ショッピングカート運搬ロボット XX-XXX - RT-net

対象ロボット名称
ショッピングカート運搬ロボット
型式
XX-XXX
基本仕様
ロボットタイプ:ショッピングカート自動回収用自律移動型ロボット
外寸:800W
1000D
900H、質量:120㎏(バッテリー含む)
駆動源:DC24Vバッテリー(充電ステーションで4h自動充電)
走行機構:4輪の内2輪駆動輪(400Wサーボモータ)、メカブレーキあり
走行機能:前後進、左右旋回、速度可変
走行能力:最高速度6㎞/h、登坂最大5度、連続走行6時間
けん引機能:専用カート(前後連結器あり)10台まで、押し込みによる自動連結、
ロボットによる一斉連結解除
走行モード:マップデータと磁気マーカ(床面埋め込み)補正による自律走行、手
動低速走行
通信機能:内蔵カメラ画像・連結情報・走行位置情報の通知
安全機能:超音波センサ(前後)で障害物検出後減速、全周囲バンパセンサで接
触検出後停止、遠隔緊急停止
表示器等:走行時メロディとランプ点滅、旋回・後退時のアラーム、緊急停止ア
ラーム、異常アラーム
2011.2.9 コンセプト検証WG
ショッピングカート運搬ロボットのリスクアセスメント/リスク低減の表紙(案)
対象ロボット名称
ショッピングカート運搬ロボット
ライフサイク
ル該当段階 設定、運転、清掃、トラブル処理・修理、保守、処分
使
用
上
の
制
限
意
図
し
た
使
用
①ロボットは回収場所からカートを回収・連結して、所定の集積場
所へ自動的に運搬する。
②ロボットの手動操作・経路設定・保守等は、訓練された成人要員
(店員)のみ行う。
③ロボットの電源投入は訓練された要員が持つキー解除により行
う。
④ロボットは所定のカートのみ専用治具で連結できる。
⑤要員はロボット運転中にカートの整理をする場合がある。
合
理
的
に
予
見
で
き
る
誤
使
用
①駐車場に残った客又は他の店員が、ロボット上に上る/経路上に
存在する/ロボット直前に飛び出す。
②他の店員がキーを持ち出してロボット操作を行う。
③要員の経路設定間違い/設定確認の未実施。
④所定外のカートの混在。
⑤要員が非常停止ボタンを押さずにバンパを蹴飛ばして停止させ
る。
時意
間図
制し
限た
空
間
/
①ロボットは店舗入り口と屋内駐車場内回収場所間の平坦な通路
を移動する。
②駐車場は施錠されないため、客(乳児は除く)又は店員が経路上
に存在する可能性がある。
③ロボットは閉店後駐車場内の車が退出後に経路を1周する。
④ロボットは経路へ出発前に所定の充電場所へ移動する。
⑤ロボットの運転寿命は20,000時間とし、ブレーキは1週間毎に点
検する。
実施者
実施日
(担当者の所属)
立案者、チーム参加者、リーダー、承認者等
初回:
第1回改訂:
分析方法(ツール) 積算法(一部加算法を適用)
リスクの見積/評価基準
算出式:リスク点数(R)=危害の酷さ(S) 危害の発生確率(Ph)
判定基準:3≦R≦6 十分低い/無視できる(リスク低減は不要)
7≦R≦14 低い 中程度/条件付き受容/検討を要する(リスク低減を推奨)
15≦R≦44 高い/受容できない(リスク低減が必要)
注:晒される頻度とは、一般的にロボッ
トと人との接近する度合いとなる。
晒される時間は、ロボットのアクティ
ブ状態(通電時)に対して見積もる。
リスク低減推奨
リスク低減必要
2011.2.9 コンセプト検証WG
ショッピングカート運搬ロボットの初期リスクアセスメント
危険源同定
段階
No.
1
設定
2
3
運転
保守/
修理
4
5
危険源
危険状態/危険事象
1
リスク見積
危険区域
対象者
危害の 危害の発生確率 Ph
リスク点
酷さ S
頻度 F 確率 Ps 回避 A 数 R
手で押さえているカートへロボットの専用治具が挿入/
要員(訓
専用治具とカート間で手 押さえ位置不全による専用治具との接触
専用治具周り(進
練され
指の押しつぶし
ロボットの専用治具が挿入中カート位置ずれ/専用治 行方向)
た店員)
具に衣服が挟み込まれて専用治具に接触
3
6
2
3
1
18
3
8
2
3
3
24
要員
本体(移動機構)と身体 経路上へ人の急な進入/ロボットが減速しきれずに身 経路上(ロボット
との衝突
体へ接触
直前)
第三者
3
4
1
2
1
12
3
7
1
3
3
21
車輪に足首が巻き込ま ブレーキ試験中に停止状態から動き出す/つま先を車
ロボット周辺
れ
輪と本体の隙間に引き込まれ
2
7
2
2
3
14
要員
備考
幼児、高齢者で
はSを再検討
No.1の想定作業
2011.2.9 コンセプト検証WG
ショッピングカート運搬ロボットのリスク低減後の再リスクアセスメント
初期リスク分析結果
段階
No.
危険源
リスク低減
リスク点 優先
数R
順位
1
1
18
設定
2
運転
保守
3
/
4
5
専用治具と
カート間で
手指の押し
つぶし
本体(移動
機構)と身
体との衝突
車輪に足
首が巻き
込まれ
24
12
/
21
再リスク見積
保護方策(メーカによる工学的手段)
危害の
酷さ S
専用治具を挿入方式から引っ掛け
式に変更
2
危害の発生確率 Ph
制御関連 残留リスク
リスク点
部の安全 方策(ユー
数R
頻度 F 確率 Ps 回避 A
性能目標 ザに依存)
2
3
1
1
3
1
3
2
1
3
2
3
3
1
3
3
3
2
専用治具にカバー付加
3
挟み込み防止センサ設置
1
専用治具を挿入方式から引っ掛け
式に変更
2
2
カート位置決め用ガイドの設置
3
4
イネーブル装置の利用
3
2
3
1
4
警告音・表示器
3
2
3
1
1
移動速度の制限
2
1
3
3
3
前方以外の人の検出装置設置、速
度監視機能
3
1
1
3
4
警告音・表示器
3
1
3
1
1
本体の軽量化、本体内に車輪が内
蔵
1
1
2
3
3
14
5
3
5
3
過負荷リミッタの装備
1
2
6
備考(参照規格類等)
JIS B9711
JIS C0508, ISO/DIS13856
10
IEC60947-5-8
手順書
方策併用による受容
幼児、高齢者ではS及びA
の低減効果を再検討
6
手順書
5
2
1
3
JIS B9700-2
2011.2.9 コンセプト検証WG