Fedora 19 リリースノート

Fedora 19
リリースノート
Fedora 19 のリリースノート
編集者
法律上の通知
Docs Team Fedora [FAMILY Given]
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概要
このドキュメントは Fedora 19 のリリースノートを提供します。Fedora 18 と比較して Schrödinger's Cat において提供
される主要な変更について説明しています。すべての変更の詳細な一覧は、Fedora テクニカルノートを参照してくださ
い。
1. Fedora 19 へようこそ
1.1. Fedora へようこそ
1.2. 概要
1.3. ハードウェアの概要
1.4. フィードバック
2. Fedora の変更点 - システム管理者向け
2.1. カーネル
2.2. インストール
2.3. ブート
2.4. セキュリティ
2.5. 仮想化
2.6. Web サーバー
2.7. クラウド
2.8. データベースサーバー
2.9. ファイルサーバー
2.10. システムデーモン
2.11. サーバー設定ツール
2.12. 監視と管理ソリューション
3. Fedora の変更点 - デスクトップユーザー向け
3.1. デスクトップ
3.2. 生産性
3.3. ネットワーク
3.4. 国際化
4. Fedora の変更点 - 開発者向け
4.1. 開発
4.2. 開発ツール
4.3. GCC ツール
4.4. D
4.5. Haskell
4.6. Java
4.7. ウェブ開発
5. Fedora の変更点 - 特定の方向け
5.1. 科学と技術
5.2. 回路設計
5.3. 組み込み開発
5.4. アマチュア無線
A. コントリビューター
A.1. 執筆者
A.2. 翻訳者
B. 改訂履歴
索引
1. Fedora 19 へようこそ
1.1. Fedora へようこそ
バグの報告や機能強化の要望などを提出していただくことにより、 Fedora Project コミュニティが継続的に Fedora を改善
する手助けをできます。バグや機能の詳細は Fedora wiki の バグ報告および機能強化の要望 を参照してください。ご参加
ありがとうございます。
Fedora 全般に関する情報をもっと知りたい場合は、以下の Web ページを参照してください。Fedora wiki
(http://fedoraproject.org/wiki/):
Fedora の概要
Fedora よくある質問
ヘルプとディスカッション
Fedora プロジェクトへの参加方法
1.1.1. ヘルプが必要ですか ?
何か問題が発生した際に手助けを得られる場所がいろいろとあります。
もし問題に遭遇して、何か手助けが必要ならば、http://ask.fedoraproject.org に行ってください。多くの答えがそこにあり
ます。もし答えが見つけられなければ、新しい質問を投稿してください。これにより、同じ問題を持つ誰か他の人も答えを
見つけられる利点があります。
あるいは、IRC net irc.freenode.net の #fedora チャンネルで助けを求めることもできます。なお、このチャンネルは
手助けをしたいボランティアであふれていますが、特定の話題について知識のある専門家に会えるかはわからないことに注
意ください。
1.2. 概要
いつものように Fedora は開発が続けられ (Red Hatの貢献) 、最新のフリーでオープンソースのソフトウエア (Fedora 19
の特徴) の統合を続けています。以下のセクションは、Fedora の前回のリリースからの、大きな変更点を簡単に示しま
す。
Fedora 19 に含まれる特徴の詳細について、各特徴の目標と進捗状況の Wiki ページをご覧くださ
い。http://fedoraproject.org/wiki/Releases/19/FeatureList
1.3. ハードウェアの概要
Fedora 19 は、幅広い用途に適合するソフトウエアを提供します。記憶域、メモリーそして処理能力の要求は、使い方に依
存します。例えば、高トラフィックのデータベースサーバーは、ビジネスデスクトップに比べて、ずっと多くのメモリーと
記憶域が必要です。また、ビジネスデスクトップにしても、単機能の仮想マシンと比べると、高い要求を持つと言えます。
1.3.1. 最低のシステム構成
以下の数字は、デフォルトインストールのために推奨される最低値です。これがあなたにあてはまるかはわかりませんし、
多くのアプリケーションは最低限のリソース以上のものがあれば、有利にはたらきます。
1GHz 以上のプロセッサー
1GB のシステムメモリー
10GB の未使用ドライブ領域
低メモリーのインストール
Fedora 19 は、用途によっては、限定されたリソースのシステムにもインストール、使用できます。とてもメモ
リーが少ないシステムには、テキスト、vnc 、あるいはキックスタートインストールが、グラフィカルインストール
よりもお勧めです。パッケージセットが多いと、インストール中に必要なメモリーが増えますから、システムメモ
リーが 768MB 以下のユーザーは、最小限のインストールをまずして、後からパッケージを追加するほうがうまくい
くことがあります。
メモリーが 1GB 未満しかないシステムでは、DVD インストールイメージを使用することがベストです。
1.3.2. グラフィックスハードウェア
1.3.2.1. アクセラレータつきのデスクトップのための最小ハードウェア
Fedora 19 はほとんどのディスプレイアダプターをサポートします。GNOME3 や KDE Plasma ワークスペース のよう
な、最近のリッチな機能のデスクトップ環境は、ビデオデバイスを使って、3次元のアクセラレーションつきのデスクトッ
プを提供します。古いグラフィックスハードウェアは、アクセラレーションをサポートしていないこともあります。
GMA9xx 以前のインテル
NV30 (GeForce FX5xxx シリーズ) 以前の NVIDIA
R300 (Radeon 9500) 以前の Radeon
1.3.2.2. CPU アクセラレーションによるグラフィックス
グラフィックスアクセラレーションが古い、あるいは、無いデバイスがついているシステムも、 LLVMpipe テクノロジーを
使って、アクセラレーションつきのデスクトップ環境を得ることができます。それは、CPUを使って、グラフィックスを
描画します。LLVMpipe は、 SSE2 拡張のあるプロセッサーが必要です。お使いのプロセッサーがサポートする拡張機能
は、/proc/cpuinfo の flags: セクションにリストされています。
1.3.2.3. お使いのハードウェア向けのデスクトップ環境の選択
Fedora 19 の標準のデスクトップ環境は GNOME3 です。これはハードウェア・アクセラレーションで最良のパフォーマン
スを発揮します。他のデスクトップは、より古いグラフィックハードウェアを持つユーザーや、LLVMpipe で不十分なパ
フォーマンスとなるユーザーのために推奨されます。
デスクトップ環境は、既存のインストール環境に追加でき、ログイン時に選択できます。利用可能なデスクトップを一覧表
示するには、yum grouplist コマンドを使用します:
yum grouplist -v hidden | grep desktop
希望するグループをインストールします:
yum groupinstall "KDE Plasma Workspaces"
または、インストールするグループの短縮名を使用します:
yum install @mate-desktop-environment
1.4. フィードバック
Fedora コミュニティーにコメント、提案、バグ報告などをしていただくために時間を割いていただきありがとうございま
す。こうしたコメントや提案、バグ報告は世界的な規模で Fedora、Linux、そしてフリーソフトウェアの状態の改善につな
がります。
1.4.1. Fedora に含まれるソフトウェアにフィードバックを行う方法
Fedora ソフトウェアあるいはその他のシステム要素についてフィードバックを行うには、バグと機能リクエストを参照し
てください。このリリースについての、広く報告されているバグと既知の問題のリストは、 一般的な F19 バグを参照して
ください。
1.4.2. Fedora のリリースノートに対してフィードバックを行う方法
もし、リリースノートに対して、どんな形であれ改善できることがあると感じたとき、あなたのリリースノートを書いた担
当者に直接フィードバックを行うことができます。フィードバックを行う方法としては、次のいくつかの方法があります。
Fedora のアカウントがある場合は Docs-Beats にある内容を直接編集します。
テンプレート のバグ報告の情報を埋めてください - このリンクはリリースノートに対するフィードバック専用です。 詳
細は上記の注意を参照してください。
E-mail によるフィードバック先として、リリースノート用メーリングリスト: [email protected]
2. Fedora の変更点 - システム管理者向け
2.1. カーネル
Fedora 19 はカーネル 3.9.0 を特徴とします。
2.2. インストール
2.2.1. 最低の画面解像度
グラフィカルインストールは、 800x600 以上の解像度が必要です。
Fedora 19 のグラフィカルインストールは、最低でも 800x600 以上の解像度が必要です。これより低い解像度の
ネットブックなどのデバイスをお持ちの方は、テキストあるいは、 VNC インストールを使って下さい。
インストール後は、Fedora はこれより低い解像度のデバイスもサポートします。最低の解像度の要求は、グラフィ
カルインストールだけに適用されます。
2.2.2. Syslinux
Fedora 19 は、Syslinux ブートローダーファミリーである、 Extlinux ブートローダーを使う選択肢が加わりました。この
ブートローダーは、デフォルトの Grub2 ブートローダーほど先進的ではなく、すべての状況で動くわけではないでしょ
う。F19 でのその目的とする用途は、軽量なクラウドイメージのためです。しかし、他の場合にも、Extlinux は役に立つか
もしれません。
現在、 Extlinux は LVM をサポートせず、 btrfs のサポートはありますが限定的です。このため、 Fedora 19 では、 ext2,
ext3, あるいは ext4 ブートファイルシステムが必要です。これは、ルートファイルシステムでも、単独の /boot パーティ
ションでもかまいません。さらに、現在、x86 アーキテクチャだけがサポートされます。
Extlinux を有効化するには、Anaconda のコマンドラインで extlinux のキーワードを使用するか、もしくは kickstart の
bootloader のコマンドのオプションに "--extlinux" を使用する必要があります。この機能はグラフィカルインストーラーや
テキストモードのインターフェースの中には出現しません。
Syslinux は、ほとんどのエンドユーザーには grub と比べるとお勧めでき
ません !
このサポートは、今のところ狭いユースケース、主に仮想マシンでの使用を目的としており、Extlinux は Fedora 19
において、すべての状況で動作するとは限りません。
2.2.3. 初回起動時の設定
最初の設定画面のいくつかが、Fedora 19 で新しくなりました。GNOME は最初のブート時にユーザー作成と設定を行いま
す。他の環境は、インストーラーの新機能を使います。
2.2.4. リモート認証サポートは限定的です。
Fedora 19 インストーラは、現在のところ、インストール中のリモート認証をサポートしていません。しかし、 GNOME
がインストールされ、インストーラによってユーザーが作成されていない時、最初に GNOME を上げた時に、ユーザー作
成ダイアログが表示され、それは FreeIPA と AD をサポートします。
他のユースケースでリモート認証が必要なユーザーは、キックスタートファイルを使うか、あるいは、インストールが完了
してから設定をして下さい。
2.2.5. 高度なストレージ
インストーラーの anaconda は Fedora 18 から継続して改修が行われています。Fedora 19 ではインストール先として高
度なストレージ(fcoe や iscsi、multipath)のサポートが提供されています。また、テキストモードのインストーラー
の改善も加わっています。
2.2.6. AD ドメインとの統合
Fedora は kickstart、または anaconda からドメインに参加することができます。ワンタイムパスワードの使用やドメイン
の簡易表記も可能です。
# kickstart の設定でレルムに参加するときの例:
network --hostname=machine.ad.example.com
realm join --one-time-password=MyPassword ad.example.com
2.3. ブート
2.3.1. ハードウェアに合わせた専用の initramfs で高速ブート
大きな変更があったときは、レスキューとリビルド
ブート速度は、initramfs から不要な機能を削除することで改善されます。新しいハードウエアが追加された場合、
レスキュー initramfs を使ってブートし、 dracut --regenerate-all --force コマンドを使って initramfs を再
作成して、古いものと置き換えて下さい。
Fedora の今回のリリースではお使いのコンピュータのハードウェアに合わせた initramfs を構成することによって、高速
ブートを可能にします。もしマシンや大きくハードウェアを変更した場合は、レスキュー ブートのエントリーで起動
しdracut --regenerate-allを実行し、initramfs をリビルドする必要があります。お使いの Fedora の環境の initramfs
をハードウェア非依存にしたい場合は、dracut-nohostonly の RPM パッケージをインストールします。また、(仮想マシン
上の環境など) レスキューイメージをまったく作りたくない場合、dracut-norescue の RPM パッケージをインストールしま
す。
2.3.2. GRUB の外観の変更
GRUB と GRUB のメニューのシームレスで魅力的な外観を提供するように変更されました。
2.4. セキュリティ
2.4.1. ハードリンクとシンボリックリンクの制限
昔からあるセキュリティ問題は、リンクに関する、チェックの時間と使用の時間の競合です。これは、 /tmp のように誰に
でも書き込み可能なディレクトリーで最も顕著です。この欠陥を悪用する一般的な方法は、あるリンクをたどるときに、権
限の境界を超えるようにすることです。例えば、ルートプロセスが他のユーザーに属するリンクをたどるなどで
す。Fedora 19 では、リンクをたどることができるのは、スティッキーな誰でも書き込み可能なディレクトリーの中にいな
い時、リンクの uid とたどる人が同じ場合、そしてディレクトリーの所有者がリンクの所有者と同じ場合に限ります。以前
のリリースでは、これは SELinux ポリシーで強制されましたが、このリリースでは、 /usr/lib/sysctl.d/00system.conf の sysctl 設定で有効にされ、追加の保護が得られます。
fs.protected_hardlinks = 1
fs.protected_symlinks = 1
この変更に関する詳細は http://lwn.net/Articles/503660/ と
https://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=800179c9b8a1e796e441674776d11cd4c05d61d7
を参照してください。
2.4.2. システム証明書の共有
ルート証明書は、単一の場所から参照され、アプリケーションが明示的に他の証明書を使うように設定されていない限り、
ほとんどのアプリケーションで共有されます。
システム管理者が信頼された非標準的なルート認証局をディレクトリにあるファイルとして置けるようになりました。ツー
ルを実行後、設定されていないものを除き、多くのアプリケーションにより期待するとおり使用できます。
実装の詳細はhttp://fedoraproject.org/wiki/Features/SharedSystemCertificates:Testingを参照してください。
2.4.3. FreeIPA
2.4.3.1. FreeIPA realmd のサポート
GNOME コントロールセンター 、kickstart またはコマンドラインを使用することにより、クライアントが認証のため
に FreeIPA ドメインを使用するよう、簡単に設定できるようになりました:
realm join myipadomain.com
2.4.3.2. FreeIPA 信頼関係の改善
FreeIPA で Active Directory ドメインを信頼関係を結ぶ場合、Windows クライアントに対して、FreeIPA にある複数のドメ
インコントローラーを指定できるようになりました。
FreeIPA は、信頼関係のある Active Directory ドメインのクライアントから見える、追加のドメインサフィックスの管理が
できるようになりました。
FreeIPA は、 Global Catalog サービスを実装しました。これは、Active Directory ドメイン管理者が FreeIPA users.
これら新機能のドキュメントは、 http://www.freeipa.org/page/V3/MultipleTrustServers と
https://fedorahosted.org/sssd/wiki/DesignDocs/GlobalCatalogLookups を参照ください。
2.4.4. SSSD が、 AD 統合を改善します。
SSSD の最新のメジャーリリースで、 Active Directory ドメインへの統合が改善しました。AD のサイトは尊重され、 SSSD
は最も近いドメインコントローラーにアクセスしようとします。信頼関係のあるドメインからのユーザーとグループが利用
可能です。
2.4.5. 融通がきく Kerberos
Fedora 19 の Kerberos が改善されました。ローカルシステム時刻が、kerberos サーバーと同期していなくて
も、kerberos を使った認証ができるようになりました。
多くの kerberos バグ、例えば、リバース DNS レコードの扱いなどが修正され、 kerberos 体験がよりシームレスになり
ました。
2.4.6. gssproxy
Fedora 19 には、 gssproxy が含まれます。これは、GSSAPI を、カーネルがリモートファイルシステムアクセスを認証す
るのと、ユーザー空間のアプリケーションからと、どちらにも使えるようにすることを目指すオープンソースプロジェクト
です。それは、 Kerberos keytab アクセスに関して、細かい粒度の アクセス制御を提供し、Kerberos チケットを扱うとき
にカーネルが持っていた多くの制限を克服します。
2.5. 仮想化
2.5.1. open-vm-tools
open-vm-tools、VMware Tools のオープンソース実装が Fedora から利用可能になりました。
2.5.2. 高可用性コンテナーリソース
Pacemaker が pacemaker_remote サービスを使用することにより、非クラスターノードにあるリソースをリモートから
管理する機能をサポートしました。この機能により、ゲストノードがクラスタースタックを実行する必要な
く、pacemaker が仮想化ゲストおよびゲスト内で稼働するリソースを、すべてホストクラスターノードから管理できるよ
うになります。
詳細は http://clusterlabs.org/doc/ および http://fedoraproject.org/wiki/Features/High_Availability_Container_Resources に
ある使用法の概要を確認ください。
2.5.3. 仮想ストレージマイグレーション
KVM と libvirt が、ホスト間で共有ストレージを持たない仮想マシンをライブマイグレーションする高性能な方法をサポー
トしました。実行中の仮想マシンとそのディスクイメージが停止することなく、新しいマシンに移動されます。
詳細は以下を参照ください:
http://wiki.qemu.org/Features/LiveBlockMigration
http://wiki.qemu.org/Features/LiveBlockMigration/ImageStreamingAPI
https://www.redhat.com/archives/libvir-list/2013-February/msg00277.html
2.5.4. Virtio Random Number Generator
KVM と libvirt が準仮想化乱数生成デバイスをサポートしました。これは仮想マシンにおけるエントロピー枯渇を防ぐため
に使用できます。
これらのリンクに Virtio RNG に関するドキュメントと説明があります:
http://wiki.qemu-project.org/Features/VirtIORNG
https://lists.gnu.org/archive/html/qemu-devel/2012-05/msg02235.html
https://www.redhat.com/archives/libvir-list/2013-January/msg00775.html
https://www.redhat.com/archives/libvir-list/2012-December/msg00937.html
http://egd.sourceforge.net/
http://log.amitshah.net/2013/01/about-random-numbers-and-virtual-machines/
https://lwn.net/Articles/525459/
2.6. Web サーバー
2.7. クラウド
2.7.1. クラウド向け実行準備済みイメージ
クラウド向け実行準備済みイメージが Fedora 19 の一部として提供されます。これらは Amazon EC2 において利用可能で
す。または直接ダウンロードできます。ダウンロード可能なイメージは、EC2、OpenStack、CloudStack または
Eucalyptus でそのまま使用するために、圧縮 raw イメージ形式および qcow2 形式です。イメージが cloud-init で設定され
ている、SSH キーを提供するための EC2 互換メタサービスの利点があります。
2.7.2. OpenShift Origin
Red Hat の OpenShift のコミュニティバージョンである OpenShift Origin が Fedora 19 で初めて利用可能になりました。
2.7.3. OpenStack Grizzly
OpenStack が、最新の安定リリースである、コード名 "Grizzly" にアップグレードされました。OpenStack Grizzly はイン
キュベーションプロジェクト Heat と Ceilometer を含みます。また、数多くの他のアップグレードや機能改善がなされて
います。変更内容の詳細な一覧がhttps://wiki.openstack.org/wiki/ReleaseNotes/Grizzlyにあります。
以下に記載されている、いくつかのサブプロジェクトが利用可能になりました。
2.7.3.1. Ceilometer
この OpenStack インキュベーションプロジェクトがこのリリースにおいて新規追加されました。Ceilometer preliminary
setup notes を参照してください。
2.7.3.2. Heat
この OpenStack インキュベーションプロジェクトがこのリリースにおいて新規追加されました。Heat preliminary setup
notes を参照してください。
2.7.3.3. Nova
Nova Volume が Cinder に置き換えられ、削除されました。https://blueprints.launchpad.net/nova/+spec/delete-novavolume を参照してください。
Compute ノードがより大きなスケーラビリティとセキュリティをサポートするために、データベースにアクセスしなくな
りました。https://blueprints.launchpad.net/nova/+spec/no-db-compute を参照してください。
ブロックデバイスおよび qcow2 ファイルに対してスナップショットが取得できます。詳しく
はhttps://blueprints.launchpad.net/nova/+spec/snapshots-for-everyoneを参照してください。
compute cells がより大きなスケーラビリティをサポートするために統合されまし
た。https://blueprints.launchpad.net/nova/+spec/nova-compute-cells を参照してください。
lib virt が SPICE と VNC をサポートします。https://blueprints.launchpad.net/nova/+spec/libvirt-spice を参照してください。
2.7.3.4. Quantum
セキュリティグループがサポートされました。詳細は https://blueprints.launchpad.net/quantum/+spec/quantum-securitygroups にあります。
2.7.3.5. Cinder
ボリュームを swift にバックアップできるようになりました。https://blueprints.launchpad.net/cinder/+spec/volumebackups を参照してください。
LIO iSCSI ターゲットをサポートします。https://blueprints.launchpad.net/cinder/+spec/lio-iscsi-support を参照してくだ
さい。
2.7.3.6. Keystone
新しい V3 API がサポートされました。詳細がhttps://blueprints.launchpad.net/keystone/+spec/implement-v3-core-apiにあ
ります。
新しい LDAP バックエンドが導入されました。詳しくは https://blueprints.launchpad.net/keystone/+spec/ad-ldap-identitybackend にあります。
2.7.3.7. Horizon
ファイルのアップロードが改善されました。https://blueprints.launchpad.net/horizon/+spec/file-upload-redux を参照して
ください。
管理をシンプルにするために、一元設定が実装されました。https://blueprints.launchpad.net/horizon/+spec/unify-configを
参照してください。
システム情報パネルが追加されました。https://blueprints.launchpad.net/horizon/+spec/system-info-panel を参照してくだ
さい。
2.8. データベースサーバー
2.8.1. MariaDB
Fedora 19 は MariaDB を採用しました。これは成熟したコミュニティを持つ MySQL の改善された、よりオープンなフォー
クです。MariaDB は標準の mysql 互換データベースです。この変更はほとんどすべての MySQL ユーザーに影響がありま
せん。もし必要があれば、元の MySQL パッケージがまだ community-mysql として利用できます。
MariaDB への移行に関する詳細は https://kb.askmonty.org/en/mariadb-versus-mysql-features/ および
https://kb.askmonty.org/en/mariadb-versus-mysql-compatibility/ を参照してください。
2.8.2. Derby
Apache Derb y は全体的に Java で実装されたオープンソースのリレーショナルデータベースです。バージョン 10.9.1.0 に
更新されました。Derb y の変更点の詳細は、プロジェクトのウェブサイト http://db.apache.org/derby/ を参照してくださ
い。
2.8.3. sqlite
sqlite の機能はバージョン 3.7.15 への更新で拡張および改善されました。プロジェクトがリリースの履歴を
http://www.sqlite.org/changes.html で提供しています。
2.9. ファイルサーバー
2.9.1. NFSTest
Fedora 19 は、NFS クライアントとサービスをテストするツールスイートである NFSTest を提供します。詳しくは、
http://wiki.linux-nfs.org/wiki/index.php/NFStest を参照ください。
2.10. システムデーモン
2.10.1. プライベートな一時的ディレクトリを使用可能
設定ファイルに、PrivateTmp= ディレクトリーが指定してあるサービスは、そのサービスのすべてのプロセスで共用される
プライベートな一時的ディレクトリーを使うことができます。この一時的ファイルはサービスが停止すると、削除されま
す。
2.10.2. systemd
2.10.2.1. ドロップインファイルによるモジュラーなサービス設定
systemd は、サービスの設定指示を、 /etc/systemd/system/foo.service.d/bar.conf で探します。これにより、
サイト固有の変更をより簡単に、まとめ、展開することができます。
2.10.2.2. systemd 軽量コンテナー
nspawn コンテナーが改善され、無修正の Fedora ディストリビューションでテスト、デバッグ、そして開発用にインス
トールすることができるようになりました。
2.10.2.3. systemd メッセージカタログ
systemd メッセージカタログは、グローバルにユニークなメッセージの識別子を使い、特定のエラーメッセージと、その
完全な説明と詳細情報へのリンクなどの追加情報を結びつけることができます。
2.10.2.4. systemd リソース制御
Fedora 19 では、systemd は、サービスの cgroups ベースのリソース制御を、ダイナミックに変更することができるよう
になりました。
2.10.2.5. systemd タイマー
systemd は、以前の単調増加するタイムイベントの他に、カレンダータイムイベントもサポートします。
2.10.2.6. systemd-analyze
systemd-analyze は、 GraphViz dot ツールを使って、ブートプロセスのグラフを生成できるようになりまし
た。GraphViz をインストールするには yum install graphviz を、完全なブートプロセスの表示をするには、
systemd-analyze dot | dot -Tsvg > systemd.svg を実行します。オプショナルな引数 --order, --require, -from-pattern=, そして --to-pattern= を使えば、より詳細なプロットが生成できます。
詳細と実行例は、man 1 systemd-analyze を参照ください。
2.10.2.7. ソケットツール
systemd に、ソケットユニットを扱うツールが加わりました。
systemctl list-sockets は、 systemd がリッスンしているソケット、それが属するソケットユニット、そしてそれ
が活性化するユニットを表示します。
systemd-activate は、ソケットの活性化をテストします。
2.10.2.8. ジャーナルの変更
ジャーナルファイルの所有者は、'adm' グループではなく、独立した "systemd-journal" グループになりました。
journalctl の使い方の変更点は:
journalctl -r は、最新のエントリーを最初に表示します。
journalctl -e は、リストの終端までスキップします。
journalctl --user-unit="foo" によって、ユーザーユニットによるフィルターができます。
systemd python API に、ジャーナルを読むための新しいモジュールが加わりました。
journalctl は現在/var/log/journal にジャーナルログデータを格納します。以前のリリースでは、ジャーナルデータ
は /var/run/journal に格納されていましたが、Fedora 19 からは揮発性であり、再起動時にクリアされます。この変更
によりジャーナルデータは再起動後も持続されます。
2.11. サーバー設定ツール
2.11.1. yum-presto が yum にマージされました
デルタ RPM ファイルを扱うためのプラグインである yum-presto が yum にマージされました。 デルタ RPM パッケージの
使用を無効にするには、 /etc/yum.conf に、deltarpm=0 を書いてください。詳しくは、 man yum.conf を参照くださ
い。
2.11.2. Yum 対応の LVM スナップショット
yum-plugin-fs-snapshot パッケージを使うことで、シンプロビジョンされた LVM ファイルシステムは、パッケージ更新の
たびに自動的にスナップショットをとることができます。
既存のシンプロビジョンされたボリュームが必要です。スナップショットは、プラグインの設定ファイル
/etc/yum/pluginconf.d/fs-snapshot.conf で有効になります。
有効にするには、[lvm] セクションに、enabled=1 を指定してください。
yum トランザクションの後でスナップショットを作成するには、[main] セクション
に、create_snapshots_in_post=1 を指定してください。
2.11.3. Yum グループはオブジェクトになりました
パッケージグループを、静的なリストでなくオブジェクトとして扱うことにより、yum のようなパッケージマネージャー
はその情報を記憶し、後のグループに関連するコマンドで使うことができ、さらに更新時には、グループに追加された新し
いパッケージを自動的に持ってくることができるようになりました。
2.11.4. OpenLMI によるより簡単な管理
OpenLMI インフラストラクチャーが大きく改善しました。新しいストレージ API、監視、ハードウエア情報、realmd, ファ
イアウオールのプロバイダーが追加されました。既存のプロバイダーにも改善があります。パッケージされたドキュメント
は、新機能を反映するように更新されました。
2.12. 監視と管理ソリューション
2.12.1. Performance Co-Pilot
システムレベルの性能監視と管理のためのフレームワークでありサーバースイートである Performace Co-Pilot が、バー
ジョン 3.7 に更新されました。http://oss.sgi.com/projects/pcp/news.html にある、プロジェクトのリリースノートと、
http://oss.sgi.com/projects/pcp/pcp-gui.git/man/html/index.html にあるドキュメントを参照ください。
2.12.2. Puppet
Fedora 19 は、著名な puppet ツールキットの 3.x シリーズを含みます。puppet 3 について詳しくは、
http://docs.puppetlabs.com/puppet/3/reference/release_notes.html にあるプロジェクトのドキュメントを参照ください。
3. Fedora の変更点 - デスクトップユーザー向け
3.1. デスクトップ
3.1.1. Cinnamon
人気のあるデスクトップ環境、Cinnamon の最新バージョンが Fedora 19 で利用できます。提供される新機能やより洗練
された機能には、次のものがあります。
ファイルマネージャーの nemo は、大幅に変更を加え、Cinnamon と統合的に動作するようになりました。
screensaver を改良しました。ロック画面に表示する離席メッセージを自由に設定することができます。
control center は、より包括的な設定項目を扱うようになりました。
デスクトップアプレットである デスクレット が利用できるようになり、Cinnamon コミュニティにより様々なものが提
供されます。
デスクレットやアプレット、テーマ、拡張機能など、Cinnamon のカスタマイズ機能であるスパイスが、デスクトップ
ユーティリティからインストールできるようになりました。
Cinnamon は、GNOME をベースとしながらも、独立し、十分に個性的なフォークとして成熟しつつあります。Cinnamon
プロジェクトのニュースや詳細については、http://cinnamon.linuxmint.com を参照してください。
3.1.2. GNOME
Fedora 19 には GNOME の最新バージョン 3.8 が搭載されています。GNOME のこのリリースにおける新機能については、
GNOME プロジェクトのリリースノート (http://library.gnome.org/misc/release-notes/3.8) を参照してください。
3.1.2.1. セッションログはジャーナルへ移動
ユーザーのセッションログは、以前は $HOME/.cache/gdm/session.log に保存されていましたが、ジャーナルに移動し
ました。
To view your user session log, identify your user ID and view the journal for that UID :
$ id
uid=1000(username) gid=1000(username) groups=1000(username)
context=unconfined_u:unconfined_r:unconfined_t:s0-s0:c0.c1023
$ journalctl _UID=1000
3.1.2.2. RAR ファイルの展開をサポート
GNOME 向け GUI アーカイブマネージャーである File Roller は、unar をインストールすれば、RAR アーカイブを展開でき
るようになります。unar は、自由かつオープンソースのコマンドラインツールで、マルチフォーマット対応のファイル展
開プログラムです。これは、暗号化アーカイブやマルチボリュームアーカイブを含め、RAR ファイルの展開をサポートす
る The Unarchiver プロジェクトの一部です。以前の Fedora では、同様のことを行うためにサードパーティのリポジトリ
から自由ソフトウェアでない unar ツールをインストールしなければなりませんでした。ですが、もうその必要はなくなり
ました。
Fedora は、RAR ファイルの新規作成をデフォルトではまだサポートしていません。この機能を提供する、自由かつオープ
ンソースのツールが存在しないためです。しかしながら Fedora は、人気のある XZ 形式 など、RAR よりも効率が良いと一
般的に考えられている、自由かつオープンソースの圧縮形式を複数サポートしています。圧縮ファイルを配布する場合は、
こういった形式を使用することが推奨されています。
3.1.3. KDE
Fedora 19 の特長として KDE Plasma ワークスペースのバージョン 4.10、および最新の KDE プラットフォームとアプリ
ケーションが利用できます。KDE のこのリリースについては、http://www.kde.org/announcements/4.10/ を参照してくだ
さい。
3.1.3.1. KScreen
KDE 向けの新たなスクリーン管理ソフトウェアである KScreen により、マルチディスプレイの設定が改善されまし
た。KScreen は、モニター設定用の UI を一新し、さらに接続モニターのプロファイルを自動的に保存、復元する機能を備
えます。
KScreen の詳細については、http://community.kde.org/Solid/Projects/ScreenManagement を参照してください。
3.1.4. MATE
慣れ親しんだデスクトップの最新版となる MATE 1.6 は、現代的な機能をベースとして、洗練され、安定したデスクトップ
環境を提供します。
MATE の更新内容の詳細については、プロジェクトのリリースアナウンス (http://mate-desktop.org/2013/04/02/mate-1-6released/) を参照してください。
3.2. 生産性
3.2.1. LibreOffice 4.0
Lib reOffice はバージョン 4.0 に更新されました。多くの新機能と修正があります。詳しく
は、http://www.libreoffice.org/download/4-0-new-features-and-fixes/ を参照下さい。
3.2.2. コマンドラインツール
findutils がバージョン 4.5.11 になりました。いくつかの機能変更があります。 find を使う方は、
/usr/share/doc/findutils-*/NEWS に述べた変更点、 xargs, printf そして regex 関数に注意下さい。
sed に、入力ファイル名を表示する新しいコマンド F 、ASCII NULL 文字で行を区切る -z あるいは --null-data 新オプ
ションが追加されました。他の修正は、 /usr/share/doc/sed-*/NEWS を参照下さい。
3.3. ネットワーク
3.3.1. Federated VoIP
Fedora 19 は、reSIProcate (repro) SIP プロキシーと、SIP と XMPP (Jabber) ネットワークのための ICE, STUN, そして
TURN サーバーであるreTurnServer によって、完全な federated VoIP のよりすぐれたサポートを提供します。
3.3.2. モバイルブロードバンドのサポートの改善
Fedora 19 は、モバイルブロードバンドデバイスを扱うための ModemManager の、新しくより強力なバージョンを含み
ます。このバージョンでは、Qualcomm Gobi WWAN カードを含む、CDMA/EVDO/LTE 標準、 GSM/UMTS/LTE 標準、ある
いはそのいずれかをサポートするマルチモードデバイスのサポートが改善しました。このサポートを提供するため
に、ModemManager の D-Bus API に変更があり、 WWAN デバイスを制御するために ModemManager を使うアプリケー
ションは更新が必要なことがあります。
多くのデバイスは、 NetworkManager GUI を使って接続と認証をするでしょう。 nm-cli は、モバイルコネクションを設
定する機能を追加します。詳しい使い方は、 http://fedoraproject.org/wiki/Features/MoreMobileBroadband を参照くださ
い。
3.3.3. firewalld の改善
Fedora 18 で、デフォルトのファイアウオールソリューションとして導入された firewalld デーモンに、このパワフルな
ファイアウオールを簡単に設定するための新機能が追加されました。
3.3.3.1. ファイアウォールのロックと、ホワイトリストの変更
アプリケーションによるダイナミックなファイアウォールの設定は、完全に制限されることも、ホワイトリストに限定され
ることもできるようになりました。ホワイトリストは、コマンド、ユーザー、UID、そして SELinux コンテキストを含む
ことができます。
ファイアウォールをロックダウンするには、 /etc/firewalld/firewalld.conf に Lockdown=yes を指定して、ファイ
アウォールを再ロードします。
firewall-cmd --reload
ホワイトリストに加えられた変更が有効になるためには、ファイアウォールは再ロードが必要です。
ホワイトリストの設定は、 /etc/firewalld/lockdown-whitelist.xml にあり、デフォルトでは空です。このホワイ
トリストは、firewall-cmd だけがファイアウォールに変更を加えることができます。'*' 文字は、ルールが、firewallcmd に渡された引数にマッチするようにします。
<whitelist>
<command name="/usr/bin/python /bin/firewall-cmd*" />
</whitelist>
firewalld ロックダウンについて詳しくは、 http://fedoraproject.org/wiki/Features/FirewalldLockdown のフィーチャーペー
ジを参照下さい。
3.3.3.2. ルール設定のためのリッチな言語
Fedora 19 には、最新の firewalld バージョンがあり、簡単に、とても複雑なファイアウォールを作成することのできる
リッチな言語をサポートします。新システムについては、 http://fedoraproject.org/wiki/Features/FirewalldRichLanguage
を参照下さい。
3.3.4. OpenVPN 2.3
OpenVPN がバージョン 2.3 に更新され、多くの機能強化、バグ修正とドキュメントの拡充がされました。詳しい変更点
は、 https://community.openvpn.net/openvpn/wiki/ChangesInOpenvpn23 を参照下さい。
3.3.5. OpenConnect
OpenConnect はバージョン 4.99 に更新され、 AnyConnect のようなソリューション用に XML POST サポートが加わりま
した。また、ゲートウエイに異なる OS タイプを報告するための --os スイッチや、lib stoken を使った SecurID トークン
サポートも加わりました。
3.3.6. BIND10
BIND10 スイートが Fedora リポジトリーに含まれるようになりました。 DNS サーバーデーモン named, DHCP サーバー
デーモン dhcpd と、関連するユティリティが含まれます。ドキュメントは http://bind10.isc.org/wiki と、BIND10 Guide に
あります。
Fedora 19 から named PID ファイルが /var/run/named/named.pid から /run/named/named.pid へ移動されていま
す。ユーザー定義のカスタムの named.conf は Fedora 19 へ移行する際に修正が必要です。 pid-file の options セク
ションで次のような修正を行います:
options {
...
pid-file
...
};
"/run/named/named.pid";
3.3.7. ネットワークインターフェースの安定したネーミング
udevd サービスは、以前からずっと、ブロックデバイスなどへ予測可能な名前をつけることを行ってきました。Fedora
は、デフォルトでネットワークインタフェースに対しても udev のネーミングを使うようになりました。これにより、複数
のネットワークデバイスを有するシステムにおいて、より信頼性の高いインタフェース名が可能となりました。カスタム
udev ルールあるいは、b iosdevname のような、それ以外のネーミングスキーマは、このデフォルトをオーバーライドする
ことができます。以前のリリースからアップグレードするユーザーは、/etc/system/network-scripts/ で参照される
デバイス名を変更する必要があるかもしれません。ただし、ほとんどの場合に、b iosdevname がネーミングの管理をし続
けると思われます
詳しくは http://www.freedesktop.org/wiki/Software/systemd/PredictableNetworkInterfaceNames を参照ください。
3.4. 国際化
3.4.1. インプットメソッド
ib us
インプットメソッドを有効、無効にするデフォルトのキーバインディングが、Super+space に変更されました。
IME 選択ダイアログが、 GNOME デスクトップで実装されます。
ibus-setup は、 GNOME 以外のデスクトップにおいて2つのオプションを提供します。 システムキーボードを使
う と アプリケーションウインドウに、編集前のテキストを埋め込む です。
ib us-kkc, あるいは Kana Kanji Conversion は、新しいデフォルトの日本語インプットメソッドエンジンで、新しい
lib kkc バックエンドを使います。それは ib us-anthy を置換します。
lib pinyin を使う、賢いピンインエンジンである ib us-lib pinyin は、セットアップダイアログで、有効なディレクトリー
の設定と、サードパーティ辞書のインポートができるようになりました。
ib us-b ogo は、 ibus を使う新しいベトナム語のエンジンです。
ib us-typing-b ooster は、提案をするときに、hunspell の使い方が向上しました。 Tab 補完のサポートもあります。
imsettings は、 org.gnome.settings-daemon.plugins.plugins.keyboard.active の gsettings キーをチェック
して、 GNOME と Cinnamon デスクトップにおいて imsettings がインプットメソッドを管理するかどうかを決めるよ
うになりました。もし、 IBus インテグレーションを望まれないときは、そのキーを false にして下さい。
3.4.2. フォント
fonts-tweak-tool は、埋め込みビットマップ、フォント置換設定と、 OpenType フィーチャータグをサポートするようにな
りました。
Lohit フォントに多くの改善があります。
OLF ライセンスから、予約フォント名を除きました。
lohit-devanagari-fonts は、mr_IN ロケールのときの、 " ी" シラブルを修正しました。
lohit-gujarati-fonts の "Dha" U+0AA7 文字の形を修正しました。
lohit-kannada-fonts の、母音文字のシラブルと、 NGA と NYA グリフの母音文字とのくっつきかたを修正しました。
lohit-malayalam-fonts は Dot Reph (u0D4E) をサポートし、 harfbuzz-ng とうまく動作します。
lohit-tamil-fonts は、0から5の数詞と Rupee sign (u0BF9) を変更しました。また、 GoTN 規格に合うように、タミル
文字 RA,RI,RII のレンダリングを修正しました。
lohit-telugu-fonts は NYU ఞ + ◌ు と NYUU ఞ + ◌ూ の結合を正しく接続します。
paktype-naskh-b asic-fonts, paktype-naqsh-fonts, paktype-tehreer-fonts と paktype-ajrak-fonts に、 トルコ Lira 記号が加
わり、 Hamza Below Ye のバグ修正もあります。
ヘブライ語の新しいフォントファミリー、shofar が、culmus-shofar-fonts パッケージで使えます。
ラテンアメリカ、Devanagari Ethiopic Georgian、ヘブライ、クメール、ラオス、タミル、そしてタイ言語のための新しい
ヒントされたオープンタイプフォントが、google-noto-fonts で使えます。
3.4.3. 翻訳ツール
Fedora に翻訳ツール tw が加わりました。これは、言語間の単語を、内蔵辞書、Google Translation と FreeTranslation を
使って翻訳します。
4. Fedora の変更点 - 開発者向け
4.1. 開発
4.1.1. Scratch
Fedora 19 には、IT Media Lab の Lifelong Kindergarten Group で開発されたグラフィカルプログラミング環境で
ある Scratch が含まれます。Scratch によって、あなたはご自分のインタラクティブなストーリー、ゲーム、アニメーショ
ン、音楽、そしてアートを簡単に作ることができます。
Scratch をインストールするには、
yum install scratch
そして、デスクトップのアプリケーションメニュー (プログラミングの下)から実行するか、あるいは、ターミナルウインド
ウで `scratch` とタイプください。
4.1.2. 新しい Ruby 2.0.0
Fedora 19 には Rub y が含まれます。新リリースは、コア言語への追加、新しいビルトインライブラリー、デバッグサポー
トの改善、そして性能向上があります。
Ruby プロジェクトによる、詳細な変更点と互換性ガイドラインは、 http://www.ruby-lang.org/en/news/2013/02/24/ruby-20-0-p0-is-released/ にあるリリースアナウンスメントにあります。
4.1.3. JRuby 1.7
JRub y が、バージョン 1.7 に更新され、パッケージングが改善されました。このリリースの詳細は、
http://jruby.org/2012/10/22/jruby-1-7-0.html を参照下さい。
4.1.4. Erlang
汎用の並列プログラミング言語とランタイムである Erlang が、 R16Bに更新されました。完全なチェンジログは、
http://www.erlang.org/download/otp_src_R16A_RELEASE_CANDIDATE.readme と
http://www.erlang.org/download/otp_src_R16B.readme にあります。ドキュメントは、 http://vimeo.com/44790646 と
http://www.erlang.org/download_release/17 にあります。
4.1.5. Boost が 1.53 に更新されました。
Fedora 19 には、 Boost バージョン1.53 が含まれます。 Fedora 18 に含まれた 1.50 と比べ、 Boost 1.53 には新しいライ
ブラリーがいくつかあります。
コンテキストスイッチのための Context
コルーチンライブラリー Coroutine
ロック無しのデータ構造 Lockfree
浮動小数点数、整数、そして、有理数演算のための拡張精度演算タイプ Multiprecision
C++11-style atomic<> である Atomic
常微分方程式を解くための Odeint
他の多くのライブラリーも更新されました。 Boost 1.51.0, 1.52.0 と 1.53.0 の詳細なリリースノートがあります。
Boost 1.50.0 Release Notes
Boost 1.51.0 Release Notes:
Boost 1.52.0 Release Notes:
Boost 1.53.0 Release Notes
後方互換性
Boost 1.50 との API および ABI 互換性は保証されないことに注意下さい。古いバージョンの Boost 向けにビルドさ
れたサードパーティアプリケーションは、Boost 1.53 で動くためには、再コンパイル、あるいはパッチが必要なこ
とがあります。
4.1.6. GNU Guile がバージョン 2.0.7 に更新されました。
GNU Guile がバージョン 2.0.7 に更新されました。レガシー guile に依存するサードパーティアプリケーションは、
compat-guile18 を使うことができます。 Guile 2 について詳しくは、
http://www.gnu.org/software/guile/download.html#releases を参照下さい。
4.1.7. Python
4.1.7.1. Pillow が PIL に代わります
Python Imaging Library または PIL は、 アクティブに維持されているフォークで、Python 3 互換モジュールもある Pillow
に代わります。 Pillow はそのまま PIL に置き換えることができますが、モジュールのインポートだけは、
from PIL import <Module>
シンタックスが必要です。単純に以下の様ではいけません。
import <Module>
この変更は、以前の PIL との後方互換性を保ちます。ドキュメントは https://github.com/python-imaging/Pillow/ にありま
す。
4.1.7.2. PyXML は削除され、 stdlib を使いましょう
xml を使用する Python プログラマーは、その内のいくつかが以前と違う動きをすることに気がつくかもしれません。これ
は Fedora が PyXML モジュールを同梱しなくなったためです。この変更により、python stdlib xml モジュールが、プロ
グラマーから見えるようになりました。PyXML が stdlib コードをあまりメンテナンスされていない自己のコードに置き
換えました。そのため、PyXML を捨てることにより、stdlib が確実に優先されます。
4.2. 開発ツール
4.2.1. crtools を使ったチェックポイントとリストア
CRIU (Checkpoint/Restore in User-space) プロジェクトは、プロセスとプロセスグループのチェックポイントと回
復の、ユーザー空間における実装を提供します。このリリースに含まれるユーザー空間のツールである crtools を使うと、
プロセスをチェックポイントして、後から(例えば、クラッシュの後で)それを再開始することができます。あるいは、
チェックポイントしたプロセスやプロセスグループを、他のシステムに移行することができます。CRIU は、できる限り透
過的であることを目標としますから、チェックポイント対象のプロセスのインストルメンテーションや再コンパイルは不要
です。
プロセスをダンプするには、以下のコマンドを使います。
crtools dump -D /path/to/dump-directory -t <PID>
プロセスをリストアするには、以下のコマンドを使います。
crtools restore -D /path/to/dump-directory -t <PID>
CRIU プロジェクトは、http://criu.org にあります。
4.2.2. Developer's Assistant
新しい開発者は、いろいろな言語を使ってすばやくプロジェクトを始めるためのツールとフレームワークであ
る、Developer's Assistant を使うことですばやいスタートをきることができるでしょう。devassistant パッケージは、現
在以下をサポートします。
C と C++
django と flask を含むpython
java 。 jsf と maven を含みます。
4.2.3. MEMSTOMP
Fedora 19 は、 MEMSTOMP を含みます。これは、アプリケーションに事前ロードする DSO であり、valgrind より低い実
行時コストで、関数への引数のメモリーがオーバーラップすることを検出できます。
4.2.4. 新しいツール
recode によって、ファイルを異なるキャラクターセットと使用法に応じて変換することができます。
comdemod は、大規模コードベースのリファクタリングを助けるツールです。
jimtcl, 軽量の Tcl 実装です。
fox は、グラフィカルユーザーインターフェースを簡単かつ効率的に開発するための C++ ベースのツールキットです。
4.3. GCC ツール
4.3.1. GCC 4.8.x
Fedora 19 では, GCC 4.8.x がデフォルト GCC として含まれます。また、すべての Fedora パッケージは GCC 4.8.x (そし
て GLIBC 2.17; 以下を参照ください) で再ビルドされました。
ユーザーは、コンパイルされたコードの改善に気がつかれるでしょう。また、新機能である、C++11 と C11 サポートの改
善や、ベクトル化サポートの改善などを使うこともできます。
GCC の更新は、 MinGW クロスコンパイラーも含みます。 最も重要な変更の1つは、win64 ターゲットのときのデフォル
トの例外ハンドリングモデルが、 SjLj から SEH になったことです。win32 ターゲットは以前と同じく SjLj 例外ハンド
リングモデルを使います。これにより、 例外ハンドリングモデルを使うすべてのwin64 ターゲット用のバイナリーが、
libgcc_s_sjlj-1.dll ではなく、libgcc_s_seh-1.dll に依存するようになります。
GCC 4.8.x, の変更点について詳しくは、 http://gcc.gnu.org/gcc-4.8/changes.html を参照ください。
4.3.2. GLIBC 2.17
Fedora 19 では、デフォルトGLIBC として、 GLIBC 2.17 が含まれます。すべての Fedora パッケージは、 GLIBC 2.17 (そ
して GCC 4.8.x; 以前に述べたように) を使って再ビルドされました。
GLIBC 2.17 の変更点について詳しくは、 http://sourceware.org/ml/libc-announce/2012/msg00001.html を参照ください。
4.4. D
4.5. Haskell
GHC は 7.4.2 に, Haskell プラットフォームは 2012.4 に更新されました。他にも多くのライブラリーが更新されました。
4.6. Java
4.6.1. Java 8 テクニカルプレビュー
このリリースの Fedora は、 Java 8 のテクニカルプレビューが含まれます。それは、 java-1.8.0-openjdk と java-1.8.0openjdk-devel パッケージで提供されます。
Java 7 は、このリリースのデフォルトの JDK のままです。 Java 8 と OpenJDK8 は、みんなが安定した Java 7 を日々の作
業で使うのと並行して、開発者が次のバージョンの Java にむけてアプリケーションを開発とテストできるようにするため
です。
OpenJDK8 の新機能は、 http://openjdk.java.net/projects/jdk8/features/ にリストされています。
4.6.2. Maven による簡単なパッケージング
Apache Maven プロジェクトによる、改善され簡単な RPM パッケージの作成法が導入されました。詳細と、古い spec
ファイルからの変換レシピは、http://mizdebsk.fedorapeople.org/xmvn/cookbook/ にあります。
4.6.3. Thermostat 1.0
Fedora 19 は、 Thermostat 1.0 を含みます。これは、OpenJDK のための監視、インスツトゥルメント、そして
serviceability ツールである thermostat の、最初の安定した API リリースです。
使い方は、 http://icedtea.classpath.org/wiki/Thermostat/UserGuide にある Thermostat ユーザーガイドを参照ください。
4.7. ウェブ開発
4.7.1. PHP が 5.5.0 に更新されました
著名なプログラミング言語である PHP が、バージョン 5.5.0 に更新されました。Generators サポート, 新しい Zend
Optimizer+ 命令コードキャッシュサポートなどの多くの新機能と、多数の性能改善が含まれます。
PHP 5.4.x から PHP 5.5.x に移行するための完全な詳細について、PHP 開発者は /usr/share/doc/php-common-*/NEWS
を読んで変更点を理解し、http://www.php.net/manual/en/migration55.php にある移行ガイドを参照ください。
4.7.2. Node.js
Fedora 19 に、JavaScript プログラミング言語を使って、高速でスケーラブルなネットワークアプリケーションを開発する
ための JavaScript ランタイム環境である Node.js が加わりました。また、フリーあるいはオープンソースライセンスの
20,000 以上のライブラリーとアプリケーションへのアクセスを提供する npm パッケージマネージャーも加わりました。
Node.js に関する詳細は、http://nodejs.org または nodejs-docs パッケージにあるドキュメントを確認ください。
利用可能なライブラリおよびプログラムの一覧を含む、npm の詳細は http://npmjs.org/ を参照ください。
4.7.3. Django 1.5
Fedora 19 が人気のある Django ウェブアプリケーションフレームワークのバージョン 1.5 を特徴としています。このバー
ジョンは、カスタム認証機能、改善されたキャッシュサポート、Django テンプレートの中で JavaScript テンプレートを使
いやすくする新しいテンプレートタグ、などを提供しやすくする改善が行われました。
完全な詳細は https://docs.djangoproject.com/en/dev/releases/1.5/ にある Django 1.5 リリースノートを確認ください。
5. Fedora の変更点 - 特定の方向け
5.1. 科学と技術
5.1.1. E
E 定理証明機バージョン 1.7 が Fedora 19 に含まれます。改善点は:
オートマチックモードの改善
大きな仕様の場合の、対話的問い合わせ
多数の小さなバグ修正
5.1.2. gabedit
gab edit は 2.4.6 に更新されました。改善点は:
Gabedit は、 GENNBO ファイルから軌道を読めるようになりました。
いくつかのフィルター(Gaussian, Blackman, Blackman-Harris,...) が、GabexitXYPlot ウインドウで実装されます。
Psi4 は部分的にサポートされます : 入力ファイル、位置情報、周波数、紫外線スペクトラム
NCI (non-covalent interactions index) 解析が実装されました。 (Johnson et al., J. Am. Chem. Soc. 132, 6498 (2010) を
参照下さい。)
Charge-Transfer Excitations での Spatial Extent 解析が実装されました。 (Le Bahers et al., J. Chem. Theory Comput.
2011, 7, 2498-2506 を参照下さい。)
5.1.3. gdl
Gnu Data Language, gdl が、 0.9.3 に更新されました。新機能は:
空の配列と !NULL システム変数のサポート
FOR ループインデックス変数型への促進
SCOPE_VARFETCH ( LEVEL キーワードだけがサポートされます。)
.SKIP [NSteps] コマンドのサポート
MOMENT(), MEAN(), STDDEV(), VARIANCE(), SKEWNESS(), KURTOSIS() での DIM キーワード。
FINITE でのキーワード SIGN
READ_JPEG, READ_PNG, WRITE_JPEG, WRITE_PNG の様々な改善
WSHOW でのキーワード ICONIC
PLOT, CONTOUR でのキーワード ISOTROPIC
WIDGET_LIST と CW_GROUP という新しいウイジェット機能の追加
いくつかのオーバーラップ操作のサポート (_overloadIsTrue, _overloadPlus, _overloadMinus,
_overloadBracketsLeftSide, _overloadBracketsRightSide, _overloadEQ, _overloadNE)
新しく実装されたルーチンもあります:
STRMATCH(), USERSYM
LUDC, LUSOL and DETERM
ROT, CONGRID と BILINEAR
TV for PS 出力
QROMB(), QSIMP() と QROMO()
TRISOL()
STANDARDIZE と HIST_EQUAL
FX_ROOT
FZ_ROOTS
5.1.4. genius
genius は、バージョン 1.0.14 から 1.0.16 に更新されました。変更点は:
新しい関数 CurrentTime, MacaulayRep, MacaulayLowerOperator, MacaulayBound
負数の有理数べきと完全な負有理数べきの修正
関数の実行に時間がかかるときのマウスを使ったグラフのズーム機能を修正しました。
1つの引数だけで用いられるときには、記号による微分を表すのに、 ln でなく log が使えるようになりました。
任意の表面データを描画するために、SurfacePlotData と SurfacePlotDataGrid 関数を追加しました。これにより、よ
り複雑な3次元プロットと、データからの3次元プロットが可能です。
LinePlotDrawAxisLabels と SurfacePlotDrawLegends パラメーターを追加し、対応する UI のチェックボックスも追加
しました。
GEL からファイルに現在のプロットウインドウの内容をエクスポートできる ExportPlot 関数を追加しました。
表面プロットは、 z 上限が指定されていないときには、自動で "fit dependent axis" が可能となります。これが、UI での
デフォルトです。
sinc, BesselJ0, BesselJ1, BesselJn, BesselY0, BesselY1, BesselYn 関数を追加
プロットウインドウが少し大きくなりました。 (今は 700x500) そして、 lineplot (2D) バージョンの横マージンが広が
り、目盛りラベルが常にフィットするようになりました。
2次元と3次元プロットで、目盛りラベルは、必要なときには科学的表記法を使い、ラベルの見た目をよくします。
表面プロットで、グラディエントは関数の範囲内だけを表示しますから、ズームアウトしたときに色が見やすくなりま
す。
"help foo" とタイプしたときに、 foo が定義もドキュメントもされていないときに、簡潔な表示をします
for/sum/prod ループが浮動小数点で行われ、最後の数がゴールからステップ長の 2^-20 の範囲にある場合、切り捨て誤
差が発生したと仮定し、ボディを実行し続けます。
展開したときに 2^15 カラム以上になる行列を扱うことができます
表面をプロットする時のフリッカーを修正し、3次元プロットでのアニメーションができるようにしました。
不正な形式の標準ライブラリを読んだときの、未初期化によるクラッシュの可能性を修正しました。
LinearRecursiveSequence が、 n としてベクトルを取れるようにしました
conjugate transpose のときの未初期化変数によるクラッシュを修正しました
グラフでの極端なズームアウトとズームインのときのクラッシュを修正しました
Im と Re の微分を修正しました
ファイル選択ダイアログが、現在ディレクトリで始まらないのを修正しました
未初期化変数による二重エラーを抑止しました
つづりとドキュメントの修正
2.3.0 以上の MPFR が必要
5.1.5. gnome-chemistry-utils
Fedora 19 は、最新の 0.14.2 バージョンの gnome-chemistry-utils を含みます。 0.13.99 と比べて、 GChemPaint にいく
つかの変更があります:
化学反応の構成を修正
束縛されない電子対の修正
化学反応の間は、mesomery destruction を許可しません
5.1.6. gromacs
gromacs 4.6.1 が Fedora 19 に含まれます。gromacs パッケージそれ自身の他に、以下の関連するパッケージも変更され
ました。
gromacs-b ash
gromacs-common
gromacs-csh
gromacs-devel
gromacs-lib s
gromacs-tutor (削除)
gromacs-zsh
いろいろなバグ修正の他に、4.6.1 は以下の変更があります:
共用オブジェクトのメジャーバージョンを 8 に増やしました
HTML マニュアル、インストールガイド、PDF マニュアル、シェル補完の更新
新しく、改善されたエラーメッセージ
いろいろな GPU 性能向上
スレッドアフィニティー設定に対する、システムサポートのチェックを強化
g_order で inter-flag 依存をなくしました
リリース 4.5.x ブランチから、新しい変更点を取り入れました
icc バージョン < 12 でビルドしていないときは警告を追加しました
5.1.7. HippoDraw
HippoDraw は Fedora から削除されました。
5.1.8. kst
kst は 2.0.6 に更新されました。新機能は:
ユーザーに明らかな文字列の変更
UI の再開発を終えました。 (特に、コンテキストメニュー + は、プロットダイアログページを、ダイアログが開く方向
に接続します。つまり、軸をダブルクリックすると、プロットダイアログが正しい場所に開きます。)
軸の数値が通常でない場合、科学的表記法を使います
スカラー選択コンボボックスで、スカラー値を直接変更できます
コンボボックスでの、タイプにつれた検索(ベクトル選択)
ビューアイテムは、プロットの内容をそのままでスクロールあるいはズームするオプションがあります
自動プロットレイアウトアルゴリズムの改善
アンチエイリアスプロットをするオプション
マウスホイールによるスクロールとズーム
ドラッグアンドドロップ機能の追加
データソースのテキストボックスは ~/ を $HOME の短縮形として扱います
ラップした凡例は常にそのプロットの中に収まります
新しいデータソース:Matlab .mat ファイルリーダー (Matlab は、プロットについては、いまひとつで、これは面白い動
きです。仕様は、 http://www.mathworks.com/access/helpdesk/help/pdf_doc/matlab/matfile_format.pdf) を参照下さ
い。
python ベースの mathplotlib-alike スクリプティング (今のところ Linux 限定)
5.1.9. Octave
octave は 3.6.4 に更新されました。
5.1.10. qcad
qcad は、 Fedora から削除されました。
5.1.11. R
R は、統計計算とグラフのための言語と環境です。Fedora 19 には、 R の最新の 3.0.0 リリースが含まれます。これは、メ
ジャーアップグレードです。
パッケージの再インストールが必要です
このリリースでは、再インストールが必要な R のアドオンパッケージがたくさんあります。
リリース 3.0.0 の大きな特徴は、64ビットプラットフォームの活用です。また、多くの関数に多くの改善もあります。お
分かりかと思いますが、 long ベクトルのサポートが大きく改善しました。ほかの関数にも多くの改善があります。
このリリースの R について詳しくは、http://cran.r-project.org/src/base/NEWS.html の NEWS ページを参照下さい。
R 自身の更新の他に、多くの R パッケージも改善されました。以下の表は、パッケージと詳しい情報を得るためのアップ
ストリームのウエブサイトをリストします。
表 1 更新された R パッケージ
パッケージ
古い
バー
ジョン
新しい
バー
ジョン
アップストリーム URL
R-affyio
R-Biob ase
1.22.0
2.14.0
1.28.0
2.20.0
http://bioconductor.org/packages/release/bioc/html/affyio.html
http://bioconductor.org/packages/release/bioc/html/Biobase.html
R-BSgenome.
Celegans.UCSC.ce2
1.3.17
1.3.19
http://www.bioconductor.org/packages/release/data/annotation/html/BSgenome.Celegans.UCSC.ce2.html
R-BufferedMatrix
R-car
R-hgu95av2prob e
1.20.0
2.0
2.9.0
1.24.0
2.0.16
2.12.0
http://bioconductor.org/packages/release/bioc/html/BufferedMatrix.html
http://cran.r-project.org/web/packages/car/index.html
http://www.bioconductor.org/packages/release/data/annotation/html/hgu95av2probe.html
R-IRanges
R-java
1.14.4
2.15.2
1.18.0
3.0.0
http://bioconductor.org/packages/release/bioc/html/IRanges.html
http://www.r-project.org
R-java-devel
R-lmtest
R-multcomp
2.15.2
0.9.29
1.2
3.0.0
0.9.30
1.2.17
http://www.r-project.org
http://cran.r-project.org/web/packages/lmtest/index.html
http://cran.r-project.org/web/packages/multcomp/index.html
R-mvtnorm
R-qtl
0.9.9991
1.25.15
0.9.9994
1.27.10
http://cran.r-project.org/web/packages/mvtnorm/index.html
http://www.rqtl.org/
R-qvalue
R-rlecuyer
1.30.0
0.3.1
1.34.0
0.3.3
http://bioconductor.org/packages/release/bioc/html/qvalue.html
http://cran.r-project.org/web/packages/rlecuyer/index.html
5.1.12. Veusz
veusz が 1.17.1 に更新されました。新機能は:
直交座標でないプロットで、点に色をつけることができます。(極座標、三角)
不要な例外データを除きました
新しい broken axis widget は、数列にギャップがあるときに便利です
グリッド線は、常にデータの下(あるいは上)にプロットされます
Shift+Scroll ホイールは、右と左にスクロールします
極座標プロットは、 "minimum" 半径と log 軸を持つことができます
多くの LaTeX シンボルが追加されました
SAMP/VoTable サポートが追加されました
新しい shifted-points xy line モードは、階段状のラインを、指定された座標の間にあるようにシフトされた点とともに
プロットします
点は、コンソールあるいはクリップボードにコピーできます
逆転した三角プロットが可能です
5.1.13. Sailcut
Fedora 19 に、帆を設計しビジュアライズするための CAD ソフトウエアである sailcut が追加されました。
5.2. 回路設計
5.2.1. gtkwave
gtkwave は、 3.3.41 から 3.3.46 に更新されました。
5.2.2. XCircuit
xcircuit は、 3.7.44 に更新されました。バージョン 3.7 では、選択機能が変更され、要素の点とセグメントと、要素全体の
両方が選択可能となりました。これにより、 "edit" 機能は、多くの要素を一度に stretch することができます。
オブジェクトの linewidth 不変性が追加されました。オブジェクトインスタンス ( 回路シンボルのような)は、 linewidth 不
変にすることができます。つまり、オブジェクトを、 linewidth を変えることなくスケールすることができます。これによ
り、ある種の回路シンボルを、同じスキーマティックにある他のものに対して相対的にリサイズしながら、ピンでの線の幅
が不連続にならないで済みます。
他にも多くの便利が機能追加があります:
パスの隣り合ったスプラインで、スプライン制御ポイントを追跡する。
Clipmasks (他の要素のビューをクリップするのに、シェープが使えます。)
ポリゴンから曲線への変換ルーチン
要素を raise/lower するときの undo/redo
要素を raise 、 lower するときのシングルステップ
グラディアントフィールドジェネレーター ---グラフィックイメージタイプから、色分けされたフィールドが作られま
す。
5.3. 組み込み開発
5.3.1. avr-gcc
avr-gcc と avr-gcc-c++ は、 4.7.3 に更新されました。変更点は以下のとおりです:
-fconserve-space フラグは非推奨となりました。このフラグは、ほとんどのターゲットでは効果を持ちません。グ
ローバル .bss セクションがなく、スイッチ可能なセクションをサポートしないターゲットだけが対象となります。さ
らに、このフラグは G++ に対してだけ、効果を持ち、誤ったセマンティクスになることもあります。(詳しくは、GCC
のマニュアルを参照下さい。)このフラグは、GCC 4.8 で削除される予定です。
AVR ポートの libgcc が改善され、その multilib 構造が強化されました。この結果、アプリケーションを構成するすべて
のオブジェクトは バージョン 4.6.x 以下の GCC あるいは、バージョン 4.7.1 以上の GCC でコンパイルされなくてはい
けません。AVRÂ Libc とともにコンパイラーを使うときには、新しいレイアウトをサポートするバージョン、つまり
#35407 を実装するものが必要です。
AVR ポートの -mshort-calls は非推奨になりました。これは GCC 4.8 リリースで削除される予定です。-mrelax が
代替となりますご参照ください。
AVR ポートは、 .bss をクリアーするスタートアップコードだけを参照します。また、 common section resp. は、
.data と .rodata セクションを、それぞれのセクション(あるいはそれらのサブセクション)が空でないときに限り初期化
します。 PR18145 を参照ください。 すべてのスタティックストレージオブジェクトを普通でないセクションに置いた
り、すべてのスタティックストレージオブジェクトをアセンブラーモジュールに定義しているアプリケーションは、手
作業で __do_clear_bss resp. __do_copy_data を参照するか、あるいは、 -Wl,-u,__do_clear_bss resp. -Wl,u,__do_copy_data を使ってシンボル(s)を未定義にしなくてはいけません。
GCC バージョン 4.7.0 と 4.7.1 は、 C++ 標準ライブラリーの変更があり、これが C++11 モードでの ABI に影響を与え
ました。std::list にデータメンバーが増えたためにそのサイズが変わり、いくつかのメンバー関数の定義も変わり
ました。また、 std::pair の move コンストラクターは non-trivial であり、std::pair を引数あるいは戻り値にする
関数の呼び出し規約に影響を与えました。ABI の非互換性は GCC バージョン 4.7.2 で直りましたが、その結果、 GCC
4.7.0 あるいは 4.7.1 でコンパイルされた C++11 コードは、それ以外の GCC バージョンでコンパイルされた C++11
コードおよび、すべてのバージョンでコンパイルされた C++98/C++03 コードと非互換となることがあります。
さらに、最適化にも多くの改善があります。詳しくは、http://gcc.gnu.org/gcc-4.7/changes.html を参照ください。
5.3.2. gputils
gputils は、バージョン 0.14.3 から 1.1.0 に更新されました。 1.1.0 の変更点は以下のとおりです:
プリプロセス済みのアセンブラファイルを出力する -P (--preprocess) コマンドラインオプションを追加しました。
未ドキュメントの HALT, TRAP と TRET 命令コードのサポートを追加しました。
.inc と .lkr ファイルは、MPLABX 1.70 と同期しました。
12 ビット拡張命令セットのサポートの修正。デバイスは、 PIC12F529T48A、 PIC12F529T39A、PIC16F527 と
PIC16F570
5.3.3. z88dk
z88dk は、 1.10 から 1.10.1 に更新されました。この小さな変更リリースでは、 インラインアセンブラーが正しく動くた
めの CPP 修正と、ターゲット固有の (ZX81 と MTX など)小さな修正があります。
5.4. アマチュア無線
5.4.1. chirp
chirp が 0.3.0 に更新されました。新機能:
自動スプリット->片側スプリットがサポートされないとき、インポート中にオフセット変換します
メモリーごとの追加設定および詳細編集
TravelPlus のインポート機能
RadioReference のインポート機能
さらに、以下の新しい無線がサポートされます:
Baofeng UV-5R
Icom IC-208H
Icom IC-T7H
Icom IC-T8A
Icom IC-746
Kenwood TM-G707
TYT TH-UV3R
TYT TH-UVF1
Yaesu FT-1802M
Wouxun KG-UV6D/UV6X
5.4.2. demorse
demorse が 1.1 に更新されました。これは主にメンテナンスリリースです。ユーザーが気づく変更はありません。
5.4.3. fldigi
fldigi 3.21.68 が Fedora 19 に含まれます。これは主にメンテナンスおよびバグ修正のリリースです。
5.4.4. gnuradio
gnuradio をバージョン 3.6.4.1 にすると、以下のものを含む、数多くの変更点があります:
以前に定義された非同期メッセージポートを信号処理ブロックおよび階層ブロックに追加および接続するための機能の
追加
新しいメッセージングポートを使用したデータとメタデータを送信するために、慣習としての PDU (Protocol Data
Unit) の概念
これらの機能をサポートするいくつかの汎用ブロックが gnuradio-core にあります:
gr_message_debug
gr_message_strobe
gr_tagged_stream_to_pdu
gr_pdu_to_tagged_stream
新しい PDU のセマンティックを使用したネットワークスタックと通信するための 2 つの新しいブロック:
gr_socket_pdu
gr_tuntap_pdu
新しい Python ベースの信号処理ブロックの追加
gr-analog トップレベルコンポーネントの追加
gr-blocks トップレベルコンポーネントの追加
メタデータファイルのソースとシンクブロック
GNU Radio buffer latency control
GNU Radio ブロック向けのプロセッサーアフィニティの設定機能
gr_modtool の同梱
ネイティブ C++ アプリケーションにおける GNU Radio 設定の使用
GNU Radio ブロックパフォーマンスカウンターの追加
他の数多くの細かな機能
5.4.5. linsmith
Fedora 19 には linsmith のバージョン 0.99.24 が収録されています。改善点は次のとおりです:
ベクタープロットのいくつかの改善
プロットのカラー向けのより良い標準値
設定ファイルにおいて 16 進値と 8 進値を使用可能にするよう confmgr を変更しました。
(推奨されない) gnomeprint への依存性を削除しました。これにより、プロットおよび実際の印刷を実行するための
GtkPrint インターフェースを生成するために、完全な印刷ルートが Pango/Cairo に依存します。
papersize_combo を combobox に変更し、利用可能なペーパーサイズから一覧を読み込みます。
コンボボックスから * 文字を利用可能にするよう confmgr を適応しました。
実装済み要素を上に移動しました。
カラー定義向けの不思議な負の初期値を (理解しやすい?) その 16 進値に変換しました。
'standard cable' コードをほとんど書き換え、いくつかのケーブルタイプを追加しました。
5.4.6. soundmodem
soundmodem が 0.16 に更新されました。主に systemd との親和性です。
5.4.7. xnec2c
xnec2c 2.1には、いくつかの改善点が含まれます。
xnec2c ユーザーインターフェースを修正しました。これにより可能な限り、放射パターンかつ/または周波数プロット
のウィンドウを閉じることなく、ユーザーがエディターウィンドウで NEC2 ファイルを保存および再読み込みできるよ
うになります。
Cairo がより良いアンチエイリアス描画を提供するので、すべての (推奨されない) 描画原関数を同等の Cairo グラ
フィックスに置き換えました (例: gdk_draw_line() を cairo_line_to() に置き換えました)。
構造表示のデータ、放射パターンおよび周波数プロットを "gnuplot" プロットプログラムに適した形式でファイルの中
に保存するためにコードを追加しました。
A. コントリビューター
非常に多くの人々が Fedora の各リリースに貢献しています。これらのリリースノートを準備した多くの執筆者と翻訳者が
います。以下のページはそのコントリビューターの一覧です。
A.1. 執筆者
Rahul Sundaram < sundaram AT fedoraproject DOT org >
Stephen Wadeley < swadeley AT redhat DOT com >
Stephen Gordon < sgordon AT redhat DOT com >
Akira Tagoh < tagoh AT redhat DOT com >
Ben Cotton < bcotton AT fedoraproject DOT org >
fujiwarat < takao.fujiwara1 AT gmail.com >
Pravin Satpute < pravins AT fedoraproject DOT org >
Peng Wu < pwu AT redhat DOT com >
Mike Fabian < mfabian AT redhat DOT com >
Jens Petersen < petersen AT redhat DOT com >
John J. McDonough < jjmcd AT fedoraproject DOT org >
Baden Hughes < baden DOT hughes AT gmail DOT com >
Yuri Chornoivan < yurchor AT ukr DOT net >
Pete Travis < immanetize AT fedoraproject.org >
A.2. 翻訳者
Alick Zhao <alick9188 AT gmail.com>
<fedorakenken AT yahoo.co.jp>
<pouillaude.a AT gmail.com>
chiachen L <luojiazhen AT gmail.com>
Christopher Meng <cickumqt AT gmail.com>
Constantin Drabo < panda.constantin AT gmail.com >
<crl0x7c2 AT gmail.com>
Damien Gourbiere < dgourbiere AT gmail.com >
dominique bribanick < chepioq AT gmail.com >
David Young <dhyang555 AT gmail.com>
Dorian < munto AT free.fr >
Gé Baylard <geodebay AT gmail.com>
Geert Warrink < geert.warrink AT onsnet.nu >
Illan Rul <havoc.novak AT gmail.com >
Hajime Taira < htaira AT redhat.com >
Jérôme Fenal <jfenal AT gmail.com>
Jiaming Liu <storypku AT gmail.com>
Jiro Matsuzawa <jmatsuzawa AT gnome.org>
< spanish.katerina AT gmail.com>
Kévin Raymond < shaiton AT fedoraproject.org >
Motohiro Kanda < kanda.motohiro AT gmail.com >
Nick Bebout <nick AT bebout.net>
<nobrakal AT gmail.com >
Richard E. van der Luit < nippur AT fedoraproject.org >
Tiansworld < tiansworld AT fedoraproject.org >
Tommy He < lovenemesis AT gmail.com >
Yuri Chornoivan <yurchor AT ukr.net>
Zhantong Zhang <zhantongz AT gmail.com>
Huan Chen <chenhuan126 AT 126.com>
Mike Manilone <zhtx10 AT gmail.com>
<noriko AT fedoraproject.org>
simonyanix <simonyan AT fedoraproject.org>
Tadashi Jokagi <elf AT elf.no-ip.org>
Tomoyuki KATO <tomo AT dream.daynight.jp>
高一人参 @欠陥遺伝子 <www.carrotsoft AT gmail.com>
臻博 李 <[email protected]>>
B. 改訂履歴
改訂 19-11
Thu Jun 13 2013
Betaリリース後のアップデートと修正
改訂 19-09
Fri May 24 2013
F19 Beta 向け改訂版
改訂 19-08
Mon May 13 2013
Fedora 19 の初期リビジョン
改訂 18-0
Tue Jan 8 2013
F18 ファイナルリビジョン
改訂 17-98
Wed Nov 7 2012
Fedora 18 Beta に向けて準備
改訂 17-95
Sun Oct 28 2012
Fedora 18 の初期リビジョン
Wiki のコンテンツを校正し引っ張ってきた
改訂 17-1
Tue May 29 2012
[FAMILY Given]
64 ビットを標準に BZ#821168
リリースノートのディレクトリーの変更 BZ#821412
Sci/Tech (EMWA) における誤字脱字 BZ#821413
D 言語 BZ#824529
貢献者の更新
Cloudstack 関連の削除
改訂 17-0
Tue May 8 2012
ドラフト版のタグの削除
翻訳貢献者を追加しました。
[FAMILY Given]
改訂 16-97
Mon May 7 2012
[FAMILY Given]
BZ#817295 - さまざまな誤字およびリンク切れ
BZ#817553 - アマチュア無線、サイエンスと技術のセクションにおける誤字およびフォーマットエラー
gimp を 2.8.0 に更新しました
multi-seat のセクション
カーネル直接ブートへの変更
BZ#819160 - 回路設計における誤字
BZ#819161 - 回路設計における URL 訂正
BZ#819164 - 組み込み開発のセクションにおける誤字
カーネルバージョン 3.3.4 への繰り上げ
改訂 16-96
Tue Mar 27 2012
執筆者の一覧を追加しました。
デスクトップのセクションを追加しました。
インデックス項目を追加しました。
btrfs の記述を追加しました。
[FAMILY Given]
改訂 16-95
Wed Mar 21 2012
F17 ノートのベータをリリースしました。
[FAMILY Given]
改訂 16-93
Tue Mar 20 2012
F17 ノートのベータを開始しました。
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 16-3
Tue Nov 29 2011
最小 RAM の訂正について - BZ#754439
サービス名の変更について - BZ#754145
CPU 要件の言い回しの変更について - BZ#499585
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 16-2
Mon Nov 7 2011
McDonough John [FAMILY Given]
Trusted boot は F16 に入れませんでした (概要、ブート)
Ask Fedora を追加しました - BZ#748653
コントリビューターの一覧を追加しました
改訂 16-1
Mon Oct 23 2011
McDonough John [FAMILY Given]
さまざまな TYPO の修正 - BZ#741975
systemd 上のデータベースハンドリングの記述を改善 - BZ#743614
複数個のPostgreSQL サーバーを設定する場合の方法の記述を改善 - BZ#743618
GRUB ユーザーについての警告 - BZ#737187
D2に対する説明を追加 - BZ#743960
UID/GID 変更に関する警告を追加 - BZ#739661
リンクのクリーンナップ
rc.local はパッケージに含まれなくなる点 - BZ#745235
仮想化のセキュリティー - BZ#746015
GTK の表記に関する変更 - BZ#747940
QEMU の表記に関する変更(VGについて) - BZ#746672
Dennis Ritchie 氏への献辞
改訂 16-0
リリース
Mon Oct 10 2011
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 15-99
Mon Oct 10 2011
F16 の記載 - BZ#741830
GRUB での誤字 - BZ#743981
索引への単語の追加
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 15-98
Fri Aug 16 2011
F16 Beta 向けリリース
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 15-2
Thu Jun 23 2011
インストールに必要なメモリー (BZ#699770)
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 15-1
Fri Jun 3 2011
McDonough John [FAMILY Given]
仮想化における誤記 (BZ#705928)
GNU plot ではなく gnuplot (BZ#707318)
デバイスの命名 (BZ#707730)
boost のバージョン番号の訂正 (BZ#707786)
表示されない GS-Theme-Selector への参照の削除 (BZ#708085)
改訂 15-0
Sun May 8 2011
メモリー (BZ#699770, 701780)
Xfce の大文字・小文字 (BZ#699977)
Wireshark のパーミッション変更 (BZ#680165)
systemd を用いた電源オフ (BZ#701638)
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 14-98
Fri Apr 15 2011
Dom0 を除く
dnssec を除く
riak を除く
ネットワーク接続の注意を追加
IcedTea の記述を追加
McDonough John [FAMILY Given]
改訂 14-97
索引を追加
McDonough John [FAMILY Given]
Mon Apr 11 2011
改訂 14-96
Tue Apr 5 2011
McDonough John [FAMILY Given]
kernelnewbies へのリンクを追加 (カーネル)
一般的な特徴ページでなく、 F15 の特徴ページをリンクする。(概要)
boxgrinder の URL を修正(仮想化)
Python の URL を修正 (開発ツール)
Rails の URL を修正 (開発ツール)
avr-gcc の URL を修正(組み込み開発)
avr-c++ の URL を修正(組み込み開発)
avr-binutils の URL を修正(組み込み開発)
dfu-programmer の URL を修正(組み込み開発)
xlog の URL を修正(アマチュア無線)
splat の URL を修正(アマチュア無線)
冗長な systemd を除き、管理者ユーザを追加。 Rahul
改訂 14-95
beats を変換
Tue Apr 5 2011
改訂 14-90
Tue Mar 22 2011
Fedora 15 スケルトンを空にする
索引
シンボル
--preprocess
- gputils, gputils
-fconserve-space
- avr-gcc, avr-gcc
-mrelax
- avr-gcc, avr-gcc
McDonough John [FAMILY Given]
McDonough John [FAMILY Given]
-mshort-calls
- avr-gcc, avr-gcc
-P
- gputils, gputils
-Wl,-u,__do_clear_bss resp
- avr-gcc, avr-gcc
-Wl,-u,__do_copy_data
- avr-gcc, avr-gcc
.bss section
- avr-gcc, avr-gcc
.inc
- gputils, gputils
.lkr
- gputils, gputils
.SKIP
- gdl, gdl
_overloadBracketsLeftSide
- gdl, gdl
_overloadBracketsRightSide
- gdl, gdl
_overloadEQ
- gdl, gdl
_overloadIsTrue
- gdl, gdl
_overloadMinus
- gdl, gdl
_overloadNE
- gdl, gdl
_overloadPlus
- gdl, gdl
__do_clear_bss
- avr-gcc, avr-gcc
__do_copy_data
- avr-gcc, avr-gcc
アンテナモデリング , xnec2c
カーネル , カーネル
バグ報告 , Fedora へようこそ
プログラミング
- 無線, chirp
ヘルプ , Fedora へようこそ
報告
- バグ報告および機能強化の要望, Fedora へようこそ
無線プログラミング , chirp
, xnec2c
A
Analysis of Spatial Extent
- gabedit, gabedit
avr-gcc, avr-gcc
AVRA_Libc, avr-gcc
AX.25, soundmodem
B
Baofeng UV-5R, chirp
BesselJ0
- genius, genius
BesselJ1
- genius, genius
BesselJn
- genius, genius
BesselY0
- genius, genius
BesselY1
- genius, genius
BesselYn
- genius, genius
BILINEAR
- gdl, gdl
bind, BIND10
Blackman filter
- gabedit, gabedit
Blackman-Harris filter
- gabedit, gabedit
C
Charge-Transfer Excitations
- gabedit, gabedit
chirp, chirp
Clipmasks
- XCircuit, XCircuit
cloud, クラウド
CloudStack, クラウド向け実行準備済みイメージ
CONGRID
- gdl, gdl
Contestia
- fldigi, fldigi
CONTOUR
- gdl, gdl
CurrentTime
- genius, genius
CW
- fldigi, fldigi
CW_GROUP
- gdl, gdl
D
demorse, demorse
DETERM
- gdl, gdl
dhcpd, BIND10
DIM
- gdl, gdl
Django, Django 1.5
Domino
- fldigi, fldigi
E
E, E
EC2, クラウド向け実行準備済みイメージ
Eucalyptus, クラウド向け実行準備済みイメージ
ExportPlot
- genius, genius
F
FAQ
- Fedora, Fedora へようこそ
FINITE
- gdl, gdl
fldigi, fldigi
FOR loop
- gdl, gdl
FX_ROOT
- gdl, gdl
FZ_ROOTS
- gdl, gdl
G
gabedit, gabedit
Gaussian filter
- gabedit, gabedit
gdl, gdl
genius, genius
GENNBO
- gabedit, gabedit
gnome-chemistry-utils, gnome-chemistry-utils
gnuradio, gnuradio
gputils, gputils
gr-analog
- gnuradio, gnuradio
gr-blocks
- gnuradio, gnuradio
Gradient field generator
- XCircuit, XCircuit
gromacs, gromacs
gr_message_debug
- gnuradio, gnuradio
gr_message_strobe
- gnuradio, gnuradio
gr_modtool
- gnuradio, gnuradio
gr_pdu_to_tagged_stream
- gnuradio, gnuradio
gr_socket_pdu
- gnuradio, gnuradio
gr_tagged_stream_to_pdu
- gnuradio, gnuradio
gr_tuntap_pdu
- gnuradio, gnuradio
gtkterm, gtkwave
H
HALT
- gputils, gputils
Hellschrieber
- fldigi, fldigi
HippoDraw, HippoDraw
HIST_EQUAL
- gdl, gdl
I
Icom IC-208H, chirp
Icom IC-746, chirp
Icom IC-T7H, chirp
Icom IC-T8A, chirp
ICONIC
- gdl, gdl
ISOTROPIC
- gdl, gdl
K
Kenwood TM-G707, chirp
kst, kst
KURTOSIS()
- gdl, gdl
L
LEVEL
- gdl, gdl
LinePlotDrawAxisLabels
- genius, genius
Linewidth invariance
- XCircuit, XCircuit
Linux カーネル , カーネル
LUDC
- gdl, gdl
LUSOL
- gdl, gdl
M
MacaulayBound
- genius, genius
MacaulayLowerOperator
- genius, genius
MacaulayRep
- genius, genius
MariaDB, MariaDB
MEAN()
- gdl, gdl
MFSK
- fldigi, fldigi
MOMENT()
- gdl, gdl
MPLABX
- gputils, gputils
MT63
- fldigi, fldigi
MTX
- z88dk, z88dk
MySQL (参照 MariaDB)
N
named, BIND10
Navtex
- fldigi, fldigi
NCI
- gabedit, gabedit
NEC2, xnec2c
NetROM, soundmodem
Node.js, Node.js
non-covalent interactions index
- gabedit, gabedit
npm, Node.js
O
Octave, Octave
Olivia
- fldigi, fldigi
OpenShift
- Origin, OpenShift Origin
OpenStack, クラウド向け実行準備済みイメージ
- Grizzly, OpenStack Grizzly
Orbitals
- gabedit, gabedit
P
Packet, soundmodem
PDU
- gnuradio, gnuradio
PHP, PHP が 5.5.0 に更新されました
PIC12F529T39A
- gputils, gputils
PIC12F529T48A
- gputils, gputils
PIC16F527
- gputils, gputils
PICC16F570
- gputils, gputils
PLOT
- gdl, gdl
Polygon to curve
- XCircuit, XCircuit
Psi4
- gabedit, gabedit
PSK
- fldigi, fldigi
Q
qcad, qcad
QPSK
- fldigi, fldigi
QROMB()
- gdl, gdl
QROMO()
- gdl, gdl
QSIMP()
- gdl, gdl
R
R, R
R-affyio, R
R-Biobase, R
R-BSgenome.Celegans.UCSC.ce2, R
R-BufferedMatrix, R
R-car, R
R-core, R
R-devel, R
R-hgu95av2probe, R
R-IRanges, R
R-java, R
R-java-devel, R
R-lmtest, R
R-multcomp, R
R-mvtnorm, R
R-qtl, R
READ_JPEG
- gdl, gdl
READ_PNG
- gdl, gdl
ROSE, soundmodem
ROT
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RTTY
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S
SCOPE_VARFETCH
- gdl, gdl
SDR, gnuradio
SIGN
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SitorB
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SKEWNESS()
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soundmodem, soundmodem
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- XCircuit, XCircuit
STANDARDIZE
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Statistics
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- avr-gcc, avr-gcc
std::pair
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SurfacePlotData
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SurfacePlotDataGrid
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systemd, systemd, systemd タイマー
T
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TRAP
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TRET
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XCircuit, XCircuit
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Y
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ZX81
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