社会人教育において永続的に必要な知識・技術の成績

文部科学省委託事業
クリエイティブ(ファッション)分野における専門人材養成産学コンソーシアム
平成 25 年度 「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」
【クリエイティブ(ファッション分野) 職域プロジェクト 社会人教育】
「社会人教育において永続的に必要な知識・技術の成績・管理システムの構築」
e ラーニングシステム構築/教材開発/研修実施に関する結果報告書
クリエイティブ(ファッション)分野における専門人材養成産学コンソーシアム
学校法人文化学園 文化服装学院 キャリア支援室
───────────────────────────────────────────────
目
次
───────────────────────────────────────────────
1. 事業概要
3
1_1. e ラーニングシステムの概要
1_2. 開発教材の概要
1_3. e ラーニング研修の実施概要
2. 開発教材の内容
4
2_1. テーマ設定
2_2. 教材開発の狙い
2_3. トレーニング型ドリル教材のコンセプ
2_4. レベル設定
2_5. 観点の設定
2_6. 難易度の設定
2_7. 評価ポイント
2_8. 修了までの想定所要回数
2_9. 教材内容
3. 実施概要
14
3_1. 参加企業のプロフィール
3_2. 受講者の概要
4. 結果概要
19
4_1. 教材別受講者数・修了者数
4_2. 教材別受講率
4_3. 全登録者内修了率
4_4. 受講者内修了率
4_5. 延べ受講回数、1 人当たり受講回数
4_6. 観点別平均達成率
4_7. 期間中の受講回数推移
4_8. 時間帯別受講回数推移
4_9. 参加企業別受講・修了状況
4_10. 教材別の興味・関心度
5. 修了者の学習行動分析
30
5_1. 修了までの所要回数
5_2. 全 4 教材修了者の特徴
5_3. 修了者の教材選択状況
6. 設問別正答率
35
2
1.
事業概要
本事業は、平成 25 年度「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進」の「クリエイティブ(ファッショ
ン)分野 職域プロジェクト 社会人教育」に関する一連の取り組みの内、「社会人教育において永続的に必要な
知識・技術の成績・管理システムの構築」を目的として行われたものである。
具体的には、「成績・管理システムとしてeラーニングシステムの構築」、そのシステムで配信される「4 つの教材の
開発」、さらにはそのシステムと教材を利用した「実際的な研修プログラムの実施」を事業として行った。
1_1. e ラーニングシステムの概要
インターネット上に、本事業専用のサーバを構築、そのサーバ内に、有限会社インディーロムが保有する SaaS 型
e ラーニング・プラットフォーム・システム「ドリルメーカー(R)」のシステムを移植し、本事業用にシステムを改良・変
更したものを導入した。
本 e ラーニングシステムの特徴は、PC のほか、携帯電話、スマートフォン、タブレットの各端末に標準対応してい
ることであり、従来型の e ラーニングシステムと比較して、通勤等の移動中や自宅など、受講者が時間や場所、端
末を選ばす、学習を行えることである。
実際に、本事業では、協力企業の社員が社内に限定されず、様々な場所、時間帯での受講が行われた。
1_2. 開発教材の概要
前年度の産学コンソーシアムで抽出された課題・問題点、要望に対応するため、下記の4テーマを設定し、e ラー
ニング教材の開発を行った。
前年度からの
今回開発した教材
課題・問題点・要望
社会人基礎力の
学び直し
中核人材へ ラン クア ップ
教材 1
「日本人らしさを国際社会に活かす ビジネスマナー&コミュニ
ケーション」
50 問
教材 2
「いざという時に慌てない IT リテラシー・パワーアップ講座」
50 問
教材 3
「気付く能力を伸ばす マーケティング入門」
25 問
教材 4
「ダイバーシティを意識できる マネージャー養成講座」
25 問
するために必要な
基礎知識
1_3. e ラーニング研修の実施概要
アパレル関連企業 35 社および文化服装学院卒業生の協力を得て、計 410 名の受講者を e ラーニングシステムに
登録し、平成 25(2013)年 11 月 28 日から平成 26 年(2014)1 月 31 日(金)の 65 日間実施した。
3
2.
開発教材の内容
2_1. テーマ設定
前年度(平成 24 年度)の事業では、ファッション業界に 7~8 年従事している社会人、特に最終幹部候補生(参加
者は、26 社 34 名)を対象に、クラウド型インターネットサービスを利用した講義・講習を実施した。
講義・講習の内容と、そこで交わされた幹部候補生等のディスカッション内容、人的交流は大変有意義なもので、
一定の成果が得られたものの、その一方で、課題・問題点も浮き彫りなった。
課題・問題点の中で、特に「社会人教員において永続的に必要な知識・技術」として、指摘されたのは、アパレル
分野に特化した専門技術・知識はついては高度なレベルにある一方で、社会人として身につけておくべきマナー
やコミュニケーションについて、まとまった教育・研修を受けずに年数が経過し、今後、後進の育成指導にあたるリ
ーダーとしてまた経営幹部へ進む上で、やや不安が残るという点。また、講義・講習の過程で実施されたパソコン
を使ってのプレゼンテーション演習などで、パソコン自体やソフトの扱いに苦慮したりする局面が散見された。
こうした前年度の事業の過程で抽出された課題・問題点に対応するテーマとして、「社会人基礎力の学び直し」を
設定した。
一方、こうした基礎力に加え、入社 2~5 年目の人材が、中核人材に成長していく過程で、どの職種にも必要とな
るマーケティングやマネジメントに関する視点・知識を知ることで、自らのキャリアパスに対するイメージ形成を促
すためのものとして、「中核人材へランクアップするために必要な基礎知識」というもう一つのテーマを設定した。
テーマ1: 社会人基礎力の学び直し
教材 1: 「日本人らしさを国際社会に活かす ビジネスマナー&コミュニケーション」
教材 2: 「いざという時に慌てない IT リテラシー・パワーアップ講座」
テーマ 2: 中核人材へランクアップするために必要な基礎知識
教材 3: 「気付く能力を伸ばす マーケティング入門」
教材 4: 「ダイバーシティを意識できる マネージャー養成講座」
2_2. 教材開発の狙い
既に社会に出て数年が経過している人材にとっては、ビジネスマナー、コミュニケーションの基本、パソコンやイン
ターネットの IT リテラシーについては、日々の仕事の中で、日常的にこなしているスキルであるがゆえに、“知って
いるつもり”、“分かっているつもり”の状態になっている。しかしながら、前年度の事業で明らかになったように、実
際には、それらは「つもり」のレベルにとどまり、人によって、「学び直し」が必要になっている。
同様に、マーケティング、マネジメントについても、入社後しばらくすれば、日常業務の中で、“横文字用語”として
マーケティング用語やマネジメント用語などを使う機会が多くなるものだが、中小規模の企業においては、体系的
な教育研修の制度やカリキュラムが用意されていないことが多く、漠然とした理解にとどまっていることが多い。
4
本事業においては、漠然と理解しているつもりになっている事柄の「学び直し」に重点を置き、学力や知識量、到
達度を測る“テスト型”の教材ではなく、 “トレーニング型”のドリル教材を開発することにした。
2_3. トレーニング型ドリル教材のコンセプト
QBT (Question Based Training) として、下記のような流れを意識した設問と解説を作成した。
[1. 問いかけ(設問)] → (思考) → [2. 回答] → <正誤判定> → [3. 解説 ]→ (理解・気づき・学び直し)
e ラーニングは、いくつかの類型があるが、大別すると、下記のように分けることができる。
A
ビデオ配信型
教師の講義をビデオ映像で配信。ヴァーチャル授業を体験できる。
B
プレゼンテーション型(紙芝居型)
スライドショーやアニメーションで理念・概念をかみくだいて解説。
学習した内容を問う理解度テスト付きのものが多い。
C
ドリル型(トレーニング型)
設問を多数こなすものが多い。
試験対策やケーススタディのバリエーション演習などに効果的。
本事業で開発したトレーニング型ドリル教材は、タイプとしては、上表 C の「ドリル型(トレーニング型)」に類別され
るものであるが、設問の正誤よりも(すなわち、テスト結果よりも)、設問を解く行為によって、受講者自身に思考さ
せ、問題意識を喚起させること、さらに、解説文を充実させることで、より深い理解、気づき、学び直しを受講者に
体験してもらうことに重点を置いて開発した。
2_4. レベル設定
教材を開発する際には、ターゲットとなる受講者群の現状における実力(レベル)をテスト等で測り、その受講者群
を、より高い目標レベルまで引き上げるために必要となる、学習テーマ、内容を検討し、教材を開発していくことが
求められる。
今回の場合は、テーマ1、テーマ 2 に掲げたものを学び直し習得するのが目標となったが、実際に今回 e ラーニン
グを受講してもらった協力企業の社員、文化服装学院卒業生に関しては、各企業で行われている教育研修の内
容やレベルがさまざまであること、また、アパレル業界の場合は、デザイナー、パタンナーとった技術職や、MD、
バイヤーなどの職種、ショップの販売員まで、職種が多種多様であり、特定のレベルの層、特定の職種にターゲッ
トを絞り込むのは難しいため、テーマ1に関しては、アパレル業界に限らず、どの業界においても知っておくべき事
柄、身につけておくべき事柄に絞り込み、幅広い層、職種に対応できるようにした。
また、テーマ 2 についても、同様に、レベルの絞り込みが困難であったため、マーケティングやマネジメントにおけ
る特定の理論や知識を深耕するというよりは、マーケティング的な考え方や視点、思考する際のヒントになるフレ
ームワークの紹介、マネジメントについても、チームをまとめあげていくために必要なリーダーとしての視点、考え
方の紹介、チームを底上げするための手法の紹介など、今回、受講した社会人が日常業務の中で、意識的、ある
5
いは無意識に行っているマーケティング的、マネジメント的な行為を、あらためて見つめ直す契機となるような、キ
ーワードを盛り込むようにした。
また、テーマ1、テーマ 2 ともに、設問文や解説文の中で、アパレル業界でのシチュエーションなどを加味すること
で、興味・関心を持ってもらえるように工夫した。
2_5. 観点の設定
今回の教材では、それぞれ下記のような 5 つの観点を設定し、その観点に沿った設問を、テーマ 1(教材 1、2)は
50 問ずつ、テーマ 2(教材 3、4)は 25 問ずつ作成した。5 つの観点で、設問数を均等に配分した。
教材1
「日本人らしさを国際社会に
活かすビジネスマナー&
コミュニケーション」
教材 2
「いざという時に慌てない
IT リテラシー・
パワーアップ講座」
教材 3
「気付く能力を伸ばす
マーケティング入門」
教材 4
「ダイバーシティを意識できる
マネージャー養成講座」
コミュニケーション全般
IT 全般
概論
ダイバーシティ
挨拶・接遇
情報セキュリティ
調査・分析
マネジメント
敬語
メール
ブランディング/チャネル
リーダーシップ
電話
MS Office の使いこなし
コミュニケーション
コーチング
メール
SNS
フレームワーク
ラインケア
6
各教材に、観点を設定することにより、受講中・受講後に、受講者の自己分析する際、また、企業人事担当者が
評価する際に、観点ごとに理解度を把握し、その後の自己研鑽や教育研修の際の参考資料にしやすいようにし
た。
2_6. 難易度の設定
難易度については、設問作成の際には、下記のような難易度を想定して作問した。
教材 1、2
就活生、入社1~2 年目の社員の場合
50~70%の正答率
教材 3、4
入社 2~5 年目の社員の場合
50~70%の正答率
※正答率は、いずれも設問を「初見」の状態を想定。
しかしながら、別項の受講結果データにあるように、作問段階で想定した正答率よりは低くなった設問と、想定より
高くなった設問とに分かれた。
正答率の設定調整については、今回の結果を基に、次年度に引き継いで調整していく。
2_7. 評価ポイント
同じ設問内容でも、テスト型とトレーニング型では、受講者に及ぼす効果が異なる。
テスト型では、正誤の判定により、理解度、到達度を測り、受講者のレベルを数値化し、比較することができること
が特徴となるが、今年度の社会人教育 e ラーニング事業においては、「社会人の再教育」、「学び直し」という点に
主眼を置いたため、既に知っているはず、知っているつもりの事項に対する理解度の自己確認と気づき、学び直
し、曖昧な理解内容の是正・更新に重点をおき、トレーニング型を採用した。
トレーニング方法としては、下記のような方法をとった
[毎回 5 問ずつ出題される設問を消化] (制限時間は毎回 20 分)
↓
[全問を達成するまで、繰り返し受講] (教材 1、2 は全 50 問、教材 3、4 は全 25 問)
↓
[全問正解した時点で修了]
トレーニング型では、基礎的な知識量・理解度以外にも、下記のような点が評価ポイントとなり得る。
・修了までの所要回数 (※これは、基礎的な知識量・理解度にほぼ近いものである)
・達成力 (与えられたタスクをやり遂げる力)
・自己管理力 (期間内にタスクをこなす力)
・学習意欲・向学心 (テストではないため、意欲の多寡が学習成果に如実に現れる)
7
・粘り強さ (※設問数が 50 問の教材の場合は、修了までに 10 数回の受講を要するため)
2_8. 修了までの想定所要回数
正答率 50~70%の想定で作問した全 50 問を、毎回 5 問ずつこなし、仮に 60%の正解率(5 問中 3 問)を正解した
場合は、おおよそ下記のような所要回数になる想定となる。
設問は、1 回目から 10 回目までは出題される設問について初見である可能性が高い。(※実際には全 50 問の中
から、毎回プログラムによりランダムに 5 問が出題されるため、必ず初見というわけではない。)
11 回以降は、既に1回以上出題された設問の再受講となり、さらに、今回の教材の場合は、解説欄でどの選択肢
が正解であったのかも明示されているため、解説を読んでさえいれば、正解率は 80%以上(5 問 4 問以上)に高ま
ると考えられる。
そうした過程を踏むとすると、社会人として活動している受講者の場合、下表のように概ね 15 回くらいまでに、修
了することが予想される。一方、基本的な知識量・理解力が不足している場合は、それ以上の回数を要するかもし
れない。
<全 50 問の教材修了までの想定所要回数> (教材 1、2)
受講回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
出題数
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
4
正解数
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
4
4
4
4
4
残り設問数
47
44
41
38
35
32
29
26
23
20
16
12
8
4
0
同様に、全 25 問の場合は、概ね 9 回くらいまでに、修了することが予想される。
<全 25 問の教材修了までの想定所要回数> (教材 3、4)
受講回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
出題数
5
5
5
5
5
5
5
4
1
正解数
3
3
3
3
3
3
3
3
1
残り設問数
22
19
16
13
10
7
4
1
0
今回作成・実施した 4 教材については、「正答率」、「修了率」だけでなく、上記のような「修了までの所要回数」や、
トレーニング型に特徴的な、「達成力」、「自己管理力」、「学習意欲・向学心」、「粘り強さ」などの諸点も加味しなが
ら評価すべきである。
また、次年度以降については、今回作成した 4 教材の実施結果について、上記の諸点を分析・考慮しながら、設
問の選別、難易度調整などを行い、到達目標を策定していくものとする。
8
2_9. 教材内容
今回開発した 4 教材は、下表のような内容を盛り込みながら作問を行った。
教材1
No.
観点名 (カテゴリ名)
作問内容
A01
コミュニケーション全般
2012 年に日本経団連「新卒採用時に関するアンケート」
A02
コミュニケーション全般
(傾聴と他者受容のボディランゲージ)
A03
コミュニケーション全般
(上司からの指示の受け方)
A04
コミュニケーション全般
(メモを取る習慣をつける エビングハウスの忘却曲線)
A05
コミュニケーション全般
(報告・連絡・相談)
A06
コミュニケーション全般
(5W1H を明確に)
A07
コミュニケーション全般
(質問の仕方
A08
コミュニケーション全般
(反復することで、相手に安心感を与える)
A09
コミュニケーション全般
(価値観の違いを認め、客観的に判断する)
A10
コミュニケーション全般
(合意形成)
B01
挨拶・接遇
挨拶をする時に気を付けたいポイントは?
B02
挨拶・接遇
おじぎの仕方で正しいものを選びなさい
B03
挨拶・接遇
接客の 5 大用語は?(5 つ選択)
B04
挨拶・接遇
(おもてなしの心
B05
挨拶・接遇
(好印象を与える身だしなみ)
B06
挨拶・接遇
(上座と下座
B07
挨拶・接遇
他社訪問時のマナー
B08
挨拶・接遇
クレーム電話の応対1 否定しない
B09
挨拶・接遇
クレーム電話の応対 2 別の人につなぐ
B10
挨拶・接遇
謝罪の仕方
C01
敬語
(敬語の種類)
C02
敬語
(尊敬語について)
C03
敬語
(謙譲語 伺う・申し上げる型)
C04
敬語
(謙譲語 参る・申す型)
C05
敬語
(丁寧語 です・ます型)
C06
敬語
(丁寧語 美化語 お酒・お料理型)
C07
敬語
(間違った敬語 二重敬語)
C08
敬語
(間違った敬語 さ入れ言葉)
C09
敬語
(間違った敬語 ~の方は)
C10
敬語
(間違った敬語 ~でよろしかったでしょうか)
D01
電話
電話のかけ方
(かける前の準備)
D02
電話
電話のかけ方
(名乗りと呼び出し)
D03
電話
電話のかけ方
(用件、挨拶)
閉じた質問と開いた質問)
ホスピタリティ)
応接室、車内、エレベータ内など)
9
D04
電話
電話の受け方
(5つの基本)
D05
電話
電話の受け方
(自分宛)
D06
電話
電話の受け方
(指名者への取り次ぎ)
D07
電話
電話の受け方
(指名者が不在の場合)
D08
電話
電話の受け方
(伝言預かり)
D09
電話
携帯電話からかけ方
D10
電話
携帯電話の受け方
E01
メール
ビジネスメールの基本マナー (簡潔な表現)
E02
メール
宛名、署名欄は省かない
E03
メール
1メール1用件
E04
メール
返信は速やかに
E05
メール
報告メール (5W1H を明確に)
E06
メール
お詫びのメール (メールだけでなく、電話や訪問でカバー)
E07
メール
挨拶メール
E08
メール
メールだけで済ませない (上司の報告、取引先へ連絡)
E09
メール
メールで言った/言わないを防ぐ
E10
メール
携帯/スマートフォンのショートメッセージ
教材 2
No.
観点名 (カテゴリ名)
作問内容
A01
IT 全般
Windows、MacOS、リナックス
A02
IT 全般
インターネットとは
A03
IT 全般
ID,パスワードの管理
A04
IT 全般
パソコンの管理(バックアップの重要性)
A05
IT 全般
USB メモリなど外部メディアの管理
A06
IT 全般
ウィルス対策・セキュリティソフト 1/ウィルス対策ソフト、ファイアウォールソフ
トで漏えい、侵入を防ぐ
A07
IT 全般
ウィルス対策・セキュリティソフト 2/定期的にチェックを行う
A08
IT 全般
ウィルス対策・セキュリティソフト 3/USB メモリ、CD-R などの媒体のチェック
A09
IT 全般
データベースとは
A10
IT 全般
ビックデータとは
B01
情報セキュリティ
個人情報の取り扱い 1/個人情報保護法とは
B02
情報セキュリティ
個人情報の取り扱い 2/プライバシーポリシー(個人情報保護方針)とは
B03
情報セキュリティ
個人情報の取り扱い 3/企業の責任
B04
情報セキュリティ
個人情報の取り扱い 4/利用目的の制限
B05
情報セキュリティ
個人情報の取り扱い 5/委託先の監督
B06
情報セキュリティ
個人情報の取り扱い 6/ワード、エクセル文書のパスワードのかけ方
B07
情報セキュリティ
個人情報の取り扱い 7/圧縮ソフトの暗号化
B08
情報セキュリティ
パソコン機器及びデータ管理1/パソコンの管理
10
B09
情報セキュリティ
パソコン機器及びデータ管理2/データ持ち出しの注意点
B10
情報セキュリティ
パソコン機器及びデータ管理3
C01
メール
CC と BCC の使い分け
C02
メール
メールの構成
C03
メール
メールの文体
C04
メール
引用の仕方
C05
メール
メールの転送
C06
メール
添付ファイル
C07
メール
機種依存文字、文書の装飾
C08
メール
ひな形を利用する
C09
メール
メーリングリストとは
C10
メール
メールマガジンとは
D01
MSOffice の使いこなし
ワード 1/画像の貼り付け
D02
MSOffice の使いこなし
ワード 2/インデントとタブ
D03
MSOffice の使いこなし
ワード 3/ラベル印刷(差し込み印刷)
D04
MSOffice の使いこなし
エクセル 1/グラフの作成
D05
MSOffice の使いこなし
エクセル 2/ワークシートの行と列の入れ替え
D06
MSOffice の使いこなし
エクセル 3/関数とは
D07
MSOffice の使いこなし
パワーポイント 1/自分用のテンプレートを作成しておく
D08
MSOffice の使いこなし
パワーポイント 2/エクセルデータの貼り付け
D09
MSOffice の使いこなし
パワーポイント 3/配布時の留意点
D10
MSOffice の使いこなし
プレゼン/プロジェクタとの接続
E01
SNS
ソーシャルネットワークサービスとは
E02
SNS
Twitter 1/特徴
E03
SNS
Twitter 2/利用上の注意点
E04
SNS
Facebook 1/特徴
E05
SNS
Facebook 2/利用上の注意点
E06
SNS
YouTube 1/特徴
E07
SNS
YouTube 2/利用上の注意点
E08
SNS
SNS でのリスク 1/プライベートと業務の切り分け
E09
SNS
SNS でのリスク 2/炎上とは
E10
SNS
SNS でのリスク 3/匿名でも実名は突き止められる
教材3
No.
観点名 (カテゴリ名)
作問内容
A01
概論
マーケティングとは
A02
概論
ニーズとウォンツ
A03
概論
マーケティングの流れ (STP:セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニ
ング)
11
A04
概論
マーケティングの 4P
A05
概論
マーケティングミックス
B01
調査・分析
マーケティング・リサーチと市場調査
B02
調査・分析
マーケット・セグメンテーション
B03
調査・分析
ターゲティング
B04
調査・分析
ポジショニング
B05
調査・分析
SWOT(スウォット)分析
C01
ブランディング/チャネル
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)
C02
ブランディング/チャネル
ブランド・ロイヤルティ
C03
ブランディング/チャネル
チャネル政策
C04
ブランディング/チャネル
リベート
C05
ブランディング/チャネル
SCM
D01
コミュニケーション
CRM
D02
コミュニケーション
AIDMA モデル
D03
コミュニケーション
AISAS(アイサス)
D04
コミュニケーション
MECE(ミーシー)
D05
コミュニケーション
メディア・ミックス
E01
フレームワーク
フレームワークとは
E02
フレームワーク
チャンクアップ/チャンクダウン
E03
フレームワーク
3M ヒト/モノ/カネ
E04
フレームワーク
5F(ファイブフォース)
E05
フレームワーク
マーケティング 3.0 とは
教材4
No.
観点名 (カテゴリ名)
作問内容
A01
ダイバーシティ
ダイバーシティとは
A02
ダイバーシティ
ジェンダー・ダイバーシティ
A03
ダイバーシティ
エイジ・ダイバーシティ
A04
ダイバーシティ
人種、国籍、宗教のダイバーシティ
A05
ダイバーシティ
ダイバーシティ・マネジメントとは
B01
マネジメント
マネジメントとは
B02
マネジメント
QCD (クオリティ、コスト、デリバリィ)
B03
マネジメント
PDCA(Plan Do Check Action)のサイクル
B04
マネジメント
5W1H を明確に指示ずる
B05
マネジメント
ムリ・ムダ・ムラ(3M)を最小限に抑える
C01
リーダーシップ
As is /To be (ギャップ分析)
C02
リーダーシップ
ファシリテーション
C03
リーダーシップ
Will/Skill マトリックス
C04
リーダーシップ
A.マズローの欲求 5 段階説
12
C05
リーダーシップ
ジョバリの窓
D01
コーチング
コーチングとは
D02
コーチング
GROW モデル
D03
コーチング
気づきを促す(自発的成長)
D04
コーチング
アサーション(聞くスキル)
D05
コーチング
アサーション(伝えるスキル)
E01
ラインケア
メンタルヘルス
E02
ラインケア
部下にメンタル不全が発生したら
E03
ラインケア
パワハラ・セクハラ
E04
ラインケア
報連相(ホウレンソウ)の受け方・アドバイス
E05
ラインケア
クローズド質問とオープン質問
13
3.
実施概要
本事業は、平成 25 年 11 月 28 日から平成 26 年 1 月 31 日の 65 日間にわたって、e ラーニングの教材配信を行
った。
受講者に関しては、アパレル関連の民間企業に対して、本産学コンソーシアム事務局より、本事業の概要説明の
資料を送付し、事前アンケートを実施。事業への興味・関心、本事業への参加協力の意向などを尋ねつつ、参加
協力に前向きな企業については、希望受講者数などを併せて尋ねた。
また、文化服装学院卒業生については、転職・未就職者への支援サイトである FC-Link の説明と併せて、今回の
e ラーニングへの参加意向を尋ねるアンケートを実施した。
上記の事前アンケートを基に、参加協力企業 35 社と文化服装学院卒業生の中の受講希望者に、受講者用 ID を
配布。
結果、受講者 ID の配布数は、参加協力企業 35 社 395 名、文化服装学院卒業生 15 名、合計 410 名となった。
実施期間
平成 25 (2013)年 11 月 28 日(木) 10 時 00 分
(教材配信期間)
~ 平成 26 (2014)年 1 月 31 日 23 時 59 分
登録受講者数
410 名 (参加企業従業員:395 名、文化服装学院卒業生:15 名)
参加協力団体数
36 団体 (アパレル関連民間企業 35 社、文化服装学院 1 校)
(65 日間)
3_1. 参加企業のプロフィール
今回、e ラーニング研修に参加協力してくれた 35 社のプロフィールは、下表の通りである。
業種・業態としては、メーカー11 社(31.43%)、小売業 10 社(28.57%)、卸売業 4 社(11.43%)、アパレル関連のそ
の他企業 4 社(11.43%)などとなっている。
<参加企業 35 社の業種・業態>
業種・業態
アパレル関連 メーカー
(単位:社)
参加企業数
構成比
11
31.43%
4
11.43%
アパレル関連 小売業
10
28.57%
アパレル関連 販促・企画会社
─
─
アパレル関連 物流・運輸会社
1
2.86%
アパレル関連 デザイン専門会社
1
2.86%
アパレル関連 人材派遣会社
─
─
アパレル関連 教育研修会社
1
2.86%
アパレル関連 広告代理店
─
─
アパレル関連 情報システム会社
─
─
4
11.43%
アパレル関連 卸業
アパレル関連 その他企業
14
アパレル関連 個人事業主
─
─
アパレル以外の企業
2
5.71%
その他
1
2.86%
35 社
100.00%
計
35 社を従業員規模別にみると、「1~10 人」の小規模企業から、「10,001 人~」の大企業まで幅があるが、300 人以
下の小規模零細・中小企業で、22 社(62.85%)を占める。(※ただし、アパレル産業の場合は、メーカーから、卸売
業、小売業、さらには関連産業まで業種・業態が多岐にわたる。その際の小規模零細企業/中小企業/大企業
の区分は慎重に行う必要があり、ここでは敢えてそうした区分はしないことにする。)
<参加企業 35 社の従業員規模>
従業員規模
(単位:社)
参加企業数
構成比
1~10 人
5
14.29%
11~20 人
2
5.71%
21~50 人
3
8.57%
51~100 人
5
14.29%
101~300 人
7
20.00%
301~500 人
2
5.71%
501~1,000 人
4
11.43%
1,001~3,000 人
4
11.43%
3,001~5,000 人
1
2.86%
5,001~10,000 人
1
2.86%
10,001 人以上
1
2.86%
35 社
100.00%
計
また、今回の e ラーニング研修の受講前における 35 社の e ラーニングの活用状況は、下表の通りある。
74.29%(26 社)が、e ラーニング研修を行ったことがなく、今回の本事業ではじめて e ラーニング研修を活用するこ
とになる。
<参加企業 35 社の e ラーニングの活用状況(受講前)>
e ラーニングの活用状況(受講前)
企業数
構成比
ある(現在利用している)
6
17.14%
ある(過去に利用したことがある)
3
8.57%
ない(利用検討中)
8
22.86%
ない(検討したことはない)
18
51.43%
計
35 社
100.00%
15
74.29%
一方、現在または過去 e にラーニング研修を実施したことがある企業 9 社については、下表のように、従業員規模
が 51 人以上の企業となっている。
従業員規模が多くなるに従い、集合研修など実際に人を集めて行う研修や、OJT の教育レベルを各現場で維持
することが難しくなってくること、また、教育研修における IT の活用度合いも増してくることなどが、e ラーニング活
用が多い要因と考えられる。
<e ラーニング活用実績のある企業 9 社の従業員規模別内訳>
e ラーニングの活用状況(受講前)
ある(現在利用している)
従業員規模
企業数
101~300 人
1
501~1,000 人
1
1,001~3,000 人
2
5,001~10,000 人
1
10,001 人以上
1
51~100 人
1
101~300 人
1
301~500 人
1
ある(過去に利用したことがある)
3_2. 受講者の概要
今回の e ラーニング事業では、参加協力企業に対して、受講用の ID、パスワードを、希望する数だけ配布したが、
その後、企業内での従業員への配布は参加協力企業に一任した。また、各企業に、配布先の従業員のプロフィー
ルの提出は求めなかった。(※注 1)
※注1:
プロフィール提出を求めなかった理由は、個人情報保護の取り扱いの観点から各企業における協力受講者の選定や社内調
整などに相応に期間が必要となること、また、参加協力企業の募集から、11 月 28 日の教材配信開始日までにそうした社内調
整を行うことになった場合、参加協力する意思はあるが、現実的な社内調整に時間がかかり、協力を断念する企業が多くなる
懸念があったためである。
しかしながら、受講後の受講者アンケートによりある程度の傾向は把握できる。
下表は、受講後の受講者アンケートの集計結果である。参加協力企業の登録受講者数(受講 ID 発行数)は 395
名で、受講後のアンケートの回答者数は 92 名であった。
アパレル業界の経験年数に関しては、「1 年未満」から「26~30 年」まで幅広い層の受講があった。
本来のターゲット層とは異なる階層が含まれているが、これは、参加協力企業の中で、受講者を限定せず、出来
るだけ多くの従業員に受講してほしい(受講させたい)という意向もあり、全従業員に配布した企業もあったためで
ある。
16
<アパレル業界経験年数> (※ブランク期間は除く)
経験年数
人数
構成比
1 年未満
16
17.39%
1~2 年
9
9.78%
3~4 年
6
6.52%
5~7 年
17
18.48%
8~10 年
11
11.96%
11~15 年
10
10.87%
16~20 年
13
14.13%
21~25 年
8
8.70%
26~30 年
2
2.17%
31~35 年
─
─
36~40 年
─
─
92
100.00%
現在の職種についても、同様に多種多様な職種による受講が行われた。
アパレル業界の主だった職種がある程度網羅されており、サンプルとしてのバランスは取れていると考えられる。
<現在の職種>
職種別
人数
a. ファッションアドバイザー(セールススタッフ、販売スタッフ)
構成比
12
13.04%
b. ショップマネージャー(店長)
2
2.17%
c. エリアマネージャー
1
1.09%
d. スーパーバイザー
─
e. MD(マーチャンダイザー、商品化計画)
─
12
f. VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)
─
13.04
─
g. 生産管理(プロダクトマネージャー)
6
6.52%
h. デザイナー
2
2.17%
i. パタンナー
1
1.09%
j. プレス(広報)
─
k. セールスマネージャー(営業)
─
10
10.87%
2
2.17%
l. バイヤー
m. スタイリスト
─
─
n. ファッションコーディネーター
─
─
o. 経営企画
4
4.35%
p. 総務・人事
12
13.04%
q. 経理・財務
─
r. 経営者
─
2
17
2.17%
s. 個人事業主
t. その他
18
1
1.09%
25
27.17%
92
100.00%
4.
結果概要
4_1. 教材別受講者数・修了者数
今回の受講者登録数は合計 410 名(企業 395 名、文化服装学院卒業生 15 名)で、その内、各教材を1回でも受
講した人数及び受講率は、教材1で 186 名(45.37%)、教材 2 で 140 名(34.15%)、教材 3 で 160 名(39.02%)、教
材 4 で 127 名(30.98%)となった。
本事業では、参加企業に対して、希望した数の受講用 ID を提供したが、社内での配布段階でどれだけ周知・徹底
が行われたかは、企業によって差がみられた。全受講者が 4 教材全て修了したという企業もあれば、実際の受講
者が半数いなかった企業もあった。実施期間が、年末年始の繁忙期であったこともあるが、やはり企業内での周
知徹底のやり方や途中段階での再要請(受講の催促)の加減によって、受講率が大きく影響を受けることが改め
て浮き彫りにされたと言える。
また、e ラーニングの場合は、集合研修などのように日時や場所を定めて一斉に行うものではなく、受講者自らの
意欲や自発性、計画性、自己管理力などが必要となるため、多くの場合、初動段階では意欲のある層が積極的
に学習を進め早々に修了するのに対して、残りのグループについては、人事など教育研修担当者から再告知や
催促しながら、残りのグループを修了まで導いていくというケースが多々見られる。
こうした e ラーニング研修に一般的に見られる傾向から考察すると、今回の人事選考には影響しない社外のプロ
ジェクトへの参加で、かつ、無料で参加できるという気安さもあったことを考慮すると、相当の受講率が確保できた
という評価もできる。
<教材別受講者数・修了者数>
受講者内
修了率 達(成率)
(回/人)
全登録者内
修了率(
(達成率)
(人)
修了者数
(
(全問クリアした人数)
(%)
1人当たり受講回数
(人)
延べ受講回数
(人)
受講率
未受講者数
(人)
受講者数
(1回でも受講した人数)
受講者登録数
教材名
(人)
(%)
(%)
日本人らしさを国際社会に
教材
活かすビジネスマナー&コミ
1
ュニケーション
410
224
186
45.37%
1,981
10.65
103
25.12% 55.38%
教材 いざという時に慌てない IT リ
2
テラシー・パワーアップ講座
410
270
140
34.15%
1,693
12.09
80
19.51% 57.14%
教材 気付く能力を伸ばすマーケ
3
ティング入門
410
250
160
39.02%
1,001
6.26
95
23.17% 59.38%
教材 ダイバーシティを意識できる
4
マネージャー養成講座
410
283
127
30.98%
765
6.02
85
20.73% 66.93%
19
4_2. 教材別受講率
教材別の受講率を比較すると、教材 1、教材 3、教材 2、教材 4 の順番になるが、これを持って各教材の内容に関
する受講者の興味・関心の高さの順番とは一概には言えない。
<教材別受講率> ※受講=1 回でもその教材を受講した受講者の人数
教材名
受講率
①
教材 1 「日本人らしさを国際社会に活かすビジネスマナー&コミュニケーション」
45.37%
②
教材 3 「気付く能力を伸ばすマーケティング入門」
39.02%
③
教材 2 「いざという時に慌てない IT リテラシー・パワーアップ講座」
34.15%
④
教材 4 「ダイバーシティを意識できるマネージャー養成講座」
30.98%
この場合の受講率は、1回でもその教材を受講したら 1 名とみなすという条件での受講率であるため、1 回だけ試
しにやってみて、その後受講を放棄したとしても、受講率としてカウントされてしまうため、本当の意味での興味・関
心とずれている可能性がある。
4_3. 全登録者内修了率
教材に対する興味・関心の度合いとしては、「受講率」よりも、修了(全問正解)まで到達した受講者が何人いるか
を示した「修了率」(全登録者内修了率)が相応しいと考えられる。
<全登録者内修了率>
教材名
全登録者内
修了率
①
教材 1 「日本人らしさを国際社会に活かすビジネスマナー&コミュニケーション」
25.12%
②
教材 3 「気付く能力を伸ばすマーケティング入門」
23.17%
③
教材 4 「ダイバーシティを意識できるマネージャー養成講座」
20.73%
④
教材 2 「いざという時に慌てない IT リテラシー・パワーアップ講座」
19.51%
全登録者内修了率でみると、教材 1、教材 3、教材 4、教材 2 という結果になるが、受講率で比較したものと比べ、
教材間の修了率の数値の差は狭まっている。
今回の e ラーニング研修では、4 つの教材の内、興味・関心のあるものから、どれでも好きな順番で受講してよい
という条件で行ってもらったが、実際の e ラーニングの受講者画面では、教材 1~4 までがリスト状に並んでいるた
め、最初に教材 1 から着手した人が多かったことも容易に推測される (※後述の期間中の受講回数推移で別途
検証する。)。
20
4_4. 受講者内修了率
さらに、その教材を1回でも受講したことのある受講者の中での修了率でみてみると下表のようになる。
受講率や全登録者内修了率で最も多かった教材1が、受講者内修了率で見ると 4 番目になる。これは、教材 1 の
受講者数が最も多いためである。
一方、教材 4 については、受講率が最も低かったが、受講者内修了率は最も高くなっている。教材 4 の場合は、
受講者画面での教材の並び順で一番下にあるため、素直に上から順に受講していった場合は、後回しにされる
確率が高いが、逆に、その分、受講者側で明確に教材 4 を選択し、設問をこなし、修了までやり遂げた人が多かっ
たと考えられる。
また、教材 3、4 については設問数が 25 問であり、教材 1、2 の 50 問と比べると半分の量となっているため、1 つ
の教材に着手してから修了するまでの所要回数も少なくて済むことから、修了率の数値アップにある程度反映さ
れていると見られる。
<受講者内修了率>
教材名
受講者内
修了率
①
教材 4 「ダイバーシティを意識できるマネージャー養成講座」
66.93%
②
教材 3 「気付く能力を伸ばすマーケティング入門」
59.38%
③
教材 2 「いざという時に慌てない IT リテラシー・パワーアップ講座」
57.14%
④
教材 1 「日本人らしさを国際社会に活かすビジネスマナー&コミュニケーション」
55.38%
4_5. 延べ受講回数、1 人当たり受講回数
本 e ラーニング研修では、65 日間の教材配信期間中に、4 教材合計で延べ 5,440 回の受講が行われた。
教材ごとの延べ受講回数と、1 人当たりの受講回数は下表の通りである。
<延べ受講回数と 1 人当たり受講回数>
教材名
延べ
1 人当たり
受講回数
受講回数
①
教材 1 「日本人らしさを国際社会に活かすビジネスマナー&コミュニケーション」
1,981
10.65
②
教材 2 「いざという時に慌てない IT リテラシー・パワーアップ講座」
1,693
12.09
③
教材 3 「気付く能力を伸ばすマーケティング入門」
1,001
6.26
④
教材 4 「ダイバーシティを意識できるマネージャー養成講座」
765
6.02
5,440
合計
21
─
4_6. 観点別平均達成率
下表は、今回 1 回受講した受講者における、観点ごとの平均達成率である。
教材 1 では、「敬語」が 40.0%と低いのが目立つ。今回作成した設問の難易度にもよるため一概には言えないが、
敬語の強化について検討する必要があるかもしれない。
教材 2 では、「SNS」が 42.0%で他の観点より低くなっている。SNS の場合は、本人が各種 SNS の利用経験がある
かないかで差が出るため、今回受講したことで、今回取り上げたような SNS サービスがあり、それらに関してなん
らかのリスクと利用上の注意が必要であることを理解してもらえば、本事業の一通りの目的が達成できるため、こ
の点はそれほど深刻な問題ではないと考えられる。
教材 3、4 については、設問数が少ないことから、達成率も教材 1、2 より全体的に高めになっている。教材 3、4 に
ついては、社会人であれば誰でも知っていてほしい事柄ではなく、既にマーケティングやマネジメントの知識を有し
ているかどうかで達成率に差が出てくると考えられる。教材 3、4 の中では、「ダイバーシティ」の 62.0%と他の観点
より高くなっており、今後、ダイバーシティ関連設問の難易度を上げる工夫も必要かもしれない。
<観点別の平均達成率>
コミュニケーション全般
10 問
平均
達成率
(%)
56.0
教材 1
「日本人らしさを
国際社会に活かす
ビジネスマナー&
コミュニケーション」
挨拶・接遇
敬語
電話
メール
10 問
10 問
10 問
10 問
49.0
40.0
48.0
54.0
教材 2
「いざという時に
慌てない
IT リテラシー・
パワーアップ講座」
合計
IT 全般
情報セキュリティ
メール
MSOffice の使いこなし
SNS
50 問
10 問
10 問
10 問
10 問
10 問
49.5
47.0
48.0
52.0
50.0
42.0
合計
概論
調査・分析
ブランディング/チャネル
コミュニケーション
フレームワーク
50 問
5問
5問
5問
5問
5問
47.7
54.0
56.0
48.0
52.0
48.0
合計
ダイバーシティ
マネジメント
リーダーシップ
コーチング
ラインケア
25 問
5問
5問
5問
5問
5問
51.2
62.0
56.0
54.0
54.0
50.0
合計
25 問
55.3
教材名
教材 3
「気付く能力を伸ばす
マーケティング入門」
教材 4
「ダイバーシティを
意識できる
マネージャー
養成講座」
観点
設問数
22
4_7. 期間中の受講回数推移
65 日間の配信期間中の日ごとの受講回数は下図の通り。
配信開始後の 2 週間位までは、教材1の受講が多いが、5 日目以降は教材 2 の受講件数も高まっている。
また、教材 3、4 については、教材 1、2 と比べ設問数が半分であるため、グラフで見た場合のピークははっきりとは
判別しがたいが、12 日目頃から受講件数が増えてきている。
クリスマスの連休付近は、4 教材とも受講件数は低いが、年末の 27 日以降はまた件数が増え、正月の三が日も
相応の受講が見られた。
1 月 7 日以降は、通常業務が本格始動したのか、再び受講件数が増加する。1 月中旬頃に 4 教材とも中規模のピ
ークがあるが、これは本事業の事務局から各企業の人事担当者に対して、従業員へ受講の再度の呼びかけを要
請したことによるものと見られる。
1 月 29 日から 31 日にかけての大きなピークは、締め切り直前の駆け込み受講ということになる。
教材 1 の場合は、初日は 62 件、2 日目は 88 件、週明け月曜日の 5 日目は 81 件、次の月曜日の 12 日目が 77
件であり、開始から 20 日間位に受講の盛り上がりが見られる。
これは、今回の e ラーニング研修について、積極的に取り組んでいる層が繰り返しアクセスし、登録された設問を
順調にこなしていることが大きい。
一方、あまり積極的でない層の場合は、全く受講しないか、1~2 回受講した後、しばらく受講が途絶える傾向がみ
られる。
また、教材 1 を修了した後は、受講者によって、教材 2 へ進む者と、教材 3、4 へ進む者とで分散する傾向があり、
12 月中旬以降は、特定の教材に受講が集中するということはなくなってくる。
23
1 月上旬~中旬の教材1のピークについては、開始直後に数回やった後に、しばらく休止していた受講を再開した
ことによる。教材 2、3、4 のピークが 1 月中旬以降に来ているのは、上旬に教材 1 をやり終えた層が、残り 3 教材
へシフトしてきたものと見られる。
また、曜日については、土、日曜日に件数が下がる傾向が見られるが、年末年始の期間は、通常の土、日曜日と
比べると受講件数が多くなっている。
4_8. 時間帯別受講回数推移
3 時間ごとに時間帯を分けて、受講回数を集計した結果は、下図の通りである。
最も大きなピークは「12:00~14:59」の昼休みの時間帯である。2 番目のピークは、夕方から晩にかけての「18:00
~20:59」から「21:00~23:59」の時間帯である。
3 番目には、昼休みの時間帯を挟んだ午前の「9:00~11:59」と午後の「15:00~17:59」の時間帯となる。
早朝から朝の通勤時間帯にかかっている「6:00~8:59」については、深夜帯の「0:00~2:59」よりも低い受講数にと
どまった。
受講時間帯に関しては、個々の受講者の職種や、就業時間、休憩時間、その他の生活習慣などに依存する部分
が多い。実際に、データの細部をみると、早朝 4 時前後に学習している人もいれば、深夜 2 時~3 時頃に学習して
いる人もいて、生活パターン、就業パターンも多様なら、学習行動も各人各様といえる。
24
4_9. 参加企業別受講・修了状況
今回参加した 36 団体(35 社、1 校)の受講状況は以下の教材 1~4 の表の通り、団体ごとに受講率、修了率とも
に斑模様となった。教材 1 では、積極的に取り組んだ企業については、実際に受講した従業員全員が修了まで到
達したところが 6 社(18 名)あったが、一方で 1 回も受講がなかった企業は 4 社あった。
<教材 1 : 参加企業別受講・修了状況>
参加
企業
教材 1
「日本人らしさを国際社会に活かす
ビジネスマナー&コミュニケーション」
登録者数
7
3
5
38
2
17
8
7
2
5
3
1
14
21
1
4
12
4
143
2
1
1
1
7
3
1
25
4
16
1
7
8
1
19
1
15
4
3
1
11
2
13
7
4
2
1
1
0
13
6
0
0
9
4
43
2
1
1
1
2
3
0
8
2
9
1
7
5
1
9
1
9
57.14%
100.00%
20.00%
28.95%
100.00%
76.47%
87.50%
57.14%
100.00%
20.00%
33.33%
0.00%
92.86%
28.57%
0.00%
0.00%
75.00%
100.00%
30.07%
100.00%
100.00%
100.00%
100.00%
28.57%
100.00%
0.00%
32.00%
50.00%
56.25%
100.00%
100.00%
62.50%
100.00%
47.37%
100.00%
60.00%
4
28
3
88
27
217
69
49
17
1
2
0
183
56
0
0
133
69
395
18
7
7
16
15
48
0
88
11
132
16
110
53
1
83
2
33
受講者内
平均受講回数
1
9.33
3
8
13.5
16.69
9.86
12.25
8.50
1.00
2.00
0
14.08
9.33
0
0
14.78
17.25
9.19
9.00
7.00
7.00
16.00
7.50
16.00
0.00
11
5.5
14.67
16
15.71
10.60
1.00
9.22
2.00
3.67
410
186
45.37%
1,981
10.65
受講者数
A社
B社
C社
D社
E社
F社
G社
H社
I社
J社
K社
L社
M社
N社
O社
P社
Q社
R社
S社
T社
U社
V社
W社
X社
Y社
Z社
AA 社
AB 社
AC 社
AD 社
AE 社
AF 社
AG 社
AH 社
AI 社
AJ 校
※AJ 校は、文化服装学院の卒業生
受講率
受講回数
25
0
1
0
4
2
12
4
1
1
0
0
0
11
3
0
0
8
4
19
1
0
0
1
1
3
0
4
0
7
1
7
3
0
4
0
1
受講者内
修了率
0.00%
33.33%
0.00%
36.36%
100.00%
92.31%
57.14%
25.00%
50.00%
0.00%
0.00%
0.00%
84.62%
50.00%
0.00%
0.00%
88.89%
100.00%
44.19%
50.00%
0.00%
0.00%
100.00%
50.00%
100.00%
0.00%
50.00%
0.00%
77.78%
100.00%
100.00%
60.00%
0.00%
44.44%
0.00%
11.11%
103
55.38%
修了者数
<教材 2 : 参加企業別受講・修了状況>
参加
企業
教材 2
「いざという時に慌てない
IT リテラシー・パワーアップ講座」
登録者数
7
3
5
38
2
17
8
7
2
5
3
1
14
21
1
4
12
4
143
2
1
1
1
7
3
1
25
4
16
1
7
8
1
19
1
15
3
1
0
7
1
12
4
2
1
0
1
0
13
3
0
1
11
3
27
2
1
1
0
2
3
0
8
0
9
1
7
3
0
7
1
5
42.86%
33.33%
0.00%
18.42%
50.00%
70.59%
50.00%
28.57%
50.00%
0.00%
33.33%
0.00%
92.86%
14.29%
0.00%
25.00%
91.67%
75.00%
18.88%
100.00%
100.00%
100.00%
0.00%
28.57%
100.00%
0.00%
32.00%
0.00%
56.25%
100.00%
100.00%
37.50%
0.00%
36.84%
100.00%
33.33%
4
6
0
36
1
215
59
43
15
0
1
0
215
26
0
2
180
54
271
20
7
4
0
17
37
0
65
0
127
20
133
38
0
68
1
28
受講者内
平均受講回数
1.33
6.00
0.00
5.14
1.00
17.92
14.75
21.50
15.00
0.00
1.00
0.00
16.54
8.67
0.00
2.00
16.36
18.00
10.04
10.00
7.00
4.00
0.00
8.50
12.33
0.00
8.13
0.00
14.11
20.00
19.00
12.67
0.00
9.71
1.00
5.60
410
140
34.15%
1,693
12.09
受講者数
A社
B社
C社
D社
E社
F社
G社
H社
I社
J社
K社
L社
M社
N社
O社
P社
Q社
R社
S社
T社
U社
V社
W社
X社
Y社
Z社
AA 社
AB 社
AC 社
AD 社
AE 社
AF 社
AG 社
AH 社
AI 社
AJ 社
※AJ 校は、文化服装学院の卒業生
受講率
受講回数
0
0
0
1
0
10
3
2
1
0
0
0
11
0
0
0
9
3
12
1
0
0
0
1
2
0
3
0
7
1
7
2
0
3
0
1
受講者内
修了率
0.00%
0.00%
0.00%
14.29%
0.00%
83.33%
75.00%
100.00%
100.00%
0.00%
0.00%
0.00%
84.62%
0.00%
0.00%
0.00%
81.82%
100.00%
44.44%
50.00%
0.00%
0.00%
0.00%
50.00%
66.67%
0.00%
37.50%
0.00%
77.78%
100.00%
100.00%
66.67%
0.00%
42.86%
0.00%
20.00%
80
57.14%
修了者数
教材 2 については、受講者全員が修了したのは、5 社(14 名)。一方、1 回も受講のなかったのは 8 社となった。
26
<教材 3 : 参加企業別受講・修了状況>
※AJ 校は、文化服装学院の卒業生
教材 3
「気付く能力を伸ばすマーケティング入門」
参加
企業
登録者数
受講者数
A社
B社
C社
D社
E社
F社
G社
H社
I社
J社
K社
L社
M社
N社
O社
P社
Q社
R社
S社
T社
U社
V社
W社
X社
Y社
Z社
AA 社
AB 社
AC 社
AD 社
AE 社
AF 社
AG 社
AH 社
AI 社
AJ 社
受講率
受講回数
受講者内
平均受講回数
修了者数
受講者内
修了率
7
3
5
38
2
17
8
7
2
5
3
1
14
21
1
4
12
4
143
2
1
1
1
7
3
1
25
4
16
1
7
8
1
19
1
15
1
1
0
8
1
13
6
2
1
1
1
0
13
5
0
2
10
4
33
2
1
1
0
2
3
0
6
0
16
1
7
2
1
8
1
7
14.29%
33.33%
0.00%
21.05%
50.00%
76.47%
75.00%
28.57%
50.00%
20.00%
33.33%
0.00%
92.86%
23.81%
0.00%
50.00%
83.33%
100.00%
23.08%
100.00%
100.00%
100.00%
0.00%
28.57%
100.00%
0.00%
24.00%
0.00%
100.00%
100.00%
100.00%
25.00%
100.00%
42.11%
100.00%
46.67%
1
2
0
39
1
106
53
13
7
1
2
0
106
16
0
2
70
35
174
12
8
3
0
9
17
0
32
0
155
9
65
4
1
40
1
17
1.00
2.00
0.00
4.88
1.00
8.15
8.83
6.50
7.00
1.00
2.00
0.00
8.15
3.20
0.00
1.00
7.00
8.75
5.27
6.00
8.00
3.00
0.00
4.50
5.67
0.00
5.33
0.00
9.69
9.00
9.29
2.00
1.00
5.00
1.00
2.43
0
0
0
3
0
11
5
1
1
0
0
0
12
0
0
0
8
4
15
1
0
0
0
1
2
0
3
0
16
1
7
0
0
3
0
1
0.00%
0.00%
0.00%
37.50%
0.00%
84.62%
83.33%
50.00%
100.00%
0.00%
0.00%
0.00%
92.31%
0.00%
0.00%
0.00%
80.00%
100.00%
45.45%
50.00%
0.00%
0.00%
0.00%
50.00%
66.67%
0.00%
50.00%
0.00%
100.00%
100.00%
100.00%
0.00%
0.00%
37.50%
0.00%
14.29%
410
160
39.02%
1,001
6.26
95
59.38%
教材 3 については、受講者全員が修了したのは、5 社(29 名)。一方、1 回も受講がなかったのは 6 社となった。
27
<教材 4 : 参加企業別受講・修了状況>
※AJ 校は、文化服装学院の卒業生
教材 4
「ダイバーシティを意識できる マネージャー養成講座」
参加
企業
登録者数
受講者数
A社
B社
C社
D社
E社
F社
G社
H社
I社
J社
K社
L社
M社
N社
O社
P社
Q社
R社
S社
T社
U社
V社
W社
X社
Y社
Z社
AA 社
AB 社
AC 社
AD 社
AE 社
AF 社
AG 社
AH 社
AI 社
AJ 社
受講率
受講回数
受講者内
平均受講回数
修了者数
受講者内
修了率
7
3
5
38
2
17
8
7
2
5
3
1
14
21
1
4
12
4
143
2
1
1
1
7
3
1
25
4
16
1
7
8
1
19
1
15
0
1
0
7
0
12
5
1
2
0
0
0
13
3
1
1
9
4
19
2
1
1
0
3
3
0
5
0
10
1
7
2
0
7
1
6
0.00%
33.33%
0.00%
18.42%
0.00%
70.59%
62.50%
14.29%
100.00%
0.00%
0.00%
0.00%
92.86%
14.29%
100.00%
25.00%
75.00%
100.00%
13.29%
100.00%
100.00%
100.00%
0.00%
42.86%
100.00%
0.00%
20.00%
0.00%
62.50%
100.00%
100.00%
25.00%
0.00%
36.84%
100.00%
40.00%
0
2
0
38
0
88
35
11
9
0
0
0
94
3
1
1
64
30
107
4
7
3
0
13
19
0
30
0
84
7
61
3
0
37
1
13
0.00
2.00
0.00
5.43
0.00
7.33
7.00
11.00
4.50
0.00
0.00
0.00
7.23
1.00
1.00
1.00
0.00
7.50
5.63
2.00
7.00
3.00
0.00
4.33
6.33
0.00
6.00
0.00
8.40
7.00
8.71
1.50
0.00
5.29
1.00
2.17
0
0
0
4
0
10
3
1
1
0
0
0
12
0
0
0
8
4
12
0
1
0
0
1
2
0
3
0
10
1
7
0
0
4
0
1
0%
0%
0%
57%
0%
83%
60%
100%
50%
0%
0%
0%
92%
0%
0%
0%
89%
100%
63%
0%
100%
0%
0%
33%
67%
0%
60%
0%
100%
100%
100%
0%
0%
57%
0%
17%
410
127
30.98%
765
6.02
85
67%
教材 4 については、受講者全員が修了したのは、6 社(24 名)。一方、1 回も受講がなかったのは 10 社となった。
28
4_10. 教材別の興味・関心度
受講終了後の受講者アンケートで別途、教材別の興味・関心度をたずねる質問もあるが、受講データを基に、今
回の 4 教材に対する興味・関心度を測ってみる。
1~2 回受講しただけの者の中には、e ラーニング画面に並んでいる教材の 1 つをたまたまクリックしただけかもし
れない。一方、修了した者に関しては、修了するまでに相応に回数をこなさなければならず、たまたまのクリックで
はなく意図的にその教材のテーマに取り組もうという意思があると考えられる。
下表は、今回の 4 教材のうち 1 教材でも修了した者 120 名(全修了者)が、実際にどの教材を修了したのかをまと
めたものである。
教材 1 は 120 名中、85.83%の 103 名が修了、教材 2 は同 67.50%の 81 名が修了、教材 3 は同 78.33%の 81
名が修了、教材 4 は、同 70.83%の 81 名が修了している。
教材別
教材 1
「日本人らしさを国際社会に活かす
ビジネスマナー&コミュニケーション」
教材 2
「いざという時に慌てない
IT リテラシー・パワーアップ講座」
修了者数
全修了者 120 名に
占める比率
103
85.83%
81
67.50%
教材 3
「気付く能力を伸ばす
マーケティング入門」
94
78.33%
教材 4
「ダイバーシティを意識できる
マネージャー養成講座」
85
70.83%
全修了者 120 名に占める比率の単純比較からは、教材 1 が最も興味・関心を集めたといえる。
各企業への協力依頼時には、「4 教材の中から興味・関心のあるものから受講してよい」という条件で依頼したが、
e ラーニングの学習画面で、教材1から順に教材 4 までの並び順を考慮すると、やはり教材 1 から素直に取り組む
受講者が多いだろうということを考慮すると、78.33%の教材 3 と 70.83%の教材 4 も、相応の興味・関心を集めたも
のと考えられる。
また、別の視点としては、教材 1 と 2 が「50 問」、教材 3 と 4 が「25 問」であること、さらに、修了者における、修了
までの平均所要回数が、教材 2 が 18.85 回と 4 教材の中で最も回数がかかっていることから、単に修了者が少な
いことをもって、教材 2 の「IT リテラシー」というテーマに対する興味・関心が低かったとは断定できない。
事実、未修了者を含めた総受講回数で比較してみると、教材 1 の延べ 1,981
回と、教材 2 の延べ 1,693 回とでは、上述の通り e ラーニング画面における教
材の並び順が与える影響もあることから、むしろ興味・関心はそれなりに高か
ったと評価することもできる。
29
教材別
延べ
受講回数
教材 1 (マナー&
1,981
コミュニケーション)
教材 2 (IT リテラシ
ー)
1,693
5.
修了者の学習行動分析
5_1. 修了までの所要回数
教材 1 と教材 2 は、各 50 問ずつ登録された中から、毎回ランダムに 5 問ずつ出題され、50 問全てに正解した時
点で修了となる。修了するには、毎回 5 問全て正解したとしても、最短で 10 回受講することになる。
一方、教材 3 と教材 4 は、各 25 問が登録され、同じく 5 問ずつが出題される。修了するには、毎回 5 問全て正解
したとしても、最短で 5 回受講することになる。
今回、修了した者の修了までの平均所要回数と、最短所要回数、最長所要回数は下表の通り。
<修了者の修了までの所要回数>
教材別
設問数
平均
所要回数
最短
所要回数
最長
所要回数
教材 1
「日本人らしさを国際社会に活かす
ビジネスマナー&コミュニケーション」
50 問
16.19
13
23
教材 2
「いざという時に慌てない
IT リテラシー・パワーアップ講座」
50 問
18.99
13
32
教材 3
「気付く能力を伸ばす
マーケティング入門」
25 問
9.33
6
21
教材 4
「ダイバーシティを意識できる
マネージャー養成講座」
25 問
8.08
6
12
設問数が 50 問の教材 1 は平均 16.19 回で修了、同じく 50 問の教材 2 は平均 18.99 回となった。
一方、設問数が 25 問の教材 3 は平均 9.33 回、教材 4 は平均 8.08 回となった。
設問作成時の「想定所要回数」では、教材 1、2 が「15 回程度」、教材 3、4 が「9 回程度」であった。
教材 1 については 16.19 回で、想定よりもやや多くなったものの、ほぼ想定の範囲内となった。
一方、教材 2 については、想定の 15 回程度よりも 4 回近く多い 18.99 回であり、このことも教材 2 の修了率が、全
修了者 120 名中 67.86%にとどまった要因の一つといえる。
教材 3 は、9.33 回で、想定の範囲内。教材 4 については、8.08 回で、想定の 9 回程度を 1 回近く下回り、やや想
定よりも難易度が低かったとも考えられる。
(※ただし、今回の受講者のプロフィールを見ると、入社後 10 年超の中堅以上の従業員も相当数含まれ、そうした
中堅層では、マーケティングやマネジメントの基礎知識もある程度有していると考えられるため、入社 2~5 年目程
度に限定した場合は、別の結果が出る可能性もある。)
30
5_2. 全 4 教材修了者の特徴
教材をどれか 1 つでも修了した者は 120 名であるが、その中で 4 教材全てを修了した者は 70 名であった。
4 教材全てを修了した者は、基礎知識量もさることながら、与えられた学習機会を逃さず学習しようとする意欲・向
上心、やり遂げる責任感、意志力、締め切りを守る自己管理能力が、他の受講者よりも比較的高いことが予想さ
れる。
そこで、4 教材全てを修了した者 70 名と、それ以外(3 教材以下)の修了者 50 名とで、各教材を修了するまでの所
要回数(受講回数)を比較してみたものが下表である。
教材別
修了者 120 名に
おける
修了までの
平均所要回数
4 教材全修了者
70 名における
修了までの
平均所要回数
(A)
3 教材以下修了者
50 名における
修了までの
平均所要回数
(B)
教材 1 「日本人らしさを国際社会に活
かすビジネスマナー&コミュニケーショ
ン」
16.19
16.31
15.94
0.37
教材 2 「いざという時に慌てない
IT リテラシー・パワーアップ講座」
18.99
19.10
18.20
0.90
教材 3 「気付く能力を伸ばす
マーケティング入門」
9.33
9.29
9.46
-0.17
教材 4 「ダイバーシティを意識できる
マネージャー養成講座」
8.08
8.20
7.53
0.67
差
(A)-(B)
分析前の予想としては、4 教材全修了者は、他の修了者よりも修了までの所要回数が少なく、つまり手際よく設問
をこなし、修了をしている可能性が高いのではないかと考えられたが、実際には、4 教材全修了者の方が修了ま
での所要回数が多くかかっている教材が多い。
こうしたことから、今回のトレーニング型の e ラーニング研修においては、その趣旨通り、やり遂げる力、意志力、
粘り強さなどが、修了する/しないを左右する原動力になっている可能性が高いといえる。
また、3 教材以下の修了者の場合は、自分が得意とする、あるいは、興味・関心があるテーマを優先して受講した
か、苦手なテーマを避けた可能性も考えられるが、そうした点では、4 教材の全修了者は、得意/不得意を選り好
みせず、例え回数がかかっても最後まで粘り強くやり遂げる力、努力や手間をいとわない資質を持っていると見る
こともできる。
上表は、修了者の中での比較になるが、受講はしたものの 1 教材も修了しなかった者、登録したが受講をしようと
しなかった者と、修了者、全修了者との間には、基礎知識の差以上に、学習意欲、達成力、意志力等の資質面に
おいて歴然とした差があり、将来、総合的な業務遂行能力や、ビジネスの現場におけるリーダーシップを獲得でき
るかどうかという点で、その差がさらに拡大していく可能性は容易に想像できる。
31
5_3. 修了者の教材選択状況
下表は、教材をどれか 1 つでも修了した者 120 名の、教材別の修了状況である。
この表からは、全 4 教材修了者 70 名以外の 50 名における、教材選択の様子を垣間見ることができる。
教材選択の結果が、4 教材の中から意図的に選択し絞り込んで受講したのか、受講期間の締め切りの関係でや
むなく 1~3 教材の修了にとどまったのかまでは分からないが、ある受講者は教材 1、3、4 を選択し、ある受講者は
教材 3 のみを選択したというように、どの教材を優先的に受講したのかを見て取れる。
全体としての傾向は読み取ることは困難だが、個々の受講者の興味・関心については充分に把握できる。
<修了者の所要回数詳細>
修了者
※ 「修了者」欄に色づけしてある行は、全4教材修了者
教材 1
「日本人らしさを国際社会に
活かすビジネスマナー&コミ
ュニケーション」
受講回数
修了
B社 3
16
修了
D社 2
14
修了
D 社 10
13
修了
D 社 20
13
修了
D 社 21
15
修了
E社 1
13
修了
E社 2
14
修了
F社 1
15
F社 4
F社 5
教材 2
「いざという時に慌てない
IT リテラシー・パワーアッ
プ講座」
受講回数
修了
D 社 15
教材 3
「気付く能力を伸ばす
マーケティング入門」
受講回数
修了
教材 4
「ダイバーシティを意識でき
るマネージャー養成講座」
受講回数
修了
8
修了
7
修了
10
修了
8
修了
7
修了
17
修了
9
修了
7
修了
修了
18
修了
6
修了
8
修了
19
修了
16
修了
8
修了
7
修了
18
修了
19
修了
9
修了
8
修了
F社 6
14
修了
8
修了
7
修了
F社 8
22
修了
32
修了
14
修了
9
修了
F社 9
19
修了
19
修了
11
修了
10
修了
F 社 10
16
修了
24
修了
F 社 11
20
修了
29
修了
12
修了
9
修了
F 社 12
18
修了
9
修了
F 社 13
15
修了
16
修了
9
修了
8
修了
F 社 14
19
修了
14
修了
9
修了
7
修了
F 社 16
16
修了
19
修了
8
修了
7
修了
G社 1
15
修了
G社 2
14
修了
16
修了
10
修了
7
修了
10
修了
G社 3
G社 4
8
修了
G社 6
15
修了
18
修了
10
修了
9
修了
G社 8
16
修了
14
修了
10
修了
12
修了
19
修了
H社 4
H社 7
19
修了
24
修了
11
修了
11
修了
I社 1
15
修了
15
修了
7
修了
7
修了
M社 1
14
修了
15
修了
7
修了
7
修了
16
修了
8
修了
6
修了
M社 2
M社 3
17
修了
20
修了
8
修了
8
修了
M社 4
13
修了
21
修了
7
修了
7
修了
M社 6
16
修了
18
修了
8
修了
8
修了
32
M社 7
15
修了
10
修了
8
修了
M社 8
15
修了
18
M社 9
13
修了
21
修了
9
修了
9
修了
修了
11
修了
8
修了
M 社 10
14
修了
19
M 社 12
23
修了
25
修了
9
修了
7
修了
修了
12
修了
12
修了
M 社 13
14
修了
M 社 14
16
修了
18
修了
8
修了
7
修了
17
修了
8
修了
6
修了
N社 6
18
修了
N社 7
15
修了
N 社 10
17
修了
Q社 1
19
修了
25
修了
Q社 3
Q社 4
14
修了
15
修了
7
修了
7
修了
16
修了
16
修了
9
修了
9
修了
Q社 5
15
修了
18
修了
7
修了
6
修了
7
修了
8
修了
10
修了
8
修了
Q社 6
Q社 8
15
修了
Q社 9
15
修了
18
修了
Q 社 10
18
修了
21
修了
8
修了
8
修了
Q 社 11
17
修了
18
修了
11
修了
10
修了
Q 社 12
18
修了
29
修了
9
修了
7
修了
R社 1
15
修了
15
修了
8
修了
7
修了
R社 2
21
修了
21
修了
10
修了
10
修了
R社 3
17
修了
18
修了
10
修了
7
修了
R社 4
16
修了
7
修了
6
修了
S社 4
14
修了
19
修了
7
修了
7
修了
S社 6
17
修了
22
修了
9
修了
7
修了
S社 7
15
修了
S社 8
17
修了
9
修了
S 社 11
15
修了
18
修了
9
修了
8
修了
S 社 12
16
修了
19
修了
12
修了
8
修了
S 社 13
14
修了
18
修了
10
修了
8
修了
S 社 61
15
修了
10
修了
S 社 62
21
修了
S 社 64
14
修了
16
修了
10
修了
7
修了
S 社 69
20
修了
21
修了
11
修了
8
修了
S 社 70
15
修了
18
修了
9
修了
7
修了
S 社 71
22
修了
25
修了
11
修了
8
修了
S 社 72
16
修了
20
修了
10
修了
9
修了
S 社 73
16
修了
20
修了
12
修了
8
修了
S 社 121
17
修了
S 社 127
17
修了
S 社 128
16
修了
18
修了
12
修了
10
修了
S 社 129
18
修了
T社 2
14
修了
17
修了
10
修了
7
修了
U社 1
W社 1
16
修了
X社 7
14
修了
Y社 1
16
修了
Y社 2
14
Y社 3
AA 社 4
16
修了
8
修了
8
修了
修了
16
修了
8
修了
9
修了
18
修了
20
修了
8
修了
9
修了
14
修了
20
修了
8
修了
8
修了
33
AA 社 6
15
修了
16
修了
10
修了
9
修了
AA 社 14
19
修了
AA 社 16
16
修了
17
修了
8
修了
8
修了
AC 社 1
18
修了
20
修了
8
修了
9
修了
8
修了
AC 社 2
AC 社 3
12
修了
9
修了
AC 社 4
21
修了
8
修了
AC 社 5
8
修了
AC 社 6
6
修了
6
修了
AC 社 7
17
13
修了
修了
14
修了
AC 社 8
AC 社 9
17
修了
20
修了
AC 社 10
7
修了
10
修了
9
修了
11
修了
9
修了
9
修了
AC 社 11
21
修了
22
修了
9
修了
8
修了
AC 社 12
19
修了
18
修了
9
修了
9
修了
13
修了
AC 社 13
AC 社 14
AC 社 15
16
修了
9
修了
10
修了
10
修了
8
修了
10
修了
7
修了
AC 社 16
13
修了
AD 社 1
16
修了
20
修了
9
修了
7
修了
AE 社 1
17
修了
17
修了
10
修了
10
修了
AE 社 2
16
修了
19
修了
9
修了
8
修了
AE 社 3
15
修了
21
修了
9
修了
9
修了
AE 社 4
16
修了
18
修了
11
修了
9
修了
AE 社 5
15
修了
21
修了
9
修了
9
修了
AE 社 6
15
修了
17
修了
7
修了
8
修了
AE 社 7
16
修了
20
修了
10
修了
8
修了
AF 社 2
17
修了
AF 社 6
17
修了
19
修了
AF 社 7
15
修了
18
修了
AH 社 11
17
修了
22
修了
9
修了
9
修了
AH 社 13
15
修了
15
修了
12
修了
8
修了
AH 社 14
16
修了
8
修了
AH 社 17
16
修了
24
修了
13
修了
9
修了
BKS 3
16
修了
23
修了
9
修了
7
修了
1668
103
1519
80
877
94
687
85
16.19
85.83%
18.99
66.67%
9.33
78.33%
8.08
70.83%
34
6.
設問別正答率
今回作成した設問の正答率は、下表の通りである。
作問段階では、50~70%の正答率を想定して作問したものの、実際には想定以上のバラツキが見られた。
選択肢式の設問では、単一選択と複数選択の設問を取り混ぜて作問したが、通常、同じような内容の設問であっ
ても、単一選択よりも複数選択の方が正答率は低くなる傾向にある。
結果を見ると、正答率が 50%未満の設問では、大半が複数選択の設問となっている。
また、今回は、複数選択の数をあえて明示しなかった。そのために、さらに難易度が増したものと考えられる。
同じ複数選択でも、「次の中から正しいものを 3 つ選べ」というように選択すべき数を明示していたならば、正答率
はもっとアップしていたはずである。
一方、正答率が 80%以上の設問については、やはり単一選択の設問が多いが、選択肢の数というよりも、内容自
体が平易過ぎたと考えられる設問も散見される。
こうした正答率が低すぎたり、高すぎたりする設問については、次回までに設問そのものを入れ替えたり、選択肢
の数の指定の仕方を変更するなどの調整をしていく必要がある。
<教材1:設問別正答率>
観点
コミュニケーション
全般
挨拶・接遇
敬語
正答率
Q1
Q2
Q3
Q4
Q5
Q6
Q7
Q8
Q9
Q10
Q11
Q12
Q13
Q14
Q15
Q16
Q17
Q18
Q19
Q20
Q21
Q22
Q23
Q24
Q25
Q26
Q27
Q28
55.4
77.2
69.3
64.0
79.8
99.2
77.6
73.5
93.8
71.7
67.4
58.3
41.4
52.3
74.5
82.5
75.7
96.9
69.1
66.7
72.4
78.0
37.3
79.5
44.3
53.2
54.3
39.1
単一/複数
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
複数選択
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
複数選択
複数選択
複数選択
複数選択
設問内容
2012 年に日本経団連「新卒採用時に関するアンケート」
(傾聴と他者受容のボディランゲージ)
(上司からの指示の受け方)
(メモを取る習慣をつける エビングハウスの忘却曲線)
(報告・連絡・相談)
(5W1H を明確に)
(質問の仕方
閉じた質問と開いた質問)
(反復することで、相手に安心感を与える)
(価値観の違いを認め、客観的に判断する)
(合意形成)
挨拶をする時に気を付けたいポイントは? (いくつでも)
おじぎの仕方で正しいものを選びなさい(1 つだけ)
接客の 5 大用語は?(5 つ選択)
(おもてなしの心 ホスピタリティ)
(好印象を与える身だしなみ)
(上座と下座 応接室、車内、エレベータ内など)
他社訪問時のマナー
クレーム電話の応対1 否定しない
クレーム電話の応対 2 別の人につなぐ
謝罪の仕方
(敬語の種類)
(尊敬語について)
(謙譲語 伺う・申し上げる型)
(謙譲語 参る・申す型)
(丁寧語 です・ます型)
(丁寧語 美化語 お酒・お料理型)
(間違った敬語 二重敬語)
(間違った敬語 さ入れ言葉)
35
電話
メール
Q29
Q30
Q31
Q32
Q33
Q34
Q35
Q36
Q37
Q38
Q39
Q40
Q41
Q42
Q43
Q44
Q45
Q46
Q47
Q48
Q49
Q50
42.3
74.6
52.0
71.4
57.8
96.4
54.0
93.6
61.9
98.5
38.5
56.0
79.4
60.1
80.8
91.2
99.3
89.5
63.4
94.2
54.0
54.3
複数選択
単一選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
複数選択
複数選択
単一選択
複数選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
複数選択
複数選択
(間違った敬語 ~の方は)
(間違った敬語 ~でよろしかったでしょうか)
電話のかけ方 (かける前の準備)
電話のかけ方 (名乗りと呼び出し)
電話のかけ方 (用件、挨拶)
電話の受け方 (5 つの基本)
電話の受け方 (自分宛)
電話の受け方 (指名者への取り次ぎ)
電話の受け方 (指名者が不在の場合)
電話の受け方 (伝言預かり)
携帯電話からかけ方
携帯電話の受け方
ビジネスメールの基本マナー (簡潔な表現)
宛名、署名欄は省かない
1メール1用件
返信は速やかに
報告メール (5W1H を明確に)
お詫びのメール (メールだけでなく、電話や訪問でカバー)
挨拶メール
メールだけで済ませない (上司の報告、取引先へ連絡)
メールで言った/言わないを防ぐ
携帯/スマートフォンのショートメッセージ
<教材 2:設問別正答率>
観点
IT 全般
情報
セキュリティ
メール
正答率
単一/複数
Q1
Q2
Q3
Q4
Q5
57.7
60.1
92.2
76.2
52.1
複数選択
複数選択
単一選択
単一選択
複数選択
Q6
38.3 複数選択
Q7
43.7 複数選択
Q8
50.6 複数選択
Q9
Q10
Q11
38.3 複数選択
61.3 単一選択
60.0 単一選択
Q12
58.3 単一選択
Q13
Q14
Q15
50.6 単一選択
49.7 複数選択
85.1 単一選択
Q16
35.7 複数選択
Q17
Q18
Q19
Q20
Q21
Q22
Q23
Q24
Q25
65.0
66.9
53.8
50.3
47.7
90.5
36.8
67.1
60.3
複数選択
複数選択
複数選択
複数選択
複数選択
単一選択
複数選択
単一選択
複数選択
設問内容
OS とは (Windows、MacOS、リナックス)
インターネットとは
ID,パスワードの管理
パソコンの管理(バックアップの重要性)
USB メモリなど外部メディアの管理
ウィルス対策・セキュリティソフト 1/ウィルス対策ソフト、フ
ァイアウォールソフトで漏えい、侵入を防ぐ
ウィルス対策・セキュリティソフト 2/定期的にチェックを行う
ウィルス対策・セキュリティソフト 3/USB メモリ、CD-R など
の媒体のチェック
データベースとは
ビックデータとは
個人情報の取り扱い 1/個人情報保護法とは
個人情報の取り扱い 2/プライバシーポリシー(個人情報
保護方針)とは
個人情報の取り扱い 3/企業の責任
個人情報の取り扱い 4/利用目的の制限
個人情報の取り扱い 5/委託先の監督
個人情報の取り扱い 6/ワード、エクセル文書のパスワー
ドのかけ方
個人情報の取り扱い 7/圧縮ソフトの暗号化
パソコン機器及びデータ管理 1/パソコンの管理
パソコン機器及びデータ管理 2/データ持ち出しの注意点
パソコン機器及びデータ管理 3
CC と BCC の使い分け
メールの構成
メールの文体
引用の仕方
メールの転送
36
MSOffice の使い
こなし
SNS
Q26
Q27
Q28
Q29
Q30
Q31
Q32
Q33
Q34
Q35
Q36
Q37
Q38
Q39
Q40
Q41
Q42
Q43
Q44
Q45
56.9
78.0
96.8
39.6
55.4
46.7
44.3
85.3
55.5
48.0
9.06
71.0
49.7
38.0
77.8
38.5
56.4
45.7
56.4
30.0
複数選択
単一選択
単一選択
複数選択
複数選択
複数選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
複数選択
単一選択
複数選択
複数選択
複数選択
添付ファイル
機種依存文字、文書の装飾
ひな形を利用する
メーリングリストとは
メールマガジンとは
ワード 1/画像の貼り付け
ワード 2/インデントとタブ
ワード 3/ラベル印刷(差し込み印刷)
エクセル 1/グラフの作成
エクセル 2/ワークシートの行と列の入れ替え
エクセル 3/関数とは
パワーポイント 1/自分用のテンプレートを作成しておく
パワーポイント 2/エクセルデータの貼り付け
パワーポイント 3/配布時の留意点
プレゼン/プロジェクタとの接続
ソーシャルネットワークサービスとは
Twitter 1/特徴
Twitter 2/利用上の注意点
Facebook 1/特徴
Facebook 2/利用上の注意点
Q46
40.1 複数選択
YouTube 1/特徴
Q47
Q48
Q49
78.7 複数選択
57.7 複数選択
86.7 複数選択
YouTube 2/利用上の注意点
SNS でのリスク 1/プライベートと業務の切り分け
SNS でのリスク 2/炎上とは
Q50
46.4 複数選択
SNS でのリスク 3/匿名でも実名は突き止められる
<教材3:設問別正答率>
観点
概論
調査・分析
ブランディング
/チャネル
コミュニケーション
正答率
単一/複数
Q1
Q2
51.5 単一選択
59.3 単一選択
Q3
79.0 単一選択
Q4
Q5
Q6
Q7
Q8
Q9
Q10
Q11
Q12
Q13
Q14
Q15
Q16
Q17
Q18
Q19
Q20
52.4
60.3
87.0
69.4
51.5
53.7
60.6
80.9
71.2
44.4
40.2
60.5
75.5
50.5
62.5
52.6
55.6
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
複数選択
単一選択
単一選択
複数選択
単一選択
単一選択
単一選択
設問内容
マーケティングとは
ニーズとウォンツ
マーケティングの流れ (STP:セグメンテーション、ターゲテ
ィング、ポジショニング)
マーケティングの 4P
マーケティングミックス
マーケティング・リサーチと市場調査
マーケット・セグメンテーション
ターゲティング
ポジショニング
SWOT(スウォット)分析
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)
ブランド・ロイヤルティ
チャネル政策
リベート
SCM
CRM
AIDMA モデル
AISAS(アイサス)
MECE(ミーシー)
メディア・ミックス
37
フレームワーク
Q21
Q22
Q23
Q24
Q25
53.9
52.6
74.5
49.1
単一選択
単一選択
単一選択
複数選択
自由回答
47.0
(1 行)
フレームワークとは
チャンクアップ/チャンクダウン
3M ヒト/モノ/カネ
5F(ファイブフォース)
マーケティング 3.0 とは
<教材4:設問別正答率>
観点
ダイバーシティ
マネジメント
リーダーシップ
コーチング
ラインケア
正答率
単一/複数
設問内容
Q1
63.7 複数選択
ダイバーシティとは
Q2
65.7 複数選択
ジェンダー・ダイバーシティ
Q3
93.5 単一選択
エイジ・ダイバーシティ
Q4
87.6 単一選択
人種、国籍、宗教のダイバーシティ
Q5
91.4 単一選択
ダイバーシティ・マネジメントとは
Q6
68.8 単一選択
マネジメントとは
Q7
65.8 単一選択
QCD (クオリティ、コスト、デリバリィ)
Q8
78.6 複数選択
PDCA(Plan Do Check Action)のサイクル
Q9
52.0 単一選択
5W1H を明確に指示ずる
Q10
76.0 単一選択
ムリ・ムダ・ムラ(3M)を最小限に抑える
Q11
57.6 複数選択
As is /To be (ギャップ分析)
Q12
43.2 複数選択
ファシリテーション
Q13
92.6 単一選択
Will/Skill マトリックス
Q14
71.5 単一選択
A.マズローの欲求 5 段階説
Q15
85.6 単一選択
ジョバリの窓
Q16
85.6 単一選択
コーチングとは
Q17
73.1 単一選択
GROW モデル
Q18
57.0 複数選択
気づきを促す(自発的成長)
Q19
48.6 複数選択
アサーション(聞くスキル)
Q20
74.6 複数選択
アサーション(伝えるスキル)
Q21
61.9 複数選択
メンタルヘルス
Q22
88.5 単一選択
部下にメンタル不全が発生したら
Q23
68.9 複数選択
パワハラ・セクハラ
Q24
43.4 複数選択
報連相(ホウレンソウ)の受け方・アドバイス
Q25
63.2 複数選択
クローズド質問とオープン質問
38
文部科学省委託事業
クリエイティブ(ファッション)分野における専門人材養成産学コンソーシアム
平成 25 年度 「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」
【クリエイティブ(ファッション分野) 職域プロジェクト 社会人教育】
「社会人教育において永続的に必要な知識・技術の成績・管理システムの構築」
事前/事後アンケート結果報告書
クリエイティブ(ファッション)分野における専門人材養成産学コンソーシアム
学校法人文化学園 文化服装学院 キャリア支援室
───────────────────────────────────────────────
目
次
───────────────────────────────────────────────
1.
調査の概要
5
2. 事前アンケート
6
2_1. 事前アンケートの目的
6
事前企業人事アンケート
事前卒業生アンケート
2_2. 事前アンケートの実施概要
6
事前企業人事アンケート
事前卒業生アンケート
2_3. 事前アンケートの集計結果
7
2_3_1. 「事前企業人事アンケート」の集計結果
7
回答者プロフィール
設問 1: 文化卒業生人材データバンク(FC-LINK)の活用意欲
設問 2: e ラーニングで再教育された文化卒業生のへの採用意欲
設問 3: 現状の従業員教育方法
設問 4: e ラーニング認知状況
設問 5: e ラーニング利用状況
設問 6: e ラーニング活用企業での学習時の利用端末
設問 7: タブレット、スマートファンを利用した e ラーニングへの興味・関心
設問 8: アパレル業界での e ラーニング普及予想
設問 9: e ラーニングに期待するメリット
設問 10: 従業員教育における e ラーニングへの期待度
設問 11: e ラーニングの学習時間・利用シーンのイメージ
設問 12: e ラーニングで従業員に研修してほしい学習テーマ・内容
設問 13: アパレル業界で学ぶべきだと思う研修テーマ・内容
設問 14: e ラーニングの活用・導入意欲
設問 15: 本 e ラーニング研修への参加意向
設問 16: 参加希望企業の受講 ID 要望数
今回参加協力企業のプロフィール
2_3_2. 「事前卒業生アンケート」の集計結果
18
回答者プロフィール
設問 1: e ラーニングという言葉の認知状況
設問 2: e ラーニング受講経験
設問 3: 勤務先の e ラーニング導入状況
設問 4: e ラーニングに関する認識
2
設問 5: PC、スマートフォンを利用した学習への興味・関心
設問 6: e ラーニング利用シーンについてのイメージ
設問 7: e ラーニングに期待するメリット
設問 8: アパレル業界での e ラーニング普及予想
設問 9: e ラーニングに期待するメリット
設問 10: e ラーニングで学んでみたい学習テーマ・内容
設問 11: 会社及び自身の e ラーニング研修効果への期待度
設問 12: 転職意向
設問 13: 文化服装学院の「卒業生求人」への興味・関心
設問 14: 転職支援としての e ラーニングへの期待度
設問 15: 本 e ラーニング研修への参加意向
設問 16: 参加希望企業の受講 ID 要望数
3.
事後アンケート
29
3_1 事後アンケートの目的
29
事後企業人事アンケート
事後企業受講者アンケート
事後卒業生アンケート
3_2 事後アンケートの実施概要
29
事後企業人事アンケート
事後企業受講者アンケート
事後卒業生アンケート
3_3 事後アンケートの集計結果
30
3_3_1. 「事後企業人事アンケート」の集計結果
30
回答者プロフィール
設問 1: e ラーニング研修への参加理由・目的
設問 2: e ラーニングの仕組み・教材内容や本事業のコンセプトへの評価
(中核人材の再教育及びアパレル業界活性化というコンセプト)
設問 3: 従業員教育に有効・有用な学習テーマ
設問 4: トレーニング型の e ラーニングに対する評価
設問 5: e ラーニング参加目的の達成度、満足度
設問 6: e ラーニング参加後の受講者の変化
設問 7: 今後の自社人材教育について
設問 8: 今後必要な学習テーマ <A 分野:社会人の基本マナー・一般常識>
設問 9: 今後必要な学習テーマ <B 分野:一般ビジネス実務(初級)>
設問 10: 今後必要な学習テーマ <C 分野:一般教養/人間力アップ)>
設問 11: 今後必要な学習テーマ <D 分野:アパレル専門知識>
設問 12: 今後必要な学習テーマ <E 分野:一般ビジネス知識(中級)>
設問 13: 今後必要な学習テーマ <F 分野:起業>
設問 14: 業界における e ラーニングの有用性、その他の教育研修のテーマ/手法について
3
3_3_2. 「事後企業受講者アンケート」及び「事後卒業生アンケート」の集計結果
回答者プロフィール
設問 1: これまでの e ラーニング利用状況
設問 2: 今回受講した教材
設問 3: 修了またやり遂げた教材
設問 4: 自らの仕事・キャリア形成に役立ちそうな教材
設問 5: キャリア形成への今回 e ラーニングの効果期待度
設問 6: 利用端末
設問 7: 最多利用端末
設問 8: 学習シーン
設問 9: e ラーニングのメリット
設問 10: 学習してみたいテーマ <A 分野:社会人の基本マナー・一般常識>
設問 11: 学習してみたいテーマ <B 分野:一般ビジネス実務(初級)>
設問 12: 学習してみたいテーマ <C 分野:一般教養/人間力アップ)>
設問 13: 学習してみたいテーマ <D 分野:アパレル専門知識>
設問 14: 学習してみたいテーマ <E 分野:一般ビジネス知識(中級)>
設問 15: 学習してみたいテーマ <F 分野:起業>
設問 16: 今回の e ラーニングへの感想・意見・要望
4
45
1. 調査の概要
本事業において、下記 5 件のアンケート調査を e ラーニング研修の事前・事後にそれぞれ実施した。
<事前アンケート:2 件>
1) 「アパレル関連企業人事担当者向け 事前アンケート調査(兼 e ラーニング研修参加申込書)」
(以降「事前企業人事アンケート」と略す)
2) 「文化服装学院卒業生向け 事前アンケート調査(兼 e ラーニング研修参加申込書)」
(以降「事前卒業生アンケート」と略す)
<事後アンケート:3 件>
3) 「アパレル関連企業人事担当者向け 事後アンケート調査」
(以降「事後企業人事アンケート」と略す)
4) 「アパレル関連企業受講者向け 事後アンケート調査」
(以降「事後企業受講者アンケート」と略す)
5) 「文化服装学院卒業生向け 事後アンケート調査」
(以降「事後卒業生アンケート」と略す)
10月
事前企業人事アンケート
平成25(2013)年
11月
平成26(2014)年
12月
1月
2月
10月10日 ~ 11月30日
事前
事前卒業生アンケート
10月17日 ~ 1月17日
1月29日 ~ 2月12日
事後企業人事アンケート
1月29日 ~ 2月12日
事後 事後企業受講者アンケート
1月29日 ~ 2月7日
事後卒業生アンケート
5
2.
事前アンケート
2_1 事前アンケートの目的
<事前企業人事アンケート>
アパレル関連企業の人事・研修担当者に対して、本 e ラーニング研修事業の実施前に、e ラーニングの社内導入
状況、e ラーニングへの評価・期待度、e ラーニング研修を受講した文化服装学院卒業生の人材としての魅力度、
採用意向などをたずねた。
また、本アンケートは、今回の e ラーニング研修への参加意向の確認と、必要な受講 ID 数の仮申請を兼ねた内容
であった。
<事前卒業生アンケート>
本事業の一環として開設した、アパレル人材のコミュニティサイト「FC-LINK」への登録を希望した文化服装学院の
卒業生に対して、本 e ラーニング研修事業の実施前に、e ラーニングの利用経験、e ラーニングへの興味・関心度、
e ラーニング研修とのセットで、求人情報を紹介する取り組みについての興味・関心度などをたずねた。
また、本アンケートは、今回の e ラーニング研修への参加申し込みを兼ねた内容であった。
2_2. 事前アンケートの実施概要
<事前企業人事アンケートの実施概要>
実施期間
平成 25(2013)年 10 月 10 日(木)~平成 25(2013)年 11 月 30 日(土)
アンケート対象者
アパレル関連企業の人事・研修部門担当者約 2,300 名
依頼方法
郵送の書面にて、本産学コンソーシアムの趣旨説明、アンケートへの協力、e ラー
ニング研修への参加協力を要請。
有効回答数
111 件 (111 社)
実際の申し込み企業数
35 社 (受講 ID の申請数 395 件)
<事前卒業生アンケートの実施概要>
実施期間
平成 25(2013)年 10 月 17 日(木)~平成 26(2014)年 1 月 17 日(金)
アンケート対象者
文化服装学院卒業生の同窓会組織「すみれ会」への登録者約 9,000 名
依頼方法
「すみれ会」への登録者に郵送配布している会報誌の誌面にて、本産学コンソー
シアムの趣旨説明、FC-Link への参加呼びかけ、アンケートへの協力、e ラーニン
グ研修への参加協力を要請。
有効回答数
57 件 (57 名)
実際の申し込み人数
15 名
6
2_3 事前アンケートの集計結果
2_3_1. 「事前企業人事アンケート」の集計結果
回答者プロフィール
「事前企業人事アンケート」への回答企業のプロフィールは、以下の通りである。
回答企業の業種・業態別
「メーカー」が 36.94%、「小売業」が 27.03%、「卸売業」が 15.32%で、回答者全体の 79.29%を占めた。
<回答企業の業種・業態> (SA)
N=111
業種・業態
アパレル関連 メーカー
アパレル関連 卸業
アパレル関連 小売業
アパレル関連 販促・企画会社
アパレル関連 物流・運輸会社
アパレル関連 デザイン専門会社
アパレル関連 人材派遣会社
アパレル関連 教育研修会社
アパレル関連 広告代理店
アパレル関連 情報システム会社
アパレル関連 その他企業
アパレル関連 個人事業主
アパレル以外の企業
その他
件数
41
17
30
1
1
1
─
1
1
0
12
─
3
3
構成比(%)
36.94
15.32
27.03
0.90
0.90
0.90
─
0.90
0.90
─
10.81
─
2.70
2.70
111
100.00
回答企業の従業員規模
回答企業の従業員規模は、「1~10 人」から「10,001 人以上」まで多様である。
<回答企業の従業員規模> (SA)
N=111
従業員規模
1~10 人
11~20 人
21~50 人
51~100 人
101~300 人
301~500 人
501~1,000 人
1,001~3,000 人
3,001~5,000 人
5,001~10,000 人
10,001 人以上
件数
17
7
14
16
25
8
10
8
1
2
3
構成比(%)
15.32
6.31
12.61
14.41
22.52
7.21
9.01
7.21
0.90
1.80
2.70
111
100.00
7
設問 1: 文化服装学院卒業生人材データバンク(FC-LINK)の活用意欲
今回の事業の中で立ち上げたアパレル人材の人材データバンクである「FC-LINK」は、初期段階では、文化服装
学院卒業生に対して呼びかけを行い登録を募ったものである。
この「FC-LINK」に対する期待度、活用意欲について、企業の人事担当者にたずねた。
「是非活用したい」(35.14%)と「活用したい」(51.35%)を合わせると、実に 86.49%が積極的に活用する意欲を有
している。
<文化服装学院卒業生のデータバンク(FC-LINK)の活用意欲> (SA)
N=111
人材データバンク(FC-LINK)の
活用意欲
是非活用したい
活用したい
あまり活用したいとは思わない
活用したくない
よく分からない
件数
構成比(%)
39
57
─
3
12
35.14
51.35
─
2.70
10.81
111
100.00
設問 2: e ラーニングで再教育された文化服装学院卒業生に対する採用意欲
企業の人事担当者に、e ラーニングによる再教育を受けた文化服装学院卒業生に対する期待感、採用意欲をた
ずねたところ、半数以上の 54.05%が「e ラーニングで再教育された人材に期待する」と回答。一方、否定的な見方
は 4%未満にとどまった。
なお、e ラーニング研修実施前のアンケートであったため、「よく分からない」という回答も 42.34%あった。
<e ラーニングで再教育された文化服装学院卒業生への採用意欲> (SA)
N=111
e ラーニングで再教育を受けた
文化服装学院卒業生に対する
採用意欲
e ラーニングで再教育された
人材に期待する
e ラーニングでの再教育には
期待しない
よく分からない
件数
構成比(%)
60
54.05
4
3.600
47
42.34
111
100.00
8
設問 3: 現状の従業員教育方法
回答企業における現状の従業員教育方法では、「OJT」(72.97%)や「集合研修」(50.45%)を実施しているところ
が多くみられる。また、「外部業者への委託」、「マニュアルやテストの配布」、「グループワーク」を導入していると
ころも 2 割以上ある。
「e ラーニング」については、10%未満にとどまった。
従業員教育を積極的に行い、様々な教育方法を採り入れている企業がある一方で、「あまり行っていない」という
企業も全体の約 4 分の 1(24.32%)にのぼる。
また、回答をさらに詳しく見ていくと、「OJT のみ」の企業は 11.71%あり、仮に OJT に関して具体的な教育メソッド
や基準が確立していないという場合には、「あまり行っていない」と合わせると、約 3 分の 1 の企業が明確な教育方
法を確立できていないという可能性も懸念される。
(%)
<現状の従業員教育方法> (MA)
現状の
従業員教育方法
集合研修
OJT
e ラーニング
マニュアルや
テストの配布する
グループワーク
外部業者への委託
その他
あまり行っていない
件数
構成比(%)
56
81
11
50.45
72.97
9.91
23
20.72
24
31
8
27
21.62
27.93
7.21
24.32
設問 4: e ラーニング認知状況
回答企業 111 社の人事担当者における e ラーニング認知状況は、具体的あるいはおおよそ知っていると回答した
のは約 6 割。
残り 4 割は、「言葉は知っているが内容まで知らない」と「知らない」と回答したが、教育研修に近い立場にいる人
事担当者において、e ラーニングの認知度が低いことはやや問題かもしれない。
<e ラーニング認知状況> (SA)
e ラーニング認知状況
具体的に知っている
おおよそ知っているつもり
言葉は知っているが
内容までは知らない
知らない
N=111
件数
25
42
構成比(%)
22.52
37.84
22
19.82
22
19.82
111
100.00
9
設問 5: e ラーニング利用状況
現在もしくは過去に e ラーニングを利用したことのある企業は、約 17.%にとどまった。
また、利用したことがないと回答した企業では、「利用検討中」の企業が約 23%あるものの、「検討したことはな
い」とする企業も 6 割を占めている。
<現在・過去の e ラーニング利用状況> (SA)
N=111
e ラーニング利用状況
ある
(現在利用している)
件数
構成比(%)
10
9.01
9
8.11
ない
(利用検討中)
25
22.52
ない
(検討したことはない)
67
60.36
111
100.00
ある
(過去に利用したことがある)
設問 6: e ラーニング活用時の利用端末
e ラーニングを利用する際の利用端末は、「PC」が主流で 60.36%、「スマートフォン」が 24.32%、「タブレット」が
17.12%、[携帯電話]が 9.91%となった。
その他、「Nintendo DS などのゲーム機」や「専用端末」などを導入している企業もある。
(%)
<e ラーニングでの利用端末> (MA)
e ラーニングの
利用端末
件数
構成比
(%)
PC
67
60.36
タブレット
19
17.12
スマートフォン
27
24.32
携帯電話
11
9.91
2
1.80
1
0.90
36
32.43
Nintendo DS など
のゲーム機
専用端末
その他
10
設問 7: タブレット、スマートフォンを活用した e ラーニングへの興味・関心度
タブレット、スマートフォンを活用した e ラーニングへの興味・関心については、6 割近くが「興味がある」と回答して
いる。
また、「よく分からない」も 3 割いて、実際にタブレットやスマートフォンでの e ラーニングを体験してみないと評価や
イメージが沸きづらいものとみられる。
<タブレット、スマートフォンを利用した e ラーニングへの興味・関心度> (SA)
N=111
タブレット、スマートフォンを
活用した e ラーニングへの
興味・関心度
件数
興味がある
興味がない
よく分からない
構成比(%)
65
11
35
58.56
9.91
31.53
111
100.00
設問 8: アパレル業界での e ラーニング普及予想
今後、アパレル業界において、e ラーニングが普及するかという質問に対しては、約 3 分の 1 が「普及すると思う」
と回答し、「普及しないと思う」の約 6%を大きく上回った。
ただし、「よく分からない」も約 6 割ある。設問 5 の結果の通り、e ラーニングを既に利用している企業の比率はまだ
17%程度と低いことから、e ラーニング自体への評価が判断できないか、定まっていないものと見られる。
<アパレル業界での e ラーニング普及予想> (SA)
N=111
アパレル業界での
e ラーニング普及予想
普及すると思う
普及しないと思う
よく分からない
件数
構成比(%)
37
7
67
33.33
6.31
60.36
111
100.00
11
設問 9: e ラーニングに期待される導入メリット
企業の人事担当者の多くが、e ラーニングの導入メリットとしてあげたのは、「時間を選ばない」、「場所を選ばな
い」である(ともに 86.49%)。
その他に多かったのは、「映像も見られる」(51.35%)、教材を持ち運ぶ必要がない(45.05%)、「繰り返し学習でき
る」(41.44%)、「音声も聴ける」(37.84%)、「データに残るのがよい」(36.94%)などである。
<e ラーニングに期待される導入メリット> (MA)
e ラーニングに期待される
導入メリット
(%)
構成比
件数
(%)
時間を選ばない
96
86.49
場所を選ばない
96
86.49
紙の教材より学習しやすい
16
14.41
教材を持ち運ぶ必要がない
50
45.05
4
3.6
結果がすぐ分かる
23
20.72
繰り返し学習できる
46
41.44
データに残るのがよい
41
36.94
紙を使わないのでエコである
31
27.93
映像も見られる
57
51.35
音声も聴ける
42
37.84
楽しく学習できそう
22
19.82
5
4.5
学習意欲がわく
その他
設問 10: 従業員教育における e ラーニングへの期待度
従業員教育における e ラーニングへの期待度については、4 割が「役立つと思う」と回答したが、e ラーニングを利
用したことのある企業が 17%にとどまること、また、今回の e ラーニング研修の受講前ということもあって、5 割が
「よく分からない」と回答している。
<従業員教育における e ラーニングへの期待度> (SA)
N=111
従業員教育における
e ラーニングへの期待度
役立つと思う
役立つとは思えない
よく分からない
件数
構成比(%)
47
42.34
8
7.21
56
50.45
111
100.00
12
設問 11: e ラーニングの学習時間・利用シーンのイメージ
企業の人事担当者における、e ラーニングの学習時間・利用シーンのイメージでは「休日に自宅で」(55.86%)が最
も多く、続いて「ちょっとした空き時間に」(51.35%)、「夜自宅で」(47.75%)、「朝の通勤途上(電車内など)」
(36.94%)、「仕事帰り(電車内など)」(32.43%)の順となり、「ちょっとした空き時間に」というものがあるが、概ね会
社以外での学習がイメージされている。
このことは、「会社で始業前に」(21.62%)、「会社の業務時間の範囲内で」(22.52%)、「昼休み」(18.02%)、「残業
時間帯に」(3.60%)などが相対的に低くなっていることからも分かる。
ただし、研修内容が従業員にとって必須なのか、任意なのかによっても、回答内容が変化するものと見られる。
<e ラーニングの学習時間・利用シーンのイメージ> (MA)
件数
構成比
(%)
朝の通勤途上(電車内など)
41
36.94
会社で始業前に
24
21.62
会社の業務時間の範囲内で
25
22.52
昼休み
20
18.02
ちょっとした空き時間に
57
51.35
仕事での移動中に
29
26.13
e ラーニングの学習時間・
利用シーンのイメージ
残業時間帯に
4
3.6
仕事帰り(電車内など)
36
32.43
夜自宅で
53
47.75
喫茶店などで
5
4.5
62
55.86
研修センターなどで
6
5.41
その他
5
4.5
休日に自宅等で
(%)
設問 12: e ラーニングで従業員に研修してほしい学習テーマ・内容
e ラーニングで従業員に研修してほしい学習テーマ・内容で最も多かったのは、「ビジネスマナー&コミュニケーシ
ョン」で 7 割以上(71.17%)が必要と感じている。
続いて多かったのは、「気づく力養成」(56.76%)、「接客マナー(販売用)」(54.05%)、「マーケティング基礎」
(50.45%)などである。
アパレル専門知識よりも、総じて、社会人としての基本的なマナー、気づき・気配りなども含めたコミュニケーション
力、社会人としての基本的な知識などの習得が、企業の人事担当者は必要と感じていることがうかがわれる。
一方、「MD 入門」(36.94%)、「バイヤー入門」(20.72%)、「プレス入門」(13.51%)などのアパレル専門知識につい
ては、それなりのニーズはあるものの、職種を特定しての研修は対象者が限定されるからか、10%台~30%台に
とどまる。
13
<e ラーニングで従業員に研修してほしい学習テーマ・内容> (MA)
(%)
e ラーニングで従業員に
研修してほしい
学習テーマ・内容
接客マナー(販売用)
件数
構成比(%)
60
54.05
79
71.17
IT リテラシー
29
26.13
気づく力養成
63
56.76
25
22.52
マーケティング基礎
56
50.45
MD 入門
41
36.94
バイヤー入門
23
20.72
プレス入門
15
13.51
ビジネスコーチング入門
45
40.54
44
39.64
パワハラ・セクハラ
29
26.13
その他
13
11.71
ビジネスマナー&
コミュニケーション
ダイバーシティ・
マネジメント養成
中間管理職のための
メンタルヘルス入門
設問 13: アパレル業界で学ぶべきだと思う研修テーマ・内容 (自由回答)
設問 14: アパレル業界として、学ぶべきだと思う研修内容(自由回答)
設問 12 の「その他」を具体的な内容を尋ねたものと、設問 14 のアパレル業界で学ぶべきだと思う研修内容につい
ての主な回答は、下表の通り。
社会人としてのマナーやコミュニケーション能力や、ビジネス一般知識、アパレル専門知識の他、人間力、気づく
力や、問題に対峙したときの問題解決力、突破力などや、生きがい研修などもあげられた。
<マナー、コミュニケーション能力、対人関係、社会常識などに関するもの(抜粋)>
ビジネスマナー、コミュニケーション、接客販売研修、スタイリングなど
小売業
1,001~3,000 人
チームワークとコミュニケーション力。
小売業
101~300 人
その他企業
1~10 人
小売業
501~1,000 人
その他企業
101~300 人
メーカー
101~300 人
業界としてではなく一般社会人としてのマナー、コミュニケーション能力
社会常識、接客マナー等
狭い業界の常識にとらわれない、他の業界でも通用するビジネスにおける一般常識を身
につける必要もあると考える。
接客スキルに係る内容
お客様に対する気遣いなど、何回研修をしてもうまくいかない心の研修
その他企業
10,001 人以上
大前提として、広く社会人全般に求められる基礎教養、及びビジネススキル。
メーカー
301~500 人
言葉使い、気遣い、仕事に対しての姿勢
メーカー
21~50 人
メーカー
1~10 人
メーカー
101~300 人
現在のアパレル中小(弊社含め)は、正直楽とは言えない労働環境です。、その中でやり
がいを持たせる為にも、仕事に取り組む姿勢、マナーが養えれば、良いと思います。
アパレル業界に限らず、社会人として当たり前の事(常識・非常識、マナーや言葉遣い、
心構えなど)を研修で学び、専門的な部分は会社ごとに異なるので、業務の中で学んで
いくのが良いのではないかと思います。
14
規模が小さく基本的な社会人としての社員教育をする機会が少ない。学校でも物作りし
か習ってきていないのが現状。仕事をする心構え等の教育をする機会を作って欲しい。
メーカー
21~50 人
まずは、アパレル業界に限らず仕事をしていく上で、ビジネスマナー&コミュニケーション
が大切だと思います。それから、その部署ごとで必要な研修に進んでいくと思います。気
づく力養成の e ラーニングにはとても興味があります。
その他企業
21~50 人
その他企業
51~100 人
メーカー
51~100 人
服づくりの技術、知識とともに、企業であるから資金感覚を身につけて欲しいと思う。
小売業
21~50 人
素材、 生産機器、パターン、生産工学、プレゼンテーション
メーカー
51~100 人
カラー、VMD、トレンド、スタイリング
製造工程から販売まで、全てのポジションにおける役割と必要性、コミュニケーションの
取り方。全てを理解できる総合力。
繊維に関する知識、業界用語、情報、知識、ディスプレイ方法等
小売業
101~300 人
物流・
運輸会社
11~20 人
メーカー
501~1,000 人
テキスタイや縫製等の基礎
メーカー
101~300 人
物作りに関する基礎的な知識。および、ト-タルコ-ディネートとして提案出来るようなフ
ァッションアドバイザ-としての知識は必要かと思います。(カラ-コ-ディネイト・素材知
識等)
小売業
101~300 人
①商行為(国内及び貿易)に関連する基礎知識と一般的注意事項。②TESに準ずる繊
維専門知識。社会人として、他の業界人に劣らない「常識」を身につけること。
卸業
1,001~3,000 人
メーカー
51~100 人
小売業
101~300 人
時代の変遷とその時代の背景(ファッション史)
メーカー
21~50 人
・接客販売の基礎 ・ビジネスマナー ・素材の基礎知識 ・縫製の基礎知識 ・取扱いの
基礎知識(洗濯、お直し、他)
その他
10,001 人以上
仕様書作成、パターン作成、素材の特徴、グレーディング(レディス・メンズ・キッズ・ベビ
ー)、マーケティング、相手の思いを形にする、輸出入に関わる知識、縫製技術、ファッシ
ョンビジネス用語
メーカー
1~10 人
論理的なファッシンの捉え方、現在主観性に頼り客観性、論理性に欠けるファッション
を、誰でも納得できる論理を基にした研修が必要
教育研修会
社
1~10 人
時間、人件費、材料費等の職務全般に対するコストへの意識づけ
常に世間の流行や動向に敏感に反応が出来、それを自身のセンスや美意識に落とし込
んで表現し、お客様への提案に活かす事が出来る力を磨く。
その他企業
501~1,000 人
接客業であれば、ことばづかいなどのマナー、立居振舞い、傾聴力、プレゼン力、気づく
力、商売数字の勘を鍛える力
小売業
101~300 人
店舗売上増加のための施策や販売員の CS 向上のためのスキルアップ等、店舗運営す
るための総合的な研修。
小売業
101~300 人
実践が必要だと思います。もしくは仮の設定を作り、いかに問題を解決に導いて行くかな
ど、仮の実践編などが必要かと思います。
メーカー
11~20 人
アパレル以外
の企業
1,001~3,000 人
人材管理
メーカー
1~10 人
ロジカルシンキング、問題解決力、PL/BS の読み方、マーケィング
小売業
501~1,000 人
アパレルに特化したものではなく、人間としての魅力やチームで活動するときに必要な、
人を引き付ける力やチームをまとめて巻き込んで運営していく能力。
小売業
301~500 人
<アパレル専門知識に関するもの(抜粋)>
商材知識について、売り文句だけでなく、根本的な素材の知識。
服飾に関すること。企画から生産迄のスケジュール管理、もの作り。
(1)競合に勝つプレゼンテーション能力 (2)売り上げに繋げるためのクレーム対応術 (3)
日本の古きよき伝統・技術から学ぶ商品開発 (4)営業力を伸ばすための繊維・デザイン
専門知識
希望も含めた大まかな意見ですが、アパレル業界は感性のビジネスという観点から、フ
ァッションだけでなく(人)に興味を持つことが大切だと思うので、実務に結びつく内容で
あれば色彩やデザインが人に与える心理学的なものも学べると良いと考えます。
<アパレル業界に限らない汎用的なビジネス知識に関するもの(抜粋)>
最新マーケティング、MD
15
プレゼンテーション ・タイムマネージメント ・コーチング ・マネジメント研修等が効果的で
はないかと思います。
一般的な社会情報(社会の経済状況や知識)。グローバルな生産、流通背景。人間工学
的パターン。
おかれる業種や部門によって異なるかと思いますが、業界としては、語学や日本文化・
諸外国文化研修等々も学ぶべき内容の一つかと思います。
卸業
301~500 人
販促・
企画会社
51~100 人
メーカー
301~500 人
ダイバーシティについてのマネジメント
メーカー
51~100 人
その他企業
1~10 人
メーカー
21~50 人
その他企業
1~10 人
卸業
101~300 人
卸業
501~1,000 人
アパレル以外
の企業
101~300 人
その他企業
1~10 人
人としてきちんとせした生活ができているかという、社会人として基本的なことができて初
めて、コンテンツが生きてくると思います
卸業
11~20 人
職種や就業年数によって変わっていくものだと思うので、それぞれの職種やキャリアで、
この程度は身に付けて欲しいという内容を設定して、自身のキャリアアップがわかりやす
い研修内容があれば良い。
卸業
101~300 人
<その他、一般教養、人間力アップなど(抜粋)>
さまざまな状況における人間関係のケーススタディ(例:取引先にムリをいわれたら、先
輩から耳の痛い指導をうけたら など)を通して、きれいごとでないリアルな人間関係・突
破力を学ぶ。
知識を吸収する力だけではなく、吸収した知識経験から行動を起こす為の能力。また、
一般の事務員・作業員と比較して、「好きなこと」を仕事にする傾向が強いはずなので、
仕事に対する意識も高く持てる様な態度能力を学ばせる研修。専門知識など、経験を積
めば覚えるが、基礎になる態度能力がなければ専門知識など役に立たない。
時代の流れの中で変化していく価値観、その中で自分の大事な事、自分が出来る事を
考える
どの業界でも、人としての教育が叫ばれている割には、企業の教育として行われている
事が少ないと感じている。やりがい、生きがいに通じる研修を考えている。
気づく力があれば、いろいろなことにつながっていくと思います。接客や繊維や素材の知
識、コーディネート提案、VMDなど、自分の足りない点に気づき、学ぼうという意欲も湧く
と思います。
社会人として仕事に取り組む姿勢、考え方
道徳、働くということ、意味など
設問 15: e ラーニングの活用・導入意欲
e ラーニングの活用・導入意欲は、約 6 割が「きっかけがあれば利用したい」と回答し、「きっかけがあっても利用し
たいとは思わない」の約 3%を大きく上回った。この「事前企業人事アンケート」では既に e ラーニングを導入また
は経験済みの企業は 17%でとどまっているいるが、機会さえあれば e ラーニングを試してみたい、導入してみたい
という興味・関心は高いといえる。
<e ラーニングの活用・導入意欲> (SA)
N=111
e ラーニングの
件数
構成比(%)
活用・導入意欲
きっかけがあれば
67
60.36
3
2.70
41
36.94
111
100.00
利用したい
きっかけがあっても
利用したいとは思わない
よく分からない
16
設問 16: 本 e ラーニング研修への参加意向
今回の e ラーニング研修への参加意向をたずねた質問では、「協力したい」、「検討したいので詳しい話を聞きた
い」で合わせて 81 社であったが、結果として実際の参加協力企業数は 35 社となった。
<本 e ラーニング研修への参加意向> (SA)
N=111
本 e ラーニング研修
への参加意向
協力したい
検討したいので
詳しい話を聞きたい
今回は協力できない
(未回答)
件数
構成比(%)
50
45.05
31
27.93
29
1
26.13
0.90
111
100.00
最終参加協力企業数 35 社
設問 17: 参加希望企業の受講 ID 要望数
事前アンケートにおいて、参加意向または参加検討企業 81 社に、受講 ID の要望数(受講者の見込み数)をたず
ねたところ、「1~5 人」が 76.54%を占めた。
人事担当者としては、自社の従業員が受講する研修教材の内容を見極めたいという、人事担当としての慎重な姿
勢がうかがえる。
<参加希望企業の受講 ID 要望数> (SA)
(%)
n=81
参加希望企業の
受講 ID 要望数
1~5 人
6~10 人
11~15 人
16~20 人
21 人~25 人
26~30 人
31~35 人
36~40 人
41~45 人
46~50 人
51~100 人
101~200 人
201~300 人
301~400 人
400~500 人
詳しい説明を
きいてから検討したい
62
10
─
2
1
3
─
─
─
─
1
─
─
─
─
構成比
(%)
76.54
12.35
─
2.47
1.23
3.7
─
─
─
─
1.23
─
─
─
─
2
2.47
81
100
件数
17
2_3_2.
「事前卒業生アンケート」の集計結果
回答者プロフィール
文化服装学院卒業生に対して実施した「事前卒業生アンケート」への回答者のプロフィールは、以下の通りであ
る。
性別
文化服装学院卒業生の回答者の「性別」は、女性が約 3 分の 2 (66.67%)で、男性は約 3 分の 1(33.33%)となっ
た。
<回答卒業生の性別> (SA)
性別
男性
女性
N=57
件数
19
38
構成比(%)
33.33
66.67
57
100.00
年齢別
今回の事前アンケートは、文化服装学院卒業生人材データバンク「FC-LINK」への登録希望者に対して、アンケー
トへの協力要請と e ラーニング研修への参加を呼びかけたものだが、アンケート回答者を見ると、年齢層では 20
代(「20~24 才」、「25~29 才」)が約 8 割(80.70%)を占めている。
「FC-LINK」自体の登録募集開始は 2013 年 10 月以降であったが、卒業して年数が経過しているほど、また、イン
ターネット上での情報伝達の浸透度、伝達速度の点で、年齢が高くなるほど周知に時間を要することもあり、今後
は「FC-LINK」への登録希望者の年齢層も 30 代以上にも拡大していくものと見られる。
<年齢別 (満年齢)>(SA) N=57
満年齢
19 才以下
件数
構成比(%)
─
─
20~24 才
17
29.82
25~29 才
29
50.88
30~34 才
6
10.53
35~39 才
─
(%)
─
40~44 才
2
3.51
45~49 才
3
5.26
50~54 才
─
─
55~59 才
─
─
60~64 才
─
─
65~69 才
─
─
70 才以上
─
─
57
100.00
18
アパレル業界経験年数
アンケート回答者の年齢層で「20 代」が約 8 割を占めていることもあり、「アパレル業界経験年数」についても、「1
年未満」~「5 年~7 年」の合計で約 93%を占めた。
「1 年未満」と「1~2 年」の合計は 49.13%、「3~4 年」と「5~7 年」の合計は 43.86%となる。
<アパレル業界経験年数> (SA)
(%)
N=57
アパレル業界
経験年数
1 年未満
1~2 年
3~4 年
5~7 年
8~10 年
11~15 年
16~20 年
21~25 年
26~30 年
31~35 年
36~40 年
41~45 年
46 年以上
15
13
15
10
2
─
1
1
─
─
─
─
─
構成比
(%)
26.32
22.81
26.32
17.54
3.51
─
1.75
1.75
─
─
─
─
─
57
100.00
件数
現在の職業
現在の職業については、「アパレル関連の勤務者」(正社員・契約社員・パート及び、アパレル関連の個人事業
主)が約 54%だが、「非アパレル(不明含む)」も約 46%にのぼる。
「非アパレル」の内訳は、「無職」(12.28%)、「アパレル以外の企業・個人事業主」(10.53%)、「フリーター」
(10.53%)、「専業主夫・主夫」(1.75%)、「その他」(10.53%)となる。
「FC-LINK」の目的は、アパレルの知識や技術を持ちながらも、現時点でアパレル以外の業界で働いていたり、家
庭にあったり、無職あるいはフリーター状態にある層を、アパレル業界に再度目を向けてもらい、最活躍の契機を
提供することである。この結果を見る限り、非アパレルの比率が高いことから、「FC-LINK」のサービスが本格化す
れば、現在非アパレル状態にある層を、アパレル業界に目を向けさせる可能性は充分あると考えられる。
<現在の職業>
現在の職業
件数
構成比(%)
アパレル関連企業に勤務
27
47.37
アパレル関連 個人事業主
4
7.02
アパレル以外の企業
または個人事業主
6
10.53
20
35.09
57
100.01
フリーター/専業主夫・主夫
/無職/その他
アパレル/非アパレル別
構成比(%)
アパレル
54.39
非アパレル
(不明含む)
19
45.62
<現在の職業(詳細)> (SA)
現在の職業
アパレル関連
メーカー正社員
N=57
件数
14
24.56
アパレル関連
メーカー契約社員
2
3.51
アパレル関連
メーカーパートタイマー
3
5.26
アパレル関連
卸業正社員
2
3.51
アパレル関連
卸業契約社員
─
─
アパレル関連
卸業パートタイマー
─
─
アパレル関連
小売業正社員
2
3.51
アパレル関連
小売業契約社員
3
5.26
アパレル関連
小売業パートタイマー
1
1.75
アパレル関連
販促・企画会社 正社員
アパレル関連
販促・企画会社 契約社員
アパレル関連
販促・企画会社 パートタイ
マー
アパレル関連
個人事業主
(デザイナー)
アパレル関連
個人事業主
(パタンナー)
アパレル関連
個人事業主(縫製)
アパレル関連
個人事業主
(スタイリスト)
アパレル関連
個人事業主
(ファッションコーディネータ
ー)
アパレル関連
個人事業主
(企画アドバイザー)
アパレル関連
個人事業主(その他)
─
─
─
─
─
─
1
─
アパレル以外の企業
契約社員
アパレル以外の企業
パートタイマー
アパレル以外の
個人事業主
フリーター
専業主夫・主婦
無職
その他
1.75
─
1
1.75
─
─
─
─
2
─
アパレル以外の企業
正社員
(%)
構成比
(%)
3.51
─
3
─
5.26
─
2
3.51
1
1.75
6
1
7
6
10.53
1.75
12.28
10.53
57
100.00
20
現在の職種
「現在の職種」については、アパレル業界で就業中の回答者では、「ファッションアドバイザー(セールススタッフ、
販売スタッフ)」(12.28%)、「デザイナー」(12.28%)、「生産管理(プロダクトマネージャー)」(5.26%)、「パタンナ
ー」(5.26%)などとなっている。
「FC-LINK」は、人材データバンクとしての役割の他、アパレル業界で働く人たちへの情報提供ポータルとしての側
面もあるため、現在アパレル業界で就業中の者が「FC-LINK」に登録したからといって、即、転職希望者とは限ら
ないことを留意する必要がある。
<現在の職種> (SA)
N=57
現在の職種
件数
構成比
(%)
7
12.28
2
3.51
ファッションアドバイザー
(セールススタッフ、販売
スタッフ)
ショップマネージャー
(店長)
エリアマネージャー
スーパーバイザー
MD
─
─
─
─
1
(マーチャンダイザー、
商品化計画)
(%)
1.75
VMD
(ビジュアルマーチャンダイ
ジング)
─
生産管理
3
5.26
7
3
12.28
5.26
─
2
3.51
1
─
1.75
─
─
─
─
─
─
─
4
9
18
─
─
─
─
7.02
15.79
31.58
57
100.00
(プロダクトマネージャー)
デザイナー
パタンナー
プレス(広報)
セールスマネージャー
(営業)
バイヤー
スタイリスト
ファッションコーディネー
ター
経営企画
総務・人事
経理・財務
経営者
個人事業主
無職
その他
─
─
21
設問 1: e ラーニングという言葉の認知状況
「事前卒業生アンケート」における“e ラーニング”という言葉の認知率は、約 16%にとどまった。
この数字は、現在アパレル業界、または非アパレル業界で実際に就業している回答者が、57 名中 37 名(約 65%)
であることを考えると、かなり低い数字と言えるかもしれない。
仮に、「FC-LINK」等で、アパレル人材の再教育(学び直し)を目的として、e ラーニングの受講を提案していく場合
には、e ラーニングがどのようなものなのか、かみくだいた説明が必要になると考えられる。
<e ラーニングという言葉の認知状況> (SA)
N=57
e ラーニングという
言葉の認知状況
はい
いいえ
おぼえていない
9
44
4
構成比
(%)
15.79
77.19
7.02
57
100.00
件数
設問 2: e ラーニング受講経験
e ラーニング受講経験については、受講経験が「ある」のは約 9%にとどまった。
<e ラーニング受講経験> (SA) N=57
e ラーニング
受講経験
ある
ない
件数
構成比(%)
5
52
8.77
91.23
57
100.00
22
設問 3: 勤務先の e ラーニング導入状況
「勤務先の e ラーニング導入状況」については、現在または過去に利用してことが「ある」のは 4%未満で、現在は
ないが「利用検討中」という回答は約 12%あった。
<勤務先の e ラーニング導入状況> (SA)
勤務先の
e ラーニング導入状況
ある(現在利用している)
ある(過去に利用したことがある)
ない(利用検討中)
ない(検討したことはない)
N=57
1
1
7
48
構成
比(%)
1.75
1.75
12.28
84.21
57
100.00
件数
設問 4: e ラーニングに関する認識
e ラーニングがどのようなものか具体的に知っているかという質問に対しては、「具体的に知っている」と「おおよそ
知っているつもり」を合わせると、約 12%であった。
一方、「言葉は知っているが内容までは知らない」と「知らない」の合計は約 88%であり、今後 e ラーニングを用い
て再教育(学び直し)を提案していく際には、e ラーニングとはどのようなものかをイメージできるような分かり易い
説明や、具体的なサンプル提供、申し込み前の体験版などが必要だと考えられる。
<e ラーニングに関する認識> (SA)
e ラーニングに関する認識
具体的に知っている
おおよそ知っているつもり
言葉は知っているが
内容までは知らない
知らない
件数
N=57
2
5
構成比(%)
3.51
8.77
13
22.81
37
64.91
57
100.00
23
設問 5: PC、スマートフォンを利用した学習への興味・関心
PC やスマートフォンを利用した学習への興味・関心については、7 割近くが「興味がある」と回答しており、e ラーニ
ングの実際の利用経験や e ラーニングの具体的な認知度は低くいものの、興味・関心は持っていることが分かる。
この興味・関心に対して、実際に学びたいと思える教材内容が合致すれば、「学び直し」の意欲を喚起させること
も可能だと考えられる。
<PC、スマートフォンを利用した学習への興味・関心> (SA)
N=57
PC、スマートフォンを利用した
学習への興味・関心
件数
構成比(%)
39
4
14
68.42
7.02
24.56
57
100.00
興味がある
興味がない
よく分からない
設問 6: e ラーニング利用シーンについてのイメージ
e ラーニングで学習するとしたら、どのような時に利用しそうかという質問については、「ちょっとした空き時間に」
(56.14%)、「朝の通勤途上(電車内など)」(45.61%)、「夜自宅で」(33.33%)、「仕事帰り(電車内など)」(28.07%)、
「休日に自宅等で」(26.32%)の順となっており、企業の人事担当者とほぼ似たような利用シーンをイメージしてい
るようである。
<e ラーニング利用シーンについてのイメージ> (MA)
(%)
e ラーニング利用シーン
についてのイメージ
朝の通勤途上
(電車内など)
会社で始業前に
会社の業務時間の
範囲内で
昼休み
ちょっとした空き時間に
仕事での移動中に
残業時間帯に
仕事帰り(電車内など)
夜自宅で
喫茶店などで
休日に自宅等で
研修センターなどで
その他
件数
構成比
(%)
26
45.61
2
3.51
0
0
10
32
3
0
16
19
10
15
4
7
17.54
56.14
5.26
0
28.07
33.33
17.54
26.32
7.02
12.28
24
設問 7: e ラーニングで学習したい理由
e ラーニングで学習したいと思う理由については、「時間を選ばない」(68.42%)と、「場所を選ばない」(59.65%)が
多かった。この 2 つは、e ラーニングのメリットとして、一般にも最も多くあげられるメリットである。
一方、今回のアンケートでは、e ラーニングの受講経験がない層が 9 割を超えるため、実際に受講してみないとイ
メージが沸きにくいと思われる。例えば、「紙の教材より学習しやすい」、「結果がすぐ分かる」などは、やはり少な
い。
<e ラーニングで学習したい理由> (MA)
e ラーニングで
学習したい理由
件数
時間を選ばない
場所を選ばない
紙の教材より学習しやすい
教材を持ち運ぶ必要がない
学習意欲がわく
結果がすぐ分かる
繰り返し学習できる
データに残るのがよい
紙を使わないのでエコである
映像も見られる
音声も聴ける
楽しく学習できそう
その他
(%)
構成比
(%)
39
34
7
16
4
7
13
11
2
10
8
6
6
68.42
59.65
12.28
28.07
7.02
12.28
22.81
19.3
3.51
17.54
14.04
10.53
10.53
設問 8: e ラーニングで学んでみたい内容
e ラーニングで学んでみたい内容としては、「ビジネスマナー&コミュニケーション」が 6 割を超え、最も多かった。
続いて、「マーケティング基礎」(約 40%)、「MD 入門」(約 37%)、「バイヤー入門」(約 35%)などが多い。
(%)
<e ラーニングで学んでみたい内容> (MA)
e ラーニングで
学んでみたい内容
接客マナー(販売用)
ビジネスマナー
&コミュニケーション
IT リテラシー
気づく力養成
ダイバーシティ・
マネジメント養成
マーケティング基礎
MD 入門
バイヤー入門
プレス入門
ビジネスコーチング入門
中間管理職のための
メンタルヘルス入門
パワハラ・セクハラ
その他
14
構成
比(%)
24.56
36
63.16
13
16
22.81
28.07
8
14.04
23
21
20
17
15
40.35
36.84
35.09
29.82
26.32
11
19.30
5
11
8.77
19.30
件数
25
「事前人事担当者アンケート」と比較すると、「ビジネスマナー&コミュニケーション」が最も多い(71.17%)のは共
通しているものの、人事側では、続いて「気づく力養成」(56.76%)や「接客マナー」(54.05%)が多いが、「バイヤー
入門」は 20.72%と低めであり、人事側と学習者側でのギャップも見受けられる。
また、「マーケティング基礎」については、人事側(50.45%)、学習者側(40.35%)で、双方が必要だと感じていること
が分かる。
また、「その他」として具体的なものとしてあげられたのは、下記設問 9 の通りである。
設問 9: e ラーニングで学んでみたい内容(自由回答)
性別
満年齢
アパレル
業界
経験年数
現在の職業
現在の職種
VMD
女性
25~29 才
3~4 年
アパレル関連 小
売業契約社員
ファッションアドバイ
ザー(セールススタッ
フ、販売スタッフ)
起業ノウハウ
女性
30~34 才
5~7 年
アパレル関連 メ
ーカー正社員
デザイナー
パターン(レディス、メンズ、補正)
男性
25~29 才
3~4 年
アパレル関連 メ
ーカー正社員
パタンナー
経営戦略やマーケティング
男性
25~29 才
1~2 年
無職
無職
学習してみたい内容
アパレルメーカー/正社員で「起業ノウハウ」、20 代/無職で「経営戦略やマーケティング」があげられるなど、起
業を志すマインドが感じられる回答もみられる。
設問 10: 会社及び自身の e ラーニング研修効果への期待度
勤務先もしくは自分自身にとって、e ラーニングは役立つと思うかという質問に対しては、約 4 割が「役立つと思う」
と回答し、4%未満の「役立つとは思えない」を大きく上回ったが、「よく分からない」という回答も半数以上で見られ
た。
<会社及び自身の e ラーニング研修効果への期待度> (SA)
N=57
会社及び自身の
e ラーニング研修効果
への期待度
件数
構成比
(%)
役立つと思う
23
40.35
役立つとは思えない
よく分からない
2
32
3.51
56.14
57
100.00
26
設問 11: 転職経験/意向
転職については、「実際に転職をしたことがある」のは約 37%、、「転職を考えたことがある」のは約 53%で、合わ
せると 89.47%に達する。
実際に転職をするかどうかは別として、いつかは転職をする可能性もあり得ると考えている回答者が多いようであ
る。
<転職意向> (SA)
転職経験/意向
N=57
件数
構成比(%)
実際に転職をしたことがある
21
36.84
転職を考えたことがある
30
52.63
転職を考えたことはない
1
1.75
よく分からない
5
8.77
57
100.00
設問 12: 文化服装学院の「卒業生求人」への興味・関心
文化服装学院が提供する「卒業生求人」情報については、約 84%が「興味があり利用してみたい」と回答してい
る。
「興味があるが今のところ利用するか分からない」と合わせると、実に 96.49%が興味を持っており、文化服装学院
の「卒業生求人」への興味・関心の高さと、同時に「FC-LINK」の今後の展開に関する期待の高さもうかがえる。
(%)
<文化服装学院の「卒業生求人」への興味・関心> (SA)
N=57
文化服装学院の
「卒業生求人」への興味・関心
興味があり利用してみたい
興味はあるが
今のところ利用するか分からない
興味はあるが利用しないと思う
興味がない
(無回答)
件数
構成比
(%)
48
84.21
7
12.28
1
1
─
1.75
1.75
57
100.00
─
27
設問 13: 転職支援になるような e ラーニングへの期待度
「e ラーニングを受講することで更なる転職(ステップアップ)が出来るとしたら受講しますか」という質問に対しては、
7 割超が「受講したい」と回答した。
<転職支援になるような e ラーニングへの期待度> (SA)
N=57
転職支援になるような
e ラーニングへの期待度
受講したい
受講したくない
よく分からない
(無回答)
件数
構成比(%)
42
1
13
1
73.68
1.75
22.81
1.75
57
100.00
設問 14: 今回の e ラーニング研修への参加意向
今回の e ラーニング研修への参加意向については、「参加したい」が 15 名(26.32%)、「検討したいので詳しい情
報がほしい」が 26 名(45.61%)で、合わせて 41 名(71.93%)であったが、実際の文化服装学院卒業生による受講
参加者(ID の発行希望人数)は、15 名となった。
<今回の e ラーニング研修への参加意向> (SA)
N=57
今回の e ラーニング研修
への参加意向
参加したい
検討したいので
詳しい情報がほしい
今回は参加したくない
件数
構成比(%)
15
26.32
26
45.61
16
28.07
57
100
最終参加希望人数 15 名
(ID発行希望者数)
28
3.
事後アンケート
3_1. 事後アンケートの目的
<事後企業人事アンケート>
アパレル関連参加協力企業の人事担当者に対して、本 e ラーニング研修事業の実施後に、その企業の受講者に
関する受講状況の概要データを提供し、本 e ラーニング研修に関する評価、今後のアパレル業界における中核人
材の育成、再教育に関する意見・要望などをたずねた。
<事後企業受講者アンケート>
アパレル関連参加協力企業の受講者に対して、本 e ラーニング研修の受講後に、教材別の受講状況、教材別の
興味・関心度・役立ち度、利用シーン、利用端末の他、今後 e ラーニングで学習したいテーマなどをたずねた。
<事後卒業生アンケート>
アパレル人材のコミュニティサイト「FC-LINK」への登録を希望した文化服装学院の卒業生の中で、本 e ラーニング
研修を受講した卒業生(受講者)に対して、受講後に、教材別の受講状況、教材別の興味・関心度・役立ち度、利
用シーン、利用端末の他、今後 e ラーニングで学習したいテーマなどをたずねた。
3_2. 事後アンケートの実施概要
<事後企業人事アンケートの実施概要>
実施期間
平成 26(2014)年 1 月 29 日(水)~平成 26(2014)年 2 月 12 日(水)
アンケート対象者
e ラーニング研修の参加協力企業の人事担当者 35 名
依頼方法
1 月下旬にメール及び電話にて、事後アンケートへの協力を要請。
有効回答数
21 件 (21 社)
<事後受講者アンケートの実施概要>
実施期間
平成 26(2014)年 1 月 29 日(水)~平成 26(2014)年 2 月 12 日(水)
アンケート対象者
e ラーニング研修の参加協力企業の受講者 395 名
依頼方法
1 月下旬に参加協力企業の人事担当者を通じて、受講者に事後アンケートへの
協力を要請。
有効回答数
92 件 (92 名)
<事後卒業生アンケートの実施概要>
実施期間
平成 26(2014)年 1 月 29 日(水)~平成 26(2014)年 2 月 7 日(金)
アンケート対象者
e ラーニング研修に参加した文化服装学院卒業生 15 名
依頼方法
1 月下旬に受講者本人にメール連絡し、事後アンケートへの協力を要請。
有効回答数
4 件 (4 名)
29
3_3. 事後アンケートの集計結果
3_3_1. 「事後企業人事アンケート」の集計結果
回答者プロフィール
回答企業の業種・業態別
e ラーニング研修への参加協力企業 35 社のうち、事後アンケートへの回答が得られたのは 21 社であった。
その業種・業態別の内訳は、「アパレル関連 メーカー」(約 28.57%)、「アパレル関連 卸業」(23.81%)、「アパレ
ル関連 小売業」(19.05%)などである。
<回答企業の業種・業態> (SA)
N=21
業種・業態
件数
構成比(%)
アパレル関連 メーカー
6
28.57
アパレル関連 卸業
5
23.81
アパレル関連 小売業
4
19.05
アパレル関連 販促・企画会社
─
─
アパレル関連 物流・運輸会社
─
─
アパレル関連 デザイン専門会社
1
4.76
アパレル関連 人材派遣会社
─
─
アパレル関連 教育研修会社
─
─
アパレル関連 広告代理店
─
─
アパレル関連 情報システム会社
─
─
アパレル関連 その他企業
アパレル関連 個人事業主
2
─
9.52
─
アパレル以外の企業
2
9.52
その他
1
4.76
21
100.00
30
回答企業の従業員規模
回答企業の従業員規模は、「1~10 人」から「10,001 人以上」まで幅広い。
「51~100 人」(28.57%)と「101~300 人」(23.81%)で、約半数を占める。
(注:本アンケートでは、「10,001 人以上」という回答が 2 件(2 社)あるが、e ラーニング受講企業に対して、受講前
に行った事前アンケートでは、「5,001~10,000 人」が 1 社、「10,001 人以上」が 1 社となっており、この 2 社が今回
の事後アンケートでは、「10,001 人以上」の 2 社に該当する。)
<回答企業の従業員規模> (SA)
N=21
従業員規模
1~10 人
11~20 人
21~50 人
51~100 人
101~300 人
301~500 人
501~1,000 人
1,001~3,000 人
3,001~5,000 人
5,001~10,000 人
10,001 人以上
件数
2
2
2
6
5
2
─
─
─
─
2
構成比(%)
9.52
9.52
9.52
28.57
23.81
9.52
─
─
─
─
9.52
21
100.00
回答企業に対する e ラーニング受講者 ID 配布数
今回の e ラーニング研修の参加協力企業に対しては、希望する人数分の受講者 ID を配布した。
配布した ID 数別にみると、「1~5 人」が 47.62%で最も多かった。これは、今回の e ラーニング研修事業が、アパレ
ル業界における産学コンソーシアムとしては初めての試みであり、従業員に配布・実施する前に、人事担当者等
が、「試し受講」のために ID を 1 件だけ申請した企業が複数社あったためである。
次いで、「6~10 人」(23.81%)、「11~20 人」(14.29%)と続くが、これらは、小規模企業で従業員全員が受講した
ケースと、従業員規模はもっと多いがやはり「試し受講」で数名のグループで受講したケースである。
「55~99 人」、「100 人以上」については、出来るだけ多くの従業員に受講してもらいたいということで、受講 ID を従
業員の人数分発行したケースである。
< e ラーニング受講者 ID 配布数> (SA)
e ラーニング参加人数
1~5 人
6~10 人
11~20 人
21~49 人
50~99 人
100 人以上
件数
10
5
3
1
1
1
構成比(%)
47.62
23.81
14.29
4.76
4.76
4.76
21
100.00
N=21
31
設問 1: e ラーニング研修への参加理由・目的 (自由回答)
今回の e ラーニング研修に参加した理由・目的については、「社員のスキルアップのため」、「自社の教育プログラ
ムに採用できそうか試してみたかった」、「e ラーニングを試すよい機会だった」、「自社社員の現在のレベルや学
習意欲を把握したかった」、「無料だったから」、「研修会場を用意する必要がないこと」などがあげられた。
本格導入というよりも、まずは e ラーニングを試してみたいという企業が多かったことがうかがえる。
< e ラーニング研修への参加理由・目的 (抜粋)>
e ラーニング研修への参加理由・目的
ファッション業界の人材教育の発展のため。また、当社の社
員教育のため。
業種・業態
自分自身のビジネスマナーがどの程度なのか知りたかったの
と、教える立場の人にも自分自身を見直してほしかった。
社員の能力向上
自社の社員教育プログラムに取り入れられないか、との観点
から
従業員数
参加人数
アパレル関連小売業
51~100 人
50~99 人
アパレル関連小売業
11~20 人
1~5 人
アパレル関連 メーカー
51~100 人
1~5 人
アパレル関連 卸業
301~500 人
11~20 人
全アパレル企業向けに作られた教材を見ることで、他社がど
のような教育を求めているか、どの水準からの人材を採用し
ているのか等を知る機会になると思ったから。
アパレル関連 小売業
1~10 人
1~5 人
・いつでも学習出来る仕組みに興味があったこと。
・社員の学びたい気持ちに応えるため。
・短期間で一定の結果が出せる。
・研修のように会場等の準備などがないこと
・今後、自社で実施をした場合の参考に。
・無料であったこと。
アパレル関連 メーカー
101~300 人
100 人以上
社員のスキルアップが仕事の質につながると期待しているか
ら。
外部へわざわざ足を運ばなくてもよい。
値段が安い。
アパレル関連 卸業
11~20 人
11~20 人
新入社員や若手社員が増え、研修等を実施したりしています
が、若い人達に馴染みのあるパソコン・スマホなどで学習でき
る e ラーニングによって、知識を得ることが出来るのに魅力を
感じたため参加しようと思いました。
それぞれ分かっている知識、学習速度も違いますので、ちょっ
とした空き時間や場所を問わず勉強出来、個々のレベルに合
わせて勉強してもらうのが目的です。
アパレル関連
その他企業
21~50 人
6~10 人
アパレル以外の企業
51~100 人
1~5 人
アパレル関連 メーカー
301~500 人
6~10 人
アパレル関連
その他企業
51~100 人
21~49 人
アパレル関連 メーカー
51~100 人
1~5 人
アパレル関連 メーカー
10,001 人以上
1~5 人
基礎知識の習得
社員の学習に対する意識調査
社員教育をなかなか徹底できない中で、特にファッション分野
での基礎的講座は非常に興味深く、またネットでの活用との
事で若い人にも活用されやすいと考え参画させて頂きまし
た。
人材育成のため。
新しい学習方法を体験したいと思ったから。
また、会社本体の業種は織物製造業が中心であるので、アパ
レルとしての知識をもっと身につけなくてはいけないと考えて
いる為。
社内プログラムに運用できると思ったため
32
①
4 つの取り組みテーマのバランスがよく、初級リーダー対
象に全て受講させ、勉強させたいと思ったから。
② e ラーニングを利用した受講形式をとったことがなかった
ため、受講者の反応が見たかった。
・弊社既存のアパレル担当社員(販売・商品部)の教育に使
用できるかどうかを確認するため。
・アパレルに携わる人材に必要なスキルとは何かを確認する
ため。
日々作業に追われて新人、ベテランにもこういった教育が必
要なのではないかと思った。
当社はアパレル企業ではなく、アパレル関連のソフトウェアを
製造販売しているコンピュータ関連の会社になります。そのた
め、文化服装学院様が制作に関わられたとのことで興味を持
ちました。
社員教育
アパレル関連 卸業
101~300 人
11~20 人
アパレル関連 小売業
10,001 人以上
1~5 人
アパレル以外の企業
1~10 人
1~5 人
その他
101~300 人
1~5 人
アパレル関連 卸業
101~300 人
6~10 人
昨年度行われました「成長分野等における中核的専門人材
育成の戦略的推進事業」におきまして弊社中堅社員が参加さ
せて頂き、他社との交流も含め普段考えもしない様な事に深
く考察し物の見方の発見につながったと感謝しておりました。
今回のeラーニングでは知っている様なわかっている様なあ
いまいな部分の発見につながるのではないかと考え参加させ
て頂きました。
アパレル関連 メーカー
51~100 人
6~10 人
社員に良い影響を与えられるのではいかと思ったため。
アパレル関連 デザイン
専門会社
21~50 人
6~10 人
当社社内教育制度の中に、こういったやり方のものが有効か
のテスト。
アパレル関連 卸業
101~300 人
1~5 人
設問 2: e ラーニングの仕組み・教材内容や本事業のコンセプトへの評価
(自由回答)
(中核人材の再教育及びアパレル業界活性化というコンセプトについて)
本事業のコンセプトに関する評価では、「e ラーニングを活用して人材の再教育を行う」という点については、概ね
良好な評価が多く、「今後 e ラーニングがアパレル業界でももっと活用されているだろう」という見方がされている。
一方で、アパレル中核人材の再教育というコンセプトと、実際の教材内容との間で期待していた内容とのずれ
(例:アパレル専門知識等ではなかったこと)など、e ラーニングを活用するのはよいとして、その内容をアパレル業
界に合わせて、練りこんでいく必要があるという意見があった。
<本事業のコンセプトに関する評価 (抜粋)>
本事業のコンセプトへの評価
今回参加を募る際に、強制ではなく自発的に参加者を募った
が、改めて勉強できる機会を提供して本人達の進展度が解
る点が良かった。
こういった機会が増え、専門知識を持った常識人が増えれば
業界の活性化につながると思う。
大変よいと思う。今後の主流だと思う。
面白いが、やり方に工夫が必要か?
eラーニングによる再教育というコンセプトには賛成する一
方、教育できる範囲は限定的であるのではとの印象を受け
た。
業種・業態
従業員数
参加人数
アパレル関連 メーカー
101~300 人
100 人以上
アパレル関連 卸業
11~20 人
11~20 人
アパレル関連 メーカー
51~100 人
1~5 人
アパレル関連 卸業
301~500 人
11~20 人
33
実際自分も参加し、どの学習テーマも勉強になりました。
ですが、文化服装学院様からのお話だったのと、アパレル業
界を活性化させていくというコンセプトなのでしたら、アパレル
業界用語、素材の知識、縫製技術などの学習テーマがあっ
ても良かったのではないか?と思います。
アパレル関連 その他企
業
21~50 人
6~10 人
若手の人材に対して、e ラーニングできっかけ作りをするとい
う使い方が有効と考えます。
その他
101~300 人
1~5 人
全体の力は個人の能力の結集であったり相乗効果であった
りすると思うので、その個人の意識覚醒に役立つことだと思
います。
アパレル関連 メーカー
51~100 人
6~10 人
学習の進捗度合の途中経過報告が役に立った。
アパレル以外の企業
51~100 人
1~5 人
e ラーニングでじっくり勉強が出来るのか、内容が身に付くの
かは、個人的にはまだ疑問があるが、毎日業務に忙しくして
いる受講者達を見ていると、スマホでどこでも受講でき、知識
習得のきっかけになることは意味があると思った。
アパレル関連 卸業
101~300 人
11~20 人
コンセプトについては大変良いと思いましたが、コンセプトと
E-Learning の内容があまり合っていないように感じました。
アパレル関連 小売業
10,001 人以
上
1~5 人
e ラーニングの仕組みに関しては、短い時間で区切って、いつでもどこでも学習できるという利便性については、概
ね良好な評価が得られた。
一方で、時間と場所を選ばない利便性ゆえに、逆に多忙な従業員にとっては、優先順位が後回しにされてしまう
のではないかという懸念も指摘された。
教材内容については、今回の 4 つの教材のテーマ設定が、社会人として基礎的なものを学び直す(復習する)の
にとても良かったという見方と、もっとアパレルに特化した専門的な内容にした方がよいという見方の両方が存在
している。おそらく、人事側の教育的な思惑により、どちらもニーズはあるものと考えられ、こうした意見を基に、テ
ーマ設定、教材バリエーション、レベル設定など次年度に向けて検討していく必要がある。
<e ラーニングの仕組み・教材内容に関する評価 (抜粋)>
e ラーニングの仕組み・教材内容への評価
e ラーニングのように、短い時間で区切って、どこでも学習で
きるというのが効率的だと感じた。
いつでもどこでもできるという点がとても良かった。
業種・業態
従業員数
参加人数
アパレル関連小売業
51~100 人
50~99 人
アパレル関連小売業
11~20 人
1~5 人
継続的な学習の場を提供し知識を底上げする為、e ラーニン
グは有益と感じます。マーケティング・マネージメントはとても
良い内容でした。
アパレル関連 その他企
業
51~100 人
21~49 人
初めての実施でした。見やすい・わかりやすい表示でいいコ
ンテンツでした。
難解度のレベル感も良く考えられており、アパレル向けという
点も興味がありました。
アパレル関連 メーカー
101~300 人
100 人以上
アパレル関連 メーカー
301~500 人
6~10 人
アパレル関連 メーカー
51~100 人
1~5 人
教材内容は定評がありましたが、見返しができないシステム
であった為、より深く学びたい、また思い出しをしたい受講者
からは、再チェックできるシステムにできないかとの意見があ
りました。
e ラーニングは時間や場所を選ばず仕事が忙しい社員には
便利な仕組みだと思うが、逆にいつでもどこでも出来るという
ことは優先順位が後回しになってしまうというデメリットがある
ので、受講者の性格によって向き不向きがあるのではない
か。日々の業務は部分的な事が多いので、広い視野で業界
全体の事を理解することは大事だと思う。
34
専門用語や造語、略語が、さも当たり前かのように出てきて
いたことに抵抗を感じた。
略語が共通言語であり、その意味を知ることが大切なのでは
なく、もっと本質を提示した方が良いのではないか。
教育の中身については、様々なレベルの人に対応出来る区
別がより必要と感じました。それぞれの好きな時間に勉強で
きるのは良いと思います。
アパレル関連 小売業
1~10 人
1~5 人
アパレル関連 卸業
101~300 人
1~5 人
設問 3: 従業員教育に有効・有用だと考えられる学習テーマ
回答企業の人事担当者の 7 割以上が、「教材 1」の「ビジネスマナー&コミュニケーション」について有効・有用だと
いう回答が集まった。今回の教材 1 では、コミュニケーション全般、挨拶・接遇、敬語、電話、メールの作法など、主
に新入社員などが受講すべき内容を盛り込んだが、こうした社会人として基本的なビジネスマナーなどが人事か
ら必要と受け止められていることが分かる。
次いで、教材 3 の「マーケティング入門」となっており、これもマーケティングの実践的な内容ではなく、マーケティン
グ的なものの見方、捉え方のヒントとなるフレームワークを紹介するような内容であったが、どの職種においても
身につけて欲しい基本的なビジネス知識として評価されたものとみられる。
<従業員教育に有効・有用だと考えられる学習テーマ> (MA)
(%)
構成
教材名
教材 1:
「日本人らしさを国際社会に活かす
ビジネスマナー&コミュニケーション」
(50 問)
教材 2:
「いざという時に慌てない
IT リテラシー・パワーアップ講座」
(50 問)
教材 3:
「気付く能力を伸ばす
マーケティング入門」
(25 問)
教材 4:
「ダイバーシティを意識できる
マネージャー養成講座」
(25 問)
件数
比(%)
15
71.43
5
23.81
11
52.38
9
42.86
また、教材 4 の「マネージャー養成講座」は、経営的なマネジメントというよりも、チームリーダーになり、部下を持
つようになった場合に、どのような考え方で、部下と接していくべきかという基本的な枠組みを提示したもので、実
践的な内容ではなかったが、4 割以上の人事担当者から評価された。
IT リテラシーについては、他の教材と比べると、やや評価が低く約 24%にとどまった。
35
設問 4: トレーニング型の e ラーニングに対する評価
今回の e ラーニング研修では、得点で評価するテスト型ではなく、蓄積された設問群に順次回答していきながら、
取り遂げることを重視したトレーニング型の方式を採用した。
このトレーニング型についての評価を質問したところ、「トレーニング型で良いと思った」が半数近く(47.62%)あり、
また、「トレーニング型とテスト型の両方があった方がよい」(38.1%)を合わせると約 86%を占める。
一方、「テスト型で得点が数値出る方が良い」という回答は、今回のアンケートでは見当たらず、このことからも「ト
レーニング型」について好意的に受け止められていることが分かる。
<トレーニング型の e ラーニングに対する評価> (SA)
N=21
構成比
e ラーニングの出題形式
件数
(%)
a. 達成度を評価するトレーニング型
10
47.62
で良いと思った。
b. テスト型で得点が数値で出る方が
─
─
良いと思った。
c. トレーニング型とテスト型、両方あ
8
38.10
3
14.29
21
100.00
った方が良い。
d. よく分からない。
設問 5: e ラーニング参加目的の達成度、満足度 (自由回答)
今回の e ラーニング研修への参加目的の達成度、満足度については、「自社の社員の理解度が把握できた」、
「個々の社員のやる気や達成度がデータとして分かった」、「課題・問題点が浮き彫りになった」、「e ラーニングが
どのようなものか体験できてよかった」など、概ね良好な評価が多かった。
一方、「達成できていない」との回答の多くは、今回の e ラーニングを試験的な導入というよりも、実際的な研修と
位置づけ、受講率が低くとどまった企業であり、「(自社の問題だが)正直がっかりした」、「任意受講ではなく強制
にすべきだった」、「人事側で受講要請をすべきだった」等、周知の徹底や進捗管理の点で工夫が必要だったと感
じている。
また、受講期間終了の 3 週間程前に事務局側から参加企業に対して、各企業内の受講率、修了状況などの中間
的な情報提供を行ったが、受講率、修了状況などについては、もっと前段階での情報提供を要望する声や、参加
企業の管理者(人事担当者など)の側で直接進捗を確認できればよかったという意見もあった。
また、教材内容のレベル設定について「物足りない」とする意見も見られる。
36
<プラス評価 : 「達成できた」、「e ラーニングを体験できた」、「社員に実力が把握できた」など(抜粋)>
e ラーニング参加目的の達成度、満足度
達成できた。
間違って覚えていたことが多数見つかり修正できた。
eラーニングの内容を実感できた点はプラスであった。
文科省のバックアップで行われるものの内容が確認出来
たという時点で、大きな目的は達成出来ました。
これらの内容を知り、正しく答えられる人材が、果たして
現場の求めている人材かという事には一企業である私に
は判りかねますが、業界の求める人材ではなく、業界に
対して求められている人材の大まかな流れは掴めたと思
います。
今後の教育の方法を探ることを目的に試験的にやってみ
た感想ですが、達成できたと感じています。
自社でこれだけものを作成・運用することは困難なことも
解りました。
熱心に学んだ人やまったく手を付けなかった人の把握も
できました。
聞き取りをしてみた印象は、基本を知らないままで行って
きたことの基本が分かったという意見が多く上がりまし
た。
受講中は進展度を話し合う場も見受けられましたし、完
了回数を言い合っている場などを見ることもできました。
受講完了の社員は一定の成果があったと思います。
業種・業態
従業員数
参加人数
アパレル関連小売業
11~20 人
1~5 人
アパレル関連 卸業
301~500 人
11~20 人
アパレル関連 小売
業
1~10 人
1~5 人
アパレル関連 メーカ
ー
101~300 人
100 人以上
基礎知識の修得に十分な内容だった。途中経過報告に
より各人の取組姿勢が判った。
アパレル以外の企業
51~100 人
1~5 人
なかなか取り掛かれなかった社員もおり、全員実施でき
なかったことは残念であった。参加した社員からは一定
の評価もありました。
アパレル関連 メーカ
ー
301~500 人
6~10 人
いつでもどこでもできるのでとても良いと思いましたが、
やはり、受講に関しては強制的ではないので参加しない
といった人の意識の問題がハッキリわかります。
こちらの問題ですが、がっかりしました。
アパレル以外の企業
1~10 人
1~5 人
結果はまだ判りませんが、参加者全員回答できたことは
大きな事だと思います
アパレル関連 メーカ
ー
51~100 人
6~10 人
< 「従業員の受講率が低く、研修目標としては達成できなかった」、「内容が物足りなかった」など(抜粋)>
e ラーニング参加目的の達成度、満足度
受講率が低く達成されたとは言えない。
期間中に全教材を受講修了したものが一部であったこと
は、人事側の案内、指導が甘かったと反省しているが、1
ヶ月後だけではなく、タイムリーに各人の受講状況がわ
かる手段があれば、フォローできたと思う。
正直言うとあまり達成されたとは言えない。
きちん勉強していた人は項目を達成したり、何故間違え
たのか?という話が出たりしたので、良かったと思う。
しかし、途中で頂いた進捗状況のメールを見ると、やって
いる…と言っていたのに、全然進んでいない人、ログイン
出来ずに全く受講できなかった人がいるのは弊社の反省
点となる。
1度進捗状況のメールを頂きましたが、もう1回くらい進
捗状況のメールを頂くことが出来たら有難かった。また、
弊社の端末からでもどのくらい皆が進んでいるのかわか
るようになったら有難いと思います。
業種・業態
アパレル関連 その
他企業
従業員数
参加人数
51~100 人
21~49 人
アパレル関連 卸業
101~300 人
11~20 人
アパレル関連 その
他企業
21~50 人
6~10 人
37
やはり十分な学習時間がとれなかったという点で達成度
は低い。
アパレル関連 メーカ
ー
51~100 人
1~5 人
表面上の知識は得られるかもしれないが、体得するため
のしかけがいるのではと思う
アパレル関連 メーカ
ー
10,001 人以上
1~5 人
内容は、自社教育で既に実施している内容の簡易版の
ような内容のため、既存社員には使用できないと思われ
ました。
まだ会社勤めをしたことのない人材には有効かも知れま
せんが、マーケティングなどは広く浅い内容なので、実際
に仕事で使うにはあまり有効でないと感じました。
アパレル関連 小売
業
10,001 人以上
1~5 人
いつでもどこでもできるのでとても良いと思いましたがや
はり、受講に関しては強制的ではないので参加しないと
いった人の意識の問題がハッキリわかります。
こちらの問題ですが、がっかりしました。
アパレル以外の企業
1~10 人
1~5 人
使い勝手が悪かった
アパレル関連 デザイ
ン専門会社
21~50 人
6~10 人
アパレル関連 卸業
101~300 人
1~5 人
アパレル関連小売業
51~100 人
50~99 人
アパレル関連 メーカ
ー
51~100 人
1~5 人
やり方は良い。
中身については、どの階層または職種に向けてよいのか
掴めず。
受講者が知識を取得したかどうかが不明のため、わかり
ません。
達成されない。研修担当者が進捗状況を把握しきれな
い。
設問 6: e ラーニング参加後の受講者の変化 (自由回答)
今回の e ラーニング研修後の受講後の変化については、アンケートが受講期間直後だったこともあり、「まだどれ
だけの変化があったか分からない」という回答が多かったが、「やる気のある社員が明確になった」、「曖昧だった
知識を是正できた」、「自信をもって教えることができるようになった」、「モチベーションがあがった」などの評価が
得られた。
<e ラーニング参加後の受講者の変化(抜粋)>
e ラーニング参加後の受講者の変化
やる気のある社員が明確になった。
教える立場の人間が自信を持って教えることができるよう
になった。
社内評価では管理者が社内評価する一助となったと思わ
れます。解りやすい変化はあまり感じられませんでした
が、参加したことで教育を受けられる環境にあることを喜
ぶ声は多く上がりました。モチベーションが上がったので
はないでしょうか。
正直まだ分かりません。ただし、会社が教育に力を割くこ
とは分かったと思います。
今の所目立った行動の変化は無いが、良い効果が受講し
ていない社員へ波及する事を期待します。
まだ、正直なところ受講者全体の変化というのはわからな
い。しかし、一部の者と話をしている中で、普段使用してい
るマーケティング関連の言葉の意味、解釈をきっちり知る
ことができ、間違った使い方、解釈を改めることが出来た
業種・業態
アパレル関連 その
他企業
従業員数
参加人数
51~100 人
21~49 人
アパレル関連小売業
11~20 人
1~5 人
アパレル関連 メーカ
ー
101~300 人
100 人以上
アパレル関連 卸業
11~20 人
11~20 人
アパレル関連 メーカ
ー
301~500 人
6~10 人
アパレル関連 卸業
101~300 人
11~20 人
38
という意見があったので、成果はあったと思います。
現段階では不明。
特には見られませんが、そうすぐには変化が出るとも思っ
ていません。
アパレル関連 卸業
アパレル関連 小売
業
301~500 人
11~20 人
1~10 人
1~5 人
設問 7: 今後の自社人材教育について (自由回答)
今回の e ラーニング研修に参加したことにより、今後の自社の人材教育に関して、なんらかの課題抽出ができ、ヒ
ントが得られたかという質問については、「社員のやる気や強み、弱みが客観的に分かる」、「若い社員にとって取
り組みやすい」などのプラス評価をしている企業では、今後も e ラーニングの利用に前向きである。
一方、今回の教材内容が、自社が必要としている内容とずれがあったいう企業では、このままの内容では本格採
用は難しいとするところや、自社が必要とする内容の教材が提供されるならば利用を検討したいとしている。
<e ラーニング活用を前向きに検討したい>
e ラーニング活用の契機となったか?
業種・業態
従業員数
参加人数
社員のやる気がすぐわかる。今後も利用したい。
アパレル関連 卸業
11~20 人
11~20 人
まずは店長に受講を義務付け、次に一般社員に対象を広
げるべきかと思いました。
アパレル関連 その
他企業
51~100 人
21~49 人
人材教育は弊社のテーマでもありますので、これからも e
ラーニングも活用して行きたいと思います。それぞれの進
捗状況を口頭ではなく把握していくことが改善すべき点で
もあります。
アパレル関連 その
他企業
21~50 人
6~10 人
自分の強み、弱みを客観的に評価されるので、自発的な
課題への取組が期待できる。
アパレル以外の企業
51~100 人
1~5 人
ネット、デジタルツールの活用は特に若い社員にとっては
取り組みやすいと思いました。今後、このようなデジタルツ
ールでの活用が広がりをみせればよいと思います。
アパレル関連 メーカ
ー
301~500 人
6~10 人
最終の実施率が解れば今後の参考にしてみたいと思い
ます。高ければ実施してみたいです。実施の途中経過を
いただき、悪さに驚いたことも今回の発見でしたし、社員
教育の難しさを再発見できました。学びの機会の均一化
を与えられるメリットは導入に対してよい切っ掛けとなりま
した。
アパレル関連 メーカ
ー
101~300 人
100 人以上
単なるテストを行う e ラーニングではない点が新鮮でした。
その他
101~300 人
1~5 人
今回参加させて頂いたメンバーには社内研修のリーダー
なども居りますので、おそらく良い部分の活用が有ると思
います。
アパレル関連 メーカ
ー
51~100 人
6~10 人
<「このままの内容では本格導入は難しい」、「検討を要する」>
任意受講の案内だと、少数の社員しか受講しないことが分
かった。
自分自身のためにはなったが、eラーニングの活用につい
ては、課題が多いように思う。
やろうというモチベーションを維持し続けるのが課題
アパレル関連小売業
51~100 人
50~99 人
アパレル関連小売業
11~20 人
1~5 人
アパレル関連 メーカ
ー
51~100 人
1~5 人
39
今後の検討課題。
当社では必要としていないものも多く、今の内容だけなら
不要と思いますが、教材による知識と現場での経験を上
手くリンクさせられる内容の教材が出てくれば、活用してい
きたいと思います。
弊社としては、アパレルの基礎・専門知識を学ぶ内容を期
待していました。今回の内容は、既にアパレルの専門教育
を受けている人材向けに、社会人としての基本知識を習
得させる内容であったため、弊社としてはアンマッチであっ
たと思います。
アパレル関連 卸業
301~500 人
11~20 人
アパレル関連 小売
業
1~10 人
1~5 人
アパレル関連 小売
業
10,001 人以上
1~5 人
設問 8: 今後必要な学習テーマ <A 分野:社会人の基本マナー・一般常識>
今後、e ラーニング教材としてあった方がよいと考えられる学習テーマについては、A 分野「社会人の基本マナー・
一般常識」の中では、「一般ビジネスマナー」(80.96%)と「社会常識/一般常識」(80.96%)が、8 割を超えた。
また、「接客マナー(販売用)」も 6 割以上が必要と考えている。
一方、「IT リテラシー」は 38%であり、それなりのニーズはあるが、マナーや一般常識と比べると低くなっている。
(%)
<A 分野:社会人の基本マナー・一般常識> (MA)
A 分野:
件
構成比
社会人の基本マナー・一般常識
数
(%)
A1. 接客マナー(販売用)
13
61.90
A2. 一般ビジネスマナー
17
80.95
A3. 社会常識/一般常識
17
80.95
8
38.10
A4. IT リテラシー
40
設問 9: 今後必要な学習テーマ <B 分野:一般ビジネス実務(初級)>
B 分野 「一般ビジネス実務(初級)」については、「コスト感覚」(76.19%)と「クレーム対応術」(76.19%)で 8 割近く
が必要と感じている。
また、「メンタルヘルス入門」(66.67%)や、「情報収集/選別/活用法」(61.90%)、「プレゼンテーション力」
(61.90%)も多かった。
(%)
<B 分野:一般ビジネス実務(初級)> (MA)
B 分野:
件
構成比
一般ビジネス実務(初級)
数
(%)
16
76.19
B1. コスト感覚
B2. 企画書作成術
10
47.62
B3. 情報の収集/選別/活用法
13
61.90
B4. 物流・流通の仕組み
11
52.38
B5. プレゼンテーション力
13
61.90
B6. クレーム対応術
16
76.19
B7. メンタルヘルス入門
14
66.67
B8. パワハラ/セクハラ
11
52.38
設問 10: 今後必要な学習テーマ <C 分野:一般教養/人間力アップ>
C 分野 「一般教養/人間力アップ」では、「コミュニケーション力」(80.95%)、「気づく力/気配り/気遣い」
(80.95%)が 8 割を超えた。「問題解決力」も約 76%で高い。
この 3 テーマについては、人事担当者だけでなく、受講者側も要望が多かった。
(%)
<C 分野:一般教養/人間力アップ> (MA)
C 分野:
件
構成比
一般教養/人間力アップ
数
(%)
C1. コミュニケーション力
17
80.95
C2. 気づく力/気配り/気遣い
17
80.95
C3. 聴く力/傾聴力
14
66.67
C4. 突破力
13
61.90
C5. 問題解決力
16
76.19
C6. 営業力
12
57.14
C7. 仕事に対する基本的な心構え
13
61.90
C8. 道徳/人間力
13
61.90
C9. 日本文化/伝統技術
7
33.33
C10. やりがい/生きがい
8
38.10
41
設問 11: 今後必要な学習テーマ <D 分野:アパレル専門知識>
D 分野 「アパレル専門知識」については、8 割近くが「アパレル/ファッション業界用語」(76.19%)が必要と考えて
いる。
「アパレル商品知識」、「素材/テキスタイル知識」、「縫製技術」、「トレンド/流行予測」なども 7 割近くが必要と感
じている。
この D 分野については、アパレル専門知識であるためか、「プレス入門」を除き、比較的まんべんなくニーズがあ
ることがうかがえる。
(%)
<D 分野:アパレル専門知識> (MA)
D 分野:
件
構成比
アパレル専門知識
数
(%)
16
76.19
D2. バイヤー入門
10
47.62
D3. MD 入門
12
57.14
D4. VMD 入門
11
52.38
D5. プレス入門
6
28.57
D6. アパレル商品知識
14
66.67
D7. 素材/テキスタイル知識
14
66.67
D8. 縫製技術
14
66.67
D9. 生産工学/生産の背景
13
61.90
12
57.14
D11. スタイリング
12
57.14
D12. ファッションの歴史
13
61.90
D13. トレンド/流行予測
14
66.67
D1. アパレル/
ファッション業界用語
D10. カラーセオリー/
カラーコ-ディネイト
42
設問 12: 今後必要な学習テーマ <E 分野:一般ビジネス知識(中級)>
A から D 分野では 8 割前後を集める学習テーマが見られたが、E 分野 「一般ビジネス知識(中級)」については、
ニーズが分散しているのか、高いものでも 6 割前後にとどまる。
E 分野で比較的高かったのは、「数字の読み方・考え方」(61.90%)、「マネジメント入門」(61.90%)、「マーケティン
グ入門」(57.14%)、「企画・生産のタイム・マネージメント」(57.14%)などである。
(%)
<E 分野:一般ビジネス知識(中級)> (MA)
E 分野:
件
構成比
一般ビジネス知識(中級)
数
(%)
E1. ロジカルシンキング
9
42.86
E2. 数字の読み方・考え方
13
61.90
E3. マネジメント入門
13
61.90
E4. マーケティング入門
12
57.14
E5. ビジネスコーチング入門
10
47.62
E6. チーム・ビルディング入門
10
47.62
E7. 貿易実務
7
33.33
E8. 販売心理学
9
42.86
12
57.14
10
47.62
E9. 企画・生産の
タイムマネージメント
E10. サプライチェーン
(国内外の連携)
設問 13: 今後必要な学習テーマ <F 分野:起業>
F 分野 「起業」については、企業の人事担当者へのアンケートということもあって、4~5 割前後にとどまった。
これは、将来起業をしたいと考える層など、特定受講者向きのテーマとして捉えられていると見られる。
<F 分野:起業> (MA)
(%)
F 分野:
件
構成比
起業
数
(%)
F1. アパレル起業を考える前の予
備知識 1~コンセプト/起業の心
9
42.86
10
47.62
11
52.38
得
F2. アパレル起業を考える前の予
備知識 2~事業計画/資金調達
F3. アパレル起業を考える前の予
備知識 3~経営とは
43
設問 14: 業界における e ラーニングの有用性、その他の教育研修のテーマ/手法について (自由回答)
アパレル業界全体としての e ラーニングの有用性についても、好意的な評価が多い。今後の要望としては、受講
者に応じて、必要な教材のみを選択して受講できる仕組みや、より受講者が興味を持てる学習テーマを用意する
などの工夫や改善が期待されている。
e ラーニング以外でアパレル業界に必要なテーマについては、海外の流通やアパレル事情、工場事業などが学習
できる講座、IT とマーケティングの組み合わせなど技術とソフトを融合させたソリューションを学ぶ講座、所作や美
徳なの教育などもあげられた。
また、手法としては、H24 年度の本産学コンソーシアムで実施した少人数のワークグループ形式の研修もあげら
れた。
<業界における e ラーニングの有用性、その他の教育研修のテーマ/手法について>
業界における e ラーニングの有用性
その他の教育研修のテーマ/手法について
業種・業態
eラーニングの仕組みをさらに進めていっていただければ、と思う。
アパレル関連 卸業
301~500 人
11~20 人
今回のように、全ジャンルを必要としない企業も多いと思うので、企
業ごと、人材ごとに受講項目を選択出来るようになっていれば良い
かと思います。
総合的に育成したい人材には全体受講、販売能力に特化させたい
人材にはコミュニケーション能力向上とマナーを、といった具合に。
アパレル関連 小売
業
1~10 人
1~5 人
弊社は製造から販売までを行っておりますので幅広い年齢の社員
がおり、就業時間や休日もまちまちで一斉に教育を受る機会が準
備出来ませんでした。
この点については、e ラーニングの有用性を感じることができまし
た。
教育のテーマについては、アパレルに特化した個別教育と広く基本
的な社員教育の 2 つを実施したいと感じています。
所作や美徳などの教育に興味があり取り入れたいと感じます。
アパレル関連 メー
カー
101~300 人
100 人以上
弊社は縫製業を営んでおりますが、ファッションの専門学校も減り
縫製業はなかなか若い人材が入ってこないと言われています。
若い人材が育っていってもらうためにも e ラーニングは必要だと思
いますし、興味を持つ研修テーマで少しでも多くの人が知識を得て
もらえるようになってもらいたいと思います。
アパレル関連 その
他企業
21~50 人
6~10 人
アパレル関連 メー
カー
301~500 人
6~10 人
アパレル以外の企
業
1~10 人
1~5 人
アパレル関連 メー
カー
51~100 人
6~10 人
・いま日本では世界でイノベーションを起こせる人材が必要と考え
ます。日本にとどまらず海外の流通やアパレル事情、工場事情など
を学習できる講座があると良いと感じます。
・現在のビジネスは IT を活用したソリューションを理解しなければ世
界から取り残される現状があると思います。IT とマーケティングの
様に、技術とソフトの融合などを学ばせる講座があると良いと感じ
ます。
現在、人としてどうあるべきかの根本的な部分が足りない方、気付
けない方が多いので、そういった項目も多くあっていいかと思いま
す。
昨年の社会人教育は、時間はとられましたが緊張感がとてもよかっ
たと思います。
44
従業員数
参加人数
3_3_2. 「事後企業受講者アンケート」及び「事後卒業生アンケート」の集計結果
回答者プロフィール
性別
「事後企業受講者アンケート」の回答者の「性別」は、「男性」(57.61%)、「女性」(42.39%)である。
また、「事後卒業生アンケート」の回答者は、「男性」(25.00%)、「女性」(75.00%)である。
<企業受講者の性別> (SA) N=92
性別
男性
女性
件数
構成比(%)
53
39
57.61
42.39
92
100.00
<文化服装学院卒業生の性別> (SA)
性別
件数
構成比(%)
1
3
25.00
75.00
4
100.00
男性
女性
N=4
年齢別
企業の受講者の「年齢別」は、以下の通りで、「19 才以下」から「60~64 才」まで幅広い。今回は、e ラーニング自
体を試すという目的で、人事担当者や経営層自らが受講しているケースもあり、そのことも年齢層が 40 代以上が
ある程度の割合を占めている理由になっていると考えられる。
文化服装学院卒業生については、20 代後半、30 代前半、40 代前半などに分散している。
<企業受講者の年齢別> (SA) N=92
年齢別
19 才以下
20~24 才
25~29 才
30~34 才
35~39 才
40~44 才
45~49 才
50~54 才
55~59 才
60~64 才
65~69 才
70 才以上
件数
構成比(%)
1
14
18
21
14
12
10
2
─
1
─
─
1.09
15.22
19.57
22.83
15.22
13.04
10.87
2.17
─
1.09
─
─
92
100.00
(%)
45
<文化服装学院卒業生の年齢別> (SA) N=4
年齢別
件数
構成比(%)
2
1
1
4
50.00
25.00
25.00
100.00
25~29 才
30~34 才
40~44 才
アパレル業界経験年数
企業の受講者の「アパレル企業経験年数」についても、「1 年未満」から「25~30 年」と幅広い。20 年以上のベテラ
ンもある程度いるのは、「年齢別」の項で報告したとおり、受講者として人事担当者や経営層も参加していることが
要因だと見られる。
「1 年未満」については、実際の新人が中心だが、中には参加企業にインターンシップで来ている学生も含まれ
る。
<企業受講者のアパレル業界経験年数> (SA) N=92
アパレル業界
経験年数
1 年未満
1~2 年
3~4 年
5~7 年
8~10 年
11~15 年
16~20 年
21~25 年
26~30 年
31~35 年
36~40 年
41~45 年
46 年以上
(%)
件数
構成比(%)
16
9
6
17
11
10
13
8
2
─
─
─
─
17.39
9.78
6.52
18.48
11.96
10.87
14.13
8.7
2.17
─
─
─
─
92
100.00
<文化服装学院卒業生のアパレル業界経験年数> (SA) N=4
アパレル業界
経験年数
3~4 年
5~7 年
8~10 年
件数
構成比(%)
1
2
1
4
25.00
50.00
25.00
100.00
46
現在の職業
「現在の職業」については、参加協力企業の従業員が基本となるため、「メーカー正社員」(51.09%)、「小売業正
社員」(15.22%)、「卸業正社員」(14.13%)が多い。
文化服装学院卒業生については、「メーカー契約社員」、「小売業正社員」、「小売業契約社員」、「その他」に分か
れている。
<企業受講者の(%)現在の職業> (SA) N=92
構成比(%)
a. メーカー正社員
b. メーカー契約社員
c. メーカーパートタイマー
d. 卸業正社員
e. 卸業契約社員
f. 卸業パートタイマー
g. 小売業正社員
h. 小売業契約社員
i. 小売業パートタイマー
件
数
47
1
0
13
─
─
14
─
─
j. 販促・企画会社 正社員
2
2.17
現在の職業
k. 販促・企画会社 契約社員
l. 販促・企画会社 パートタイマー
m. 個人事業主 (デザイナー)
n. 個人事業主 (パタンナー)
o. 個人事業主 (縫製)
p. 個人事業主
q. 個人事業主
ネーター)
r. 個人事業主
s. 個人事業主
─
─
─
─
51.09
1.09
0
14.13
─
─
15.22
─
─
─
─
─
─
2
2.17
(スタイリスト)
(ファッションコーディ
─
─
─
─
(企画アドバイザー)
(その他)
─
1
─
t. アパレル以外の企業 正社員
u. アパレル以外の企業 契約社員
v. アパレル以外の企業 パートタイ
マー
w. アパレル以外の個人事業主
x. その他
(%)
1.09
1
1.09
─
─
─
─
─
11
─
11.96
92
100.00
<文化服装学院卒業生の現在の職業> (SA) N=4
現在の職業
b.
g.
h.
x.
メーカー契約社員
小売業正社員
小売業契約社員
その他
件
数
1
1
1
1
4
構成比(%)
25.00
25.00
25.00
25.00
100.00
47
現在の職種
企業受講者の「職種」については、「ファッションアドバイザー」(13.04%)、「MD」(13.04%)、「総務・人事」
(13.04%)、「セールスマネージャー」(10.87%)、「生産管理」(6.52%)などの受講者が多い。
これらは、今回は e ラーニングを試してみるために、中堅以上の社員を中心に受講した企業が多かったとも考えら
れる。
文化服装学院卒業生については、「ファッションアドバイザー」(50.00%)、「その他」(50.00%)に分かれる。
<企業受講者の現在の職種> (SA) N=92
現在の職種
a. ファッションアドバイザー
(セールススタッフ、販売スタ
ッフ)
b. ショップマネージャー(店
長)
c. エリアマネージャー
d. スーパーバイザー
e. MD
(マーチャンダイザー、商品
化計画)
f. VMD
(ビジュアルマーチャンダイジ
ング)
g. 生産管理(プロダクトマネ
ージャー)
h. デザイナー
i. パタンナー
j. プレス(広報)
k. セールスマネージャー(営
業)
l. バイヤー
m. スタイリスト
n. ファッションコーディネータ
ー
o. 経営企画
p. 総務・人事
q. 経理・財務
r. 経営者
s. 個人事業主
t. その他
件数
12
13.04
2
2.17
1
1.09
─
12
13.04
─
─
─
6
6.52
2
1
2.17
1.09
─
10
10.87
2
─
2.17
─
─
─
4
12
─
2
1
25
4.35
13.04
─
2.17
1.09
27.17
92
100.00
─
<文化服装学院卒業生の現在の職種> (SA)
現在の職種
a. ファッションアドバイザー
(セールススタッフ、販売スタ
ッフ)
t. その他
(%)
構成
比(%)
件数
N=4
構成
比(%)
2
50.00
2
50.00
4
100.00
48
設問 1: これまでの e ラーニング利用状況
企業受講者における、これまでの e ラーニング利用状況は、「1 回目(今回が初めて)」が約 9 割(89.13%)を占め、
参加企業の大半が、今回の e ラーニングが初めての試みだったことが分かる。
残りの 1 割は、複数回の経験がある。
文化服装学院卒業生については、回答者全てが「1 回目(今回が初めて)」であった。
<企業受講者のこれまでの e ラーニング利用状況> (SA)
N=92
これまでの
e ラーニング利用状況
a. 1 回目(今回が初めて)
b. 2 回目
c. 3~5 回目
d. 6 回目以上
82
5
4
1
構成比
(%)
89.13
5.43
4.35
1.09
92
100.00
件数
<文化服装学院卒業生のこれまでの e ラーニング利用状況> (SA)
N=4
これまでの
e ラーニング利用状況
a. 1 回目(今回が初めて)
件数
4
92
構成比
(%)
100.00
100.00
49
設問 2: 今回受講した教材
今回、受講した教材については、教材 1 「日本人らしさを国際社会に活かす ビジネスマナー&コミュニケーショ
ン」(50 問)と教材 3 「気づく能力を伸ばす マーケティング入門」(25 問)の受講が 7 割を超えた。
また、教材 2 「いざという時に慌てない IT リテラシー・パワーアップ講座」(50 問)と教材 4 「ダイバーシティを意
識できる マネージャー養成講座」(25 問)についても 6 割以上が受講している。
この数字は、e ラーニングの実際の管理システムに記録された受講率と比較すると相当に高い数字である。
アンケートへの回答者の中には、「(4 教材全て)1 回も受講していない/できなかった」という回答が 17.39%あるも
のの、この「事後企業受講者アンケート」の回答者は、概ね、「今回の e ラーニング研修の受講に対して、前向きに
取り組んだ層」と捉えてもよさそうである。
この傾向は、文化服装学院卒業生に関しても同様で、「(4 教材全て)1 回も受講していない/できなかった」という
回答は見当たらず、4 教材全て 7 割以上の受講となっている。
<企業受講者が今回受講した教材> (MA)
今回受講した教材
件数
(%)
構成比
(%)
教材 1:「日本人らしさを国際社会に活か
す ビジネスマナー&コミュニケーション」
(50 問)
68
73.91
教材 2:「いざという時に慌てない IT リテ
ラシー・パワーアップ講座」(50 問)
58
63.04
教材 3:「気付く能力を伸ばす マーケティ
ング入門」(25 問)
66
71.74
教材 4:「ダイバーシティを意識できる マ
ネージャー養成講座」(25 問)
57
61.96
(4 教材全て)1回も受講していない/で
きなかった
16
17.39
<文化服装学院卒業生が今回受講した教材> (MA)
今回受講した教材
件数
構成比
(%)
教材 1:「日本人らしさを国際社会に活か
す ビジネスマナー&コミュニケーション」
(50 問)
3
75.00
教材 2:「いざという時に慌てない IT リテ
ラシー・パワーアップ講座」(50 問)
3
75.00
教材 3:「気付く能力を伸ばす マーケティ
ング入門」(25 問)
3
75.00
教材 4:「ダイバーシティを意識できる マ
ネージャー養成講座」(25 問)
3
75.00
(4 教材全て)1回も受講していない/で
きなかった
─
─
<e ラーニングの管理システムに記録された全 410 名の登録受講者における受講率>
教材 1
45.37 %
教材 2
34.15 %
教材 3
39.02 %
教材 4
30.90 %
50
設問 3: 修了した(やり遂げた)教材
修了した(やり遂げた)教材については、企業受講者では教材 3 「マーケティング入門」が 58.7%で最も多く、次い
で教材 1 「ビジネスマナー&コミュニケーション」が 57.61%となった。
教材 2 「IT リテラシー」と教材 4 「マネージャー養成講座」は、40%台後半となった。
修了率については、e ラーニングの管理システムに記録された受講済み(各教材を1回でも受講した)受講者にお
ける修了率の方が高めになっている。これは、今回の e ラーニング研修が、50 問あるいは 25 問を全問正解しない
と修了にはならない「トレーニング型」であり、その修了者はいずれも、タスクをやり遂げるという意味では優秀層と
なされるためである。
文化服装学院卒業生については、企業受講者と比べると修了率は下がるが、内1名は全 4 教材を修了しており、
やはり学習意欲の高い受講者は、1 つのタスクをクリアすると、次のタスクも同様にクリアしていく傾向がうかがえ
る。
<企業受講者の修了した(やり遂げた)教材> (MA)
企業受講者の
修了した(やり遂げた)教材
教材 1:「日本人らしさを国際社会に活か
す ビジネスマナー&コミュニケーション」
(50 問)
教材 2:「いざという時に慌てない IT リテ
ラシー・パワーアップ講座」(50 問)
教材 3:「気付く能力を伸ばす マーケティ
ング入門」(25 問)
教材 4:「ダイバーシティを意識できる マ
ネージャー養成講座」(25 問)
件数
(%)
構成比
(%)
53
57.61
44
47.83
54
58.70
45
48.91
<文化服装学院卒業生の修了した(やり遂げた)教材> (MA)
企業受講者の
修了した(やり遂げた)教材
教材 1:「日本人らしさを国際社会に活か
す ビジネスマナー&コミュニケーション」
(50 問)
教材 2:「いざという時に慌てない IT リテ
ラシー・パワーアップ講座」(50 問)
教材 3:「気付く能力を伸ばす マーケティ
ング入門」(25 問)
教材 4:「ダイバーシティを意識できる マ
ネージャー養成講座」(25 問)
件数
構成比
(%)
2
50.00
1
25.00
2
50.00
1
25.00
<e ラーニングの管理システムに記録された修了率>
全登録者 410 名の
実際の受講者の
中での修了率
中での修了率
教材 1
25.12 %
55.38 %
教材 2
19.51 %
57.14 %
教材 3
23.17 %
59.38 %
教材 4
20.73 %
66.93 %
51
設問 4: 自らの仕事・キャリア形成に役立ちそうな教材
今回 e ラーニング研修で配信された 4 つの教材のうち、今後、自らの仕事やキャリア形成に役立ちそうだと感じら
れたのはどれか、という質問については、教材 1「ビジネスマナー&コミュニケーション」が 58.70%で最も多く、次い
で、教材 3「マーケティング入門」(56.52%)となった。
これらの数字は、今回のアンケート回答者(企業受講者)の修了率と似たような傾向になっており、受講してから
役立つと感じたというよりも、役立ちそうだから受講を始め、さらに、受講中にも仕事やキャリア形成に役立ちそう
だと実感しながら、最後までやり遂げたとも考えられる。
対して、文化服装学院卒業生については、教材ごとの違いがはっきりしており、教材 3 「マーケティング入門」は全
回答者が役立ちそうだと回答、次いで「ビジネスマナー&コミュニケーション」は半数が役立ちそうだとしている。
<企業受講者の自らの仕事・キャリア形成に役立ちそうな教材> (MA)
自らの仕事・キャリア形成に
役立ちそうな教材
教材 1:「日本人らしさを国際社会に活
かす ビジネスマナー&コミュニケーシ
ョン」(50 問)
教材 2:「いざという時に慌てない IT リ
テラシー・パワーアップ講座」(50 問)
教材 3:「気付く能力を伸ばす マーケ
ティング入門」(25 問)
教材 4:「ダイバーシティを意識できる
マネージャー養成講座」(25 問)
件数
構成比(%)
54
58.70
31
33.70
52
56.52
41
44.57
<文化服装学院卒業生の自らの仕事・キャリア形成に
役立ちそうな教材> (MA)
自らの仕事・キャリア形成に
役立ちそうな教材
教材 1:「日本人らしさを国際社会に活
かす ビジネスマナー&コミュニケーシ
ョン」(50 問)
教材 2:「いざという時に慌てない IT リ
テラシー・パワーアップ講座」(50 問)
教材 3:「気付く能力を伸ばす マーケ
ティング入門」(25 問)
教材 4:「ダイバーシティを意識できる
マネージャー養成講座」(25 問)
件数
構成比(%)
2
50.00
1
25.00
4
100.00
1
25.00
52
(%)
設問 5: キャリア形成への今回 e ラーニングの効果期待度
今回の e ラーニング研修への参加が、今後自らのキャリア形成に対してどれくらい活かせそうか、という質問につ
いては、企業受講者の約 65%が「活かせると思う」と回答した(「多くのことが活かせると思う」16.30%、「ある程度
は活かせると思う」48.91%)。
文化服装学院卒業生については、「ある程度活かせると思う」と「活かせるかどうか、まだ分からない」が 5 割ずつ
となった。
<企業受講者のキャリア形成への今回 e ラーニングの効果期待度> (SA) N=92
キャリア形成への
今回 e ラーニングの効果期待度
a. 多くのことを活かせると思う
b. ある程度は活かせると思う
c. 活かせるかどうか、まだ分からない
d. あまり活かすことができないと思う
e. ほとんど活かせないと思う
(無回答)
件数
構成比
(%)
15
45
17
2
1
12
16.30
48.91
18.48
2.17
1.09
13.04
92
100.00
<文化服装学院卒業生のキャリア形成への今回 e ラーニングの効果期待度> (SA) N=4
キャリア形成への
今回 e ラーニングの効果期待度
b. ある程度は活かせると思う
c. 活かせるかどうか、まだ分からない
件数
構成比
(%)
2
2
50.00
50.00
92
100.00
設問 6: 利用端末
今回の e ラーニングで利用した端末については、企業利用者の約 3 分の 2 (66.30%)が「パソコン」をあげた。
次いで多かった端末は「スマートフォン」の 33.70%である。企業受講者の場合は、社内で受講することも多く、そ
の分、パソコンの比率が高くなっているものと考えられる。
文化服装学院卒業生の場合は、「パソコン」という回答は見当たらず、「スマートフォン」が 75.00%、「タブレット」が
25.00%であった。
(%)
<企業受講者の利用端末> (MA)
利用端末
a.
b.
c.
d.
パソコン
タブレット
スマートフォン
携帯電話
件数
構成比(%)
61
3
31
─
66.30
3.26
33.70
─
53
<文化服装学院卒業生の利用端末> (MA)
利用端末
b. タブレット
c. スマートフォン
件数
構成比(%)
1
3
25.00
75.00
設問 7: 最多利用端末
利用端末の中で最も多く利用した端末に関しては、企業受講者は「パソコン」が約 68%を占め、次いで「スマートフ
ォン」31.17%となった。
設問 6 の数字とこの設問 7 の数字を見る限りでは、会社ではパソコンで学習、通勤途上や自宅ではスマートフォン
といった複数の端末を組み合わせた学習スタイルよりも、パソコン派とスマートフォン派に分かれている可能性も
ある。
文化服装学院卒業生についても同様で、設問 6 と設問 7 の数字が合致しており、どの端末を利用するか決めて学
習をしているようである。
<企業受講者の最多利用端末> (SA)
n=77
最多利用端末
件数
構成比(%)
a. パソコン
52
67.53
b. タブレット
1
1.3
24
31.17
0
0
77
100.00
c. スマートフォン
d. 携帯電話
<文化服装学院卒業生の最多利用端末> (SA)
N=4
最多利用端末
件数
構成比(%)
b. タブレット
1
25.00
c. スマートフォン
3
75.00
54
設問 8: 学習シーン
今回の e ラーニングの「学習シーン」については、企業受講者では「帰宅後の自宅で」(31.52%)が最も多く、次い
で、「休日に」(25.00%)、「昼休みに」(22.83%)、「仕事が終わった後、社内で」(19.57%)の順である。
何時どこで学習するかということに関しては、各企業の人事担当者が受講者に対して、社内と社外のどちらで学
習するのを推奨したのかによっても影響されるし、個々の受講者の職種、仕事スタイル、生活スタイルによっても
異なってくる。
文化服装学院卒業生については、基本的に誰からの指示も受けないため、個々の受講者の生活スタイルに依存
するものと考えられる。
<企業受講者の学習シーン> (MA)
学習シーン
a. 早朝自宅などで
b. 出勤途上の電車・バス等
の中で
c. 出社後の始業前に
d. 昼休みに
e. ちょっとした休憩タイムに
f. 就業時間中に学習時間を
設けて
g. 仕事が終わった後、社内
で
h. 帰宅途上の電車・バス等
の中で
i. 帰宅後の自宅で
j. 休日に
k. その他
1
構成比
(%)
1.09
11
11.96
5
21
13
5.43
22.83
14.13
8
8.70
18
19.57
14
15.22
29
23
2
31.52
25.00
2.17
件数
(%)
<文化服装学院卒業生の学習シーン> (MA)
学習シーン
b. 出勤途上の電車・バス等
の中で
h. 帰宅途上の電車・バス等
の中で
i. 帰宅後の自宅で
j. 休日に
件数
構成比
(%)
3
75.00
1
25.00
2
50.00
2
50.00
55
設問 9: e ラーニングを利用して良かったこと
e ラーニングを利用してみて良かったことについては、「仕事に役立ちそうな知識・視点を学ぶことができた」
(48.91%)、「解説が表示されること」(46.74%)、「自分の知識レベルが客観視できた」(45.65%)が多くあげられ
た。
今回の教材は、[設問への回答]→[正誤判定]→[解説文を読んで理解を深める]→[再チャレンジ]という流れとなる
トレーニング型のドリル教材であったことから、「仕事に役立ちそうな知識・視点を学ぶことができた」や「解説が表
示されること」といった項目が受講者に評価されたと考えられる。
また、e ラーニングのメリットとしては、一般的に言われる「好きな場所、好きな時間に学習できた」(41.30%)、「自
分のペースで学習できた」(40.22%)も多かった。
文化服装学院卒業生については、「自分の知識レベルが客観視できた」(75.00%)、「学習履歴や達成度が表示さ
れたこと」(75.00%)への評価が高かった。
文化服装学院卒業生の場合は、個人としての自主的な参加であり、企業受講者のように研修の成果を報告したり、
評価される上司や人事担当者が存在しないことから、e ラーニングのシステム側で表示する学習履歴や達成度に
よって、自らの実力を自己評価する際に、e ラーニングの仕組みが役立ったということかもしれない。
(%)
<企業受講者の e ラーニングを利用して良かっ
たこと> (MA)
e ラーニングを
利用して良かったこと
a. 仕事に役立ちそうな知識・視
点を学ぶことができた。
b. 自分のペースで学習できた。
c. 好きな場所、好きな時間に学
習できた。
d. 社外でも学習できた。
e. 携帯電話、スマートフォン、タ
ブレットでも学習できた。
f. 自分の知識レベルが客観視で
きた。
g. 繰り返し学習できた。
h. 設問形式(ドリル形式)であっ
たこと。
i. 解説が表示されたこと。
j. 学習履歴や達成度が表示され
たこと。
件数
構成
比(%)
45
48.91
37
40.22
38
41.30
22
23.91
27
29.35
42
45.65
30
32.61
24
26.09
43
46.74
17
18.48
<文化服装学院卒業生の e ラーニングを利用して良かったこと> (MA)
e ラーニングを利用して良かったこと
a.
b.
c.
d.
e.
f.
g.
h.
件数
構成比(%)
1
2
2
1
2
3
1
1
25.00
50.00
50.00
25.00
50.00
75.00
25.00
25.00
仕事に役立ちそうな知識・視点を学ぶことができた。
自分のペースで学習できた。
好きな場所、好きな時間に学習できた。
社外でも学習できた。
携帯電話、スマートフォン、タブレットでも学習できた。
自分の知識レベルが客観視できた。
繰り返し学習できた。
設問形式(ドリル形式)であったこと。
56
i. 解説が表示されたこと。
j. 学習履歴や達成度が表示されたこと。
2
3
50.00
75.00
設問 10: 学習してみたいテーマ <A 分野:社会人の基本マナー・一般常識>
今後、e ラーニングで学習してみたいテーマについて、A 分野「社会人の基本マナー・一般常識」では、企業受講者
は、「一般ビジネスマナー」(75.00%)、「社会常識/一般常識」(71.74%)が多かった。
企業受講者の回答者プロフィールでは、「年齢層」は 20 代前半から 40 代後半までまんべんなく分布しており、自
分自身が学んでみたいという視点と、部下や後輩に学んでもらいたいという視点の両方が含まれている可能性も
ある。
実際、人事担当者のアンケートでも、この 2 テーマはともに 80%以上が必要だと回答している。
文化服装学院卒業生については、「社会常識/一般常識」が全回答者からあげられたのは注目に値する。また、
「接客マナー(販売用)」、「一般ビジネスマナー」もそれぞれ約 75%と高い。
文化服装学院卒業生の回答者プロフィールをみると、契約社員 50%、その他 25%となっており、正社員でない分、
一般常識やマナーついて「学び直し」たいという意欲、欲求が高いのかもしれない。
<企業受講者 A 分野:社会人の基本マナー・一般
(%)
常識> (MA)
A 分野:
社会人の基本マナー・一般常識
件
数
構成
比(%)
A1. 接客マナー(販売用)
36
39.13
A2. 一般ビジネスマナー
69
75.00
A3. 社会常識/一般常識
66
71.74
A4. IT リテラシー
33
35.87
<文化服装学院卒業生 A 分野:社会人の基本マナー
・一般常識> (MA)
A 分野:
社会人の基本マナー・一般常識
件
数
構成
比(%)
A1. 接客マナー(販売用)
3
75.00
A2. 一般ビジネスマナー
3
75.00
A3. 社会常識/一般常識
4
100.00
A4. IT リテラシー
2
50.00
57
設問 11: 学習してみたいテーマ <B 分野:一般ビジネス実務(初級)>
B 分野の「一般ビジネス実務(初級)」については、「プレゼンテーション力」(66.30%)、「情報の収集/選別/活用
法」(60.87%)が多かった。
同じ B 分野について、企業人事担当者アンケートでは、「コスト感覚」(76.19.%)と「クレーム対応術」(76.19.%)が
上位にきており、B 分野に関しては、企業内の受講者と人事担当者ではテーマの優先順位に違いがみられる。
文化服装学院卒業生については、「コスト感覚」と「クレーム対応術」を回答者全員があげ、テーマの選択傾向が
企業の人事担当者に似ている面がある。
特に関連性を実証するようなデータはないが、文化服装学院卒業生で、今回実際に e ラーニングを受講し、かつ
事後アンケートに回答している層は、学習意欲も高く、自主性、自立性がある程度備わっていると想定することが
可能なので、さらに一歩想像を進めると、独立開業などを視野に入れて e ラーニング研修に参加している可能性も
ある。
あるいは、企業に採用されるには、「コスト感覚」と「クレーム対応術」が恐らく求められるであろう、という想定があ
るのかもしれない。
<企業受講者 B 分野:一般ビジネス実務(初級)> (MA)
(%)
B1.
B2.
B3.
B4.
B5.
B6.
B7.
B8.
B 分野:
一般ビジネス実務(初級)
件
数
構成
比(%)
コスト感覚
企画書作成術
情報の収集/選別/活用法
物流・流通の仕組み
プレゼンテーション力
クレーム対応術
メンタルヘルス入門
パワハラ/セクハラ
51
45
56
32
61
45
40
18
55.43
48.91
60.87
34.78
66.30
48.91
43.48
19.57
<文化服装学院卒業生 B 分野:一般ビジネス実務(初級)>
(MA)
B 分野:
一般ビジネス実務(初級)
B1.
B2.
B3.
B4.
B5.
B6.
B7.
B8.
コスト感覚
企画書作成術
情報の収集/選別/活用法
物流・流通の仕組み
プレゼンテーション力
クレーム対応術
メンタルヘルス入門
パワハラ/セクハラ
件
数
4
3
3
3
3
4
3
2
構成
比(%)
100.00
75.00
75.00
75.00
75.00
100.00
75.00
50.00
58
設問 12: 学習してみたいテーマ <C 分野:一般教養/人間力アップ>
C 分野の「一般教養/人間力アップ」については、企業の受講者では、「コミュニケーション力」(72.83%)、「問題
解決力」(70.65%)、「気づく力/気配り/気遣い」(65.22%)などが多かった。
C 分野は、企業の担当者も上の 3 テーマが上位にきており、大きな違いはない。強いてあげるならば、人事担当者
の方で比較的上位にある「仕事に対する基本的な心構え」(人事では 61.90%)が、企業受講者では 43.48%にとど
まる点があげられる。
文化服装学院卒業生の場合は、「コミュニケーション力」、「問題解決力」、「突破力」の 3 テーマが、全回答者であ
げられた。
「コミュニケーション力」、「問題解決力」は人事や企業受講者でも同様に高かったが、「突破力」がこれほど高いの
が特徴となっている。
ちなみに、「突破力」については、人事が 61.90%で上位にきているのに対して、企業受講者では 46.74%である。
<企業受講者 C 分野:一般教養/人間力アップ> (MA)
(%)
C 分野:
一般教養/人間力アップ
C1. コミュニケーション力
C2. 気づく力/気配り/気遣い
C3. 聴く力/傾聴力
C4. 突破力
C5. 問題解決力
C6. 営業力
C7. 仕事に対する基本的な心構え
C8. 道徳/人間力
C9. 日本文化/伝統技術
C10. やりがい/生きがい
件
数
構成
比(%)
67
60
54
43
65
42
40
34
22
40
72.83
65.22
58.7
46.74
70.65
45.65
43.48
36.96
23.91
43.48
<文化服装学院卒業生 C 分野:一般教養/人間力アップ>
(MA)
C 分野:
一般教養/人間力アップ
C1. コミュニケーション力
C2. 気づく力/気配り/気遣い
C3. 聴く力/傾聴力
C4. 突破力
C5. 問題解決力
C6. 営業力
C7. 仕事に対する基本的な心構え
C8. 道徳/人間力
C9. 日本文化/伝統技術
C10. やりがい/生きがい
件
数
4
3
3
4
4
3
1
1
1
1
構成
比(%)
100.00
75.00
75.00
100.00
100.00
75.00
25.00
25.00
25.00
25.00
59
設問 13: 学習してみたいテーマ <D 分野:アパレル専門知識>
D 分野の「アパレル専門知識」については、企業受講者では、「素材/テキスタイル知識」(60.87%)が最も多く、
次いで、「アパレル/ファッション業界用語」(55.43%)、「トレンド/流行予測」(53.26%)、「アパレル商品知識」
(52.17%)などが続く。
D 分野に関しては、人事担当者は、「アパレル/ファッション業界用語」(76.19%)が多かったが、D 分野全体として
は、人事担当者と企業受講者とはそれほど目立った違いはない。
文化服装学院卒業生については、「トレンド/流行予測」(50.00%)、「バイヤー入門」(25.00%)、「VMD 入門」
(25.00%)であり、この 3 テーマ以外は、学びたいテーマにあがらなかった点が注目される。
文化服装学院卒業生の場合、回答者のサンプル数が少ないため、たまたま希望するテーマに偏りが生じたのか
もしれないが、テーマの選定傾向から見ると、仕入れを含めた「ショップ」運営のノウハウを吸収したいのかもしれ
ない。
<企業受講者 D 分野:アパレル専門知識> (MA)
D 分野:
アパレル専門知識
D1. アパレル/ファッション業界用語
D2. バイヤー入門
D3. MD 入門
D4. VMD 入門
D5. プレス入門
D6. アパレル商品知識
D7. 素材/テキスタイル知識
D8. 縫製技術
D9. 生産工学/生産の背景
D10. カラーセオリー/
カラーコ-ディネイト
D11. スタイリング
D12. ファッションの歴史
D13. トレンド/流行予測
件
数
構成
比(%)
51
28
35
27
19
48
56
38
35
55.43
30.43
38.04
29.35
20.65
52.17
60.87
41.30
38.04
36
39.13
35
33
49
38.04
35.87
53.26
(%)
<文化服装学院卒業生 D 分野:アパレル専門知識> (MA)
D 分野:
アパレル専門知識
D1. アパレル/ファッション業界用語
D2. バイヤー入門
D3. MD 入門
D4. VMD 入門
D5. プレス入門
D6. アパレル商品知識
D7. 素材/テキスタイル知識
D8. 縫製技術
D9. 生産工学/生産の背景
D10. カラーセオリー/
カラーコ-ディネイト
D11. スタイリング
D12. ファッションの歴史
D13. トレンド/流行予測
件
数
構成
比(%)
─
1
─
1
─
─
─
─
─
─
25.00
─
25.00
─
─
─
─
─
─
─
─
─
2
─
─
50.00
60
設問 14: 学習してみたいテーマ <E 分野:一般ビジネス知識(中級)>
E 分野の「一般ビジネス知識(中級)」については、企業受講者では、「マネジメント入門」(61.96%)、「マーケティン
グ入門」(52.17%)が多かった。
企業の担当者では、「マネジメント入門」と「マーケティング入門」の他、「数字の読み方・考え方」、「企画・生産のタ
イムマネージメント」なども多かった。
文化服装学院卒業生では、「数字の読み方・考え方」を全回答者が選択し、「ビジネスコーチング入門」(75.00%)、
「販売心理学」(75.00%)などが高いのが特徴となっている。
(%)
<企業受講者 E 分野:一般ビジネス知識(中級)>
(MA)
E 分野:
一般ビジネス知識(中級)
件
数
構成
比(%)
E1. ロジカルシンキング
E2. 数字の読み方・考え方
E3. マネジメント入門
E4. マーケティング入門
E5. ビジネスコーチング入門
E6. チーム・ビルディング入門
E7. 貿易実務
E8. 販売心理学
E9. 企画・生産のタイムマネージメント
E10. サプライチェーン
(国内外の連携)
41
44
57
48
32
32
18
38
40
44.57
47.83
61.96
52.17
34.78
34.78
19.57
41.30
43.48
17
18.48
<文化服装学院卒業生 E 分野:一般ビジネス知識
(中級)> (MA)
E 分野:
一般ビジネス知識(中級)
E1. ロジカルシンキング
E2. 数字の読み方・考え方
E3. マネジメント入門
E4. マーケティング入門
E5. ビジネスコーチング入門
E6. チーム・ビルディング入門
E7. 貿易実務
E8. 販売心理学
E9. 企画・生産のタイムマネージメント
E10. サプライチェーン
(国内外の連携)
件
数
構成
比(%)
1
4
2
1
3
1
1
3
1
25.00
100.00
50.00
25.00
75.00
25.00
25.00
75.00
25.00
2
50.00
61
設問 15: 学習してみたいテーマ <F 分野:起業>
F 分野の「起業」については、企業受講者では、3 テーマ(起業の心得、資金調達、経営とは)のいずれも、5 割前
後となった。
文化服装学院卒業生においても、やはり 3 テーマとも 5 割程度である。
人事担当者も、4~5 割となっている。
起業については、多数の受講者に広く必要とされる研修ではないため、受講希望者は、このアンケートに限らず
絞り込まれると考えられるが、実際に起業を考えている者にとっては、他のテーマに優先してニーズがあるとも考
えられる。
<企業受講者 F 分野:起業> (MA)
F 分野:
起業
件
数
構成
比(%)
F1. アパレル起業を考える前の予備知
識 1~コンセプト/起業の心得
50
54.35
F2. アパレル起業を考える前の予備知
識 2~事業計画/資金調達
46
50.00
F3. アパレル起業を考える前の予備知
識 3~経営とは
48
52.17
(%)
<文化服装学院卒業生 F 分野:起業> (MA)
F 分野:
起業
件
数
構成
比(%)
F1. アパレル起業を考える前の予備知
識 1~コンセプト/起業の心得
2
50.00
F2. アパレル起業を考える前の予備知
識 2~事業計画/資金調達
2
50.00
F3. アパレル起業を考える前の予備知
識 3~経営とは
2
50.00
62
設問 16: 今回の e ラーニングへの感想・意見・要望 (自由回答)
<プラス評価: 「なんとなく知っているつもりだった知識が、確認できてよかった」 (抜粋)>
感想・意見・要望
年齢
アパレル
経験年数
職業
職種
非常に興味深く為になるプロジェクトだと感じました。
ITリテラシーの分野では専門外という事もあり、分から
ない事だらけで少し勉強の必要があると感じました。
また、ビジネスマナーについても意外な程知らない事
が多く、改めて教養をつける事が出来たと考えていま
す。専門性の高そうなD分野も受講したいと思いまし
た。
30~34 才
11~15 年
メーカー
正社員
MD(マーチャンダイザ
ー、商品化計画)
今回、受講してみて客観的に自分を見直す事ができ
ました。今後の仕事に活かしていきたいと思います。
35~39 才
11~15 年
メーカー
正社員
MD(マーチャンダイザ
ー、商品化計画)
30~34 才
5~7 年
メーカー
正社員
セールスマネージャ
ー(営業)
45~49 才
1 年未満
卸業
正社員
セールスマネージャ
ー(営業)
25~29 才
3~4 年
メーカー
正社員
総務・人事
20~24 才
1~2 年
メーカー
正社員
その他
45~49 才
5~7 年
個人事業主
(その他)
個人事業主
自由な時間に自分のペースでできたのはよかったで
す。繰り返しできる点もよかったです。
35~39 才
16~20 年
メーカー
正社員
MD(マーチャンダイザ
ー、商品化計画)
いろいろと再確認できました。間違った質問は、正解
するまで繰り返し出題されるので覚えやすい。
40~44 才
16~20 年
メーカー
正社員
セールスマネージャ
ー(営業)
繰り返し連続して学べ、理解しやすかったです。
35~39 才
16~20 年
卸業
正社員
MD(マーチャンダイザ
ー、商品化計画)
自分のペースで繰り返し学習出来ることがよかったで
す。
35~39 才
11~15 年
卸業正社員
セールスマネージャ
ー(営業)
自分自身の得意分野と苦手分野が明確にできた。
現在の業務と直接的に関係の薄い分野では苦戦し
た。
マーケティング用語など普段聞きなれない用語が多か
ったが、こういった用語が、すぐに口からでるように普
段から慣れていけたらよいと思います。
聞いたことはあっても意味をしっかりと理解していない
事柄が多く、大変勉強になりました。特にITの項目と、
マーケティングの項目に関してはほぼ知識は0の状態
であることを再認識し、今後臨機応変に身につけてい
かなければならない知識だと実感しました。
通常業務では習得することのできない専門的な知識
を得ることが出来、想像する力や対応法などを学ぶ良
い機会でした。
また、通常行っていることでも設問式で出題されると
即答出来ない問題もあり、感覚で覚えていることが自
分の中にまだまだ落とし込めていないことを再認識し
ました。日頃からこのような問題に取り組むことで、自
分の知識の幅がより広がるのでこれからも自分が今
いる業界のことだけでなく、一般常識・ビジネスマナー
などを重点的にどんどん吸収していきたいです。
自身の知識やツールなどを客観的に把握することが
出来て良かった。全てのジャンルに亘って、今までの
経験でなんとなくわかっていたつもりだったものが、正
確ではなかったり、間違っていたものもあり、とても役
に立った。
<プラス評価: 「繰り返し学習できてよかった」>
63
<プラス評価: 「好きな時間、空き時間に学習できてよかった」>
すきま時間で、気軽に勉強出来るのは良かった。ドリ
ル形式だったので繰り返し学べた点は良かったです。
興味はあるが中々、勉強できない、どこから手をつけ
ていいか分からない人も多いと思うので、良い教材だ
と思います。
30~34 才
5~7 年
メーカー
正社員
ファッションアドバイザ
ー(セールススタッフ、
販売スタッフ)
自宅で好きな時間に受講できたことが良かったです。
反面、時間ができないと取りかかれず、間延びするこ
ともありました。教材 1、2 は若手社員にも受講してもら
いたい内容でした。今後もいろいろな教材を受講した
いと思いました。
35~39 才
11~15 年
卸業正社員
生産管理(プロダクト
マネージャー)
私は車通勤なので空いた時間がなく時間を作って学
習しましたが、電車通勤などで空き時間がある人にと
っては良い学習ツールだったのではないかと思いま
す。
20~24 才
1 年未満
個人事業主
(縫製)
その他
普段興味があっても時間やお金を掛けるには後回し
になってしまう分野について、手軽に始めることができ
大変よかった。
25~29 才
5~7 年
メーカー
契約社員
ファッションアドバイザ
ー(セールススタッフ、
販売スタッフ)
自分のペースで取り組めてよかった。ドリル形式で成
績も即時に分かるところが、やる気になれた。いろい
ろな科目を受けてみたい。
40~44 才
16~20 年
卸業正社員
生産管理(プロダクト
マネージャー)
自分の都合の良い時間に勉強できる事がとても助か
りました。参加させて頂いた事で自分の勉強不足を改
めて認識し、今後の成長に繋げられるきっかけを作れ
た事に感謝いたします。有難うございました。
45~49 才
21~25 年
メーカー正
社員
その他
<プラス評価: 「仕事に役立ちそうだと思った」、「新しい知識を吸収できた」>
現在担当している部署が、社内唯一の小売部門であ
る為、マーケティングについての知識を学ぶことで、今
後の運営に役立つと思いました。
35~39 才
16~20 年
卸業正社員
MD(マーチャンダイザ
ー、商品化計画)
会社でのマナー等再確認出来たこと、<br>内容も、解
説が一つだけでなく何個かあり、その内容も勉強にな
り良かったです。
30~34 才
1 年未満
x. その他
その他
専門知識の吸収が出来た事。知らない専門的な事柄
が多数あることを知る事が出来た事。
35~39 才
16~20 年
メーカー正
社員
MD(マーチャンダイザ
ー、商品化計画)
45~49 才
21~25 年
メーカー
正社員
総務・人事
<総務・人事の立場からの評価・意見・要望>
「商品知識」「素材知識」等々、知識を蓄える、覚える、
という点では今回のような形式のeラーニングは有効
であると思う。
また、受講者のレベルに応じて、いくつかのレベルを
設定した方がより効果的な学習が可能になると思う。
64
これから仕事をする人に、【ビジネス上の幅広い知識
を】、というコンセプトで作られた内容だと思うが、言葉
の知識だけ知ってもあまり役に立たない(マーケティン
グ用語など)部分もあり、もう少し内容を精査したほう
が良いと思います。E-Learning を受け終わったあとに
どういう姿を求めるのか、そのためにどういう内容にす
るのかをもう少し明確にすべきだと思います。
E-ラーニング利用は初めてで、忙しかったので、スマ
ホを利用して通勤時間に受講しました。しかし、一通り
は目を通せたものの、ノートにメモを取ったり出来なか
ったので、結局、なかなか記憶に残る勉強にならなか
ったように思う。各人の知識習得の勉強方法、年代に
もよるのかもしれないが、じっくり学ぶにはE-ラーニ
ングは適さないなと個人的に感じた。
逆に、接客やクレーム対応のような事例を通して対応
力をつけていくようなものは、E-ラーニングでも隙間
の時間を使いながら勉強できるように思った。
今回は貴重な機会をいただきありがとうございました。
今まで e ラーニングを行ったことがなく初めて実施しま
した。年末年始の時期で時間はあったはずですが、正
直なところ修了はできませんでした。ただ、実施した問
題や解答は素直に勉強になるといった内容でした。入
社時の研修の復習のような感覚でした。PCの項目が
なかなか手強く、先に進めませんでした。今後もぜひ
こういった機会を提供いただければと思います。
40~44 才
5~7 年
小売業
正社員
総務・人事
45~49 才
21~25 年
卸業
正社員
総務・人事
40~44 才
5~7 年
メーカー正
社員
総務・人事
設問の意図がわかりづらいものがあり、回答が難しい
事がありました。
25~29 才
3~4 年
メーカー
正社員
ファッションアドバイザ
ー(セールススタッフ、
販売スタッフ)
設問と解答で間違いの不備が多過ぎた。e ラーニング
という非常に優れた受講スタイルの研修で、モチベー
ションも高く臨んだのだが、最初の受講から設問・解
答の不備があり、不信感が大きく募った。初歩的なミ
スが多く、複数のチェックで修正できたはずなので、運
営している方々の意識・体制の改善を強く望む。
35~39 才
16~20 年
メーカー
正社員
経営企画
設問の言い回しに理解しづらいものが多かったと思
う。
45~49 才
21~25 年
メーカー
正社員
生産管理(プロダクト
マネージャー)
クイズみたいで楽しかったですが、解説にもっと図や
写真があるとよりわかりやすいです。
30~34 才
8~10 年
メーカー正
社員
パタンナー
40~44 才
5~7 年
小売業
正社員
総務・人事
45~49 才
21~25 年
卸業
正社員
総務・人事
<教材自体への改善要望・意見>
これから仕事をする人に、【ビジネス上の幅広い知識
を】、というコンセプトで作られた内容だと思うが、言葉
の知識だけ知ってもあまり役に立たない(マーケティン
グ用語など)部分もあり、もう少し内容を精査したほう
が良いと思います。E-Learning を受け終わったあとに
どういう姿を求めるのか、そのためにどういう内容にす
るのかをもう少し明確にすべきだと思います。
E-ラーニング利用は初めてで、忙しかったので、スマ
ホを利用して通勤時間に受講しました。しかし、一通り
は目を通せたものの、ノートにメモを取ったり出来なか
ったので、結局、なかなか記憶に残る勉強にならなか
ったように思う。各人の知識習得の勉強方法、年代に
もよるのかもしれないが、じっくり学ぶにはE-ラーニ
ングは適さないなと個人的に感じた。
65
逆に、接客やクレーム対応のような事例を通して対応
力をつけていくようなものは、E-ラーニングでも隙間
の時間を使いながら勉強できるように思った。
聞いたことのないビジネス用語も多く見られたのでもう
少しわかり易い言葉で表現して欲しいところが何箇所
かあった。
40~44 才
16~20 年
メーカー
正社員
その他
80%以上は頭に残らないと思った。ボタンを押すだけ
では、瞬間的に頭に入るだけで、なかなか記憶にとど
まらない。
しかし、たまにハット気付くものはあったので良い面も
あった。
40~44 才
5~7 年
卸業
正社員
生産管理(プロダクト
マネージャー)
気が付いた事ですが、メールの問題箇所で、BBC と表
記がありました。確認をお願いします。正しくは、BCC
かと思います。
25~29 才
1~2 年
メーカー
正社員
その他
(このアンケートの)設問 10~15 のテーマも受講した
い。
35~39 才
8~10 年
販促・企画
会社
正社員
経営企画
今回の e ラーニングは一般的な知識ばかりでつまらな
かった。もう少しアパレル知識に特化した問題の方が
良い。
30~34 才
8~10 年
小売業
契約社員
その他
日常の業務から離れ、学習する場を改めて持つこと
が出来た事は、新鮮であり、思っていた以上に楽しめ
た。ただ、教材が当初から設定されていた点に関して
は、このアンケートにある内容(設問 10~15)の中から
選べるシステムの方が有り難かった。
45~49 才
21~25 年
メーカー正
社員
その他
<学習テーマについての意見・要望>
<受講期間、締め切り日に関しての感想・コメント>
受講を最後まで終わらせることもなく、終了してしまい
ました。「いつでも・どこでも」という事で、「どこかで・後
で」になってしまった事になり、反省しています。
60~64 才
26~30 年
メーカー
正社員
総務・人事
とても良いツールだと思いました。
しかし、なかなか学習する時間がとれなかったのが残
念です。
25~29 才
3~4 年
小売業
正社員
ファッションアドバイザ
ー(セールススタッフ、
販売スタッフ)
折角よい教材を提供いただいたのに、時間が取れ
ず、最後まで受講ができず、申し訳ありません。また
同様の機会があれば、ご案内下さい。よろしくお願い
いたします。
50~54 才
1 年未満
x. その他
その他
どの設問も本当に役立つものばかりで、もっと早く取り
掛かっていればと後悔しました。
25~29 才
5~7 年
小売業正社
員
ファッションアドバイザ
ー(セールススタッフ、
販売スタッフ)
66