企業活動とコンプライアンス

授業科目名
テキスト名
企業活動とコンプライアンス
「実践企業倫理・コンプライアンス」
シラバス執筆
科目コード 配当年次
EH24
単位
2
木村 栄宏
■科目の到達目標
・企業倫理,コンプライアンス,CSR等について概念を理解できる。
・倫理的な組織をつくるためのマネジメント,組織管理のあり方について理解し,説明することができる。
・企業,マネジメント,CSR,コンプライアンスについて習得した知識をもとに考察することができる。
・企業活動とコンプライアンスについて,今後の課題や方向性を提示することができる。
■テキスト学習・リポート作成の留意点
テキストの中で特に学習しておくべき箇所
⑴理解する部分
各章に出てくる概念や理論,考え方の流れ等を整理しながら理解する。
⑵考える部分
例えば,そもそもなぜ企業倫理が必要なのか,なぜ企業倫理に取り組み,コンプライアンスを推進するのか
といった基本について自分なりに考える。自分が職場勉強会を運営するとしたらどのように行えばよいかをテ
キストと一緒に考えてみる。多発する企業不祥事の背景にあるものは何か等,物事の本質を考えてみる。
こうしたことを通じて,コンプライアンス・マネジメントは何かを理解し,考えてみる。
理解しておくべき専門用語
第1章
・企業倫理 ・コンプライアンス ・法令の遵守 ・企業不祥事 ・危機管理 ・組織の不正 ・個人の不正 ・リスク ・自律 ・規則
第2章
・コーポレートガバナンス ・内部統制 ・CSR(企業の社会的責任) ・組織風土 ・推奨リーダー ・連携
第3章
・企業倫理担当役員 ・企業倫理委員会 ・倫理組織 ・行動規範 ・行動憲章 ・公益通報者保護法 ・業務監査 ・倫理綱領
第4章
・倫理的な判断 ・影響要因 ・振り返り
第5章
・学習 ・偶発的な学習と意図的な学習 ・メンバー ・職場管理 ・職場勉強会 ・活動規範
・組織風土 ・推進リーダー ・ケーススタディ ・ケースメソッド
第6章
・ケーススタディ ・ケースメソッド ・コンプライアンスの徹底 ・企業倫理の徹底 ・ディスカッションリーダーの3要素 ・フレーミング ・ファシリテーキング ・トラッキング
第7章
・倫理意識 ・マネジメント ・マズローの欲求段階説 ・自己表現欲求 ・共感性 ・役割意識
・不祥事多発の背景 ・公共的価値観 ・近江商人の「三方よし」
第8章
・総合的マネジメント ・コンプライアンスマネジメント ・目標による管理 ・プロセス目標
・資源
第9章
・現場マネジャーの3つの役割 ・倫理的意思疎通 ・問題事象 ・倫理的な職場風土をつくるための3つのアプローチ ・マネジメント行動 ・自己保身のニーズ
【リポート返却後の留意点】
大学からリポート添削指導結果が返却されたら,指導内容についてテキストを参照しご確認ください。特
に,不正解の箇所については重点的に学習した上で,科目修得試験に臨んでください。
■科目修得試験の成績評価方法
初めにテキスト学習とリポート課題に取り組む。次にリポートを提出し,合格した科目について科目修得
試験を受験する。科目修得試験によって,科目の到達目標をどの程度達成できたかを評価する。
2016