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次の100年に向けデンカグループの企業活動の根幹をなす
企業理念 The Denka Value を刷新いたしました。
次の1 0 0 年に向けて
「できるをつくる。」で、
社会発展に貢献できる企業に
The Denka Value(企業理念)
The Denka Value(企業理念)は、最上位としての「Denkaの使命(Denka Mission)」と、
数字を追うことや業績をあげることだけが企業の最終目的ではありません。
The Denka Value
(企業理念)
グループ社員一人ひとりが行動する上での規範となる
「Denkaの行動指針(Denka Principles)」から構成されます。
企業が継続して活動を許されるのは、社会に認められていることが前提であり、
Denkaの使命
Denka Mission
Denkaの使命(Denka Mission)
企業活動において、利益を追求し成果をあげることと、
化学の未知なる可能性に挑戦し、新たな価値を創造
(つくる)ことで、
社会の一員として諸々の責任を果たすこととは、
社会発展に貢献する企業となる。
Denkaの行動指針
車の両輪のごとく、各々必要不可欠であり、不可分なものであると考えます。
Denka Principles
Denkaの行動指針(Denka Principles)
経営計画
「Denka100」
「真摯な姿勢と誠実な対応」というデンカの DNA を忘れることなく、
わたしたちは、
次の 100 年に向け継続して参ります。
一、
「誠意」と「チャレンジ精神」で、果敢に難題に挑みます
一、
「未来」に向け、今何をなすべきかを考え、行動します
デンカは創立以来、
カーバイドをつくる技術を応用してさまざまな製品を生み出し、
一、
「創造」 れるモノづくりを通して、お客様へ新たな価値と感動を届けます
社会的責任の遂行
Fulfilling Our Social
Responsibilities
継続して存続する会社になること、
それを目指して全社一丸となって邁進します。
一、
「信頼」される企業としての誇りを持ち、
より良い社会作りに貢献します
Denka 4つの部門
現在、当社の事業は 4 つの部門によって
構成されています。
エラストマー・機能樹脂
多様な産業の需要に応える
高分子化学製品事業。
生活・環境プロダクツ
健康で豊かな生活と
暮らしよい住環境整備を目指す事業。
化学メーカーとして
つねに有用な製品を開発し、
Denka
(デンカ)は無機・有機化学品から電子材料、
100 年後も幸福な社会に
医薬にいたる幅広い分野でグローバルに展開する化学メーカーです。
貢献したいと願っています。
1915 年
(大正 4 年)の創業以来、当社は独自の発想と技術力で
社会の発展に寄与する製品を開発、製造し続けてまいりました。
2015 年に創立 100 周年を迎えた当社は、
次の 100 年の持続的成長に向けて経営計画「Denka100」を掲げ、
社会の発展への確かな貢献とともに、着実に成長し続けられる企業となるため、
様々な施策を推進しております。
「Denka100」
今後も私たちは、社会の課題に真摯な姿勢で向き合い、
次の100年に向けて、持続的な発展を目指す全社運動
「できるをつくる。」ことでマーケットのニーズに応え、
事業展開の数値目標
社会発展に貢献する企業を目標に、皆様と共に歩んでまいります。
代表取締役社長
新成長戦略
New Growth Strategies
そして、社会から真に強い会社として認知され、信頼され、
一、
「環境」に配慮し、
「安全」優先の明るい職場をつくります
その形を変化させながらものづくりを追求してきました。
Denka100 Management Plan
髙 紳介
(2017年度)
連結営業利益 600億円以上
営業利益率 10%以上
海外売上高比率 50%以上
インフラ・ソーシャルソリューション
人々が暮らしよい街づくりに
寄与する事業。
電子・先端プロダクツ
無機・有機・高分子化学を駆使した
エレクトロニクス関連製品事業。
1962
石油化学分野への展開
千葉県市原市の石油化学コンビナート内に工場
を開設。スチレンモノマーやポリスチレン樹脂をは
じめとする、石油を原料とした有機系素材の生産
を開始しました。
1915
1942
カーバイドと石灰窒素の製造を開始
カーバイド製造における焼成・電炉制御技術、
石灰窒素製造における窒化技術は、デンカの
基盤技術として、
その後の製品開発の原動力
となりました。
有機合成分野への展開
カーバイドから発生するアセチレンの有効活
用のため、有機合成化学分野に進出。1942 年
のアセチレンブラックに続き、酢酸、酢酸ビニ
ル、塩化ビニルなどを事業化しました。
1954
セメント事業への本格進出
カーバイド生産に適さない細かな石灰石などを有効利用する
ため、
青海工場に隣接した地に工場を建設し、
本格的にセメント
の生産を開始しました。
1915-1944
1945-1974
創業期
1916 年 大牟田工場開設
アセチレンによる有機合成研究がさまざまな有機化学製品を生み、
合成樹脂の分野にも進出して、
化学メーカーとしての基盤を築きました。
また、
石灰石の有効利用から生まれたセメント事業は、
化学技術の深
耕により、
独創的な特殊混和材事業に発展しました。
1921年 青海工場開設
1949 年 大船工場開設
1962 年 千葉工場・中央研究所開設
1951年 渋川工場開設
1969 年 伊勢崎工場開設
機能性樹脂の本格的展開
スチレン系機能性樹脂である「透明ポ
リマー」
「耐熱樹脂」
「クリアレンⓇ」をラ
インアップ。
シンガポールで生産開始
ポリスチレンの世界市場展開のため、
シンガポールにセラヤ工場を開設。
クロロプレンゴム生産能力世界一に
増設により10万トン規模の生産能力を誇る
プラントが完成し、
世界一となりました。
国内ではじめてクロロプレンゴムの事業化に
成功。
「デンカクロロプレンⓇ」の製品名で国内
外に販売を始めました。
1968
1997
2010
クロロプレンゴムの国産化に成功
CSAⓇ 発売と特殊混和材事業への進出
ひび割れを防止する膨張性セメント混和材「CSA 」を1968年に発売。
「 セメント・コンク
リートのあらゆる欠点をカバーできるもの」を目標に、独創的な製品を数多く開発し、特殊
混和材のトップメーカーとなりました。
2007-2015
1975-2006
基盤事業拡大期
デンカ株式会社は、藤山常一博士が1912(明治 45)年に開設した
苫小牧の「北海カーバイド工場」を母体として、1915(大正 4)年に
創立。水力発電で得た電気をエネルギーとして、石灰石とコークス
を焼成し、カーバイドとその誘導品である石灰窒素肥料の生産を
開始しました。
1962
1987
Denka100
2007年にスタートした「Denka100」の基 本方針に則り、大きな目標に向
かって全社一丸となって挑戦するものであり、同時に、企業が永続的に活動
を継続できる必須要件として、社会に貢献し、責任を果たすための行動指針
です。
次の100 年も存続できるよう基礎固めを進めるとともに、現在を市場変化・
技術変化の時代ととらえ、成長分野において適時・的確に製品を供給するこ
とで、
未来を拓いていきます。
スペシャリティ事業拡大期
長年培った無機と有機の技術を複合化し、先端的な製品を展開。
特に放熱材料製品群は、
電子材料における成長戦略の中核に。
また、
有機ファイン研究はバイオテクノロジー研究に進化し、
ヒアルロン酸
などの医薬品事業への展開につながりました。
1980 年 メルバウ工場開設
1997年 セラヤ工場開設
1989 年 トアス工場開設
2006 年 蘇州生産拠点開設
1971
ファインセラミックス分野への展開
カーバイドや石灰窒素の製造で培った焼成技
術を応用し、1971年には溶融シリカや窒化ホ
ウ素(BN)を販売開始し、
その後もさまざまな
ファインセラミックス材料を開発しました。
日本のカーバイド工業の祖 藤山常一博士
藤山博士は1902
(明治 35)
年、
仙台市郊外の三居沢にてカーバ
イド製造に国内ではじめて成功しました。
これはカナダの化学者
が世界ではじめてカーバイドを試作してからわずか10 年後のことでした。
また、カーバイドから石灰窒素を製造する技術も国内で
はじめて導入。
相次いで独創的な新技術を開発し、
1912
(明治 45)年には苫小牧に北海カーバイド工場を開設。
彼の功績は、
その後の日本の化学工業の発展に大きく影響
を与えました。
1975
高性能接着剤を開発
有機ファイン研究から生まれ
た接着剤「ハードロックⓇ」は、
2液主剤型という画期的な産
業 用 接 着 剤として高 性 能 接
着剤の代名詞に。
1981
電子材料
(熱対策製品)
への展開
「デンカ放熱シート」
「ヒットプレートⓇ「
」デンカ
Ⓡ
を相次いで開発。
高熱伝導性
ANプレート 」
フィラーと有機ファイン技術を結集した多彩な
製品を展開しています。
他社の追随を許さない
クラスター製品群を構築しています。
1983
樹脂加工分野への進出
2軸延伸ポリスチレンシート(BOPS)の
製造を千葉工場で開始しました。
1979
医薬事業へ参入
東芝化学工業
(株)
〈のちのデンカ生研
(株)
〉
の株式を取得し、
ワクチン、
検査試薬などの
医薬関連事業に参入しました。
1989
球状シリカフィラーの販売開始
半導体封止材用フィラーとして世界トッ
プシェアを持つ球状シリカフィラーの販
売を開始しました。
2003
2009
蛍光体事業への進出
サイアロン蛍光体
「アロンブライトⓇ」
の生産開始。
生活・環境プロダクツ事業への展開
1949年創業の東洋化学(株)と合併し、特長ある製品をそろえて人々の生活と
地球環境への貢献を目指す「生活・環境プロダクツ事業」
を展開しています。
2000
高分子ヒアルロン酸製剤の製造開始
独自の「発酵法」による高分子ヒアルロン酸の製造法を確立。
これを原料とした関節機能改善剤の製造を開始しました。
デンカの製品は、暮らしのあらゆるシーンで使用され、社会の基盤を支えています。
LED照明
パソコン
携帯電話
自走式立体駐車場
飛行場
橋梁支承用材料
■高熱伝導性基板
「ヒットプレートⓇ」
■半導体封止材用フィラー
「デンカ溶融シリカⓇ」
■耐熱ABS樹脂「マレッカⓇ」
■「CSA Ⓡ」
■超高強度繊維補強コンクリート
「サクセムⓇ」
■「デンカプレタスコンⓇ」
■「ハードロックⓇⅡ」
■「デンカ放熱シート」
■サイアロン蛍光体
「アロンブライトⓇ」
エレベーター
■構造用接着剤「ハードロックⓇ」
金属溶接
■「カーバイド」
■「デンカ放熱シート・スペーサー」
■仮止め用接着剤
「テンプロックⓇ」
コンクリート補修
リチウム電池
■「デンカライジング工法」
電鉄車両
耐震補強工事用材料
■インフルエンザワクチン
■「ハードロックⓇⅡ」
■「タスコンⓇ」
■特殊伝導性カーボンブラック
「デンカブラックⓇ」
■ウイルス検査試薬
■インバータ用セラミックス基板
「デンカANプレートⓇ」
関節機能改善剤
■高分子ヒアルロン酸製剤
■「アルシンクⓇ」
電車外装
■「デンカDXフィルムⓇ」
バスの車体広告
■「デンカDXフィルムⓇ」
トンネル吹付け
コンクリート用急結剤
■「デンカナトミックⓇ」
ビル・マンションなどの
建造物
■「デンカセメントⓇ」
水力発電所
■超高強度コンクリート
「デンカΣ80N」
養鰻
■「ひすい鰻」
ゴルフクラブ
電動パワステコントローラー
肥料
壁紙用接着剤
エアコン
太陽電池
■構造用接着剤「ハードロックⓇ」
■高熱伝導性基板
「ヒットプレートⓇ」
■「石灰窒素」
「アヅミンⓇ」
「ようりん」
■「デンカEVAテックスⓇ」
■インバータ回路基板
「ヒットプレートⓇ」
■バックシート
「デンカDXフィルムⓇ」
内装・AV機器パネル・
ドアミラー
暗渠(あんきょ)排水管
■高熱伝導性基板
「ヒットプレートⓇ」
オーディオ
■超高純度特殊ガス
「モノシランガス」
ホース、ベルト、ブーツ、
エアーサスペンション
■特殊合成ゴム
「デンカクロロプレンⓇ」
■「デンカER 」
■耐熱ABS樹脂「マレッカⓇ」
Ⓡ
■アルミナ短繊維「デンカアルセンⓇ」
■ハーネスⓇテープ
ウエットスーツ
■特殊合成ゴム
「デンカクロロプレンⓇ」
■「デンカ放熱シート・スペーサー」
■サイアロン蛍光体
「アロンブライトⓇ」
■透明樹脂
ゲーム機
■透明樹脂
DVDプレーヤー
■「ハードロックⓇUV」
■「デンカ放熱シート・スペーサー」
■高熱伝導性基板
「ヒットプレートⓇ」
■「デンカ放熱シート・スペーサー」
■構造用接着剤「ハードロック 」
Ⓡ
基礎化粧品
エアコン
■「潤(うるおい)」
■配管の保護、化粧カバー
「ウォールダクト」
掃除機
PETボトル用ラベルフィルム
デジタルカメラ
■透明樹脂
■レンズ用接着剤「ハードロックⓇOP」
■SBC樹脂「クリアレン 」
■ABS樹脂「デンカABS Ⓡ」
食品容器用シート
■「トーヨースチロール」
■「BOPSシート」
■蓄冷材「デンカポバール Ⓡ」
■「トヨ雨どい Ⓡ」
■仮止め用接着剤
「SOLARLOC Ⓡ」
Ⓡ
冷蔵庫
■「トヨカロンⓇ」
雨どい
エラス トマー・機 能 樹 脂 部 門
排ガス浄化装置の把持(はじ)材
ワイヤーハーネス結束
■「トヨドレンⓇ」
薄型テレビ
ファッションウイッグ用
原糸
インフラ・ソーシャルソリューション部 門
電 子・先 端 プロダ クツ 部 門
生 活・環 境 プロダ クツ 部 門
▶エラストマー・機能樹脂部門
▶インフラ・ソーシャルソリューション部門
高分子化学を追求して、自動車から食品までの
多様な産業分野の需要に応えています。
無機化学を基盤とする製品を通じ、
暮らしよい街づくりに貢献しています。
クロロプレンゴムやスチレン系機能樹脂、
アセチル系化成品などの高分子化学を通じて、
特殊混和材事業ではインフラ整備のための技術革新を追求するとともに、
自動車や家電、建材、食品包材など様々なものづくり技術を支えています。
創業から続く肥料事業では、
「土づくり」による農作物の生産力向上や塩害対策などに取り組んでいます。
デンカクロロプレンⓇ
エラストマー
デンカブラックⓇ
特殊導電材料
肥料
アグリプロダクツ
デンカアルセンⓇ
無機製品
アセチレンを原料とし、導電性と熱伝
「石灰窒素」
はカーバイドに窒素ガスを
アルミナ、シリカを主成分とする結晶
した特殊合成ゴム。デンカは世界最大
導性を有する特殊カーボンブラックで
化合させて製造され、
農薬効果を併せ持
質 ア ル ミ ナ 短 繊 維。高 い 耐 熱 性、絶 縁
(10 万トン/年)の生産能力を有しま
す。マンガン電池、リチウム二次電池、
つ肥料であり、
創業以来のロングセラー
性、補強性を持つため、耐火断熱材や二
す。優れた耐油性・耐熱性を持ち、自動
電力ケーブルなどに使用されており、
製品です。
また近年では環境に優しい資
次電池の材料に使用されます。
車から工業部品、接着剤、ウエットスー
世界最大の生産規模を誇ります。
材としても注目されています。
ツなど多彩な用途があります。
エラス トマー・機 能 樹 脂 部 門
エラス トマー・機 能 樹 脂 部 門
独自技術により国内ではじめて事業化
〔主要製品〕
▶窒素肥料
「石灰窒素」
▶腐植酸苦土
「ようりん」
「と
肥料
「アヅミン Ⓡ」 ▶りん酸質肥料
(高吸収けい酸資材) ▶シアナミド液剤
れ太郎 Ⓡ」
「ヒットαⓇ13」
クロロプレンゴムを使用した自動車部品
東洋スチレン(株)
デンカIPⓇ
機能樹脂
セメント
セメント
CSAⓇ
特殊混和材
家電製品、住設機器、食品容器など、身
デンカ独自の重合技術により開発され
黒姫山から産出する石灰石を原料とし
水和すると膨張する性質を有し、コン
近な製品に幅広く使用される合成樹脂
たスチレン -N- フェニルマレイミド -
て青海工場で生産しています。高い品
クリート構造物の乾燥・収縮によるひ
です。
(東洋スチレン株式会社製品)
無水マレイン酸共重合体です。
質を確保するだけでなく、さまざまな
び割れを低減する膨張材です。
ABS 樹脂の耐熱付与剤として、ABS/
リサイクル材料を活用し、循環型社会
エンジニアリングプラスチック系ポリ
に貢献しています。
インフラ・ソーシャルソリューション部 門
インフラ・ソーシャルソリューション部 門
ポリスチレン樹脂
デンカアルセン Ⓡ
石灰窒素
電力ケーブル被覆材への使用例
マーアロイの相溶化剤として使われて
います。
〔主要製品〕
▶トーヨースチロールGP ▶トーヨ
〔主要製品〕
▶デンカセメント Ⓡ
(普通セメント)
ースチロールHI ▶トーヨースチロール難燃
▶デンカ早強セメント ▶デンカ高炉セメント
▶トーヨースチロール高機能グレード
▶デンカソイルパック Ⓡ
家電製品の使用例
デンカ IPⓇ
ABS樹脂
機能樹脂
CSAⓇ による施工例
セメント施工例
透明樹脂
機能樹脂
タスコンⓇ
特殊混和材
デンカナトミックⓇ
特殊混和材
透明性を保ちながら、優れた成形加工
流動性の優れた無収縮セメント用混和
トンネル吹付け工事で使用されるコン
樹脂。
耐薬品、
耐熱、
繊維強化やポリマー
性を誇ります。
材。橋梁や大型機械下などへ注入して
クリート用急結材です。急結性、付着性
アロイなど、
特長ある製品をラインアッ
フラットパネルディスプレイ、家電、雑
使用します。耐震補強工事にも活躍し
に優れ、湧水に強いという特長があり
プしています。
貨など、用途に応じたさまざまな特性
ています。
ます。
電 子・先 端 プロダ クツ 部 門
電 子・先 端 プロダ クツ 部 門
バランスのとれた成形材料である ABS
を有する製品を揃えています。
〔主要製品〕 ▶デンカTXポリマー Ⓡ ▶TPポリ
〔主要製品〕 ▶ABSシリーズ(汎用製品) ▶マレッ
〔主要製品〕
▶無収縮性混和材「タスコン Ⓡ」
マー、
THポリマー ▶TEシリーズ、
CLシリーズ
▶無収縮モルタル「デンカプレタスコン Ⓡ」
カⓇ(耐熱ABS樹脂)
ABS 樹脂
透明樹脂の使用例
クリアレンⓇ
機能樹脂
タスコン Ⓡ による施工例
デンカポバールⓇ
化成品
サクセム(SUQCEM)Ⓡ
デンカナトミック Ⓡ によるトンネル吹付け工事
特殊混和材
トヨドレン Ⓡ
環境資材
紙や木材などへの接着性を持つ水溶性
サ ク セ ム(SUQCEM)Ⓡ は 超 高 強 度 繊
プラスチック製の排水管を日本ではじ
た、透明なスチレン・ブタジエン共重合
合成樹脂で、強靭なフィルムを形成す
維補強コンクリートで、通常のコンク
めて開発し、農業用の暗渠(あんきょ)
体樹脂。ペットボトルのシュリンクラ
ることから接着剤や繊維サイジング剤
リートの 10 倍の曲げ強度を誇り、
鉄筋
工事に採用されて以来、トンネルや道
ベル用フィルム、食品包装材などに使
などの原料として広く使用されていま
による補強が不要となる夢の材料です。
路建設に至るまで、土木工事の近代化
用されています。
す。乳化性にも優れており、工業用にも
生 活・環 境 プロダ クツ 部 門
生 活・環 境 プロダ クツ 部 門
耐衝撃性、ヒンジ(屈曲疲労)性に優れ
に貢献してきました。
需要が広がっています。
ペットボトルラベルの使用例
10
デンカ株式会社
繊維サイジング剤としての使用例
はしげた
サクセム Ⓡ を使用した橋桁
トヨドレン Ⓡ
デンカ株式会社
11
▶電子・先端プロダクツ部門
無機・有機・高分子化学を駆使して
エレクトロニクスの進化を支えています。
ファインセラミックスと有機ファインの複合技術により、
放熱材料・放熱基板、蛍光体、機能性フィルム、接着剤などの多彩な製品事業を展開しています。
キャリアテープ用シート
機能フィルム
カバーテープ
機能フィルム
高熱伝導アルミニウム基板 電子部材
高熱伝導窒化アルミニウム基板 電子部材
デンカサーモフィルム ALS は優れた
デンカヒットプレートは、高耐熱エポ
窒化アルミニウムを用いたデンカAN
準のポリスチレン系シートとして長年
シール性を持つヒートシールタイプの
キシ樹脂に熱伝導性の良い無機フィ
プレートは、
アルミナの約7倍の熱伝導
の実績と信頼を獲得してきました。
エンボスキャリアテープ用カバーフィ
ラーを独自の技術で充填し、アルミニ
率を持つ高熱伝導セラミックス基板で
エンボスキャリアテープ用シートとし
ルムです。
ウムベースの基板でありながら、アル
す。
て各種グレードを取り揃えています。
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ
ミナセラミック基板並みの熱伝導を実
エ ス テ ル、塩 化 ビ ニ ル な ど の ボ ト ム
現しました。
エラス トマー・機 能 樹 脂 部 門
エラス トマー・機 能 樹 脂 部 門
EC シート、クリアレンシートは世界標
テープ素材に対して良好な剥離特性を
発揮します。
〔主要製品〕
▶デンカサーモシートECⓇ ▶クリア
デンカサーモシート ECⓇ
デンカサーモフィルム ⓇALS
先端機能材料
〔主要製品〕
▶デンカANプレート Ⓡ
ヒットプレート Ⓡ
球状アルミナ
先端機能材料
デンカ AN プレート Ⓡ
アルシンクⓇ
電子部材
放熱材料
電子部材
独自の高温溶融技術により開発された
アルミニウムとセラミックスからなる
熱伝導率の高いセラミックスフィラー
く、高い電気絶縁抵抗を有します。
高球形度の球状アルミナです。
複合材料です。低熱膨張、高熱伝導、高
を高充填したシリコーン系絶縁材料。
半導体封止材用フィラーとして世界
各種樹脂やゴムの高熱伝導特性付与や
強度、軽量などの特徴があり、セラミッ
LED 照明やテレビ、パソコンなどのさ
No.1 のシェアを持ちます。
表面硬度向上を目的としたフィラーに
クスや AI 合金、
Cu / Mo 合金などの代
まざまな電子材料の熱設計に利用され
最適です。
替材料に最適です。
ています。
工業材料の中で最も熱膨張率が小さ
インフラ・ソーシャルソリューション部 門
インフラ・ソーシャルソリューション部 門
デンカ溶融シリカⓇ
〔主要製品〕
▶ヒットプレート Ⓡ
〔主要製品〕
▶デンカサーモフィルム ⓇALS レン Ⓡ シートC 〔主要製品〕
▶デンカ放熱シート ▶放熱グリース
アルシンク Ⓡ
球状アルミナの電子顕微鏡写真
球状溶融シリカの電子顕微鏡写真
窒化ケイ素
先端機能材料
窒化ホウ素
▶エレサーマル Ⓡ
〔主要製品〕
▶アルシンク Ⓡ
〔主要製品〕
▶球状アルミナ
〔主要製品〕
▶デンカ溶融シリカ Ⓡ
(球状)
先端機能材料
放熱シート
ダイシングテープ
接 着 剤ソリューション
2液主剤型変性アクリレート系接着剤(SGA)
接着剤ソリューション
熱伝導性、耐熱性、潤滑性、耐食性、電気
「エレグリップ Ⓡ」は半導体の製造工程
ハードロック(SGA)シリーズは、デン
化物系セラミックスです。
自動車エン
絶縁性に優れた六方晶窒化ホウ素
に使用される粘着テープ。材料の多様
カが世界に先駆け開発した常温硬化タ
化や高精度化などのニーズに対応する
イプの2液主剤型変性アクリレート系
製品を揃えています。
接着剤です。金属やマグネットの接着
(h-BN)
です。
ジン部品、
エレクトロニクス部品、
産業
機械部品、
各種複合材原料などに可能
樹脂添加剤や潤滑剤、
高熱伝導フィラー
性を秘めた材料です。
用に広く使用されています。
電 子・先 端 プロダ クツ 部 門
電 子・先 端 プロダ クツ 部 門
耐熱性、
耐食性、
耐摩耗性に優れる非酸
に最適で、
優れた耐久性を誇ります。
〔主要製品〕
▶デンカボロンナイトライドⓇ(粉)
▶デンカボロンナイトライドⓇ(成形体)
〔主要製品〕
▶窒化ケイ素
窒化ケイ素
エレグリップ Ⓡ
デンカボロンナイトライド Ⓡ 成形品
蛍光体
先端機能材料
エミッター(電子源)
電子部材
光硬化型接着剤
接着剤ソリューション
半導体や電子材料の製造・検査に欠か
ハードロック OP シリーズは、
独自の技
テンプロック(TEMPLOC)は、従来の
せないエミッター。電子顕微鏡の電子
術が生んだエン・チオール樹脂系の光学
熱可逆性接着剤(ワックス)と同等以上
クライトや LED 照明に使用されます。
源のほか、半導体製造・検査装置などに
用紫外線硬化型接着剤です。
の固着力を持ちながら、紫外線で短時
温度変化に強く、LED の長寿命化や輝
使用されています。
UV シリーズはアクリル樹脂を使用し
間に硬化し、さらに有機溶剤を使わず
た紫外線硬化型接着剤及びコーティン
に温水で簡単にはがせるという画期的
グ剤です。
な仮止め用接着剤です。
〔主要製品〕
▶ハードロックOP・UV
〔主要製品〕
▶TFE ▶DENKA LaB6 CathodeⓇ
エミッター
ハードロック UV
生 活・環 境 プロダ クツ 部 門
生 活・環 境 プロダ クツ 部 門
デンカ株式会社
仮止め用接着剤
〔主要製品〕
▶ハードロック Ⓡ
サイアロン蛍光体「アロンブライト Ⓡ」
〔主要製品〕
▶アロンブライト Ⓡ
12
接 着 剤ソリューション
ハードロック Ⓡ
は液晶ディスプレイの白色 LED バッ
度の向上に貢献します。
アロンブライト Ⓡ
〔主要製品〕
▶エレグリップ Ⓡ
〔主要製品〕
▶テンプロック Ⓡ
テンプロック Ⓡ
デンカ株式会社
13
▶生活・環境プロダクツ部門・その他(事業)
健康で豊かな生活とよりよい住環境の整備のために
樹脂加工製品と、医薬品の事業を行っています。
環境にやさしく、暮らしに貢献する多彩な樹脂加工製品と、人々の健康を守る高分子ヒアルロン酸製剤、
各種ワクチン・検査試薬などを手がけています。
トヨ雨どいⓇ
住 設・環境資材
ビニテープⓇ
生活・産業資材
高分子ヒアルロン酸製剤
メディカルサイエンス
ワクチン
デンカ生研
(株)
日本で最初に工業化に成功した塩化ビ
デンカの製造する高分子ヒアルロン酸製
人々を感染症から守るために、
安全性が
環境の中でも建物を雨水より守り、
美し
ニル製絶縁粘着テープです。燃えにく
剤を原薬として、
中外製薬(株)
が注射薬
高く有効性に優れたインフルエンザな
さを保つ雨どいです。
住宅、
店舗から公
く、伸縮性に優れるため、電気製品の電
※
「スベニール Ⓡ」
を製造・販売しています。
共施設まで多様な建造物に対応します。
線の結束を中心に、産業用から家庭用
エラス トマー・機 能 樹 脂 部 門
エラス トマー・機 能 樹 脂 部 門
施工時の安全性を確保し、
厳しい気候や
どの各種ワクチンを提供しています。
(株)
の登録商標です。
※スベニール Ⓡ は中外製薬
まで幅広い用途で使用されています。
〔主要製品〕
▶インフルエンザ HA ワクチン
トヨ雨どい Ⓡ
生活・産業資材
包装用テープ
生活・産業資材
検査試薬
デンカ生研
(株)
シリーズ
「潤(うるおい)」
デンカコスメティクス
(有)
自動車等のワイヤーハーネスの保護・
直線的に手で切れる
「カラリヤン Ⓡ カッ
インフルエンザウイルスや各種細菌の検
デンカが独自の技術で培養に成功した
結束用に開発された塩化ビニル製絶縁
ト E テープ」などの特長ある製品を中
査薬、
検査試薬を開発・製造しています。
ヒアルロン酸を配合した基礎化粧品です。
粘着テープです。エンジンルームなど
心に、包装・梱包用の各種粘着テープを
の厳しい環境にも適応します。
販売しています。
インフラ・ソーシャルソリューション部 門
インフラ・ソーシャルソリューション部 門
ハーネスⓇテープ
インフルエンザ HA ワクチン
スベニール Ⓡ
ビニテープ Ⓡ
〔主要製品〕
▶基礎化粧品シリーズ
〔主要製品〕
▶各種ウイルス検査試薬 ▶各種細菌
〔主要製品〕
▶カラリヤンテープ Ⓡ ▶アルミクラフトテープ
ハーネス Ⓡ テープ
デンカDXフィルムⓇ
環境製品
Ⓡ
TEFKA(テフカ)
環境製品
」美白用)
・
「エストネージュ Ⓡ(
▶コレステロール
(HDL、
LDL)
測定試薬
ウイルス検査試薬
カラリヤンテープ Ⓡ
・
「潤」
(ベーシックケア)
検査試薬 ▶免疫血清検査試薬
(ラテックス試薬)
▶カラリヤン Ⓡ カットEテープ ▶ 印刷テープ
・
「スウィートシュクレ」
(敏感肌用)
基礎化粧品シリーズ
食品容器
デンカポリマー(株)
食品包装用ストレッチフィルム
デンカポリマー(株)
フッ素樹脂由来の特徴(耐候性、耐薬品
全国のスーパーマーケットやコンビニ
デンカラップ新鮮は透明性、粘着性、柔
スにアロイ化したフィルムです。太陽
性)に加え、ポリマー構造内に有する塩
エンスストアなどで使用されている
軟性、作業性に優れた塩ビラップです。
電池パネルのバックシート材料や車両
素原子の効果により、難燃性、耐延焼性
フードパックをはじめ、PSP トレーや
デンカニューナイスラップはポリオレ
の内外装など、多彩な用途で活用され
等のユニークな特性を有する、様々な
弁当・惣菜容器などの食品容器を最新
フィン系原料を使用し、塩ビ系ラップ
ています。
アプリケーションに適用可能な高機能
の設備と厳しい衛生管理の下で製造し
に劣らない作業性を実現しました。
フィルムです。
ています。
電 子・先 端 プロダ クツ 部 門
電 子・先 端 プロダ クツ 部 門
PVDF(ポリフッ化ビニリデン)をベー
〔主要製品〕
▶デンカラップ新鮮 Ⓡ ▶デンカニュー
ナイスラップ
使用例
デンカニューナイスラップ・デンカラップ新鮮 Ⓡ
食品容器の使用例
デンカ DX フィルム Ⓡ
デンカサーモシート
生活包材
トヨカロンⓇ
生活・産業資材
モノクロル酢酸
デナック(株)
半導体用高純度ガス
デナールシラン(株)
当社が世界ではじめて工業化に成功し
モノクロル酢酸は、
酢酸と塩素を原料と
半導体、液晶、太陽電池等に必要不可欠
品容器の包材用シートです。惣菜のフ
たウイッグ用塩化ビニル原糸です。シ
する製品です。
シャンプーなどの界面活
なモノシラン、ジクロロシラン、ヘキサ
ードパックや弁当容器、ヨーグルト容
ルキーな触感、優れたカール性、自然な
性剤や、
化粧品・医薬品・食品・繊維などの
クロロジシランの超高純度ガスを提供
器向けなどの多彩な製品があります。
色合いなどが評価されています。
液体増粘剤として広く使用されるCMC
し、エレクトロニクス産業を支えてい
生 活・環 境 プロダ クツ 部 門
生 活・環 境 プロダ クツ 部 門
スチレン系を中心としたさまざまな食
ます。
(カルボキシメチルセルロース)
の中間原
料など、
幅広い用途で使用されます。
〔主要製品〕
▶BOPSシート ▶デンカサーモシート
FB ▶デンカサーモシートLL
▶クリアレン Ⓡ シート
BOPSシート
14
デンカ株式会社
トヨカロン Ⓡ 使用のウイッグ
モノクロル酢酸プラント
モノシランガスプラント
デンカ株式会社
15
デンカの事業体制
デンカの事業体制
営業
研究開発
「いつまでも信頼される、
ものづくり企業」
を目指して、国内外で市場動向を
高い技術力で「資源」から
「価値あるモノ」
を生み出すという
的確にとらえた営業・販売活動を展開しています。
企業理念を実践し、社会に貢献できる研究開発に取り組んでいます。
国内の営業拠点
●日本各地に自社や関係会社の営業担当者を配置し、販売のネットワーク
研究開発方針と体制
札幌支店
デンカグループは、
「チャレンジ&オープンイノベーション」をスローガン
に、既存事業の強化、拡大と同時に、グローバルな視点で市場密着型の新し
いニーズを把握し、複数の異種の技術の融合により、新たな価値、次世代新
規事業・製品の創出を加速していきます。
そのために、組織の境界、領域を超えたデンカグループ全体のシナジー効果
を発揮すべく、
グループの総合力を活かす研究開発を推進します。
を築いています。
●肥料、セメント、特殊混和材、トヨ雨どい 、トヨドレン など、地域のお客
様のニーズに応えながら、地元に根ざした営業活動を行っています。
■ 本社・支店
本社(東京)、大阪、名古屋、福岡、新潟、
秋田営業所
新潟支店
北陸、札幌、東北
■ 営業所
東北支店(仙台市)
北陸支店(富山市)
長野営業所
秋田、長野、群馬、四国、広島
研究開発体制(2015年5月現在)
名古屋支店
社
長
企画・開発総括
群馬営業所(高崎市)
先進技術研究所
機能性セラミックス研究所
新規材料研究部
■ 先端高分子研究部
■ 構 造 物 性 研 究 部
■
■
新事業開発部
大阪支店
福岡支店
デンカイノベーションセンター
研 究 推 進 部
本社
(東京)
広島営業所
研究開発担当役員
経営企画担当役員
四国営業所(高松市)
ライフイノベーション研究所
メ ディカ ル 研 究 部
ダイアグノスティクス研究部
■ ワクチン
・バイオ研究部
■
■
インフラソリューション開発研究所
技
術
部
ポリマー・加工技術研究所
青
海外の営業拠点(海外法人)
し、現地のニーズに迅速に応える体制を整えています。
大
千
■ ドイツ:デュッセルドルフ
●デンカは、海外売上高比率の拡大を目指しています。
渋
Denka Chemicals G.m.b.H
伊
■ UAE:ドバイ
Denka Middle East and Africa FZE
電化
(上海)
貿易有限公司 北京分公司
デンカ韓国株式会社
電化(上海)貿易有限公司 広州分公司
電化(香港)有限公司
Denka Corporation California Office
日本電化株式会社 上海代表処
電化
(上海)
貿易有限公司
電化創新
(上海)
商貿有限公司
Denka Corporation
(デンカコーポレーション)
(デンカケミカルズホールディングスアジアパシフィック)
※アジア地域統括持株会社
Denka Singapore Pte.Ltd.(デンカシンガポール)
Denka Advantech Pte.Ltd.(デンカアドバンテック)
Denka Infrastructure Technologies Pte.Ltd.
(デンカインフラストラクチャーテクノロジーズ)
16
デンカ株式会社
Denka Chemicals Holdings Asia
Pacific Pte.Ltd.
Denka Singapore Pte.Ltd.
Denka Advantech Pte.Ltd.
Denka Infrastructure
Technologies Pte.Ltd.
牟
田
葉
工
川
勢
工
工
崎
工
場
■
場
■
セラミックス研究部
■
高 分 子 研 究 部
生 産 技 術 室
場
■
電子材料研究部
場
■
高分子加工研究部
■
電化新材料研発
(蘇州)
■
シンガポールテクニカルセンター
デンカイノベーションセンター
「オープンイノベーション」をキーワードとして掲げ、創業以
来、培ってきた技術・ノウハウの更なる深耕と、将来に向けた
■ 中国
価値創造のためのイノベーション研究を行うグループの中
日本電化株式会社 上海代表処
核的研究開発拠点です。当センターはオープンイノベーショ
電化(上海)貿易有限公司
ン推進のツールとしてのみならず、国内外、地域に開かれた
電化(上海)貿易有限公司 北京分公司
社会貢献の場として、あらゆるステークホルダーに価値を提
電化(上海)貿易有限公司 広州分公司
供いたします。
電化創新(上海)商貿有限公司
Denka Chemicals Holdings Asia Pacific Pte.Ltd.※
有機材料研究部
セメント・特混研究部
■ 生
産 技 術 部
■
■ シンガポール
台湾電科股份有限公司
Denka Middle East
and Africa FZE
場
■
Denka Corporation
(ニューヨーク)
Denka Corporation - California Office
の販売を強化しています。潜在的な成長力のある市場に営業拠点を配置
Denka Chemicals G.m.b.H
工
■ アメリカ
●クロロプレンゴムや電子材料など、海外市場において競争力を持つ製品
(デンカケミカルズ)
海
電化(香港)有限公司
■ 台湾
台湾電科股份有限公司
■ 韓国
デンカ韓国株式会社
デンカイノベーションセンター本館
先進技術研究所
先進技術研究所は、
全社の基礎研究や中長期的な研究テーマを手がけてきた旧・中央研究
所を母体として発足した研究組織です。
ターゲットは
「エネルギー」
と「環境」
という次代を
担う2つのテーマ。
とくに二次電池や次世代エネルギーの新規原材料について、
他企業や
外部研究機関、
大学とのコラボレーションによって効果的な研究開発を推進しています。
ライフイノベーション研究所
ライフイノベーション研究所は、旧・中央研究所のライフサイエンス部門と関係会社で
あるデンカ生研株式会社の次世代試薬およびワクチン開発部門を再編・統合によって発
足した研究組織。予防・診断・治療分野における新規技術・製品の実現を目指し、
「メデ
ィカル」
「ダイアグノスティクス」
「ワクチン・バイオ」という3つの部門で、健康分野に
おける新たな価値の創造に取り組んでいます。
インフラソリューション開発研究所
インフラに関わるニーズの探索と、新たなニーズに対応した技術開発、ソリューション提
案を行うのがインフラソリューション開発研究所です。有機と無機、その両面から新規材
料の開発を進めるとともに、施工や診断技術まで踏み込んだ提案にも注力しています。短
期間で、より多くの研究テーマを実績に結びつけるために、スピーディな研究開発に取り
組んでいます。
デンカ株式会社
17
デンカの事業体制
生産
カーバイド化学、石油化学、電子材料、
メディカルサイエンスなど、
独自性の高い「ものづくり」
を行っています。
国内生産体制
海外生産体制
全国の主要 6 拠点でそれぞれ独自性のある生産活動を行っています。2010 年からは、クロロ
海外には、シンガポールに 4 工場、中国に 3 工場、
プレンゴムについて世界最大規模となる年産10 万トン体制をスタート。また、市場での優位性
ベトナムに 1 工場、マレーシアに 1 工場、アメリカ
を持つ高分子ヒアルロン酸製剤・太陽電池パネル用保護フィルム材料についても生産能力の増
に 1 工場を設置し、グローバルな生産供給体制の
強などを進めています。
構築を進めています。
1 セラヤ工場
特に、世界各地への物流機能に優れ、政府の産業支
援が充実しているシンガポールでの事業拡大に力
を入れています。
1 青海工場
9 デンカアヅミン(株)
8 日之出化学工業(株)
1916(大正 5)年 開設
4 渋川工場
1951(昭和 26)年 開設
電子回路基板、放熱部材、エ
ミッター、構造用接着剤や
半導体プロセス関連製品な
どのエレクトロニクス関連
製品生産に特化し、有機系
電子材料の中核拠点として
成長の一翼を担っています。
電子材料製品
(金属回路基板、放熱材料、接着剤、ダイシングテープなど)
18
デンカ株式会社
3 トアス工場
7 電化電子材料
(大連)有限公司
Denka Advantech Pte.Ltd. Tuas Plant
8 デンカアドバンスド
マテリアルズベトナム
4 サウス工場
4 サウス工場
ウィッグ・ヘアピース向け合
成繊維
「トヨカロン 」
を生
産する、
大船工場に続く第
二の拠点です。
■ 肥料
9
8 日之出化学工業
(株)
デンカアヅミン
(株)
樹脂加工製品
(合成繊維、包装用テープ・高機能フィルムなど)
6 伊勢崎工場
2013(平成 25)年 開設
デンカアドバンテック サウスプラント
当社の製品を生産する主な関係会社
押出成形、粘着塗工、製膜加
工など、高度な技術力で多
彩な高付加価値製品を提供
しています。
7 電 化 電 子 材 料( 大 連 )有 限 公 司
2015(平成 27)年 開設
世界的に需要拡大が見込ま
れる高速鉄道向けパワーモ
ジュール用高信頼性放熱プ
レート「アルシンク 」の製
造拠点です。
8 デンカアドバンストマテリアルズベトナム
2015(平成 27)年 開設
Denka Advanced Materials Vietnam Co., Ltd.
自動車用ハーネス結束に使
用される粘着テープ
「ビニテ
ープ 」
の生産拠点です。
10 デンカパフォーマンスエラストマーLLC
Denka Advantech Pte.Ltd. South Plant
ラクチャーマレーシア
1949(昭和 24)年 開設
中国で成長を続けるインフ
ラ整備で使用される、
セメ
ント・コンクリート用特殊混
和材の生産拠点です。
3 トアス工場
9 デンカインフラスト
5 大船工場
2013(平成 25)年 開設
5 大船工場
5 電化精細材料(蘇州)有限公司
■ 生活・環境プロダクツ
7 九州プラスチック工業
(株)
6 電 化 無 機 材 料( 天 津 )有 限 公 司
大牟田に次ぐ溶融シリカの
生産拠点。半導体封止材用
フィラーとして使用される
球状シリカフィラーなどを
グローバル市場に供給して
います。
3 千葉工場
7 九州プラスチック工業(株)
1989(平成元)年 開設
デンカアドバンテック トアスプラント
6 伊勢崎工場
1962(昭和 37)年 開設
石油化学製品
(合成樹脂、
化成品、
樹脂加工製品など)
6 電化無機材料
(天津)有限公司
2 大牟田工場
無機化学製品
(肥料、
セラミックス、
電子材料など)
国内屈指のスチレンモノマ
ープラントを源流とする多
様なスチレン系樹脂から成
形加工までの一貫生産を行
っており、特長ある製品を
提供しています。
1980(昭和 55)年 開設
デンカのシンガポールへの
事業展開の先駆けとなった
生産拠点。
導電性・熱伝導性
を持つ特殊カーボンブラッ
クであるアセチレンブラッ
クを製造しています。
1 青海工場
無機化学品の製造拠点とし
て、独自の焼成・電炉制御技
術、窒化技術をベースに、ユ
ニークな製品を数多く生み
出しています。
3 千葉工場
単一工場としては世界最大
規模のスチレン系樹脂の生
産拠点。アジア最大級の石
油化学コンビナートがある
シンガポール西部のジュロ
ン島セラヤ地区に立地し、
世界各地の需要家へ製品を供給しています。
デンカシンガポール メルバウプラント
4 渋川工場
2 大牟田工場
デンカシンガポール セラヤプラント
Denka Singapore Pte.Ltd. Merbau Plant
豊富な石灰岩と自家水力発
電による電気を活かしたカ
ーバイド化学を軸に、セメ
ント・特殊混和材からクロ
ロプレンゴムまで多彩な製
品を製造しています。
カーバイド、肥料、クロロプレンゴム、セメント、特殊
混和材、
高分子ヒアルロン酸製剤など
Denka Singapore Pte.Ltd. Seraya Plant
2 メルバウ工場
1921(大正 10)年 開設
1997(平成 9)年 開設
9 デンカインフラストラクチャーマレーシア
2015(平成 27)年 開設
Denka Infrastructure Malaysia Sdn Bhd.
インフラ投資需要が旺盛な
東南アジア地域における、
現地での特殊混和材の生
産・販売拠点です。
1969(昭和 44)年 開設
伊勢崎地区と太田地区の2 拠
点を擁し、
樹脂素材の開発力と
加工技術を融合させた独自の
製品を生み出しています。
樹脂加工製品
(電子部品包装材料、食品包装材料、フッ素系フィルムなど)
5 電 化 精 細 材 料( 蘇 州 )有 限 公 司
2006(平成 18)年 開設
2 メルバウ工場
1 セラヤ工場
デンカにとって戦後はじめ
てとなる、
中国の生産販売
会社。
成長著しい中国の電
子材料市場に向け、
電子部
品包装材料・食品包装材料
の供給を行っています。
10 デンカパフォーマンスエラストマー LLC
2015(平成 27)年 開設
Denka Performance Elastomer LLC
青海工場に次ぐ、
クロロプ
レンゴムの米国生産拠点で
す。
デンカが70%を出資する、
三井物産との合弁会社です。
デンカ株式会社
19
デンカのCSR
次の10000年に向けて
年に向けて
次の1
「できるをつくる。」で、
社会発展に貢献できる企業に
自らの社会的責任を果たすとともに、社会の期待と信頼に応えられる企業を目指してまいります。
数字を追うことや業績をあげることだけが企業の最終目的ではありません。
数字を追うことや業績をあげることだけが企業の最終目的ではありません。
企業が継続して活動を許されるのは、
社会に認められていることが前提であり、
企業が継続して活動を許されるのは、
社会に認められていることが前提であり、
デンカは、肥料の会社としてスタートして以来、社会に役立つ製
品を新しい技術で創ることを目指して、カーバイドやスチレン
などのさまざまな事業を発展させてきました。
しかし、100 年にわたり企業として存続しているのは、取引先、
近隣社会の方々、株主、そして従業員やその家族の方々など、ス
テークホルダーの信頼と支えがあったからこそであることを、
わたしたちは決して忘れません。
日々大きく変化する現在の情勢の中で、次の 100 年に向けて歩みだ
したデンカは、これまで以上に CSR の意味と自らの活動を問い直さ
なければなりません。社会とともに持続する企業としてのあるべき
姿を考え、行動するために、社員 1 人 1 人が全社運動「Denka100」
を通じた CSR 活動に取り組んでいます。
企業活動において、
利益を追求し成果をあげることと、
企業活動において、
利益を追求し成果をあげることと、
社会の一員として諸々の責任を果たすこととは、
社会の一員として諸々の責任を果たすこととは、
車の両輪のごとく、
各々必要不可欠であり、
不可分なものであると考えます。
車の両輪のごとく、
各々必要不可欠であり、
不可分なものであると考えます。
「真摯な姿勢と誠実な対応」
というデンカのDNA
DNAを忘れることなく、
を忘れることなく、
「真摯な姿勢と誠実な対応」
というデンカの
社会
次の100
100年に向け継続して参ります。
年に向け継続して参ります。
次の
コンプライアンスの徹底
そして、
社会から真に強い会社として認知され、
信頼され、
そして、
社会から真に強い会社として認知され、
信頼され、
デンカは創立以来、
カーバイドをつくる技術を応用してさまざまな製品を生み出し、
その形を変化させながらものづくりを追求してきました。
社会とのコミュニケーション
継続して存続する会社になること、
それを目指して全社一丸となって邁進します。
継続して存続する会社になること、
それを目指して全社一丸となって邁進します。
社会貢献活動
安全で働きやすい職場づくり
伊勢崎工場での安全教育
子ども化学実験ショー
表紙台データ使用
復興支援ボランティア
コーポレートスローガン
Denka
(デンカ)は無機・有機化学品から電子材料、
環境
地球環境の保全
資源の有効活用
医薬にいたる幅広い分野でグローバルに展開する化学メーカーです。
できるをつくる
経済
1915 年
(大正 4 年)の創業以来、当社は独自の発想と技術力で
社会の発展に寄与する製品を開発、
製造し続けてまいりました。
Possibility of Chemistry
顧客満足
2015 年に創立 100 周年を迎えた当社は、
株主への貢献
次の 100 年の持続的成長に向けて経営計画「Denka100」を掲げ、
事業を通じた社会貢献
社会の発展への確かな貢献とともに、着実に成長し続けられる企業となるため、
様々な施策を推進しております。
今後も私たちは、社会の課題に真摯な姿勢で向き合い、
「できるをつくる。」ことでマーケットのニーズに応え、
社会発展に貢献する企業を目標に、皆様と共に歩んでまいります。
リサイクルプラント
水力発電所
環境貢献製品
簡易診断薬
■ デンカグループ「行動指針10か条」
ウェブサイトのCSR報告書の中で公開しております。www.denka.co.jp
20
デンカ株式会社
代表取締役社長
髙 紳介
ベトナム新工場