MA-410 ユーザーズガイド MA-410 ユーザーズガイド Version 1.0 CENTURY SYSTEMS MA-410 ユーザーズガイド ■商標について FutureNet MA-410 はセンチュリー・システムズ株式会社の商標です。 下記製品名等は米国 Microsoft Corporation の登録商標です。 Microsoft、Windows 95、Windows 98、 Windows NT4.0、Windows 2000、Windows XP 本装置には ApacheGroup(http;//www.apache.org/)が開発したソフトウェアが含まれています。 本装置には Sendmail,Inc が商標権を持つ Sendmail が含まれます。 その他の商品名、会社名は、各社の商標または登録商標です。 本製品で使用しているソフトウェアの多くは GNU パブリックライセンス (GNU Public License) または BSD の著作権(BSD copyright)のもとで、自由に再配布可能です。ただし、アプリケー ションによっては、所有者の許可なく再配布する事はできません。本製品で使用しているソフト ウェアの配布条件等については当社の Web サイト(http://www.centurysys.co.jp/)を参照して下 さい。 ■ご注意 (1) お取扱いを誤った場合には責任を負いかねますので、ご使用前には必ず本マニュアルを お読み下さい。 (2) 本マニュアルの作成にあたっては万全を期しておりますが、本書の内容の誤りや不正確な 情報に対し責任を負わず、明記的、黙示的、あるいは法律上のいかなる保証も致しません。 (3) 本製品を使用した事によるお客様の損害、逸失利益、または第三者のいかなる請求に つきましても、上記の項目(2)にかかわらず当社は一切の責任を負いかねますので、 あらかじめご了承下さい。 (4) このマニュアルの内容の全部または一部を無断で転用、複製することはできません。 (5) 本マニュアルの内容および仕様、外観は、改良のため予告なく変更することがありますが、 これについてセンチュリー・システムズ(株)は責任を負いません。 ■ 本体のお取り扱いについて ・ 電源には付属の AC アダプタをご使用下さい。 ・ 本体内部に異物や水、ほこり等が入らないようにお気を付け願います。 ・ 電源を切る場合は、マニュアルに沿った手順でシステムを停止して下さい。 ・ 製品の加熱を防ぎ、動作の信頼性を確保するために、通気の悪い場所に 置かないようにして下さい。 ・ 本体の分解、組み立てはお客様の責任においておこなって下さい。 MA-410 ユーザーズガイド 目次 目 次 ⅰ~ⅲ 第1章 MA-410 の概要 ...............................................................1 1.1 MA-410 の特長 ............................................................................................2 1.2 外観.............................................................................................................6 1.3 RS-232 インタフェース仕様.......................................................................9 第2章 MA-410 の基本的な操作 ...............................................10 2.1 システムへのログイン..............................................................................11 2.2 ソフトウェアの概要 .................................................................................12 2.3 起動と停止の方法.....................................................................................13 2.3.1 起動の方法 .........................................................................................13 2.3.2 JFFS2 ルートでの起動 .......................................................................16 2.3.3 NFS ルートでの起動 ..........................................................................16 2.3.4 停止方法.............................................................................................17 2.4 基本的な使い方 ........................................................................................18 2.4.1 MA-410 への最初のログイン..............................................................18 2.4.2 シェル環境 .........................................................................................18 2.5 ソフトウェアのバージョンと更新 ...........................................................19 2.5.1 ソフトウェアのバージョン................................................................19 2.5.2 ファームウェアのアップデート ........................................................19 第3章 ネットワーク機能の設定 ..............................................26 3.1 ネットワーク機能の概要 ..........................................................................27 3.2 IP アドレスの設定 .....................................................................................28 3.3 ルーティングの設定 .................................................................................29 3.3.1 ルーティング機能 ..............................................................................29 3.3.2 デフォルトゲートウェイ ...................................................................29 3.3.3 スタティックルーティング................................................................30 3.4 IP マスカレードの設定..............................................................................31 3.5 パケットフィルタの設定 ..........................................................................32 i MA-410 ユーザーズガイド 第4章 NFS ルートの利用 ........................................................33 4.1 NFS ルート概要 ........................................................................................34 4.2 NFS ルートの設定.....................................................................................34 第5章 PC カードインタフェースの利用 .................................37 5.1 PC カードインタフェース概要 .................................................................38 5.2 PC カード制御用コマンドとその使用方法 ...............................................38 第6章 新しいソフトウェアのインストール ............................39 6.1 インストール方法.....................................................................................40 6.2 開発環境について.....................................................................................40 付録. 仕様一覧 ..........................................................................41 ii MA-410 ユーザーズガイド 第1章 MA-410 の概要 1 MA-410 ユーザーズガイド 1.1 MA-410 の特長 Futurenet MA-410 は、OS に最新 Linux 2.4.を採用し、2 ポートの Ethernet とシリアルポートを標準で搭載している通信機能に優れた超小型アプライアン スサーバです。2.5 インチのハードディスクとほぼ同じ 7cm×10.5cm という手 のひらサイズでありながら、ハードウェアの拡張性にも優れ、USB インタフェ ースカード、PC カード、Ethernet カードなどがオプション接続できます。ま た小型ながら多くのアプリケーションに対応できるように 400MHz で動作する 高性能 RISC CPU を採用しました。また、システム拡張用に PCI バスを採用し ているため、その他の入出力インタフェースも短期間で開発、接続することが できます。 Futrenet MA-410 はサービスプロバイダ向けのアプライアンス用 OEM ベー ス、 またはプリンタや計測機器、各種監視装置への組込み用として位置付け、 OEM 先企業様にて目的のアプリケーションを搭載して頂き、 SOHO、小中規 模オフィス向けのアプライアンスサーバや組込み用制御エンジンとして利用で きます。また 100Base-TX イーサネットを 2 ポート標準装備としていますので、 Linux の設定によりブロードバンド・インターネット対応の高機能/高性能ルー タとして利用することもできます。(簡単なパケット転送の場合であれば、 100Mbps の性能を実現しています。) 以下に MA-410 の特長をまとめます。 ・ 高性能 FutureNet MA-410 は標準で 400MHz の高性能 RISC CPU を搭載し ています。メモリも 64Mbytes、128Mbytes の構成が可能ですので、幅 広いアプリケーションが利用できます。 ・ 高拡張性 FutureNet MA-410 は基板裏側に PCI バスに準拠したコネクタ(独自 仕様)を持ち、 各種の拡張基板を接続できるように設計されています。 拡張基板には、USB インタフェース基板、PC カード・インタフェース 基板などが用意されています。 2 MA-410 ユーザーズガイド また、センチュリー・システムズ(株)では各種ハードウェアの受託開発 も承っておりますので、ユーザのニーズに合わせた拡張基板を提供でき ます。 ・ 超小型 FutureNet MA-410 は旧モデルの FutureNet ES1、MA-300 シリーズ と同じく、 2.5 インチ・ハードディスクと同じ大きさの基板サイズで設 計しました。 基板サイズは 7cm×10.5cm(突起物を除く)という手のひら サイズで、 各種機器に組込むことも可能です。 また、筐体に収めてス タンドアロン・システムとしても大変小型であり、SOHO 向けの搾取サ ーバとしても最適です。また、FuturenetES1、MA-300 に比べて大幅に 低消費電力、低発熱を実現しましたので、組み込み用途に最適です。 ・ 低価格 FutureNet MA-410 は同クラスの性能の PC に比べても大幅に安価で 供給をすることが可能です。専用アプライアンスサーバ、 ブロードバン ド・ルータ、 組込み用 Linux エンジンといった分野で必要とされる最小 限のハードウェアで構成され、高性能 CPU の採用と拡張性の高いインタ フェースを持つことで低価格を実現しました。 ・ ソフトウェア拡張性 FutureNet MA-410 は OS(オペレーティングシステム)として Linux を採用しています。 従って、各種ソフトウェアの実装が簡単です。 オ ープンソースのクロスコンパイラを利用して PC 上でソフトウェアを開 発することも、ユーザ自身がソフトウェアを追加開発することが可能で す。 もちろん Linux の向けに開発されている数多くのオープンソース・ ソフトウェアも利用することができます。 ・ カスタマイズ・サポート センチュリー・システムズ(株)ではお客様のご要望に合わせて FutureNet MA-410 をカスタマイズします。 新たにに必要となるインタ フェース・カードを開発することも承ります。また組込み用途で利用す る場合に基板の形状の変更や、必要なハードウェア回路の追加およびド ライバ・ソフトウェアの開発も承ります。 3 MA-410 ユーザーズガイド 以下に MA-410 の利用例をまとめます。 ・ アプリケーションサービス用のオフィスゲートウェイ/ホームゲー トウェイ 各種サービスプロバイダが提供するアプリケーション・サービスに は ADSL 等のブロードバンド・ネットワークを利用するものがありま すが、 その都度、全てのデータをネットワークで通信するのではなく、 オフィス側にもデータをキャッシュしたり加工、もしくはセンターか らの指示で処理を行うローカルなサーバ兼ルータの機能を持つ BOX が必要になる場合があります。 FutureNet MA-410 を利用することで センターとの通信を必要最小限に抑えつつ、 オフィス内では高速でア プリケーションサービスを提供することができます。 FutureNet MA-410 のネットワークインタフェースは、高速な光ブロードバンド にも十分対応できる性能を持っています。 また、PC カードなどの拡 張インタフェースも利用できるので、アプリケーションの特性、ネッ トワーク環境等に合わせて柔軟にシステムを実現できます。 ・ 特定ソフトウェアのアプライアンスサーバ 必ずしもインターネットと接続する形態のサービス提供のための専 用サーバだけではなく、 従来パッケージソフトウェアとして販売して いたソフトウェアを、予めインストールした状態で専用機として販売 するビジネスモデルを実現するためにも利用できます。 パッケージま たはダウンロードによるソフトウェアの販売では(1)インストール作業 そのものが一般的なユーザには無理な場合がある、(2)他のソフトウェ アと混在されるケースが殆どであり、障害時に原因の追求が難しい、(3) 社内ネットワークへの接続などで OS の知識が必要となることがある、 といった問題点があります。 しかし、FutureNet MA-410 に予め必要 なソフトウェア群をインストールした形で BOX として販売すること で、これらの問題を回避することができます。 ・ ブロードバンド・ルータ FutureNet MA-410 は標準で 100Base-T のイーサネットを 2 ポート 持っています。標準で 400MHz の RISC CPU を採用していますので、 4 MA-410 ユーザーズガイド ルータ用のソフトウェアを搭載すれば真の「ブロードバンドルータ」 を実現できます。現在ではブロードバンド・アクセスの手段としては ADSL が一般的ですが、今後始まる光ブロードバンド向けのルータと しても最適です。 ・ 各種組込み用 Linux エンジン FutureNet MA-410 は Linux を OS としているため多くのソフトウ ェアが利用でき、また組込み用 OS 等に比べてソフトウェアの開発や 移植も容易に実現できます。 組み込み用として FutureNet MA-410 に各種ソフトウェアを搭載して様々な機器を制御する Linux エンジン としての利用が可能です。例えば、プリンタ制御用言語である PostScript を搭載して、既存のプリンタやプロッタに組込むことによ りインテリジェント・プリンタにすることもできます。 その他にも計 測機器や FA 機器、交換機に組込みリモート監視や制御のモジュール として利用できます。 ・ ネットワーク監視 BOX FutureNet MA-410 に SNMP、RMON、RMON2 等のネットワーク 監視用ソフトウェアを実装することによりネットワーク遠隔監視 BOX として利用できます。 コンパクトフラッシュや HDD を装備すれば大 容量のログを蓄えることができ、各種の統計データを集計できます。 超小型ですので場所を取らず、 データセンタだけでなく、無人の局舎、 ユーザ側のオフィス等で利用することができます。 5 MA-410 ユーザーズガイド 1.2 外観 本体各部の名称 【本体正面】 ① ① ステータスインジケータ :Linux の動作状態を示します。 動作時 8 の字 動作時 0~6 起動中もしくは停止中の状態 H. シャットダウン状態(電源オフ可能) F. ファームウェアアップデート完了時 6 MA-410 ユーザーズガイド 【本体背面】 ① ② ③ ④ ⑤ ① DC コネクタ :付属の AC アダプターと接続します。 ② Ether0 :100/10Mbps 自動切替のイーサネットポート ③ Ether1 :100/10Mbps 自動切替のイーサネットポート ④ RS-232 :RS-232 インタフェース RS-232 ポートはデフォルトではコンソールとして 使用できます。 ⑤ INIT :シャットダウンボタン 7 MA-410 ユーザーズガイド 【メイン基板】 ④INIT ⑦LED ⑤SW1 ③RS-232 ②Ether1 100/10BT ①Ether0 100/10BT ⑥DC コネクタ ① Ether0 :100/10Mbps 自動切替のイーサネットポート ② Ether1 :100/10Mbps 自動切替のイーサネットポート ③ RS-232 :RS-232 インタフェースコンソール またはモデム接続に使用 ④ INIT :シャットダウンボタン ⑤ SW1 :起動方法、モード切替用ディップスイッチ ⑥ DC コネクタ :専用 AC アダプタより DC+5V を給電 ⑦ LED :ステータスインジケータ 8 MA-410 ユーザーズガイド 1.3 RS-232 インタフェース仕様 本装置の RS-232 インタフェースの仕様は以下のとおりです。 8 7 6 5 4 3 2 1 信号名 信号方向 意 味 1 SG - Signal Ground 2 CTS 入力 Clear to Send 3 CD 入力 Carrier Detect 4 RD 入力 Receive Data 5 TD 出力 Transmit Data 6 RTS 出力 Request to Send 7 DTR 出力 Data Terminal Ready 8 DSR 入力 Data Set Ready ピン番号 付属の RS-232 変換アダプタを使用すると次のようになります。 5(1) 9( ) 4(8) 8(6) 3(4) 2(5) 1(3) 7(2) 6(7) 付属アダプタは Dsub-9 ピンのメス、クロス結線となっています。 9 MA-410 ユーザーズガイド 第2章 MA-410 の基本的な操作 10 MA-410 ユーザーズガイド 2.1 システムへのログイン システムへのログインはイーサネットポートまたは、シリアルポート利用し て行います。 本装置にはデフォルトで次のような IP アドレスが設定されています。 Ether1 (100/10Base-T) 192.168.253.253 Ether2(100/10Base-T) 192.168.254.253 なおログインには以下の2つのアカウントを使用します。 root ログイン:アカウント・パスワード共に root 一般ユーザログイン:アカウント・パスワード共に user1 マシンの IP アドレスを本装置に合わせて、本装置のデフォルトの IP アドレ スに ssh で接続して下さい。 11 MA-410 ユーザーズガイド 2.2 ソフトウェアの概要 通常の Linux ディストリビューションがコマンドからウィンドウシステム、 ネットワーク機能などを含むシステムのオペレーション環境全体を提供するの に対し、本装置のソフトウェアは、ネットワークデバイスとして、あるいはサ ーバ機能を提供するベースとして最低限必要なプログラムだけを収めた Linux のサブセットとなっています。 通常の Linux サーバ実行 シェル MA-410 サーバ実行 デスクトップ環境 ウィンドウシステム シェル コマンド デスクトップ環境 ウィンドウシステム コマンド(一部) ライブラリ ライブラリ(大部分) カーネル デバイスドライバ、サブシステム カーネル デバイスドライバ、サブシステム 本装置にはキーボードやディスプレイは接続できません。そのため、ウィン ドウシステムのためのソフトウェアは含まれません。シェルとしては bash が利 用できます。メインボードのみの構成の場合、コマンドはシステムの起動に必 要なものや基本的なファイル操作のためのコマンドだけを提供します。エディ タ vi が利用できます。 ライブラリについてはウィンドウシステム関連を除くほとんどのライブラリ を提供しています。 glibc は 2.2.5 をサポートしています。 カーネルは 2.4.21-pre4 を使用しています。 12 MA-410 ユーザーズガイド 2.3 起動と停止の方法 2.3.1 起動の方法 本装置には電源スイッチがありません。DC コネクタの抜き差しで電源の ON/OFF をおこないます。電源を入れれば自動的に Linux が起動します。 各種機能の設定はネットワーク、またはシリアルポート経由で本体にログイ ンした後で行います。本体にログインする場合は次の手順に従って下さい。 ■ネットワークで接続する: ステップ 1 ツイストペア・ケーブルの接続 本装置の Ether0(10/100Base-T)と LAN を接続します。 ステップ 2 電源オン 付属する AC アダプタを 100V 電源に接続し、続いて本体に AC アダプタを 接続して下さい。 ステップ 3 ログイン ネットワーク上のマシンから ssh コマンドを使用してネットワーク経由で ログインします。マシンの IP アドレスのネットワーク部を本装置に合わせて (192.168.253.1 など)、本装置のデフォルトの IP アドレス (Ether0=192.168.253.253)に ssh で接続してください。工場出荷時はユーザ 名、パスワード共に root でログインできます。 13 MA-410 ユーザーズガイド ■コンソールから接続する場合: ステップ 1 RS-232 ケーブルの接続 RS-232 のクロスケーブルで、本装置の RS-232 ポートとダム端末もしくは、 ターミナルエミュレータソフトを動かすマシンの RS-232 ポートを接続しま す。本装置側は RS-232 のポートが RJ-45 となっているため、付属のアダプ タを使用して標準の Dsub-9 ピンに変換して、接続して下さい。 アダプタは Dsub-9 ピンのメス型でクロス結線になっています。装置本体と 変換アダプタの間は、8 本の信号線がすべてストレートに接続されているタイ プの市販の LAN ケーブルを使って接続して下さい。 RJ-45/Dsug9ピン 変換アダプタ 装置本体 10Base-Tストレート ケーブル(フル結線) ステップ 2 コンソール (端末) Dsub-9ピン オスコネクタ 通信条件の設定 ログインするマシン側ではターミナルエミュレータを起動し、RS-232 の通 信条件を以下に合わせて下さい。 データ長 8bit パリティ なし ボーレート 115200bps ストップビット 1 フロー制御 none 設定ができたら RS-232 ポートに接続して下さい。 14 MA-410 ユーザーズガイド ステップ 3 電源オン 付属する AC アダプタを 100V 電源に接続し、続いて本体に AC アダプタを 接続して下さい。 ステップ 4 ログイン 接続が正しければ起動した段階で login: のプロンプトが表示されます。デ フォルトではユーザ名,パスワード共に user1 でログインできます。 15 MA-410 ユーザーズガイド 2.3.2 JFFS2 ルートでの起動 メインボードから Linux が起動できる状態になっている場合は電源投入後、 自動的に Linux が起動します。 ただし起動時に NFS ルートが指定されている場合には、メインボードから起 動することができません。 この場合は以下の手順をおこなうことによりメインボードから起動すること ができるようになります。 (1) 電源を入れて MA-410 を NFS ルートで起動しログインします。 なお、ログインに関しては 2.1.1 項を参照して下さい。 スーパーユーザ以外でログインした場合は su コマンドでスーパーユー ザになる必要があります。 (2) bootselect_ma コマンドで JFFS2 ルートでの起動を選択します。 [MA-410]# bootselect_ma -s -m 0 (3) MA-410 を再起動します。 [MA-410]# shutdown -r now これで JFFS2 ルートで起動できるようになります。 2.3.3 NFS ルートでの起動 Linux がインストールされている PC に MA-410 の NFS 用のファイルシステ ムを展開することで、MA-410 で DHCP 上で root-path を渡して NFS ルート で起動することができます。 16 MA-410 ユーザーズガイド 2.3.4 停止方法 DC コネクタを抜くと電源が切れますが、その前に必ずシャットダウンの手続 きをおこなって下さい。 シャットダウンの方法には以下の方法があります。 ・LAN 経由で本装置に telnet ログインし、shutdown コマンドを実行する [MA-410]# shutdown -h now ステータスインジケータの表示が”H.”と表示されたら電源を切ること ができます。 ・RS-232 ポートからログインし、shutdown コマンドを実行する。 [MA-410]# shutdown -h now ステータスインジケータの表示が”H.”と表示されたら電源を切ること ができます。 17 MA-410 ユーザーズガイド 2.4 基本的な使い方 2.4.1 MA-410 への最初のログイン ネットワークに接続し、ssh でログインして下さい。root(スーパーユーザ)が 登録されています。パスワードは root です。ログインしたら安全のためすぐに パスワードを変更して下さい。 コンソールからログインする場合は、user1(一般ユーザ)が登録されています。 パスワードは user1 です。 2.4.2 シェル環境 シェルは IEEE POSIX Shell and Tools 仕様に準拠した Bash です。 /bin/sh は/bin/bash へのシンボリックリンクです。 コマンドは以下のディレクトリに格納されています。 /bin /sbin /usr/bin /usr/sbin 18 MA-410 ユーザーズガイド 2.5 ソフトウェアのバージョンと更新 2.5.1 ソフトウェアのバージョン MA-410 では、基板上のフラッシュ ROM に格納されている Linux kernel、 NFS のルートファイルシステムのソフトウェアのバージョンを以下の方法で確 認することができます。 □Linux kernel のバージョン ファイル /proc/version に記述されています。以下のコマンドで確認でき ます。 例: [MA-410]# cat /proc/version Linux version 2.4.21-pre4-mipsel (yh@yh-linuxbsd) (gcc version 3.2.3) #55 Mon Oct 13 20:39:30 JST 2003 □NFS ルートのバージョン ファイル /etc/version に記述されています。以下のコマンドで確認でき ます。 例: [MA-410]# cat /etc/version Au1500(mipsel) NFS target: 1.01 2.5.2 ファームウェアのアップデート Flash ROM に格納されている Linux ファームウェアはネットワーク上の Windows95/98/NT/2000/XP の PC で行うことができます。 ファームウェアのアップデート方法には以下の2通りの方法があります。 ・Windows95/98/NT/2000/XP の PC で付属のソフトを使用する方法 ・Linux で bootp,tftp サーバを使用する方法 19 MA-410 ユーザーズガイド ■ Windows95/98/NT/2000/XP の PC で付属のソフトを使用する方法 ファームウェアのアップデートには以下の 2 つのファイルに加えて tftp サー バソフトが必要になります。 Bootp.exe ma410firm(ma410 ファームウェア) tftp サーバソフトに関しましては以下の WEB サイト等からダウンロードし て使用して下さい。 http://www.vector.co.jp/ Bootp.exe ファイル, ma410firm ファイルは弊社のホームページまたは付属 の CD-ROM にありますので、ダウンロードを実行するマシンにコピーしてご 利用下さい。 ファームウェアのアップデート手順は次の通りです。 (1) デフォルトではディップスイッチは以下のようになっています。 1 2 O 3 N 4 20 MA-410 ユーザーズガイド 本装置のディップスイッチを以下のように変更します。 1 2 O 3 N 4 (2) ダウンロード用 Windows 機上で tftp サーバソフトを起動します。 ※ 以下は tftp サーバソフトが動作していることを前提とします。 (3) ダウンロード用 Windows 機上で Bootp.exe を起動します。 (4) [Century Bootp サーバ] ダイアログのメニューから[登録(E)] -[Bootp ク ライアント(B)] を選ぶと、[Bootp クライアントの登録]ダイアログが表示 されます。 21 MA-410 ユーザーズガイド (5) [追加(A)] ボタンをクリックすると、[Bootp クライアントの追加・編集] ダイアログが表示されます。 (6) 本装置の MAC アドレスと、tftp サーバソフトが動作しているマシンに 合わせて IP アドレス、サブネットマスクを入力し、[OK] ボタンをクリ ックして下さい。 以下は tftp サーバが動作しているマシンの IP アドレスを 192.168.0.1 に 設定した場合の設定例です。 (7) [Century Bootp サーバ] ダイアログのメニューから[登録(E)] -[TFTP Server] を選ぶと、[TFTP Parameters]ダイアログが表示されます。 22 MA-410 ユーザーズガイド (8) TFTP サーバが動作しているマシンの IP アドレスを入力し、[Browse] ボ タンをクリックし、アップデートファイル(ma410firm)を指定し[OK] ボ タンをクリックして下さい。 以下は tftp サーバが動作しているマシンの IP アドレスを 192.168.0.1 に 設定した場合の設定例です。 (9) 電源ケーブルを本装置に接続して電源を入れます。 (10) 自動的にファームウェアのアップデートが始まります。LED の表示が 「F.」になったらアップデート完了です。電源ケーブルを抜いて下さい。 (11) ダウンロード完了後、先程変更したディップスイッチを元に戻し電源を ON にします。 1 2 3 4 23 MA-410 ユーザーズガイド ■ Linux で bootp サーバ,tftp サーバを使用する方法 Linux でファームウェアを更新する場合は、Linux 上で bootp サーバ,tftp サ ーバが必要になります。使用する Linux マシンにインストールされていない 場合は、インストールして下さい。これ以降は bootp サーバ,tftp サーバがイ ンストールされていることが前提となります。 (1) ファームウェアをアップデートする前に bootp サーバ,tftp サーバを設定する前に Linux PC 上にファームウェア を用意します。ここでは、/home/ma410 に ma410firm というファイル ネームで保存します。 (2) bootptab ファイルの作成 /etc に bootpd が使用する bootptab ファイルを作成します。 例: .ma410firmup:¥ :sm=255.255.255.0:¥ :ds=192.168.0.1:¥ :gw=192.168.0.1:¥ :hd=/home/ma410:¥ :ht=ethernet:¥ :bf=ma410firm:¥ :sa=192.168.0.1: machine:tc=.ma410firmup:ha=00806d670000:ip=192.168.0.254 (3) inetd からの起動 bootp サーバ,tftpd サーバはコマンドラインからも起動できますが、こ こでは inetd から起動するように設定します。 /etc/inetd.conf ファイルを編集する前に、/etc/services を確認します。以 下の行がコメントアウト(#)されている場合は、行頭の「#」を削除して 下さい。 24 MA-410 ユーザーズガイド 例: bootps 67/tcp bootps 67/udp tftp 69/tcp tftp 69/udp #BOOTP server #TFTP server /etc/inetd.conf ファイルで tftp,bootps の行がコメントアウト(#)されてい る場合、行頭の#を削除して下さい。 例: tftp dgram udp wait root /user/sbin/in.tftpd tftpd / bootp dgram udp wait root /user/sbin/in.bootpd bootpd (4) MA-410 のディップスイッチを以下のように変更します。 1 2 3 4 (5) 電源ケーブルを本装置に接続して電源を入れます。 (6) 自動的にファームウェアのアップデートが始まります。LED の表示が 「F.」になったらアップデート完了です。電源ケーブルを抜いて下さい。 (7) ダウンロード完了後、先程変更したディップスイッチを元に戻し、電源 を ON にします。 1 2 3 4 25 MA-410 ユーザーズガイド 第3章 ネットワーク機能の設定 26 MA-410 ユーザーズガイド 3.1 ネットワーク機能の概要 ネットワーク機能の設定方法は通常の Linux の場合と同様です。 設定項目 ネットワークデバイスの設定 IP アドレスの設定 ネットマスクの設定 静的ルーティングの設定 デフォルトゲートウェイの IP パケットフィルタ IP フォワーディング IP マスカレード PCMCIA モジュールの設定 設定方法 コマンド ifconfig ifconfig ifconfig route route iptables iptables iptables cardmgr 関連する主なファイル /etc/sysconfig/network-scripts/* /etc/sysconfig/network-scripts/* /etc/sysconfig/network-scripts/* /etc/rc.d/rc.local /etc/sysconfig/network /etc/rc.local /etc/rc.local /etc/rc.local /etc/pcmcia/* 《 表 MA-410 で使用可能なネットワークコマンドのまとめ 》 詳細については各コマンドやファイルの man ページなどを参照して下さい。 なお、本装置には man ページを付属していませんので、インターネット上の ドキュメントを参照して下さい。 27 MA-410 ユーザーズガイド 3.2 IP アドレスの設定 本装置にはデフォルトで次のような IP アドレスが設定されています。 Ether0: 192.168.253.253 Ether1: 192.168.254.254 このアドレスはそのまま使うこともできますし、ネットワーク環境に合わせ て変更することもできます。IP アドレスを変更する場合は ifconfig コマンドで 行えます。 設定例: ifconfig eth0 192.168.0.1 次回以降も有効にしたい場合は、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 フ ァイルに設定します。 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 ファイルの設定例: DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static BROADCAST=192.168.0.255 IPADDR=192.168.0.1 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.0.0 ONBOOT=yes 28 MA-410 ユーザーズガイド 3.3 ルーティングの設定 3.3.1 ルーティング機能 本装置は次の 2 種類のルーティングをサポートします。 デフォルトルーティング スタティックルーティング 3.3.2 デフォルトゲートウェイ デフォルトゲートウェイは、telnet ログインで、route コマンドを使って設定 できます。route コマンドは次のように使用します。(192.168.0.254 がルータの 場合) [MA-410]# route add default gw 192.168.0.254 route コマンドを使って設定した内容は、再起動後は反映されませんのでご注 意下さい。再起動後も有効にしたい場合は、/etc/sysconfig/network ファイルに 設定します。デフォルトゲートウェイは、/etc/sysconfig/network ファイルを編 集することにより設定できます。 /etc/sysconfig/network ファイルの設定例: NETWORKING=yes HOSTNAME=ma-4xx GATEWAY=192.168.0.254 FORWARD_IPV4=yes GATEWAYDEV=eth0 29 MA-410 ユーザーズガイド 3.3.3 スタティックルーティング スタティックルーティングは route コマンドで設定できます。route コマンド を/etc/rc.d/rc.local ファイルの末尾に記述することで起動時に自動的に設定さ れます。 192.168.200.0 のネットワークへの静的経路を追加する例 [MA-410]# route add –net 192.168.200.0/24 gw 192.168.1.10 このコマンドは 192.168.200.0 のネットワークに対するルータとして 192.168.1.10 のゲートウェイを指定します。 /etc/rc.d/rc.local ファイルへの追加例: route add –net 192.168.200.0/24 gw 30 192.168.1.10 MA-410 ユーザーズガイド 3.4 IP マスカレードの設定 MA-410 では iptables コマンドを使って IP マスカレードやパケットフィルタ の設定を行うことができます。 ・eth1 からから出力されるパケットをマスカレードする (送信元 IP が 192.168.253.0/24 であるパケットをマスカレードする) [MA-410]# iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth1 -s 192.168.253.0/24 -j MASQUERADE MA-410 起動後にこの設定を有効にする場合は/etc/rc.d/rc.local ファイルに上 記コマンドを追加して下さい。 ・設定内容の表示 [MA-410]# iptables -t nat -L ・IP マスカレードを解除する [MA-410]# iptables -t nat –D POSTROUTING -o eth1 -s 192.168.253.0/24 -j MASQUERADE 31 MA-410 ユーザーズガイド 3.5 パケットフィルタの設定 パケットフィルタは iptables コマンドを使用することで設定できます。 主な使用例を示します。 ・FORWARD チェインの基本ポリシーを拒否 [MA-410]# iptables -P FORWARD DROP ・192.168.253.253 への ICMP でのアクセスを拒否する [MA-410]# iptables -A INPUT -d 192.168.253.253 -p icmp -j DROP ・設定されているフィルタルールを表示する [MA-410]# iptables -L ・INPUT チェインの設定ルールのみ全て削除する [MA-410]# iptables -F INPUT 32 MA-410 ユーザーズガイド 第4章 NFS ルートの利用 33 MA-410 ユーザーズガイド 4.1 NFS ルート概要 MA-410 では Linux が動作する別の PC にルートファイルシステムを用意す ることにより NFS ルートを利用することができます。 NFS ルートを利用することにより、これにより、Web サイトのコンテンツな ど多くのデータを持たせることが可能です。 4.2 NFS ルートの設定 MA-410 で NFS ルートを使用するときは、Linux が動作する別の PC に NFS ルート用のファイルシステムを用意しておく必要があります。 ステップ1 NFS ルート用ファイルの展開 NFS ルート用のファイルを Linux が動作する別の PC に展開しておきます。 展開場所は / とします。 例: [LinuxPC]# bzip2 -d nfs_target_v100.tbz [LinuxPC]# tar -xvf nfs_target_v100.tar ステップ2 NFS サーバの設定 ステップ1を行った Linux が動作する PC で、NFS サーバの設定を行いま す。NFS の設定は/etc/exports ファイルで行います。ここでは/nfs_dir がホ ストのトップパスとします。 例: /nfs_dir 192.168.0.41(rw,no_root_squash,insecure,sync) 34 MA-410 ユーザーズガイド ステップ3 DHCP サーバの設定 MA-410 起動時に IP アドレスをリースし、root-path パラメータを渡す設 定を行います。DHCP サーバの設定は/etc/dhcpd.conf ファイルで行います。 ステップ1を行った Linux が動作する PC で、NFS サーバの設定を行いま す。NFS の設定は/etc/exports ファイルで行います。ここでは/nfs_dir がホ ストのトップパスとします。 例: allow bootp; subnet 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0{ default-lease-time 1209600; #two weeks max-lease-time 31557600; #one year #MA-410 group{ host.test.test.org{ hardware ethernet 00:80:6d:67:00:00; #MA-410 mac addr fix-address 192.168.0.41; filename “vmlinux”; # for NFS mount: root path option root-path “/nfs-dir”; # for ‘ip=dhcp’ name servers option domain-name-servers 192.168.0.1; # for ‘ip=dhcp’ gateways option routers 192.168.0.1; } } } 35 MA-410 ユーザーズガイド ステップ 4 MA-410 の起動 MA-410 を NFS ルートで起動します。NFS ルートで起動するには以下 の方法があります。 □ ディップスイッチの変更 MA-410 ではディップスイッチで起動モードを変更することができま す。NFS ルートで起動する場合、ディップスイッチを以下のように設 定します。 1 2 O 3 N 4 □ コマンドによる変更 MA-410 ではコマンドでも起動モードを変更することができます。NFS ルートで起動する場合は、以下のコマンドを実行します。 [MA-410]# bootselect_ma -s -m 1 36 MA-410 ユーザーズガイド 第5章 PC カードインタフェースの利用 37 MA-410 ユーザーズガイド 5.1 PC カードインタフェース概要 MA-410 は、オプションボードとして PC カードインタフェースがあります。 動作確認済みのデバイスは以下のとおりです。 WLI-PCM-L11GP CB-TXD 無線 LAN インタフェースカード CardBus 型イーサネットカード 5.2 PC カード制御用コマンドとその使用方法 カードの制御には、以下のコマンドを使用して下さい。カードを認識できな いときなどに、カードを認識することが可能になります。 cardctl ident cardctl eject cardctl insert カードの認識状況 カードのソフトイジェクト処理 カードのソフトインサート処理 38 MA-410 ユーザーズガイド 第6章 新しいソフトウェアのインストール 39 MA-410 ユーザーズガイド 6.1 インストール方法 MA-410 用にコンパイルされたアプリケーションは、ftp を使ってネットワー ク上の別のマシンから転送してインストールすることができます。 6.2 開発環境について MA-410 を NFS ルートで起動した場合にはセルフコンパイル環境があります ので、それを利用して MA-410 用のバイナリを作成することができます。 また、x86 用 Linux 上で MA-410 用のバイナリを作成するクロスコンパイル 環境も用意されています。 クロスコンパイル環境のセットアップ方法は以下のようになります。 クロスコンパイル環境ファイル:toolchain-ma4xx-1.0.0.i386.rpm インストールには rpm コマンドを使用します。 [Linux PC]# rpm –i toolchain-ma4xx-1.0.0.i386.rpm rpm でインストール後、/opt/mips/toolchain/mipsel-linux/bin にパスを通し、 mipsel-linux-gcc コマンドを使用することによりコンパイルが可能になります。 なお、アンインストールする場合には以下のコマンドを実行して下さい。 [Linux PC]# rpm –e <filename> 40 MA-410 ユーザーズガイド 付録. 仕様一覧 41 MA-410 ユーザーズガイド ■ MA-410 の仕様 仕 様 内 容 ハードウェア CPU AMD Au1500 400MHz ROM(Flash) 8Mbytes RAM 64Mbytes(128Mbytes) 通信インタフェース RS-232 × 1(コンソール/PPP切替), 100Base-TX/10Base-T × 2(Auto MDI/MDIX) INITボタン シャットダウン LED システムインジケータ(電源、各種ステータスを表示)、 アクセスLED 電源 DC 5V サイズ 81mm(W)×117mm(D)×32.5mm(H) 基本ソフトウェア カーネル Linuxカーネル 2.4.21-pre4 実行時ライブラリ glibc 2.2.5 ファイルシステム JFFS2 ネットワーク(IPv4)機能 IPプロトコルスタック Linux IPv4 IPアドレス設定 デフォルトのIPアドレス、またはifconfigによる静的割り当て IPルータ機能 デフォルトルーティング, スタティックルーティング ファイアウォール機能 Iptablesによるパケットフィルタ NAT/IPマスカレード IptablesによるIPマスカレード 42 MA-410 ユーザーズガイド ■ MA-410 の仕様(つづき) 運用 ファームウェア更新 tftpよるファームウェア更新 ネットワーク設定 基本項目はsshまたはコンソールから設定 システム設定 基本項目はsshまたはコンソールから設定 ログ監視 syslogによる監視 サービス稼動状態監視 sshまたはコンソール ※以上の内容は2003年12月時点のものです。改良のため予告なく内容・仕様を変更することがあります。 43 MA-410 ユーザーズガイド MA-410 ユーザーズガイド Ver1.0 2003 年 12 月版 発行 センチュリー・システムズ株式会社 44
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