リリースノート

Canvas X 16/Canvas X 16 GIS
ビルド 2163 リリースノート
新機能ならびに改善点
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64-bit OS にネイティブ対応
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高 DPI 設定で高解像度モニターに対応。
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画面アイコンのリニューアル。
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1 億個以上のオブジェクトで構成されたファイルを開く事に対応(PC の性能にも依存)。
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一部の操作(グループ、消去、複製、移動、回転、ストロークやストロークカラーの
適用、元に戻す/やり直し)において最適なスピードで操作を行う事が可能。
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PDF 書き出しの際スポットカラーをサポート。
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CGM 読み込み/書き出しの改善(フォントサイズ変更や弧への対応)。
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AutoCAD® DWG/DXF 2013 ファイルのサポート。
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ドッキングペインへプリセットパレットの追加が可能。
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ポップアップカラーパレットにロックアイコンを追加。(ポップアップカラーパレッ
トはツールボックスから引き出す)ロックをかけると最後に使用したインクタイプを
維持することが出来、インクタイプはペンインクと塗りインクそれぞれに適用可能。
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ツールボックスからポップアップしたカラーパレットにテアーオフアイコンを追加。
テアーオフアイコンを掴んで、ツールボックスからプリセットパレットを画面にフロ
ーティングしたりドッキングペインに収めたりすることが可能。
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ペンストロークの単位は属性パレットの単位と同期。
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比率を維持して描かれた点線は[P]マークがプリセットパレットの点線右となりに表示
される(比率を維持すると点線と間隔はストロークの幅によって調整される)。
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矢印に以下のマークを追加:

(黒)S:矢印のサイズはペンの幅に調整

(青)S: 矢印のサイズはペンの幅に調整されペンインクのカラーが矢印に適用

(黒)C: ペンインクのカラーが矢印に適用
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属性パレットにお気に入りアイコンを追加。
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現行ドキュメントに描かれたベクトルオブジェクトに使用されたインクは、インクリ
スト(お気に入りインクリスト含む)に読み込み保存したり(その場合は現行のもの
と差し替え)、追加したりすることが出来る。
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プリセットパレットのインクタイルサイズを変更することが可能。
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[インク置き換え]パレット内に[カラーアイコンを表示]オプションを追加し、パレット
内のそれぞれのカラーをタイプ別(RGB、CMYK、スポットカラー)に表示することが
可能([インク置き換えパレット]は編集メニュー>インク置き換えから表示)。
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ダイレクトグループ選択ツールでグループ化されたオブジェクト内の個々のオブジェ
クトまたは複数のオブジェクトをグループ解除することなしに、選択、移動、パスの
編集をすることが可能。それらのオブジェクトを選択する場合は、ダイレクトグルー
プ選択ツールでグループオブジェクトの周囲をドラッグ。
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異なるレイヤー上にまたがった複数のオブジェクトがドキュメントレイアウトパレッ
トで選択されている場合、それらのオブジェクト全てを編集メニュー>全て選択
(Ctrl+A)で選択可能。
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オブジェクトに名前を付けるには、ステータスバー上の[名前]をクリックし新規名を入
力。
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ICO ファイルは 255 x 255 ピクセル内であれば読み込みや書き出しが可能。
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プロパティーバーに[文字コード表]を追加(テキストツールで画面上をクリックするか
テキストオブジェクトを編集モードにすることで使用可能となる)。
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整列パレット内の[選択範囲の境界枠]オプションはプロパティー上からでも選択可能。
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[フォントサイズを標準化]コマンドがテキストメニューに追加。テキストオブジェクト
に縦横同じ縮尺率が適用されている場合、フォントサイズは縮尺率を 100%に再設定
し調整される(例:12pt のフォントサイズに対して縦横 200%の縮尺が適用されてい
る場合、[フォントサイズを標準化]コマンドを選択すると、フォントサイズは 24pt に
再調整され、縦横の縮尺は 100%に再設定される)。
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1,000 個以上のオブジェクトが選択されている場合、再描画が最適に行われるよう個々
のオブジェクトにおける選択枠は描画されず、オブジェクトの周囲を包括する青色の
点線とともに白い四角形がコーナーの 4 か所に配置された選択枠が表示される。
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ベクトルドローイングの描画質にアンチエイリアス(中間)とアンチエイリアス(細
かい)が追加(環境設定センター>一般>スクリーンレンダリング>描画質)。描画
質は細かければ細かいほど画面上の表示は滑らかになる代わりに、画面描画のスピー
ド速度に影響を及ぼす可能性は有。
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ESRI Geodatabase ファイルのインポートが追加(GIS 版のみ)。Gdbtables のファ
イルはタイプとして、Line、 Point、 Area/Polygon を含む。
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以下は新たに追加された RAW ファイル形式対応リストです:
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Canon EOS 70D
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Canon PowerShot G16
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Canon PowerShot S120
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Leica S
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Nikon 1 AW1
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Nikon Coolpix P7800

Nikon Df
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Nikon D610

Nikon D3300

Nikon D5300

Olympus E-M1

Olympus E-M10

Olympus E-P5

Olympus Stylus1

Panasonic DMC FZ-70/FZ-72

Panasonic DMC-LF1

Panasonic DMC-GM1

Panasonic DMC-TZ60

Panasonic DMC-GX7
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Pentax K50

Pentax K500

Penta K-3

Pentax Q7

Samsung NX-30

Samsung NX300

Samsung NX2000

Sony A3000

Sony DSC-RX1R

Sony DSC-RX10

Sony DSC-RX100II

Sony ILCE-7

Sony ILCE-7R

Sony NEX-5T
解決した問題
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プロパティーバーを非表示にして曲線ツールを使用した場合クラッシュしてしまう問
題が修正されました。
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再起動した際チャートオプションダイアログボックスで保存しておいた設定が失われ
てしまう問題が修正されました。
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FP-32 バイトのチャンネルやグレースケールイメージが正しく表示されるようになり
ました。
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ドキュメント上の全てのオブジェクトがグループ化されている場合は、PDF 書き出し
オプションダイアログで[ページ全体をレンダリング]オプションにチェックが入って
いなくても、PDF ファイルへ正しく書き出しが行われるようになりました。
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シーケンスを記録する際、イメージメニュ>領域>レンダリングの補間法で選択した
設定も記録されるようになりました。
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iPhoto から書き出された JPG ファイルを開くことができるようになりました。
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多角形スマートラインやスムース多角形スマートラインを含むグループオブジェクト
を正しく複製できるようになりました。
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RGB や CMYK カラーイメージに対してエンボスフィルタを正しく適用できるようにな
りました。

スマートマウス の[ベクトルオブジェクトのアンカーポイント] がオンになっている
際、線の両端が吸着可能となりました。

ベクトルオブジェクトのアンカーポイントを削除すると、原型を残さず削除できるよ
うになりました。
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Windows 8 または 8.1 で Windows ファイルエクスプローラーのリボンが表示されて
いる状態で、オブジェクトのコピーを行うと Canvas がクラッシュする問題が修正さ
れました。

弧を作成する際、角度に 360°を入力すると、0°にリセットされてしまう問題が修正さ
れました。

透明効果が施されたイメージファイルを PNG や TGA で保存する際、[名前を付けて保
存]ダイアログボックスで[ページ全体をレンダリング]オプションが選択されていない
と、透明効果が失われてしまう問題が修正されました。

EPS 形式で書き出した際、PostScript フォント名も書き出すことが出来るようになり
ました。
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複製配置ダイアログボックスの[オリジナルを配置]チェックボックスの状態は、
Canvas を終了するまで保たれるようになりました。
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弧を描く際、開始角度が 0°、90°、180°、270°に設定され、デルタ角度が 180°に設
定されていると、弧の周囲と面積が正しく計算されない問題が修正されました。

1,000 個以上のオブジェクトを Ctrl キーと矢印キーを押しながら移動する際、[元に戻
す]操作を行うと選択ハンドルが正しく描画されない問題が修正されました。

ある種の BMP ファイルイメージを読み込んだ際、イメージが歪曲してしまう問題が修
正されました。

DWG および DXF 形式で書き出す際、日本語テキストが正しくエクスポートされるよ
うに修正されました。

テキストオブジェクトが選択されている場合、[Ctrl]キーを押しながらツールボックス
からストロークおよびペンインクを 適用/変更すると、テキストオブジェクトのフレ
ームのストロークに適用されます。
解決した問題(GIS 版に限る)
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[GIS 参照ポイント]ダイアログボックスで参照する位置マーカーは、正しくリフレッシ
ュされるようになりました。
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境界枠の参照ポイントが[中心]に指定された Point オブジェクトを GIS Text Data
(*.txt)で正しく書き出せるようになりました。

[オブジェクトパスエディター]ダイアログボックスで[経度/緯度座標]が選択されてい
ると、[新規ポイントを挿入]ダイアログボックスから座標値を入力することができるよ
うになりました。
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保存された PRJ(地理情報)ファイル(*.prj)は[S-57 読み込みオプション]ダイアロ
グボックスのドキュメント座標系システムに正しく読み込まれるようになりました。
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[経緯度線網を作成]ダイアログボックスの[精度]の設定に伴う開始と終了の値は、正し
く更新されるようになりました。
既知の問題
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Canvas X で DXF/DWG ファイルを読み込む際、オリジナルファイルが X と Y 軸を回
転して作成されている場合、Canvas X はファイル内のコンテンツを同様に回転して読
み込みます。
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3D ビューエディターダイアログボックスを開いた際、最初に表示される 3D
DXF/DWG ファイルのビューは上からのビューとなります。
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環境設定センターから[パーソナリティーマネージャ]の設定は取り除かれました。
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Canvas X 16 ならびに Canvas X 16 GIS の 32-bit 版は現時点では存在しません。
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Canvas X 16 を Windows 10 で起動した際、Canvas PS での印刷機能は正しく動作
していません。
既知の問題(GIS 版に限る)
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S-57 読み込みオプションで、Line オブジェクトのタイプは[Hybrid]として分類されま
す。よって、レイヤー内に他のタイプのオブジェクトを含む可能性があります。
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S-57 読み込みオプションで、[Hybrid]タイプのレイヤーを選択するとダイアログ内で
[プロパティー]を設定することができなくなります。
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Geo BMP ファイルの拡張子が*.wld から*.bpw に変更されました。

Geo GIF ファイルの拡張子が*.gif から*.gfw に変更されました。
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Shape ファイルを読み込む際、選択されたオブジェクトのタイプがファイル内の内容
と一致しない場合は、何も読み込まれません。
非対応リスト項目
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Windows XP ならびに Windows Vista システムには対応していません。
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次の読み込み形式には対応していません:
CDR・CDT・CH3・CMX・CVS・DOC・DOCX・DRW・FMV・FPX・GEM・HPGL・
HTML・ICH・IFF・IGES・MET・PBM・PGM・PIC・PIX・PPM・PPT・PPTX・RAS・
RND・RSB・SGI・SRS・SY3・VSD・WMF・WPD・WPG・XBM・XLC・XLS・XLSX・
XPM

次の書き出し形式には対応していません:
AI・DRW・HPGL・IFF・IGES・RSB・SGI・SWF・WPG

四色分解機能には対応していません。

ハイファネーション機能には対応していません。

TWAIN インポートには対応していません。

サードパーティー製 Adobe Photoshop プラグイン(32-bit および 64-bit)には対応
していません。

ICO ファイル書き出し機能は Canvas X で作成した透明効果には対応していません。