ハリーポッターと兆し の男 小野坂 注意事項 このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので す。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を 超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。 あらすじ 本当は、24歳で働きはじめたばかりでこれからを楽しく生きて行こうと思ってた矢 先。一冊の本と出会い、目の前が急にブラックアウト。気がついたら赤ちゃんになって て出会ったばかりの本と一緒にこの世界で生きていかなければならなくなった。 目 次 瞳の中 │││││││││││ 本が生涯の友 ││││││││ 6 1 賢者の石 ホグワーツ特急 │││││││ 9 賢者の石 世界は絶望か、希望か。 本には題名がない。 カズマ 兆 麻 きざ ーーーーーーーなにかが起きる。起こりはじめている﹁兆し﹂ ーーーーーーー魔はきえゆく﹁麻﹂ あさ その本が決められた世界を変える。 この世界にながれついた一冊の本。 本が生涯の友 1 ーー 予言ーー は わ た ら ず に 持 ち 主 と 共 に 生 涯 を 共 に す る だ ろ う。魔 は き え ゆ き 兆 し が で る。...... ﹁八つ目の月が顔を出す。持ち主が肉を手に入れながれついた記録は、闇の帝王の手に かずま をうけた。そして、生まれた時に現れた本と一緒にスクスクと育つkazuma。 予言が示したように八つ目の月が顔を出す。8月1日にkazumaはこの世に生 ーーkazumaーー これが和馬の最期の記憶。 茶色い皮生地に装飾なんてなく、題名すらない。そんな本と出会った。 そんな和馬は一冊の本に出会う。 ごく普通に暮らし仕事をし、元気でみんなに好かれるような人間だった。 日本の何処かの地方公務員である和馬。 ーー和馬ーー ﹁絶望﹂...と呼ばれる...﹂ 本が生涯の友 2 1年が経とうとしている頃、kazumaは自分と一緒に暮らしてきた本を開けて見 た。 するとkazumaの魂は和馬と同化した。 ﹁今日はフクロウが騒がしいな﹂と父親の声が聞こえた。 言 葉 が ハ ッ キ リ わ か っ た。k a z u m a ー 和 馬 は ふ と 感 じ と っ た。︵俺 は 転 生 を し た︶と。 ーー序章 ハーマイオニーは、今まさに衝撃を受けている。フクロウが手紙を持ってきたことも そうだが、その手紙の中身にとても感動という名の衝撃だ。 このたびホグワーツ魔法魔術学校にめでたく入学を許可されましたことを、... 親愛なるグレンジャー殿 ︻ホグワーツ魔法魔術学校︼ 3 本が生涯の友 4 ﹁わぁお。なんてことなの パパ、ママ見て頂戴 ﹂ !! ﹂﹂ ﹂ !!! このたびホグワーツ魔法魔術学校にめでたく入学を許可されましたことを、... 親愛なるルーカス殿 ︻ホグワーツ魔法魔術学校︼ に。 ハーマイオニーは幼馴染の兆麻に元気良く誘った。さも当然だという顔をしながら ﹁一緒にホグワーツへ行きましょ ほらっという顔をしながら父親の方を見る兆麻。苦笑いな父親。 もハーミーが家に来て﹁兆麻 ﹁俺は行きたくないよ。きっと大変なことがたくさん起きると思うからね。そして今 グレンジャー家の隣に住む兆麻・ルーカスは手紙を受け取るとため息を吐いた。 ﹁兆麻フクロウが手紙を持ってきたぞ。きっとホグワーツからだ﹂ かずま うな手紙が男の子に届いた。 ハーマイオニーが興奮している頃、グレンジャー家の隣に住むルーカス家でも同じよ ! !!!! 5 もう、それ以降は見る気が失せた兆麻だった。 かずま ﹂﹁うん﹂ ! ﹂ ? ちが歩く。 ﹂ ﹁ここがグリンゴッツ魔法銀行。魔法界唯一の銀行だ。ここでお金を手に入れるぞ 何か質問ある人 もらいたいとひどく思ってる。昔からそうだった・・・と兆麻は今の父親をよくは思は ビシッと、手を上げ質問の有無を聴く父親。兆麻はいい加減にこの変な態度をやめて ! ! いい返事だっと頷く。ジョンは人とぶつからぬように歩いてく。それに続き子供た ﹁ええ 覚えておくんだよ。漏れ鍋からの入り方は覚えているかい うところだ。今年は僕が連れてきたが来年は君たちだけでここに来れるようしっかり ﹁さて、可愛い子達よここはダイアゴン横丁だよ。ここは学校で必要なものが全部揃 に住む小さな隣人と魔法学校での必要なものを買いに来たのである。 ダイアゴン横丁に来ていた。兆麻の父親は魔法使いであった。のため自分の息子と隣 兆麻・ルーカスは、兆麻の父親ジョン・ルーカスとハーマイオニー・グレンジャーと 瞳の中 瞳の中 6 7 Mr.ジョン 質問があります ﹂とハーマイオニーがジョンと同じように ない。まぁ前世が親がいなかったためないが良いのかあんまりわからないが・・・。 ﹁はい ! ! 別に二つや三つくらいあってもいい ? 人間界・・・じゃなくて、マグルの世界にはたくさんの銀行がありま ? と ﹂端的に言うと、不便です。銀行が破綻しませんか ﹂ 銀行。貸し付けや手形などを売買する銀行の銀行t﹁ミス.グレンジャー、端的に言う す。銀行は確かに一つでもいいところはありますが沢山あるからこそお金を発行する と思いませんか ﹁それでは、一つ。なぜ魔法界唯一なんですか なにが発言を許可するだ。あほらしっと心の中で悪態をつく兆麻。 ﹁ふふーん。いいでしょう、ミス.グレンジャー発言を許可します。﹂ 高らかに手を上げる。 ! ? 魔法界についての弁論が行われている横で、兆麻は欠伸をかく。もともと父親が兆麻 だからだよ。なぜならね、ここにはg︵︵長い︶︶﹂ なぜグリンゴッツが魔法界唯一なのか、それはホグワーツ以外で世界一安全なのはここ ﹁・・・うんうん。ミス.グレンジャーの言う通りだ。だが言わせてもらおう。・・・ ? 瞳の中 8 に小さい頃からベラベラと話しているのを聞いていたのでどうでもよかった。という か、早く買いに行こうよと思っている。 イーノ・ドゥーエ やっと長い弁論が終わりほとんどのものを買い終わった頃には夕方になっていた。 ︵茜色︶ その夕日は茜色だった。 兆麻は左眼に触れる。いつ暴走するかわからない殲 滅 眼を恐怖しながら。 ﹂ ﹂ そーだね。すごいと思うよ。だって魔法が使えないのに僕たちより住 ? 一緒に話してて みやすくて美味しいものつくって、尊敬するなー。って思うけどどうしたの ? ? お友達だから仲良くしたいの。﹂ ネビルはマグルのこと嫌いじゃない人かもって思ってね。はじめてできた魔法世界の ﹁魔法使いのなかではマグルを毛嫌いしている人たちがいるでしょ ? ﹁マグルかい 不意にハーマイオニーが話題をだした。 ﹁ネビルは、マグルのことどう思ってる んのちょっとでネビルとハーマイオニー、兆麻は仲良くなった。 ホグワーツ魔法魔術学校のこと、ホグワーツの校長ダンブルドアの偉業話などなど。ほ 三人で仲良く握手をした後、コンパートメントではいろんな話をした。魔法のこと、 ﹁よろしく。ハーマイオニー、兆麻。﹂ ﹁俺は、兆麻・ルーカス。ハーマイオニーとは幼馴染だ。同じく一年生。よろしく﹂ ﹁私はハーマイオニー・グレンジャーよ。私も一年生。よろしくね。ネビル﹂ ﹁僕はネビル。ネビル・ロングボトムだよ。今年一年生になったんだ。﹂ ホグワーツ特急 9 ホグワーツ特急 10 ハーマイオニーが俯きながら話した。いつもと違うな。いつもは﹁兆麻がいれば大丈 夫よ﹂って言って気にしないのに。 ﹁もし、ネビルがそんなこと︵マグル嫌い︶言ったら、張り倒して性格を更生させよう と思ってたけど大丈夫みたいで安心したわ。﹂ ﹂ マジか・・・ネビルも少し引いてるぞ・・・ ﹁あ、トレバーがいないよ ﹁トレバーってネビルのヒキガエルか ﹂ ﹁ありがとう﹂と言ってネビルはヒキガエルを探しに出かけて行った。 ﹁ああ、俺もハーマイオニーが帰ってきたら一緒に探すよ。﹂ ﹁うん。どこ行ったんだろう。僕探してくるね。﹂ ? 大きな声で叫んだ。 もうしこししたらホグワーツに着きそうだったので制服に着替えたときにネビルが !! ハーマイオニーは俺たちが着替えるから他のコンパートメント︵トイレかも︶で着替 えて来るからハーマイオニーはネビルのヒキガエルがいないことを知らないので待た なくてはいけない。 ﹁ただいま﹂ああ、帰ってきた。先ほどネビルのヒキガエルがいないことをハーマイオ ニーに話すと、﹁じゃあ、行きましょう﹂と颯爽に歩き出した。 ガラガラガラガラ・・・ ネビルのがいなくなったの﹂ ハーマイオニーがいきなりコンパートメントの戸を開ける。いいのか勝手に開けて ︵汗︶ ﹁誰かヒキガエルを見なかった らず。﹁あら、魔法をかけるの それじゃ、見せてもらうわ﹂と赤毛の男の子の隣に座り ﹁見なかったって、さっきもそう言ったよ﹂と聞こえたが、ハーマイオニーは聞いてお 黒髪の男の子と、赤毛の男の子がこちらを見ている。 ? 赤毛の男の子は﹁あー・・・いいよ﹂と言い咳払いをした。 込んだ。俺はそれを見て黒髪の男の子に﹁すまんね。連れが﹂と謝っておいた。 ? 11 と ﹂ ﹁お陽さま、雛菊、溶ろけたバター。デブで間抜けなねずみを黄色に変えよ﹂ 発動しない・・・ ﹁その呪文、間違ってないの た方は ﹂ りるといいけど・・・私、ハーマイオニー・グレンジャー。﹁俺は兆麻・ルーカス﹂あな 法学校だって聞いているもの・・・教科書はもちろん、全部暗記したわ。それだけで足 から、手紙をもらったとき、驚いたわ。でももちろん嬉しかったわ。だって、最高の魔 みたことがあるけど、みんなうまくいったわ。私の家族に魔法族は誰もいないもの。だ ﹁まぁ、あんまりうまくいかなかったわね。私も練習のつもりで簡単な呪文を試して ? 名よ﹂ ﹁僕が ﹂ ﹁ほんとに 私、もちろんあなのこと知ってるわ。参考書を3冊読んだの。あなた有 ハリー・ポッターかあの有名な。なるほど・・・ ﹁ハリー・ポッター﹂黒髪の男の子。 ﹁僕、ロン・ウィーズリー﹂赤毛の男の子。 ち唖然としてるよ。 ハーマイオニーを止めれなかった。それだけがいまの悔やみである。ほら、男の子た ? ? ホグワーツ特急 12 ? 13 ﹁まぁ、知らなかったの ﹂﹂ 私、いろんな人に聞いて調べたけど、グリフィンドー 私があなただったら、できるだけ全部調べるけど。二人と も、どの寮に入るかわかってる ルに入りたいわ。﹁ハーマイオニー、目的忘れてない ﹁何やってたの ﹂ ガヤガヤ・・・ハリーたちの方から騒いでるのが聞こえた。 俺、空気だったな・・・ ハーマイオニーと俺は、コンパートメントをでる。 着替えたほうがいいわ。もうすぐつくはずだから﹂ ﹁・・・そうね。とにかく、もう行くわ。ネビルのヒキガエルを探さなきゃ。二人とも ? ? ? を掴んでるって状態だった。汚いな・・・ ハリーとロンのコンパートメントは、床にお菓子がいっぱい散らばり、ロンはネズミ ? ホグワーツ特急 14 ﹁何かご用 ﹂ロンが尋ねる。 イッチ年生はこっちだぞ ネビルどこ行ったんだろう・・・ 汽車を降りると﹁イッチ年生 大柄な男性が叫んでいた。 ﹂ ! ﹁ここのかどを曲がったら、ホグワーツが見えるぞ﹂ 暗くて木がうっそうと生い茂ってる狭い小道をみんなで歩く。 ﹁イッチ年生は、ついてこーい ! !! ﹂ととても大きいひげ面の 俺とハーマイオニーは自分たちのコンパートメントに戻る。 ﹁それじゃあね﹂ ﹁運転手がもうまもなく着くって言ってたわ。﹂ ﹁二人とも急いでローブ着た方がいいと思うぞ﹂ ? 15 ﹁うぉーっ ﹂ チしていて綺麗だった。 ! ﹁みんな乗ったか よーし、では、進めぇ これからホグワーツに入学します。 ? ﹂ 俺とハーマイオニー、ロンとハリーが小さな小舟に乗る。 ﹁四人ずつボートに乗って ﹂ 大きな黒い湖のほとりに出た。向こう岸には壮大なお城がたち。夜空がお城とマッ 一斉に声が沸き起こった。 !! !!
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