2月号 - 高松市教育情報通信ネットワークシステム

ね が い
屋島中学校 道徳通信
平成28年2月8日
平和へのねがいを綴った歌
この道徳通信のタイトルと同じ「ねがい」という題名の歌を見つけました。
2002年に作曲された合唱曲です。2001年、広島県広島市南区にある広島市立大州中
学校の当時の3年生が、平和を訴えて歌う「広島合唱団」と交流し、その中で自分達
の思いを「平和宣言」としてまとめたものが原作となりました。2002年2月に、この
原作を元に曲が作られました。さらに、2003年8月、淡路島で開かれた「国際教育
ネットワーク国際会議」でテーマ曲として取り上げられたことをきっかけに、世界中
で歌われるようになりました。韓国語、ベトナム語など、29ヶ国、33言語に翻訳され
ているそうです。
世界中に広まったきっかけは、国際教育ネットワーク日本センター「JEARN」が、
ホームページ上で「世界でいちばん長い歌詞を目指そう」とよびかけたことです。も
とは4番までしかなかった曲の歌詞に、この歌詞に共感した人から新しい歌詞が続々
と寄せられるようにりました。2010年には2000番を突破し、現在も増え続けているそ
うです。
2年生は、来年度の修学旅行で長崎へ行くことを踏まえて、この「ねがい」の5番
の歌詞を考えました。3年生は、修学旅行で鹿児島県の知覧へ行き、平和について考
えているので、この歌詞に込められた思いを充分に感じることができると思います。
1年生も、中学校での平和学習はまだですが、小学生のときの学習などの経験から、
歌の意味を理解できると思います。それぞれの立場から、この歌詞に込められた「ね
がい」の思いを感じてみてください。
1
もしもこの頭上に 落とされたものが
3
もしもこの足下に 植えられたものが
ミサイルではなく 本やノートであっ
たなら
地雷ではなく 小麦の種であったなら
無知や偏見から 解き放たれて
共に分かち合って 暮らすだろう
飢えや争いに 苦しまないで
きみは戦うことを やめるだろう
2
もしもこの地上に 響きあうものが
4
もしもひとつだけ ねがい叶うならば
爆音ではなく 歌の調べであったなら
戦争捨てて 世界に愛と平和を
恐怖や憎しみに 囚われないで
このねがい叶うまで人類(わたした
ち)は
人は自由の歌を うたうだろう
歩みつづけることを やめないだろう