＜最終回＞ 7H7004 ダミオン～最高の娘牛はこれから現れるかも～ホルスタインジャーナル誌 2011 年 9 月号【最新写真】シルバーメープルダミオンカモミール VG89-3YR(更新) 2011 年ワールドデイリーエキスポインターナショナルホルスタインショウリザーブグランドチャンピオン（インターミディエイトチャンピオン）１１歳でまだまだ元気なダミオンは８月２３日の体審で EX96 点に上げられた。審査員は彼の素晴らしいデイリーな骨組みと、前肋から尻にかけての幅と深み、乳用強健性、歩行時の四肢の動きのスムースな所等を賞賛した。ダミオンは年齢と共に益々良くなっている、とセレクトサイアーズのチャーリーウイルは言う。ダミオンは最初から精液の量は少なく、チャーリーによれば“多分彼の近親交配のせいかもしれないが彼は小さな製造工場しか持ち合わせていなかった。しかし、その理由は永遠に判らぬかも知れぬ。”ショウで勝つ彼の娘牛、特に今の様に乳房を付けた娘がどんどん増えるにつれて彼の精液の販売は伸び続けている。ダミオンは常に体型での評価は高かったが TPI や LPI のリストではそれ程高い順位でなかったので、次世代の種雄牛の父親としては多くは使われなかった。セレクトサイアーズ自身も何頭か計画交配で産子を検定中だが、グループの中で競争してゆく為には父親同様にもっと能力が要求される。セレクトサイアーズで検定中の息牛の成績はやがて判明するので、種雄牛として供用される牛が出るかどうかはすぐ判る。 “我々は現在ダミオンの娘から産出された雄牛を検定中であり、これこそがダミオンの遺伝力を次世代に残せる最大の手法と思う”とウイル氏は言っている。 “ダミオンは過去の偉大な種雄牛と同じようにペディグリーの中に彼の名があれば価値を高める種類の良い雄だ。”ダミオンは系統繁殖の成功例の一つである。特定の形質を追求する為に他の血統を使ってこの種の系統繁殖を続けることが出来るかも知れない。とウイル氏は述べている。アーブエーカースダミオンの物語はまだまだ完了ではない。セレクトサイアーズのブライアンギャリソンによれば、 “ダミオンのベスト娘牛は、より多くの酪農家が彼の長所を心得てその遺伝力を最大に引き出す為の交配を続けているので、これから出てくると思う。体長のあるやや繊細な鋭角性に富んだデイリーな牛にダミオンを使えば｛時代の寵児｝を作り出せると思う。セレクトサイアーズにおける多くの歴代種雄牛の中で体型改良ベストの 1 頭であることに疑問の余地はないと思う。” ローズベットダミオンリーセン VG-87-2YR(カナダ) 2009 年ｵｰﾅﾗﾌﾞﾙﾒﾝｼｮﾝｵｰﾙｶﾅﾃﾞｨｱﾝ 4-H INT.CALF 2009 年ｵｰﾅﾗﾌﾞﾙﾒﾝｼｮﾝｵｰﾙｵﾝﾀﾘｵ 4-H INT.CALF ルーグレットダミオンクインタ(スイス) ビーンヒュイザーダミオンウィ二ー(ﾆｭｰｼﾞｰﾗﾝﾄﾞ) フィルコダミオンベイランテ EX-92(スイス) キングスウェイ E ダミオンアリカザム VG-89-4YR(カナダ) カラフェ VG-86(フランス) ウォーランドダミオンミラ EX-93(スイス) CME デイリーウェブダミオンギウリー(ｲﾀﾘｱ)