平成28年5月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 第777号 表 紙 写 真 「ドローンで空撮:あさひ月山湖ダム」 鶴岡市 三 原 一 郎 GWにドローンから撮影したあさひ月山湖ダム周辺の写真です。 今回の飛行は、近くの公園から離陸し、川を遡りダムの放流を間近で捉えようと試 みたもので、ルート途中で撮影したのが表紙の写真です。目的地は、離陸地点からは 全くの死角。途中、電波が途絶えドキドキしましたが、無事帰還してくれました。 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 主な演題及び講師 単位・CC 6月4日㈯ 「第50回を振り返って」 15:00~17:30 医療法人長嶋医院院長 長嶋隆一 山形市 山形県立中央病院 【参加費:1, 000円】 日医生涯教育 2. 5単位 6月8日㈬ がん治療症例検討会 18:45~19:45 (血液内科 放射線科 消化器内科) 山形市 山形市立病院済生館 日医生涯教育 1単位 6月8日㈬ 「『心房細動と心不全』-その因果な関係と対策-」 公益財団法人心臓血管研究所付属病院循環器内科医長 19:00~20:30 心研データベース管理室長 鈴木信也 山形市 ホテルキャッスル山形 【参加費:1, 000円】 日医生涯教育 1. 5単位 6月9日㈭ 「尋常性乾癬治療における外用療法のベストプラクティスは?」 東京慈恵会医科大学附属第三病院 19:15~20:30 皮膚科診療部長 伊藤寿啓 山形市 ホテルメトロポリタン山形 日医生涯教育 1単位 6月16日㈭ 18:30~19:30 山形市 山形大学医学部 「診断;診察・神経心理学的検査」 山形大学医学部高次脳機能科講師 斎藤尚宏 「診断;画像検査など」 山形大学医学部精神科助教 小林良太 日医生涯教育 1単位 6月16日㈭ 18:45~20:15 天童市 天童ホテル 「糖尿病患者の包括的管理 ~生活指導とSGLT2阻害剤にできること~」 武田病院グループ予防医学・EBMセンター長 京都大学医学部臨床教授 桝田 出 日医生涯教育 1. 5単位 6月17日㈮ 「胎児・新生児の不整脈」 埼玉医科大学国際医療センター小児心臓科教授 住友直方 19:00~20:30 山形市 ホテルメトロポリタン山形 【参加費:500円】 52 0 24・43・73 4 15・34 23・76・82 日医生涯教育 1. 5単位 会の名称及び主催者又は連絡先 第50回山形県胃と腸勉強会 大塚製薬㈱ 佐藤) 察0236442212 ( 第46回済生館がん治療症例検討会 山形市立病院済生館 第二診療部外科 察023守本) 6255555 ( 第220回山形循環器懇話会特別講演会 ノバルティスファーマ㈱ 梅室) 察0236312014 ( 乾癬学術講演会 協和発酵キリン㈱ 青木) 察0236229011 ( 山形大学認知症講座 山形県健康福祉部健康長寿推進課 察0236302158 (後藤) 第201回三郡市医師会合同学術講演会 寒河江市西村山郡医師会 察0237864291 (加藤) 第32回山形不整脈研究会 第一三共㈱ 15・33・42 松浦) 察0236252821 ( 生涯教育のお知らせ 開催日時及び場所 単位・CC 主な演題及び講師 6月21日㈫ 「医療現場の接遇講演~患者様と心を通わすために~」 ANAビジネスソリューション株式会社 上倉直美 18:20~20:45 「肝疾患診療における最近の進歩と、治療のピットフォール」 山形市 ホテルメトロポリタン山形 公立学校共済東北中央病院消化器・肝臓内科部長 渡邉久剛 日医生涯教育 2単位 4・24 6月25日㈯ 「今知っておくべき呼吸器内視鏡の知識、EBUS-TBNAを中心に」 日医生涯教育 千葉大学大学院医学研究院呼吸器病態外科学 15:00~18:00 3単位 千葉大学医学部附属病院呼吸器外科 中島崇裕 山形市 「EGFR遺伝子変異肺癌治療の新展開~耐性治療の進歩~」 大手門パルズ 【参加費:1, 000円】 宮城県立がんセンター呼吸器内科診療科長 前門戸 任 45・46・0 会の名称及び主催者又は連絡先 山形県臨床内科医会学術講演会 山形県臨床内科医会事務局 察0236665200 (金子) 第48回山形肺癌懇話会 日本化薬㈱ 篠塚) 察0236235152 ( がんネットTVカンファレンス 開催日時及びテーマ(担当) 6月9日㈭ 17:30~19:00 「超先端がん診断の意義と将来」 (国立・中央) 6月23日㈭ 17:30~19:00 「膵がん診療における工夫」 (国立・中央) 会 場 取得単位 会の名称及び申込先 多地点合同メディカルカンファレンス 山形県立中央病院 第4会議室(3階) 日医生涯教育 1. 5単位 山形県立がん・生活習慣病センター 察0236852616 (田澤) 産 開催日時及び場所 6月9日㈭ 18:30~ 米沢市 米沢市医師会館 6月16日㈭ 18:30~ 新庄市 ゆめりあ 業 医 研 修 会 主な演題及び講師 取得単位 「職場における化学物質管理の動向」 ~特定化学物質障害予防規則等の改正とリスクアセスメント指針を中心に~ 山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(労働衛生工学) 労働衛生コンサルタント 河合直樹 「職場巡視の実際」 山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(労働衛生工学) 労働衛生コンサルタント 河合直樹 労働衛生コンサルタント 齋藤 誠 生涯研修 専門 2. 0単位 「職場における化学物質管理の動向」 ~特定化学物質障害予防規則等の改正とリスクアセスメント指針を中心に~ 山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(労働衛生工学) 労働衛生コンサルタント 齋藤 誠 「職場巡視の実際」 山形産業保健総合支援センター産業保健相談員(労働衛生工学) 労働衛生コンサルタント 河合直樹 労働衛生コンサルタント 齋藤 誠 実施主体者及び申込先 山形産業保健総合支援センター 察 0236245188 山形産業保健総合支援センター 生涯研修 専門 2. 0単位 新庄市最上郡医師会 察 0233221151 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 1 目 次 生涯教育のお知らせ がんネットTVカンファレンス 産業医研修会 お知らせ 日本医療機能評価機構医療安全情報……………………………………………………………………………… 2 YBCラジオ番組「ドクターアドバイスできょうも元気」放送中………………………………………………… 4 山形県医師会会員専用ページのアカウント及び メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて ……………………………………… 5 叙 勲 旭日双光章 古川 和秀 先生…………………………………………………………………………………… 6 瑞宝小綬章 日下部 明 先生…………………………………………………………………………………… 6 郡市地区医師会コーナー -鶴岡市、庄内町そば紀行-………………………………………………… 鶴岡地区医師会 佐久間正幸… 7 勤務医のページ 長井病院にて…………………………………………………………………公立置賜長井病院 沼崎 政良… 11 寄 稿 耐久消費財…………………………………………………………………………………山形市 武田 和夫… 12 109「大森治豊」 山形県の偉人冊 …………………………………………………………… 山形市 武田 昌孝… 13 「囲碁」よもやまばなし-江戸時代の手合割から耳赤の一手など-………………寒河江市 秋葉 知… 14 県内のB級名所(その4)庄内地方…………………………………………………… 寒河江市 五十嵐勝朗… 18 「 の三太郎・金太郎が金次郎になった?鬼とは何者?」………………………… 米沢市 八幡 芳和… 20 郡市地区医師会会報より 地霊の生みし人々-相良守峯(上)-…………………………………………鶴岡地区医師会 黒羽根洋司… 24 筆 硯 産業医雑感……………………………………………………………………山形県医師会理事 神村 裕子… 26 県医師会だより 第1回常任理事会…………………………………………………………………………………………………… 27 第1回全理事会……………………………………………………………………………………………………… 34 県医日誌……………………………………………………………………………………………………………… 42 会員異動……………………………………………………………………………………………………………… 44 医師国保だより……………………………………………………………………………………………………………… 46 医師会協同組合だより……………………………………………………………………………………………………… 48 企業年金基金だより………………………………………………………………………………………………………… 49 編集後記……………………………………………………………………………………………………………………… 50 〔ホームページ〕ht 〔Eメール〕ke t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ ni s hi @yamagat a. med. or . j p 2 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 日本医療機能評価機構 医療安全情 日 医療 療機 機能 日本 本医 報 安全情 情報 療安 価機構 構 医療 能評 評価 救 去 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業から発信された医療安全情報の中から、日常の診療に 関連すると思われる情報を掲載します。詳細については日本医療機能評価機構のHPを参照ください。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 3 4 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 「 YBC につ 」の放 放送に 気」 ょうも も元気 きょ バイス スでき アド ドバ ついて 去 クタ ター ーア 「ド ドク オ番組「ドクターアドバイスできょうも元気」の放送につい Cラジオ 救 YBCラジオ番 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、月曜日から金曜日まで下記の時間、県民向けにYBCラジオで健康情報番組「ドクター アドバイスできょうも元気」を放送中です。 健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さんに聴取をお勧めください。 6月の放送予定は下記のとおりです。 【放送時間:月曜日から金曜日 6時30分~6時45分、12時40分~12時55分】 放送日 テーマ 出演者 医療機関名 6月6日~10日 肝臓の話 鈴木 義広 日 本 海 総 合 病 院 6月13日~17日 血液サラサラの薬について 平 カヤノ 米 沢 市 立 病 院 6月20日~24日 乳癌の早期発見について 橋本 敏夫 米 沢 市 立 病 院 6月27日~7月1日 脳の病気は予防できる!! 工藤 陽平 三 友 堂 病 院 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 5 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 救 去 山形県医師会会員専用ページのアカウント及 山 ント及 及び ウン ジのア アカウ ペー ージ 員専用 用ペ 会会 会員 県医 医師 師会 山形 形県 び 救 去 つ い 知 文 書 ス ト に グ リ ル に よ メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについ て ー リ ン メ ー ・ メ 動 配 信 の 自 る 周 救 去 メール よる周知文書の自動 信 メー ン リス に いて 揮寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄寄机 山形県医師会では、会員専用ページを開設して おります。このページでは会員および医療機関の 情報、県医師会および各地区医師会の行事などを 花笠メーリングリスト 会 員 専 用 の メ ー リ ン グ リ ス ト「花 笠 M L」 (hanagas aml @yamagat a. med. or . j p)を立ち上げ 公開しております。会員の先生方の専用ページと ております。 なっており、アクセスするためにはアカウントが 花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意見交 必要となります。 換を行う場を提供します。また、この趣旨を通じ て地域医療の発展、更には医療全体の向上に寄与 会員専用ページのアカウント することを願うものです。 ◆ユーザ名: 未加入の会員は、これを機会に是非ご参加くだ y+日医会員番号(日医刊行物送付番号) さい。 ◆パスワード: 生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁 (例):1950年1月2日の方:500102 ※準会員の方は、本会までお申し込みください。 周知文書の自動配信 申し込み先 周知文書の自動配信、メーリングリスト「花笠 ML」への参加を希望される先生は、本会宛メール (ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p)にてお申し込み ください。 周知文書あるいは県医師会からのお知らせを メールを利用して行っております。希望された会 山形県医師会ホームページ: 員には、県医師会ホームページの会員メニュー「新 ht t p: / / www. yamagat a. med. or . j p/ 着文書」をメールにて配信いたします。ご希望の メールアドレス: 会員は、是非お申し込みください。 ke ni s hi @yamagat a. med. or . j p 花笠MLアドレス: hanagas aml @yamagat a. med. or . j p 6 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 叙 勲 古 川 和 秀 先生 旭日双光章受章さる 古川和秀先生(米沢市)は、平成28年春の叙勲 で保健衛生への功労が認められ、旭日双光章を受 章されました。 まことにおめでとうございます。 日 下 部 明 先生 瑞宝小綬章受章さる 日下部 明先生(米沢市)は、平成28年春の叙 勲で保健衛生への功労が認められ、瑞宝小綬章を 受章されました。 まことにおめでとうございます。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 7 −鶴岡市、庄内町そば紀行− 鶴岡地区医師会 佐久間医院(櫛引) 佐久間 正 幸 山形県に住んでいれば、 「山形県そば街道」とい もう一店番外編です。 う言葉をポスターやのぼりで一度は見た事がある 「蕎麦や もりいろ 東京 大森町」 と思います。私は蕎麦が好きで、美味しいラーメ 東京都大田区大森西5108 0337616055 ン屋と蕎麦屋が並んであったら蕎麦屋に入るで 休 月曜日 しょう。鶴岡地区医師会報「めでぃかすとる」で 学会やセミナーが東京でありますと、庄内空港 会員の先生がお蕎麦屋さんの紹介しておりました。 から土曜日の最終便で上京します。羽田空港に到 私も蕎麦好きであり、鶴岡地区医師会メーリング 着するのは夜の7時になります。グルメ雑誌等に リストで鶴岡市、庄内町、三川町で食べに行った 載る蕎麦屋さんでなくても、土曜の夜のその時間 事がある蕎麦屋さんを自分の覚え書きのつもりで に開いている蕎麦屋さんはなかなかありません。 紹介していました。十数回の紹介で、30店程を紹 コンビニで表紙に「蕎麦は、まだか?」と書いて 介していました。グルメではありませんので、私 あるグルメ雑誌を見つけました。 「danc yu 2015年 の独断と偏見、個人的な意見であり、紹介するど 11月号」でした。そこに大森町「蕎麦や もりい の蕎麦屋さんとも利益相反はありません。 ろ」が紹介されていました。なんと午後の営業時 まずは番外編からの紹介です。 )でした。念のため席 間は17:30~20:30(L. O. 「吉野家 山形西バイパス店」 の予約をとり、夜のコースのお願いしたのですが、 山形県山形市西田2241 0236475850 残念ながらコースは二人からでした。空港から京 鶴岡(旧櫛引町)から山形市に行き、帰りが遅 急に乗り、必ず停まる京急蒲田で各駅停車に乗り くならない時間に蕎麦屋さんを見つければ、そこ 換え二駅の大森駅の改札からすぐ、歩いて1分く に飛び込みます。外れる事はあまりありません。 らいの場所にあります。期待させる洒落た店構え 店名は忘れてしまいましたが山形駅の近くにも遅 であり、店内も洒落ており、従来の蕎麦屋さんの い時間まで開いている蕎麦屋さんがあったはずで イメージではありません。デートにも使えそうで す。もっと遅い時間で山形中央インターから高速 あり、実際に店内には若いカップルがおりました。 道路に乗る場合は山形テレビ(YTS)本社近くの 別の席の団体さんは落語に出てくる蕎麦の話をし 「吉野家 山形西バイパス店」に寄る事もあります。 ていました。カウンター席があり、私はそこに座 山形県には吉野家が5店ありますが、県内で蕎麦 りました。先代である店主のお父さんがお酒の準 を扱っているのは山形西バイパス店のみの様です。 備をしながら、話の相手をしてくれました。 不味ければ紹介もしないのですが、山形の牛丼屋 さて肝心のお蕎麦ですが、当然とっても美味し ですから、蕎麦にはコシもあり、意外に美味しい いです。そこで一つ注意があります。この蕎麦屋 のです。天ぷらもありますし、つゆも3種類から さん、お蕎麦は当然ですが、酒の肴が充実してお 選ぶ事ができます。夜中に小腹が空いたらなら、 り、お酒もベルギービール、日本酒、ワインと充 お勧めです。 「鶴岡市の回転ずし 栄助」のふのり 実しております。最後にお蕎麦を味わおうと思う 蕎麦も意外にいけます。 と、既に酔っており、蕎麦の微妙な味と香りを感 8 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 じる感覚が落ちているかも知れません。現在の店 良いでしょう。メニューには無いものが出てくる 主2代目は、父の店を継ぐ前に別の蕎麦屋で修行 そうです。一人で行くなら、カウンター席がお勧 し、レストランでフランス料理も学んでおります。 めです。酒の肴も、お酒も種類が多く、山形から 蕎麦ではなく、美味しい酒と肴を目的に行っても 一人では簡単には制覇できそうにありません。上 良いお店です。お蕎麦はいつも数種類準備してお 京の際には是非どうぞ。 り、つい最近TVでも紹介されておりました。それ お蕎麦の食べ方には自分なりの流儀あります。 によると常に10種類くらいの蕎麦が倉庫にストッ まずは蕎麦だけ、次に塩があれば塩のみで頂き、 クされており、蕎麦によって挽き具合を工夫して 蕎麦本来の味と香りを楽しみます。私はつゆにも いるそうです。お勧めは2種もりです。同じ蕎麦 よりますが、蕎麦の半分位を浸して食べます。ワ ですが、盛り色が違いますし、味も違いますし、 サビはつゆには入れず、蕎麦に載せてワサビの味 歯ごたえ、のど越しも違います。私の美味しい蕎 と香りも楽しみます。その後にネギを入れます。 麦の基準に、 「見た目が美しい」がありますが、こ 辛み大根があれば、それも注文します。 このお蕎麦はその基準を満たしています。ちなみ さて地元、鶴岡市、庄内町の蕎麦屋さんの紹介 に私の好みは更科系です。私が注文した肴の一つ です。20店以上行っておりますが、その一部を紹 は「レバーのオイル漬け」です。くさみは全くな 介させて頂きます。 く、レバーが口の中でとろけます。ベルギービー 「わらび庵」 ル ヴェデット エクストラホワイト (フルー 鶴岡市温海川字荒谷931 0235472136 ティな口当たりでした。)は直ぐになくなりました。 休 水曜日 次の肴は「蕎麦屋の焼き鳥」です。串焼きではな 1店目は行きつけのお店ではなく、山菜が出て く、鶏肉の皮はカリッと焼いてあり、肉は柔らか くるこの季節に、山菜がお好きな方にお勧めのお く、味は濃く、これも最高です。多量のワサビが 店です。湯田川温泉から温海温泉に行く街道から、 ついてくるのですが、その色に濁りがなく鮮やか 左折して少し行った山あいにあります。街道沿い あり、香りも爽やかです。そのワサビをたっぷり 左側にわらび庵の看板があります。建物はいなか 付けてたべた5切れは最高でした。次のお酒は「醸 の公民館に見えなくもありません。おばちゃんと し人 九平次」を冷で頂きました。 「野菜の天ぷら 寒い季節でしたら、まきストーブが暖かく迎えて 盛り合わせ」を塩で頂きました。 くれます。出してくれるお茶はシソの香りがし、 この日の「2種もり」は茨城産の更科と埼玉産 さっぱりしたお茶であり食欲を刺激します。赤シ の粗蕎麦でした。どっちも美味しい事に間違いは ソをブレンドして作っているそうです。お茶と一 ないのですが、先にお酒と肴が美味し過ぎて評価 緒に羊羹のようなものが出てきます。蕎麦湯から に自信がありません。そば汁も美味しいのですが、 作ったゼリーだそうです。これもお勧めです。お 蕎麦湯で飲むと、出汁の味が際立ち、さらに美味 勧めは、とちあん付きそば御膳 1100円です。山 しいです。蕎麦の美味しい店は、最後の蕎麦湯を 菜、野菜の天ぷらが8種類、ワラビとやはり地物 いれて飲む蕎麦汁も美味しいと思っています。 山菜のお浸し、とちあんがついてきます。このと この店は3人で切り盛りしているようでした。 ちもちもお勧めです。蕎麦は色が黒目の田舎蕎麦 先代のお父さんはお酒等のサービス担当でつけ汁 です。日を変えて行けば、さらに別の山菜が出て もお父さんの担当だそうです。息子さんは蕎麦づ くるかも知れません。コストパフォーマンスは高 くり、酒の肴は二人で作っているようでした。で く、普通の方ならば、大盛りにしなくても充分に すから、3人でこの味を維持できるのだろうと推 お腹いっぱいになるでしょう。 察してきました。心配なのは全国TVにもでるよう この店がある街道には、 になり、多忙になり、味が落ちないかです。もし 「越沢そば まやのやかた」 上京する際に寄るなら、電話で席の予約をする事 鶴岡市越沢字蛇喰1111 0236472522 をお勧めします。二人以上ならディナーコースも 要電話確認 休 平日 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 9 「農家レストラン キラリ」 こんなに違いがあるんだ。」と気づかされ、その後 鶴岡市温海川前田741 0235472588 に鶴岡地区の蕎麦屋さんを食べ歩きするきっかけ とちの実そばがあります。 になった蕎麦1枚です。蕎麦は石臼手挽きであり、 「関川金沢屋」 毎日挽いており、売り切れ次第終了です。夏近く 鶴岡市関川182 0235472025 要電話確認 になり、早生の夏蕎麦が出る前になると、蕎麦は 冬季は休み?で山菜の季節より再開 味と香りが落ちてくるのですが、産地等を工夫し 温海温泉には ているようで、夏になっても味はさほど落ちませ 「そば処 大清水 おおしみず」 ん。お店は優しそうな店主と優しそうな奥様、去 鶴岡市温海字海乙131 0235432064 休 木曜日 年からはお父さん似のイケメンの息子さんもおり、 温海温泉から高速道路ではなく、海沿いの国道 3人で営んでおります。小さい店であり、そんな を酒田方面に向かって走れば、左に屋根と看板が に大人数は入らないのですが、混んで来ると時間 見える が掛かります。店主のこだわりで一度に茹でるは 「売虎庵 うるとらあん」 6人 2人分くらいまでにしているようであり、5, 鶴岡市五十川字真砂沢471 0235452545 分を一緒に茹でるような事はしていないそうです。 休 火曜日、木曜日 他の店でも美味しい店があるのですが、混んでく 日本海を眺めながら、蕎麦を堪能できます。 ると茹で上がってから時間がたっているのではな いかと疑問だったり、天ぷらがカリッとしてな 私の行きつけの蕎麦屋さんの紹介です。 かったりしますが、この店ではまずはそういう事 「蕎麦きり 風土」 はありません。昨年、息子さんが帰ってきた頃は、 鶴岡市八ツ興野土谷俣554 0235228650 どちらが蕎麦を打ったか、盛り付けかたが判りま 休 不定休(これが難点!) したが、今は区別がつかなくなりました。 公式には夕方は5時からとなっていますが、店 お勧めは麦切りもあるのですが、それとの合い 頭の窓には5時頃からとあります。遠方から来る 盛りではなく、 「蕎麦きりと粗挽きそばの合い盛 なら要電話確認の小さなお店です。毎週火曜日は り」です。蕎麦きりは細く、透明感があり、する 午後1時半から産業医の職場巡視があり、その途 するっと喉越しもよいです。粗挽きそばはやや太 中で寄れる蕎麦屋さんが「風土」と「無量庵」 「悦 く、コシがあり、蕎麦の味もはっきりしています。 波」です。この3軒がダメだったら、会社近くの こちらには必ず塩がついてきます。まずはそのま CoCo壱番屋です。場所は国道112号線より、少し ま、次に塩で味わう事をお勧めします。合い盛り 外れます。マックスバリュー鶴岡南店並びにある ですが、実際には別々に茹でており、一皿ずつ時 マクドナルド横の道を入り、十字路にあります。 間差で出てきます。この店には辛み大根がおいて のれんが出ていないと普通の家だと思ってしまう ありますので、別料金ですがそれもお勧めです。 ようなこじんまりとした店構えです。中央には一 その辛み大根ですが、店主が山から自生している 枚板の大きなテーブルと、四人掛けのテーブル二 もの採取し使っているそうです。天ぷらもカラッ つ、座敷がありテーブルが二つあります。おちょ と揚がっておりお勧めです。メニューの少ない店 こや古いカメラが置かれていてセンスの良いお店 ですが、季節限定のものもあります。昨年の山菜 です。店頭には石臼があり、そこには当日に出し の時期には「笹竹の天ぷら」がありました。笹竹 ている蕎麦の種類、産地が書いてあります。この ですから、月山竹の子供のようであり、小さく細 店の蕎麦を初めて食べた時に、ザルに乗っている かったです。他にも野人参の天ぷら等がありまし 蕎麦に角があり、透明感があり美しい事にまず驚 た。(前出の「わらび庵」でも出ていました。)冬 きました。そして、今まで左程蕎麦に興味がなかっ には「ずいき蕎麦 1200円 冬季限定」 暖かい た私が「この蕎麦には今まで食べた事のない味と 汁蕎麦があります。ずいきとは庄内各地で生産さ 香り、歯ごたえ、喉越しがある。同じ蕎麦でも、 れているからとり芋の茎を乾燥させたものです。 10 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 当家では正月のお雑煮に必ず入っています。皮を 「伯楽亭(農繁期はお休み、冬季もやっていな カリッと焼いた鶏肉、ゴボウ、刻みネギ、岩ノリ、 かったかもしれません) 」「田舎屋(親父さんが ずいきのサクサクという歯ごたえと独特の味 鶏 体調を崩し、閉店)」 肉を焼いた香りが食欲をそそります。他の蕎麦も 旧羽黒町 お勧めですが、 「蕎麦ぜんざい」もお勧めです。こ 「羽黒のそば蔵 金沢屋(関川金沢屋とは親類み れは店主自信の一品です。蕎麦がきにつぶ餡がか たいです) 」 「手打ちそば しげ庵」 「福湊庵 ふ かったものだと言う事でしたが、蕎麦汁とワサビ くそうあん」 「いしい」 「山の蕎麦屋」 「蕎麦處 でも美味しいとの事でしたので、そちらの方をお 無量庵」 願いしました。蕎麦がきは蕎麦粉とお湯を混ぜた 旧藤島町 「日本そばと天ぷら 草介」 だけのものですが、この店では蕎麦がき用に、蕎 「蕎麦工房 せき」 庄内町 「手打そば しま田」 麦きりと別に専用に挽いているそうです。見た目 三川町 「茂一そば」 は蕎麦色のお餅ですが、口当たりはフワッ、ツルッ 田川、福栄地区、旧温海町は「わらび庵」の続 としていて、山芋でも入っているのかと思う程で きをお読み下さい。 す。これもお勧めです。 旧鶴岡市 美味しい蕎麦の条件として、挽きたて、打ちた 「蕎麦福(鶴岡地区医師会員にファンが多いので て、茹でたての「三たて」と言う言葉があります。 すが、行くにはナビがあった方が良いでしょ そこをあえて打ってから3日間熟成させた「熟成 う) 」「やぶ」「そば処 三浦屋」 「野房 のぼう 蕎麦」を出していた時期もありました。打ちたて そばの木」「手打ちそば処 菅沼」「手打ちそ の蕎麦きりとは味も風味も違います。風味がある ば 和み(移転していますので要注意)」「庄内 と言うか、やや香ばしい感じがしました。もしあ 旬味 悦波」 「大松庵 だいしょうあん(酒田の れば、合い盛りで比較するのも面白いでしょう。 「大松屋」と関係あるみたいです)」 「鵬匠」 「寝 売り切れている事が多かったのですが、作るのが 覚屋(麦切りで有名) 」「鈴木屋」 「東京庵」 「松 大変なのか最近はお目にかかっていません。蕎麦 竹庵」 「うめどん庵」「善」 「月と鼈(すっぽん) 湯も美味しいです。私が濃い蕎麦湯が好きな事を 冷たい肉蕎麦 大石田十割蕎麦でお気に入りで 店主が知っているので、店主がいれば濃い蕎麦湯 したが閉店」「三味庵(閉店)」 を作ってくれる事もあります。できれば汁のダシ 酒田地区 「山茶屋」 がもっと濃い方が私の好みです。こちらは女将さ んの担当の様です。お皿、食器のセンスも気に行っ 蕎麦を出している店で、まだ行けていない店が ております。 「風土」 「ななかまど」 「蕎麦福」は同 あります。酒田地区までは制覇できそうにないの じところで修行していたらしく似ておりますが、 で、そちらには積極的には進出しておりません。 それぞれの特徴があります。 自分なりにベスト5くらいはあるのですが、それ 店ごとに特徴があり、紹介したい蕎麦屋さんは は公表せずにおきます。上記に上げた店名は美味 他にもあるのですが、後は店名だけで失礼します。 しい順ではなく、順不同とお考えください。興味 がある方は「食べログ」 「ぐるなび」等で検索する 旧朝日村 「手打ちそば処 大梵字」 「石臼挽き手打ちそば ななかまど亭」「産直 グー」 旧櫛引町 「ふるさと村 宝谷(ほうや)そば(土日祝日の み 冬期間は休業ですが再開しております)」 方法もありますが、庄内地区で発行されている月 刊誌「庄内小僧」2015 No. 176 10月号が庄内そ ば紀行―南庄内編― No. 17711月号が−北庄内 編−ですので、バックナンバーをとりよせる手も あります。上京する事の多い先生には「大森町駅 蕎麦や もりいろ」がお勧めです。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 11 長井病院にて 公立置賜長井病院 沼 崎 政 良 ある朝当直室で目をさますと、のどが猛烈に痛 かった。咳もひどい。体調を崩していた。微熱は 出るしずっと咳がとまらない。夜冷えたのだ。当 直室の暖房を切っていたらしい。インフルエンザ 検査をしてもらう。陽性だとまずいな。仕事を休 まないと、などと思いながらの結果は陰性だった。 じゃあ、別の風邪か。咳止めくださーい!と頼む。 こういう発想がだめなんだろうな。 とにかく長井病院内の冬は寒い。特に病院の暖 房が切れたあとは、急激に温度が低下する。それ でも、今年は暖冬で、例年に比べ雪も極端に少な かった。歩いて通勤する身としては、本当にあり がたいものだ。こんなに暖かくていいものかと 思ってしまう。2月ですでに日差しは春を思わせ るようであった。けっこう日中明るかったのだ。 けれど、夏のことをかんがえると、喜んでばかり もいられない。水不足、猛暑など心配だ。 外来・管理棟から一般病棟へと移動する際も、 冬は温度差を感じる。急に冷え込む感じ。これか ら病棟に向かうぞーと、建物が知らせてくれるよ うなそんな気持ちになる。そして、階段を2階分 上がると、重い扉が目の前に現れる。かなりの抵 抗を感じながら扉を開けると一般病棟だが、重い 扉を忘れてはいけない。しまる際、手を添えない と勢いで扉が閉まり、けっこうな騒音を発する。 病棟は50床、内包括病床24床。最近包括病床は 増床された。入院患者は、ほとんどが高齢者で占 められている。担当になって一番感じたことは、 患者さんに処方されている薬の多さだ。複数の科 から処方されていることが多い。処方はある意味 患者さんの歴史であり、必要性に応じ処方されて いるわけで、それはわかっているのだが、患者さ んを目の前にすると、「こんなに、必要だろうか」、 「退院してから、薬の管理できるのかだろうか。」 などと思ってしまう。外来で、多種類の薬を服用 している患者さんに、自己管理できるのかと聞い てみた。比較的若い患者さんだったが、 「一包化さ れているから、全然問題ない」という返事だった。 なるほど。医師の心得集(南江堂)に効果のない 薬は中止せよ、効果のある薬は継続せよ、という 件がある。それを見極めたいものだ。ついでに、 4種類以上の薬を飲んでいる患者についての、比 較対照試験はこれまでに行われたことはなく、3 種類を飲んでいる患者についての試験もほんのわ ずかしか行われていない。4種類以上の薬をのん でいる患者は、医学の知識を超えた領域にいるの である。投与薬の数が増えれば、副作用の起こる 可能性は、指数関数的に高くなる、と。 回診の時間は、患者さんには申し訳ないが、昼 食時間と重なることが多い。これには病棟のパソ コンの端末が少ないことも関係している。しかし、 食事をしている患者さんをみると、それだけで元 気かどうか判断できるように思う。 3月ある全国紙の一面の記事。早期退院、病院 の葛藤、自活困難者送る出す現実。という見出し。 ある入院患者の例が挙がる。入院直後から、リハ ビリ、在宅医療を受ける手配など退院後の支援策 の検討。歩行訓練。入院から3ヶ月後に、足取り はおぼつかなかったが退院。数日後自宅で転倒し 骨折して再び入院。やっぱり無理だったんだとい う、看護師のつぶやき。ある地域中核病院では、 高齢者の退院時に約半数の家族が、 「帰して欲しく ない」 「面倒を見られない」と訴え、転院や介護施 設行きとなる患者も多いと。自宅から入院したの に、自宅に帰れない。でも早期退院を促さないと、 病院がつぶれちゃうともらす、その病院の院長。 確かに、退院の時期・退院後の行き先は、難しい。 一番悩むところではある。家族の気持ちは理解で きるし、病院の事情もある。在宅医療の充実が望 まれるが、それは特に女性の負担を増すことにな らないか。 病棟からの帰り、また同じ渡り廊下を通る。今 度は逆なので少し暖かく感じる。暖房にしろ、冷 房にしろ、よく頑張ってくれていると思う。細か い調整があまり効かないのだが、まあ昭和時代の 建物ということだろう。 12 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 耐 久 消 費 財 山形市 武 田 和 夫 住まいは資産なのか耐久消費財なのか。暖かくな ようにホテルが変わるのは理解できる。しかし手直 ると郊外に○○ハウスなどの建築業者の看板を挙げ しではなくなぜ新築なのか。海外では100年以上前の て新築住宅が作られる。その一方市内の古くなった クラシックどころか、トラディショナルといいたい、 マンション、アパートの郵便受けには名前のないも 古いエレベーターはガタゴト揺れるが、部屋は広く のが目立つ。全国的に空き家率は13%とか、空き家 快適なホテルも健在である。 が増えているのに郊外に小さな可愛い住宅が新築さ 日本の家は徒然草に夏を旨とし、冬は如何様にで れる。 も過ごせるとあるが、昔の家は山形の冬は寒く大変 新しい道具が出ると使い勝手の悪くなったものは である。従兄弟は100年以上の大きな茅葺きを壊し、 捨てられる。何百年も使われた算盤がなくなり、昔 天井の低い暖房の快適な家に建て直した。もう一人 データを作る時に便利に使われた、手回しのタイ の従兄弟は酒造りの土蔵の一つの中に、茶室と称し ガー計算機は電卓に取って代わられ、次にはパソコ て小さな家を作り、暖かくて快適といっていた。だ ンになった。山では樹木がチェーンソーで伐採され、 が昔の冬は火鉢に鉄瓶の生活だったが、新築して父 大昔から使われた幅の広い木こりの鋸と鉞は博物館 の部屋に温風式暖房を入れたら、空気の乾燥で厚さ に収まっている。誰にでも使えて労力も少なく、時 10cm以上もある欅板の座卓に裂け目が出来てし 間短縮ができれば、選手交代は当然だと思う。しか まった。 し築20年30年の住宅がそんなに住み難くなってい 電気製品などはオンオフだけの単純な扇風機、加 るのだろうか。 湿器でも10年でダメになる。自動車でも10年が目安、 新婚時代は2LDKで良かったのが、子供ができ2人 パソコンなど5年過ぎれば古くなったとされる。だ 3人と増えれば、部屋数の多い住宅を求めるのは当然 が築100年以上の古民家はいくらでもある、ヨーロッ である。しかし定年の退職金で持ち家の新築はいかが パなどでは200年300年の木組みの家にも人が住ん なものか、自分の今後の生活を見つめ、人生に合った でいる。日本の住宅は伊勢神宮のご遷宮に倣っての 住み易い家を借りるという選択肢はないのか。 次々新築移転なのか、それとも天災多発国のせいか。 築100年などという古民家をリフォームして住む 税制が木造家屋の減価償却が約20年とされるので、 人もいる。片やアカプリのようなまだ新しいと思っ 電気製品並みに20年もてば良いと、一定期間でダメ ていたホテルが解体される。次々に豪華なホテルが になるように建設業者の販売政策で作られるのだろ 駅の近くに建設されると、設備が古いと嫌われてお うか。 客が少なくなるという。女性が新しい着物を求める 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 銅 像 が 建 て 参 ら 考 れ 資 た 料 。 ・ 山 形 新 人 国 記 読 売 新 聞 山 形 支 局 編 者 し て 設 備 の 充 実 に 努 力 し た 。 昭 和 四 十 七 年 上 山 市 民 会 館 の 庭 に 本 を 左 手 に 抱 え た 治 豊 の 一 方 で 三 池 の 豊 富 な 石 炭 を 利 用 し 、 各 部 屋 に 蒸 気 消 毒 装 置 を 整 え る な ど 、 付 属 病 院 長 と 截 開 術 」 と 訳 し た 。 胃 癌 の 手 術 で も 卓 越 し て い た た め そ の 名 は 九 州 全 土 に 響 き 渡 っ た 。 先 を 福 岡 医 学 校 に 選 ぶ 。 明 治 十 八 年 日 本 で 最 初 の 帝 王 切 開 を 行 う 。 治 豊 は こ れ を 「 国 帝 京 帝 大 医 学 部 ) 卒 業 後 、 地 元 山 形 の 済 生 館 病 院 に 招 聘 さ れ る も 条 件 が 折 り 合 わ ず 、 奉 職 的 教 科 書 で あ る 傷 寒 論 を 近 所 の 子 供 に 講 義 し て い た と 言 わ れ て い る 。 大 学 東 校 ( 後 の 東 か ら 十 七 歳 で 江 戸 に 出 る ま で 、 上 山 で 過 ご し て い る 。 勉 強 好 き で 十 四 歳 で 漢 方 医 の 古 典 江 戸 神 田 三 河 町 生 れ だ が 、 父 快 春 が 上 山 藩 主 松 平 信 宝 に 藩 医 と し て 招 か れ た た め 、 八 歳 大お お 森も り 治は る 豊と よ ( 一 八 五 二 ~ 一 九 一 二 ) 医 師 ・ 九 大 医 学 部 創 立 者 (二 庚 韻 平 起 ) 一 西 新 明 勉 海 方 窗 學 大 偏 國 大 孤 森 帝 截 二 開 術 志 一 二 心 清 西さい 海かい 偏あま くね 弥わた るへ 扁んじ 鵲ゃく の 名な 新しん ぽ 方 う 明めい 窓そう の 大たい 志 し 勉べん が 学 く 一いっ 心しん 清きよ し 五ごこ 更う に 到いた る 一 国こく 帝てい 截せっ 開かい のじ 術ゅつ 一 山 形 県 の 偉 人 109 碓 燈 治 到 豊 二 五 更 彌 扁 鵲 名 13 一 孤こと う 灯 山 形 市 武 田 昌 孝 14 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 「囲碁」よもやまばなし −江戸時代の手合割から耳赤の一手など− 寒河江市 秋 葉 知 約3千年前に中国で発祥したと伝えられる囲碁 に追い込むと言ったりする。 を飛躍的に進化させた江戸時代の棋士たちは、そ 江戸時代の段位は九段が最高位で、九段を名人、 の頂点を目指して命がけの勝負を繰り返した。江 八段を準名人、七段を上手と呼んでいた。六段ま 戸時代260年間で誕生した名人はわずか8人。この では各家元の当主の裁量で決めていた。だが、七 狭き門を4つの家元で争い、それぞれ一門でもっ 段以上は他の家元の同意が必要だった。 とも優秀な棋士しか跡目になれず、跡目にならな 囲碁史上最高の最強、天才と呼ばれた四世本因 ければお城碁に出られないし、名人にもなれない。 坊道策は、殆どの棋士を先以下(二段差以上)に だから同じ門下生同士でも死に物狂いで戦ったの 打ち込み、実力十三段とも言われ、幕府から囲碁 である。 界の最高実力者「名人碁所」に命じられた.碁所 じょうず どうさく ごところ てあいわり 江戸時代の手合割(段位差と名称)はどうなっ とは、将軍の指南役であり、全ての棋士の段位認 ていたのか下記のとおりである。 定権(免状発行)など、絶大な権力を持つように 同 格 互先(たがいせん) なった。(不在の時代もあったが)。この地位をめ 1段差 先先先(せんせんせん) ぐって権謀術策が交錯し、数々の死闘や暗闘が繰 2段差 定先(じょうせん) り広げられたのは歴史上の明白な事実であり、こ 3段差 先二(さきに) れらを主題にした小説やマンガが大流行した。 4段差 二子(にし) かの織田信長から「名人」と呼ばれた僧の算砂 囲碁は先番が圧倒的に有利で5~6目の差があ が囲碁界の始祖である。算砂は江戸幕府からも禄 ると考えられている。この差を「コミ」と呼ばれ を受け、本因坊家を興し「名人碁所」に就いて一 ているが、江戸時代から昭和まではコミはなかっ 世本因坊となった。やがて安井家、井上家、林家 た。最近になって漸くコミ4目半~5目半~6目 が誕生,各家元は、一門から名人を生み出すため 半に変わり定着しているようだが、中国ではコミ に、激しく争った。だが、いつの間にか家元同士 は7目半になっているともいう。それだけ黒番は の均衡を崩さないようになり、真剣勝負を避け、 有利だというわけである。例えば,100m走に例え 名人が生まれなくなっていた。その時代に道策は れば先番は5m先からスタートという感じで、こ 実力№1と名声を轟かした。参考図1は家元四家 れなら黒番勝ちと思われるが、決してそうではな の相関図を示した。 さんさ いようだ。かくして、どちらかが4番勝ち越すと 手合割が変わると言ったり、3連勝するとカド番 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 参考図1 家元四家 人物相関図 安井家 本因坊家 井上家 一世 算砂 七世 仙角仙知 20代で碁界を制覇 九世 門悦 信長に「名人」と呼ばれた男 十世 鉄元 四世 道策 囲碁史上最高の天才 最強と賞賛された 九世 察元 三世 道節 囲碁発陽論を著す 棋界中興の祖 八世 智得 十世 列元 六世 春達 十一世 元丈 七世 因達 八世 春策 九世 因砂 二十一世 因碩 十一世 因碩 道策と並び碁界最強の一人 耳赤の一手で著名 碁界最強といえば道策のほかに二十一世本因坊 しゅうさく 秀策を上げるのが常道であろう。少しく彼のこと に触れたい。彼は秀策流の布石とか、黒番必勝と みみあか かで著名だが、なんと云っても「耳赤の一手」は 彼の代名詞みたいに喧伝された。囲碁愛好家の間 では今も語り告がれている秀策黒番の一手である。 彼が18才の時、当時準名人位として名をはせて いんせき いた十一世井上因碩と対局した。勝負は中盤まで 因碩が有利な形勢で進み、秀策が長考を重ね127目 を打ったその時、 「秀策の勝ち」を予言した男が現 れる。その男は医師で、理由を尋ねる門人たちに 「あの一手で因碩師の耳が赤くなった。動揺し自信 を失った証拠」と述べた。予言どうりに形勢は逆 転し、秀策が勝利した。この手は、秀策の気力と 天分が凝縮した究極の一手だといわれ語り継がれ ている。参考図2は一石三鳥の図譜を示した。 林家 参考図2 15 16 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 ついつい最近までは日本棋界の実力が世界トッ い先の話である。彼が前代未聞の7冠王に輝くの プであり、不動のものとして認識されてきた。と も目前ではないか。彼が文字通り世界最強になる ころが、中国では日本のスーパートップの故藤沢、 日を待ちたい。 加藤棋士らに指導を要請、彼らは快諾し頻繁に訪 「黒番無敵」といわれた本因坊秀策の強さは別格 中し指導に専念した。先生々々とあがめられ教え であったのだろうが、しかし、異論を述べる棋士 ている間に、その碁力を吸収され、研究され、並 もいないでもない。秀策は30代半ばで早世したた ばれ追い越された。これは韓国でも似たようなも め、散り際が美化されていて、黒番必勝とは言わ のであった、現在韓国、中国についでの地位にあ れるが、決して白を持たなかったという。ために、 りんかいほう るが、台湾だって油断できない。あの 林海峰 や ちょうちょう 本当に強かったか否かは判然としないと。また、 しょいいみん 張 栩は一時期棋界を席捲したし、謝倭旻はゆるぎ 耳赤の一手も現在のプロ棋士ならば、思いつかな ないき女性プロNo1だし、さらに、台湾出身の16 いほどのものではないと依田紀基九段も述べてい 歳位の若手が名だたる現役9段クラスをなで斬り る。このようにプロの目は厳しいが、秀策は有能 にして勝ち進んでいる様は末恐ろしい。日本若手 で、ずば抜けて強い棋士であったということでい の棋士たちも世界トップの棋士たちに深く接し、 いのではないか。 その囲碁頭脳を吸いとってて欲しいものだ。人工 囲碁言葉にはいろいろあって、 「太閤碁」という 知能と同列には論じられないが。 のがある。これは太閤関白秀吉が黒番で初手を天 囲碁人口が減っているという。でも、小学生か 元に打ったのを指すが、権力を一手に握った秀吉 ら大学までの囲碁大会は盛況のようだ。 には誰も抗せず、いやー御立派な御一手と賞賛す 去る正月には恒例の国際色豊かな「新春世界囲 るしかなかったのだろう。現在では初手を天元に 碁大会」が開かれた。ペアでの連碁であったが、 打つのはさほど珍しいことではないが。 いろんな情報が得られた。世界囲碁人口は数千万 以前プロを目指す子供たちは、住み込みが原則 人に及ぶとか、米・欧ではプロ棋士も誕生したとか、 で、紺袴を着用していた。当時の囲碁好きな旦那 囲碁用語であるカカリ、シマリ、ウッテガエシ・・ 衆は大体アマ四~五段くらいであったが、師匠は は英語ではどういうスペルなのかなどなど。また、 適当に手加減してくれて程々の勝負をしてくれて 中国では学校の正規授業科目に決まったとか、囲 いた。だが、 紺袴組は一切容赦なくびしびしと打っ 碁ファンには明るい情報でもあるが恐ろしいとも たので,旦那衆は、お師匠さんは怖くないが、紺 いえる。日本もうかうか出来ない情勢だ。 袴組は恐ろしいというのが通り相場であった。 アマチュアのトップクラスはその力量はプロ並 現役九段である小林覚棋士の述懐だが、やっと みで、アマチュア名人とプロ名人の手合いは黒番 初段になったころ、先輩の故加藤正夫九段が「1 +5目だそうだが、プロが勝つのは容易ではない 丁もんでやるか」ということで、一晩夜を徹して 状況となっている。 相対した。始めは対で始めたが、打ち込まれ最後 ひでゆき 京大出のプロ棋士坂井秀至八段は医師でもあり、 は四子まで置かされての試合であったそうだ。涙 その活躍が期待されるが、彼がアマ時代あまりに を流し、泣きながらの対局だったが、つくづくと 強かったので「飛び付け」五段としてデビューし 天性の差を感じたという。持って生まれた才能と たのは有名だ。 いう表現は教育界では嫌われるが、最高位の獲得 ついでながら、プロ棋士でも一気に三段も昇段 は単なる努力、粘りでは到底及ばず、天性のもの した例もある。今をときめく井山悠太六冠が16歳 だとしか言いようがないのかも知れない。これは きりやまはい のとき、桐山杯で優勝をしたため四段から一気に 全ての分野で言えることだろうが。 七段に昇格し、三段階昇段と称されたのはついつ 今年3月、人工知能のアルファ碁が世界最強と 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 17 称されていた韓国人棋士イ・セドル9段に4-1 ン」による診断の正答率は医師を上回ったという。 で圧勝した。プロ棋士たちにとっても囲碁ファン 医師を補助するAⅠが活用されるようになると、 にとっても極めてショッキングな事件であった。 膨大な知識を獲得して、難しい試験をパスする必 怪しくも神秘的な力を秘めた囲碁が明らさまにそ 要もなくなり、医師も値打ちが下がって給料や所 の全貌が暴かれ、その秘部を露出されたとも言え 得も低くなるという恐れはないのだろうか。 る。チェス、将棋に続き人口知能に屈した。一抹 現在、わが地元医師会では毎年10名ほどが集 の寂しさを感じざるを得ない。囲碁は局面が広く、 まって、懇親囲碁大会を開いていて盛会だ。ずっ 着手の選択肢が桁違いに広いことで、プロ棋士に と以前のように他の医師会との対抗試合が待たれ 勝つには10年以上はかかると思われてきたからで るが、多分、残念ながらそういうチャンスには恵 ある。 まれそうもない。 アルファ碁(AⅠ)は、より良い一手を自ら学ぶ 対局についての持ち時間については、昔は、少 能力を備えている。プロらによる対局の盤面の画像 なくとも江戸時代までは、時間無制限が原則で を3千万回も読み込み、どのようなパターンになれ あった。お城碁となれば、互いに命がけと云うこ ば勝ち易いかを学習し、棋力を高めた。人工知能は ともあり、中々手が進まず時に1手1週間~1ヶ いくら習練を重ねても「疲れ」を知らない。 月と云うこともあり、観戦したお殿様はじめ周囲 これは「デイープ・ラーニング(深層学習) 」と はただ呆然と碁盤を見つめるばかりであったとい いう最新理論だ。人間で言えば「大局観」を養っ う。大正期以降(1926)本因坊 秀 裁 名人対 雁金 しゅうさい かりがね じゅんいち たことが勝因と言われる。碁界も人工知能に敗れ 準一の対局で始めて、持ち時間が導入され、一般 はしたが、この人工知能は各分野で人間社会に貢 的な現在の仕組みになった。 献してくれるものと期待される、そうゆう風に認 囲碁を覚えて数十年が経つ。若いころ軍歌であ 識すべきことなのだろう。AⅠに人類は敗北した る青年日本の歌の一節「・・治安興亡夢に似て との絶望感も漂ったが、負け惜しみで云うわけで 世は一局の碁なりけり」を口ずさみながら棋譜を はないが、 「全く人間らしからぬ、感情のない碁」と 並べたことが頭をよぎる。 云う側面もあるし、玄妙な個性までは出せない所 趣味は人生の巾を広げ、生き甲斐のある人生を 詮「器機」と云う認識でいいのではないか。 楽しむことが出来る。囲碁に限らず、本来の業務 しかし、この人工知能の発達は医療面でも大き の間隙をついて趣味を広げ、趣味を大事にする く関与してくるという。ⅠBMの人工知能「ワトソ 日々も望ましい一生かも知れない。 18 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 県内のB級名所 (その4) 庄内地方 寒河江市 五十嵐 勝 朗 県内で海に面しているのは庄内地方だけです。 ます。このさざれ石は岐阜県の春日村で発見された それだけで内陸の地方と異なる文化を有している もので、後になってここに奉納されたものです。 ことは容易に想像できます。しかし庄内地方を詳 さざれ石は、もともと小さな石の意味であるが、 しく調べると、海手と山手では言葉も少し違いま 長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシ す。例えば無いことを海手では「ネ-」と言い、 ウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、 山手では「ナイ」と言います。「ネ-」は北前船 1つの大きな岩の塊に変化したものです。細かい (京言葉)、 「ナイ」は内陸言葉の流れではないかと 石が巌となる過程が、非常に長い年月を表す比喩 いわお 思われます。この程度のことはどうでもよいのか として用いられています。 もしれませんが、言葉は文化である以上、両サイ 国歌「君が代」に「・・ ・さざれ石の巌となりて・ ・」 ドで文化の成り立ちが違うように思えます。 と詠まれている「さざれ石」とはこの石です。日 本では滋賀県と岐阜県境の伊吹山が主要産地です。 丸池様 国道7号線の吹浦町内から箕輪鮭孵化場を目指 飽海三名瀑 して走行すると約5分(遊佐町吹浦字七曲堰東) 玉簾の滝、十二滝、二ノ滝は飽海三名瀑と呼ば で牛渡川に隣接する神聖な池、それが直径約20m、 れています。玉簾の滝は落差63m、幅5mの滝で 水深3. 5mの丸池様です。県内唯一といわれる鳥海 山形県内随一の高さの名瀑で夏と冬にライトアッ 山の伏流水(湧き水)だけを水源とした池で、天 プされて有名です。A級名所になってもよい名瀑 気が良い日は光の加減によってエメラルドグリー なのでここでは省略します。 ンに見えて透明度100%で水はあくまで冷たく澄 十二滝は天候によって色々障害が出るので、出 んでおり、水中の倒木さえもなかなか朽ち果てる かける前に十分な下調べをしてください。私はこ ことなく、池底に沈んでいます。池を荒らしたり れまで二度挑戦しましたがまだ成功していません。 すると目が潰れる、との言い伝えがあり、目の神 そこで二ノ滝についてだけ述べます。遊佐町か 様として古くから地域住民の信仰の対象となって ら主要地方道60号線の山道を走行すると駐車場が います。池の周りの木々は原始林で遊佐町指定の 目に入ります。駐車場は20台程度は駐車できるス 天然記念物として保護されており、丸池をご神体 ペースがあり、トイレ・休憩所があります。「二の とする大物忌神社摂社、丸池神社があります。町 滝遊歩道入口」と書かれた丸い案内板が立ってい 民はこの丸池を呼び捨てではなく、崇敬の念を ます。ここは一の滝・二の滝・三の滝と幾つかの 持って丸池様と呼んでいます。また隣を流れる牛 滝がありますが、 「二の滝遊歩道」という名前が付 渡川は水が清冽のため梅花藻が繁茂しており、秋 けられています。 には産卵のために鮭が遡上してきます。 さぎり(狭霧)橋を渡って万助道への連絡道に 入り、連絡道をしばらく辿っていくと水場に達し さざれ石 ます。一の滝へは10分程度、二の滝へは一の滝か 県道373号線の遊佐町上蕨岡地区の鳥海山大物 ら20分程度です。一の滝はエメラルドグリーンの 忌神社蕨岡口之宮境内に「さざれ石」が鎮座してい 滝つぼが特徴的です。二の滝は横幅があり豪快さ 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 19 があり、渓谷の名称にもなっている最大のスポッ 總光寺 トです。高さ25mで近くには二の瀧神社が鎮座し 国道345号線から県道362号線に入ると、キノコ 瀬織津比賣神が祀られています。 スギ(県指定天然記念物)が美しく立ち並ぶ参道 が見え、豪壮な山門に迎えられます。参道両面に アトク先生の館 並ぶ約120本のキノコスギは、江戸時代の初めに植 三川町大字押切新田字三本木に、昭和初期に皇 樹されたといわれ、約350年の歳月を生きています。 室関係の建築物の設計に携わった宮島佐一郎氏が 本堂の裏に蓬莱園と呼ばれる庭園があります。 手がけた近代和風建築で総檜造りの平屋の建物で 池、泉、築山を配し、遠く峰の薬師を望み、滝を す。居室の一部には秋田杉や薩摩杉が使われてい 落として禅宗の寺にふさわしい静寂の美を漂わせ て、障子板は楓玉目、筍目などの木目を活かした る庭園で、国の名勝に指定されています。小堀遠 装飾が施されています。また、北側の廊下は、檜 州流の様式を取り入れ、春のつつじと秋の紅葉は の一枚板、東側の廊下は末広張りといわれる扇形 ことのほか美しいです。 に板を配置しています。庭園にある池の周りには 五葉松、欅、桜の大木と、見事に刈り込まれたつ 眺海の森 つじが配され、季節の変化を楽しむことができま 県道345号線から入る松山地区の標高270mの丘 す。趣きある組石の中にある青い坪石は北前船の 陵地帯にある森林自然公園です。北には出羽富士・ 帰りに京都から運ばれてきたものです。 鳥海山、南に霊峰・月山、西には広大な黄金色に 家主(阿部徳三郎氏)だった方の愛称から「ア 輝く庄内平野と緩やかに蛇行して流れる最上川、 トク先生の館」と名付けられました。映画“おく 日本海に沈む夕日の雄大さ、さらに飛島を眺めら りびと”のポスターにもなっている納棺シーンは れる自然公園です。秋になると広葉樹が一斉に染 この館で撮影されました。 まり、曲がりくねって登る山道の脇には、あざや かに彩った樹木が広がります。眺海の森は、紅葉 直世(すぐせ)の桜 の景勝地でもあります。しかし四季を通していつ 畦道風の県道371号線を北上します。遊佐町直世 行っても心が揺り動かされます。 字中山地区の洗沢川河畔の桜並木は日本の原風景 眺海の森から県道315号線を山手に向かって走 を思わせてくれます。残雪の出羽富士・鳥海山 行すると道路右脇に阿部次郎の生家(旧阿部家)が (2, 236m)を間近にして、鳥海山に源を発する昔な あり、さらに10分くらい行くと酒田市民の飲料水 がらの石垣で護岸された洗沢川沿いに約60本のソ (水道用水)の水源である田沢川ダムがあります。 メイヨシノの桜並木があります。歴史的には昭和 新緑の季節や紅葉狩りには絶好のスポットです。 33年(1958年)に皇太子ご成婚記念に植えられた のでそれほど古くはありません。毎年咲き誇る時 湯田川温泉 梅林公園 期がずれるので出かける前に観光協会(Tel : 0234- 名勝・金峯山の山懐にあたる湯田川温泉内にあ 725666)に確認することをお勧めします。 り、竹林に囲まれた風光明媚な公園です。春にな ると、温泉街を見下ろすように約300本の紅梅・白 下田沢かたくり園 梅が咲き乱れます。見ごろは3月下旬~5月上旬 山形自動車道の庄内あさひI Cから県道349号線 です。 を約20分走行すると鶴岡市下田沢に「下田沢かた 梅のほかにも、ぼたん、つつじ、さつき、あや くり園」があります。花の見ごろは4月下旬~5 め、水仙なども楽しめます。 月上旬で、荒沢ダムから流れる川にかかるつり橋 毎年、梅の見ごろにあわせ「梅まつり」が開催 を渡ると約2ヘクタールの敷地に可憐なかたくり され、女将さんたちによる屋外で抹茶を楽しむ の薄紫色のじゅうたんが広がっています。東北有 野点が行われます。 のだて 数のかたくり園です。 20 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 「 の三太郎・金太郎が金次郎になった? 鬼とは何者?」 米沢市 山形県立米沢栄養大学 栄養学部 八 幡 芳 和 前回に続いて「金次郎」の話題である。小生は 童子(しゅてんどうじ)を渡辺綱と共に退治した のスマートフォンを愛用しているが、最近の 伝説に残る。江戸時代、浄瑠璃や歌舞伎を通して 携帯電話端末業界の賑やかさは何だ。春になり新 頼光四天王の怪力童子のイメージが定着していっ 年度の新社会人、新入生の学割と連日のようにテ た。鉞(まさかり、大斧)担いで熊の背に乗り、 レビ、新聞のチラシに宣伝の画像が目に飛び込ん 菱形の腹掛けを付けた元気な男の子として、五月 でくる。 人形のモデルでも有名。子供用の腹掛けが「金太 「 の三太郎」とは既に皆さんご存知であろう が、桃太郎(松田翔太) 、金太郎(濱田岳)、浦島 太郎(桐谷健太)の3人。標記の「 の三太郎」 郎」と言われる所以。 「金時豆」とは、隠元豆(いんげんまめ)の一種。 「金時」は、坂田金時(さかたのきんとき)に由来 がまたぞろ面白い。バージョンが重なる度に登場 する。酒呑童子を退治した力自慢の坂田金時は赤 人物が増え、乙姫さま(菜々緒)、かぐや姫(有村 茶色の肌で、力を入れると肌が一層真っ赤に染 架純)、鬼ちゃん(菅田将暉)、さらには2016年春 まったと言われる。これから、濃い赤色のものを の新キャラクターとして笹野高史演ずる「花咲か 「金時」と呼ばれるようになった。 「金時芋」 「金時 爺さん」まで出てきた。 人参」もしかり。 まずは金太郎から。平安時代の豪傑で、坂田金 「金平牛蒡(きんぴらごぼう)」とは、江戸時代 時(さかたのきんとき)幼名が「金太郎」。 和泉太夫が語った古浄瑠璃の『金平浄瑠璃』の 静岡県駿東郡小山町の金時神社の伝説では、天 主人公 「坂田金平(さかたのきんぴら) 」の名前 暦10年(956年)5月に誕生したとされる。 からきた。 「坂田金時(金太郎) 」の息子という設 元気に成長した金太郎は、神奈川静岡県境の足 定で、非常に強く勇ましい武勇談として語られた。 柄山(古くは金時山)で熊と相撲をとり母に孝行 ゴボウの歯ごたえや、精がつくところ、また唐辛 『幼 する優しい子供だったと。明治33年(1900年) 子のきつい辛さが「坂田金平」の強さに通じると 年唱歌』に掲載された「まさかりかついで きん ころから、 「きんぴらごぼう」という料理の名前が たろう くまにまたがり おうまのけいこ・・・ 生まれたとされる。他にも、 「金平足袋」 「金平糊」 あしがらやまの やまおくで けだものあつめて もその強さに引っ掛けている。 すもうのけいこ・・・」の童謡は懐かしい。 ところで「 天延4年(976年)当時権勢を誇った藤原道長の の「金太郎」が薪を背負いながら本を読みだして 側近で、源頼光(みなもとのよりみつ、らいこう) いるではないか。いつしか「(二宮)金次郎」に変 が足柄峠にさしかかった時に出会いその力量を認 わっている。時代は前者が平安時代、後者は江戸 められて家来となり、名前も坂田金時と改名、京 時代と約800年の開きがある。幸いな事に、似たよ にのぼって頼光四天王の一人となった。 (他には渡 うな名前とそして(二宮)金次郎は神奈川県小田 辺綱(わたなべのつな)、卜部季武、碓井貞光)寛 原市、 (坂田)金太郎は静岡県とそれぞれのいた場 仁元年(1018年)3月、丹波の国の大江山(現在 所が近いため全くの別人なのに誰も気づいていな の京都府福知山市)に住む、無類の大酒飲みで何 いところが実におもしろい。 度も都を襲った夷賊盗賊の頭目・丹波の国の酒呑 ところで征夷とは、大和朝廷に従わない未開の の三太郎」の画面では何と、あ 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 21 民族(特に蝦夷(えみし、えぞ))を征討する事。 県犬山市、奈良県磯城郡田原本町などがある。大 征夷大将軍は、1:古代蝦夷鎮撫(ちんぶ)の 和朝廷による全国統一の戦いが深く関わっている ための大和朝廷遠征軍の指揮官。延暦13年(794 とされる。主人公のモデルは日本で一番古い書物 年)大伴弟麻呂が任ぜられたのに始まる。2:鎌 の古事記に登場する神話上の人物、 「吉備津彦命 倉時代以降、幕府の主宰者の職名。鎌倉幕府を開 (きびつひこのみこと) 」。吉備は現在の岡山地方。 いた源頼朝以後、室町幕府の足利氏、江戸幕府の よく知られている桃太郎の話ができたのは、鎌倉 徳川氏まで引き継がれた。歴代征夷大将軍の中に 時代になる。江戸時代以降に全国に広まった。明 は、奈良時代の貴族・歌人(三十六歌仙の一人) 治の国家体制基盤作りに利用され、周辺国を従え で有名な大伴家持(征東将軍で、多賀城へ赴き同 た勇ましい日本国の象徴になった。従って当時の 地で没)もいる。古く中国は中華思想の「四夷で 日本社会で成功するために必要な物を暗示してい 東夷、西戎、南蛮、北狄」を当て嵌め、征夷は東 るとされる。犬は忠義、猿は知恵、雉(きじ)は 夷を征討するもので、太平洋側から進む軍を率い 勇気をと。本当だろうか。 た。日本海側の方は征狄(鎮狄)で、九州へ向か 様々な作家が、桃太郎を題材にしているが小説 うものは征西(鎮西)になる。大伴弟麻呂の副使 家芥川龍之介を出そう。俳号はなんと餓鬼。 が坂上田村麻呂で、延暦16年(797年)征夷大将 大正13年(1924年)「サンデー毎日」に「桃太 軍に昇格。それまで朝廷軍に対し頑強に戦いを挑 郎」短編を投稿している。 んでいた胆沢(いさわ) (岩手県南部、現在の奥州 日本中で鬼退治のヒーローとして伝えられてい 市)の蝦夷の頭領阿弖流為(アテルイ)を京に連 る「桃太郎」だが、解釈を変えれば極悪非道の人 れ帰り、ようやく東北地方全土を平定した。北上 物でも勝てば英雄扱いされ、負けた相手は悪者に 川支流の衣川で桓武天皇の命を受けた2万6千人 しかなれない。その不条理さを、大阪毎日新聞社 の朝廷軍を、わずか1500人の手勢で撃破した「胆 の特派員として中国に派遣されたとき出会った革 沢の合戦」。衣川は平安時代末期まで蝦夷と倭人の 命家「章柄鱗」の言動に触発されて、侵略者のエ 勢力を分ける境界線の川だった。この約400年後、 ゴイズムを、有名な日本の昔話に託し見事な程に 藤原泰衡が源頼朝の命を受け源義経を討った「衣 風刺的「桃太郎」として文章化した。是非とも一 川の戦い」が起こる。しかし抵抗力が次第に弱ま 度お読み頂きたい。ここに抜粋して記す。 り平安時代初期、延暦22年(802年)に蝦夷の頭 勤勉な爺さん婆さんに育てられた桃太郎は、山 領アテルイと、副頭領モレ(母禮)が当時の征夷 や畑仕事が嫌だったため愛想をつかされ立派な衣 大将軍 坂上田村麻呂に降伏した事件。桓武天皇 装と、黍団子を預けられ体よく厄介払いされた。 に謁見すべく平安京へと上るが、裏切られて捉え お伴をする犬、猿、雉は黍団子半分ずつで雇われ、 られ河内国杜山で処刑された。 鬼ヶ島には宝があるぞとそそのかされ眼の色を変 小生は今年5月19日~21日京都大学が開催の える浅ましい連中だった。しかも仲が悪くいがみ 第59回日本糖尿病学会総会で、山形県立米沢栄養 合っていた。鬼ヶ島に着くや否や、それぞれが凶 大学からpos 演題発表のため出向する。坂上田村 t er 暴に悪事を働き鬼の財宝を奪って意気揚々と引き 麻呂が創建したと伝えられる清水寺に平安遷都 上げて来た。わずかに生き残った鬼の末裔は桃太 1200年を記念して平成6年(1994年)11月に岩手 郎達を憎み、桃太郎の身辺に執拗に攻撃をしかけ 県の有志により、戦いの中でお互いの武勇を認め る。こうして代々の子孫に続く不毛の争いだけが 合った事から建立された「阿弖流為」の慰霊碑が 残ったと。人間の愚かさ、醜さを彼独自の視線で ある。是非とも訪ねたい。 書き著した。 桃太郎伝説では、 「桃太郎」がお婆さんから、黍 作詞者は不明だが明治44年(1911年)当時の音 団子(きびだんご)を貰って犬、猿、雉を従えて 楽教科書『尋常小学唱歌』 「桃太郎」には、恐ろし 鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語。即ち桃太郎の い事が書かれているのはご存知なかろう。 側からみた、勧善懲悪のお話し。ゆかりの地は、 岡山県岡山市が有名だが他に香川県高松市、愛知 一.桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた 黍団子・・・ 22 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 二.やりましょう やりましょう これから鬼 薄くて眼が大きく二重瞼、額や鼻、顎などあちこ の 征伐に ついて行くなら やりましょう ちが出っ張っている顔は、寒さに弱くまた唇は口 三.行きましょう 行きましょう・・・ 腔粘膜の反転露出部分なので凍傷になりやすい。 四.そりゃ進め そりゃ進め 一度に攻めて かくある如く縄文人と、弥生人との典型的な体形 攻めやぶり つぶしてしまえ 鬼ヶ島 五.おもしろい おもしろい のこらず鬼を 攻めふせて 分捕物を えんやらや 六.ばんばんざい ばんばんざい お伴の犬や 猿 雉は 勇んで車を えんやらや 風貌の違いが明らかとなる。それぞれから見れば、 お互いが余りにも異様に映ったのは相違ない。 5, 000年前、北方民族の人が東アジアに徐々に拡 大を始め、2, 300年前には九州北部付近から日本列 島に侵入し、渡来系弥生人と言われるいよいよ弥 強奪略奪、皆殺し、しかも多くの戦利品を大八 生時代の幕開けになった。農耕文化民族として、 車に乗せて高らかに持ち帰る歌だとは。 大量の食糧を確保できた事で人口も急増、次第に 果たして善悪も何も分からない幼児に、大声で 勢力を増し本土の大部分を占領。縄文人は力関係 歌わせるだろうか。文部省唱歌である。 から、北部と南部に追いやられた格好になる。 はてさて、昔ながらの物語に出てくる「鬼」と 自分に縄文人傾向があるかのc heckポイントで は一体何者だろう。子供の頃から不思議に思って は1:くせ毛っぽい人。2:目が丸くて大きく、 いた。UFOならぬ全く異次元の生命体が存在する 両目が二重瞼の人。3:耳垢が湿っている人。4: 筈がない。縄文人がそれに該当するのではと考え 唇を動かさずに両目ともウインクができる人(弥 た。即ち渡来系弥生人による、縄文人迫害事象と 生人は寒さに対応できるように、両目を一緒につ 解釈する事ができる。第二次世界大戦の戦後処理 ぶる事ができる) 。5:眉毛や髭が太く濃い人。 の経過をみるが如く、すべからく勝者が敗者を駆 6:お酒が強い人などとされる。読まれた皆さん 逐し世の中を支配するのが通例。勝者の身勝手な の結果は如何に。 論理により、勝者そのものを捏造、美化されたも 日本人のDNAゲノム解析により現在では、純 のに他ならない。一方的に退治される側からみた 粋な弥生人や縄文人は少なく混血が増えており、 ら、たまったものではない。 純粋な弥生人が20%、純粋な縄文人が5%、混血が そもそも童話や民話、昔話とは悲劇を、ともす 75%に分類されている。 れば茶化したり、喜劇に言い換えられているでは 母方のルーツでみる各地域集団の縄文人と弥生 ないか。新大陸アメリカ発見後、ヨーロッパから 人の割合を示す。縄文人 沖縄 96%、宮崎 64%、 多数の民族が乗り込んで、先住民のいわゆるアメ 北九州 52%、東北 75%、東京首都圏 29%であ リカインディアンを駆逐したのもしかり。小学生 る。縄文人に関連する遺伝子として、ATL(成 時代インディアンとは野蛮で恐ろしい民だと思い、 人T細胞白血病)のレトロウイルス(HTVL1) カウボーイの活躍に心を躍らせながらアメリカ西 を引き起こす原因として発見されたもの。日本人 部開拓の「アメリカンウエスタン映画」を見てい にはこのウイルスキャリアが多数存在する。分布 た記憶がある。 では九州南部と長崎県に多い。沖縄、アイヌに特 地球上のまだ殆どが氷河時代の更新世(別名洪 に高頻度で認められる。 積世・約258万年前から1万年前)末期から縄文時 自然感染の経路では、体液(血液、母乳、精液 代には、日本列島を含む東アジア一帯にいわゆる など)が主な感染源で母児間の垂直感染と、男女 南方系の人々が居住していた。当時は、海水準が 間の水平感染に限られる。HTLVはかつて日本 低下し現在の海は陸地になっており、移動は容易 列島のみならず東アジア大陸部に広く分布してい だった。これとは別に3万年前に北方、シベリア たが、激しい淘汰が繰り返され大陸部では消滅。 地方に住み着いた人々は2万年前ころ氷河期に更 弥生時代になり、ウイルス非キャリアの大陸集団 なる厳寒の気候に適応するため、平坦で皮下脂肪 が日本列島中央部に多数移住してくると、列島中 が厚く顔は平面的な風貌、一重瞼で唇が薄く体毛 央部でウイルスが薄まっていったが、日本列島両 の少ないという特徴ができた。逆に、皮下脂肪が 端や離島、僻地には縄文系のウイルスキャリア集 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 23 団が形成されたらしい。 ある。元来健康な青壮年期の男女に、ある日突然 アルコールではどうか。アルコールは肝臓で分 頭髪、眉毛、睫毛、髭や皮膚が真っ白に変化し、 解され、酔いの原因アセトアルデヒドになるがこ 目も見えなくなって更には耳鳴り、難聴、頭痛で れを更に分解するALDH2(アルデヒド脱水素酵 発症する眼耳髄膜皮膚症候群。一気に老化現象が 素2型)という酵素が進化の途中突然変異で欠損 出現する極めて特異な疾患、これは浦島太郎その した民族ができた。それがいわゆるお酒に弱い弥 ものだ。米沢市立病院勤務中に、高校2年生の女子 生人とされる。渡来系弥生人の影響を受けにく 生徒で実際に体験した。詳しくは拙著をご覧頂き かった北海道アイヌ民族、東北、九州沖縄に「お たい。 酒が強い人」が多いのも頷ける。 冷静に物事を俯瞰して見れば恐ろしい程に何も 冒頭に記した、酒呑童子は大酒飲みだった。例 知らない事だらけと、本稿を書きながらはからず 年10月下旬に開催される京都府福知山市の大江山 も全身に鳥肌がたった。 酒呑童子祭りでは、当人は毛むくじゃらな髭だら け、ギョロ目でおまけに角をはやして虎皮の黄色 参考文献: いパンツを履いた赤鬼で登場する。一方坂田金時 1.「あなたは縄文人?弥生人?あるいは混血?」 は熊を相手に相撲を取るほどの豪傑なのに、酒が 飲めない男なれば一斗樽を抱えて大暴れする話は 一般社団法人倫理研究所沖縄県倫理法人会 2.「ウイルスから日本人の起源を探る」:日沼頼 ない。まさしく、縄文人と弥生人の戦いそのもの 夫『日 本 農 村 医 学 会 誌』 、46(6)、908911、 ではないか。思わず笑ってしまった次第。 1998 浦島太郎伝説は、以前本会会報に投稿した。 3. 「浦島太郎」は実在した!?−病跡学のロマン 特発性ブドウ膜炎即ちVogt―小柳―原田症候群 −:八幡芳和、山形県医師会会報、平成9年3 と呼ばれ、いわゆる眼科で有名な原田氏病の事で 月号、5759 24 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 鶴岡地区医師会「めでぃかすとる」 (平成26年9月15日 第269号)から 地霊の生みし人々 −相良守峯(上)− 黒羽根整形外科 黒羽根 洋 司 ドイツ文学を志す人間はもちろん、ドイツ医学 主流の時代に学んだ医師たちが、必ずその恩恵を 蒙った辞典がある。診療録がカルテで、患者のこ とをクランケと符牒の如く呼び合った時代、それ は医学生必携の書であった。博友社の『独和辞典』 である。その編纂者・相良守峯は鶴岡の人であった。 文字の海へ 東京帝国大学の助教授であった相良守峯が、木 村謹治主任教授から辞典編集の依頼を受けたのは 昭和12年のことである。それも期限つき、2年後 が紀元二千六百年にあたるので、この祝祭にあわ せて記念出版にしたい、という出版社の強い意向 書きに入った。執筆のしかたは助手によく説明し が入っていた。出版社では600ページぐらいの小辞 たが、ここで困ったのが送り仮名の問題だった。 典という目算らしかったが、ドイツ語を学ぶ対象 まだ統一された当用漢字もできてきない時代、学 が高等学校以上と限られた需要者向きには、そん 者に相談すれば、どっちでもいいという。悩んだ な初級の本は用をなさない。相良はじっさい自分 挙句に、自分で送り仮名表をつくり、一覧にして がドイツ語とぶつかってみて、語源のはっきりし わかる基準をもうけた。壁にもう1枚の予定表と ない言葉はなかなかおぼえられなかった。 一緒に貼りつけ、だれが見てもわかるように配慮 相良は従来の辞典の欠点を示し、学術的編集の した。 意味を説き、千数百ページにわたる辞典出版を企 仕事場は博友社の二階にあたえられていたので、 画させた。 助手は朝の十時から夜の十時まで交替でつめ、仕 およそ辞典作りは、10数年かかるのが普通であ 事をするようになる。相良も大学での講義が終わ るのに、指折り数えれば2年9か月しかない。こ ればまっすぐにそこへ出かけた。責任者である相 れと取り組んでもついに出来上がらず消えてしま 良は収録する見出し語を選定し、いかに簡潔で、 い、出版社もつぶれてしまうという例も少なくな 的確な言葉で説明するかに肝脳をしぼる。何度も い。そんな過酷な状況で、あらゆる言葉を集め、 推敲を重ね、できるだけ字数を削っていく。大切 言葉と向き合いながら取捨選択していくという、 なのは、実践と思考の飽くなき繰り返しであった。 気が遠くなるほどの根気と体力のいる仕事が始 スタッフとは毎日顔を突き合わせ、相談しなが まった。 ら仕事の統一をはかり、進行具合を予定表に書き 4月から6月末までにだいたいの構想を練り、 こむ。だが、表はしばしば書きなおされ、実行が 語彙の選択をして、スタッフ陣をそろえ、カード 遅れると助手の数が増やされた。辞典はチーム 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 25 ワークの結晶なのである。 左衛門に入門した、一時は新徴組にはいったこと 原稿は半分以上進むと校正にとりかかるのだが、 もあったが、慶応3(1867)年、英式兵制の銃撃 辞典の場合、この作業がまた厄介である。原稿と 隊小隊長として維新戦争に従軍転戦した。明治の おなじ労力と時間を食うので、原稿執筆と校正の 世の中になってからは山形県の諸地方で群長をつ バランスをとるために、さらに人出が必要となっ とめ、山形師範学校や中学校の校長を歴任する。 てくる。助手の数を20人に増やして、カード執筆 明治35(1902)年には引退し、鶴岡市家中新町の をあげさせ、校正を重ねた。予定の期限は確実に 大督寺と百間堀との間の千二百坪ほどの士族屋敷 迫っていた。 を求めて隠居生活にはいった。大正7(1918)年、 辞典はいうならば文字の約束ごとである。語釈 数え年82歳で亡くなった。 の正確さと統一性が辞書づくり生命線であるから、 父の守一は時には青春の血おさえがたく、家を 一語たりともおろそかにできない。連日の仕事を 逃げだして東京へ向かったことも2度ほどあった。 終え、博友社の階段を下りると相良は文字の海か その都度途中でつかまって連れ戻されたりした。 ら解放され、しばし呆然として力が抜けていくの 友人と共に「樺太漁業株式会社」なるものをつくっ を感じた。 て、自ら樺太へ渡ったこともあったが、典型的な 昭和15年3月16日、2年9か月の予定をつない 士族の商法で失敗し、屋敷の半分を失うはめと で、1600ページの『独和辞典』が完成した。辞書 なった。守峯に残る父の面影は、山野で鳥獣を狩っ を編集する人々を描き、映画化もされた、三浦し たり、海で魚を釣ったり、裏の畑で野菜や果物を をんの『舟を編む』にこんな一節がある。 「俺たち 栽培したり、雨天には漢籍を読んだり書をなした は舟を編んだ。太古から未来へと綿々とつながる り、という古風で非生産的な姿だけであった。 ひとの魂を乗せ、豊饒なる言葉の大海をゆく舟 遺したものといえば、庄内浜で釣り上げた二尺 を。」“俺たち”とはまるで相良守峯と、この辞典 六寸の大鯛の魚拓だけであった。この魚拓を巻物 つくりに関わったすべての人たちのことを指すよ にして譲渡する際に、息子・守峯に垂れた言葉が うだ。そして、 『独和辞典』という舟は、いまでも ある。 「自分は大鯛をたった一匹釣るような男でし ドイツ語という大海原で見事な航跡を残している。 かなかったが、何も好んでこういうふうな人生に なった訳でない。仕事を遊びだと思い直してやれ 相良家の人びと ば、もっと気楽な、もっと鷹揚な人生を生きられ 相良家ははるか先祖をたどれば、武田信玄の家 たかもしれない。お前には少なくとも仕事を仕事 来であった。信玄の子勝頼の没後、禄を離れ、守 だと思ってそれしか考えられない男にだけはなっ 峯から遡ること十代目の祖先・相良守秋が庄内藩 て欲しくない。 」 主忠勝に随伴して、この地に住むようになった。 芥川龍之介によれば、 「人生は落丁の多い書物に 先祖以来の直系は、守秋−守勝−守精−守政− 似ている」という。浮沈に満ちた前半生と無為な 守郷−守富−守約−守典−守一−守峯と続く。禄 後半生からなる守一の人生もそのようなものだっ 高は二百石から三百石、時の役職位によっては四 た。しかし、父が遺す言葉は、「相良守峯の一生」 百石のこともあったようだ。第四代の守政は安永 という書物の通奏低音となった。 年間に鶴岡の町奉行をつとめたが、在任の数十年 間は牢獄が空っぽであったという。治安がよく整 い、罪人が一人もいなかったので名奉行の評が高 かった。相良家の傍流には、琴曲の名手がいたり、 槍術の達人でありながら諧謔に富んだ随筆集をも のにする風流人がいたり、この一族は文武に秀で た人物を輩出した。 もりつね 祖父の守典は天保12(1841)年に生まれ、若い うちに兵学、とくに砲術修行のため、選ばれて安 政2(1855)年に幕府の師範役であった江川太郎 26 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 産業医雑感 山形県医師会理事 神 村 裕 子 長時間労働者の面接指導がまた増えてきた。停滞する経済情勢の中をなんとか生き残ってきた地方の 中小製造業は、大手企業からの厳しい取引条件を飲まざるを得ず、不安定な受注が残業を増やすように 私には見える。労働者は「このラインの業務処理量を超えた受注だ。 」と言い、管理者は「この取引先 は切れない。同業他社もやっている。」と言う。もとより産業医がこんな論争に割り込めるはずはない が、面接意見書に残業(勤務)時間制限を付ける権限をいただいているので、双方に業務のあり方につ いて考える時間を作ってやることになる。 産業保健の基本命題の一つは、健康で労働可能な労働者を対象とし労働による健康障害を防止するこ とである。産業医は定期健康診断を通じて労働者個人とも接するが、多くの場合は集団の健康に目配り をする仕事である。この、個人と集団に対するアプロ-チを使い分ける必要がある。 平成27年12月から始まったストレスチェック制度も個人と集団の両面を持つ。制度本来の目的はセル フケアへの活用でありメンタル不全者の洗い出しではないのだが、そこに集団分析の努力義務がついて いるので、個人情報の保護と不利益扱いの禁止を強調せざるを得なくなった。また、産業医等による面 接指導を引き受けないという声もあり、制度を疑問視する意見も多い。 ストレスチェック制度への賛否はと問われれば私は賛成である。ストレスチェックは今回の制度以前 から多くの企業で行われてきた。その中には、メンタルタフネス研修と称して従業員に受けさせ、受講 の有無とその点数を人事考課に利用していた企業もあった。それに比べ、法による不利益制限がかけら れたことは労働者のためには有益なことであると思っている。ストレスチェック制度を契機に個人のメ ンタルケアへの関心が広がり、ひいては職場仲間同士が相手のメンタルヘルスを尊重する雰囲気が醸成 されることを願う。 衛生委員会のあり方を見ればその企業の労務管理の姿勢が見える。労使対立的に向き合って座る事業 所、労働組合が無いからと各部門の管理職が集まる委員会(これは法違反)、交替で多くの労働者が参 加し活発な委員会など様々だが、ストレスチェック制度の実施方法も千差万別。外部にすべて委託する ところもあれば、衛生委員会でちゃんと話し合い、手作りでやろうとするところもある。日頃産業医と して感じていた社内の雰囲気がそのまま現れるものだと思う。 平成25年から26年にかけてアクリフーズ社の冷凍食品への農薬混入事件があり従業員男性が逮捕さ れた。アクリフーズ社がこの事件後どうなったかお話ししたい。アクリ社がとったのは厳しい監視や従 業員管理ではなく、健康に直結する食品を製造していることの大切さを話し合い従業員の意識を高める ことであった。そして会社業績は復活した。これと対照的なのがマクドナルドであった。トップの姿勢 は管理強化でしかなく、その後の業績の低迷につながったと見える(個人的な見解です) 。 産業医職を通じて医療以外の業種に関わり、社会の様々な面を垣間見る。これも産業医の醍醐味だと 日々感じている次第である。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 27 県医師会だより 第 1 回 常 任 理 事 会 日 時、平成28年4月13日㈬ 午後3時30分~ 会 場、県医師会館役員室 出席者 会 長 德永 正靱 副 会 長 中目 千之、清治 邦夫、中條 明夫 常任理事 大内 清則、齋藤 忠明、島貫 隆夫 深尾 彰、吉岡 信弥、間中 英夫 事 務 局 松本事務局長ほか事務局員 〔Ⅰ〕報告事項 1.会員訃報 会員氏名 板垣 茂文 先生 61歳 【鶴岡地区医師会】 死亡年月日 3月26日㈯ 通 夜 4月2日㈯ 18時 告 別 式 4月3日㈰ 13時30分 会 場 セレモニーホール鶴岡 喪 主 板垣 文彦 様 中目副会長参列 中目副会長より、告別式に参列してきた旨報告 があり、ご冥福をお祈りした。 会員氏名 諸橋 政 先生 88歳 【鶴岡地区医師会】 死亡年月日 3月27日㈰ 通 夜 4月7日㈭ 18時 告 別 式 4月8日㈮ 11時 会 場 セレモニーホール鶴岡 喪 主 諸橋 政人 様 中目副会長参列 中目副会長より、通夜に参列してきた旨報告が あり、ご冥福をお祈りした。 2.第2回医療事故調査制度支援委員会 3月23日㈬ 県医師会館 中目副会長ほか役員出席 中目副会長より報告。 3.都道府県医師会生涯教育担当理事連絡協議会 3月24日㈭ 日本医師会館 島貫常任理事出席 島貫常任理事より、新しい専門医の仕組みを踏 まえた日医生涯教育制度の見直しについての説明、 「平成28年度からの日医生涯教育制度と全国的な 研修管理システムの導入」 、 「日医かかりつけ医機 能研修制度」について説明があり、本会としても 「かかりつけ医機能研修会」を開催する方向で検討 することとした。 4.第5回日本糖尿病対策推進会議総会 3月24日㈭ 日本医師会館 間中常任理事出席 間中常任理事より、特に、経済産業省商務情報 政策局ヘルスケア産業課長から「健康・医療情報 の活用による行動変容の実現に向けて」と題した 講演が興味深かった旨報告。 5.健康スポーツ市民公開講座 3月26日㈯ 山形市保健センター 大内・吉岡常任理事、齋藤理事出席 大内常任理事より、35名の参加者があった旨報告。 6.東北医師会連合会理事・代表者合同会議、東 北ブロック選出日医代議員打合せ会 3月26日㈯ ホテルグランドパレス 德永会長、中目・清治・中條副会長出席 德永会長より、平成28年度事業計画並びに予算 が承認され、また翌日開催される日医代議員会に 向けて、財務委員会、議事運営委員会について報 告があった旨報告。 28 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 7.第136回日本医師会臨時代議員会 3月27日㈰ 日本医師会館 德永会長、中目・清治・中條副会長出席 11.大腸二次精検(TCS)に関する研修会 德永会長より、横倉会長の挨拶、 「平成28年度日 本医師会事業計画」、「平成27年度日本医師会予算 補正」並びに「平成28年度日本医師会予算」につ いて報告があり、続いて議事に入り、 「第1号議案 平成27年度日本医師会会費減免申請の件」は原案 のとおり可決決定された。また、代表質問8件、 個人質問12件に対し、それぞれ担当役員から答弁 が行われた旨報告。 中條副会長より、 「大腸癌死を減らすには」と題 した講演、画像を用いての研修が行われ、38名 の参加者があった旨報告。 8.第17回都道府県医師会介護保険担当理事連絡 協議会 3月30日㈬ 日本医師会館他(TV会議) 清治・中條副会長出席 清治副会長より、9月2日・3日に開催し、シ ンポジウムのメインテーマは「地域包括ケアシス テムにおける医師会共同利用施設の役割-医療と 介護の連携」として、各県から発表することになっ た旨報告。 清治副会長より、地域包括ケア構築に向けた医 師会と地域支援事業との関わりなど4つの議題で 説明があった旨報告。 4月2日㈯ 山形市医師会館 中條副会長出席 12.「第39回東北・北海道医師会共同利用施設連絡 協議会」各道県医師会担当理事打合せ会 4月2日㈯ 札幌グランドホテル 清治副会長出席 13.郡市地区医師会保険担当理事連絡協議会 4月12日㈫ 県医師会館 德永会長ほか役員出席 9.第2回置賜地域における訪問看護のあり方検 討会 3月30日㈬ 南陽市えくぼプラザ 中目副会長、折居理事出席 中目副会長より、1年間かけて意見交換会やア ンケート調査を行い、8項目の提言をまとめた旨 報告。 10.新初期臨床研修医へのオリエンテーション 4月1日㈮ 山形県立中央病院(16人) 間中常任理事出席 4月7日㈭ 山形市立病院済生館(10人) 間中常任理事出席 4月8日㈮ 公立置賜総合病院(6人) 齋藤常任理事出席 4月8日㈮ 山形済生病院(3人) 吉岡常任理事出席 4月13日㈬ 日本海総合病院(11人) 島貫常任理事出席 各担当理事より、各病院に出向き、資料を基に 県医師会等の解説を行い、特に入会申込書の書き 方を懇切丁寧に説明してきた旨報告。 中條副会長より、東北厚生局山形事務所から保 険医療機関の指導に係る平成27年度の結果と平成 28年度の指導計画、指導等の運用見直し等につい て説明があり、個別指導における指摘事項につい ては、本会会報号外に掲載すること、また、山形 県より生活保護法による指定医療機関の指導懇談 計画並びに後発医薬品の使用促進について説明が あった旨報告。 14.会議・行事等 敢 きらやか銀行との懇談会 3月23日㈬ ホテルメトロポリタン山形 德永会長、中目・清治・中條副会長出 席報告。 柑 第3回「助産師出向支援導入事業協議会」 3月28日㈪ 県看護協会館 吉岡常任理事出席報告。 桓 第29回山形大学医学部生涯教育セミナー講 演会 3月28日㈪ 山大医学部 間中常任理事出席報告。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 棺 山形大学蔵王協議会総会 3月30日㈬ 山大医学部 德永会長出席報告。 款 鶴岡准看護学院入学式 4月7日㈭ 鶴岡准看護学院 中目副会長出席報告。 〔Ⅱ〕通知事項 1.地域の自主性及び自立性を高めるための改革 の推進を図るための関係法律の整備に関する法 律の施行等について(麻薬取扱者免許有効期間 延長) 29 4.専門研修プログラムの認定に向けた各都道府 県における調整等について 深尾常任理事より、日本医師会長から、標記通 知がある旨説明があり、了知することと決定。 5.産業保健業務基準(平成28年度版)等の送付 について 齋藤( 忠) 常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会 長宛通知することと決定。(本会ホームページ・会 員メニュー「新着文書」に掲載。) 6.平成28年度山形県ジェネリック医薬品安心使 用促進協議会の委員について 中目副会長より、日本医師会長から、麻薬取扱 者免許の有効期間が最長3年に延長されることに ついて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師 会長宛通知することと決定。(本会ホームページ・ 会員メニュー「新着文書」に掲載。) 中條副会長より、県健康福祉部長から、標記委 員の就任依頼がある旨説明があり、中條副会長の 就任を了承することと決定。 2.医療機関以外の場所において行われる予防接 種や採血に係る医療法上の手続きについて 7.平成28年度から実施する指導等の運用見直し について 中目副会長より、県健康福祉部長から、標記医 療法上の手続きについて、今後巡回健診等として 所轄保健所に届けることになるとの通知がある旨 説明があり、各郡市地区医師会長宛通知すること と決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着 文書」に掲載。) 中條副会長より、日本医師会常任理事から、指 導実施通知時期の変更等について通知がある旨説 明があり、各郡市地区医師会長宛通知することと 決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着文 書」に掲載。) 3.平成28年度医療対話推進者養成セミナー開催 のご案内 導入編 5月19日㈭ 日本医師会館 基礎編 5月26日㈭~27日㈮ 6月11日㈯~12日㈰ 7月30日㈯~31日㈰ 8月20日㈯~21日㈰ 日本医療機能評価機構 7月16日㈯~17日㈰ 福岡県医師会館 中目副会長より、日本医師会長から、標記案内 がある旨説明があり、了知することと決定。 (本会 ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。) 8.平成28年度労災診療費算定基準の一部改定に ついて 中條副会長より、日本医師会長から、標記通知 がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知 す る こ と と 決 定。(本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ ニュー「新着文書」に掲載。) 9.インターネット等の情報通信機器を用いた診療 (いわゆる「遠隔診療」)を提供する事業について 中條副会長より、日本医師会副会長から、電子 メール、ソーシャルネットワーキングサービス等 の文字及び写真のみによって得られる情報により 診察を行うものである場合等について、無診察治 療を禁止した医師法第20条に違反するものと解さ れるとの通知がある旨説明があり、各郡市地区医 師会長宛通知することと決定。 (本会ホームペー ジ・会員メニュー「新着文書」に掲載。) 30 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 10.出産育児一時金等の受取代理制度の届出につ いて 中條副会長より、日本医師会常任理事から、28 年度の標記制度の届出について通知がある旨説明 があり、各郡市地区医師会長宛通知することと決 定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着文 書」に掲載。) 11.日医ホームページ内「日医かかりつけ医機能 「地域における医療及び介護の総合的な確保を 15. 推進するための関係法律の整備等に関する法律 の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備 等に関する省令等の公布について」の送付につ いて 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載。) 研修制度」コーナーの設置について 「第三者行為求償の取組強化に向けた要介護認 16. 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、了知することと決定。 12.長期入院精神障害者地域移行総合的推進体制 検証事業の実施について 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載。) 13.難治性精神疾患地域連携体制整備事業の実施 について 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載。) 定に係る主治医意見書への記載等について(協 力依頼) 」の送付について 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載。) 17.学校におけるてんかん発作時の坐薬挿入につ いて 清治副会長より、日本医師会常任理事から、教 職員が本人に代わり座薬の挿入をすることについ て、一定の条件をみたした場合に限って医師法第 17条に違反しないとの通知がある旨説明があり、 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本会 ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。) 18.日本脳炎の定期の予防接種の積極的な接種勧 「地域密着型通所介護の施行に伴う「指定地域 14. 密着型サービス及び指定地域密着型介護予防 サービスに関する基準について」等の一部改正 について」の送付について 中目副会長より、日本医師会常任理事から、小 規模多機能型居宅介護の人員基準の見直しに関す る事項等について通知がある旨説明があり、各郡 市地区医師会長宛通知することと決定。 (本会ホー ムページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。) 奨の取扱いについて 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、標記通知がある旨説明があり、了知 す る こ と と 決 定。(本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ ニュー「新着文書」に掲載。) 19.感染症の予防及び感染症の患者に対する医療 に関する法律第12条第1項及び第53条の11第1 項の規定に基づく届出について 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、結核患者の届出は法定期限を遵守す るよう通知がある旨説明があり、了知することと 決定。 (本会ホームページ・会員メニュー「新着文 書」に掲載。) 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 20.感染症の予防及び感染症の患者に対する医療 に関する法律施行規則の一部を改正する省令及 び蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針の 一部を改正する件の施行について 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、ジカウイルス感染症が追加されたこ とについて通知がある旨説明があり、了知するこ とと決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新 着文書」に掲載。) 「予防接種法第5条第1項の規定による予防接 21. 種の実施について」の一部改正等について 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、標記通知がある旨説明があり、了知 す る こ と と 決 定。 (本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ ニュー「新着文書」に掲載。) 22.人を発病させるおそれがほとんどないものと して厚生労働大臣が指定する病原体等の一部を 改正する件の公布について 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、サルモネラ属エンテリカ血清亜型タ イフィ Ty21a株が指定されたことについて通知が ある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知す ることと決定。(本会ホームページ・会員メニュー 「新着文書」に掲載。) 23.平成28年度「学校保健総合支援事業」への取 り組みについて 清治副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、了知することと決定。 24.東日本大震災におけるJMAT(日本医師会 31 〔Ⅲ〕協議事項 1.平成28年度山形県教職員健康審査会の委員の 推薦について 中目副会長より、辞退委員2名の後任委員につ いて説明があり、中目副会長一任することと決定。 2.臨時適正検査に伴う専門医の推薦依頼について 中目副会長より、県警察本部運転免許課長から、 標記推薦依頼がある旨説明があり、2次医療圏ご との病院に推薦依頼することと決定。 3.髙橋敬治先生瑞宝小綬章受章祝賀会ご案内 5月7日㈯ ホテルメトロポリタン山形 中目副会長より、祝賀会事務局から、標記開催 案内がある旨説明があり、德永会長出席すること と決定。 4.一般社団法人天童市東村山郡医師会第113回定 時総会開催について 5月18日㈬ 天童ホテル 中目副会長より、天童市東村山郡医師会長から、 標記開催案内がある旨説明があり、德永会長出席 することと決定。 5.第6回ワークショップ 「会員の倫理・資質向 上をめざして-都道府県医師会の取り組みおよ びケーススタディから学ぶ医の倫理-」の開催 について 5月27日㈮ 日本医師会館 中目副会長より、日本医師会長から、標記開催 案内がある旨説明があり、欠席することと決定。 災害医療チーム)の活動終了について 大内常任理事より、日本医師会長から、標記通知 がある旨説明があり、了知することと決定。(本会 ホームページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。) 6.平成28年度第15回定時総会の開催について 4月15日㈮ 県産業創造支援センター 中目副会長より、アルカディアソフトパーク山 形クラブ会長から、標記開催案内がある旨説明が あり、事務局職員出席することと決定。 32 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 7.第48回山形肺癌懇話会「後援」のお願い 6月25日㈯ 大手門パルズ 深尾常任理事より、山形肺癌懇話会会長から、 標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。 8.新たな専門医の仕組みにおける専門研修プロ グラムに向けた「地域の関係者による協議の場」 に関する都道府県医師会調査について 深尾常任理事より、日本医師会長から、標記調 査依頼がある旨説明があり、回答は、間中常任理 事に一任することと決定。 9.山形県臨床内科医会学術講演会への後援のお 願いについて 5月13日㈮ 山形国際ホテル 深尾常任理事より、県臨床内科医会会長から、 標記後援依頼がある旨説明があり、後援了承。 14.各種検診委員会委員についての辞退、推薦に ついて 敢 山形市医師会 解職 消化器検診委員会委員 (胃がん・大腸がん部会) 佐藤 純一 委嘱 消化器検診委員会委員 (胃がん・大腸がん部会) 松田 剛 委嘱 乳がん検診委員会委員 朽木 恵 柑 北村山地区医師会 解職 消化器検診委員会委員 (胃がん・大腸がん部会) 山本 弘史 委嘱 消化器検診委員会委員 (胃がん・大腸がん部会) 加藤 圭介 桓 鶴岡地区医師会 委嘱 循環器検診委員会委員 吉田 宏 清治副会長より、山形市・北村山地区・鶴岡地 区医師会長から、標記通知がある旨説明があり、 それぞれ解職並びに委嘱することと決定。 追 加 要 項 10.後援名義使用承認についてのお願い 7月31日㈰ 県生涯学習センター遊学館 〔Ⅱ〕通知事項 深尾常任理事より、山形大学医学部医学科内科 学第二講座教授から、日本肝臓学会市民公開講座 への後援依頼がある旨説明があり、後援了承。 1.平成28年度地域医療介護総合確保基金(医療 分)配分に向けた都道府県ヒアリング(関係団 体同席)について 11.平成28年度主治医研修事業の委託について 中目副会長より、日本医師会副会長から、標記 通知がある旨説明があり、了知することと決定。 中目副会長より、県健康長寿推進課から、標記 依頼がある旨説明があり、委託契約を締結するこ とと決定。 12.学校健診における運動器健診の事後措置の協 力医名簿(日本臨床整形外科学会作成)の提供 について 清治副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。 13.平成28年度山形県がん実態調査業務に係る委 託契約について 清治副会長より、県立がん・生活習慣病センター 所長から、標記契約依頼がある旨説明があり、委 託契約を締結することと決定。 2.平成28年度新たなステージに入ったがん検診 の総合支援事業の実施等について 清治副会長より、日本医師会長から、標記通知 がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知 することと決定。 3.がん登録オンラインシステムの構築に伴う届 出対象情報の提出方法について 清治副会長より、日本医師会常任理事から、標 記システムが構築され平成29年度から運用開始予 定であるとの通知がある旨説明があり、各郡市地 区医師会長宛通知することと決定。 (本会ホーム ページ・会員メニュー「新着文書」に掲載。) 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 4.平成28年度県立学校児童生徒健康診断に学校 医及び学校歯科医が帯同する看護師・歯科衛生 士等の報償について 清治副会長より、県教育委員会教育長から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着文書」に掲載。) 5.平成28年度第1回山形県医療審議会の開催に ついて 5月12日㈭ 県自治会館 中目副会長より、県医療審議会会長から、標記 開催案内がある旨説明があり、德永会長、中目副 会長出席することと決定。 6. 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療 に関する法律における健康診断、就業制限及び 入院の取扱いについて」の一部改正について 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、標記通知がある旨説明があり、了知 す る こ と と 決 定。 (本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ ニュー「新着文書」に掲載。) 〔Ⅲ〕協議事項 1.生活習慣病検診等従事者指導講習事業業務委 託契約について 清治副会長より、県健康づくりプロジェクト推 進室長から、標記委託契約依頼がある旨説明があ り、委託契約を締結することと決定。 2.山形県医師会乳がん検診委員会委員の推薦に ついて 委嘱 尾形 貴史 清治副会長より、米沢市医師会長から、標記通 知がある旨説明があり、委嘱することと決定。 33 3.北村山地区医師会定時総会について 5月13日㈮ のゝか本郷館 中目副会長より、北村山地区医師会長から、標 記開催案内がある旨説明があり、德永会長出席す ることと決定。 〔 Ⅳ 〕医師連盟関係 敢 「自由民主党山形県政経セミナー」ご案内 5月15日㈰ パレスグランデール 中目委員長より、自由民主党県支部連合会か ら、標記開催案内がある旨説明があり、中目委 員長出席するとともに、パーティー券を購入す ることと決定。 柑 参議院選挙のご担当役員について 中目委員長より、日本医師連盟委員長から、 標記通知がある旨説明があり、中目委員長とす ることと決定。 桓 自見はなこ氏への支援活動 中目委員長より、5月~6月開催の各地区医 師会理事会に出向き支援活動を行いたい旨説明 があり、了承。 34 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 第 1 回 全 理 事 会 日 時、平成28年4月27日㈬ 午後3時30分~ 会 場、県医師会館役員室 出席者 会 長 德永 正靱 副 会 長 中目 千之、清治 邦夫、中條 明夫 常任理事 大内 清則、齋藤 忠明、島貫 隆夫 深尾 彰、吉岡 信弥、間中 英夫 理 事 江口 儀太、折居 和夫、加藤 修一 神村 裕子、齋藤 聰、三條 典男 監 事 小林 正義、根本 元、福原 晶子 議 長 佐藤 顕 副 議 長 島田 耕司 事務局 松本事務局長ほか事務局員 4.国民生活安全対策委員会 4月6日㈮ 日本医師会館 神村理事出席 神村理事より、諮問「生活上の様々な脅威から 国民生活を守る医師会~食品安全を中心として ~」に対する答申をまとめた旨報告。 5.第70回東北医師会連合会総会並びに学術大会 各県担当理事打合せ会 4月16日㈯ 山形国際ホテル 德永会長、中目副会長、島貫常任理事 出席 〔Ⅰ〕報告事項 1.第1回常任理事会 4月13日㈬ 県医師会館 德永会長ほか役員出席 德永会長より、既に理事会メールで報告しご覧 いただいているとおりである旨報告があり、了承。 2.診療に関する相談状況 中目副会長より、3月の相談は9件であった旨 報告。 3.新初期臨床研修医へのオリエンテーション 4月1日㈮ 山形大学医学部附属病院(29人) 神村理事出席 4月14日㈭ 鶴岡市立荘内病院(5人) 中目副会長出席 出席役員より、各病院に出向き、資料を基に県 医師会等の解説を行ってきた旨報告。 中目副会長より、シンポジウムは「医療事故調 査制度への取り組みについて」をテーマに開催す ることが了承された旨報告。 6.第28回東北学校保健・学校医大会各県担当理 事打合せ会 4月16日㈯ 山形国際ホテル 德永会長、清治・中條副会長、吉岡常 任理事出席 清治副会長より、シンポジウムは「新たな児童 生徒の健康診断について」をテーマに開催するこ とが了承され、本会からのシンポジストは山形県 小児科医会に推薦依頼することと決定。 7.熊本地震に関する四師会打合せ会 4月18日㈪ 県医師会館 大内・吉岡常任理事、齋藤 聰理事 大内常任理事より、急遽四師会の方々にお集ま りいただき、熊本地震に対する打合せ会を開催し、 今後の方向性について協議した旨報告。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 8.故坪井榮孝元日本医師会会長お別れ会 4月19日㈫ 日本医師会館 德永会長出席 德永会長より、多くの方が参列されており、主催 者を代表して、横倉会長の挨拶、柳田邦男氏並びに 糸氏英吉元日本医師会副会長から思い出が語られ た旨報告。 9.都道府県医師会広報担当理事連絡協議会 4月21日㈭ 日本医師会館 島貫常任理事出席 島貫常任理事より、3年振りの開催ということ で、日医の広報活動、広報委員会等について説明 があった旨報告。 10.会議・行事等 敢 すこやか企業年金基金理事会、代議員会 4月14日㈭ ホテルメトロポリタン山形 松本事務局長出席報告。 柑 新庄市最上郡医師会定時総会懇親会 4月19日㈫ つたや本店 中目副会長出席報告。 35 2.電子マニフェスト新規団体加入者(C料金) 使用料無料キャンペーンについて 中目副会長より、日本医師会常任理事から、標 記通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着情報」に掲載。) 3.第137回日本医師会定例代議員会並びに第138 回日本医師会臨時代議員会の開催について 6月25日㈯・26日㈰ 日本医師会館 中目副会長より、日本医師会長から、標記開催 案内がある旨説明があり、日医代議員出席するこ とと決定。 4.第48回産業医学講習会の開催について 7月16日㈯~18日(月・祝) 日本医師会館 神村理事より、日本医師会長から、標記開催案 内がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通 知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 5. 「医師資格証」利用費用見直しについて 桓 性犯罪・性暴力被害者への支援における連 携・協力に関する協定締結式 4月21日㈭ 県庁 德永会長出席報告。 三條理事より、日本医師会長から、年間利用料 を廃止すること等について通知がある旨説明があ り、了知することと決定。(本会ホームページ・会 員メニュー「新着情報」に掲載。) 棺 山形県立こども医療療育センター新医療棟 開所式典 4月27日㈬ 県立こども医療療育センター 加藤理事出席報告。 6. 「保健医療情報分野の標準規格(厚生労働省標 準規格)について」の一部改正について 〔Ⅱ〕通知事項 1. 「医療機関に退蔵されている水銀血圧計等回収 マニュアル」の周知について 中目副会長より、日本医師会長から、医師会等 関係団体が水銀血圧計等の回収事業に取り組む際 のマニュアルについて通知がある旨説明があり、 各郡市地区医師会長宛通知することと決定。 (本会 ホームページ・会員メニュー「新着情報」に掲載。) 三條理事より、日本医師会長から、保健医療情 報分野の標準規格の追加について通知がある旨説 明があり、了知することと決定。 (本会ホームペー ジ・会員メニュー「新着情報」に掲載。) 7.日本准看護師連絡協議会について 加藤理事より、日本医師会常任理事から、3月 4日開催の標記協議会設立総会について通知があ る旨説明があり、了知することと決定。 36 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 8.平成28年度に実施する特定共同指導等について 齋藤理事より、日本医師会長から、標記指導が16 都道府県で実施されるとの通知がある旨説明があ り、了知することと決定。 9.病床機能報告制度に関する電子レセプトへの 病棟情報の記録について 14.地域医療構想第3回病床機能検討部会の開催 について 5月13日㈮ 県庁 折居理事より、県健康福祉部長から、標記開催 案内がある旨説明があり、中目副会長出席するこ とと決定。 「地域密着型通所介護の施行に伴う「指定地域 15. 折居理事より、日本医師会副会長から、標記通 知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通 知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 密着型サービスに要する費用の額の算定に関す る基準及び指定地域密着型介護予防サービスに 要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴 う実施上の留意事項について」等の一部改正に ついて」の送付について 10.日医かかりつけ医機能研修制度に関する実施 意向調査結果等について 折居理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、結果報告を了知すると ともに、本会でも応用研修会を年内に開催するこ とと決定。 11.かかりつけ医等発達障害対応力向上研修事業 折居理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 16.「「介護職員処遇改善加算に関する基本的考え 方並びに事務処理手順及び様式例の提示につい て」の一部改正について」の送付について の実施について 折居理事より、日本医師会常任理事から、標記 研修事業への協力依頼がある旨説明があり、各郡 市地区医師会長宛通知することと決定。 (本会ホー ムページ・会員メニュー「新着情報」に掲載。) 折居理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 17.「認知症施策等総合支援事業の実施について」 12.高額介護サービス費等に関する制度周知につ の一部改正について いて 折居理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 折居理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 「障害者職場復帰支援助成金」制度における医 18. 「平成28年度第1回病診連携医学講座」講演の 13. お願いについて 5月14日㈯ 県歯科医師会館 折居理事より、県歯科医師会長から、標記通知 がある旨説明があり、中目副会長の講師を了承す ることと決定。 師の意見書の代用について 折居理事より、日本医師会常任理事から、主治 医の意見書に一定の追記をすることで標記制度に おける医師の意見書の代用として認められるとの 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 19.高齢者、障害者等の要援護者への緊急的対応 37 25.日本医師会災害対策本部の設置について 及び職員の応援派遣について 折居理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 20.平成28年熊本地震に伴う介護サービス事業所 の人員基準等の取扱いについて 折居理事より、日本医師会常任理事から、被災 地に職員を派遣したことにより職員が一時的に不 足し人員基準が満たせなくなった場合、介護報酬 や運営基準について柔軟な取扱いを可能とすると の通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。(本会ホームページ・会員 メニュー「新着情報」に掲載。) 大内常任理事より、日本医師会長から、標記通 知がある旨説明があり、了知することと決定。 26.山形県救急業務高度化推進協議会委員の委嘱 について 大内常任理事より、県知事から、標記通知があ る旨説明があり、大内常任理事を再推薦すること と決定。 27.指導救命士の認定者数の拡大に向けた取組に ついて 大内常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記通知がある旨説明があり、了知することと決 定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着情 報」に掲載。) 21.梅毒の流行に関する注意喚起について 〔Ⅲ〕協議事項 清治副会長より、日本医師会感染症危機管理対 策室長から、標記通知がある旨説明があり、各郡 市地区医師会長宛通知することと決定。 (本会ホー ムページ・会員メニュー「新着情報」に掲載。) 1.日本医師会最高優功賞受賞候補者の推薦方依 頼について 22.新生児聴覚検査の実施について 中目副会長より、日本医師会長から、標記推薦 依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。 清治副会長より、日本医師会長から、新生児聴 覚検査の円滑な実施に向けた協力依頼がある旨説 明があり、各郡市地区医師会長宛通知することと 決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新着情 報」に掲載。) 2.平成28年度山形県「ダメ。ゼッタイ。」普及運 動の実施に伴う協賛依頼について 6月20日㈪~7月19日㈫ 23.児童生徒等の健康診断等の適切な実施について 清治副会長より、日本医師会常任理事から、留 意事項について通知がある旨説明があり、各郡市 地区医師会長宛通知することと決定。 24.山形県傷病者搬送・受入実施基準協議会の委 員について 大内常任理事より、県危機管理監から、標記依 頼がある旨説明があり、大内常任理事を再推薦す ることと決定。 中目副会長より、県健康福祉部長から、標記協 賛依頼がある旨説明があり、協賛することと決定。 3.上山市医師会定時総会の開催について 5月24日㈫ 月岡ホテル 中目副会長より、上山市医師会長から、標記開 催案内がある旨説明があり、德永会長出席するこ とと決定。 4.コーアイセイ蔵王工場内覧会のご案内 5月20日㈮ コーアイセイ蔵王工場 中目副会長より、コーアイセイから、標記案内 がある旨説明があり、欠席することと決定。 38 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 5.山形県保健医療推進協議会委員の推薦について 中目副会長より、県健康福祉部長から、標記推 薦依頼がある旨説明があり、德永会長、中目副会 長を再推薦することと決定。 6.「山新健康フォーラム」名義後援のお願い 9月2日㈮ 新庄市民プラザ 深尾常任理事より、山形新聞社から、標記後援 依頼がある旨説明があり、後援了承。 7.学術講演会に関わる後援名義借用の件 6月17日㈮ ホテルメトロポリタン山形 深尾常任理事より、山形不整脈研究会代表世話 人から、標記後援依頼がある旨説明があり、後援 了承。 8.第13回日本医療マネジメント学会山形県支部 学術集会の名義後援について 7月16日㈯ 山形市保健センター 12.第12回男女共同参画フォーラム開催について 7月30日㈯ ホテル東日本宇都宮 間中常任理事より、日本医師会長から、標記開 催案内がある旨説明があり、清治副会長、島貫・ 吉岡・間中常任理事、神村理事出席することと決定。 13.平成28年度山形県医師職業紹介事業(山形県 ドクターバンク事業)運営業務委託契約の締結 について 間中常任理事より、県健康福祉部長から、標記 締結依頼がある旨説明があり、委託契約を締結す ることと決定。 14.平成28年度賛助会員会費納入方について 江口理事より、山形コンベンションビューロー 理事長から、標記依頼がある旨説明があり、会費 を納入することと決定。 15.趣意書 7月23日㈯・24日㈰ 山形テルサ 深尾常任理事より、同会会長から、標記後援依 頼がある旨説明があり、後援了承。 9.「第220回山形循環器懇話会~特別講演会~」 ご後援のお願い 6月8日㈬ ホテルキャッスル 江口理事より、第64回日本耳鼻咽喉科学会東北 地方部会連合学術講演会会長から、助成依頼があ る旨説明があり、助成することと決定。 16.平成28年度産業医研修事業の実施について 深尾常任理事より、代表世話人から、標記後援 依頼がある旨説明があり、後援了承。 神村理事より、産業医学振興財団理事長から、標 記通知がある旨説明があり、実施することと決定。 「平成28年度医学生、研修医等をサポートする 10. 17.日医ニュース「都道府県医師会だより」原稿 ための会」の開催について 投稿のご依頼について 間中常任理事より、日本医師会長から、標記開 催依頼がある旨説明があり、今年度の開催は見送 ることと決定。 三條理事より、日本医師会常任理事から、標記 依頼がある旨説明があり、三條理事が執筆するこ とと決定。 11.平成28年度全国医師会勤務医部会連絡協議会 18.平成28年度医療機関経営セミナーの開催につ への参加者等の予備調査について 11月26日㈯ リーガロイヤルホテル大阪 間中常任理事より、大阪府医師会長から、標記 依頼がある旨説明があり、5名と回答することと 決定。 いて 加藤理事より、日本医師会常任理事から、標記 開催依頼がある旨説明があり、医師会協同組合と 合同の事業として、計画することと決定。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 19.平成28年度(第38回)母子保健功労顕彰会母 子保健奨励賞受賞候補者の推薦について 39 「山形県いじめ問題対策連絡協議会」開催に係 26. る医師の推薦について 折居理事より、県子育て推進部長から、標記推 薦依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会長 宛通知することと決定。 清治副会長より、県教育庁高校教育課長から、 標記推薦依頼がある旨説明があり、神田秀人先生 を再推薦することと決定。 20.村山管内医療機関退院支援部署連携会議への 27.山形県医師会消化器検診委員会胃がん部会、 職員の派遣について 5月12日㈭ 山形大学医学部 大腸がん部会委員の推薦について 委嘱 佐藤智佳子 折居理事より、標記派遣について説明があり、 清治副会長、折居理事出席することと決定。 清治副会長より、米沢市医師会長から、標記通 知がある旨説明があり、委嘱することと決定。 21.母体保護法指定医師審査規則第21条第2項 28.第49回東北学校保健大会(兼)平成28年度山 に係る届出書 折居理事より、西美智先生から、施設の変更届 がある旨説明があり、施設の異動を認めることと 決定。 形県学校保健研究大会における後援名義の使用 について 8月9日㈫・10日㈬ 山形テルサ 清治副会長より、実行委員会会長から、標記後 援依頼がある旨説明があり、後援了承。 22.都道府県におけるCOPD対策推進会議等の 設立状況等に関する現状調査について 29.平成28年度山形県救急電話相談事業運営業務 の委託について 清治副会長より、日本医師会長から、標記調査 依頼がある旨説明があり、回答は、清治副会長に 一任することと決定。 大内常任理事より、県健康福祉部長から、標記 委託契約依頼がある旨説明があり、委託契約を締 結することと決定。 23.平成28年度HIV医療講習会の実施について 30.平成28年度全国メディカルコントロール協議 清治副会長より、エイズ予防財団理事長から、 標記通知がある旨説明があり、今年度の開催は見 送ることと決定。 24.山形県感染症発生動向調査企画委員会委員の 推薦について 清治副会長より、県健康福祉部長から、標記推 薦依頼がある旨説明があり、感染症:勝島由利子 先生、眼科:柴 智子先生に変更し、他について は現任委員の意向を確認して、再推薦することと 決定。 25.平成28年度「朝日がん大賞」及び「日本対が ん大賞」の候補者推薦依頼について 清治副会長より、日本医師会長から、標記推薦 依頼がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。 会連絡会(第1回)の開催について 5月12日㈭ ホテルハマツ 大内常任理事より、日本医師会常任理事から、 標記開催案内がある旨説明があり、大内常任理事 出席することと決定。 追 加 要 項 〔Ⅱ〕通知事項 1. 「電子処方せんの運用ガイドラインの策定」お よび「『民間事業者等が行う書面の保存等におけ る情報通信の技術の利用に関する法律等の施行 等について』の一部改正」について 三條理事より、日本医師会常任理事から、標記通 知がある旨説明があり、了知することと決定。(本 会ホームページ・会員メニュー「新着情報」に掲載。) 40 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 2.平成28年度労災診療費算定基準の一部改正に 伴う自賠責保険診療費算定基準(自賠責新基準) の取扱いについて 齋藤理事より、日本医師会常任理事から、標記 通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛 通知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 3.平成28年度から実施する施設基準の適時調査 の運用見直しについて 齋藤理事より、日本医師会常任理事から、全国 統一ルールを目的とする対応について通知がある 旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知するこ とと決定。(本会ホームページ・会員メニュー「新 着情報」に掲載。) 4.第47回全国学校保健・学校医大会「分科会」 における研究発表の演題募集について 10月29日㈯ 京王プラザホテル札幌、ホテルポールス ター札幌 清治副会長より、北海道医師会長から、標記通 知がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通 知することと決定。(本会ホームページ・会員メ ニュー「新着情報」に掲載。) 5. 「第11回山形県合同輸血療法委員会」の開催に ついて 5月24日㈫ 霞城セントラル 中目副会長より、委員長から、標記開催案内が ある旨説明があり、大内常任理事出席することと 決定。 〔Ⅲ〕協議事項 1.監査の結果について 4月27日㈬ 県医師会館 監事:小林・根本・福原監事 立会:德永会長、中目・清治・中條副 会長、江口理事 小林監事より、会計及び業務を監査した結果、 収支及び財産の状況は正しく示されていること、 事業報告は適正であった旨報告。 2.平成27年度事業報告について 中目副会長より、会務報告書のとおりである旨 説明があり、承認し、第135回定例代議員会で報告 することと決定。 3.平成27年度決算報告について 江口理事より、決算報告書のとおりである旨説 明があり、承認し、第135回定例代議員会へ上程す ることと決定。 4.山形県医師会第135回定例代議員会の招集について 全体日程 期日:平成28年5月28日㈯ 会場:山形市医師会館 (山形市香澄町二丁目9番39号) 敢第135回定例代議員会 午後3時30分 柑第3回全理事会 次第 資格確認 1.開会の挨拶 2.会長の挨拶 3.議事録署名人選任 4.山形県医師会代議員会議長及び副議長 の選定 5.報 告 敢平成27年度山形県医師会事業報告の件 柑山形県医師会諸規程一部改正の件 桓第136回日本医師会臨時代議員会の件 6.協 議 7.議 事 第1号議案 平成27年度山形県医師会会 計決算の件 第2号議案 山形県医師会役員[理事(会 長候補者)、理事(副会長候 補者)、理事、監事]及び裁 定委員選任の件 第3号議案 日本医師会代議員及び予備 代議員の選出の件 8.閉会の挨拶 中目副会長より、次期役員選任の持ち方につい て説明があり、理事会は、定款第36条第2項の規 定に基づき、代議員会に会長及び副会長候補者の 選出を委任すること、また、上記次第により招集 することと決定。 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 5.各種委員会委員の委嘱について 中目副会長より、各地区医師会からの各種委員 会委員の推薦について説明があり、委嘱すること と決定。 41 12.「やまがた健康フェア2016」(仮称)実行委員 会委員への就任、第1回実行委員会の開催につ いて 5月17日㈫ 県庁 6.平成28年度山形県女性医師支援ステーション 運営業務委託契約の締結について 折居理事より、県健康福祉部長から、標記依頼 並びに開催案内がある旨説明があり、德永会長の 委員就任を受諾、委員会には事務局職員出席する ことと決定。 間中常任理事より、県健康福祉部長から、標記 委託契約締結依頼がある旨説明があり、委託契約 を締結することと決定。 13.消化器検診委員会胃がん部会委員・大腸がん 7.日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の 申請について 7月29日㈮ ㈱マイスター 7月30日㈯ 山形市中央公民館 清治副会長より、鶴岡地区医師会長から、標記 通知がある旨説明があり、委嘱することと決定。 部会委員の推薦について 委嘱 中目 哲平 14.平成28年(2016年)熊本地震における日本医 神村理事より、第75回日本産業衛生学会東北地 方会から、標記指定申請がある旨説明があり、日 本医師会へ申請することと決定。 8.日本医師会認定産業医の認定申請(新規・更 新)について 神村理事より、2名の会員から新規申請、1名 の会員から更新申請がある旨説明があり、日本医 師会へ申請することと決定。 9.日本医師会認定健康スポーツ医の認定申請(新 規・更新)について 師会災害医療チーム(JMAT)派遣について 大内常任理事より、日本医師会長から、標記結 成等について要請がある旨説明があり、了知する ことと決定。 15.総会懇親会のご案内 5月21日㈯ 月岡ホテル 中目副会長より、県柔道整復師会長から、標記開 催案内がある旨説明があり、欠席することと決定。 16.山形県医師会TV会議システム利用について の心得(案)について 大内常任理事より、1名の会員から新規申請、 2名の会員から更新申請がある旨説明があり、日 本医師会へ申請することと決定。 10.社会保険医療担当者の指導日程について 三條理事より、標記心得の制定について説明が あり、原案のとおり了承することと決定。 〔 Ⅳ 〕医師連盟関係 齋藤理事より、標記日程について説明があり、 了承。 敢 敬人会夕食勉強会のご案内 5月12日㈭ ホテルグランドパレス 11.平成28年熊本地震の被災医療機関等に対する 中目委員長より、敬人会から、標記開催案内 がある旨説明があり、パーティー券を購入する ことと決定。 支援について 中目副会長より、日本医師会長から、標記通知 がある旨説明があり、各郡市地区医師会長宛通知 す る こ と と 決 定。 (本 会 ホ ー ム ペ ー ジ・会 員 メ ニュー「新着情報」に掲載。) 42 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 斬4月 1日 新初期臨床研修医へのオリエン テーションを山形県立中央病院、山形大学医 学部附属病院で開催。 特定健康診査・特定保健指導の集 斬〃 合契約について、各郡市地区医師会長宛通知。 2日 大腸二次精検(TCS)に関する 斬 研修会を山形市医師会館で開催。 「第39回東北・北海道医師会共同利 斬〃 用施設連絡協議会」各道県医師会担当理事打 合せ会が札幌グランドホテルで開催され、清 治副会長出席。 4日 会報編集会議を県医師会館他で開催。 斬 斬 5日 本会第134回臨時代議員会の報告 事項について、各郡市地区医師会長宛通知。 6日 国民生活安全対策委員会が日本医 斬 師会館で開催され、神村理事出席。 7日 鶴岡准看護学院入学式が同所で開 斬 催され、中目副会長出席。 新初期臨床研修医へのオリエン 斬〃 テーションを山形市立病院済生館で開催。 8日 新初期臨床研修医へのオリエン 斬 テーションを公立置賜総合病院、山形済生病 院で開催。 斬 12日 郡市地区医師会保険担当理事連絡 協議会を県医師会館で開催。 斬 13日 新初期臨床研修医へのオリエン テーションを日本海総合病院で開催。 第1回常任理事会を県医師会館で 斬〃 開催。 斬 14日 新初期臨床研修医へのオリエン テーションを鶴岡市立荘内病院で開催。 斬 15日 長期入院精神障害者地域移行総合 的推進体制検証事業の実施について、各郡市 地区医師会長宛通知。 難治性精神疾患地域連携体制整備 斬〃 事業の実施について、各郡市地区医師会長宛 通知。 「地域密着型通所介護の施行に伴 斬〃 う「指定地域密着型サービス及び指定地域密 着型介護予防サービスに関する基準につい て」等の一部改正について」 、各郡市地区医師 会長宛送付。 「地域における医療及び介護の総 斬〃 合的な確保を推進するための関係法律の整備 等に関する法律の一部の施行に伴う厚生労働 省関係省令の整備等に関する省令等の公布に ついて」、各郡市地区医師会長宛送付。 「第三者行為求償の取組強化に向 斬〃 けた要介護認定に係る主治医意見書への記載 等について」、各郡市地区医師会長宛送付。 学校におけるてんかん発作時の坐 斬〃 薬挿入について、各郡市地区医師会長宛通知。 平成28年度県立学校児童生徒健康 斬〃 診断に学校医及び学校歯科医が帯同する看護 師・歯科衛生士等の報償について、 各郡市地 区医師会長宛通知。 学校健診における運動器検診の事 斬〃 後措置の協力医名簿(日本臨床整形外科学会 作成)の提供について、各郡市地区医師会長 宛通知。 人を発病させるおそれがほとんど 斬〃 ないものとして厚生労働大臣が指定する病原 体の一部を改正する件の公布について、各郡 市地区医師会長宛通知。 産業保健業務基準(平成28年度版) 斬〃 を、各郡市地区医師会長宛送付。 地域の自主性及び自立性を高める 斬〃 ための・改革の推進を図るための関係法律の 整備に関する法律の施行等について(麻薬取 扱者免許有効期間延長)、各郡市地区医師会長 宛通知。 医療機関以外の場所において行わ 斬〃 れる予防接種や採血に係る医療法上の手続き について、各郡市地区医師会長宛通知。 がん登録オンラインシステムの構 斬〃 築に伴う届出対象情報の提出方法について、 各郡市地区医師会長宛通知。 平成28年度労災診療費算定基準の 斬〃 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 一部改定について、各郡市地区医師会長宛通知。 斬〃 平成28年度新たなステージに入っ たがん検診の総合支援事業の実施等について、 各郡市地区医師会長宛通知。 米寿会員並びに白寿会員の調査方 斬〃 依頼について、各郡市地区医師会長宛通知。 平成27年度日本医学会分科会への 斬〃 新規加盟について、各郡市地区医師会宛通知。 平成28年度から実施する指導等の 斬〃 運用見直しについて、各郡市地区医師会宛通知。 斬〃 出産育児一時金等の受取代理制度 の届出について(平成28年度)、各郡市地区医 師会宛通知。 インターネット等の情報通信機器 斬〃 を提供 を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」) する事業について、各郡市地区医師会宛通知。 斬 16日 第70回東北医師会連合会総会並び に学術大会、第28回東北学校保健・学校医大 会各県担当理事打合せ会を山形国際ホテルで 開催。 「改定診療報酬点数表参考資料」に 斬〃 ついて、各郡市地区医師会長宛送付。 斬 18日 熊本地震に関する四師会打合せ会 を県医師会館で開催。 「山形県学校保健の現況」について、 斬〃 各郡市地区医師会長宛送付。 平成28年度山形県医師会会費並び 斬〃 に日本医師会会費の徴収に関するご依頼につ 43 いて、各郡市地区医師会長宛通知。 日本医師会会費減免の適用を受け 斬〃 る会員にかかる平成28年度日本医師会医師賠 償責任保険の加入手続きについて、各郡市地 区医師会長宛通知。 斬 19日 故坪井榮孝元日本医師会会長お別 れ会が日本医師会館で開催され、德永会長出席。 斬〃 新庄市最上郡医師会定時総会懇親 会がつたや本店で開催され、中目副会長出席。 斬 21日 都道府県医師会広報担当理事連絡 協議会が日本医師会館他で開催され、島貫常 任理事出席。 「訪問看護ステーション」ポスター 斬〃 を各郡市地区医師会長宛送付。 斬 27日 山形県立こども医療療育センター 新医療棟開所式典が同所で開催され、加藤理 事出席。 第1回全理事会を県医師会館で開催。 斬〃 斬 28日 山形県医師会役員等の選任公示に ついて、各郡市地区医師会長宛通知。 平成28年度労災診療費算定基準の 斬〃 一部改定に伴う自賠責保険診療費算定基準 (自賠責新基準)の取扱いについて、各郡市地 区医師会長宛通知。 山形県救急協力医証交付対象者の 斬〃 推薦依頼について、各郡市地区医師会長宛通知。 44 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 会 員 異 動 4月30日現在会員数 1, 607名 A会員 692名 B会員 912名 C会員 3名 準会員 123名 ○ 入 月 日 4.1 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 4. 11 郡市地区医師会 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 天童市東村山郡 天童市東村山郡 鶴 岡 地 区 鶴 岡 地 区 長井市西置賜郡 米 沢 市 米 沢 市 米 沢 市 山 形 市 ○ 異 月 日 4.1 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 3. 22 会 会員区分 B B B B B B B B 準 準 C C C 準 準 B B B B B B 準 準 B 氏 名 山 中 多 聞 沓 澤 大 輔 渡 部 賢 古 山 広 大 峯 岸 幸 博 鈴 木 智 人 根 本 信 仁 櫻 井 英 一 二 井 一 則 石 田 晃 弘 岩 本 尚太朗 杉 山 琢 真 矢 野 真 士 齋 藤 彰 治 吉 田 美智子 菅 野 彰 遠 藤 誠 一 志 田 努 中 目 哲 平 西 塚 麻 代 佐 藤 智佳子 酒 井 一 嘉 上 村 雄 太 髙 橋 祥 也 備 考 会員区分 B B 準→B 準 準→B B 準 B B A→B 氏 名 松 本 祥 彦 田 中 眞 司 福 井 昭 男 加 藤 直 美 内 田 礼 子 栗 田 征 武 大 利 昌 宏 伊 藤 正 尚 柏 原 俊 彦 安孫子 正 平 備 考 医師会異動 施設異動 会員区分変更 医師会異動 施設異動 医師会異動 施設異動 医師会異動 〃 会員区分変更 動 郡市地区医師会 山 形 大 学 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 天童市東村山郡 天童市東村山郡 寒河江市西村山郡 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 4.1 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 4. 11 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 寒河江市西村山郡 上 山 市 上 山 市 酒田地区医師会十全堂 鶴 岡 地 区 鶴 岡 地 区 南陽市東置賜郡 長井市西置賜郡 米 沢 市 山 形 市 ○ 退 月 日 3. 31 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 B→A A B B B B B B B B 準→B B B B 安孫子 譲 齋 野 真 齋 野 幸 子 久保田 洋 子 松 田 雅 彦 飛 澤 哲 也 佐 藤 徹 田 中 栄 一 中 里 敬 白 幡 康 弘 泉 谷 健 橋 本 直 土 長谷川 朝 穂 荒 生 剛 会員区分 B B B B B 準 B 準 準 準 B B B B B B B 準 準 氏 名 安 藤 薫 阿 部 祐 紀 大 木 弘 治 渡 邊 千 尋 太 田 伸 男 會 田 康 子 鍋 島 立 秀 本 間 貴 士 前 原 菜美子 三 浦 啓 暢 結 城 一 声 太 田 吉 雄 須 田 嵩 八 木 周 鈴 木 有 大 藤 野 彰 久 矢尾板 孝 夫 西 村 杏 子 石 垣 隆 介 会員区分変更 現住所変更 〃 医師会異動 〃 〃 〃 〃 施設異動 医師会異動 会員区分変更 医師会異動 〃 〃 会 郡市地区医師会 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 大 学 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 山 形 市 天童市東村山郡 上 山 市 南陽市東置賜郡 長井市西置賜郡 長井市西置賜郡 米 沢 市 米 沢 市 米 沢 市 米 沢 市 備 考 45 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 46 医師国保だより 平成28年1月分の保険給付費の状況 本組合被保険者にかかる1月分の療養諸費及びその他の諸給付については、次のとおりです。 1.療養諸費 1月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院6, 887千円、入院外7, 924千円、歯科2, 072千円、診療費合計 で16, 883千円となりました。 平成27年度組合負担額の前年度同期比では入院17. 78%減、入院外0. 53%増、歯科0. 80%減、診療費計で 7. 75%減となりました。 一方、調剤は4. 04%増となっています。 療養諸費 区 分 件数 第1種 入 院 医 組合員 入院外 第 2 種 入 院 組 合 員 科 及 び 世 帯 員 入院外 計 歯 第1種組合員 第2種組合員 科 計 調 剤 入院時食事療養費 訪 問 看 護 療 養 費 移 送 費 療 養 諸 費 合 計 本 年 度 累 計 前 年 度 同 期 比 日数 費 用 額 円 8 210 14 668 900 90 242 332 486 (17) 0 20 0 1, 738 18, 497 98. 0 (枚数) (回数) 133 255 210 873 1, 471 135 334 469 ( 543) ( 551) 0 0 - 一 部 負 担 金 他 薬剤一部負担金 負 組合負担額 5, 428, 030 3, 920, 840 4, 248, 280 7, 326, 720 20, 923, 870 908, 680 2, 031, 970 2, 940, 650 9, 999, 290 362, 040 0 109, 957 0 34, 335, 807 346, 391, 322 95. 4 円 円 3, 799, 621 2, 745, 702 3, 087, 326 5, 178, 772 14, 811, 421 636, 981 1, 434, 829 2, 071, 810 7, 033, 538 220, 130 0 76, 969 0 24, 213, 868 243, 731, 824 95. 0 2.その他組合の諸給付 1月分のその他の諸給付は、高額療養費24件 2, 217, 623円、出産育児一時金3件840, 000円、傷 病手当金2件295, 000円を給付しました。 担 円 1, 628, 409 1, 166, 615 752, 306 1, 733, 849 5, 281, 179 270, 794 522, 754 793, 548 1, 805, 399 127, 090 0 32, 988 0 8, 040, 204 90, 418, 967 94. 0 法 1 件 当 り 1 人 当 り 額 費 用 額 費 用 額 円 0 0 8, 523 408, 648 0 414, 099 0 831, 270 0 905 0 74, 387 0 75, 292 0 1, 160, 353 14, 820 0 0 0 0 0 2, 081, 735 0 12, 240, 531 120. 0 円 678, 504 18, 671 303, 449 10, 968 23, 249 10, 096 8, 397 8, 857 20, 575 21, 296 0 5, 498 0 19, 756 18, 727 97. 3 その他組合の諸給付 種 別 件 数 金 額 備 考 円 高 額 療 養 費 24 出産育児一時金 3 費 - 傷 病 手 当 金 2 葬 合 祭 計 29 2, 217, 623 840, 000 第2種組合員2人 295, 000 第1種組合員2人 3, 352, 623 円 9, 047 6, 535 2, 584 4, 457 9, 324 1, 514 1, 236 1, 310 4, 456 161 0 49 0 15, 301 154, 020 97. 6 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 3.保険給付費支払額の状況 1月分の保険給付費は27, 566千円で、前年に比 べ2, 372千円の増加となりました。 平成27年度 保険給付費支払額の状況 平成26年度 平成27年度 26年度実績月平均 27年度当初予算月平均 47 4.共済会の諸給付金の状況 1月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金3件 340, 000円、死亡弔慰金1件350, 000円を給付しま した。 共済会の諸給付金の状況 種 別 件数 金額 備 考 円 29,787 26,280 25,761 27,115 25,636 26,211 29,611 26,068 27,566 22,713 30,818 29,184 傷 病 見 舞 金 3 340, 000 会員3人 傷 病 給 付 金 - 死 亡 弔 慰 金 1 出 産 給 付 金 - - 介 護 手 当 金 - - 高齢者褒賞給付金 - - 生存退会給付金 - - 合 4 690, 000 計 350, 000 会員1人 ◎医師国保への届出はお済みですか 医師国保に加入しているご家族の方が、就職等により他健康保険に加入した場合には、医師国保を脱退する (資格喪失)届出が必要となります。 医師国保の被保険者証(原本)と、新しい保険証のコピーをご準備の上、医師国保または、所属市郡地区医 姿獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅祉 師会にてお手続きください。 なお、他健康保険加入後、新しい保険証がお手許に届かない場合でも医師国保の被保険者証を利用して受診 しないでください。後日、資格喪失後の受診として当該保険給付を返還していただく場合があります。 ◎医療法人設立の認可が決定しましたら医師国保までご連絡ください 医師国保加入者が、一人医師医療法人設立の認可を受け法人事業所として医院を開始した際には、健康保険 を引き続き医師国保とする為、日本年金機構から、 「健康保険被保険者適用除外承認(適用除外)」を受ける必 姿獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅祉 要があります。 姿獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅獅祉 適用除外を受けないと、法人化以降医師国保に加入し続けることができません。 適用除外の申請用紙は組合にございますので、法人化が決定しましたらすぐに組合までご連絡ください。 48 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 医師会協同組合だより 山形県医師会協同組合役員選挙の公告 現在就任中の役員は本組合定款第26条の規定に基づき、平成28年通常総代会を以って任期満了となります ので、本規約の定めるところにより下記のとおり選挙を実施します。 つきましては、立候補なさる組合員、もしくは候補者を推薦なさる組合員は、立候補届出書または推薦届出 書(被推薦者の承諾書を添付)を選挙期日10日前までに本組合事務局理事長宛届け出されるよう公示いたし ます。 記 1.選挙期日 平成28年6月18日㈯ 午後3時 1.選挙場所 山形市香澄町三丁目4番5号 山形国際ホテル 1.今回選挙する役員の定数 理事 12名 (理事長、専務理事、常務理事の役付理事は選出後の理事会にて互選する。) 監事 3名 医業と暮らしをサポートします 組合員募集 県内に病院・診療所を開業する事業主(医師会員)の方で出資金一口10,000円 を拠出していただきますと、加入できます。 脱退される場合は、出資金に配当金を加算してご返金致します。 賛助会員募集 山形県医師会所属の勤務医師会員で入会金一口1,000円で組合員と同様の サービスが受けられます。 山形県医師会協同組合 事務所 〒990-2473 山形市松栄一丁目6番73号 山形県医師会館内 TEL(023)666−5300 FAX(023)666−5301 E-mail:[email protected] 当組合の事業内容はホームページをご覧ください 山形県医師会協同組合 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 49 企業年金基金だより(No. 5) すこやか企業年金基金 会議報告 内容説明 日 時 平成28年4月14日 16:00~17:30 場 所 ホテルメトロポリタン山形 はやまの間 出 席 者 理 事 長 松下鈆三郎 選定理事 門馬 孝 互選理事 鬼満 圭一、松本みつ子 三條 典男 選定代議員 後藤 慎一 互選代議員 鈴木 祐子 選定監事 小原 正久 常務理事 荒井早香枝 みずほ信託銀行 制度管理企画部 調査役 齋藤 歩 仙台支店 副支店長 兼 法人営業部長 野口 久人 営業第二課長代理 白坂 公一 1.規約の一部変更について 退職後継続再雇用者の扱い 現行の規約では退職前後の期間を通算すること ができませんが、規約を一部変更し通算すること ができるようにします。 第3回理事会 決定事項 1.第3回代議員会の開催について 2.第3回代議員会に提出する議案について 以上、了承と決定。 報告事項 代議員会にて一括して報告。 第3回代議員会 議決事項 1.規約の一部変更について 退職後継続再雇用者の扱い 2.平成28年度資産運用計画について 3.退任慰労金等に関する内規の制定について 4.職員給与規程の一部改正について 以上、了承と決定。 報告事項 1.第2期代議員・役員選挙報告について 2.事業概況について 3.実施事業所の追加について 4.山形県医療機関厚生年金基金に係る掛金未納 問題について 以上、了承と決定。 2.平成28年度資産運用計画について 資産構成割合は変更しませんが、債券がマイナ ス利回りになっているので、対策を検討していき ます。併せて私募REI T(不動産投資)導入を検討 していきます。 3.退任慰労金等に関する内規の制定について すこやか企業年金基金の前身である山形県医療 機関厚生年金基金と同様に内規を制定します。 4.職員給与規程の一部改正について 県職員の給与規程一部改正に伴い一般社団法人 山形県医師会職員給与規程が一部変更されました。 当基金ではそれに倣い職員給与規程を一部変更し ます。 第2期代議員・役員選挙報告について 第1期代議員・役員の任期は基金設立から平成 28年3月31日迄の半年間であったので、先日、任 期満了に伴う役員改選を行い、第2期代議員・役 員が全員無投票当選で決定しました。 任 期 は 平 成28年4月1日 か ら 平 成30年3月31 日迄の2年間です。 皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 第2期代議員・役員 敬称略 選定代議員 互選代議員 理 事 長 松 下 斑三郎 理 事 鬼 満 圭 一 理 事 長 職務代理者 門 馬 孝 理 事 三 條 典 男 代 議 員 後 藤 慎 一 理 事 松 本 みつ子 代 議 員 阿 部 正 和 代 議 員 鈴 木 祐 子 監 事 小 原 正 久 代 議 員 鈴 木 真 澄 常 務 理 事 荒 井 早香枝 監 事 沼 澤 和 典 50 山形県医師会会報 平成28年5月 第777号 編 集 後 記 昨冬は、あの置賜地方においてさえ屋根の雪下 が不可欠となっています。また被災した時に、 デー ろしをしなくてもすんだと聞き、これも暖冬の影 タを収集して、現場のニーズとリソースのマッチ 響なのかと驚きました。そして平年より異常に早 ングを可視化できるような論理的な思考訓練も必 い桜の開花を愛でていたところ、あの震度7を観 要のようです。 測する熊本大地震が4月14日、16日と起きました。 大規模災害では、病院や診療所の医療情報の確 既に発生から1ヶ月を超えましたが、なお余震の 保も重要な課題です。山形県は電子カルテなど、 恐怖は去っておりません。被災地の方々の心配は 医療情報の電子化が進んでいる地域です。そこで いかばかりか、被災された皆様に心よりお見舞い これら医療情報のネットワーク化、分散などの取 を申し上げるほかございません。亡くなられた り組みも必要ではないかと考えます。 方々のご冥福を祈るとともに、被災地の早い復旧 5月21日開催の山形県医師会I Tフェアでは、一 を願うばかりです。 般財団法人医療情報システムセンター理事長・自 異常気象と激甚災害、これらは何の相関もない 治医科大学客員教授の山本隆一先生より「医療に 事象なのでしょうが、こうも予想をはるかに超え おける番号制度」について講演をいただく予定で ることが立て続けて起こりますと、弥が上にも不 やHPKI などを理 す。医療用I Dのみならず、JPKI 安が増してまいります。地震や台風などの自然災 解するのにも役立つのではないかと思います。膨 害では、天災だから人間の力ではどうしようもな 大な医療情報をどのように扱って共有していくか、 いことなのですが、運命といえども、災害に備え そして大規模災害でも活用できるような仕組みを ておく努力をすることはできるわけで、やはり普 今から考えて行く上で、ちょうどタイムリーな講 段から怠りのない準備が肝要だと痛感しているこ 演になるのではないかと期待しているところです。 の頃です。各医療機関での大規模災害訓練、即座 (島貫 隆夫) に対応できるDMATや医療救護班などの体制整備 平成28年5月5日 印刷 平成28年5月10日 発行 山 形 県 医 師 会 会 報 第777号 ¥ 540 本会会誌の誌代540円は、 山形県医師 会会費賦課微収規程第2条別表に定め る会費の中に含まれる。 発 行 者 德 永 正 靱 編 集 委 員 中 目 千 之 〃 〃 〃 清 治 邦 夫 中 條 明 夫 島 貫 隆 夫 山形県医師会 発 行 所 一般社団法人 2473 山形市松栄一丁目6番73号 〒990TEL023-666-5200 FAX023-647-7757 印 刷 所 ㈱ 誠 文 堂 印 山形市本町一丁目7番50号 刷
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