工業用製品製造 - 日本シーカ株式会社

Industry
Sika System Solutions
工業用製品製造−新時代への道案内
テクノロジーガイド
Sika の専門分野
シーリング
接着
制振
ダスト、ガス、液体、熱気および冷気が
漏れるのを最小限に抑えます。これによ
り、内部空間の気密性が高められ、内部
環境を最善の状態に保ちます。
さまざまな材料を半永久的に、十分な接
着力で結合させます。これにより、生産
サイクルを短縮し、デザインの自由度
を最大限高め、最終製品の耐久性を高
めることができます。
固定された物や動く物においてどんな波
長の振動も減らします。これで、支持構
造物や中空部から放出される騒音を減
らすことができます。
目次
Sika
Sika System Solutions −
工業用製品製造−新時代への道案内 4
会社概略 5
Sika の工業用製品マーケットフィールド 6
テクノロジー
補強
保護
静荷重や動荷重のかかる支持構造
物の負荷容量を、望みどおり高めま
す。
防火壁等の貫通部において、炎や熱を遮
断します。
1 成分形ポリウレタン技術 8
2 成分形ポリウレタン技術
9
1 成分形ポリウレタンハイブリッド技術
10
2 成分形変成アクリル技術 11
エポキシハイブリッド技術 12
ラミネート接着剤技術
13
ホットメルト技術
14
反応形ホットメルト技術
15
ブチルゴム技術
16
シリコ−ン技術
17
遮音・制振・構造補強技術
18
製品
工業用製品群
19
サービス
研究開発(R&D)
20
遮音関連のコ‐エンジニアリングと
コ‐デザイン
21
システムエンジニアリング
22
技術サービス
23
付録
Sika のグローバルネットワーク
24
2/3
Sika System Solutions−工業用製品製造−新時代への道案内
Sika
(シーカ)
のお客様へのコンタクトは、
製品をお買い上げいただいた時点で終
わりではありません。そこで初めて本
当のパートナーシップが始まるのです。
なぜなら、
お客様が付加価値を生み出し、
競争の場で常に一歩前に出るのを手助
けできるよう、ありとあらゆる解決策を
提案することが、Sika の最大の目標だ
からです。この使命感の基礎にあるのは、
単に高品質の製品だけで長期的な成功
を約束することはできない、システム・
ソリュ−ションへの総合的アプローチ
があってこそ長期的な成功が保証でき
るという信念があるからです。
Sikaシステムソリューション
Sika のあらゆる活動の中心にあるのは、
お客様のニーズです。これに応えるため、
Sika は、3つの単位からなるパワーパッ
クを活動のベースにしています。それは、
テクノロジー、
サービス、
人、
この3つです。
テクノロジーは、進歩的製品のためのプ
ラットフォームを形作ります。Sikaは、
工業生産において中核をなす専門技術―
シーリング、接着、制振、補強および保
護―のトータルシステムの実現のため
に幅広いプロセス材料を提供します。
サービスは、研究開発(R&D)とそれぞ
れ異なった分野の活動をつなぐと同時に
マーケットの溝を橋渡しするものです。
これに属するのは、広く世界を視野に入
れた研究開発、システムエンジニアリ
ング、技術サービス、そして、自動車市
場 向 けのCAD/FEM や音 響 テ ス ト セ ン
ターを使ったコ‐エンジニアリング
(Co-Engineering)
とコ‐デザイン
(Co-Design)
です。
人、最後は人です。知識と経験の豊富な
Sika のエキスパートが、60 以上の国々
でお客様の相談を受け、お客様の立場と
なり問題解決へと取り組んでいます。
ベテランのエキスパートが
広く世界で直接お客様の
対応をします。
人
お客様の
ニーズ
テクノロジー
工業生産においてシーリング、接着、
制振、補強および保護のための幅広い
プロセス材料を提供します。
サービス
●
研究開発
●
遮音関連のコ‐エンジニアリングとコ‐デ
ザイン
●
システムエンジニアリング
●
技術サービス
会社概略
Sika
チャンスとしてのエコロジー
品質保証は義務
Sika は、1910 年 に設 立 され、以 来 今
エコロジーとエコノミーは、Sika にとっ
Sikaでは、品質とサービスを明確な企業
日までスイスの独立企業として活動し
て対立するものではありません。人間と
文化として前面に押出しています。「品
てきました。60 以上の国々に支社を置
環境は、Sika の設立以来ずっと私ども
質第一」は、どの生産プロセスでも、ど
き、広く世界に一大ネットワークを築
の行動の中心にあります。環境と安全は、
の職場でも、社員の誰もが遵守すること
き上げています。
になっている基準、スタンダードです。 企業活動全体の中でマネージメントのど
Sika は、土木建築と工業用製品の両事
んな課題においても、社員のどんな行為
Sikaのマネージメントシステムは、グロ
業部門において明瞭な目的に使用され
においても考えなければならない不可欠
ーバルな国際規格 ISO 9001、ISO 14001
る化学製品を扱う企業です。この両事
の要素です。また、それは ISO 14001
および QS 9000に従っています。お客様
業部門は、マーケットにおいていくつ
に定められているとおり、化学工業界の
にとって、これはシステムの問題解決の
かのフィールドに分けられています
(6/7
プログラムによっ
場で最高品質の製品が入手でき、よりよ 「レスポンシブル・ケア」
ページ )。企業文化は、伝統と革新の
て、環境と安全への対応を義務づけられ
いサービスおよび専門的サポートが受け
意志によって裏打ちされており、絶えず
ているのです。
られることを意味します。
新たな分野へと突き進み、最高の仕事
持続的な発展の 3 つの基本すべてに沿っ
を成し遂げる姿勢でいます。これが先端
ていけるよう、Sika は、企業活動のシ
技術の開発へと進み、それがまた、私ど
ナリオに新たな 1 章「モラル」を加えま
利用 / 廃棄 / リサイクル
もの事業パートナーにとってさらに新
した。つまり、
「モラルとは、顧客、請
たな地平線を切り開いていくことになり
負業者、競争相手、役所および一般の
マーケティング
研究開発
ます。
人たちに対して自分たちがどう振舞うべ
Sikaは、間もなく100 年に及ぼうとする
きかを決めるときの高度な物差し」とい
経験を不断のパイオニア精神と結合さ
うことです。
せ、
さらに革新の力と結合させていきます。
調達 / 納入
生産 / 在庫
Sika のベテランエキスパートが広く世界でお客様
へ迅速に対応します。
4/5
Sika の工業用製品マーケットフィールド
自動車 OEM/OES
〈 自動車 OEM〉市場において、Sika は、
遮音、補強、接着、シーリングの各部門
で幅広い品目の高品質製品とサービス
を提供しています。
Sika のエンジニアは、遮音と構造補強
の部門で開発段階から量産品導入の段
階に至るまでCAD/FEMサポートを使っ
たエンジニアリングとデザインを通し
てお客様との緊密な協力を図っていま
す。加えて、システムエンジニアリン
グと技術サービスが最適の解決を確実
にしてくれています。このパワーパック
全体が、抜群の性能の自動車を低コス
トで製造できるよう、広く世界でお客様
をサポートします。
〈自動車 OES〉市場において、日本の
基幹産業の一つである自動車産業も多
くの優れた部品メーカーによって支え
られています。Sika はこれら自動車部
品の用途でも品質向上、コストダウン、
環境対応等多様なニーズに対応します。
前処理無しでのガラスへの部品接着が
できる Sika の ADP「2 成分形変成ア
クリル技術」はガラス周り部品加工の
工程削減を可能にし、また、加工工程、
最終製品共に有機溶剤の削減対応が急
がれる内装部品用途においては「水性
接着剤」
「ホットメルト」
「反応形ホッ
トメルト」など、多様な技術でお客様
をサポートします。
自動車アフターマーケット
輸送機器
マーケットフィールド〈自動車アフター
マーケット〉は、アフター・グラス・リ
ペア(AGR、すなわちガラス交換補修)
およびクラッシュ・ボディー・リペア
(CBR、すなわち自動車板金補修)の部
門でSikaの顧客および取引相手のために
なるすべての製品およびサービスを提供
するものです。
マーケットフィールド〈輸送機器〉では、
Sikaは、バス、トラック、鉄道車両およ
び特殊車両(消防車、救急車、農業用機
械、建設機械など)の部門で接着、シー
リングおよび緩衝についてハイレベルの
解決を可能にしています。
Sikaの強みは、自動車メーカーのオリジ
ナル仕様を満たすどころか、それを凌ぎ
もする製品をもってお客様本位の革新的
な解決を図っていくことです。SikaのAGR/
CBR用の接着剤とシーリング材は、優れ
た加工特性と高い機械特性値により、修
理された自動車をまるで新車と見間違え
てしまうほど元どおりの外見にしてくれ
ます。AGR用製品は、異種金属接触腐
食を防止し、アンテナ入りガラスを嵌め
込んだ自動車において最高の無線波受
信性能を保証する低モジュラス接着剤と
高モジュラス接着剤の幅広い品目の中か
ら選ぶことができます。施工時間が短い
上、仕上げてから車が再び安全走行でき
るようになるまでの待ち時間も短いの
で、費用と時間が節約できます。Sika
のAGR/CBR用の接着剤とシーリング材
は、製品シリーズAutomotiveLine®の名
で知られており、長年自動車工業にお
いて使用され、成果を上げています。
これは、
特に屋根構造物、
サイドパネル、
フロントパネル、リヤパネル、トランク
ルーム、荷物室、仕切り、ガラス窓など
の接着およびシーリングを含みます。加
えて、トラックトレーラー用のサンドイッ
チパネルの接着、バス床の水平出し、鉄
道車両のボディー接合、特殊車両の騒
音・振動減衰にも、Sika製品が使用でき
ます。
そこでは、弾性接着の技術はかなり有利
に役立ちます(8ページ)。開発において
はデザインの自由度が最大限確保でき、
生産においては工程数を減らすことがで
き、生産サイクルの短縮、材料費、エネ
ルギー費および設備投資費用の節約が
可能であり、しかも、使用期間中の修理
を簡素化、洗浄費と燃料費も削減できま
す。
設備機器(A&E)
(アプライアンス&イクイップメント
)
マーケットフィールド
〈 マリン 〉
では、
マーケットフィールド〈A&E〉は、顧客お
Sika は、ボート、ヨット、客船、貨物
よび用途の幅広い領域をカバーします。
船、フェリー、帆船、石油掘削プラッ
すなわち、大手OEMメーカーから小規模
トフォームおよび海上設備の建設 /補修
企業に至るまでの幅広い領域であり、工
作業をサポートします。
業用機器、
自動販売機、家電機器、コン
Sika・マリンは、広く世界の造船業に、
シュマーエレク
トロニクス、スーパークリー
接着・シーリング全般、ガラス接着、
ンルーム機器、
看板、ディスプレイ、電子
ケーブル貫通部の防火処理、デッキ
部品の類もその中に含まれます。
コーキング、制振材の部門でよりよい
マリン
解決策を提案します。
ブロック工法にも現場工法にも応用で
きるSika のハイレベルな「 トータル・
チークデッキ・システム 」は、常に最高
の技術水準にあり、競争では常に先頭
で波を切っていきます。
Sika は、乗員や作業員にとって快適さ
が増すよう、客船および石油掘削プラッ
トフォームの建造に応用できる制振床
システムを綿密な計画のもと開発しま
した。Sikaのマリン製品はすべて、 MED
(Marine Equipment Directive)あるいは
欧州連合の指針に定める販売許可を取
得したことを証明する印「Wheel Mark」
を付けています。
マーケットフィールド〈A&E〉は、機械
的結合技術に将来取って代わるものと
して弾性接着技術に焦点を合わせてい
ます。さらにこれを越えて、Sikaは、
シー
リング、制振、補強および保護の部門で
さまざまな解決策を提案します。
これにより、実用化プロセス全体の中
でコスト節減を達成し、直接の顧客に
とってはもとより、エンドユーザーに
とっても、生産工程、最終製品および利
用の面で有益なものを作り出すことがで
きます。
ビルディング・コンポーネント
(BC)
マーケットフィールド
〈 ビルディング・
コンポーネント 〉は、主として建築用
設備機器の分野で活動している幅広い
領域の顧客をターゲットにしています。
応用範囲は、窓からドア接着や金属屋
根、さらには、構造用エレメントからエ
レベーター、家具や衛生設備、システ
ムキッチン、ユニットバスにまでおよ
びます。
Sika は、弾性シーリング、弾性接着、
構造接着、遮音および構造補強の部門
で問題解決につながる製品および技術
を提供します。
製品および技術を導入する際は、セー
ルスエンジニア、技術サービス、なら
びにシステムエンジニアリングの専門
技術者がサポートします。
Sikaは、お客様にとって頼り甲斐のある
パートナーです。なぜなら、Sikaは、
接着、シーリング、遮音、補強の部門で
問題解決につながる優れた製品を製造
するだけでなく、プロフェッショナルな
技術をもってお客様の立場に立ち、プ
ロセス決定から量産体制への切替えに
至るまで、お客様をサポートするからで
す。
6 /7
1成分形ポリウレタン技術
Sikaの〈1成分形ポリウレタン技術〉
用途
■特長:
Sika の 1 成分形ポリウレタンは、空気
中の水分( 湿気 )を吸収することによっ
てエラストマーへと硬化するプレポリ
マーベースの弾性接着剤 /シーリング
材です。Sikaの1 成分形ポリウレタンは、
食品と接触した場合でも安全であると
の承認を得ています。
1 成分形ポリウレタンは、その高い弾
性によって、特に熱膨張係数の大きく
異なる材料を接着する場合や、動的な
力を吸収できることが強く要求される
場合に適しています。これに属するのは、
特に次のケースです。
−振動の減衰、均一の応力分布および
耐腐食性の向上により製品寿命が延
びます。
■船舶 /車両製造におけるガラス接着
−部材前処理が少ないため修理が簡単
です。
使用方法
1 成分形ポリウレタンは通常、ペースト
状で安定しており、ハンドガンまたはポ
ンプシステムを使ってビード状に塗布し、
厚さ約 3 〜 10mmの形状に仕上げます。
指触乾燥時間は、製品によって異なり
ますが、10 分から 1 時間強までの範囲
内です。
用途に応じて次の4つのタイプの中から
選択することができます。
■水分( 湿気 )によって硬化するタイプ
で、塗布 /硬化温度が5 〜 35℃( 最適
温度は15 〜 25℃)であるもの。
■高温で塗布され、水分( 湿気 )によっ
て硬化する、高い初期強度を持つタ
イプ。
■熱(100 〜 160℃)で硬化する、高い
初期強度を持つタイプ。
■ブースター系で、スタティックミキ
サーを使って硬化促進剤を添加し、
それによって、長いオープンタイム
で急速硬化を可能にするタイプ。
■船舶 /車両製造におけるあらゆる種類
の接着およびシーリング
−軽量化とデザイン自由度の最大化に
よる空気力学的性質の向上により燃
料費が節減できます。
−平坦な面のため洗浄費が節減できます。
■窓工事における構造接着
■家電機器の接着、シーリング および補強
技術上の利点
Sika の 1 成分形ポリウレタン接着剤の
優位性は、その弾性に富むフレキシブ
ルな構造から明らかですが、同時に、そ
の優れた機械的性質と高い強度特性か
らも明らかです。
「 弾性接着 」は、機械
的結合技術にまさるメリットを発揮し
ます。
■開発:異種の材料を問題なく接合さ
せることから、デザインの自由の度
を広げます。
■生産:工程数の削減、生産サイクル
の短縮、材料費、エネルギー費およ
び投 資 費 の節 減 を可 能 にします。 これはすべて、
1つの工程で接着とシー
リングができる、製造公差が補正で
きる、前処理が簡単にできる、穴あけ
や溶接による被着体や構造体への損
傷がないなど、1 成分形ポリウレタン
の優れた性能によるものです。
製品例
■Sikaflex®-221
( 接着力大の多目的シーリング材 )
■Sikaflex®-250 PC
( 製造ラインでのガラス接着剤 )
■Sikaflex®-252J
( 多目的接着剤 )
■Sikaflex®-254 ブースター
( 硬化促進タイプの汎用接着剤 )
■Sikaflex®-265
( 輸送機器用ガラス接着剤 )
■Sikaflex®-290 DC
( デッキコーキング )
■Sikaflex®-296
( マリン用ガラス接着剤 )
■SikaTack®-UltrafastⅡ
( ガラス交換用接着剤 )
■SikaTack®-Drive
( ガラス交換用接着剤 )
鉄道車両構造におけ
る、強大な動荷重に
耐えられる弾性接着
および弾性シーリング
製造ラインのガラス接
着はもとより、ガラス交
換 修 理でも、Sika の
ガラス接着剤によって、
異種金属接触腐食に
対して抜群の防食と最
高の質の無線波受信
が達成されます。
船舶における「トータ
ル・チークデッキ・シス
テム」、漏れ止め全般
およびガラス接着レベ
リング材、埋込み材お
よびシーリング材
2成分形ポリウレタン技術
Sika の〈2 成分形ポリウレタン技術〉
Sika の 2 成 分 形 ポリウレタン 接 着 剤
(SikaForce シリーズ)は、弾性タイプ
から構造用タイプまで用途、使用条件に
応じ幅広い製品を揃えています。
SikaForce は、Sika が開発し、特許を
取得した「環境対応技術」をベースに
しています。SikaForce の主原料のひと
つであるポリオールは、リサイクルされ
た PET ボトルを Sika の特殊技術によっ
て加工・生成されます。これにより優れ
た接着性能、抜群の物理的特性および
優れたコストパフォーマンスを実現しま
した。また、日本を始め、アジア各国で
の高温多湿な気候風土に対応した「耐
湿度(MR)グレード」も取り揃え、多
様なニーズに対応します。
使用方法
Sika の 2 成分形ポリウレタンは低粘度
から高粘度、高チクソタイプまで多様で、
手作業はもちろん、自動計量式のポンプ
システム等を用いて約 0.1mm から数 mm
の膜厚に塗布します。可使時間 / 硬化時
間は、用途に応じて数分から数時間まで
さまざまです。接着した部分の加温(最
高 100℃まで)により、貼り合わせ後の
養生時間を大幅に短縮できます。
技術上の利点
■各種被着体に対する優れた接着性能
を発揮します。
■優れた物理的特性を有します。
■速硬化タイプです。
■耐薬品性、耐老化性に優れています。
■難燃性の製品もあります。
(船舶用、
鉄道車輌用等での承認品もあります。
)
■高温多湿に対応できる製品タイプもあ
ります。
製品例
■ SikaForce®-7750 シリーズ
(低粘度、断熱サンドイッチパネル用)
■ SikaForce®-7752 シリーズ
(高チクソ性、面接着用)
SikaForce シリーズは、その物理的特
性により次のとおり分類されています。
■弾性タイプ:
SikaForce®-7550 〜 7599
■準弾性タイプ:
SikaForce®-7650 〜 7699
■構造用タイプ:
SikaForce®-7750 〜 7799
プロセスの安全を確保するため、Sikaの
システムエンジニアリングは、お客さまが
プロジェクト関連の設備や制御系を設計
しようとするときにサポートします。
用途
2 成分形ポリウレタンは、弾性接着、弾
性シーリングから構造接着等に至るま
で、広範囲な接着およびシーリングに適
しています。
用途は例えば次のとおりです。
■トラックトレーラー、
冷蔵・冷凍車、
キャ
ンピングカーおよび船舶等における断
熱用サンドイッチパネルの接着
サンドイッチパネルの製造
に使用される接着剤およ
び組み立てられたトラック
トレーラー。
マーケットフィールド「ビ
ルディング・コンポーネ
ント」
(建築用設備機器)
に属する高強度構造物、
例えば風力タービン。
■工場、倉庫などの仕切り材および断
熱壁材等の接着
■車両用ドアパネル等の接着
■船舶、バス、トラックおよび鉄道車両
等における床材の接着
■車両構造における組付け部品の接着
■電子関連部品のシーリングおよび接着
■他、各種構造部材の接着
8 /9
1成分形ポリウレタンハイブリッド技術
Sika の〈1 成分形ポリウレタンハイブ
リッド技術 〉
Sika の 1 成分形ポリウレタンハイブ
リッド接着剤・シーリング材(1 成分形
ポリウレタンハイブリッドまたは略して
「 ハイブリッド 」)は、定評ある 1 成分形
ポリウレタン技術をベースにしていま
す。そのため、この製品は、1 成分形ポ
リウレタン(8 ページ )に匹敵する高い
機械的性質を最大限に活かしています。
ポリマーは末端シリル基のため、わずか
な前処理で多種多様な部材に対して優
れた接着性が得られます。エラストマー
への硬化は、空気中の水分(湿気)の吸
収によって行われます。
使用方法
Sika のハイブリッドは、1 成分形ポリ
ウレタンと同様に通常、ペースト状で
安定しており、ハンドガンまたはポン
プシステムを使ってビード状に塗布さ
れ、厚さ数 mm の形状に仕上げます。
技術上の利点
1 成分形ポリウレタンの弾性接着の利
点は、
ハイブリッドにも当てはまります。
ハイブリッドにはさらに下記の利点も
あります。
■耐UV性および耐候性に優れています。
■わずかな前処理で抜群の接着性を示
します。
■1成分形ポリウレタンに匹敵するほど
の優れた機械的性質を有します。
■イソシアネートを含みません。
■VOCおよび溶剤を含みません。
製品例
■Sikaflex®-521 UV
( 多目的シーリング材 )
■Sikaflex®-529( スプレー式接着剤 )
■Sikaflex®-552( 多目的接着剤 )
■Sikaflex®-555( ガラス接着剤 )
塗布 /硬化温度は約 5 〜 35℃( 最適温
度は15 〜 25℃)
です。指触乾燥時間は、
製品によって異なりますが、10 分から1
時間強までの範囲内です。
硬化速度は、温度と湿度によって異な
り、標準条件下で1 日当たり数mmです。
用途
ハイブリッドの用途は、1 成分形ポリ
ウレタンとほぼ同様です。
■キャラバンなどの車両製造における
シーリングおよび接着
シャワールームの
シーリング
■パネルや住宅用コンテナのシーリン
グおよび接着
■ビルディング・コンポーネントの部
門における、例えば風力タービン、
シャワールームなどのシーリング
■家電機器および工業用器具のシーリ
ング
車両における耐 UV 性
と耐候性に優れた弾性
接着およびシーリング
住宅用コンテナの耐候性
に優れた接着およびシー
リング
2成分形変成アクリル技術
Sikaの〈2 成分形変成アクリル技術 〉
Sika の変成アクリル技術は、Sika が
新たに開発した ADP 技術に基づいた硬
化の速い弾性タイプ 構造用の接着剤
SikaFast® に焦点を合わせています。
ADP は Acrylic Double Performance
(アクリル系接着剤のダブルパフォーマ
ンス)の略で、一般のアクリル系接着剤
と違って低臭と弾性の二つのメリットを
持つアクリル技術を意味します。
使用方法
SikaFast® は、ペースト状で流れにくく、
スタティックミキサーで混合した上で
カートリッジ式のガンまたはポンプシス
テムを使って塗布します。最適の膜厚は
1 〜 3mm です。加工および硬化は常温
で行われます。可使時間は相対的に長く
なっていますが、硬化は数分以内に急速
に進行します。接着剤が自己架橋タイプ
の樹脂を含有し、硬化剤は反応開始剤
を含有しています。2 成分が混ざると反
応がスムーズに進みます。両成分の混
合によって重合は起こります。継ぎ合わ
された部分は、接着剤の反応が妨げられ
ないよう、
硬化が進むまで(セットタイム)
動かさないで下さい。
技術上の利点
SikaFast は、 多 様 な
金属およびプラスチッ
クにおいてわずかな前
処理で抜群の接着力を
得ることから、例えば家
電製品において革新的
なデザイン、革新的な
生産が可能となります。
®
SikaFast の開発は、急速に硬化する、
弾性のある構造用接着剤の新世代を作
り出しました。これは、1 成分ポリウレ
タンに当てはまる弾性接着、それも、よ
り高い強度レベルで弾性接着の多くの
利点を示します。特に優れている点は次
のとおりです。
■極めて急速な強度発現により生産サ
イクルが短縮される。
■高強度で弾性接着剤のあるメリットを
得られる。
■弾性接着の多大な利点を通して最終
製品の性質は改善され、高い振動減
衰性能、優れた耐衝撃性、優れた低
温特性が得られる。
■従来のアクリル接着剤(メチルメタクリ
レートベース)と比べて臭いが少ない。
■多様な金属、プラスチック、FRP およ
びガラスにおいて僅かな前処理で抜
群の接着力が得られる。
■スタティックミキサーを使って単純な
成分混合によって確実に混合され安
心できる。
■約 3mm の製造公差を補正できること
によって生産プロセスが簡素化される。
■ 2 イン 1 デュアルカートリッジタイプ
ですので、作業性も優れています。 用途
Sika の変成アクリル接着剤は強度の高
いレベルで弾性のメリットを得られるた
め、金属、プラスチック、FRP やガラス
などの多様な被着体を結合するため、製
造ラインスピードや修理効率を上げるた
め、溶接やリベット留めを少なくするた
めなどの構造接着および半構造接着に
最適です。これは、例えば電気機器製
造ラインにおけるような高速生産プロセ
スに焦点を合わせており、多様な下地に
塗布するのに適しています。特にステン
レスや、塗装鋼板およびプラスチックを
問題なく接着することができます。
代表的な用途例は次のとおりです。
■家庭電気製品・機械
■工業用電気製品・機械
■船舶や輸送機器
製品例
■SikaFast®-5211
(可使時間約3分、セットタイム10分)
■SikaFast®-5215
(可使時間約5分、セットタイム15分、
ガラスに対して優れた接着性)
Sika の ADP 技術に基づ
いた接着剤の十分に長い
オープンタイムと速い強度
発現により、例えば家具
の製作において生産サイ
クルが短縮されます。
■SikaFast®-5221
(可使時間約9分、セットタイム25分)
強度が高く、衝撃に強く、
船舶において溶接やリベット
留めなどの機械的接合に代
わります。
■家具調度製品
■看板
■窓の外枠およびフレーム
■ユニットバスやシステムキッチン
■自動車の修理(CBR)
■多目的修理(工場内、現場など)
10/11
エポキシハイブリッド技術
Sika の〈エポキシハイブリッド技術 〉
技術上の利点
エポキシ樹脂のさらなる開発の中で、
Sika のエポキシハイブリッド接着剤
は、ポリウレタン技術とエポキシ技術
との組み合わせによって誕生しました。
これにより、エポキシ樹脂の硬性がポ
リウレタンの弾性とぴったり組み合わ
さりました。エポキシハイブリッドは、
熱反応性硬化剤の添加により、通常約
160 〜 180℃( 特殊なケースではもっ
と低い温度 )で硬化します。
■油面の金属板およびプラスチック板
においても抜群の接着性能が得られ
ます
(2 成分形 )
。
ある一定の初期強度を達成し、特に耐
洗浄性を高めるため、この接着剤の2 成
分バリエーションが開発されました。
硬化が常温で進行し、加熱によって完
全硬化が行われます。
使用方法
Sikaのエポキシハイブリッド接着剤は、
ペースト状で流れにくくできています。
1 成分形は手またはロボットで塗布しま
す。構造接着用の製品は通例、加熱式
のポンプ装置で送り出し、約 1 〜 4mm
の厚さに塗布します。これに対し、バタ
ツキ防止用およびシーリング用の製品
は通常、非加熱式のポンプ装置を使っ
て約 5 〜 12mmの厚さに塗布します。
他に、渦流吹付け可能なタイプもありま
す。
2 成分形は、静的方法でも動的方法でも
混合でき、ロボットを使って約 8mmの
厚さに塗布します。これは、漏れ止めお
よび半構造接着に使用されます。ポッ
トライフは、製造車両のタイプに合わせ
ることができ、最大 15 分です。
■ポリウレタンとエポキシの組み合わ
せにより高い弾性と高い接着力が同
時に得られます。
■接着とシーリングが 1つの工程でで
きることで高速かつ単純な生産が可
能です。
■優れた耐老化性と耐候性により高い
防食効果が得られるます。
■異種金属の接合が可能であるため、
デザインの自由度が広がります。
■重ね塗りが可能です。
■溶剤またはPVC を含有しません。
■ほとんどの洗浄プロセスとリン酸処
理槽においても優れた耐洗浄性を示し
ます。
製品例
■SikaPower®-430
(1 成分形、
半構造用タイプ )
■SikaPower®-460C
(2 成分形、
半構造用タイプ )
■SikaPower®-490
(1 成分形、
構造用タイプ )
■SikaPower®-496
(1 成分形、
クラッシュに強い)
用途
エポキシハイブリッド技術は、工業生産
現場において、乾燥炉や塗装焼き付け炉
が存在するときに採用できます。その用
途は次のとおりです。
■特に油面の金属の接着
自動車・トラックのボン
ネット、
ドアは組立て時
にボディーの接着によ
り強度が補強されます。
■乗用車・商用車における組立て前の
ボディーの接着およびシーリング
Sika のクラッシュに強
いエポキシハイブリッ
ド接着剤によって車両
構造の安全性が高め
られます。
ラミネート接着剤技術
Sikaの〈 ラミネート接着剤技術 〉
用途
Sikaの「ラミネート接着剤技術 」
とは、
溶剤によるポリマーの溶解、あるいはポ
リマーエマルション( 水溶性 )のどち
らかをベースにする面接着剤のことです。
Sika のラミネート接着剤は、さまざま
な基本化学物質( アクリレート、各種
ゴム、ポリウレタン )の上に構築され
ており、1 成分形または2 成分形です。
硬化剤の添加が、耐熱性と接着強度を
高めることになります。
■フォイル、布、樹脂シートの面接着
ラミネ−ションには、溶剤分ゼロの反
応形ホットメルト接着剤も使用するこ
とができます
(15 ページ )。
■家具
使用方法
Sika のラミネート接着剤は液状で、ス
プレーガン、ヘラまたはローラーを使っ
て約 50 〜 200 g/m2 の量を塗布します。
水分または溶剤の蒸発( 分散 )の後、熱
( 約 130℃以下 )の吸収によって活性化
する熱可塑性膜が形成されます。部材
同士は、真空下で、またはプレスによっ
て継ぎ合わされます。このラミネート
接着剤を使用した場合、その接着面に高
い復原力が作用することがあります。手
作業に適した製品もあります。
永久的な粘着力を有する水性形感圧接着
剤です。
これは、
PSA
(Pressure Sensitive
Adhesives〈感圧接着剤〉
)
とも呼ばれま
す。この接着剤は、圧力によって冷間で層
状化され、復原力をまったく、
またはわずか
しか持たない部位に使用されます。硬化は
常温で行われます。
■車両内装、例えばドアトリム、インスト
ルメントパネル、
コンソールボックス、
ルーフ、パーセルシェルフ、Aピラー、
Bピラー、Cピラーの接着
■船室および上り階段の壁張り
■ PSA は、特に車両内のフェルト、キ
ルト、繊維布、発泡材、厚手のフォイ
ルおよび床張りに適しています。
技術上の利点
■継ぎ合わせた直後に接着力が得られま
す。
■高い初期応力を吸収します。
ドアパネルの
トリム接着
■優れた耐老化性が得られます。
■くもりやガスの放出がわずかです。
製品例
■Sika®Coll-4300
(2成分形ポリウレタン水性形コンタ
クト接着剤 )
■Sika®Coll-4400 シリーズ
( 水性形感圧接着剤 )
■Sika®Coll-4600
( 溶剤形コンタクト接着剤 /トルエン
フリー)
船室内の壁クロス張り接着
環境との調和の観点から、水性形が溶
剤ベースのラミネート接着剤に取って
代わりつつあります。さらなる開発によ
り、Sika は、水性形の性能を、溶剤ベー
スの製品のそれをも超えるレベルまで引
上げることに成功しました。
バス内部における床張り材
または床下収納庫表面カ
バーの接着
12/13
ホットメルト技術
Sika の〈 ホットメルト技術 〉
Sika のホットメルト接着剤技術( ホッ
トメルト )は、物理的に結合する熱可
塑性ポリマー系の非反応性接着剤で、
製 品 の種 類 に応 じて変 成 ポ リ ア ミ ド
(PA)、ポリエステル(PES)またはポリ
プロピレン(PP)からなります。これに
より、市販の下地材料のほとんどすべて
に適した接着剤として提供することがで
きます。このホットメルトは 1 成分形
で、溶剤分ゼロです。これは、常温にお
いて固体であるので、施工前に融解しな
ければなりません。その特に優れている
点は、高い初期強度で、これは物理的結
合により分かります
( 液体集合状態から
固体集合状態への移行によって)。ホッ
トメルト接着剤による接着部は、融点
より高い温度への加熱によって溶解で
き、さらにその後、改めて接着すること
もできます。
使用方法
Sikaのホットメルト接着剤は、施工時、
約 140 〜 200℃に加温します。この範
囲内では液状で、ローラーまたはスプ
レーガンを使って約 30 〜 100 g/m2 の
量を塗布します。塗布した直後、軽く
圧力をかけることによって被接着体は
完全に継ぎ合わされます。
ユニークなバリエーションとして、感
圧ホットメルト接着剤、PSAホット
メ ル ト があります。PSA 、すなわち感
圧接着剤は、接着面に永久的な粘着力
を与えるのが特長です。継ぎ合わせは、
塗布部材を下地に押し付けて行います。
特に有利な点は、エンドユーザーが、
予め塗布されている部材を購入できるこ
とです。つまり、塗布済みの部材であれ
ば、エンドユーザーは剥離紙を剥がし
さえすれば直ぐに接着できるのです。
用途
ホットメルト接着剤は、極端な温度負
荷を受けないプラスチック、テキスタ
イルまたは繊維材料の接着に使用され
ます。これに属するのは、例えば次の用
途です。
■自動車内空間、例えばエアダクト、
外気用フィルターまたはPPプラス
チック部材の前処理なしの接着
■冷蔵庫および冷凍庫のシーリング
PSAホットメルト接着剤は、特に面結合
部材の、復原力なしの粘着接合に適して
います。例えば、
・カーペット
・フェルト、発泡材、厚手のフォイル
・断熱材および遮音材
技術上の利点
自動車の
エアダクトの接着
■生産の高速化が可能です。
■ PPプラスチック部材が前処理なし
で接着できます。
■取扱いが簡単で、高いプロセス安全
性が得られます。
■くもりやガス放出がわずかです。
■耐老化性に優れています。
■溶剤は不要です。
■可使時間が無制限
(PSA)
です。
製品例
■Sika®Melt-9170
■Sika®Melt-9270(PSA)
冷蔵庫、冷凍庫の
断熱用注入発泡材
の流れ止め
自動車室内のカー
ペットの接着
反応形ホットメルト技術
Sikaの〈 反応形ホットメルト技術 〉
技術上の利点
Sika の反応形ホットメルト接着剤は、
常温において固体で、ポリウレタン・プ
レポリマーをベースにしています。こ
の技術は、ホットメルトの特性を反応
形ポリウレタンの特性と組み合わせる
ものです。
■速硬化により生産の高速化が可能です。
冷却時に液体から固体へと変わること
により、十分な早期強度が達成されます。
空気中の水分との反応により、接着剤
はたちまち、融解可能な熱可塑材から再
融解不可能なエラストマーに変えられ
ます。従って、非反応形ホットメルト
接着剤より高い耐熱性を発揮します。
使用方法
Sika の反応形ホットメルト接着剤は、
加工時、約 120 〜 160℃に加温します。
この範囲内では、低粘度の液状です。
この接着剤は、スプレーガン、ビード
塗布機またはローラを使ってその時々
の用途に合った厚さに塗布します。
■空気中の水分による硬化システムに
よりクリープ特性と耐熱性がかなり
向上します。
火炎ラミネ−ションに
取って代わるものと
してのテキスタイル /
フォーム接着または
テキスタイル / キル
ト接着
■強制冷却が不要なので、水性形およ
び溶剤ベース系と比べて設備投資が
わずかです。
■高い最終強度を示します。
■被着体の幅が広くとれます。
■くもりとガス放出がわずかです。
製品例
■Sika®Melt-9630( 擬似塑性 )
■Sika®Melt-9670( 結晶質 )
用途
反応形ホットメルト接着剤は、テキス
タイル、プラスチックおよび他の多孔
質母材の接着に適します。金属に対す
る接着力には限度があります。
この接着剤は特に次の用途に適してい
ます。
■自動車のドア内張りまたはパーセル
シェルフなどのテキスタイル部分の
耐熱ラミネ−ション
■家具正面のラミネ−ション
■ウレタンフォームの接合
( 火炎ラミネ−ションの代わり)
■車両の内装部分、例えばリテーナま
たはドアサイド部分の急速接着
大きい熱負荷を受ける
パーセルシェルフの接着
反応形ホットメルトによる
ドアサイドパネルトリム、
クリップの接着が短時間
で可能です。
14/15
ブチルゴム技術
Sika の〈 ブチルゴム技術 〉
用途
Sika のブチルゴムは、シーリング材と
して使用されますが、ここでは、ペース
ト状の製品と予めテープ状に作られた
製品とに区別します。
■シーリング全般
(再び剥がすことができる)
ペースト状の製品は、溶剤を含有しま
すが、溶剤はゴム物質を残して蒸発し
ます。
テープ状製品は溶剤分ゼロで、PSA
(13/14 ページ )と同様、持続的な粘着
力を持つ表面を特長とします。
ブチルゴムは純然たるシーリング材で、
化学的に硬化するのでなく、可塑性が持
続します。
■キャラバン、バス、トラック
■家庭用器具および家庭用機器
■換気装置
技術上の利点
■シール部分から再び剥がすことができ
ます。
■特別な前処理なしで多様な被着体に
対して高い接着力を示します。
■抜群の耐湿性を有します。
■防食性に優れています。
使用方法
ペースト状の製品は、ガンまたはポン
プシステムを使ってビード状に塗布し
ます。膜厚は数mm単位の範囲内です。
成型されたテープ状の製品は、剥離紙
を剥がした後、手で押し付けて貼ります。
各種サイズがそろっています。
ブチルゴムは完全に硬化しないので、
シーリングに使用した場合、そのシー
ル部分から再び剥がすことができます。
■加工プロセスが単純かつ急速になりま
す。
(特にテープ製品の場合)
■遮音特性に優れます。
(例えばSikaDamp®、18ページ)
製品例
■SikaLastomer®-710( ペースト状 )
■SikaLastomer®-831( テープ )
ブチルゴムによるシーリング
は金属構造部材において高
い耐湿性と防食性が得られ
ます。
キャラバンの継目部分にブ
チルゴムテープを貼ることに
よって素早く簡単にシーリン
グができます。
家庭用機器および家
庭用装置においてあら
ゆる種類のシーリング
が可能です。
シリコーン技術
Sikaの〈 シリコーン技術 〉
技術上の利点
Sika のシリコーン製品は、反応系シー
リング材のグループに属します。これは、
溶剤分ゼロのポリオルガノシロキサン
をベースにしており、ポリ重合によっ
て接着力が構築されます。
■温度変化に極めて強いのが特長です。
硬化は、空気中の水分を吸収して行わ
れます。その際、反応のタイプにより少
量の揮発性生成物が発生します。
■耐紫外線性と耐候性に優れます。
■耐湿性に優れます。
■ガラス、セラミックおよび金属に対
する高い接着力を発揮します。
■低温下でも高い弾性と柔軟性を有し
ます。
Sika が提供するシリコーン製品は通常
1成分形です。
■優れた作業性、特に、周囲温度に左
右されずに押し出し性が良いのが特長
です。
使用方法
■高い弾性を有します。
Sika のシリコーンは、ペースト状で垂
れ性が優れています。ガンまたはポン
プを使ってビード状に塗布します。こ
れは特に目地のシーリングに役立ちま
す。
用途
Sika のシリコーン技術は、特に温度変
化と紫外線に強いシーリング面を要求
されるときに使用されます。
製品例
®
一般的なシーリング材 )
■SikaSil(
®
■SikaFiresil(
難燃性シーリング材 )
■SikaFiresil® Marine
( 船舶用難燃性シーリング材 )
代表的な用途は次のとおりです。
■振動および紫外線の強いあらゆる種
類の弾性シーリング
■冷蔵庫、冷凍庫、温室パネルなど
■換気ダクトのシーリング
■高度の防火対策が要求されるガラス
窓や目地のシーリング
船舶構造におけるケー
ブルダクトの防火シー
リング
■SikaFirestop® Marine および
Sika® Assembly Foam OZ plus
Marine と組み合わせて船舶のケーブ
ルダクト防火に使用
調理プレートの耐熱
性シーリング
16/17
遮音・制振・構造補強技術
Sika の〈 遮音・制振・構造補強技術 〉
Sikaの遮音・制振・構造補強技術は、ま
ず第一に自動車において騒音と振動を減
衰させ、構造を補強する一群の多彩な製
品品目のことです。これらは、「輸送」、
「マリン」ならびに電気機器の市場にお
いても使用することが可能です。これら
の製品は、ブチルゴム、エポキシ、熱可
塑性プラスチックなどのさまざまな技術
をベースにしています。ほとんどの製品
は、例えばSikaBaffle®やSikaReinforcer®
などは、加熱により発泡剤の化学的分解
により膨張します。遮音製品が多種多様
であることから、その化学作用と反応メ
カニズムは、加工法および使用法とも合
わせて、製品グループごとに考慮する必
要があります。
SikaBaffle®製品は、熱可塑性プラスチッ
クかゴムのどちらかをベースとする製品で
す。熱可塑性プラスチックは、三次元CAD
デザインを使って設計される射出成形品
のことです。これは体積比で1000%まで膨
張し、車両内部へのノイズ、ホコリおよび
湿気の進入を防ぎます。押出成形されたゴ
ムをベースにするSikaBaffle®製品は粘着
接着タイプで、特に狭く小さな中空部のシ
ーリングに適しています。
変成PPSをベー
Sika® Structure製品は、
ス にしており、主 にSikaReinforcer® と
®
組み合わせて使用します。射出成形が可 SikaBaffle はノイズ、
ホコリおよび湿気の進
能であり、耐衝突特性向上や局部的なボ
入を防ぐためピラー等
ディー剛性向上に使用されます。
に充填します。
®
SikaSeal 製品は、ブチルゴムをベースに
しており、ボディーのシーリングに使用し
ます。これは、成形されたテープタイプと
ポンプで施工するタイプがあり、また、膨
張性タイプと非膨張性タイプがあります。
Sika® Cufadan® PU-Red は、特に船舶
床用に開発されたポリウレタン系の多層
弾性制振システムです。
技術上の利点
■車両および船舶の室内、ならびに家庭
用器具における騒音および振動を減少
させます。
SikaDamp® は、自動車
ボディーパネルにおける
振動を低減させます。
■車両室内を極めて静かで快適と感じら
れるようにします。
■内空間から騒音、水分、湿気およびダ
ストをシャットアウトします。
■ボディー全体を、剛性またはクラッシュ
特性を損なうことなく軽量化できます。
■ボディー構造の局部的補強により受動
的安全性を高めます。
SikaDamp ®製品は、ブチルゴムをベー
スにする高性能 2層軽量制振材です。こ
れは、自動車ボディーパネルや電気製品
における振動を減衰させます。
SikaDamp ®製品は、厚みは通常1.5mm
で、要求に合ったサイズ、形に打抜き加
工することができます。
■自動 車 部 門において開 発 段 階から
CAD/FEM を使ってコーエンジニアリ
ングとコーデザインを導入できます(21
ページ)
。
SikaReinforcer ®製品は、エポキシ系の
加熱反応形補強材です。成形品は、体積
比で50〜200%膨張し、ボディーの一部
分の剛性向上を可能にし、耐衝突特性を
向上させることが可能です。
SikaReinforcer®を使用することにより、
鋼板厚を低減、補強鋼鈑の削減が可能で
す。この製品はさらに、ボディーからの振
動の低減、集中応力によるクラック防止、
およびタンク注油管付近のシーリングにも
使用できます。
■SikaBaffle®-250( 射出成形タイプ )
製品例
■SikaBaffle®-229( 粘着接着タイプ )
■SikaDamp®-620/-630
■SikaReinforcer®-911/-913
■SikaSeal®-708/-710/-772/-831
SikaDamp® および
SikaBaffle® はトラック
のキャビン部における
振動を低減させます。
工業用製品群
工業生産現場におけるシーリング、接着、遮音、制振、
補強および保護のためのプロセス材料
製品グループ
テクノロジー
®
SikaBaffle (シーカバッフル)
遮音材
®
Sika Coll(シーカコール)
ラミネート接着剤
ページ 概略
18
熱可塑材またはゴムをベースにする遮音材
13
2成分形ポリウレタン水性形コンタクト接着剤、水性形感
®
®
Sika Cufadan PU-Red
制振材
圧接着剤、溶剤形コンタクト接着剤 /トルエンフリー、
18
船舶床張り用の多層弾性制振システム
18
ブチルゴムをベースにする軽量制振シート
2 成分形変成アクリル
SikaFast®(シーカファースト)
11
硬化の速い弾性タイプ構造用接着剤
SikaFiresil®
シリコーン
17
シリコーン系の難燃シーリング材
1 成分形
8
(シーカクファダン ピーユーレッド)
SikaDamp®(シーカダンプ)
制振材
(シーカファイアーシル)
Sikaflex®-200 シリーズ (シーカフレックス)
食器洗浄機などの家電
製品や工業用電気製品
によって発生する騒音
への効果的な防音対策
は SikaDamp®
Sikaflex®-300 シリーズ
(シーカフレックス)
Sikaflex®-500 シリーズ
(シーカフレックス)
Sikaflex®-600 シリーズ
(シーカフレックス)
®
Sikaflex -800 シリーズ
(シーカフレックス)
水分(湿気)で硬化するポリウレタン系のシーリング材
ポリウレタン
および接着剤
1 成分形
熱および水分(湿気)で硬化するポリウレタン系接着剤
8
ポリウレタン
1 成分形
10
末端シリル基のポリマーで、水分(湿気)で硬化する
ポリウレタンハイブリッド
ポリウレタン系のシーリング材および接着剤 1 成分形
熱間で塗布される、水分(湿気)で硬化する
8
ポリウレタン
1 成分形
8
ポリウレタン系接着剤 水分(湿気)で硬化する難燃作用を有する
ポリウレタン
ポリウレタン系のシーリング材および接着剤 SikaForce®(シーカフォース)
2 成分形
9
2 成分形ポリウレタン系接着剤
ポリウレタン
16
ブチルゴムベースの永久弾性シーリング材
®
SikaLastomer ブチルゴム
(シーカラストマー)
Sika® Melt(シーカメルト)
ホットメルト / 反応系ホットメルト14/15 反応性および非反応性のホットメルト接着剤
SikaPower®(シーカパワー)
エポキシハイブリッド
12
®
SikaReinforcer 熱で硬化するポリウレタン・エポキシハイブリッド
接着剤
構造補強材
18
熱反応性のエポキシ系補強材
SikaSeal®(シーカシール)
遮音材 / シール材
18
ブチルゴムベースのシーリング材
SikaSil®(シーカシル)
シリコーン
17
シリコーン系シーリング材
構造補強材
18
変成 PPS ベースの補強材、SikaReinforcer® と
(シーカリインフォーサー)
®
Sika Structure
(シーカストラクチャー)
®
SikaTack (シーカタック)
1 成分形
ポリウレタン
8
組み合わせて使用
熱間で塗布され水分(湿気)で硬化するポリウレタン
接着剤
ご注意:当パンフレットは Sika グループの製品とサービスを紹介しておりますので、
一部日本では提供できない製品やサービスもございます。ご了承ください。
18/19
Sika サービス−お客さま本位の問題解決
研究開発(R&D)
テクノロジーは、高品質を保つSika の
プロセス材料の基礎をなしています。
それでも、これだけで成功が約束される
わけではないことをSika は自覚していま
す。成功に至るまでには、常に最高の質
のサービスをもってプロの力をフルに
発揮していくことが不可欠です。これは
Sika にとって、マーケットの要求、お
客様のニーズに的確に応えていくこと
を意味します。ワールドワイドに、人
から人へ。
Sika の研究開発への取組み方は、自分
探しの旅と同じです。日々新たなり、
すなわち、今日の自己の革新が、明日の
競争に勝つことの基礎となるのです。こ
うして常に最新の技術から生まれる工業
プロセス材料が、お客様に利益をもた
らし、競争を優位に導きます。
グローバルなネットワーク
迅速なノウハウ移転
スイスの研究開発センターは、
ドイツ、
スペイン、フランス、米国および日本
の技術センター、ならびに、50 余カ国
にあるローカルラボによってサポート
されています。この組織ネットワークが、
迅速なノウハウ移転を可能にし、研究
成果についての迅速な情報交換も含め
て広く世界のマーケットを極めて身近
なものにしています。世界中のどこのお
客様も常に同じサービスが受けられます。
中核部門
研究開発の中核部門は次のとおりです。
■弾性接着剤 /シーリング材
■構造用接着剤
■遮音材および防音材
■床張りおよびコーティング
お客様本位の研究活動
研究活動は、お客様の問題解決に向け
られており、これには、製品そのものと
並んで必要な施工技術も含まれます。
研究開発では、その日々の革新を、未来
の技術と製品のための基礎とし、その成
果がSika の専門技術―シーリング、接
着、制振および保護
( 防火保護 )―をよ
り強力なものにしていきます。
3 大陸の技術センターが、
迅速な技術移転を可能
にし、マーケットを身近な
ものにしています。
Sika は研究開発への
投資を惜しみません。
今日の自己の革新が、
明日の競争に勝つこと
の基礎となるからです。
写真は日本シーカ(株)
の研究棟です。
音響関連のコ‐エンジニアリングとコ‐デザイン
自動車業界における品質への要求は強
まる一方です。それと共に、関連業者
への要求も強まってきました。その要
求に応えるため、研究開発
(20 ページ )、
システムエンジニアリング(22 ペー
ジ )および技術サービス(23 ページ )
のスペシャリストたちによる専門的サ
ポートを、音響用および構造補強用の
プロセス材料のCAD/FEM支援の開発
部門のエキスパートが補完しています。
彼らは、ヨーロッパ( スイスおよびベル
ギー)
、北アメリカ( 米国 )およびアジ
ア( 日本 )の 3 大陸において最適な解決
を目指して活動しています。
お客様と協力する、お客様の立場に立っ
た開発
Sika では、開発の第一歩から製品の実
用化に至るまでのコ‐エンジニアリング
とコ‐デザインの部門において適任の専
門家がお客様と緊密に協力して働いて
います。常にお客様の近くにいられるよ
う、ワールドワイドなキーアカウント
マネージメントはもとより、「 レジデ
ントエンジニア 」システムも整ってい
ます。レジデントエンジニアは、お客
様と共同で仕事をするだけでなく、お客
様サイドの開発プログラムに最初から
参加する形で活動します。
音響テストセンター
ボディーの遮音および構造補強のため
の Sika 製品の性能を評価するために、
音響テストセンターが米国(マディソン・
ハイツ)にあります。この最新テストセ
ンターの総面積は 30,000 m2、反響音
室と無響音室、シャシ・ダイナモメータ
−、風洞、加熱炉など各種設備を備え
ています。これらを使用した、テスト環
境により、Sika では、現実に近いさま
ざまな実験を行うことが可能です。
コストダウンと効率アップ
これらの総合的なバックアップにより、
Sikaでは初期の設計段階から参画するこ
とが可能です。これは、お客様が開発の
仕事、開発の費用、開発のリスクを軽減
する際に役割を果たします。加えて、開
発に要する時間は短縮され、実用までの
効率アップが図れます。
Sika のエンジニアリン
グとデザインの技術者
は、遮 音 / 構 造 補 強
材の評価の為に自動車
メーカーと効果的な開
発、価格低減を行うこ
とが可能です。
米国にある、特に反響
室と無響室を備えた音
響 テストセンターの
30,000 m2 のスペース
が、開発段階ですでに
現実に近い実験を可能
にします。
20/21
システムエンジニアリング
Sika の〈 システムエンジニアリング 〉
部門は、あらゆるマーケットフィール
ドにおいて接着剤を扱うお客様の大規
模プロジェクトを技術面でサポートし
ます。スイス
(ヴィーデン)
のコーポレー
トシステムエンジニアリングを、ドイ
ツ、フランス、イタリア、英国、日本お
よび米国にあるローカル組織が補完し
ます。
利用技術に関する実現性の確認
研究開発との協力
お客様に新たな道を開拓していただける
よう、
システムエンジニアリングでは、
利用技術に関する実現性の確認を行い
ます。それで、新規プロジェクトのリ
スクと実現の可能性を探ることができ
ます。そのため、お客様の革新的なプロ
ジェクトにSika がパートナーとして参
加させていただくケースは多々あります。
システムエンジニアリングは、生産お
よび研究開発と緊密に協力しています。
全製品が、開発後、システムエンジニ
アリングでテストされます。製品は、
お客様の手に渡る前にありとあらゆる種
類のテストに合格していなければなりま
せん。
装置コンセプトおよび用途コンセプト
方法およびプロセスのアドバイス
メーカー各社の装置をテストし、製品
ごと、または用途ごとの装置スペックを
作成します。Sikaは、大手装置メーカー
と長年協力してきたことで広く世界に良
きパートナーを持っています。自主独
立の立場から、Sika は、お客様にご希
望のメーカーの装置技術を活用してい
ただけるよう調整します。
接着技術の経験をまだお持ちでないお客
様に対しては、システムエンジニアリ
ングが、方法およびプロセスについて責
任をもってアドバイスをします。この
サービスでは、生産の経済性を第一に
重要視します。
トレーニング
さらに、システムエンジニアリングで
は、お客様向け、スタッフ向けの特別な
トレーニングを実施します。接着技術
はまだ比較的若いので、お客様のスタッ
フの方々に、接着技術上の問題を首尾
よく解決してもらえるよう、そのような
トレーニングの場で接着技術を習得し
ていただきます。
システム構築とその導入におけるサポート
接着剤工程を最適に配備できるよう、
Sika は、生産プロセスの設計にあたっ
て最高の技術をもってお客様をサポー
トします。Sika はそこで、すでに現実に
ある生産現場での豊富な経験と、さまざ
まな利用技術についての幅広いノウハ
ウをお客様にお伝えできることと確信し
ます。
日本でのアプリケーションにおい
ても充実したサポート体制でお客
様の立場に立った解決をご提案
していきます。
スイス国内の「コーポ
レートシステムエンジニ
アリング」にある面積
600 m2 の客先プロジェ
クト専用ルームです。
更に、3大陸にあるロー
カル組織が、接着技術
上の問題のトータルな
解決に向けて専門的ア
ドバイスを保証します。
大手メーカーの最新式
のポンプ装置とロボッ
トが、お客様独自のご
要求を十分発揮できる
ようにします。
技術サービス
一連の広範なテストによって、対象製品の寿命期間の接着機能
またはシーリング機能が確かめられていきます。
5 大陸にまたがる 10 数カ国の技術サー
ビス組織が、広く世界のお客様に最高
級の技術サービスを提供いたします。
すべての国がどの技術サービス組織を
も活用することができます。ローカル
技術サービス組織の中心にあるのは、
コーポレートテクニカルサービス
( チューリッヒ )です。コーポレート
テクニカルサービスと研究開発は密接
な関係があるため、重要な責任のある製
品導入や基礎データの作成にも貢献し
ています。
サービス内容
どのプロジェクトも、技術サービスの
スタッフがセールスエンジニアと共同
で分析します。リスク分析は、資金面
と組織面ばかりでなく、環境、技術およ
び間接損害のテーマともども行います。
プロジェクト実践の段階で、技術サー
ビスは、テストの実施、およびデザイン
の確認を担当します。これに伴い、技術
サービスは、お客様に必要な方策を推
奨し、問題解決に役立つサポートを行
うことができます。
接着確認試験
確認試験は、適当な前処理法の評価、
ならびに、対象製品の予測寿命期間の接
着機能またはシーリング機能を確かめる
のに必要なあらゆるテストを含みます。
トレーニング
コーポレートテクニカルサービスは、
社内トレーニングにおいて社外トレー
ニングにおけると同様の中心的役割を
担います。豊富な経験( 特にローカル
技術サービスのそれも含めて)はこのト
レーニングの中で大いに活かされ、それ
によって、最新技術のノウハウがお客
様に、そしてスタッフの方々に伝えられ
ていきます。
5 大陸にまたがる技術
サービス組織の分析結
果は、社内トレーニン
グの場にも社外トレー
ニングの場にも生かさ
れ、即時のノウハウ移
転を可能にします。
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Sika のグローバルネットワーク
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