インタ ネットと人権 インターネットと人権

目次
インタ ネットと人権
インターネットと人権
1 ネットを使った人権侵害の実態
1.
2 ネットを使った人権侵害の特徴と問題点
2.
3 ネットを使った人権侵害の防止動向
3.
90分コース
配布資料につき
配布資料につき、
事例の画像等は
省略して ます
省略しています
4 人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
4.
1
2
ネットを使った人権侵害の実態
直接的に人権侵害に繋がる違法
直接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
直接
的に人権侵害に繋がる違法 有害情報
的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
プライバシー侵害
肖像権侵害
名誉毀損
脅迫・嫌がらせ
1.ネットを使った人権侵害の実態
ネットを使 た人権侵害の実態
3
4
直接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
無許可の撮影
直接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
プライバシー侵害
炎上からの吊るし上げ
名誉毀損
プライバシー侵害
プライバシ
侵害
名誉毀損
事例
炎上の原因
無許可の撮影-LV.1
グーグルストリートビューによる無許可の撮影
無許可の撮影 LV 2
無許可の撮影-LV.2
他人の非常識行動を撮影してネットに晒す
無許可の撮影-LV
無許可の撮影
LV.33
トイレ、脱衣場等における盗撮映像の掲載
他人のプライバシーを暴露した
誹謗中傷によって名誉毀損した
反社会的行為を告白した
なぜ個人が特定されるのか
要因
アカウント、プロフィールが探し出され、保存され、晒される
過去の書き込みが探し出され、友人関係や住所などが特
定される
知り合いが卒業アルバムなどの情報を提供する
カメラの小型高性能化
画像掲示板や動画配信サイトの存在
像掲 板
信
存在
5
直接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
流出画像の転載
6
直接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
差別的発言
名誉毀損
事例
侮辱・名誉毀損
事例
暴露ウィルス感染により流出した素人のわいせつ画
同和地区出身者に対する中傷
在日外国人に対する中傷
像が広範囲に拡散
被害者の個人情報を収集して隣人、職場などに告げ
被害者 個人情報を収集
隣人 職場など 告げ
て回る集団ストーカー行為
要因
実体験にもとづく具体的な認識の欠如
自分よりさらに弱い者や社会的に非難されているもの
要因
への八つ当たり
デジカメの普及
ファイル交換ソフトの利用
SNSの普及により個人の特定が容易化
7
8
ネットを使った人権侵害の実態
直接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
ネットいじめの特徴
既存のいじめ
誹謗中傷
ネットいじめ
誰が自分をいじめ
ているか分かるか
いじめの場所
分かる
いじめの時間帯
多くの場合、学校に 曜日、時間を問わ
いる間
ない
伴うことがある
ない
身体的暴力
事例
分かりにくい(皆が
敵に見える)
クラスの友達にだけ分かるような方法で個人を特定し
て誹謗中傷する
多くの場合、学校内 どこでも(自宅にい
(
ても)
学校の認識容易性 比較的困難
比較的容易
解決の容易性
困難
比較的困難
名誉毀損
問題
第三者からは個人が特定できないため名誉毀損にあたら
ないと判断される場合がある
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直接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
なりすまし
ネットを使った人権侵害の実態
「LINEはずし」が急増中
嫌がらせ
「グループから強制退会させられた」
「自分だけ入 てない新しいグル プ
「自分だけ入ってない新しいグループ
が作られた」
事例
ツイッターで他人なりすまして、その人の人格が疑わ
れるようなツイートをする
他人になりすましてFacebookアカウントを作り、勝手に
他人 なりすま
カウ
を作り 勝手
個人情報を公開する
ハブられる
要因
外国企業によるSNSの普及
→日本国内のルールに準拠した対応が期待できない
→緊急性のある事案以外では国際照会に対応しない
緊急性のある事案以外では国際照会に対応しない
→日本語で書かれた誹謗中傷が理解できない
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LINEで「ブロック」するとどうなる
ブロックされていないかを知る裏ワザ
自分側
1. スタンプショップに行って「プレゼントをする」を選択
ブロックすると、メッセ ジを打つ所に「ブロック中」
ブロックすると、メッセージを打つ所に「ブロック中」
と表示され、こちらからは送れません。
また、相手からのメッセ ジも届きません。
また、相手からのメッセージも届きません。
2. ブロックされているか確認したい相手を選択
相手側
ブロックされていると・・・
相手からは送信できます。
友だちリストにも残 たままです
友だちリストにも残ったままです。
なので、ブロックしたことはバレません。
ただ 届いてないので「既読」になりません
ただ、届いてないので「既読」になりません。
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ネットを使った人権侵害の実態
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ネットを使った人権侵害の実態
LINEに「友だち削除機能」が追加
実名報道が残す爪痕
ブロックとは違い完全に友だ
ちから削除することが可能
名誉毀損
不起訴となった後もネット上に転載されたままに
不起訴とな
た後もネット上に転載されたままに
なっている実名報道記事
※自分のブロックリスト・非表示リストの表示
※自分のブロ
クリスト 非表示リストの表示
上からは相手が削除されますが、相手側の
LINEの画面には影響がありません。
罪を償った後もネット上に転載されたままの実名
報道記事
社会復帰 妨げ なる
社会復帰の妨げとなる
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ネットを使った人権侵害の実態
実名報道がネットに落とす爪痕
問題提起①
実名報道に関するル ル(一般紙の掲載基準例)
実名報道に関するルール
「逮捕=犯人」とみなすかのような心証報道は、裁判の結果を
待たず報道が実質的な刑を宣告することに等しい(ペーパートラ
イアル)。
イアル)
不起訴や無罪判決を記事にしても全読者が読むわけでなく、回
復は不完全なものでしかない。
復は不完全なものでしかない
少年報道について・・・原則匿名
少年法61条が実名報道を禁止しているため
(例外)
新聞協会では、①犯人が逃走中で殺人、放火など凶悪な犯罪を再び引き起こす
心配があるとき、②指名手配中の容疑者捜査に協力するとき、③少年保護より社
会的利益の擁護が強く優先する特殊な場合には、氏名、写真の掲載を認め、これ
が新聞界の慣行になっているようです。
少年報道以外について 原則実名
少年報道以外について・・・原則実名
逮捕時に実名報道であれば、原則としてその後も実名報道。ただし、その後事件
の経緯によって匿名になることもあり。
「無罪推定の原則」は、メディアにおいても強く意識すべき。
「無罪推定の原則」は
メディアにおいても強く意識すべき
実名報道の時期は、「逮捕時」から「起訴時・判決時」へと後ろ
へずらすことが望ましい。
匿名を選択できるケース
①精神障害者についての報道
②別件逮捕に
②別件逮捕についての報道
ての報道
③任意捜査、書類送検についての報道
④微罪処分についての報道
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実名報道がネットに落とす爪痕
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ネットを使った人権侵害の実態
問題提起②
問題提起①
「逮捕=犯人」とみなすかのような心証報道は、裁判の結果を待
実名報道の必要性と有益性に疑問
ペーパートライアル
ペ
パ トライアル)。
たず報道が実質的な刑を宣告することに等しい(
実名でなければ事件の内容や本質が伝わらないのか
実名報道された被害者・加害者の、将来の生活への影響は測
不起訴や無罪判決を記事にしても全読者が読むわけでなく、
回復は不
完全なものでしかない。
り知れない
ネット上に転載されたまま放置される記事が膨大にあること
を考慮すれば、はじめから原則匿名報道にすべきではないか。
無罪推定の原則」は、メディアにおいても強く意識すべき。
実名報道の時期は、「逮捕時」から「
道
「逮
「起訴時・判決時」へと後ろ
後
「
へずらすことが望ましい。
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ネットを使った人権侵害の実態
間接的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
間接
的に人権侵害に繋がる違法・有害情報
殺人
強姦
人身売買
請負
2 ネットを使った人権侵害の特徴と問題点
2.ネットを使った人権侵害の特徴と問題点
2.
ネットを使 た人権侵害の特徴と問題点
等を
誘引
する書込み
臓器売買
自殺関与
依頼
痴漢
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ネットを使った人権侵害の特徴と問題点
ネットを使った人権侵害の特徴と問題点
匿名性
地理的・時間的制約がない
誰が敵で誰が味方か分からない
なりすましも容易
身近な人も信じられなくなる




昼夜を問わずどこからでも嫌がらせが可能(深夜に布
団の中からでも)
瞬時に広範囲に害悪を及ぼすことができる
全く面識のない相手から標的にされる可能性がある

対抗言論や話し合いによる解決が困難
攻撃者には効率的かつ経済的。被害者はその逆
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ネットを使った人権侵害の特徴と問題点
ネットを使った人権侵害の特徴と問題点
管理人の規範意識に左右される
被害回復が困難


一旦流出した情報を完全に消すことは不可能
一旦損なわれた名誉を回復することは困難


「嫌なら見なきゃいい」という問題ではない

削除依頼に応じない掲示板管理人
削除依頼に応じな
掲示板管理人
判決による削除命令も効果なし
損害賠償請求も効果なし
法律の適用範囲の限界



国家主権の縛り
プロバイダ責任制限法の適用範囲
犯罪を請負っているだけでは取り締まりが困難
泣き寝入りせざるを得ない場合が少なくない
被害者が
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ネットを使った人権侵害の防止動向
一例
例
ソ シャルメディア利用ガイドライン
ソーシャルメディア利用ガイドライン
3 ネットを使った人権侵害の防止動向
3.
ネットを使 た人権侵害の防止動向
学校による学校裏サイト等の監視
校
校裏
視
法務省による人権啓発活動の推進
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ネットを使った人権侵害の防止動向
ネットを使った人権侵害の防止動向
学校による学校裏サイト等の監視
千葉市職員のソーシャルメディア利用
千葉市職員
シ
メデ
利用
に関するガイドライン
4 ソーシャルメディア利用に当たっての基本原則
非公開の監視体制
(1)職員がソーシャルメディアを利用して情報を発信する場合には、職員であることの自覚と責任を持たなければなりません。
(1)職員がソ
シャルメディアを利用して情報を発信する場合には、職員であることの自覚と責任を持たなければなりません。
(2)地方公務員法をはじめとする関係法令及び職員の服務や情報の取扱いに関する規程等を遵守しなければなりません。
不適切な書込みなどの通報受付アドレスの用意
(3)基本的人権、肖像権、プライバシー権、著作権等に関して十分留意しなければなりません。
(4)発信する情報は正確に記述するとともに、その内容について誤解を招かぬよう留意する必要があります。一度ネットワーク上に
公開された情報は完全には削除できないことを理解しておく必要があります。
監視業者でも探せない非公式サ
イトが見つけられる!
(5)意図せずして自らが発信した情報により他者を傷つけたり、誤解を生じさせた場合には、誠実に対応するとともに、正しく理解さ
れるよう努めなければなりません。また、自らが発信した情報に関し攻撃的な反応があった場合には、冷静に対応し無用な議論と
なることは避けなければなりません。
(6)次に掲げる情報は発信してはなりません。
1. 不敬な言い方を含む情報
トラブルが発生した場合の相談体制の整備
2. 人種、思想、信条等の差別、又は差別を助長させる情報
3. 違法行為又は違法行為を煽る情報
大事なことは問題に適切に対処
できる体制!
4. 単なる噂や噂を助長させる情報
5. わいせつな内容を含むホームページへのリンク
6. その他公序良俗に反する一切の情報
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
削除依頼のポイント
1.削除依頼の方法をよく調べる
4. 人権侵害の被害を受けた場合の
救済方法
 サイトによって削除依頼の方法や窓口が異なる
2.感情的にならない
削除
削除
発信者の特定
 掲示板管理人やプロバイダは加害者ではない
3.削除理由と削除対象を明確にする
 削除理由は法的根拠に基づくこと
 過度な削除要求は逆効果
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
不適切なストリートビューの報告フォーム
削除依頼の方法
一般的な削除依頼の文面
[件名]【削除依頼】誹謗・中傷の書き込み
[本文]
URL
: http://
htt // ~
スレッド
: http:// ~
書き込みNo.:
削除理由
:
上記の掲示板内に、個人を誹謗・中傷する書き込みがあり、当
人が大変迷惑しています。更に書き込みが行われると、犯罪に
発展する可能性もあります。
貴サービスの利用規約等に基づき、当該書き込みの削除を行
うようお願いいたします。
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
Twitter規約違反の報告
ストリートビュー画像の悪質な二次転載
ストリ
トビ
画像の悪質な二次転載
への対応方針
対応方針
https://support.twitter.com/groups/56-policies-violations#
p
pp
g p
p
Googleでは近く、ストリートビュー画像の違法、悪質な二次
利用ケースを、被害から申告できる仕組みを用意する。
このシステムを通じて連絡した場合 G l で違法性およ
このシステムを通じて連絡した場合、Googleで違法性およ
び利用規約違反の有無を確認の上、コンテンツ管理者への
削除要求をはじめ 訴訟を含む各種の法的手段を講じる
削除要求をはじめ、訴訟を含む各種の法的手段を講じる。
明白に違法な場合で、本人のコンテンツ管理者への削除
要求が容れられないケースでは
要求が容れられないケ
スでは、日本におけるウェブ検索
日本におけるウェブ検索
のインデックスから除くことも検討中。
アカウントが乗っ取られた/ハッキ
ングされたため、ログインできない!
スパムを報告する方法
なりすましアカウントを報告するに
は
攻撃的な行為を報告するには
Twitterへの個人情報の投稿を報
告するには
規約に沿っていない画像/動画を
報告する
捜査当局向けガイドライン
亡くなられたユーザーに関するご
連絡
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36
人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
発信者 特定手段
発信者の特定手段
削除
削除や反論は最善の対処法か
削除や反論
論は最善の対処法か
善 対処法
刑事事件
個人情報や写真などは削除したほうがよいが、誹謗中傷に対
する削除依頼は火に油を注ぐ結果になる場合もある
侮辱、名誉毀損
脅迫
業務妨害
不正アクセス
捜査関係事項照会書(任意捜査)
他人の土俵では決して反論するな
捜索差押え許可状(強制捜査)
実社会での認識を改めようとせずに削除ばかりしていると、両
者の溝は広がるばかり
 民事事件
プライバシー、肖像権侵害
侮辱、名誉毀損
発信者情報開示請求(プロバイダ責任制限法第4条)
対症療法としての人権救済と、根治療法
対症療法としての人権救済と
根治療法
としての人権啓発を有機的な関係を保ち
ながら推進し
ながら推進していくことが重要
く とが重要
弁護士会照会
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
2ちゃんねる 投稿者確認手段
2ちゃんねる 発信者情報開示請求例
2ch規制情報>私怨で私人の名前を書く変な人たち。
東京地裁に削除・発信者情報開示の仮処分申し立てを
行い、処分決定正本を有料サーバにアップして、その
URLと共に削除要請板に情報開示を求めるスレッドを
立てる。
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
2ちゃんねる 発信者情報開示例
インターネットの健全化のために何が必要か
「アクセス規制情報」のカテゴリ内に、請求事件ごとに
開示される。
表現の自由
公共の福祉
•違法・有害情報対策
•権利侵害情報対策
通信の秘密や表現の自由を確保しつつ、違法情報
や悪質な中傷を排除していくにはどうすればいいのか
ば
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人権侵害の被害を受けた場合の救済方法
参考情報
それは
違法・有害情報相談センター(誹謗中傷など無料相談)
http://www ihaho jp/
http://www.ihaho.jp/
インターネット人権相談窓口(法務省人権擁護局)
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html
プロバイダ責任制限法関連
http://www.isplaw.jp/
発信者情報開示請求書式
http //
http://www.isplaw.jp/d_form.pdf
ispla jp/d form pdf
インターネットホットライン連絡協議会(相談ポータル)
http://www.iajapan.org/hotline/consult/index.html
「ネット上のいじめ」に関する対応マニュアル・事例集(文科省)
「
す
応
事例集
科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/11/08111701.htm
IT弁護士カンダのメモ-神田知宏弁護士
http://kandatomohiro.typepad.jp/
事後追跡可能性の確保だと思
だと思います。
ます。
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