる﹁恐怖﹂を感じた次
第であります。
加えて東京電力福島第一原子力発電所の事故によ
る放射能漏れ問題も発生し、国が定めた暫定基準値
を超えた農畜産物が検出されるなど、日本人の主食
である﹁米﹂への不安も一気に高まり、日本の﹁食﹂
に対する信頼が失墜するのでは、と思われるところ
まで追い込まれました。
幸いにも本県では、農産物に暫定基準値を超える
ものは検出されませんでしたが、汚染稲わらを給餌
した牛から暫定基準値を超える放射能が検出される
など、牛肉の出荷停止や風評被害による価格の下落
などの被害を被りました。
大震災、原発事故そして後述するTPP 交渉参加
問 題 な ど か ら﹁ 食 ﹂ を 通 じ、 国 民 の 食 料 供 給 を つ か
理
事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
代 表 監事
常勤監事
監
事
監 事
監 事
監 事
監 事
監 事
監 事
監 事
監 事
監 事
員外
監
事
菅 原 一 雄
松 田 富 雄
佐々
木 耕太
郎
玉 山 孝 光
佐 藤 力 夫
兼 澤 平 也
髙 橋 行
長 原 典 夫
佐 藤 秀 利
佐 藤 十九
三
黒 田 テ ヨ
熊 谷 正 克
八重
樫 耕 司
八重樫 東 一
髙 橋 テ ツ
加 藤 勝 信
菊 池 正 志
大 和 章 利
阿 部
実
小田
島 友
衛
髙 橋 哲 雄
中 島 秀 樹
今 野 英 二
菅 原 正 義
能登
谷 芳 孝
菅 原 貞 治
髙 橋 清 純
高 橋 順 一
八重
樫 光 喜
久 保 公 正
佐々
木 幸 雄
多 田 幸 俊
照 井 重 光
大 野 忠 男
役職
員一
同
2012 JAN. ぽらーの花巻
3
地域とともに
歩みながら
人は生きていく中で、多くの人に支えられています。
辛い時、苦しい時、本当に大変な時に心を救うのは、お金や
モノじゃなく、お互いを思う思いやり。
薄れつつあると言われていた「人と人のつながり」。
2011年3月11日に発生した大震災は、日本に未曾有の大災害
をもたらしましたが、私たちに改めて互いに助け合う思いやり
の大切さを思い起こす機会となりました。
農業協同組合は、その「人と人が助けあう精神」が原点です。
地域に根ざしたJAだからこそできる、
地域の絆を深める取り組みがJAにはたくさん溢れています。
ぽらーの花巻 2012 JAN.
4
JA県下統一誌面「地域とともに歩みながら」
相互扶助の精神を発揮
3月11日の東日本大震災から10ヵ月が経過しようとしております。未
曾有の大震災は、多くの尊い命を奪い、先代から築きあげてきた人々
の生活を奪い去りました。あらためて、
お亡くなりになりました方々に心
から哀悼の誠をささげますとともに、被災されました皆さまとそのご家族
の方々に衷心よりお見舞い申し上げます。
被災地では、瓦礫などの除去が進み、街づくりの話し合いなど、徐々
にではありますが復旧・復興に向けた歩みが始まっております。
しかし、以前の生活を取り戻すまでには長い歳月が必要であります。
本県農業においても、福島原発事故に伴う農畜産物の風評被害な
ど、生産現場での怒りと不安は計りしれない深刻な事態となっており
ます。
JAいわてグループでは、震災直後から食料品や生活用品の緊急
受け東京電力に損害賠償の請求を行ってきました。
地域農業と地域社会への貢献を果たすため、
引き続き、相互扶助
田 沼 征 彦
相互扶助の精神のもと
東日 本 大 震 災では、特にもこ
の﹁ 相 互 扶 助 ﹂の強 さが 発 揮 さ
れ、震 災 翌日から内 陸 部のJ A
同 組 合に理 解を深めよう と、今
す役割に着目し、世界全体で協
せ 、被 災 地 復 興の 大 き な 力 に
支援の輪はまだまだ広がりを見
が 支 援に駆 けつけ ました。この
国 連は協同 組 合の貧 困 削 減・ が被災した沿岸JAへ食料支援
仕 事の創 出・社 会 的 統 合に果た を行い、また全国のJ Aグループ
年︵2012年 ︶を﹁ 国 際 協同 組
なっています。
地域と絆を深める活動
合 年 ﹂とすることを宣 言しまし
た。これは協同 組 合が国 際 的に
認められた証です。
味 する﹁ 相 互 扶 助 ﹂の精 神のも
人が連 携し、助けあうことを意
づくることを 目 的に、自 立した
を守 り、
よりよい地 域 社 会 を形
組 合 員 農 家の農 業 経 営 と生 活
や 可 能 性 を 伝 えながら、人々の
も関わりを持ち、農 業の大 切さ
農村のくらしや環境、
食について
い意 味での﹁ 農 ﹂、
つま り 農 地や
な役 割です 。その上でJ Aは広
を発展させることはJ Aの重要
協同組合の﹁協同﹂とは、
力を
合わせ、
目的に向かって仕事をす
農 業の生 産 力を高める、農 業
るということ。農業協同組合は、 所 得を向 上させる、地 域の農 業
とに形成されました。
事業など、組合員の営農と生活
事業、
万が一の場合に備える共済
の受 け 入 れや 融 資 を 行 う 信 用
売や共同利用施設の設置、貯金
れ、地 域 農 業の活 性 化につなげ
ながりを強める活動にも力を入
ト
︵直売所︶
など地域社会とのつ
業との連携、
ファーマーズマーケッ
最 近では、高 齢 者の福 祉 活 動
や学 童 農 園の支 援、行 政や商工
命、
食、
暮らしを支えています。
に関わる事 業や取り組みを行っ
ていこうとしています。
この精神のもとJAでは、
農業
経営・技術指導をはじめ、
共同販
ています。
2012 JAN. ぽらーの花巻
5
に「協同の力」
を体現化した活動展開のほか、被害生産者の委任を
ひこ
ゆき
ぬま
た
救援物資を被災地に届けるとともに、炊き出しや瓦礫の撤去など、
まさ
JA岩手県五連 会長
の精神を発揮するけん引役として全力で取り組む所存ですので、今後
とも皆さまのご協力とご理解をお願いいたします。
ます。
の生 活 基 盤の強 化に努めてい
望を取り入れながら、組合員
プ役 として、農 家の意 見や要
レーズに、
JAと 担い手のパイ
農 家の 庭 先 に﹂を キャッチフ
活 動 を 実 施。﹁JAの窓 口 を
リカルチャー・コンサルタント︶
JA江刺では、営農指導を
中 心にTAC
︵トータル・アグ
渉外といった出向く活動です。
組 合 員の皆さんとふれあう
代表的な活動の一つが、外務や
く伝えています。
食の大切さ、農業の尊さを広
組合員の暮らしをサポートし、
消費者とのふれあいを通じて、
です。組 合 員、子 ど も たち、
の気 持 ちこそがJA活 動の源
お互いを思う気持ちから生
ま れる 行 動、﹁ふれ あい﹂。こ
ふれあいの気持ち
10
JAいわて南は昨 年 月か
ら、
JAと 組 合 員 が 互いに 理
人 と 人のつなが りによる 組 合 活 動
JA県下統一誌面「新いわて・いわて中央・いわて花巻・岩手ふるさと・江刺・おおふなと・いわて南・いわい東」
域 との 交 流 を 図っていま す。
をJAの女 性 部 員が務め、地
イスしたり、料 理 教 室の講 師
JAいわて 中 央では、中 学
生の大 豆 栽 培に農 家がアドバ
ます 。
れ あいとつな が り を 深 めてい
会を創出し、地域住民とのふ
らおうと、農や食に親しむ機
業や食の大切さを理解しても
元の子 どもたちやその親に農
です。
JAは次 世 代 を 担 う 地
費 者へ働 きかけることが必 要
員だけでなく、地元住民や消
さらに広く農業や食に関心
を高めてもらうためには組 合
などを把握しています。
皆さんと対話し、地域の状況
報誌を配りながら、組合員の
活 動﹂を展 開しています。広
を 図ろう と﹁役 職 員一斉 訪 問
解 を 深め、より 良いJA運 営
昔ながらの脱穀作業を体験する子どもたち(いわて中央)
地元公民館で軽い運動や裁縫などを楽しむミニデイ
サービス
(岩手ふるさと)
津波の被害を乗り越え営業を再開した、野田村のスマイル直売所(新いわて)
リンゴ生産者の園地に出向く営農担当(江刺)
職員から手渡された広報誌に目を通す組合員
(いわて南)
全国のJAグループから多くの支援(おおふなと)
釜石でバーベキューとモツ煮を振舞い復興を支援(いわて花巻)
震災後東京都で開催された東北チャリティーセール
(いわい東)
6
ぽらーの花巻 2012 JAN.
JA県下統一誌面「地域とともに歩みながら」
ています。
営む上での感動や苦労を伝え
農 家が先 生 となって、農 業 を
宅への移 動 販 売にも 取 り 組ん
て営業を再開。現在は仮設住
売所﹂は、部員らの協力によっ
分 会 が 運 営 する﹁スマイル直
津波の被害を受けたJA新
いわて女性部久慈中央支部南
子 どもたちの農 業 体 験では、
JAいわい東では 生 産 者の
顔が見える販売を展開しよう
す。
でいます。
よる仮 設 住 宅への炊 き 出しな
と、
﹁一関 産 野 菜フェア﹂や 若
ど数 え きれないほどの支 援 を
JAは人 と人 をつなぐ 協 同
組 合 組 織。
﹁誰かが困っていた
手 肥 育 農 家による﹁いわて南
心を救ってくれました。
受けています。
これらの活 動 は、互いに 助
け 合 う 気 持 ち、
﹁相 互 扶 助﹂
JA岩 手ふるさとでは、健
康で明るい地 域づく りを目 指
県 内のJAでもっと も 大 き
な被害を受けたJAおおふな
で元 気に、安 心して暮らせる
牛フェア﹂の開 催 な どに 取 り
し、組合員の健康増進や、各
とは、震 災 後、全 国のJAグ
JAいわて 花 巻では、復 興
に向 けて市 民や 行 政 が一丸 と
社会にしていきたい﹂その思い
の精 神 から 生 ま れ た 活 動で
地域でミニデイサービスを実施
ループから多 くの人 的・物 的
なって歩み出 そ う と﹁釜 石 復
で、農 業はもちろん、食や 環
組み、震災以降は首都圏の商
興 応 援 イベントなどにも 積 極
する﹁助 け 合い組 織﹂の活 動
支 援をいただき ました。被 災
興 イベント∼夢・希 望・そ し
境・文化・福祉社会へ貢献す
が見えてくると思うのです。一日一
日の積み重ねが「未来」へ、乗り越
える力として必ずつながってくると
私は信じています。これからも全国
の食卓に皆さんの食材を届けてく
ださい!
店街などが主催する被災地復
的に参加しています。
などを支援。各行事に多くの
施設や農地の復旧作業など泥
て未来へ﹃たちあがろう釜石﹄
きること」、
「今しかできないこと」
らみんなで助 け 合い、みんな
人 が 参 加 し、自 分 たちのペー
まみれになりながらの瓦 礫 片
ら、
「今できること」、
「今だからで
助け合いの気持ち
スで活動を楽しんでいます。
ます。その一歩が踏み出せたのな
近 年、加 速 す る 高 齢 化 な
ど を 受 け、
JAでは 地 域の 安
2012 JAN. ぽらーの花巻
7
べく、私 た ちJAはこれ か ら
UVUVUV
∼﹂に参加。沿岸地域の女性
望が生まれるのだと私は信じてい
付け、衣類・食料などの生活
その過程で起こる試行錯誤から希
全・安心な暮らしを目指した
ことがやがて形となり未来へ続き、
も地 域 とともに寄り 添いなが
の日を精一杯過ごし、積み重ねる
部やJA職員が笑顔で復興イ
かったとしても必ず意義はあり、そ
物 資 支 援、車 両、事 務 机 な
やろうとすることに長い時間か
この助 け 合いの精 神による
活動は、特にも今回の大震災
UVUVUV
助 け 合い活 動に取 り 組んでい
未来へ
乗り越える力に
ら歩んでいきます。
SIZUKA ARAKAWA
ベントを盛り上げました。
(プリンスホテル所属)
JA女 性 部に
で被災した人々の命、住まい、 どの業 務 支 援、
荒川 静香
ます。
プロフィギュアスケーター
年末の雰囲気を
味わって
JA女性部沿岸支援﹁餅つき・振る舞い﹂
手 で 小 豆 も ち、 汁 も ち、 く
てもらおうと釜石支援
年末の雰囲気を味わっ
間、沿岸地域の方々に
え ら れ、 手 造 り の 味 に 訪 れ
物や早池峰ヨーグルトも添
女性部員らが持ち寄った漬
餅をよそったプレートには
る み も ち と し て 調 理 さ れ、
活動
﹁ 餅 つ き・ 餅 振 る
た地域住民からは笑顔がこ
な ま す 商 店 街 ﹂で 行 い ま し
も 見 ら れ、 臼 を 取 り 囲 ん だ
ら餅をつく微笑ましい光景
つ手を大人に助けられなが
は 小 さ な 子 ど も が、 杵 を 持
域 住 民 の 方 も 参 加。 な か に
昔ながらの杵と臼を使っ
たもちつきには集まった地
中で
﹁沿岸地域にお正月気分
今回の
﹁ も ち 振 る 舞 い ﹂支
援活動は女性部の役員会の
面の笑みを見せていました。
があっておいしかった﹂
と満
楽 し か っ た。 餅 は 色 々 な 味
を し た の は 初 め て、 と て も
た。
人々からは
﹁よいしょよい
を﹂
と提案が出され実現。臼
ました。
3 つの臼で餅つきを実施し
と 現 地 か ら1 つ 調 達 し 合 計
松田渓介くん
︵7︶
は
﹁餅つき
しょ﹂
と温かい掛け声と手拍
は 花 巻 か ら の 持 ち 込 み2 つ
支援活動には各地域支部
か ら 部 員 数 名 ず つ が 参 加。
つきあがった餅は部員らの
8
ぽらーの花巻 2012 JAN.
天皇杯を受賞
宮守川上流生産組合
遠 野 市 の﹁ 農 事 組 合 法 人 宮
守 川 上 流 生 産 組 合 ﹂が 平 成
年 度 農 林 水 産 祭 天 皇 杯︵ む ら
J A女性部は 月7
日、 日、 日の3日
つきたての餅と部員各自が持ち寄った漬物類に大勢の来場者が舌鼓を打ちました
子が湧きあがりました。
大槌町からお父さんとお
ばあちゃんと一緒に訪れた
舞 い ﹂をJ A 鵜 住 居 支
12
ぼれました。
18
店仮設店舗隣
﹁ 鵜! は
14
づくり部門︶に輝きました。
天皇杯は数 あ る 農 林 水 産 関
係表彰制度の 中 で 最 高 位 に 位
置 づ け ら れ て い る も の。﹁ 一
集 落 一 農 場 ﹂の 実 現 に 向 け て
低コスト・省 力 の 大 規 模 集 落
営農を実践し 、 優 れ た 経 営 に
取り組んでい る こ と が 評 価 さ
れ、受賞しま し た 。
定。 伊 藤 さ ん は﹁ 女 性 部 活 動
と意気込みま し た 。
をしっかりと伝えてきます﹂
23
※発 表 した 内 容 は﹁ ぽらーの 花 巻 ﹂7月
号︵バック 161︶の﹁かがやく女性
部﹂参照。
S
C
I
全国大会へ出場決定
伊藤淑子さん
J A女性部 北 上 地 域 支 部 の
伊藤淑子さん が 、 平 成 年 度
J A女性組織 活 動 体 験 発 表 会
の東北・北海 道 ブ ロ ッ ク 大 会
で最優秀賞を 受 賞 し ま し た 。
57
P
O
T
23
今 月 、 日 の 両 日、 東
京 都 で 開 催 予 定 の﹁ 第 回J
25
A 全 国 女 性 大 会 ﹂へ 出 場 が 決
24
No.
らーの
情報室
ぽ
受章報告をする宮守川上流生産組合の4人
受賞報告する伊藤さん
(右から2人目)
色華やかな美の祭典
連大迫支部も参加。 農家組合
ぼ ち ゃ プ ロ ジ ェ クト﹂としてカ
越冬可能な品種﹁雪化粧﹂と﹁伯
培 ハ ウ ス で﹁ シ ン ビ ジ ュ ー ム 祭 り
とJ A職員らの手で栽培された
J A 子 会 社︵ 株 ︶ プ ロ 農 夢 花 巻
は、 月 3、4 日 の 両 日、 同 社 栽
仮設住宅へ冬至カボチャを
J A の 農 家 組 合協議会大迫支
部と大迫町支店は 月 日、﹁か
シンビジューム祭り 2011
▲カボチャは大迫町内の幼児保育施設や介護施設へも届けました
大迫地域﹁かぼちゃプロジェクト﹂
15
2011﹂を開きました。
▲「無病息災」の想いを仮設住宅の住民へ直接手渡しました
爵﹂は見事に育ち、 日には佐々
21
ボチャ200個を沿岸地域の仮
12
か ら 案 が 出 さ れ 、農家組合の快
支 援 は 震 災 後 の支店長会議で
大 迫 町 ・ 釜 石 ・ 大槌町の支店長
設 住 宅 へ プ レ ゼ ントしました。
の現地案内で釜石市野田町にあ
出向き、見世百合子釜石支店長
田寿子J A大迫支店長の4人が
柳利男・藤田茂両副支部長と福
木政行同協議会長をはじめ、若
さまざまな色彩の
もし出す
﹁マリーローランサン﹂
など、
ムーン﹂
、妖精のような透明感をか
会場には、淡いピンク色の﹁愛子
さま﹂
、 黄 色 が 鮮 や か な﹁ セ ー ラ ー
品種、約500
諾 を 得 て ﹁ か ぼ ちゃプロジェク
た。
鉢を展示即売。来場者は、好みに応
プロジェクトにはJ Aの役職
る仮設住宅へと届けられまし
21
ト ﹂ と し て 実 現 したものです。
じた品定めを楽しんでいました。
﹁プロムナード﹂を購入した花巻
市葛の照井吉郎さん︵ ︶は﹁贈り物
目移りしながらもお気に入りを買い求める来場者たち
10
として購入した。きっと喜んでもら
80
えるだろう﹂と笑顔をみせました。
名産地から心身温まる支援が届く
静岡市茶業振興協議会
J A静岡市やJ Aしみず、静岡茶
商工組合などで組織する静岡市茶業
振興協議会から当J Aの沿岸地域に
お茶をいただきました。
月 、 日の両日、同協議会の
中川敏昭会長︵J A静岡市代表理事
20
遠く静岡から現地入りし、仮設住宅の代表者などへ手渡ししてくださいました
と集会所 カ所分︶が贈られました。
て約170㎏ ︵仮設住宅2106戸
場を訪問。釜石市と大槌町へ合わせ
常務︶ら4人が仮設住宅や市・町役
19
れば﹂と各代表者に直接手渡し、温
て、少しでも心と体を癒してもらえ
中川会長は﹁寒さが厳しい冬期間
を静岡市名産の温かいお茶を味わっ
66
かい想いを伝えました。
2012 JAN. ぽらーの花巻
9
12
11