エルゲン(ブラジル)ティッシュマシン

Company
Forming Section
Hergen Paper Machinery 社は 1975 年以来、製紙工業の発展に寄
クレセント・フォーマーは既設のユニットのみならず新しいティッシュ
与して参りました。機器の設計から運転までのプロジェクトに携わる能
マシンにも用いられます。
力を蓄え、Hergen 社はラテン・アメリカに於けるこの分野の主要メー
最終製品は柔らかさ、つか、手触り、縦、横引っ張り強度、そして最
カーの一社となっております。ブラジルのサンタ・カタリーナ州のリオ・
近の高速加工ラインの要求にも応じられる縦引っ張り強度の高い品
ド・ソル市(Rio do Sul 市)に 2 箇所の製造拠点を有しております。
質が得られる設計です。

高品質のティッシュでも 2,000m/分(最高)の高速運転が可
能です

長網ティッシュ抄紙機に比べてより少ない設置スペース
Approach Flow System
均一なシートのティッシュペーパーを抄造するためには適切な設計
とサイジングのアプローチ・フロー・システムが重要です。Hergen 社
はアプローチ・フロー・システムの完全な
Engineering
解決策を提供します。

レベル・ボックス

顧客の要望に沿って考えられたプロジェクト組織

坪量バルブ(種口弁)

事前の検討エンジニアリングサービス

ジェット/ワイヤー比制御

増産及び品質向上に向けた既設設備の調査

低脈動設計のインフロー圧力スクリーン

アプローチフローに関するエンジニアリング

二次スクリーン

乾燥スチーム及びドレネージシステムのエンジニアリング

白水サイロ周りアプローチ・フロー・システム

乾燥フードに関するエンジニアリング
(ガス、スチームもしくは透熱性油)

潤滑システムのエンジニアリング

顧客の要望に沿った既設機械の改造

高い製品品質と据付期間の短縮を提供する3Dデザイン

顧客に信頼性を約束する有限要素分析法
(FEM)を用いた構成機器の評価

将来のアップグレードを見据えた機械
及び設置の柔軟な設計
特製配管

低濃度クリーナー
Head box
Press Section
Hergen 社のヘッドボックスはティッシュペーパーの品質に求められ
ヤンキー・ドライヤーに接するサクションプレスロールは紙のドレネー
る総てを満たす最高品質基準に基づき設計、製造されています。
ジシステムにとっても最も経済的なシステムです。
従って Hergen 社は 90a 120kN/m のニップ圧の大きな径のロール
を開発し、プレス後の高いドライネスと最終製品のより良いつかを出
すサクションプレスロールの完全なラインを開発しました。

優れた配向性と地合

容易なクリーニングとメンテナンス

プレスロール最大ニップ圧:120kN/m

ステンレススチール製のサクションボックス

シェル材質は遠心鋳造ブロンズまたはステンレススチールパイ
2

ワイヤー上の坪量範囲:13~34g/m

設計秒速:2,000m/分(最高)

振動防止用空圧油圧システム

様々に変化する生産状況に合せ、様々な段階での性能を

潤滑給脂システムは操作側、駆動側、そしてインナーベアリン
プ製
グはオイル循環になります
最適化するようにフロー範囲を調整することが出来ます

抄紙機をクレセント・フォーマーへ改造する際にヘッドボックス
は長網部上へ設置することで再利用が可能になる独占的な
デザイン
Hood
オプション

マルチレイヤー(多重織り)設計
Hergen 社はドライヤーパートでは高効率フードを提供します。

トップ・リップ開度の自動制御
ドライヤーフードはエネルギー原単位に適した設計を個々のケース
で実施します。
HERGEN 社製フードはガス、蒸気もしくはオイル循環のいずれかでも運
転されるように設計します。
主な特徴

全体の構造安定性

均一なエアの吹き込みと排気

湿度プロファイルの制御

熱膨張防止の保温
ご提供型式

モノ・システム(1システム)

デュオ・システム(2システム)
Steel Yankee Dryers
開
スチール・ヤンキー・ドライヤー製造のノウハウ
④
テクノロジー
発
30年以上の板紙マシンのドライヤー製造経験を経て、Hergen 社は
従来型のヤンキー・ドライヤーと Hergen 社ミゾ付ヤンキー・ドライヤーの
ティッシュマシン用の多彩なスチール・ヤンキー・ドライヤーを開
熱伝導原理イメージ
Hergen 社ミゾ付ヤンキー・ドライヤーの
特徴は従来型のヤンキー・ドライヤーに
比べて、乾燥能力は最大35%高くなり
ます
発しました。Hergen 社スチール・ヤンキー・ドライヤーは乾燥能力にお
いて市場のニーズに応えられます。そしてシェル内 面 はミゾ付 もし
くは平面でも供給できます。Hergen 社のスチール・ヤンキー・ドライヤーは
標準的なヤンキーの内部
熱の流れ
ASME(米国機械学会)そして PED(EU 圧力機器指令)の規則に
Hergen 社ミゾ付ヤンキーの内部
熱の流れ
基づいて設計されています。
ドレン

カーボンスチール(炭素鋼)製

より安全な操作性

より高い信頼性(ピンホールや巣のような鋳鉄の欠陥はありま
ドレン
主な利点
熱の流れ
熱の流れ
せん)

ドライヤー・シェルに鋳鋼ヘッドを固定するのは世界で唯一
内面表面はドレン溜りで完全に覆われシェル
から紙への熱伝導の妨げになります
ドレン溜りの無い大きなエリアがシェルから
紙への熱伝導を改善します
(内面ミゾ付ドライヤーのみ)

より高い乾燥率
エンジニアリング
(鋳鉄ドライヤーに比べて最大35%高い熱伝導率)

より高い表面硬度(シワ防止に有利)

シェル内面はミゾ付または平滑面を選択できます

均一な温度プロファイル

革新的なドレン排出システム

特殊なベアリング・ハウジングでオイルバスまたは強制潤滑に
以下の数値をもとに FEA(有限要素解析)を用いた構造設計
対応できます
⑧










内部圧力
ニップ圧
内部ドレン重量
遠心力による動荷重
熱分布-温度効果
運転中の抄紙機の稼働状況及び断紙時の状況
水圧試験時の最大圧力
溶接工学
ASME / PED 規格に基づく設計基準
ボルト継ぎ手の開発-シェルとシリンダヘッドそして
センター ステーとシリンダヘッド
①
⑦
②
③
⑥
⑤
④
① ベアリング・ハウジング



熱処理されたノジュラー鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄・ダクタイル鋳鉄)製の
ベアリング・ハウジング
油圧に依りシャフトに直接取り付けたベアリング
オイル・バスもしくは強制潤滑に依る操業安定のための設計
② ロータリー・ジョイント

操業方法やヤンキー・ドライヤー寸法によりシングルもしくはダブル
フローのロータリー・ジョイントが選べる適応性のある設計
③ シーリング

蒸気漏れに対して実績効果のある独自のシーリング・システム
④ 金属溶射被膜





アーク・スプレー溶射に依る金属被膜
優れた耐摩耗性と耐酸化性
均一なシリンダー・シェル被膜厚
表面傷の補修可能性
表面硬度50~60HRC(ロックウェル硬さ試験)
⑤ シェル




100%超音波探傷検査された ASTM 規格鋼板製
焼鈍済み
内外面、機械仕上げ
優れた寸法精度
⑥ センターステー及びジャーナル




それぞれのユニットは個々の形状に合せて組み立てられる
ASTM 炭素鋼製のセンターステー及び鋳鋼製ジャーナル
ユニット全体の応力除去処理
極めて低い残留微震動にも対応できるしっかりした剛性を考慮した
製造プロセス
シャフト内部の保温
ベアリング・ハウジング

ベアリング・ハウジングはダクタイル鋳鉄製

高温運転のためのインナーリング付き特製ベアリング
ドレン排出システム

複数収集型

シェル内面全体の均一な分布

微小鋳造チップ付きのステンレス製

それぞれのドレンスクープ装置と溝の底部の隙間を精密に
保つ特別な隙間調整システム
金属被膜

HVOF(High Velosity Oxygen Fuel)法溶射の被膜

50~60HRC の表面硬度

均一なシリンダー・シェル内面被膜厚

最終金属被膜厚は0.75~1.6mm

紙のグレードに依り表面研磨仕上げ管理
総合的品質管理

認証されています

⑦ ヘッド





高い剛性と軽量性を調和的に組み合せた最適な曲面設計
100%超音波探傷検査された ASTM 規格、鋳鋼製、焼鈍済み
両側のヘッドに点検用のマンホール
シェルとヘッドはボルト止め
ヘッドの傾きを防ぐ有効なシーリング
⑧ ドレン排出(ドレネージ)システム




センターステーに支えられたドレンスクープ装置
このシステムは熱膨張をキャンセルするように設計されている
それぞれのドレンスクープ装置と溝の底部の隙間を精密に保つ特別
な隙間調整システム
総てのチップは摩耗を防ぐための特殊なステンレス合金製
製造と品質管理
シェル

機械的な高耐性を評価したASTM規格の炭素鋼製

溶接箇所の超音波探傷検査及び X 線検査と熱処理管理
ヘッド

ヘッドは構造上のタイプに依りシェルに溶接もしくはボルト止め
されます

材料の厳格な品質管理

超音波探傷検査及び熱処理
センターステー

機械的な高耐性を評価したASTM規格の炭素鋼製

溶接箇所の超音波探傷検査及び X 線検査と熱処理管理

ジャーナルは物性管理に基づいた鋳鋼製
材料は圧力容器の為、ASME/PED 規格に依り選定され、
加工、製造過程は訓練された資格のある監督者がチェック
しています

総ての報告書と証明書は標準的な提出範囲です
HERGEN 社製ヤンキー・ドライヤー ライン
標準直径
(フィート/ミリメートル)
8’
/2500
10’
/3048/3200
12’
/3660
15’
/4572
16’
/4880
最大運転圧力
(バール)
10
10
10
10
10
ニップ圧
(kN/m)
90
90
120
120
120
運転速度
(m/分)
1000
1200
1600
2000
2000
内側表面
P:平滑,R:ミゾ付
P/R
P/R
P/R
R
R
構造タイプ
WH:溶接ヘッド,
BH:ボルト締めヘッド
WH
WH
WH/BH
WH/BH
WH/BH
Tissue Machines Lines
HCF-800 型

オンリール坪量 13-34 g/m2

設計抄速

ヤンキー寸法 φ8 フィート (φ2,500mm)

リール最大取幅

最大日産量
850 m/分
2,850mm
40 トン/日
HCF-1000 型

オンリール坪量 13-34 g/m2

設計抄速

ヤンキー寸法 φ10-12 フィート (φ3,012-3,660mm)

リール最大取幅

最大日産量
1,300 m/分
2,850mm
60 トン/日
HCF-1500 型

オンリール坪量 13-34 g/m2

設計抄速

ヤンキー寸法 φ12-15 フィート (φ3,660-4,576mm)

リール最大取幅

最大日産量
1,600 m/分
2,850mm
80 トン/日
HCF-2000 型

オンリール坪量 13-34 g/m2

設計抄速

ヤンキー寸法 φ15-16 フィート (φ4,576-4,880mm)

リール最大取幅

最大日産量
2,000 m/分
2,850mm
120 トン/日
Rua 7 Setembro, 251 – Centro – Rio do Sul / SC – Brasil
Phon : +55(47)3531-4400 Fax : +55(47)3531-4411
URL : http://www.hergen.com.br
問合せ先
本社技術開発センター
〒417-0061 静岡県富士市伝法 496-1
TEL 0545-22-5955 FAX 0545-22-5956
e-mail : [email protected]
URL : http://www.taizen-co.jp