Air Liquide Foundation

■ プロジェクト選定基準
エア・リキード基金への応募には下記の基準があり、プロジェクト選定委員会の審査を受ける必要があります。
1.
エア・リキード基金の対象とする分野の一つであること
 環境保護分野での科学的リサーチ
 ヘルスケア分野での科学的リサーチ
 教育、トレーニング、緊急医療、小起業家精神、産業遺産保全などを対象とした、地域社会への定着を促進
するマイクロ・イニシアティブ(地域活動)の支援。
2. プロジェクトが革新的活動を促し、地域発展に寄与すること
エア・リキード基金は、特に活動開始において「支援」を必要とする、革新的な開発プロジェクトを応援します。
3. プロジェクトの内容が明確であり、統制が取れており、完結型であること
エア・リキード基金は、プロジェクトが具体的な目標を掲げているか、終了時での評価付けを認めているか、計画とそ
の遂行時期が明確か、予算や地理的ロケーションが明確かなどを審査します。
4. プロジェクトが エア・リキードの活動国で展開されること
エア・リキード基金の対象範囲は世界的ですが、エア・リキード グループが活動している国、出来ればその国の中で
もプロジェクト実行地域に近いサイトからの、プロジェクトの資金提供を目指しています。
5. プロジェクトが、非営利の法的条件を満たした機関により、進められること
エア・リキード基金は協会、財団、非政府組織 (NGO) あるいは教育機関(学校, 大学, 訓練機関)によって進めら
れるプロジェクトに対し、資金を提供します。
6. プロジェクトが安定していること
エア・リキード基金は中期間プロジェクト(通常 1 年以上)を対象に、1 年間の資金あるいは物的支援での助成を行い
ます。 エア・リキード基金は「てこの原理」でプロジェクトの「発足」を可能にし、安定的発展を促します。
7. プロジェクトが認識可能で具体的な結果を出すこと
エア・リキード基金は、建築物、科学的リサーチの結論、科学あるいは教育出版、新たなワークショップ、トレーニング
プログラムなど、結果の認識および評価が可能で、具体的なプロジェクトを助成します。
エア・リキード基金は、自らの目指す社会目標と合致しない、下記のプロジェクトの支援は行っていません。

定時的でなく、短命の活動:イベント、スポンサリング、売り/買い崩し、催し、など…;

個人的プロジェクト:学資金、博士号取得後の研究、旅行、ヘルスケア及び環境部門での上記を含む

文化的、あるいは、スポーツ関連のプロジェクト、活動、もしくは競技

明らかに職業性を持つと見られるプロジェクト

利益追求プロジェクト

組織の日常的活動、及び、営業支出 (賃貸、給料支払…);

エア・リキード基金が全ての資源を提供するプロジェクト

学習ミッション

一人のプロジェクト発足者により、同一年度に応募される二つのプロジェクト
■ 役割付け
エア・リキード基金の運営は取締役会が行います。取締役会はエア・リキード基金が焦点を当てる、環境、ヘルスケ
ア/呼吸、マイクロ・イニシアティブ分野の一つ一つにつき、社会貢献活動の方向性を確定します。社会貢献プロジェ
クトの審査と選定を行うプロジェクト選定委員会は、 エア・リキード基金の設定する選定プロセスの枠組みに沿って、
上記を補佐します。
エア・リキード基金チームの選考により最終選考に残ったプロジェクトは、プロジェクト選定委員会の審査と選定に提
出されます。
環境、ヘルスケア/呼吸機能のリサーチ分野で選出されたプロジェクトは、エア・リキード基金の取締役会による承認
に提出されます。その後、プロジェクト期間中をとおして、エア・リキード グループの研究開発部のマネージャーが補
佐します。
プロジェクト選出委員会が選出したマイクロ・イニシアティブプロジェクトは、承認のためエア・リキード基金の会長ま
たは、副会長に提出されます。各マイクロ・イニシアティブプロジェクトには、ボランティアベースで活動するエア・リキ
ード グループの従業員がスポンサーとして配属されます。
選出されたプロジェクトへのエア・リキード基金による貢献には、財務的寄付、エア・リキード グループからのガス及
び機器の提供、及び、グループ従業員の職業能力(スキル及び専門能力貢献)の提供があります。
■ 選定プロセス
応募書提出から プロジェクト発足まで、各プロジェクトは 5 段階で審査されます。
ウェブサイトでのプロジェクト登録及び提出
エア・リキード基金チームによる最終リストへの選考
選出基準に沿って行われる
プロジェクト選出委員会に提出
環境あるいはヘルスケア・リサーチ プロジェクト
マイクロ・イニシアティブ
エア・リキード基金取締役会への承認依頼
エア・リキード基金会長もしくは副会長への承認依頼
(プロジェクトへの助成金額による)
プロジェクト期間中、
エア・リキード R&D がフォローアップ
プロジェクト期間中、
エア・リキード 従業員スポンサーがフォローアップ