第10回 12月18日 講師:篠崎洋三 z 氏 大成建設 設計本部 構造グループ グループリーダー 全体を通して建築の美しさというものがキーワードとしてあったような気がする。初めの景観としての美しさ とか、TASMOも長寿命というシステムを考えて作られたようだったが、結果的にとても美しい者であった と思う。 z 建築の長寿命化のための設備更新をどうするか?また、新しいデザインの建築を作るためにはどうするのか? いずれの場合も、建築の構造的な工夫が大きな役割を果たしていることを改めて知りました。 z 伊藤さんの無理難題を一生懸命形にしようとしているのがすごいと思った。ドバイの発展の仕方にも驚かされ た。是非一度いてみたいと思った。 z 静岡に今までの概念にとらわれないデザインのタワーができたことが嬉しく思った。このタワーがしんぼるに なってほしいという思いに、強く共感した。 z 設備(ダクトなどは)構造躯体より寿命が短いので、後で自由に設備設計できるように、梁を用いないで構造 体を造るなど、設備面のことを考えて、構造設計することはとても大切だと思う。 z 建物を総合的にくたいだけではなく,設備の変更も含めて設計をすることの大切さ難しさを学べたと思う。ま た,免震,制振装置を踏まえた上で,新しい技術を提案,実施できる事は,大変興味深いものであった。 z 構造がすごいと聞いていた仙台メディアテークや構造が分からなかったMIKIMOTOなど話を聞かせて頂 いて嬉しかった。FAST TRACK APROACHとデザインと同時進行で進めるという方針があると 知り、なるほどと思った。 z 今,大学で学んでいると,スーパーゼネコンと伊東さんが話をしているというのは違和感を感じます。メディ アテークより,TASMOの方が外壁開口の低減など,どんどん進歩していて素晴らしいですね。 z 銀座ミキモトの伊東豊雄さんとの合作では,建築家の難しい注文に応えてくれている構造家の大変さを改めて 感じた。柱のない分建物にかかっている力を以下にするか,壁面部分の構造を今日知ることが出来た。ドバイ の計画など,日本ではあまり見ることの出来ない都市開発がとても面白そうだった。土地が広い分空間操作の 可能性にとても興味がもてた。 z 建築を考えるとき、構造を考えるとき、必ずといっていいほど固定観念のようなものに縛られてしまう。新し いものが全ていいわけではないが、新しい発想がなければ進歩がなくなってしまうのではないかと思う。ドバ イの事だけを見ると、もう人間を超えた存在が行っているようなものに見えてきて、なんの為につくるのだろ うと思えてきた。 z 今日の講義は、建築という分野だけにとらわれず、建築の幅広い一般性というものを大変理解できた。 z 鉄骨トラスタイプの電波塔のモデリングに興味を引かれた。 z CFT 構造というものを初めて知った。鉄鋼がコンクリの外側にある場合、錆などの問題はどうなるのか疑問だ。 ドバイの計画は目にして驚いた。ナスカの地上絵のような夢のような土地で、実際に自分の目で是非見てみた いと思った。 z 制振システムと RC 系長スパンシステムを取り入れた事務所ビルや、今までと違った新しいタワーや、中近東 の最近の建築物の具体例を写真などで見ることによって、構造のことや、デザイン的なこともしることができ ました。 z 生意気ですが、私は古い町並み等が好きで、建築学科に入ってきたので、新しい構造、新しいデザインという だけでなく、新しい構造でも古くからのデザインを生かしたデザインであって欲しいと思いました。 z CFT構造は初めて知りました。鋼管の厚さが薄いので、驚いた。ドバイやドーハの超高層ビルやホテルは近 未来を予想させたが、あのオフィスで働いている人の顔があまり想像できなかった。青い空と白い砂が印象的 な中に少し唐突な感じがした。これからは発展途上国の建設が盛んになってくるのだろうか。 z TASMO の説明の際に「鉛直と水平の荷重」を分けるということが詳しく理解することが出来ました。 z 建築の考え方が時代によって変わってきていることを実感した。また、日本だけでなく海外でのプロジェクト なども手がけていることを知って、日本との考え方が違うことに新鮮さを感じた z ミキモトなど意匠のスタディだけでなく、工場での1つ1つパネルの作り方、溶接時の鉄板のそり具合など精 密な実験・検証データに基づいていて、構造の大変さを知った。 z 今回は制振システムとRC系長スパンシステムについて、解析しながら説明して頂き、その優れたシステムを 少しながらも理解することができた。また、壁に丸い形のガラス窓がおおくちりばめることを可能にしたタワ ービルに興味をそそられた。今日の講義はこれからの建築勉強において非常に役に立つものであった。 z CFTがランドマークとなるようなと言うことで,デザインも構造的にかっこよい,次世代的なものであった。 ミキモトの話は面白かった。あんな表層のデザインから解析している様子がすごかった。 z CFT柱という新しい材料がすぐ壊れないで維持使用とするということに驚いた。次に,MIKIMOTOビ ルのチューブ構造で,無中空間を作り出していることがすごかった。 z デザイン性に富んだ建築物は時として構造上実現が困難な場合が多くあるのだと改めて実感した。いかに建築 家のイメージに近づけて、構造設計していくかを練るのは大変だろうが、やりがいのある仕事だと思う。 z CFT柱を心中に用いた静岡県の地上デジタル用の電波塔は従来の鉄筋とラスト比べて,シャープで宇宙ステ ーションのようで良かった。 z 今日の講義は、大成建設の概念にとらわれない新しいことを行っている会社だと感じました。 z デジタルタワーの提案としてCFT構造を用いた最新の技術で建て,さらに地球環境を考慮したこの提案は, 大成建設のコンセプトにマッチして降りないよう内容も素晴らしいと思った。 z 鉄骨の中にコンクリートを入れて弱いところをカバーし合うCFT構造が高層ビルに普通に使われているとい うことを知らなかったので勉強になりました。現代建築は(MIKIMOTOなど)デザインだけでなくいろ いろなものに支えられているんだなと言うのを感じました。かっこいいタワーを建てて地デジを支えて欲しい ともいました。 z ドバイの10年前の上空写真と2005年の上空写真を見て、ドバイの都市計画が面白いと思った。10年間 でそれだけの建物を作って、どのくらいのエネルギーを使ったのかを気になる。 z 今回の授業で仙台メディアテークの話だったり札幌の支店の話だったりを聞いて面白い構造の話が聞けて良か ったです。それからドバイの話で今まで名前しか知らないでいたけど、そんな国でそんなラッシュが起こって いるのでいつか一度行ってみたいとすごい思いました。 z 普段、自分たちが生活している上で、日常の一部となっている鉄塔。篠崎さんが言うように確かに景観として はよいとはいえないと感じる。大成建設はその鉄塔を景観ランドマーク構造で既成概念に新しい提案をしてい て、印象的だった。芯柱の話しも興味深いと感じた。 z 構造と景観に関する話はとても興味深い話だった。 「東京タワー」という映画のなかで、東京タワーとエッフェ ル塔をだぶらせているようなシーンがあったけど、エッフェル塔とはデザインの面で配慮が乏しく感じられた。 構造家が景観を変える可能性を感じた。 z 日本で地震と建物とは、切っても切れない関係であり、かつ、環境景観に配慮するため建物のどこに力をかけ るかが重要だと感じる。 z デザイン、環境などに合わせて構造が大きく変化することがわかった。特に Taisei Sapporo Building のコアを 周囲にもってきたところには驚いた。長年使われ続ける建築は大変ではあるがとても重要だと思う。 z 材料の種類や施工の仕方などが形のこと以外でも考えなければならないことがたくさんあるということがよく 分かった。デザインにこだわるといいものが作れるけれど、大変なのだとわかった。 z 地震による震動に耐える柱と、荷重を受ける柱を別々のものとして設計するというのは、とても興味深かった。 z 銀座のミコモトなどがねじのないように建てるということで、そのような要望が来て、それを叶えるためにい ろいろして、実際に建ててしまうのだからすごいなと思った。 z 実際的な建築作品を通しての講義だったので理解しやすかったし構造設計に対する興味も高まった。 z 具体例と今後のアドバイス的なこともお話をしていただき,とても勉強になりました。 z デジタルタワーの事例では,地球環境と景観に配慮し,なおかつ安全性も考えられていて,関心した。このよ うな技術が新しい日本の風景を造っていくのだと思う。 z 札幌とドバイでの構造内容がよく分かりました。特にドバイの方は写真を多く使って頂いたのでおもしろかっ たです。Burjdubai の看板にびっくりです。 z ミキモトの構造は調べた事があったので知っていました。実際施工するときや,構造を考えるときに様々な工 夫や努力があったことがよくわかりました。TASMO は,大成建設が考えたもので,新しいことをしているこ とに興味をもちました。 z ドバイの建築事情の話は大変興味深かった。ゼネコンは海外事業を行っていることは知っていたが、このよう な見知らぬ土地でプロジェクトを進めていくのは大変難しいものだと感じられた。自身の問題や景観の問題な ど、取り組みべき課題は多そうだがやりがいのある仕事に感じられた。 z 建築の世界には、自分のまだまだ知らないことがたくさんあるのだと思った。自分もこのような仕事ができた らいいなと思った。 z 寿命の短い設備に答えるため、構造はより自由度を増さないといけないということがわかった。平面とファサ ードの自由度が高ければ、躯体を壊すことなく様々な用途に使える可能性も広がると感じた。 z 鋼板コンクリート構造という新しい構造を初めて聞いた。鋼板の間にコンクリートを入れ、お互いの耐久性を 高めるものであった。 z 中東の最先端の建築を見ることができて良かったです。もっと世界に目を向けた考えをしていきたいと思いま した。 z 最近、就職活動をはじめて、構造系や設備系の仕事に就きたいと思っているので、実際どのような仕事をなさ っているのかが知ることができたので、参考になりました。 z 建物を竣工するまでの流れがよくわかった。専門以外の分野の知識も持っていないとダメだと改めて思った。 z 鉄骨の構造を従来のような鉄骨トラスではなく大きな1つの基礎の上に建つ、CFT構造を提案し、5年前か ら研究しているようです。従来の構造だと台風で壊れたりしていた。 z フラットプレートによる床の構成は意匠,構造でデザインからみてとても美しくて好きだが,それが設備的に も意味があることがわかって,面白い。また,地震力に対応する部分を一カ所に集中し,その他の部材を地震 から解放することにより,余分なものを排除し,軽やかなでざいんになっていたことが興味深かった。 z 梁を無くしてフラットプレートにし,耐震を新技術 TASMO でカバーし,デザイン的にも軽くして,本当の意 味での長寿命化を図ることはとても興味深かった。 z 今回の講義でやっと免震と制振のしくみがわかった。TASMOの話は非常に効率的だと思う。 z CFT構造は初めて聞いた。これからはこの構造も普通に使われるだろう。もっとメジャーになると思う。電 波等の倒れ具合には驚いた。日本にも見た感じはしっかり建っているが、軽い地震ですぐに潰れるものもたく さんあるだろう。構造に関してさらに深い知識を習得し安全な建物を第一に考えていきたい。 z 銀座の建築の話がとても興味深かったです。クライアントの意見を大切にしながら外観は継ぎ目のない壁、そ して内部は無柱空間というとても新しいスタイルを提案していて、とてもすばらしいと思いました。 z CMでもやっているが、海外の建設などが多いのかなと思った。海外での話を聞くと、日本との違いに大変そ うだけど、面白そうだと思った。 z TASMO とMIKIMOTO,2つの話から無柱空間を作る意義と難しさを知りました。一重に無柱空間とい ってもそれを実現する方法はチューブ構造だったり,壁柱だったり,また,少しでもレンタブル比あげるため 無柱+薄壁を実現していていたり技術の高さにも驚きました。 z 中近東の話を聞いてふと湾岸戦争を思い出した。ドバイからそう遠くないところで多くの人々が死に、建築が 潰されたわけだが、人としてもまた、歴史的に見ても悲しいことだと思う。構造デザインも大切だがそういっ たことを活かせる平和もまた大切であることに異を唱える人はいるまい。 z Taisei Sapporo Buildinng の写真を以前初めて見たときファサードが印象的だと思いました。意匠面からだけ でなく、TASMOという制振技術から印象的な形ができたと知って驚きました。CFT構造について知りま せんでしたが、今回の授業で分かりやすく説明して頂き勉強になりました。MIKIMOTO GINZA2 は実際に見に行きましたが表面がとても綺麗で技術力の高さを感じました。 z 建築物の長寿命化というのは、現代建築の重要テーマの一つであるが、実際しっかりと考えられた建築物は少 ない。その点、大成建設では設備という分野に注目していた。長寿命化には構造がしかりしていなければなら ないが、設備の寿命の方が短い。設備の交換がしやすいように作られていた。 z これまでのタワーの設計は速く,高く,効率よくというのが重要視されていたが,これからは環境に適応した ものが好まれるようになってくる。タワーの話を聞いて,奇想概念にとらわれていない自由な発想が大事だと 感じた。 z 地球環境を考えた構造では効率重視だったトラス構造であったが最近は変化し、構造形式も考えていかなけれ ばいけないと思いました。 z さまざまなけんちくれいをみさせてもらい幅広い建築を学ぶことができた。MIKIMOTO の銀座2丁目のビル は実際に見たことがあったので、詳しい説明を受けて、より興味を持つことができた。今後、建築を学ぶ事が より楽しくなりそうである。 z 電波塔が倒れているスライドを見たときは結構びっくりした。CFT構造だったら電波塔があんなにシンプル になるのだとはびっくりした。軟らかい部材を適当に使うことでエネルギーを吸収し硬い部材が支えるといっ たことがあるのであれば地震にも耐えられるきがした。モニタリングを自主的にしていることはとても凄いこ とだと思った。 z ドバイが10年のうちに様々に開発されて,大きく変わっていった姿が面白かった。たった10年であんなに 街が変わっていって,地元の人々は,その勢いに押されてしまいそうだと思いました。 z 今回印象に残ったのは伊東豊雄さんのビルの外壁に関する構造だった。この外壁のような無秩序な感じの構造 体をどう作るかがとても興味深かったが溶接の仕方や力の伝わり方など計算に計算を重ねてできあがったこと がよく分かった。まっすぐな柱が何本もある構造体でなく、こういった構造体も作れてしまう技術には関心を 持った。 z 基礎と鉄棒を一体化させたCFT構造というものを初めて聞きました。 z 印象深く勉強にった技術としてTASMOを利用した架構がまずあります。鉛直力はフラットスラブで水平力 はシャフトで受けるなど様々な技術、新しさが建物に加わると思いました。他には静岡県の鉄塔では従来のト ラス構造の鉄塔のイメージとは異なり新鮮な感じを受けました。 z コンクリートが薄い剛板の耐力を引き出すことを初めて知り、勉強になった。色々、実験することで分かるこ とはあるし、ゼネコンに興味を持った。 z 無柱空間の演出や梁をなくす工夫など、デザイン的な建築が増えてきてよく目にするので、仕組みや技術を見 られて興味深かった。ミキモトビルは伊東さんも好きだし最近の新しい建築の中で興味があるものだったので 詳しく聞けておもしろかった。(目地のない壁のはなしなど) z これからは環境といかに融合していくかが重要になってくる。五重塔の吊り柱の話は面白い思った。 z 今,話題になっている地上デジタル放送のデジタルタワーの話が面白かったです。CFT構造は知らなかった けど勉強になりました。ドバイの写真がきれいでした。いってみたいです。 z タワーや塔にはとても興味があり、日本にはあまり面白い等がないと思っていたので、今回紹介してもらった 塔建築はとても面白かったです。ドバイにも面白そうな計画があり、将来構造系にいったら現場監督くらいし か仕事がないかと思っていましたが、ほかにもこのような面白い仕事ができる可能性があることを知り、良か ったです。 z 新しい構造架構など興味のひかれる講義をありがとうございました。 z 様々な建築に携わっていて、仙台メディアテークの構造体の話など、興味が持てた。 z 建築物の構造体と建築設備の寿命の差についてのお話を聞いて、今後日本では新築よりリニューアル事業に重 点を置くべきなので、今必要とされている視点であると思う。 z タワーの設計はこれから、デジタル放送が強化されるので、非常に重要になってくると思いました。 z 今まで様々な無柱空間の実現に対する解決の仕方を紹介していただいたが、ただの空間実現だけではなく、周 りの環境などにも目を向けた、TASMO の技術は大変興味深いものでした。 z CFT構造は、学校であまり習っていないので、具体的に説明してもらい興味深かった。日光東照宮五重塔の 心柱は、地面から浮いていると聞いてとてもおもしろかった。また、同時に現代の建物に応用しているのには とてもおどろいた。 z 斬新で奇抜な建築が増えている世の中で大事なことは免震・制振のメカニズムをしっかり理解せよという事だ った。又、既成概念にとらわれない自由な発想癖を大切にして磨けということをおっしゃっていた。なんとな く自分には足りないような樹がする。これからしっかり身につけていきたいと思った。 z とてもグローバルな話で、いろんな国でこういった仕事に携われるというのはったの楽しいだろうなと思った。 z 仙台メディアテークには2年生のころに実際に行った経験があり衝撃的なほど快適な大空間に驚いたことを思 い出しました。大規模建築において無柱空間を実現する技術はこれからより重要になるであろうと感じました。 ドバイでの数々のプロジェクトの紹介は知らないことばかりで視野が広くなりました。 z すみだの新しいタワーやMIKIMOTO2などを実現させるために新しい技術を考えていくことの面白さが 伝わってきました。MIKIMOTO2の鋼板をとても細かく分けていたことに驚きました。 z 鉄骨トラス以外のタワーのあり方が見れたのが非常に興味深かった。特にSFC構造の施工の様子は勉強にな りました。銀座ミキモトの構造を実現するために様々な検証がされていることがよくわかりました。 z 環境工学の授業では、地球環境を配慮した技術を学んでいるが、構造の分野でも長寿命を目指すような研究が なされている。そういう時代なのだと思った。実際の建築物がどのようにしてできていったのかという話はや はり楽しい。 z フラットプレートにし,梁をなくし,耐震を新技術 TASMO でカバーし,設備の取り替えを容易にし,本当の 意味での長寿命化を図ることは,デザイン的にも軽く,とても興味深かった。MIKIMOTO 銀座の話では新し いデザインを実現させるには新しい技術が必要で,それを生み出すのはとても大変であると言うことがよく理 解できた。
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