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Canvas 12の新機能について
Canvas 12 は次の新機能を提供します。
より優れたテクニカルイラストレーションのコントロールと編集機能:シンボルライブラリー、シンボルス
トローク、スマートベクトル塗りツール、スマート結合、そして面積/周囲でのスケール機能。詳細は、
「テクニカルイラストレーションとコントロールの機能強化」をご覧ください。
テクニカルイラストレーションのワークフローにおけるより強化された統合性:新しい3Dビューツールと
強化されたAutoCADファイルのサポート、WebCGMを含めたCGM4ファイルのサポート、幾何学インポー
トとエクスポート、マルチ保存、そしてEXIFデータの表示。詳細は、「より優れたワークフローの統合」
をご覧ください。
テクニカルデータの発行、プレゼン、そして共同作業のための機能強化:改善されたリンクマネージャ
(ホットスポットのサポート)や、新たに追加されたページナビゲーターとフローチャート機能。詳細は、
「パブリッシング、プレゼンテーション、共同作業の関する機能」をご覧ください。
使い勝手の強化:ドッキングペインとその他のユーザビリティーの改善。詳細は、 「使い勝手の強化」を
ご覧ください。
テクニカルイラストレーションとコントロールの機能強化
Canvas 12にはテクニカルイラストレーションの作成や編集をより容易に行える沢山の新機能が含まれています。
シンボルライブラリー
オリジナルのシンボルを作成し、新しいCanvasシンボルセットとして簡単に管理できます。
Canvas 12では、どんなベクトルオブジェクトでもシンボルとして保存することができ、ま
た数多くの一般的に使用される非常に専門技術的なシンボルも含まれています。新たに改良
されたシンボルライブラリーパレットを使えば、あなたのユニークなワークフローに合わせ
てシンボルにキーワードを追加したり、分類し直したりして大量のシンボルを効率よく管理
することができます。
シンボル ストローク
Canvas 12ではシンボルを使ってペン ストロークを作成できます。シンボル ストロークを使
えば、繰り返えされるシンボルのモティーフで簡単に線を描くことができます。
スマートベクトル塗りツール
スマートベクトル塗りツールを使えば、重なり合うオブジェクトなど
で形成される視覚的に閉じられた領域を素早く色塗りすることができ
ます。オブジェクトが重なり合う“仮想の閉じた領域”をクリックする
だけで、任意の塗りインクでその形のオブジェクトを作成し色塗りで
きます。
スマート結合
新たに搭載されたスマート結合コマンドは、オプションの
設定条件を満たす複数の線分オブジェクトを一度に結合し
ます。
面積/周囲でスケール
新たに追加された面積/周囲でスケール機能は、単純なベクトルオブジェクトを面積あるいは周囲の値を基に素早くスケー
ルします。値は絶対値あるいはパーセントで設定することができます。
より優れたワークフローの統合
Canvas 12は技術的なデータを編集し可視化するための統合された非常に精密なテクニカルイラストレーション
とパブリッシング環境を提供します。最も一般的なものからかなり専門的なものまで、100種類以上のファイル
を読み込むことができ、また80以上のファイル形式で書き出すことができます。Canvas 12では更に機能強化さ
れています。
3Dビューと強化されたAutoCADファイルのサポート
最新のAutoCAD® DXF/DWG 3Dファイルを閲覧、レイアウトするこ
とができます。3Dファイルをインポートしたら、プレビューをX、Y、
Z軸に回転、照明効果を適用、スケールの調整、ワイヤーフレームでの
表示などが可能です。Canvas 12は、AutoCAD® 3Dファイルを利用
したドキュメント作成のワークフローにシームレスに対応します。
CGM4ファイルのサポート(WebCGMを含む)
CGMとWebCGMファイルのインポート、編集、エクスポートに対応しています。
Canvas 12はバージョン 4の CGM-PIP I/II (Petroleum Industry Profile) や
CGM-ATA (Airline Transportation Association) を含めた最新のCGMファイル
形式をサポートしているのでCGMファイルを利用したドキュメントの作成の
ワークフローに最適です。また、Canvas 12ではCGMファイルをインポート、
編集する際、WebCGMのタグが維持されます。ファイルの編集、視覚的に加工
した後は、CGMの作業環境と特化したCGMアプリケーションにファイルをエク
スポートすることができます。Canvas 12のCGMファイルのワークフローへの
対応は、CGMファイルのWebでの公開を含めたビジュアル・プレゼンテーショ
ンに新しい可能性をもたらします。
幾何学インポートとエクスポート
オブジェクトの正確な幾何学データをインポートおよびエクスポートできます。新しく追加された幾何学イン
ポートとエクスポート機能は、オブジェクトを正確な数学的数値データとして書き出し、また読み込みます。こ
れはMicrosoft® Excel® などの表計算ソフトとのパワフルな統合を可能にします。長方形、楕円、線、多角形、
ベジエ曲線や孤などの幾何学的寸法や位置の数値データを正確に設定、変更することができます。
オブジェクトプロパティー( テーブルビュー)
オブジェクトプロパティー (テーブルビュー) パレット使って、Canvasで直接、表計算のようなグリッドにオ
ブジェクトの幾何学データを閲覧することができます。「プロパティーで選択する」コマンドを使って、プロパ
ティーを基にオブジェクトを選択したり、「プロパティーで統計を取る」コマンドを使って、サポートする数値
幾何学データの統計を計算したりすることができます。
マルチ保存
Canvasドキュメントを同時に複数のファイル形式でエクスポートすることができます。
マルチ保存機能を使えば、一回のクリックでドキュメントを指定する複数のファイル
形式で保存することができます。BMP、CGM、GIF、JPG、PCX、PDF、PNG、TGA、
TIF形式が現在サポートされています。
EXIFメタデータ
インポートするデジタル画像(主に写真)に含まれる、日付、撮影時
間、絞り値、シャッタースピード、焦点距離やISO感度などのカメラ
設定、GPS座標、高度やその他のGISデータなど、EXIF
(Exchangeable Image File Format) メタデータを閲覧することがで
きます。
パブリッシング、プレゼンテーション、共同作業の関する機能
リンクマネージャ(ホットスポットのサポート)
ハイパーリンクをドキュメントに追加してエクスポートすることができます。グラフィック、画像、テキストに
リンクを追加して、PDFあるいはHTMLファイルとして保存できます。また、ホットスポット(画像上でリンクさ
れた部分的な領域)を作成し、PDFファイルとして書き出せます。テクニカルドキュメントに対話性と連結性を
追加することができます。
ページナビゲーター
複数ページからなるドキュメント内を素早く移動できます。ページナビゲーターパレット
では、複数ページのイラストレーション、パブリケーション、アニメーション、プレゼン
テーションドキュメント内をページのサムネールプレビューをクリックするだけで瞬時に
移動することができます。ページナビゲーターは、スクリーンの右側にドッキングしたり、
引き離したりして利用でき大変便利です。
改善されたフローチャートツール
新たに追加されたフローチャートパレットを使えば、“自動的”
と言ってよいほど簡単に、新たな速度と柔軟性でリッチな
データフローチャートを作成することができます。オリジナ
ルのシンボルを作成して利用することもできます。
後から、シンボルの色、形、サイズを変更したり、矢印の種類を変更することもでき、柔軟にフローチャートを作
成できます。シンボルを移動してもシンボルとシンボルを結ぶ線は自動調整されます。
使い勝手の強化
ドッキングペイン
パレットと作業エリアを効率的にコントロールできます。必要に応じて、複数の主要なCanvasパレットを簡単に
素早く表示、配置、ドッキング、あるいは引き離すことができます。ドッキングされたパレットはナビゲーション
タブをクリックするだけで表示の切り替えが可能です。ドッキングペインを一時的に閉じることもでき、視覚的に
複雑なプロジェクトのための貴重な作業スペースを確保するのにも役立ちます。
数多くのワークフローの改善
Canvas 12には多くのユーザーインターフェイスの改善が施されています。エーカーでの面積の表示、プロパ
ティーバーでの数値フォーマット、座標フォーマットや面積フォーマットの変更、そしてX、Y軸の方向の表示、
ツールバーにはデフォルト属性の設定ボタンが追加されています。また、内部的な機能では、(特にGISドキュメ
ントにとって重要な)サポートする総アンカーポイント数が増加されています。