医療者向け 女性のための 第3版 診療・ケアのための 基礎知識 かねてより世界中で男女共同参画社会が推進されており,わが国でも最 近では「イクメン」という言葉ができるほど,育児に参加する男性も増加し てきました.しかし,はるか将来はともかく,現代に生きる私たち人類は, 妊娠・出産は依然として女性が担当する状況にあります.「わが子を育む」 ことは誰もが持ち合わせる権利ですが,一方でパートナー間の性行為感染 や妊娠・分娩・育児に伴う母子感染が危惧されます.性感染症に位置づけ られているHIV感染も,例外ではありません. 女性HIV感染者に対しては,将来の妊娠・出産の可能性なども考慮した 慎重な診察と治療方針の選択が求められますし,またスタッフ全員が患者 の心情に寄り添ったデリケートな対応をする必要があります. 私たちは,多くの施設で的確な医療・ケアを提供することが可能となる ようにと 2005年に女性HIV感染者を対象とした患者支援のためのマニュ アルを作成し,2008年には改訂2版をお届けしました. その後のHIV/AIDSにかかる医療の進歩も著しいことから,今回,とく にわが国の現状と最新の治療に主眼を置いて改訂いたしました.患者向け ハンドブックも同様に改訂致しましたので,両冊子を併用することで現場 での診療・患者指導の一助となることを期待します. * をもとに作 なお,この冊子は「HIV母子感染予防対策マニュアル 第6版」 成されました.より詳しい内容をお知りになりたい方は,そちらもご覧く ださい. 塚原優己(国立成育医療研究センター周産期センター産科) * 「HIV母子感染予防対策マニュアル 第6版」 発 行 日/2011年 編集・発行/平成22年度厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業「HIV感染妊婦とその出生児の調 査・解析および診療・支援体制の整備に関する総合的研究」班 (研究代表者:和田裕一) 分担研究「わが国独自のHIV母子感染予防対策マニュアルの作成・改訂に関わる研究」班 (研究分担者:塚原優己) 入 手 方 法/API-Net(エイズ予防情報ネット)で閲覧・ダウンロードできます. http://api-net.jfap.or.jp 目 次 Ⅰ. 日本におけるHIV/AIDSの現況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 Ⅱ. HIV検査の進め方と感染告知の方法・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 Ⅲ. 女性HIV感染者の診療にあたって ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 -患者向け「女性のためのQ&A」補足説明- Q1. HIV感染症とはどんな病気ですか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 Q2. どんな治療をするのですか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 12 Q3. どんな検査を受けることになりますか?・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15 Q4. 日常生活ではどんなことに気をつければいいですか? ・ ・ ・ ・ 18 Q5. 家族やパートナーに伝えようか迷っています… ・ ・ ・ ・ ・ ・ 20 Q6. 仕事との両立はできるでしょうか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22 Q7. 今後,妊娠・出産はできるでしょうか?・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22 Q8. 妊娠中ですが,このまま出産できますか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 23 Q9. 母子感染を防ぐにはどうすればいいのですか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ 25 Q10. 育児に関して知っておくべきことはありますか?・ ・ ・ ・ ・ ・ 30 Q11. 利用できる公的制度はありますか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 32 Q12. 相談相手を見つけるにはどうしたらいいでしょう? ・ ・ ・ ・ ・ 34 資料1支援団体紹介・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 35 資料2ACCとエイズ治療拠点病院リスト・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 36 資料3利用可能な公的制度・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 43 資料4HIV/AIDS関連のウエブサイト ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 44 資料5エイズ派遣カウンセリング制度実施自治体一覧・ ・ ・ ・ ・ 45 Ⅰ 日本における HIV/AIDSの現況 1.HIV/AIDSの発生状況 ◦2010年の新規HIV感染症報告数は1,075件で,前年(1,021件)より54 件増加し,2008年(1,126件),2007年(1,082件)に次ぐ過去3位の報 告数でした.AIDS患者数の報告も469件と前年より38件増加し,過去最 多でした(図1). ◦い ずれも日本国籍男性で増 加 が 続 き, 他 の 国 籍・ 性 別 報告数はほぼ横ばいの状況 にあります(図2). ◦女 性 のHIV感 染 者 お よ び AIDS患者は全体の15%で, 感染経路は異性間性的接触 がほとんどを占めていまし た(表1). 図1.HIV感染者およびAIDS患者報告数の 年次推移 ◦また,母子感染が4年ぶりに 3件報告されました(図3). 表1.HIV感染者およびAIDS患者の国籍別,性別,感染経路別累計 診断区分 感染経路 HIV 異性間の性的接触 同性間の性的接触*1 静注薬物濫用 母子感染 その他*2 不明 HIV合計 AIDS 異性間の性的接触 同性間の性的接触*1 静注薬物濫用 母子感染 その他*2 不明 4433 1421 AIDS合計*3 凝固因子製剤による感染者*4 男 2114 6300 28 14 202 788 日本国籍 女 593 3 2 9 35 93 計 2707 6303 30 23 237 881 男 349 369 24 4 46 332 9446 735 10181 1621 1817 20 9 130 836 193 2 3 3 19 70 外国国籍 女 計 786 1135 1 370 3 27 8 12 23 69 522 854 1124 1343 1814 1819 23 12 149 906 255 113 22 1 23 317 191 2 1 4 12 135 446 115 23 5 35 452 290 4723 731 345 18 1439 - - 男 2463 6669 52 18 248 1120 2467 10570 合計 女 1379 4 5 17 58 615 計 3842 6673 57 35 306 1735 2078 12648 1876 1930 42 10 153 1153 384 4 4 7 31 205 1076 5164 635 5799 - 1421 18 1439 *1 両性間性的接触を含む. *2 輸血などに伴う感染例や推定される感染経路が複数ある例を含む. *3 平成11年3月31日までの病状変化によるエイズ患者報告数154件を含む. *4「血液凝固異常症全国調査」による2010年5月31日現在の凝固因子製剤による感染者数. 2260 1934 46 17 184 1358 HIV感染者報告数 AIDS患者報告数 図2.HIV感染者およびAIDS患者報告数の国籍別,性別年次推移 (図 1〜3,表1の出典: 厚生労働省エイズ動向委員会 「平成22年エイズ発生動向年報」) 図3.2010年に報告されたHIV感染者の感染経路別内訳 2.HIV感染妊婦の現況 ◦HIV感染妊婦の2009年までの累計は694例でした. ◦HIV感染妊婦の転帰は694例中,選択的帝王切開分娩が336例(48.4%), 緊急帝王切開分娩41例(5.9%),経腟分娩72例(10.4%),分娩様式/転帰 不明92例(13.3% ),自然流産12例(1.7% ),中絶140例(20.2%),妊娠 中1例(0.1%)でした(図4). ◦HIV感染妊婦の数はここ数年30件前後で,2009年は22例でした. ◦HIV感染妊婦とパートナーの国 籍組み合わせは,2000年以前 では外国籍同士が最も多かった 妊娠中 1例 中絶 140例 の が,2005~2009年 で は 日本人同士が全体の36.0%と 最も多く,次いで外国籍妊婦と 日本国籍パートナーが30.4% 自然流産 12例 分娩様式/転帰不明 92例 と変化しています. 経腟分娩 図4.HIV感染妊婦の転帰 (2009年までの累計694例中) 緊急帝王切開分娩 41例 72例 選択的帝王切開分娩 336例 Ⅱ HIV検査の進め方と 感染告知の方法 1.HIV検査の流れ ◦HIV検査は一次検査(スクリーニング検査)と二次検査(確認検査)からなりま す(図1).一次検査のみでは感染を確定することはできませんのでご注意く ださい. ◦医療機関では,術前検査のほか,帯状疱疹や口腔カンジダ症など免疫低下が 認められる場合や,性感染症・慢性の下痢・不明熱・体重減少がある場合に HIV検査を勧めると良いでしょう. ◦妊 婦の場合は,ほとんどが妊娠初期検査の一環としてHIV検査を受けます. 厚生労働省研究班によると,平成22年度の全国病院調査での実施率は99.7 %に達していました.妊婦HIV検査は感染妊婦の早期発見とHIV母子感染予 防のために必要不可欠であり,100%の実施が望まれます. ◦保健所では無料・匿名でHIV検査を受け付けています. 一 次 検 査(スクリーニング検査) 陽 性(判定保留) 偽陽性が含まれる 陰 性 (感 染のごく初期では陰性となることも ある:ウインドウピリオド) 二次検査(確認検査)WB(Western Blot)法, PCR法 陽 性(HI V 感染) エイズ治療拠点病院に紹介 図1.HIV検査の流れ 陰 性 2.HIV検査の際の留意点 一次検査の前に ◦本 人にHIV検査を実施することを伝え,承諾を得ます.他の検査と一緒に実 施する場合でも同じです. ◦地 域のエイズ拠点病院を調べておき,そこの担当医(内科医または産婦人科 医)と事前に患者の紹介方法について話し合っておくと良いでしょう. 一次検査の「陽性」とは ◦結果が「陽性」と出ても,多くは「偽陽性」です.必ず二次検査を受けてもらい, 陽性・陰性を確定する必要があります. ◦し たがって,一次検査の結果が「陽性」だった場合に,当人に「HIVに感染し ています」と伝えるのは誤りです. ◦二次検査を他の施設で実施する場合は,確実に検査を受けられるよう施設を 紹介しましょう. 一次検査「陽性」の伝え方 ◦一次検査で「陽性」だった女性患者に結果を伝える際は,不安や誤解を与えな いように,次のことを明確に伝えてください. ①「陽性」 はHIV感染という意味ではありません.この場合は,再検査が必要 という意味です. ② ほとんどの人は二次検査で感染していないことが分かります. ③ も し感染していたとしても,専門治療を受けることで病気のコントロール ができるようになっています.赤ちゃんへの感染も防ぐことが可能になっ ています. ④ 検査方法は血液採取だけです.結果は1~2週間後に分かります. ⑤ プライバシーを守り,結果はあなたにしか伝えません. ⑥(二次検査を他の施設で行う場合には) 二次検査をする病院を紹介しますの で,必ず二次検査を受けてください. 一次検査「陽性」の補足説明 一次検査で「偽陽性」が出てしまう理由ははっきりとは分 かっていませんが,1,000人に検査を実施すると2~3人 の割合(0.2~0.3%)で偽陽性が出ます.統計では日本国 内の妊婦さんのHIV感染は1万人に1人(0.01%)です. つまり計算上は,HIV 検査を1万人の妊婦さんに実施した 場合,一次検査「陽性」は20~30人,二次検査で感染が 確定するのは,その中の1人ということになります. 3.HIVに感染していた場合の告知方法 ◦HIV感染を告知されるとショックや混乱をきたすことがありますので,告知 の方法には十分に配慮してください. ◦妊婦の場合は,心身ともに特殊な状況の中で告知されることになるので,慎 重な対応が必要です.本人は短期間に妊娠継続,抗HIV療法の開始,パート ナーへの打ち明けなどについて決断を下さなければなりません.病院スタッ フの細やかな対応と支援が求められます. 院内の準備 ◦HIV診療科の医師,看護師のほか,妊婦の場合には産科医・小児科医・助産師, さらに必要に応じて他診療科やカウンセラー,ソーシャルワーカー等の紹介 を行うなど,他科他部門との連携を図ると良いでしょう. 告知時に説明すること ① 検査の結果,HIV感染が判明したこと(感染事実の告知) ② HIV感染症とその経過(病気の説明) ③ 治療の継続によりエイズ発症を遅らすことができること(治療法の説明) ④(妊婦の場合)母子感染の予防が可能となっていること(母子の状態の説明) ⑤ 医療費の補助などが受けられること(医療費助成制度の説明) ⑥ パ ートナーなどへの感染の可能性があること(HIV検査のすすめ,感染予防 の説明) 医療者の姿勢 告知,およびその後の治療にあたっては,患者さ んが前向きな気持ちで病気と付き合えるようにする ことが大切です.告知直後は精神的に不安定であり, 物事を決断することは難しいでしょう. 「日常生活を 変わらず過ごしてみましょう」というような軽い支持 的な言葉かけにより,このつらい時期を乗り越えら れるケースも少なくありません. 大切なのは,医療者自身が後向きになってしまわ ないようにすることです.患者さんが病気に対する 悪いイメージや誤った認識を持たないように,早め に正しい知識を習得してもらいましょう.患者さん の心情に寄り添ったケアを行えるようにしましょう. Ⅲ 女性HIV感染者の 診療にあたって ー患者向け『女性のためのQ&A』補足説明ー 患 者 向 け『 女 性 の た め のQ&A』 (第3版)の補足説明です.医療 者向けの医学的な補足と,診療 の際に配慮していただきたい点 などを掲載しました.患者さん と円滑なコミュニケーションを 図るために活用してください. 診療にあたっての全般的注意 ◦診察や患者指導の際には,患者のプライバシーに配慮してください. ・話し声が外に漏れない個室が望ましいです. ・不用意にHIV,エイズという言葉を使わないよう注意しましょう. ◦患者の意思・決定を尊重し,話し合いを重ねながら治療方針を決定するよう にしましょう. ◦病状に関することなど個人情報となるものは,基本的に本人以外に漏れるこ とのないよう注意しましょう. ◦患者の希望や必要に応じて,患者の家族,パートナーなどへのフォローも行 うと良いでしょう. ◦病院内の各診療科,地域の関連機関と連携して,必要な支援が提供できるよ うにしましょう. HIV感染症とは どんな病気ですか? HIV感染症 HIV( hu ma n i m m uno d e f i ci en cy v ir us=ヒト 免 疫 不 全ウイルス)に 感 染している状 態を 指します .H I Vは 免 疫 機 能を 破 壊し,病 気にかかりや すくするウイルスで,血 液・ 精 液・腟 分 泌 液・母 乳 を 介して 感 染します .日 本 での 感 染 の大部 分は性 行為( 同 性間・異性 間の両 方)によるものです . 女 性の場合は , ほとんどが男 性との性 行 為で感 染しています . HIV 感 染 症 に か かると,H I Vは ゆっくりと 体 内 で 増 殖し, 免 疫機 能を破 壊していきます . HIV感染症の自然経過 CD4陽性リンパ球数 HIVの量 ↑ セットポイント* HIV感染初期 (急性期) 無症候期 この間に適切な治療を受ければ エイズ発症を予防できる エイズ発症期 *セ ットポイント:HIVは体に入ると急激に増殖し,1か月ぐらいから免疫の働きで減りはじめ, 6か月を過ぎたころから,それ以上減らなくなる.この時点をセットポイントと呼ぶ. HIV感染症/AIDSの説明 ◦HIV感染者本人が自分の病気を理解することが,病状コントロールや感染予 防などの自己管理につながります.そのためにも受診早期に病気の説明をす ることが重要です. ◦HIV感染症とAIDS発症の違い,抗HIV療法の確実な継続により免疫力を保 ち,AIDS発症を予防するあるいは遅らせることが可能になっていることを 説明しましょう.(AIDS未発症の場合) ◦病 期が進行する前に感染が判明したことを肯定的に伝えましょう.(AIDS 未発症の場合) 進行予測の指標=血中ウイルス量(HI V-R NA 量) セットポイントでのウイルス 量 が 多 いほど 病 気 の 進 行 が 早 いと 考 えられ ま す . 治療 開始の判 断や抗 HI V 薬の効 果 判 定の指 標としても利 用されます . 免疫力の指標=CD4陽性リンパ球数 C D4は 白 血 球の 一 種で,細 菌 や ウイルスを 攻 撃 する司 令 官 の 役 目をして いま す が,H IVが 増 殖 するとCD4が 破 壊さ れ ,数 が 減 りま す .C D 4 数 が 200 /μl 以下になると,いろいろな日和 見 感 染 症にかかりやすくなります . エイズ( A IDS: acq ui r ed i mm un o de f i ci e nc y s y n dr o m e=後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 )とは ,HI Vのために免 疫 力が落ちてきて,エイズ発 症の指 標とし て指定されている2 3種 類の日和見感 染 症のどれかを発 症した状 態を指します . エ イ ズ 日和見感染症 免 疫 力 が 弱 まると,健 康 な 時には 抑 え込まれていた 体 内の細 菌 やウ イル スが 暴 れ だし,さ まざ ま な 病 気 を 引 き 起 こしま す .この よ う な 病 気をまとめて日 和 見 感 染 症と呼 んでいます . ◦患者自身の免疫状態を把握するために,また治療や日和見感染症(表1)の予 防が必要な場合にタイミングを逃さないために,定期受診することが大切で あることを説明しましょう. ◦CD4数,HIV-RNA量などの検査数値には誤差があるため,複数のデータで 傾向を確認するよう説明しましょう. ◦CD4数,HIV-RNA量など自分のデータは記録し把握してもらうようにしま しょう. ◦ 「感染症チェックリスト」を作成して,患者本人に渡しておくと良いでしょう. 表1 .AIDS発症の指標疾患 1. カンジダ症(食道,気管,気管支,肺) 2. クリプトコッカス症(肺以外) 3. コクシジオイデス症 (1)全身に播種したもの A. 真菌症 (2)肺,頸部,肺門リンパ節以外の部位に起こったもの 4. ヒトプラズマ症 (1)全身に播種したもの (2)肺,頸部,肺門リンパ節以外の部位に起こったもの 5. ニューモシスチス肺炎 6. トキソプラズマ脳症(生後1か月以後) B. 原虫症 7. クリプトスポリジウム症(1か月以上続く下痢を伴ったもの) 8. イソスポラ症(1か月以上続く下痢を伴ったもの) 9. 化膿性細菌感染症 (13歳未満で,ヘモフィルス,レンサ球菌等の化膿性細菌によ り以下のいずれかが2年以内に,2つ以上多発あるいは繰り返し て起こったもの) (1)敗血症 (2)肺炎 (3)髄膜炎 C. 細菌感染症 (4)骨関節炎 (5)中耳・皮膚粘膜以外の部位や深在臓器の腫瘍 10. サルモネラ菌血症 (再発を繰り返すもので,チフス菌によるものを除く) 11. 活動性結核(肺結核または肺外結核)* 12. 非定型抗酸菌症 (1)全身に播種したもの (2)肺,皮膚,頸部,肺門リンパ節以外の部位に起こったもの 13.サイトメガロウイルス感染症 (生後1か月以後で,肝,脾,リンパ節以外) D. ウイルス感染症 14. 単純ヘルペスウイルス感染症 (1)1か月以上持続する粘膜,皮膚の潰瘍を呈するもの (2)生後1か月以後で気管支炎,肺炎,食道炎を併発するもの 15. 進行性多巣性白質脳症 16. カポジ肉腫 17. 原発性脳リンパ腫 E. 腫瘍 18. 非ホジキンリンパ腫 LSG分類により (1)大細胞型(免疫芽球型),(2)Burkitt型 19. 浸潤性子宮頸がん* 20. 反復性肺炎 21. リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成:LIP/PLH complex F. その他 (13 歳未満) 22. HIV脳症(痴呆または亜急性脳炎) 23. HIV 消耗性症候群(全身衰弱およびスリム病) *HIV による免疫不全を示唆する症状または所見がみられる者に限る. (出典:厚生労働省感染症情報) HIV-RNA量 ◦HIV-RNA量は感染後急激に増加し,その後免疫の働きによって減少して感 染後6か月頃までに一定のレベルに落ち着きます.この値をセットポイント と呼びます. ◦セットポイントのHIV-RNA量が多いほど病気の進行が早くなります. ◦HIV-RNA量は治療開始の判断や抗HIV薬の効果判定,治療変更の判断の指 標としても有用です. CD4陽性リンパ球数 ◦主 にCD4陽性リンパ球数によって,発症する可能性のある日和見感染症の 予防を行います(表1). ◦CD4陽性リンパ球数200/μl以下になると日和見感染症発症の可能性が高 くなります. 白血球 (WBC数/μl) X リンパ球 (Ly%) X CD4陽性リンパ球 (CD4%) 図1 .CD 4陽性リンパ球数の計算方法 毎 日 規 則 正しく薬 を 飲 C D 4 数 や ウイルス量 の まな け れ ば ならない の 推 移を見 ながら治 療 の で,慣 れるまで は 携 帯 効 果を 実 感できたの は のアラームをかけて忘 良かった. れないようにしました. (20代/未婚) ( 3 0 代 /未 婚 ) = CD4陽性リンパ球数 (CD4/μl) どんな治療を するのですか? 治療方法 H IVの 増 殖を 阻 止 するために,毎 日,抗 HI V 薬を 服 用します .服 用 する抗 HI V 薬は1種 類ではなく,効き 方 の 異なる数 種 類 の 抗 H I V 薬を 組み合わせます .この治療法を多剤併用療法(ART: antiretroviral t her apy )と呼びます . 治 療の開 始は ,C D4陽 性リンパ球 数 350∼500 /μlの方で推 奨され ています . さらにあなたが, ◦CD 4<35 0/μl ◦エイズを発症している ◦妊娠している ◦HIV腎症である ◦B型肝炎の治療が必 要 のいずれかにあてはまる場 合には 治 療 開始となります . こ れ らに 該 当 せ ず ,か つCD4 陽 性 リンパ 球 数 が5 00 /μl 以 上 の 方 は 経 過 観 察ですが,治 療 開 始を推 奨する専 門 家もいます . 治 療 開 始のタイミングについて主 治 医とよく相談しましょう. ◦抗HIV薬は作用機序の違いによって5種類に分けられます(図2).HIVの増 殖を阻止するため,異なる作用機序を持つ抗HIV薬を組み合わせて服薬する 多剤併用療法(ART: antiretroviral therapy)が,治療法の主流となってい ます. ◦生殖年齢の女性患者,あるいはこれから生殖年齢に達する女性患者について は,最初から出産の可能性も考慮して治療計画を立てる必要があります. ◦現 段階で挙児希望がなくても,できるだけ妊婦に禁忌の抗HIV薬を避けまし ょう. 治療成功の鍵を握る「アドヒアランス」 アドヒアランスとは直訳すると「 固 守 」という意 味ですが ,ここでは「 患 者さん が積極 的に治療 方 針の決 定に参加し, 自らの決 定に従って治 療を実 行する姿 勢 」 を意 味します . H IV 感 染 症の治 療では ,患 者さん自身が 治 療 内 容を 理 解し,積 極 的に治 療 方 針の決 定に参 加することが大 切です .まず医療スタッフと十分 話し合い,その上 で,定 期 受 診できる生 活 環 境 や 医 療 費 対 策を 整えたり,身 近な 応 援 者を 見つけ ておくことが治 療開始をスムーズにします . 長期的な治療の成功の鍵をにぎっているのは ,あなた自身のアドヒアランスです. 抗 HI V 薬 の 内 服は 生 涯にわたって 続きます .飲 み 忘 れると 薬 の 血 中 濃 度が 下がり,HI Vが 増 殖したり,今 飲んでいる薬に 対して耐 性ウイル ス( 薬の効かないウイルス)を 生じる危 険 性 や ,さらに,似た 構 造を も つ他の薬 も効かなくなる“ 交 差 耐 性 ”を 生じる可 能 性が 出てきます .そ うなると有効な抗 HI V薬が少なくなり,選択の幅も狭まってしまいます . 通院回数 ◦ 月1回が目安ですが ,病気の状態によって異なります . ◦ 定 期 受 診 のたびに 免 疫 状 態 や H I Vウイル ス 量 を 把 握 するた めに 血 液検 査をします . ◦ この定 期 検 査の結 果はご自分でも把 握しておきましょう.自分の 健 康状 態を知ることも治療の一 部です . アドヒアランスの重要性 ◦なぜ,すぐに治療を始めないのか,なぜアドヒアランスやコンディションを 整えることが重要性なのかを十分に説明してください. 通院回数・定期検査 ◦定期的に通院してもらい,血中ウイルス量と免疫状態の経過を把握します(定 期検査). ◦未治療の状態であっても,治療開始のタイミングを逃さないためには定期受 診が非常に重要です. ◦免疫状態によっては日和見感染症の検査・治療も必要になります(表2). インテグラーゼ阻害剤 宿主細胞 侵入阻害剤 融合阻害剤 HIV 出芽・放出 HI V - RNA H I V-DNA HI V-RN A ウイルス蛋白質 逆転写酵素 吸着・融合・侵入 プロテアーゼ 蛋白質前駆体 非核酸系 逆転写酵素阻害剤 核酸系 逆転写酵素阻害剤 図2 .抗HIV薬の作用 プロテアーゼ阻害剤 (ACC 患者ノート2009年版,p.10より転載) 表2 .一次予防が推奨される日和見感染症 疾患名 開始基準 処方例 CD4<200/μl ニューモシスチス肺炎 あるいは ST合剤1g/日 カンジダ症発症 トキソプラズマ抗体陽性 トキソプラズマ脳炎 かつ ST合剤2g/日 CD4<100/μl 播種性非定型抗酸菌症 CD4<50/μl ①アジスロマイシン1200mg/週 ②クラリスロマイシン1000mg 分 アドヒアランスを支えるために HIVの治療全般にわたって,患者さんの「病気と治療に対す る理解」と 「治療についての自己決定」を重視してください.長 期にわたる定期通院と正確な服薬(飲み忘れは治療の失敗に つながる),体調管理,感染予防には患者自身の強い意志と, それを医療者がサポートすることが必要です. どんな検査を 受けることに なりますか? H IVに感 染するといろいろな病 気にかかりやすくなりますが ,その中には重 症 化 したり,治りにくくなるものがあります .また,女 性に 多い病 気 もあります .この ため,HI V 診 療 の 初 期にいくつかの 検 査をして,これらの 病 気 の 早 期 発 見・早 期 治療することが大 切になります .また, それ 以 後も定 期的に受けたほうが良い検 査・ 検診もあります . それぞれの検 査・検診の目的を理 解して,必 要なものは受けるようにしましょう. 血液検査 検査対象 B型 肝炎 ,C型肝炎 ,梅毒 ,赤痢アメーバ,トキソプラズマ, サイトメガロウイルス,など. 検査時期 説 明 初診時または受診早期に検査します . その後は必 要に応じて行います . 日 和 見 感 染 症 や ,HI V 感 染 症と 共 通 の 感 染ル ートを もつ 他 の 性 感 染 症にかかっていないかどうかを調べます .もし他の病 気が見つかれば , 早 期に 治 療して重 症 化を 防いだり,病 状をコントロールして抗 HI V 治 療の開 始にそなえます .また,肝 炎の有 無は ,肝 炎そのものの治 療だ けでなく,抗HI V 薬の選択をする際にも必 要な情報です . 検査一覧 表3 .主な検査項目 血算* CD4% * CD8% * HIV-RNA量* 凝固系* 血液検査 * STS TPHA Hbs抗原 生化学(腎機能,肝機能,血糖,脂質系) HCV抗体 トキソプラズマ抗体 抗CMVIgG HTLV-1 アメーバー抗体 尿一般* HIV耐性検査* 胸部X線検査 その他の検査 眼底検査(CMV感染症の検査として) 子宮頸部腟部細胞診 腟分泌物培養 クラミジア検査 淋菌検査(必要時) 腟外陰部カンジダ症 歯科検診 *印:毎回実施する定期検査 無印:初診時(受診早期)に受ける検査.それ以後も必要に応じて,または定期的に受けることが望ましい. 産婦人科 子宮頸がん検診 検査対象 子宮 頸がん,ヒトパピローマウイルス(HPV) 検査時期 初診時または受診早期に受けましょう.その後は定期的(半年∼1年に1回) に受 けるといいでしょう. 検査の結果によっては検査間隔が短くなる場合があります. 子宮頸がんの原因は ,ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であることがわ 説 明 かっています .HIV陽 性の女 性はHIV陰 性の女 性に比べてHPVに感 染しやす く,子宮頸部異形成(がんの前段階の病変),子宮頸がんへと進行しやすいの で,子 宮 頸がん 検 診( 可 能であれば HPV-DNA検 査も)を 受けて早 期 発 見・ 早期治療を行うことが重要です . 性感染症の検査 検査対象 性器ヘルペス,クラミジア,トリコモナス腟炎 , 検査時期 おりものの 量 や 色に 変 化 があったり,陰 部 のか ゆみなど自 覚 症 状 のある場 腟外 陰部カンジダ症 ,尖圭コンジローマ,など 合はもちろんのこと,症 状がなくてもパートナーがこれらの病 気にかかって いる場 合などには受診しましょう. 説 明 HI Vと 同じ感 染ル ートでこれらの 性 感 染 症に もか かっている場 合 が ありま す .これらの病 気は 初 期には 症 状がないものが 多く,また,繰り返し発 症す ることもありますので,検査を受けて治 療することが大 切です . 婦人科検診 ◦子 宮頸がんは,女性特有のエイズ指標疾患として挙げられています.HIV感 染者は非感染者に比べ子宮頸部異形成,子宮頸がんになりやすいことが判明 しています.このため,子宮頸がん検診は通常の1年ごとより短い期間(半 年程度)での検診を勧めてください. ◦クラミジア,淋菌等の性感染症は症状がない場合も多いため,検査を勧めます. ◦日和見感染症の1つとして腟外陰部カンジダ症を繰り返し発症することがあ り ま す. か ゆ み や お り も のが多いときは受診し治 療することで治癒します. ◦自 覚 症 状 が あ る と き, ま たはパートナーがこれら の病気にかかっている場 合には検診を勧めましょ う. 男 性 医 師 に は 伝 え に くいこともありますので, 医療者側から症状がない か話題にすることも必要 でしょう. 子宮頸がんとHPV感染予防 近年,子宮頸がんの原因はHPVの感染 によることが分かってきました.HIV感染者 は非感染者に比べHPV感染しやすく,また 経過も早いため,早期の治療が重要です. 最近,HPV感染予防のためのワクチン も開発されました.子宮頸がんの発生を約 70%防ぐことが可能であると考えられて います.日本でも,近い将来導入を予定し ています. 眼 科 眼底検査 検査対象 検査時期 サイトメガロウイルス網膜 炎 初 診 時 または 受 診 早 期に 検 査を 受け ましょう.その 後は 免 疫 の 状 態により検査の間隔が違いますので医 師に確 認してみましょう. 説 明 サイトメガロウイルス(C MV )には成人の90%以上が感 染していま す .ふだんはおとなしいウイルスですが ,免 疫が 低 下 すると急 速に 活 性 化して 網 膜 炎 や 肺 炎などを 引き 起こします .定 期 的に 眼 底 検 査を することで,CMV 網 膜 炎を 早 期 発 見・早 期 治 療し,病 気の広 がりを防ぐことができます . 歯科検診 検査対象 虫歯 ,歯 周病 ,など 検査時期 年1∼2回 説 明 歯科・口腔外科 虫歯や歯 周病などは早めに治療することをお勧めします .歯 科で使 用する薬と抗 HI V 薬の併 用には注 意が必 要なものもあるので,かか りつけの歯 科 医にはH IV 感 染について伝えておきましょう.歯 科 受 診を希望する方は医療スタッフに相 談してみましょう. 眼科(眼底検査) ◦免 疫低下に伴い,サイトメガロウイルス(CMV)網膜炎などが発症する可能 性があるため,CD4数が200/μl以下であれば,定期的に眼底検査を受け るように勧めてください. 歯科検診 ◦歯 科医へはHIV感染を伝えることが望ましいということを,以下の理由を説 明して理解してもらいましょう. 〈歯科医に感染していることを伝える必要性〉 ・易 感染状態のため,清潔操作の徹底と歯科処置後の感染徴候について慎重 にフォローアップする必要がある. ・処方の際には,抗HIV 薬との併用禁忌薬を避ける必要がある. ・抜 歯などの侵襲の大きな処置を行う場合は,免疫状態も考慮して適切な時 期を検討する必要がある. ◦か かりつけ医に継続して通院する場合も同様です.新規でHIV感染者の診療 が可能な歯科医をさがす場合は,病院内の歯科医に相談するか,地元の歯科 医師会に相談すると良いでしょう.東京都と神奈川県にはHIV歯科診療ネッ トワークもあります. 日常生活では どんなことに 気をつければいいですか? ◦ 体 調の変 化は ,ノートなどに記録してみましょう. 健康管理 ◦ 体 調に変 化がみられたら,医療スタッフに相 談しましょう. ◦ 休日や 夜 間の連 絡 方 法を医 療スタッフに聞いておくとよいでしょう. ● 体調変化の例 頭痛 ● 発熱 口の中がしみる 視力低下・見えづらい 舌が白い 肩こり リンパ 節 の 腫 れ 吐き気 気分の変調 動悸・息切れ 皮膚の赤み・痛み・かぶれ しびれ だるさ の ぼせ・ほてり 陰部のかゆみ・痛み 腰痛 便秘 下痢 月経周期の変化 不正出血 おりもの 体調管理の指導に関する注意点 ◦免疫機能の低下,治療薬の副作用,他疾患の発症などでさまざまな症状が起 こることが考えられるので,常に自分の体調変化に注意し,早目に連絡・受 診するように伝えてください. ◦夜 間・休日でも患者から緊急連絡ができるように,医療スタッフ内で夜間・ 休日の連絡方法を決め,患者に伝えてお きましょう. ◦患 者によっては女性特有の症状を訴え ることをためらうこともあるので,日頃 から患者との信頼関係を築き,これらの 話題を医療者側からもちかけ,話しやす い環境作りをすることが重要です. 〈女性患者に特有の主な症状〉 ・月経周期の変化 ・不正性器出血 ・帯下の変化 ・気分の変調(イライラ,うつ,不安感) ・更 年期症状(たとえば,肩こり,腰痛, 顔面紅潮,発汗,不眠,眩暈) 二次感染予防 a. 性行為 ◦ 感 染 の 可 能 性を 下げるためにコンドームの 使 用 が 有 効です .セックスを する 時は ,いつでも効果 的に使 用できるようにしておきましょう. ◦ コンドームの使 用は ,他 人へのH I V 感 染を 予 防するだけではなく,あなた自身 の性 感染 症 予防にも効 果 的です .避 妊 効 果もあります . ◦ 避 妊のためにピルを 服 用 する方がいますが ,感 染 予 防には 効 果がありません のでご注 意ください. b. 血液の取り扱い ◦ 月経 血の付いた下 着 類は ,塩 素 系 漂 白 剤に浸した後 ,通 常 通り洗 濯をすれば よいでしょう. ◦ 生 理 用 ナプキンなどの 血 液の付いた物を 捨てる時は,ビニール 袋に 入 れて口 をしばって捨てましょう.小さいお子さんがいる場 合は ,お子さんが血 液の付 いたものに触れないように,とくに注 意しましょう. ◦ かみそり,歯ブラシなどの共 用はやめましょう. 二次感染予防の指導に関する注意点 ◦セックスの際にはコンドームの使用が有効であることを伝えましょう. ◦パートナーがコンドームの使用を拒否している場合などは,患者への指導に 加えてパートナーへの指導も必要です.患者とパートナーがセーファーセッ クスについて工夫できるように支援すると良いでしょう. ◦他人への感染予防だけではなく,患者自身への性感染症の感染予防になるこ とを説明します. 家事を完璧にこなそうと気持ちがあせ って 無 理 をして 体 調 不 良 に なった の で,疲れた時 は少しでも横になって休 むようにして早めの対 処を心がけ,家 族のためにも自分の体を大切にするよ うになりました. (30代/既婚) 家族 や パートナーに 伝えようか 迷っています… わたしたちは ,パートナーには感染の事 実を知らせたほうが良いと考えます . また,家族や身 近な人があなたの病 気のことを理 解し,協 力してくれれば , あなたにとってプラスになると考えます .しかし,決めるのはあなた自身です . 次の3点について考えてみてください.気 持ちを整 理するのに役だつかもしれません. 1 パートナーもHI Vに感 染している可 能 性があります .あなたが感 染して いることを 告げ ,パートナーにも検 査を 受けるよう勧めることは ,パート ナーの健 康を守るために非 常に重 要です .また,パートナーが感 染してい て,それに気が付かない場合 ,他の人に感 染を広げる可 能 性もあります . 今 後の性 生 活における感 染 予 防の方 法について,子どもを 望むかについて,また,二人の将来にかかわる生活設計につい 2 て,共通の認識に基づいた二人の話し合いがとても大切です. パートナーに感 染の事 実を 知らせることはとても勇 気のいる 3 ことですが,知らせ ずに 秘 密を 持っていることであなた自身が つらくなるか もしれ ませ ん.勇 気を もって 伝 えることが ,あな たの気 持ちをプラスに転じるきっかけとなるかもしれません. 支援方法 ◦家 族,パートナー,職場の人などにHIV感染を知らせるかどうかは患者本人 の決定によりますが,医療者は患者自身が決定を下せるように支援する必要 があります. ◦病 気を抱えながら治療と家事・育児・仕事を両立するには,HIV感染のこと を知っている身近な人の存在が不可欠です.医療側は患者の気持ちに配慮し ながら,身近な支援者の確保に向けて,そのメリットを伝えてみましょう. ◦HIV感染を打ち明けられたパートナーや家族などが患者本人を支援できるよ うに,医療者はこれらの人に対しても必要に応じて情報提供してください. ☆あなたが希 望するなら,家 族 やパートナーに伝える際に 医 療スタッフが 協 力 することができます .たとえば ,相 手 に感 染の事 実を伝えたあとに,医 療スタッフから病 気 や 治 療の説 明をしてフォローすることができます . 支援の具体例 ①現在の身近な人間関係やキーパーソンを確認します. ②患者本人の,他者にHIV感染について打ち明けることの認識を確認します. ③サポートを得ることが長期にわたる療養生活の支えになることを説明したう えで,十分に話し合います. ④HIV感染について打ち明ける機会,対象者の選定方法について話し合います. ⑤医療者とサポーターとなってくれる人との面接を設定します. ⑥サ ポーターにHIV感染症や治療について説明し,相談窓口となることを保証 します. ⑦先輩患者がどのようにサポートを形成しているかを紹介し,必要に応じてピ アカウンセリングを設定します. ピアカウンセリングとは ピアとは, 「仲間」や「対等な立場」といっ た意味で用いられています.ここでは,医 療者が病状や治療経過が似ている先輩患 者を紹介し,先輩患者から後輩患者に体験 談などを話してもらい,仲間意識をもって 行われる相談をピアカウンセリングと呼ん でいます.実施に当たっては,事前に両者 の了解をとることはもちろん,紹介する目 的,相談の意図を明確にしておくことが大 切です. 仕事との両立は できるでしょうか? H IV 感 染 症と診 断されても,あわてて仕 事を や める必 要は ありませ ん.現に H IV 感 染 者の 多くは ,それ までの 生 活を 大きく変 えることなく生 活しています . あなたも仕事と治療が両 立できるよう工 夫してみましょう. 仕 事の都 合などで定 期 受 診が 難しい場 合には 相 談してください.通いや すい 場 所にある医 療 機 関 や ,通いやすい時 間 帯に受 診 可 能な医 療 機 関を 紹 介できる かもしれません. ◦仕事の都合で受診が困難な場合には,仕事に支障のないよう通院可能な病院 を選択できるよう配慮しましょう. ◦また,事前にそのような病院との連携を確立しておくことも大切です. ◦初診時には仕事を辞める決心をしてくる患者もいますが,まずは,すぐに決 定を下さないように説明します. ◦多くの患者が仕事をしながら通院していることも伝えてみましょう. 今後,妊娠・出産は できるでしょうか? 妊娠・出産は可能です .しかし,自然 妊 娠ではパートナーに感 染リスクが生じ ます .一 部の医 療 機 関では ,女 性 感 染 者と夫との間で人 工 授 精を 実 施していま すが,妊 娠・出 産にあたっては 治 療 方 針の変 更( 妊 娠 中 も継 続 可 能な 抗 H I V 薬 を選択する,など)や生 活 環境の調 整が必 要な場 合もあるため,医 療スタッフと 相談し,計画的に妊娠することが望ましいと考えます . これらの点 も 含め,子どもを 望 むかどうかは 家 族 内での話し合いを 重 ねなが ら慎 重に 決 定 することをお勧めします .「将 来 的には 子どもがほしい」と思って いる方も,医療スタッフに相 談してみましょう. ◦妊娠・出産は可能ですし,適切な治療と母子感染予防対策を行えば児への感 染率を0.5%以下におさえられるようになってきています. ◦し かし,患者のHIV感染の状態,抗HIV薬の選択や服薬状況などによって, 妊娠・出産に好ましい時期もあれば,あまり好ましくない時期もあります. ◦したがって,妊娠を希望される場合は妊娠前に必ず医療者に相談していただ き,慎重に進めていくことが肝要です. 妊娠中ですが このまま 出産できますか? 適 切な 治 療と母 子 感 染 予 防 対 策を 行 えば 感 染 率 を0. 5%以 下に抑えられるようになってきました.妊 娠・出 産・子 育てをしている女 性 感 染 者も増えてき ています . HI V 感 染という診 断を受けて,あなた(とパートナ ー)は妊娠を継続するかどうかで迷っているかもしれ ません.病 気を 抱えての妊 娠・出 産・子 育てに不 安 を 感じることもあるか もしれ ま せ ん.そのような 時 は ,遠 慮 せ ず に 医 療 ス タッフに 相 談してくださ い. あなたの力になれると思います . 妊娠中の注意点 ◦ 予定 帝 王切開 術の前に陣 痛や破 水が起きた場合は , すぐに病 院に連 絡し対応することが感染 予防につながります . 突 然のことであわててしまわないように, あらかじめ医療スタッフと連 絡先や 方 法を決めておくとよいでしょう. ◦ 病気を抱えての妊娠・出産ということで不 安になることもあるかもしれま せんが,お腹の赤ちゃんに話しかけたり,赤ちゃん用 品を準備したりして, 楽しくゆったりとした気持ちで妊 娠 期 間を過ごしてください. 妊娠継続にかかわる自己決定の支援 ◦妊婦のHIV感染が判明したら,早期に「妊娠を継続するかどうか」を決める必 要があります.それは,妊娠週数が進むと,妊娠継続時に必要な母子感染予 防(抗HIV療法)の開始のタイミングが遅くなることと,人工妊娠中絶が困難 あるいは不可能になるなどの不都合が生じる可能性があるからです. ◦妊娠週数は重要な情報として取り扱い,必要な治療やケアを受けられるよう に支援する必要があります. ◦HIV感染妊婦は,告知後はHIV/AIDSに対する恐怖感や出産・育児に対する 不安から,妊娠継続を躊躇する場面がみられます.医療者は,HIV感染症・ 治療法・治療の見通しについて,本人がよく理解できるように説明し,自己 決定できるように支援してください. 〈具体的な説明内容〉 ◎妊娠を継続した場合と継続しない場合の両方の経過. ◎母子感染の概要と予防法,母子感染のリスク,児の予後など. ・日 本では,妊娠中にHIV感染が判明した妊婦の約7割が抗HIV薬による 治療を受けており,そのほぼ全例で帝王切開分娩が行われてきた,こ の場合の母子感染率は0.5%と低率. ・非感染児の予防薬の影響,長期的な発育・発達については,まだ不明. ・感染児は乳児期にAIDSを発症し,予後は悪いことが多い. 「おめでとう」の気持ちを忘れずに HIV感染妊婦のケアにあたっては,どうしても HIV治療,感染予防に医療スタッフの意識が集中 しがちです.しかし,一般妊婦と同様に「妊娠・出 産おめでとうございます」という気持ちで接するこ とを忘れないようにしましょう. 医療スタッフをはじめとする周囲の人がHIV感 染妊婦を温かく見守り,本人が妊娠期間を喜びと 期待をもって過ごせるようにすることが,育児の際 の力にもなります. 母子感染を 防ぐ にはどうすれば いいのですか? 母子感染予防対策 妊 娠 中から次のような ◦ 妊 婦 の H I V 感 染 の 早 期 診 断 母 子 感 染 予 防 対 策をと ◦ 抗 H I V 薬を服 用し分 娩 時 のウイルス量を少 なくする りま す .この 対 策 に よっ ◦ 分 娩 時にはレトロビルを点 滴する て,日 本 では 赤 ちゃんの 感 染 率 は 0 . 5% 以 下にな ってきています . 娩 方 法 は( 分 娩日をあらかじめ 決 め て おく)予 定 帝 王 ◦分 切 開とする ◦ 断 乳する( 母 乳 は与えず,粉ミルクを用 いる) ちゃんに抗HIV薬(レトロビルシロップ)を6週間飲ませる ◦赤 抗HIV薬の服用 これまで,抗 H IV 薬は 胎 児の奇 形が 心 配な 妊 娠 初 期を 避け ,妊 娠 1 4 週 以 降から服 用 するこ とが推奨されていましたが ,最 新の治 療ガイドラインでは次のように変 更されました. ◦ 治 療が必 要な妊 婦さんについては ,妊 娠 1 4 週まで待たずに,できるだけ 早く服 薬を開 始す ることが望ましい. ◦ すぐに治 療を 開 始する必 要のない妊 婦さんについても,母 子 感 染 予 防のためには 妊 娠 中に 抗HIV薬を服用する必要がある.この場合も早期に開始することが望ましいが,妊娠14週以 降に遅らせることを考慮してもよい. また,妊 娠 中は 催 奇 形 性のある薬 (ストックリンなど)は 使 用しません.ただし,現 時 点では 抗 H IV 薬の胎 児に対する影響は完全には分かっていません. これらを参 考にして,医 師とよく話し合って抗 H I V 薬の服 用 開 始 時 期を決めましょう. 感染予防対策 ◦現 在,わが国では表4に 示すHIV母子感染予防対 策が実施され,成果を挙 げています. 表4 .HIV母子感染予防対策 1.HIV スクリーニング検査(妊娠初期) 2.母児に対する抗HIV療法 妊娠中のART 分娩時のレトロビルの投与 児へのレトロビルの投与 3.選択的(予定)帝王切開による分娩 4.断乳(人工栄養による哺乳) 妊娠中の治療法 ◦妊娠中の治療は,すでに治療を始めているか,未治療かに分けて考えます. ◦HIV感染妊婦の治療に際しては,本人の状態,母子感染の予防,胎児への抗 HIV薬の影響の3点を勘案して,患者と十分話し合ったうえで治療方針を決 定してください. ◦CD4数,ウイルス量から「治療適応なし」と判断される場合でも,母子感染 予防のためには,抗HIV薬を服用し分娩までにウイルス量を抑えることが必 要です. ◦妊娠全期間を通じて,催奇形性のあるストックリンの使用は避けてください. ◦2011年9月に米国DHHSガイドラインが改訂されました.これまでは,抗 HIV薬の胎児への影響を考慮し,(一部の患者を除き)妊娠第1期は抗HIV薬 投与を控えることが推奨されていましたが,改訂ガイドラインでは,妊娠第 1期を含むより早期の抗HIV薬投与が望ましいと変更されました.以下は DHHSの改訂ガイドラインにそって解説します. a.未治療の妊婦 ◦未 治療だが治療適応のあるHIV感染者が妊娠した場合は,抗HIV療法を妊娠 第1期を含むできるだけ早期から開始することが推奨されます. ◦治 療適応のないHIV感染妊婦についても,母子感染予防の観点から治療が必 要です.この場合は妊娠第1期が終わるまで服薬の開始を延期してもよいの ですが,より早期の開始が母子感染予防に有効と考えられます. ◦分娩後,治療を継続するかどうかを再検討します. b.治療中の妊婦 ◦一般的には妊娠が判明しても抗HIV療法は中止せず,現在の薬を継続します. ◦ウイルス抑制が不十分な場合には耐性検査を行い,薬剤の変更を検討します. ◦分娩後も服薬は継続します. c.治療を中断している妊婦 ◦今 まで服用したすべての抗HIV薬の耐性検査をし,その結果を参考にして薬 剤を選択します. ◦治療に反応が悪い場合は耐性検査を再度実施し,専門家に相談して治療内容 の変更を行います. 表5 .ARTとレトロビル単剤投与との比較 ART レトロビル単剤 レトロビルより低い ARTより高い 高い 低い 血中ウイルス量の変化 速やかに減少 減少しにくい 薬剤耐性ウイルスの出現 出現しにくい 出現しやすい 児に対する安全性の評価 感染母体に対する治療効果 妊娠中のARTとレトロビル単剤投与の比較 ◦現 在,CD4数,ウイルス量にかかわらず,すべてのHIV感染妊婦に対して ARTを開始する方法が主流になっています. ◦その場合,レトロビルで過去に副作用や耐性の問題がなければ,レトロビル を組み入れることが基本です. ◦レトロビルの単剤投与は1998年をピークに減少し,現在はあまり行われて おりません. ◦妊 婦に対するARTとレトロビル単剤投与を比較すると,ARTは母子感染予 防の面も含め治療効果に優れますが,胎児に対する安全性については不明な 点が多いとされています(表5). 母子感染予防対策の成果,そして課題 母子感染は主なHIV感染経路の1つです.HIVの母子感染率は,何も感染予防対 策がなされなかった場合,約30%といわれます.国連合同エイズ計画では,以前よ りやや減少したとはいえ,2007年中に約42万人の15歳未満の子どもが新たに HIVに感染したと推計しています.そのほとんどが開発途上国での母子感染です. 先進国では母子感染予防対策の進歩によって劇的に感染率が低下してきました. 日本ではすべての感染予防対策をとることによって,感染率は0.5%にまで低下し てきました.しかし,妊娠初期にHIV検査を受けていない,あるいは妊婦検診を受 けていない飛び込み分娩の中にHIV陽性患者さんがいることが報告されています. 妊娠中の抗HIV薬の内服は悪阻と重なって大変つらいと訴える患者さんもいま す.分娩方法の選択についての患者さんの希望も聞かれます.児への抗HIV薬の 投与は貧血などの副作用をきたすことがあります.まだまだ課題が山積みです. HIV母子感染予防対策をさらに進めなければいけません. 分娩は帝王切開術 現 在 ,HIV 妊 婦 の 分 娩 方 法として推 奨されているのは 予 定 帝 王 切 開 術で す .陣 痛(子 宮の収 縮 )が始まると,お母さんの血 液が胎 盤を通して子 宮 内の 赤ちゃんに接 触する可 能 性があります .これを 防ぐため,陣 痛の起こる前に 赤ちゃんを母体から帝 王 切開術で取り出してあげます . ただし,帝 王 切 開 術を 選 択 することに 妊 婦さんの 同 意 が 得られ ない場 合 や ,急に 陣 痛が 起こり帝 王 切 開 術が 間に 合 わない場 合 ,破 水 後 長 時 間たっ ていて,すでに赤ちゃんが感 染している可 能 性が考えられる場 合などは 経 腟 分娩が選 択されることがあります . 出 産方法による母子感染率の違い (2000〜2009年) 予 定帝 王切 開 感染しなかった 182人 感染した 100 (99.5%) 10 10 10 10 10 10 10 1 1人 10 1 1 (0.5%) 経 腟 分 娩 感染しなかった 感染した 7人 (87.5%) 1 1人 1 1 1 1 1 1 1 (12.5%) 平成22年度厚生労働省研究班報告による 分娩様式について ◦ARTによりウイルス量を著明に減少させることが可能となるに至った現時 点では,ウイルス量の極めて少ない妊婦の分娩に関して,経腟分娩でも帝王 切開と同等の母子感染率が得られるようになったとの報告が海外でなされて います. ◦わが国でも経腟分娩の可能性について検討していますが,わが国独自のさま ざまな医療状況に鑑み,経腟分娩は時期尚早と考え,分娩方法は帝王切開術 を推奨しています. 赤ちゃんへの投薬 赤ちゃんには 感 染 予 防のためにレト ロビ ル シ ロッ プ を6週 間 飲 ま せ ま す . それにより貧 血などの副 作 用が 出るこ とがありますので,必 ず 医 師の指 示に 従って受診するようにしてください. 赤ちゃんの感染の 有無の判定時期 赤 ちゃん が 生 ま れ たら,血 液 検 査 でH I V- R N A 量 を 調 べ ま す .検 査 は 出 生 4 8 時 間 以内 ,2週 間 後 ,2か月後 , 3∼6か 月後 ,1歳6か 月の5回 実 施し ま す .3回 目と4回 目の 検 査 結 果が 陰 性であれば,9割 以 上の確 率で感 染は 否 定 できま す.最 終 的 な 感 染 否 定 の 診 断は1歳6か月で実施します . 赤ちゃん の HIV検査 1回目 2回目 3回目 4回目 最終 生後 48時間 以内 2週間後 2か月後 3~6か月後 1歳6か月 どちらも陰性ならば ほぼ感染していない 陰性ならば 非感染が確定 検査でHIV感染が分かった場合は,すぐに治療を開始します. 育児に 関して 知っておくべき ことはありますか? 予 防 接 種 乳 幼 児は 生 後3か 月ぐらいから,地 域の保 健 所 や 医 療 機 関で各 種の予 防 接 種 を 受けることになっています .赤ちゃんがHI Vに感 染していなけ れば ,いずれの 予防接 種も可能です .ただし,生ワクチンのポリオの予防 接種だけは ,お母さん がポリオに感 染する可能性が皆 無ではないので,慎 重に決めてください. ポリオワクチンを接種すると, 約6週間はウイルスが便中に排泄されます . そのため, ごくわずかですが,赤ちゃんの便に接 触した人が感 染する可 能 性があります .お母さ ん(や 家 族 )の免 疫 状 態が悪いと,感 染の可 能 性は 高くなります .そのような場 合は ポリオの予防 接種は受けないでおくという選 択肢もあります .一方 ,赤ちゃんを保育 園などにあずける場 合などは ,ワクチン接 種を 優 先 するほうがいいか もしれ ませ ん (その場合は ,便の処理や手洗いをしっかりするなどの感染予防対策が必要です) . また,日本ではまだ 承 認されていませんが,不 活 化ポリオワクチンであれば ,お母 さん(や 家族 )の免 疫 状態が悪い場合でもポリオに感染することはありません. これらの点を 主 治 医 や 小 児 科 医に 相 談してから,赤ちゃんにポリオの予 防 接 種を 受けさせるかどうかを決めてください. 育 児 相 談 あなたが 住んでいる地 域にも「 母 子 保 健 」担 当の保 健 師 や 助 産 師がいること をご存じですか? 母 子 保 健 担 当 者は ,産 前の 母 親 学 級 や 産 後の 新 生 児 訪 問 ,乳 児 健 診 や 育 児 相 談を 行っています .育 児に困った時には 良いアドバイスがもらえることでしょ う.もし,プ ライバシー の 問 題 が 気になるようなら,医 療スタッフに 相 談して, 担当保 健師を決めてから関わり始めるのもいいでしょう. 予防接種,とくにポリオワクチン接種について ◦非感染児のワクチン接種に関しては,不活化ワクチン・生ワクチンのいずれ も接種可能です. ◦しかし,ポリオワクチンウイルスは便中に排泄されるため,母(父)が経口感 染して発病する可能性も否定できません.不活化ポリオワクチンの接種が望 ましいのですが,日本では認可されていません. ◦ポリオ生ワクチンの接種に関するいくつかの例を紹介します. ・不活化ワクチンの認可を待ち,ポリオ生ワクチンの接種を見送る. ・ポリオ流行地域への渡航が必要な場合や,ポリオを接種する月齢の児がい るような保育園などの集団生活をする場合などに改めて検討する. ・母(父)の免疫状態や感染予防(6週間の手洗い)が遵守できる状況下である かなどを考慮し接種を検討する. ・不活化ワクチンを取り扱う施設の利用(ただし日本では認可されていない) ◦ポリオは集団接種が多いので,ポリオワクチンを接種していないことを保健 師にたずねられることがあります.その返答に悩む患者もいるので,患者と 話し合い,あらかじめ担当の保健師に事情を伝えるなどの対応をとるのも良 いでしょう. 育児相談 ◦市区町村が新生児訪問,育児相談などの「母子保健」事業を行っており,担当 の保健師や助産師などが介入可能です. ◦身近な地域の人に病名を知られることを避けたい患者も多く,プライバシー を侵害しないよう,保健師を紹介する場合には,患者にあらかじめ承諾を得 たうえで,担当保健師に紹介し情報提供するようにしましょう. ◦初対面の保健師の訪問は患者にとって精神的負担になりますので,場合によ っては,診療時に病院スタッフ・患者・保健師の3者で顔合わせをしてから, 直接,患者と保健師が連絡を取り合うようにするのも良いと思います. 利用できる 公的制度は ありますか? 経済的負担を軽くする制度 ◦ 医 療費や生活費の経済 的 負担を軽くする制 度が各 種あります . ◦ 健 康保険とこれらの制度を利 用すれば ,高 額になりがちな治 療 費 負 担はかなり軽くなります . ◦ 制 度ごとに条 件や申 請 方法が違うので,詳しいことは ,各 制 度の窓 口や 病院のソーシャルワーカーに確認してください. 妊娠・出産に関する負担を サポートする制度 ◦ 妊 産婦が利用できるいろいろな制 度があります . ◦ 妊 娠が 分かったら,できるだけ 早い時 期に市 区 町 村の窓 口で 母子 健康手帳をもらってください. ◦ 一 般に分 娩のための費 用は自己 負 担になりますが ,出 産 後に 健 康 保 険から「 出 産 育 児 一 時 金 」が 出ますので,大 半はカバ ーできます . ◦「 限 度 額 適 用 認 定 証 」を 保 険 者に発 行してもらい医 療 機 関に 提示すれば , 入院 医療 費は限度 額までの自己 負担となります . ◦ 保 険 者が出 産 育 児 一 時 金を妊 婦に代わって医 療 機 関に支 払う「 直 接 支 払い制 度 」を利 用す れば ,医療 機関の窓口で支 払う出産費 用は出 産育 児一 時金を上 回った額のみとなります . ◦ 経済 的に困っている人は入院 助 産制度が利 用できます . 外国人を対象とした支援 ◦ 健 康保険は ,外国 人 登録をして日本で1年 以 上 暮らす外 国 人も加 入できます . ◦ 母子健康手帳や入院助産制度などは国籍や滞留資格を問わないので,外国人も利用できます. ◦ 市 区町村によっては ,各 国 語の相 談 窓 口を設けています . ◦ このほか,各地の支援団体が各国語で電話相談や通訳などの支援をしています. 医療費用についての説明 ◦治療費や検査費用,妊婦ならば帝王切開の費用などを説明してください. ◦治療費が高額になりがちなので,経済的負担を軽減する制度を紹介し,必要 なら申請を援助してください(資料3参照). ● HI V感染者の多くが利用する制度 ● 身体障害者手帳 ◦「 免 疫 機 能 障 害 」1 -4 級に該 当します. ◦ 身 体 障 害 者 手 帳を取 得して おくと,次 の2つ の 制 度が利 用 できます. 重 度 心 身 障 害 者 医 療 費 助成制度 ◦健康保険の利用による医療費の自己負担分の全額または一部が助成されます. ◦所得制限があります. 自立 支 援 医 療 ◦ 市 町 村 税 の 課 税 状 況に応じて医 療 費 の自己 負 担 分 の 上 限が決 定され , そ れ 以 上 の 負 担 分が助 成されます. ● 妊娠・出産時に利用する制度 ● 母子健康手帳 *すべ ての 妊 婦さん向 け の 制 度 です. ◦ 妊 婦 健 診 などの 補 助が受 けられます. ◦ 妊 娠が分かったら市 区 町 村に申 請し,必ず受 け 取りましょう. ◦ 出 産 後も,子どもの 予 防 接 種 や 健 診 などに必 要になります. ◦ 国 籍 や 滞 在 資 格 は 問 いませ ん . 入 院 助 産 費 ◦ 指 定された病 院・助 産 院 で の 入 院 出 産 費 用が給 付されます. ◦ 出 産 費 用を準 備 できない 妊 婦が対 象 です. ◦ 国 籍 や 滞 在 資 格 は 問 いませ ん . 外国人患者への対応 ◦外国人患者が受診した場合,まず,意思の疎通が可能かどうかを確認し,会 話の内容を理解していない場合には通訳を確保するようにしましょう.あい づちを打つのみで内容を理解していない場合があります. ◦そのうえで次の点を確認してください. ・継続治療の意思があるか ・帰国の意思があるか ・経済的状況はどうか ・サポート状況はどうか ◦滞在資格や経済的に問題がないかどうかも考慮し,継続治療の意思を本人が 決定できるように情報提供します. ◦帰国の意思がある場合は,現地の医療機関で適切な医療が受けられるように 支援してください. ・航空会社によっては妊娠週数による搭乗制限があるため注意する ・帰国準備の支援(書類作成,申請,費用確保,航空券手配など) ・現地の病院への紹介状の作成,など 相談相手を 見つけるには どうしたらいいでしょう? 病 気のことやいろいろな 悩みを 相 談でき る人が 身 近にいない時は ,医 療スタッフに 相 談してみてください.医 師には 気 軽に 相 談できないという方 も,看 護 師 やソーシャ ル ワー カー ,カウンセラー ,または ボ ラン ティアに なら 話し や す いか もしれ ま せ ん. 遠慮せずに話してみましょう. H IV 感 染 者と 関 係 者 の 団 体 も 数 多 く活 動しています .参 加してみてはいかがでし ょう. 人に 話 すことは 自 分の気 持 ち や 考 え方を 整 理 することにつながりますし,悩 み や 心 配 事をひとりで抱 え込 む より精 神 的 負 担 も 軽くなります .ぜひ ,あなた のことを理解し,応 援してくれる人を見つけていただきたいと思います . 夫 が 少し日 本 語 が できる 病 院 を 通じて 保 健 師さん 私 だ けしか HI V 感 染 者 の し,プ ラ イ バ シ ーが 心 配 を紹介してもらったのです 妊 婦 はい な いんじゃな い で 通 訳 を 頼 み にくかった が,保 健 師さんが 親 身 に かと思ってしまって落ち込 ので すが,日 本 語 が 分 か 話 を 聞 い て 気 に か けてく んだ け れど,す で に お 子 ら なくて 不 安 が いっ ぱ い れ ました.出 産した 病 院 さんを 出 産した 感 染 者 の で,結 局 通 訳 を 頼 み まし は 遠 かった ので 近くの 小 女 性と知りあっていろいろ た.言 葉 が 通じるの は 大 児 科を紹 介してくれて,ポ 聞けたのは心 強かった. 切と思いました. リオ の 接 種 も 受 けること ができて助かりました. (20代 / 既 婚 ) ( 4 0 代 /既 婚 ) ( 3 0 代 /既 婚 ) 資料1 支援団体紹介 ぷれいす東京 特定非営利活動法人(NPO法人) HIV陽性者とその周囲の人を支援する活動をしています. 連絡先 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-11-5 三幸ハイツ403 TEL:03-3361-8964 FAX:03-3361-8835 ●ポジティブライン ●ネスト・プログラム HIV陽性者・パートナー・家族のための電話相談です. HIV陽性者・パートナー・家族のための様々なプロ 匿名での相談も可能です. (厚生労働省委託事業) グラムを行っています.参加するには利用登録が必 TEL: 0120-02-8341 要です.詳しくは下記ホームページ上の「ネスト・プ 月~土13:00~20:00(祝祭日/年末年始を除く) ログラム」をご覧ください. ●対面相談サービス 問い合わせはTEL:03-3361-8964, 専任の相談員が対応します.事前の予約が必要です. e-mail:[email protected] まで. 問い合わせ&予約はTEL:03-3361-8964 まで. ●web NEST 月~土12:00~19:00(祝祭日/年末年始を除く) HIV陽性者とそのパートナーや家族,友だちのため ●Women's Salon に役立つ情報や,経験の共有・共感の場をウェブ上 女性のHIV陽性者のためのプログラムです.ゲストの で提供しています. 話を聞いたり, 参加者同士が情報交換をしたりします. http://web-nest.ptokyo.com/ 問い合わせはTEL:03-3361-8964, e-mail:nest @ptokyo.com まで. チ ャ ー ム C HARM(Center for Health and Rights of Migrants) 特定非営利活動法人(NPO法人) 国籍にかかわらずHIV陽性の人を支援しています. 連絡先 〒530-0031 大 阪 市 北 区 菅 栄 町 1 0 -1 9 T EL /F A X:06-6354-5902 E-m ai l:o ffi c e @ c h ar m jap a n .c om UR L:h ttp ://w w w .c h ar m jap a n .c o m ●ソーシャルワーカー・カウンセラーとの 相 談 ,H IV 陽性の女性との相談 ,年1 回の1 泊H IV 女性交流会 ● 電 話 相 談 T E L:0 6 -6 3 5 4 -5 9 0 1 日本 語 … ………………… 月〜木 1 0 : 0 0〜1 7 : 0 0(担当:青木) 英 語 ………………………… 火 ,木 16 : 0 0〜2 0 : 0 0 スペイン語 … …………… 火 16:00〜2 0 : 0 0 ポルトガル 語 … ………… 火 16:00〜2 0 : 0 0 タイ語 ……………………… 水 16:00〜2 0 : 0 0 ユ ヌ フ ル ー U n e f l e ur *フランス語で「1輪の花」の意味です. 女性HIV陽性者の会です. 連絡先 〒160-0004 東 京 都 新 宿 区 四 谷 3 -9 光 明堂ビル5 F ねぎし内科診療所内 E-m ai l:u n e fl e u r 1999@ gm ai l .c om ●1 999年 ,日本エイズ学 会にて女 性 陽 性 者自ら企 画する集まり『 Wo m a n's P a r t y 』を開 催 .遠 方から 来 てくださった 女 性 が「 ひとりじゃな いと感じることが できてうれしかった 」と言った 一 言 が,そ の 後 , 不 定 期 ではあるけ れど『 W o m a n ' s P a r ty 』を続けてきた私たちの支えになっています. ●講 師を招く勉 強 会+自由 なおしゃべり会をしたり,みんなでおいしいものを食べに行ったりしています. (「U ne f l e ur 」発行のパンフレットから) 資料2 ACCとエイズ治療拠点病院リスト 病 院 名 〒 所 在 地 電話番号 市立札幌病院 札幌医科大学附属病院* 060-8604 060-8543 札幌市中央区北十一条西13-1-1 札幌市中央区南一条西16-291 011-726-2211 011-611-2111 北海道大学病院* 060-8648 札幌市北区北十四条西5 011-716-1161 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター 003-0804 札幌市白石区菊水四条2-3-54 011-811-9111 独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター 063-0005 札幌市西区山の手五条7-1-1 011-611-8111 市立小樽病院 047-8550 小樽市若松1-2-1 0134-25-1211 旭川医科大学病院* 078-8510 旭川市緑が丘東2条1-1-1 0166-65-2111 独立行政法人国立病院機構 旭川医療センター 070-8644 旭川市花咲町7-4048 0166-51-3161 北 市立旭川病院 海 旭川赤十字病院 道 JA北海道厚生連 旭川厚生病院 070-8610 旭川市金星町1-1-65 0166-24-3181 070-8530 旭川市曙一条1-1-1 0166-22-8111 078-8211 旭川市一条通24-111 0166-33-7171 JA北海道厚生連 帯広厚生病院 080-8502 帯広市西六条南8-1 0155-24-4161 市立釧路総合病院 085-8558 釧路市春湖台1-12 0154-41-6121 総合病院 釧路赤十字病院 085-8512 釧路市新栄町21-14 0154-22-7171 北見赤十字病院 090-8666 北見市北六条東2-1 0157-24-3115 広域紋別病院 094-8709 紋別市緑町5-6-8 0158-24-3111 市立函館病院 041-8680 函館市港町1-10-1 0138-43-2000 北海道立江差病院 独立行政法人労働者健康福祉機構 釧路労災病院 043-0022 085-8533 檜山郡江差町伏木戸町484 釧路市中園町13-23 0139-52-0036 0154-22-7191 弘前大学医学部附属病院 青森県立中央病院 036-8563 030-8553 弘前市本町53 青森市東造道2-1-1 0172-33-5111 017-726-8111 八戸市立市民病院 独立行政法人国立病院機構 弘前病院 031-8555 036-8545 八戸市田向字毘沙門平1 弘前市富野町1 0178-72-5111 0172-32-4311 岩手医科大学附属病院 岩手県立中央病院 020-8505 020-0066 盛岡市内丸19-1 盛岡市上田1-4-1 019-651-5111 019-653-1151 独立行政法人国立病院機構 盛岡病院 独立行政法人国立病院機構 岩手病院 020-0133 021-0056 盛岡市青山1-25-1 一関市山目泥田山下48 019-647-2195 0191-25-2221 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター* 独立行政法人国立病院機構 西多賀病院 983-8520 982-8555 仙台市宮城野区宮城野2-8-8 仙台市太白区鈎取本町2-11-11 022-293-1111 022-245-2111 独立行政法人国立病院機構 宮城病院 989-2202 亘理郡山元町高瀬字合戦原100 0223-37-1131 東北大学病院 980-8574 仙台市青葉区星陵町1-1 022-717-7000 宮城県立循環器・呼吸器病センター 989-4513 栗原市瀬峰根岸55-2 0228-38-3151 宮城県立がんセンター 仙台市立病院 981-1293 984-8501 名取市愛島塩手字野田山47-1 仙台市若林区清水小路3-1 022-384-3151 022-266-7111 秋田大学医学部附属病院 010-8543 秋田市広面字蓮沼44-2 018-834-1111 大館市立総合病院 017-8550 大館市豊町3-1 0186-42-5370 平鹿総合病院 秋田赤十字病院 013-8610 010-1495 横手市前郷字八ツ口3番1 秋田市上北手猿田字苗代沢222-1 0182-32-5121 018-829-5000 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 山形大学医学部附属病院 990-9585 山形市飯田西2-2-2 023-633-1122 山形県立中央病院 990-2292 山形市青柳1800番地 023-685-2626 山形県立新庄病院 996-0025 新庄市若葉町12-55 0233-22-5525 山形県立河北病院 999-3511 西村山郡河北町谷地字月山堂111 0237-73-3131 山形市立病院済生館 990-8533 山形市七日町1-3-26 023-625-5555 米沢市立病院 992-8502 米沢市相生町6-36 0238-22-2450 鶴岡市立荘内病院 997-8515 鶴岡市泉町4-20 0235-26-5111 地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院 置賜広域病院組合 公立置賜総合病院 998-8501 992-0601 酒田市あきほ町30 東置賜郡川西町大字西大塚2000番地 0234-26-2001 0238-46-5000 福島県立医科大学附属病院 財団法人太田綜合病院附属 太田西ノ内病院 960-1295 963-8558 福島市光が丘1 郡山市西ノ内2-5-20 024-547-1111 024-925-1188 財団法人太田綜合病院附属 太田熱海病院 963-1383 郡山市熱海町熱海5-240 024-984-0088 独立行政法人国立病院機構 福島病院 962-8507 須賀川市芦田塚13 0248-75-2131 *ブロック拠点病院 資料2 ACCとエイズ治療拠点病院リスト 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 病 院 名 〒 公立岩瀬病院 福島県厚生農業協同組合連合会 白河厚生総合病院 福島県立会津総合病院 財団法人 竹田綜合病院 いわき市立総合磐城共立病院 独立行政法人労働者健康福祉機構 福島労災病院 社団医療法人呉羽会 呉羽総合病院 財団法人湯浅報恩会 寿泉堂綜合病院 財団法人温知会 会津中央病院 南相馬市立総合病院 筑波大学附属病院 独立行政法人国立病院機構 霞ヶ浦医療センター 総合病院 土浦協同病院 東京医科大学茨城医療センター 茨城県立中央病院 独立行政法人国立病院機構 水戸医療センター 独立行政法人国立病院機構 茨城東病院 水戸赤十字病院 茨城西南医療センター病院 株式会社日立製作所 ひたちなか総合病院 独立行政法人国立病院機構 栃木病院 済生会宇都宮病院 自治医科大学附属病院 芳賀赤十字病院 獨協医科大学病院 大田原赤十字病院 足利赤十字病院 独立行政法人国立病院機構 宇都宮病院 栃木県立がんセンター 栃木県立岡本台病院 群馬大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構 高崎総合医療センター 前橋赤十字病院 独立行政法人国立病院機構 西群馬病院 埼玉医科大学病院 防衛医科大学校病院 自治医科大学附属さいたま医療センター 独立行政法人国立病院機構 西埼玉中央病院 独立行政法人国立病院機構 東埼玉病院 独立行政法人国立病院機構 埼玉病院 千葉県立東金病院 総合病院国保旭中央病院 独立行政法人国立病院機構 千葉医療センター 独立行政法人国立病院機構 千葉東病院 千葉大学医学部附属病院 医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 国保直営総合病院 君津中央病院 成田赤十字病院 順天堂大学医学部附属浦安病院 東京勤労者医療会 東葛病院 東京都立広尾病院 財団法人東京都保健医療公社 大久保病院 東京都立大塚病院 がん・感染症センター都立駒込病院 財団法人東京都保健医療公社 荏原病院 962-8503 961-0005 965-8555 965-8585 973-8555 973-8501 974-8232 963-8585 965-8611 975-0033 305-8576 300-8585 300-0053 300-0395 309-1793 311-3193 319-1113 310-0011 306-0433 312-0057 320-8580 321-0974 329-0498 321-4306 321-0293 324-8686 326-0843 329-1193 320-0834 329-1104 371-8511 370-0829 371-0014 377-8511 350-0495 359-8513 330-8503 359-1151 349-0196 351-0102 283-8588 289-2511 260-8606 260-8712 260-8677 296-8602 292-8535 286-8523 279-0021 270-0174 150-0013 160-8488 170-8476 113-8677 145-0065 所 在 地 須賀川市北町20 白河市豊地上弥次郎2-1 会津若松市城前10-75 会津若松市山鹿町3-27 いわき市内郷御厩町久世原16 いわき市内郷綴町沼尻3 いわき市錦町落合1-1 郡山市駅前1-1-17 会津若松市鶴賀町1-1 南相馬市原町区高見町2-54-6 つくば市天久保2-1-1 土浦市下高津2-7-14 土浦市真鍋新町11-7 稲敷郡阿見町中央3-20-1 笠間市鯉淵6528 東茨城郡茨城町桜の郷280番地 那珂郡東海村照沼825 水戸市三の丸3-12-48 猿島郡境町2190 ひたちなか市石川町20番1 宇都宮市中戸祭1-10-37 宇都宮市竹林町911-1 下野市薬師寺3311-1 真岡市台町2461 下都賀郡壬生町北小林880 大田原市住吉町2-7-3 足利市五十部町284-1 宇都宮市下岡本町2160 宇都宮市陽南4-9-13 宇都宮市下岡本町2162 前橋市昭和町3-39-15 高崎市高松町36 前橋市朝日町3-21-36 渋川市金井2854 入間郡毛呂山町毛呂本郷38 所沢市並木3-2 さいたま市大宮区天沼町1-847 所沢市若狭2-1671 蓮田市黒浜4147 和光市諏訪2-1 東金市台方1229 旭市イ1326 千葉市中央区椿森4-1-2 千葉市中央区仁戸名町673 千葉市中央区亥鼻1-8-1 鴨川市東町929 木更津市桜井1010 成田市飯田町90-1 浦安市富岡2-1-1 流山市下花輪409 渋谷区恵比寿2-34-10 新宿区歌舞伎町2-44-1 豊島区南大塚2-8-1 文京区本駒込3-18-22 大田区東雪谷4-5-10 電話番号 0248-75-3111 0248-22-2211 0242-27-2151 0242-27-5511 0246-26-3151 0246-26-1111 0246-63-2181 024-932-6363 0242-25-1515 0244-22-3181 0298-53-3900 0298-22-5050 0298-23-3111 029-887-1161 0296-77-1121 029-240-7711 029-282-1151 029-221-5177 0280-87-8111 029-354-5111 028-622-5241 028-626-5500 0285-44-2111 0285-82-2195 0282-86-1111 0287-23-1122 0284-21-0121 028-673-2111 028-658-5151 028-673-2211 027-220-7111 027-322-5901 027-224-4585 0279-23-3030 049-276-1111 042-995-1511 048-647-2111 042-948-1111 048-768-1161 048-462-1101 0475-54-1531 0479-63-8111 043-251-5311 043-261-5171 043-222-7171 0470-92-2211 0438-36-1071 0476-22-2311 047-353-3111 04-7159-1011 03-3444-1181 03-5273-7711 03-3941-3211 03-3823-2101 03-5734-8000 資料2 ACCとエイズ治療拠点病院リスト 病 院 名 〒 東 京 都 東京都立墨東病院 東京都立多摩総合医療センター 財団法人東京都保健医療公社 東部地域病院 財団法人東京都保健医療公社 多摩南部地域病院 独立行政法人 国立国際医療研究センター病院** 独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 独立行政法人国立病院機構 東京病院 公立昭和病院 青梅市立総合病院 日本赤十字社医療センター 武蔵野赤十字病院 杏林大学医学部付属病院 順天堂大学医学部附属順天堂医院 昭和大学病院 東京医科大学病院 町田市民病院 東京大学医学部附属病院 東京医科歯科大学医学部附属病院 慶應義塾大学病院 帝京大学医学部附属病院 東京慈恵会医科大学附属病院 東邦大学医療センター大森病院 日本大学医学部附属板橋病院 日本医科大学付属病院 地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 財団法人東京都保健医療公社 多摩北部医療センター 東京大学医科学研究所附属病院 東京女子医科大学病院 医療法人財団 荻窪病院 国家公務員共済組合連合会 立川病院 社会保険中央総合病院 聖路加国際病院 駿河台日本大学病院 日本医科大学多摩永山病院 財団法人東京都保健医療公社 豊島病院 東京医科大学八王子医療センター 日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 130-8575 183-8524 125-8512 206-0036 162-8655 152-8902 204-8585 187-8510 198-0042 150-8935 180-8610 181-8611 113-8431 142-8666 160-0023 194-0023 113-8655 113-8519 160-8582 173-8606 105-8471 143-8541 173-8610 113-8603 173-0015 189-8511 108-8639 162-8666 167-8515 190-8531 169-0073 104-8560 101-8309 206-8512 173-0015 193-0998 134-0086 墨田区江東橋4-23-15 府中市武蔵台2-8-29 葛飾区亀有5-14-1 多摩市中沢2-1-2 新宿区戸山1-21-1 目黒区東が丘2-5-1 清瀬市竹丘3-1-1 小平市天神町2-450 青梅市東青梅4-16-5 渋谷区広尾4-1-22 武蔵野市境南町1-26-1 三鷹市新川6-20-2 文京区本郷3-1-3 品川区旗の台1-5-8 新宿区西新宿6-7-1 町田市旭町2-15-41 文京区本郷7-3-1 文京区湯島1-5-45 新宿区信濃町35 板橋区加賀2-11-1 港区西新橋3-19-18 大田区大森西6-11-1 板橋区大谷口上町30-1 文京区千駄木1-1-5 板橋区栄町35-2 東村山市青葉町1-7-1 港区白金台4-6-1 新宿区河田町8-1 杉並区今川3-1-24 立川市錦町4-2-22 新宿区百人町3-22-1 中央区明石町9-1 千代田区神田駿河台1-8-13 多摩市永山1-7-1 板橋区栄町33-1 八王子市館町1163 江戸川区臨海町1-4-2 03-3633-6151 042-323-5111 03-5682-5111 042-338-5111 03-3202-7181 03-3411-0111 0424-91-2111 0424-61-0052 0428-22-3191 03-3400-1311 0422-32-3111 0422-47-5511 03-3813-3111 03-3784-8000 03-3342-6111 042-722-2230 03-3815-5411 03-3813-6111 03-3353-1211 03-3964-1211 03-3433-1111 03-3762-4151 03-3972-8111 03-3822-2131 03-3964-1141 042-396-3811 03-3443-8111 03-3353-8111 03-3399-1101 042-523-3131 03-3364-0251 03-3541-5151 03-3293-1711 042-371-2111 03-5375-1234 0426-65-5611 03-5605-8811 神 奈 川 県 厚木市立病院 地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立足柄上病院 横浜市立市民病院 神奈川県立こども医療センター 横浜市立大学附属病院 神奈川県立汐見台病院 川崎市立川崎病院 津久井赤十字病院 独立行政法人国立病院機構 横浜医療センター 聖マリアンナ医科大学病院 川崎市立井田病院 東海大学医学部付属病院 秦野赤十字病院 独立行政法人国立病院機構 相模原病院 北里大学病院 横浜市立大学附属市民総合医療センター 横浜市立みなと赤十字病院 243-8588 258-0003 240-8555 232-8555 236-0004 235-0022 210-0013 252-0157 245-8575 216-8511 211-0035 259-1193 257-0017 252-0392 252-0375 232-0024 231-8682 厚木市水引1-16-36 足柄上郡松田町松田惣領866-1 横浜市保土ヶ谷区岡沢町56 横浜市南区六つ川2-138-4 横浜市金沢区福浦3-9 横浜市磯子区汐見台1-6-5 川崎市川崎区新川通12-1 相模原市緑区中野256 横浜市戸塚区原宿3-60-2 川崎市宮前区菅生2-16-1 川崎市中原区井田2-27-1 伊勢原市下糟屋143 秦野市立野台一丁目1番地 相模原市南区桜台18-1 相模原市南区北里1-15-1 横浜市南区浦舟町4-57 横浜市中区新山下3丁目12番1号 046-221-1570 0465-83-0351 045-331-1961 045-711-2351 045-787-2800 045-761-3581 044-233-5521 042-784-1101 045-851-2621 044-977-8111 044-766-2188 0463-93-1121 0463-81-3721 042-742-8311 042-778-8111 045-261-5656 045-628-6100 **エイズ治療・研究開発センター(ACC) 所 在 地 電話番号 資料2 ACCとエイズ治療拠点病院リスト 病 院 名 〒 所 在 地 電話番号 独立行政法人国立病院機構 西新潟中央病院 新潟大学医歯学総合病院* 長岡赤十字病院 新潟市民病院* 新潟県立新発田病院* 新潟県立中央病院 950-2085 951-8520 940-2085 950-1197 957-8588 943-0192 新潟市西区真砂1丁目14番1号 新潟市中央区旭町通一番町754番地 長岡市千秋2-297-1 新潟市中央区鐘木463番地7 新発田市本町1-2-8 上越市新南町205 025-265-3171 025-223-6161 0258-28-3600 025-281-5151 0254-22-3121 025-522-7711 富山大学附属病院 富山県立中央病院 930-0194 930-8550 富山市杉谷2630 富山市西長江2-2-78 076-434-2281 076-424-1531 石 川 県 独立行政法人国立病院機構 金沢医療センター 独立行政法人国立病院機構 医王病院 金沢大学附属病院 石川県立中央病院* 国民健康保険 小松市民病院 金沢医科大学病院 独立行政法人国立病院機構 石川病院 公立能登総合病院 920-8650 920-0192 920-8641 920-8530 923-8560 920-0293 922-0405 926-0816 金沢市下石引町1-1 金沢市岩出町ニ-73-1 金沢市宝町13-1 金沢市鞍月東2丁目1番地 小松市向本折町ホ60 河北郡内灘町大学1-1 加賀市手塚町サ150番地 七尾市藤橋町ア部6番地4 076-262-4161 076-258-1180 076-265-2000 076-237-8211 0761-22-7111 076-286-3511 0761-74-0700 0767-52-6611 福 井 県 福井大学医学部附属病院 福井県立病院 市立敦賀病院 独立行政法人国立病院機構 福井病院 910-1193 910-8526 914-8502 914-0195 吉田郡永平寺町松岡下合月23-3 福井市四ツ井2-8-1 敦賀市三島町1-6-60 敦賀市桜ヶ丘町33-1 0776-61-3111 0776-54-5151 0770-22-3611 0770-25-1600 山 梨 県 山梨大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構 甲府病院 山梨県立中央病院 市立甲府病院 富士吉田市立病院 都留市立病院 大月市立中央病院 韮崎市立病院 山梨赤十字病院 409-3898 400-8533 400-8506 400-0832 403-0005 402-0056 401-0015 407-0024 401-0301 中央市下河東1110 甲府市天神町11-35 甲府市富士見1-1-1 甲府市増坪町366 富士吉田市上吉田6530 都留市つる五丁目1番55号 大月市大月町花咲1225 韮崎市本町3-5-3 南都留郡富士河口湖町船津6663-1 055-273-1111 055-253-6131 055-253-7111 055-244-1111 0555-22-4111 0554-45-1811 0554-22-1251 0551-22-1221 0555-72-2222 長 野 県 地方独立行政法人長野県立病院機構 長野県立須坂病院 信州大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構 まつもと医療センター松本病院 独立行政法人国立病院機構 信州上田医療センター JA長野厚生連 佐久総合病院 飯田市立病院 長野赤十字病院 諏訪赤十字病院 382-0091 390-8621 399-8701 386-8610 384-0301 395-8502 380-8582 392-8510 須坂市大字須坂1332 松本市旭3-1-1 松本市井村町南2-20-30 上田市緑が丘1-27-21 佐久市臼田197番地 飯田市八幡町438 長野市若里五丁目22番地1号 諏訪市湖岸通り5丁目11番50号 026-245-1650 0263-35-4600 0263-58-4567 0268-22-1890 0267-82-3131 0265-21-1255 026-226-4131 0266-52-6111 岐 阜 県 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター 岐阜大学医学部附属病院 岐阜県立多治見病院 木沢記念病院 岐阜県立下呂温泉病院 独立行政法人国立病院機構 長良医療センター 高山赤十字病院 大垣市民病院 500-8717 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名古屋第二赤十字病院 豊橋市民病院 岡崎市民病院 小牧市民病院 独立行政法人国立病院機構 東名古屋病院 名古屋市立東部医療センター 名古屋大学医学部附属病院 名古屋市立大学病院 安城更生病院 愛知医科大学病院 藤田保健衛生大学病院 三重県立総合医療センター 三重大学医学部附属病院 山田赤十字病院 独立行政法人国立病院機構 三重中央医療センター 滋賀医科大学医学部附属病院 滋賀県立成人病センター 彦根市立病院 社会保険滋賀病院 京都大学医学部附属病院 京都府立医科大学附属病院 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター 京都市立病院 洛西ニュータウン病院 公立山城病院 公立南丹病院 独立行政法人国立病院機構 舞鶴医療センター 京都府立与謝の海病院 京都第一赤十字病院 独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター* 独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター 独立行政法人国立病院機構 近畿中央胸部疾患センター 独立行政法人国立病院機構 刀根山病院 大阪大学医学部附属病院 大阪市立大学医学部附属病院 大阪医科大学附属病院 関西医科大学附属滝井病院 近畿大学医学部附属病院 大阪府立急性期・総合医療センター 434-8533 430-8558 431-0431 417-8567 420-8527 420-8660 431-3192 432-8580 433-8558 422-8527 410-2295 414-0054 420-0853 430-0929 460-0001 453-8511 466-8650 441-8570 444-8553 485-8520 465-8620 464-8547 466-8560 467-8602 446-8602 480-1195 470-1192 510-8561 514-8507 516-8512 514-1101 520-2192 524-8524 522-8539 520-0846 606-8507 602-8566 612-8555 604-8845 610-1142 619-0214 629-0197 625-8502 629-2261 605-0981 540-0006 586-8521 591-8555 560-8552 565-0871 545-8586 569-8686 570-8507 589-8511 558-8558 浜松市浜北区小林1088-1 浜松市中区住吉2-12-12 湖西市鷲津2259-1 富士市高島町50 静岡市葵区北安東4-27-1 静岡市葵区漆山860 浜松市東区半田山1丁目20番1号 浜松市中区富塚町328 浜松市北区三方原町3453 静岡市駿河区小鹿1-1-1 伊豆の国市長岡1129 伊東市鎌田222番地 静岡市葵区追手町8-2 浜松市中区中央一丁目1番1号 名古屋市中区三の丸4-1-1 名古屋市中村区道下町3-35 名古屋市昭和区妙見町2-9 豊橋市青竹町字八間西50 岡崎市高隆寺町五所合3-1 小牧市常普請1-20 名古屋市名東区梅森坂5-101 名古屋市千種区若水1-2-23 名古屋市昭和区鶴舞町65 名古屋市瑞穂区瑞穂町川澄1 安城市安城町東広畔28番地 愛知郡長久手町岩作雁又21 豊明市沓掛町田楽ケ窪1-98 四日市市日永5450-132 津市江戸橋2-174 伊勢市船江1-471-2 津市久居明神町2158-5 大津市瀬田月輪町 滋賀県守山市守山五丁目4番30号 滋賀県彦根市八坂町1882 大津市富士見台16-1 京都市左京区聖護院川原町54 京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465 京都市伏見区深草向畑町1-1 京都市中京区壬生東高田町1-2 京都市西京区大枝東新林町3-6 木津川市大字木津小字池田74-1 南丹市八木町八木上野25 舞鶴市字行永2410 与謝郡与謝野町字男山481 京都市東山区本町15-749 大阪市中央区法円坂2-1-14 河内長野市木戸東町2-1 堺市北区長曽根町1180 豊中市刀根山5-1-1 吹田市山田丘2-15 大阪市阿倍野区旭町1-5-7 高槻市大学町2-7 守口市文園町10-15 大阪狭山市大野東377-2 大阪市住吉区万代東3-1-56 053-401-1111 053-474-2222 053-576-1231 0545-52-1131 054-247-6111 054-247-6251 053-435-2111 053-453-7111 053-436-1251 054-285-6171 0559-48-3111 0557-37-2626 054-254-4311 053-453-1111 052-951-1111 052-481-5111 052-832-1121 0532-33-6111 0564-21-8111 0568-76-4131 052-801-1151 052-721-7171 052-741-2111 052-851-5511 0566-75-2111 0561-62-3311 0562-93-2111 0593-45-2321 059-232-1111 0596-28-2171 059-259-1211 0775-48-2111 077-582-5031 0749-22-6050 077-537-3101 075-751-3111 075-251-5111 075-641-9161 075-311-5311 075-332-0123 0774-72-0235 0771-42-2510 0773-62-2680 0772-46-3371 075-561-1121 06-6942-1331 0721-53-5761 0722-52-3021 06-6853-2001 06-6879-5111 06-6645-2121 0726-83-1221 06-6992-1001 0723-66-0221 06-6692-1201 *ブロック拠点病院 資料2 ACCとエイズ治療拠点病院リスト 病 院 名 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 大阪市立総合医療センター 大 市立堺病院 阪 東大阪市立総合病院 府 地方独立行政法人 りんくう総合医療センター 星ヶ丘厚生年金病院 神戸大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構 神戸医療センター 神戸市立医療センター中央市民病院 兵庫県立尼崎病院 兵 独立行政法人 労働者健康福祉機構 関西労災病院 庫 独立行政法人国立病院機構 姫路医療センター 県 公立豊岡病院組合立 豊岡病院 兵庫県立淡路病院 兵庫医科大学病院 独立行政法人国立病院機構 兵庫中央病院 兵庫県立加古川医療センター 奈 奈良県立医科大学附属病院 良 市立奈良病院 県 和歌 和歌山県立医科大学附属病院 山県 独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター 鳥 鳥取県立中央病院 取 鳥取大学医学部附属病院 県 独立行政法人国立病院機構 米子医療センター 島根大学医学部附属病院 島 島根県立中央病院 根 独立行政法人国立病院機構 浜田医療センター 県 松江赤十字病院 益田赤十字病院 川崎医科大学附属病院 岡山大学病院 独立行政法人国立病院機構 岡山医療センター 岡山赤十字病院 岡 岡山済生会総合病院 山 財団法人倉敷中央病院 県 岡山労災病院 独立行政法人国立病院機構 南岡山医療センター 津山中央病院 川崎医科大学附属川崎病院 広島大学病院* 広 独立行政法人国立病院機構 福山医療センター 島 広島市立広島市民病院* 県 独立行政法人国立病院機構 呉医療センター 広島県立広島病院* 山口県立総合医療センター 山 山口大学医学部附属病院 口 独立行政法人国立病院機構 岩国医療センター 県 独立行政法人国立病院機構 山口宇部医療センター 独立行政法人国立病院機構 関門医療センター 徳 徳島大学病院 島 徳島県立中央病院 県 香川大学医学部附属病院 香 独立行政法人国立病院機構 香川小児病院 川 独立行政法人国立病院機構 善通寺病院 県 香川県立中央病院 *ブロック拠点病院 〒 583-8588 534-0021 590-0064 578-8588 598-8577 573-8511 650-0017 654-0155 650-0047 660-0828 660-8511 670-8520 668-8501 656-0013 663-8501 669-1592 675-8555 634-8522 630-8305 641-8510 646-8558 680-0901 683-8504 683-8518 693-8501 693-8555 697-8511 690-8506 698-8501 701-0192 700-8558 701-1192 700-8607 700-8511 710-8602 702-8055 701-0304 708-0841 700-8505 734-8551 720-8520 730-8518 737-0023 734-8530 747-8511 755-8505 740-8510 755-0241 752-8510 770-8503 770-8539 761-0793 765-8501 765-8507 760-8557 所 在 地 羽曳野市はびきの3-7-1 大阪市都島区都島本通2-13-22 堺市堺区南安井町1-1-1 東大阪市西岩田3-4-5 泉佐野市りんくう往来北2-23 枚方市星丘4-8-1 神戸市中央区楠町7-5-2 神戸市須磨区西落合3-1-1 神戸市中央区港島南町2-1-1 尼崎市東大物町1-1-1 尼崎市稲葉荘3-1-69 姫路市本町68 豊岡市戸牧1094 洲本市下加茂1-6-6 西宮市武庫川町1-1 三田市大原1314 加古川市神野町神野203 橿原市四条町840 奈良市東紀寺町1丁目50-1 和歌山市紀三井寺811番地1 田辺市たきない町27-1 鳥取市江津730 米子市西町36-1 米子市車尾4丁目17番1号 出雲市塩冶町89-1 出雲市姫原4-1-1 浜田市浅井町777-12 松江市母衣町200 益田市乙吉町イ103-1 倉敷市松島577 岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山市北区田益1711-1 岡山市北区青江2-1-1 岡山市北区伊福町1-17-18 倉敷市美和1-1-1 岡山市南区築港緑町1-10-25 都窪郡早島町早島4066 津山市川崎1756 岡山市北区中山下2-1-80 広島市南区霞1-2-3 福山市沖野上町4-14-17 広島市中区基町7-33 呉市青山町3-1 広島市南区宇品神田1-5-54 防府市大崎77 宇部市南小串1-1-1 岩国市黒磯町2-5-1 宇部市東岐波685 下関市長府外浦町1番1号 徳島市蔵本町2-50-1 徳島市蔵本町1-10-3 木田郡三木町池戸1750-1 善通寺市善通寺町2603 善通寺市仙遊町2-1-1 高松市番町5-4-16 電話番号 0729-57-2121 06-6929-1221 0722-21-1700 06-6781-5101 0724-69-3111 072-840-2641 078-382-5111 078-791-0111 078-302-7537 06-6482-1521 06-6416-1221 0792-25-3211 0796-22-6111 0799-22-1200 0798-45-6111 0795-63-2121 079-497-7000 07442-2-3051 0742-24-1251 073-447-2300 0739-26-7050 0857-26-2271 0859-33-1111 0859-33-7111 0853-23-2111 0853-22-5111 0855-25-0505 0852-24-2111 0856-22-1480 086-462-1111 086-223-7151 086-294-9911 086-222-8811 086-252-2211 086-422-0210 086-262-0131 086-482-1121 0868-21-8111 086-225-2111 082-257-5555 0849-22-0001 082-221-2291 0823-22-3111 082-254-1818 0835-22-4411 0836-22-2111 0827-31-7121 0836-58-2300 083-241-1199 088-631-3111 088-631-7151 087-898-5111 0877-62-0885 0877-62-2211 087-835-2222 資料2 ACCとエイズ治療拠点病院リスト 香川県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐賀県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 病 院 名 〒 三豊総合病院 高松赤十字病院 愛媛大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構 愛媛病院 公立学校共済組合三島医療センター 愛媛県立新居浜病院 財団法人積善会附属 十全総合病院 愛媛労災病院 恩賜財団済生会西条病院 西条中央病院 村上記念病院 西条市立周桑病院 愛媛県立今治病院 松山赤十字病院 愛媛県立中央病院 松山記念病院 市立大洲病院 市立八幡浜総合病院 市立宇和島病院 愛媛県立南宇和病院 高知大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構 高知病院 高知県・高知市病院企業団立高知医療センター 高知県立幡多けんみん病院 高知県立安芸病院 九州大学病院 福岡大学病院 産業医科大学病院 久留米大学病院 独立行政法人国立病院機構 九州医療センター* 聖マリア病院 飯塚病院 佐賀大学医学部附属病院 佐賀県立病院好生館 長崎大学病院 独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター 佐世保市立総合病院 熊本大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構 熊本医療センター 熊本市立熊本市民病院 大分大学医学部附属病院 大分県立病院 独立行政法人国立病院機構 別府医療センター 独立行政法人国立病院機構 大分医療センター 独立行政法人国立病院機構 西別府病院 宮崎大学医学部附属病院 宮崎県立宮崎病院 独立行政法人国立病院機構 都城病院 鹿児島大学病院 鹿児島県立大島病院 独立行政法人国立病院機構 鹿児島医療センター 県民健康プラザ鹿屋医療センター 出水総合医療センター 琉球大学医学部附属病院 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 沖縄県立中部病院 769-1695 760-0017 791-0295 791-0281 799-0422 792-0042 792-8586 792-8550 793-0027 793-0027 793-0030 799-1341 794-0006 790-8524 790-0024 791-8022 795-8501 796-8502 798-8510 798-4131 783-8505 780-8077 781-8555 788-0785 784-0027 812-8582 814-0180 807-8555 830-0011 810-8563 830-8543 820-8505 849-8501 840-8571 852-8501 856-8562 857-8511 860-8556 860-0008 862-8505 879-5593 870-8511 874-0011 870-0263 874-0840 889-1692 880-8510 885-0014 890-8520 894-0015 892-0853 893-0013 899-0131 903-0215 901-1193 904-2293 *ブロック拠点病院 所 在 地 観音寺市豊浜町姫浜708 高松市番町4-1-3 東温市志津川 東温市横河原366 四国中央市中之庄町1684-2 新居浜市本郷3-1-1 新居浜市北新町1-5 新居浜市南小松原町13-27 西条市朔日市269-1 西条市朔日市804 西条市大町739 西条市壬生川131 今治市石井町4-5-5 松山市文京町1 松山市春日町83 松山市美沢1-10-38 大洲市西大洲字ヤスバ甲570 八幡浜市大平1-638 宇和島市御殿町1-1 南宇和郡愛南町城辺甲2433-1 南国市岡豊町小蓮185-1 高知市朝倉西町1丁目2番25号 高知市池2125番地1 宿毛市山奈町芳奈3-1 安芸市宝永町1-32 福岡市東区馬出3-1-1 福岡市城南区七隈7-45-1 北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1 久留米市旭町67 福岡市中央区地行浜1-8-1 久留米市津福本町422 飯塚市芳雄町3-83 佐賀市鍋島5-1-1 佐賀市水ヶ江1-12-9 長崎市坂本1-7-1 大村市久原2-1001-1 佐世保市平瀬町9-3 熊本市本荘1-1-1 熊本市二ノ丸1-5 熊本市湖東1-1-60 由布市挾間町医大ヶ丘1-1 大分市豊饒476 別府市大字内かまど1473 大分市横田2-11-45 別府市鶴見4548 宮崎郡清武町木原5200 宮崎市北高松町5-30 都城市祝吉町5033-1 鹿児島市桜ヶ丘8-35-1 奄美市名瀬真名津町18-1 鹿児島市城山町8-1 鹿屋市札元1-8-8 出水市明神町520 中頭郡西原町上原207 島尻郡南風原町字新川118-1 うるま市字宮里281 電話番号 0875-52-3366 087-831-7101 089-964-5111 089-964-2411 0896-23-2515 0897-43-6161 0897-33-1818 0897-33-6191 0897-55-5100 0897-56-0300 0897-56-2300 0898-64-2630 0898-32-7111 089-924-1111 089-947-1111 089-925-3211 0893-24-2151 0894-22-3211 0895-25-1111 0895-72-1231 0888-66-5811 088-844-3111 088-837-3000 0880-66-2222 0887-34-3111 092-641-1151 092-801-1011 093-603-1611 0942-35-3311 092-852-0700 0942-35-3322 0948-22-3800 0952-31-6511 0952-24-2171 095-819-7200 0957-52-3121 0956-24-1515 096-344-2111 096-353-6501 096-365-1711 097-549-4411 097-546-7111 0977-67-1111 097-593-1111 0977-24-1221 0985-85-1510 0985-24-4181 0986-23-4111 099-275-5111 0997-52-3611 099-223-1151 0994-42-5101 0996-67-1611 098-895-3331 098-888-0123 098-973-4111 国立国際医療研究センター病院エイズ治療・研究開発センター(ACC)作成 資料3 利用可能な公的制度 A 医療費の助成制度 名 称 制 度 の 概 要 申 請 窓 口 高額療養費制度 健康保険の加入者が1か月に一定額を超える医療費を 加入している健康保険 支払った場合,超えた分が後日返金される. 身体障害者手帳 一定の障害(免疫機能障害)のある人は,医療費の助 成や税金の控除,交通費の割引などが受けられる. 住んでいる市区町村 重度心身障害者 身体障害者手帳を持っている人のうち,所得の低い人 医療費助成 を対象に,医療費の一部を助成する. 住んでいる市区町村 障害者自立支援 医療 18歳未満 (育成医療) 18歳未満で障害のある人,または18歳以上の身体障 =保健所 害者手帳を持っている人が支払った医療費のうち,特 18歳以上 (更生医療) 定の治療 (HIV治療) にかかる医療費を助成する. =住んでいる市区町村 食事療養費減額 認定 所得の低い人が入院した場合に,病院給食費の自己 負担額を減額する. 加入している健康保険 B 生活費を補償する制度 名 称 制 度 の 概 要 申 請 窓 口 傷病手当金 病気のために仕事に就けなくなった時に,元の給料の 一部が支給される. 障害者年金 国民年金1号被保険者 =住んでいる市区町村 心身の障害のために働けないか,働くことにかなりの制 その他の人 限がある人に年金が支給される. =加入している健康保険 または社会保険事務所 生活保護 生活を維持するために必要な収入が得られない人に, 住んでいる都 道 府 県の 保護費を支給する. 福祉事務所 加入している健康保険 C 妊娠・出産・育児にかかわる制度 名 称 制 度 の 概 要 申 請 窓 口 母子健康手帳 妊娠ごとに交付される.妊婦検診や子の予防接種など が無料で受けられる (回数等の制限あり) .子の一貫し 住んでいる市区町村 た健康記録も兼ねる.国籍や滞在資格は問わない. 入院助産 出産費用の支払いが困難な妊婦に対して,都道府県 が指定した入院助産施設(病院)での出産費用が給付 される.国籍や滞在資格は問わない. 養育医療 出生時体重が2,000g以下であったり,重い病気のある 乳児に対し,医師が入院養育が必要と認めた場合に 住んでいる市区町村 入院医療費が給付される.国籍や滞在資格は問わない. 住んでいる市区町村 資料4 HIV/AIDS関連のウエブサイト ● 厚生労働省 www.mhlw.go.jp/ ● 厚生労働省・エイズ治療薬研究班 http://labo-med.tokyo-med.ac.jp/aidsdrugmhw/mokuji.htm ● エイズ動向委員会 http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html ● 国立感染症研究所 http://www.nih.go.jp/niid/ ● エイズ予防財団 http://www.jfap.or.jp/ ● API-Net ( エイズ予防情報ネット) http://api-net.jfap.or.jp/ HIV母子感染予防マニュアル第6版(平成22年) http://api-net.jfap.or.jp/library/guideLine/boshi/index.html ● HIV感染症治療研究会 http://www.hivjp.org/ ● HIV検査・相談マップ http://www.hivkensa.com/ ACCとブロック拠点病院のサイト ● 国立国際医療研究センター病院エイズ治療・研究開発センター(ACC) http://www.acc.go.jp/ ● 北海道ブロック ・北海道HIV/AIDS情報 http://www.hok-hiv.com/ ・北海道大学病院 http://www.huhp.hokudai.ac.jp/ ・札幌医科大学医学部附属病院 http://web.sapmed.ac.jp/byoin/ ・旭川医科大学医学部附属病院 http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital ● 東北ブロック ・東北ブロックAIDS/HIV情報ページ http://www.tohoku-hiv.info/ ・国立病院機構仙台医療センター http://www.snh.go.jp/ ● 関東甲信越ブロック ・関東甲信越HIV/AIDS情報ネット http://www.kkse-net.jp/ ・新潟大学医歯学総合病院 http://www.nuh.niigata-u.ac.jp/ ・新潟県立新発田病院 http://www.sbt.lamen.or.jp/ ・新潟市民病院 http://www.hosp.niigata.niigata.jp/ ● 北陸ブロック ・エイズ北陸ブロック拠点病院 http://www.ipch.jp/aids/ ・石川県立中央病院 http://www.pref.ishikawa.jp/ipch/ ● 東海ブロック ・国立病院機構名古屋医療センター http://www.nnh.go.jp/ ● 近畿ブロック ・国立病院機構大阪医療センターHIV/AIDS先端医療開発センター http://www.onh.go.jp/khac/index.html ● 中四国ブロック ・中四国エイズセンター http://www.aids-chushi.or.jp/ ・広島大学病院 http://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/ ・県立広島病院 http://www.hph.pref.hiroshima.jp/ ・広島市立広島市民病院 http://www.city-hosp.naka.hiroshima.jp/ ● 九州ブロック ・国立病院機構九州医療センターAIDS/HIV総合治療センター http://www.kyumed.jp/kansensho/ 資料5 ブロック 北海道 東 北 エイズ派遣カウンセリング制度実施自治体一覧 自治体 部 局 北海道 保健福祉部保健医療局健康安全室地域保健・感染症グループ 011-232-5253 秋田県 健康福祉部健康推進課健康危機管理・疾病対策班 018-860-1424 岩手県 保健福祉部医療推進課感染症担当 019-629-5472 群馬県 健康福祉部保健予防課感染症対策係 027-226-2608 新潟県,長野県, 関東甲信越ブロック拠点病院 山梨県,茨城県 (新潟大学医歯学総合病院,感染管理部)担当:古谷野まで 関 東 甲信越 電話番号 025-227-0726 山梨県 福祉保健部健康増進課感染症担当 055-223-1494 栃木県 保健福祉部健康増進課感染症・新型インフルエンザ対策担当 028-623-3089 埼玉県 保健医療部疾病対策課感染症・新型インフルエンザ対策担当 048-830-3557 千葉県 健康福祉部疾病対策課 043-223-2665 東京都 福祉保健局健康安全部感染症対策課エイズ対策係 03-5320-4484 神奈川県 保健福祉局保健医療部健康危機管理課感染症対策グループ 045-210-4793 千葉市 保健福祉局健康部健康企画課感染症予防係 043-245-5207 横浜市 健康福祉局健康安全部健康安全課 045-671-2729 川崎市 健康福祉局 健康安全室 エイズ・結核担当 044-200-2439 北 陸 石川県,富山県, 北陸ブロック拠点病院 福井県 (石川県立中央病院,カウンセリング事務室)担当:北まで 静岡県 健康福祉部医療健康局疾病対策課 054-221-2441 東 海 静岡市 保健福祉子ども局保健所保健予防課 054-249-3172 近 畿 中四国 九 州 076-237-8211 内線2855 浜松市 健康福祉部保健所保健予防課 053-453-6118 滋賀県 健康福祉部健康推進課感染症・難病担当 077-528-3619 京都府 健康福祉部健康対策課感染症・疾病担当 075-414-4734 大阪府 健康医療部保健医療室地域保健感染症課感染症グループ 06-6944-9157 奈良県 福祉部健康安全局健康増進課感染症係 0742-27-8612 兵庫県 健康福祉部健康局疾病対策課 078-362-3264 和歌山県 福祉保健部健康局難病・感染症対策課感染症対策班 073-441-2643 大阪市 大阪市保健所感染症対策課感染症グループ 06-6647-0656 島根県 健康福祉部薬事衛生課感染症グループ 0852-22-6532 鳥取県 福祉保健部健康政策課感染症・新型インフルエンザ対策室 0857-26-7857 岡山県 保健福祉部健康推進課感染症対策班 086-226-7331 広島県 健康福祉局健康対策課 082-513-3068 山口県 健康福祉部健康増進課母子保健・感染症班 083-933-2956 徳島県 保健福祉部医療健康総局健康増進課感染症・疾病対策室 088-621-2228 香川県 健康福祉部薬務感染症対策課 087-832-3304 愛媛県 保健福祉部健康衛生局健康増進課 089-912-2402 高知県 健康政策部健康対策課感染症担当 088-823-9677 広島市 健康福祉局保健部保健医療課 082-504-2622 福岡県 保健医療介護部保健衛生課感染症係 092-643-3268 佐賀県 健康福祉本部健康増進課 0952-25-7075 長崎県 福祉保健部医療政策課感染症対策班 095-895-2466 熊本県 健康福祉部健康危機管理課 096-333-2240 大分県 福祉保健部健康対策課健康危機管理班 097-506-2673 宮崎県 福祉保健部健康増進課感染症対策室感染症対策担当 0985-44-2620 鹿児島県 保健福祉部健康増進課感染症保健係 099-286-2724 沖縄県 福祉保健部医務課結核感染症班 098-866-2169 北九州市 保健福祉局保健医療部保健衛生課 093-582-2435 平成22年度厚労科研エイズ対策研究事業「HIV感染症の医療体制の整備に関する研究」班作成資料より抜粋(平成23年8月末現在) 2012年3月発行 編集・発行 平成23年度厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 「HIV感染妊婦とその出生児の調査・解析および診療・支援体制の整備に関する総合的研究」班/研究代表者:和田裕一 分担研究「わが国独自のHIV 母子感染予防対策マニュアルの作成・改訂に関わる研究」班/研究分担者:塚原優己 執 筆 者 塚原 優己(独立行政法人国立成育医療研究センター周産期センター産科) 大金 美和(独立行政法人国立国際医療研究センター病院エイズ治療・研究開発センター) 谷口 晴記(三重県立総合医療センター産婦人科) 外川 正生(大阪市立総合医療センター小児救急科) 山田 里佳(三重県立総合医療センター産婦人科) 執 筆 協 力 今井 光信(田園調布学園大学人間福祉学部) 松岡 恵(静岡県立大学看護学部) 井上 孝実(医療法人葵鐘会ローズベルクリニック産婦人科) 源河いくみ(医療法人社団ミッドタウンクリニック東京ミッドタウンクリニック内科) 佐野 貴子(神奈川県衛生研究所微生物部) 矢永由里子(慶應義塾大学医学部感染制御センター) 小林 裕幸(筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター) 内山 正子(新潟大学医歯学総合病院感染管理部) 高田知恵子(秋田大学教育文化学部) 辻 麻理子(独立行政法人国立病院機構九州医療センター感染症対策室) 渡邉 英恵(独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター看護部) 稲葉 憲之(獨協医科大学産婦人科学教室) 和田 裕一(独立行政法人国立病院機構仙台医療センター産婦人科) 喜多 恒和(奈良県立奈良病院産婦人科) 問い合わせ先 〒157-8535 東京都世田谷区大蔵2-10-1 独立行政法人国立成育医療研究センター周産期センター産科 塚原優己
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