住民税における住宅ローン控除 (1)対象となる方 (2)控除(減額)される

住民税における住宅ローン控除
平成 19 年に行われた税源移譲により、平成 11 年から平成 18 年末までに入居した方を対象に、
住民税の住宅ローン控除が創設されました。これとは別に平成 21 年から平成 29 年末までに入居
した方を対象にした新たな住宅ローン控除が下記のとおり始まりました。下記(1)に該当する方は、下
記(2)の計算方法で計算した金額が、翌年度の市県民税所得割から控除(減額)されることになりま
す。
(1)対象となる方
所得税において住宅ローン控除の適用を受け、所得税から住宅借入金等特別控除可能額を控
除しきれなくなった方で次のいずれかに該当する方です。
① 平成 11 年から平成 18 年末までに入居された方
② 平成 21 年から平成 29 年末までに入居された方
※平成 19 年及び平成 20 年に入居した方は対象になりません。
(2)控除(減額)される金額
① 平成11年から平成18年末まで又は平成21年から平成26年3月31日までに入居された方
個人住民税の住宅ローン控除額(A)=所得税における住宅ローン控除可能額-住宅ローン控
除適用前の前年の所得税額
(A)の金額が『前年の所得税の課税総所得金額等の 5%(上限 97,500 円)(B)』を超えた場合
には、控除額は(B)の金額になります。
② 平成26年4月1日から平成29年末までに入居された方
個人住民税の住宅ローン控除額(A)=所得税における住宅ローン控除可能額-住宅ローン控
除適用前の前年の所得税額
(A)の金額が『前年の所得税の課税総所得金額等の 7%(上限 136,500 円)(B)』を超えた場
合には、控除額は(B)の金額になります。
翌年度の個人住民税において住宅ローン控除が適用されます。
※住民税がかからない方、均等割のみ課税の方は、控除の対象になりません。
※所得税から住宅ローン控除が全額控除できる方、住宅ローン控除を適用しなくても所得税が か
からない方は対象になりません。
◇申告方法
年末調整や確定申告において所得税の住宅ローン控除の適用がある方であれば、市への申告は
必要ありません。
※確定申告書や事業所から提出される給与支払報告書(源泉徴収票)に住宅借入金特別控除可
能額や居住開始年月日等の記載がない場合、住民税の住宅ローン控除の対象にならない場合があ
ります。
※所得税の住宅ローン控除を受けるには、最初の年は税務署への確定申告が必要です。2年目以
降は、年末調整で所得税の住宅ローン控除を受けることができます。ただし、年末調整が済んでいな
い方や、給与所得以外の所得がある方等は2年目以降も確定申告が必要となります。
◇注意
特定増改築等に係る住宅借入金等は、住民税の住宅ローン控除の対象にはなりません。