2013年11月29日 於:枝幸町 健康日本21における健康づくり アルマ・アタ宣言の概念 健康づくりは絆づくり・ 町づくり ヘルスプロモー ションの概念 旭川医科大学 健康科学講座 吉田 貴彦 2 人は何のために生きているのか 健康増進の概念 健康管理 生物学的には子孫を残すため ヒト(個人および集団)への直接サポート (啓発・指導など) 主役は管理側 働きかけの対象 個人としては 生まれて 育って(生きる) 出会って 個々の人 ライフスタイル 生きるためには ヘルスプロモーション 主役は個人 環境を介したサポート (施設充実など) 成果の判定は健康度の測定 によって行われる 環境 食べる必要 食糧(食べ物)を得る 最終目標 は同じ 健康的行動の獲得 生活状況の改善 身体活動 を伴う 3 人間は社会集団を作って、 支え合って生きている 社会集団の形成 群れの数を増やす 効率良く食べる 仕事の分業 狩猟・漁労・実や草の 収穫 労働の起源 職業(専門職)の誕生 4 個人と集団 地域社会:個々の人の集まり 健康づくりがもたらす町づくり 地域での人の集団 多様な個人特性 男性女性 お年寄り~乳幼児 健康者~健康弱者 性格も様々 個人 相互扶助と 社会連帯 個人個人の健康の達成 個々の意識 ハード面、ソフト面 の両面において 健康情報の提供 健康づくりに利用できる施設などの整備・提供 健康づくりに利用できる催し・機会などの整備・提供 健康の保持増進に役立つ社会環境の整備 特に、子どもの健康を守る上で良い環境の整備 助け合いの基本:互いの健康を思い合う事 資金を他の分野に回す事が可能 より快適で便利な生活の実現 地域社会の 持続的発展 労働力が高く維持される 欠勤率減少、就業モラル向上、生産能力向上、労働災害減少 生産物の量的・質的な向上 地域全体の収入の増加 子どもに健康をプレゼント 子ども達に「生涯にわたっての健康」をプレゼントしよう 元気で健やかに長く生きて欲しい・・・ 仲間と一緒ならば長続きする 人は一人で生きられない・・・「絆」 地域の人々 の絆 子どもは地域の将来を担う宝物 自分の健康には自分で責任を持つという心構え 地域全体で支え合う気風の醸成 地域の活性度(経済循環を含む)の向上 世代を越えた「こころ」の繋がりの強化 地域全体の医療費・介護費が軽減される 構成員たる個々人は互いに支え 合って生きている・・・運命共同体 健康に暮らせる地域環境「場」作り 充実した人生、本人・家族の幸福 住民が地域内で活発に活動し交流する 相互扶助、お年寄り:生き甲斐、子ども:郷土愛の啓発 社会に於いて役割を分担して 担う 日常生活を支える活動 労働・経済活動の分担 教育・知識・文化・芸術 地域住民の健康度が高いと 対象領域: 食・栄養、運動・身体 活動、休養、嗜好品、 等々・・・ 健康は良い生活習慣の上に成り立つ 生活習慣は生き方そのもの 生活習慣の基礎は、子どものうちに完成される 子どもは多くの事柄を、家族・地域の大人から学ぶ 家族が良い手本を示す 地域社会全体を健康を守るために適した状態とする 健全な社会環境 良好な人間関係 豊かで魅力的な町 絆づくり 町づくり 8 良い習慣を継続する工夫 健康づくりは絆づくり・町づくり 家族・友達・仲間と一緒に刺激し合う 誘い合う 競い合う、競争する 楽しく(ゲームなども良い) 健康づくり 健康管理の目標と成果を「見える化」する 目標の運動や行動を具体化してみる 絆づくり 自分にあったチャレンジがわかる (良い人間関係) 歩数を記録(万歩計)、体重を記録 生活習慣を記録(食事・運動・飲酒・嗜好品、その他) 達成感を感じられるように 健全な社会環境 自分をほめる 継続をほめる・継続できた自分にご褒美 町づくり 9
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