IRONCAD 2013 動作環境について

IRONCAD 2013 動作環境について
1 IRONCAD 2013 動作環境
必須環境
OS
推奨環境
Microsoft Windows XP Professional (32bit) SP3
Microsoft Windows XP Professional x64(64bit) SP2
Microsoft Windows Vista Business 又は Ultimate 32bit&64bit
Microsoft Windows 7 Professional 又は Ultimate 32bit&64bit
CPU
Intel Core,Xeon シリーズ
Intel Core,Xeon シリーズ
AMD Athlon,Opteron シリーズ
AMD Athlon,Opteron シリーズ
デュアルコア 1.6GHz 以上
デュアルコア 2GHz 以上
2GB 以上
8GB 以上
グラフィックカード
DirectX または OpenGL 対応
DirectX または OpenGL 対応
(チップセット内蔵や CPU
グラフィックメモリ 256MB 以上
グラフィックメモリ 512MB 以上
内蔵等の統合グラフィッ
NVIDIA 製または AMD 製の
NVIDIA Quadro,GeForce シリーズ
独立したグラフィックカード
AMD FireGL,FirePro,RADEON シリーズ
メモリ
クスは動作保証外)
HDD 空き容量
モニタ
周辺機器
2GB 以上
WXGA(1028*768)以上
WUXGA(1920*1200),1080i(1920*1080)以上
ホイール付マウス
ホイール付マルチボタンマウス
日本語キーボード
日本語キーボード
3Dconnexion 社製 3D マウス
インストールメディア
アプリケーション
インターネット環境
DVD ドライブ
Adobe Flash Player 10
左記に追加して
(動画チュートリアル再生用)
Microsoft Excel 2003 以降
Microsoft Internet Explorer 6 以降
(部品表、パラメトリック連携で使用)
スタンドアロンライセンスの場合、ライセンスアクティベーション時にインターネット
接続環境が必要ですが、メールでのライセンス発行も可能です。
(1) OS について
Home Edition、Home Premium は動作保証外です。また、Windows7 の XP モードは 3D アプリケー
ションに対応しておりませんので動作保証外です。
Windows8 には対応しておりません。次期バージョン 2014 より対応予定です。
OS のアップグレードをご検討中のお客様はご注意ください。
(2) CPU について
レンダリング等の一部の機能を除き、マルチスレッドには対応しておりませんが、他の常駐ソフト
類による負荷を避けるためにデュアルコア以上の CPU を推奨します。
コア数の多いマルチコア CPU
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を選択するよりもクロックの高い(シングルスレッド能力の高い)デュアルコアを選択されること
を推奨します。IRONCAD ではクアッドコア CPU を選択しても性能向上はあまり見られませんが、
コア単体の能力を重視する意味では Core i7 等を選択しても良いでしょう。
旧世代 Intel ハイパースレッティング機能で不具合が出る場合があります。BIOS 設定で OFF にす
ることを推奨します。特に Pentium4 を使用する際にご注意ください。
(3) メモリについて
昨今の Windows 環境ではアプリケーションを起動していない状態でも多くのメモリを使用しま
す。特に Vista、7 では大量のメモリを使用します。メモリは出来るだけ多く搭載することを推奨し
ます。(弊社の検証では 32GB のメモリを搭載した Win7x64 PC にて OS 単体で 4GB 弱を使用して
いました。メモリがあればあるほど使用するようです。)
32bit OS では Windows の仕様により、一つのアプリケーションが使用できるメモリ領域が 1GB
という制約があります。
仮に 2GB 以上のメモリを搭載していても IRONCAD のメモリ使用量が 1GB
を超えるとメモリエラーが出ることがあります。これを解消するには Windows 側の設定でアプリケ
ーションのメモリ使用可能領域を増やす必要があります。
(詳細は“3GB スイッチ”で検索し、手順
に従って設定を行ってください。)
メモリ使用量の目安としては保存時の容量の約 10 倍とお考えください。例えば保存時の容量が
100MB の場合、約 1GB のメモリを使用します。また、IGES、STEP 等の中間ファイルのデータ変
換時にはそれ以上に大量のメモリを使用します。自動車のボディデータ等、変換するデータが大き
い場合は 64bitOS かつ 8GB 以上のメモリが必要になることがあります。
IRONCAD でメモリ使用量を節約する1つの方法として、パーツやアセンブリの外部保存(外部
リンク)が有効です。外部保存することでメモリ上のデータを一部 HDD に自動退避させることがで
きます。特にサブアセンブリやユニット等の大容量のデータの外部保存はメモリの節約に有効です。
(4) 64bitOS の必要性について
64bitOS を使用しても PC の処理速度はほとんど変わりません。メモリ使用量が増えるだけとお
考えください。
IRONCAD のメモリ使用量が 2GB を超えない場合は 32bitOS でも問題ありません。メモリ使用
量が頻繁に 2GB を超えそうな場合や、自動車部品、家電部品、FA 装置等の大容量のデータを扱う
ことが多い場合は 64bitOS の使用をご検討ください。
64bitOS を使用する際には現在使用している周辺機器の対応状況を確認してください。特に古い
プリンターのドライバー等には注意が必要です。
(5) グラフィックカードについて
オンボードグラフィックス(チップセット内蔵、CPU 内蔵等の統合グラフィックス)は動作保証外です
(特に Intel 製)。問題なく動作することもありますが、データ量が増えると処理能力が不足し、動
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作が重くなり、実務に支障をきたします。
グラフィックカードは 3D-CAD を動作させる上で非常に重要ですので、ミッドレンジクラス以上
のものを推奨します。
IRONCAD 2013 ではグラフィックスエンジンに米国 Tech Soft 3D 社(http://www.techsoft3d.com/)
の HOOPS テクノロジーを使用しています。各グラフィックカード型式、グラフィックドライバー
の対応については別資料をご覧ください。(HOOPS 3D グラフィックカード対応表 2013)
グラフィック表示に不具合がある場合、ドライバーが正しくインストールされていないか、ドライ
バーのバージョンとの相性によるものと推定されます。お使いの PC メーカーのサポートページ、あるい
は NVIDIA、AMD(ATI)のホームページから複数のバージョンのドライバーをダウンロードし、正し
く動作するバージョンをインストールしてください。最新バージョンのドライバーが基本ですが、
旧バージョンにすることで解消される場合もありますので注意が必要です。ドライバーは Windows
Update からではなく、各メーカーのホームページからダウンロードしてください。ドライバーをイ
ンストールする際は前のドライバーを削除してクリーンな状態で再インストールしてください。
NVIDIA 製および AMD(ATI)製グラフィックカードの一部の型式、ドライバーバージョンによって
は画面が突然ブラックアウトする等の不具合報告があります。これは IRONCAD に限らず、他社 CAD
でも発生しており、カードメーカー側の問題と考えられます。対策についてはグラフィックカード
メーカーへお問い合わせください。
(6) 推奨 PC について(デスクトップ)
一般の事務処理向けの PC はグラフィック性能が低いため動作保証外です。独立したグラフィッ
クカードが搭載されている PC を選択してください。ワークステーション型のハイスペックな PC
を推奨します。弊社では HP、DELL 社製のワークステーションシリーズを推奨しています。
PCI Express x16 スロットの有無により、あとからグラフィックカードを追加することも可能で
す。(詳細は PC 購入店にご相談ください)
弊社で動作確認が取れていないショップブランド PC、自作 PC につきましては、動作保証外とさ
せて頂きます。
(7) 推奨 PC について(ラップトップ)
デスクトップ同様、独立したグラフィックチップが搭載されている PC を選択してください。
弊社では HP、DELL 社製モバイルワークステーションシリーズを推奨しています。
特にモバイル PC の場合は後からグラフィックチップの追加・変更は不可能です。慎重に選択して
ください。
弊社で動作確認が取れていないショップブランド PC、自作 PC につきましては、動作保証外とさ
せて頂きます。
高機能な 3D-CAD を快適にご使用頂くために、また様々なトラブルを回避する為に、導入時には PC を
新調されることをお勧め致します。
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2 既知の不具合について
(1) インストールの不具合
Windows のユーザーアカウント名が全角文字の場合、Visual C++のインストールでエラーが出る場
合があります。半角文字の管理者権限ユーザーアカウントを作成し、そのアカウント環境でインス
トールしてください。(詳細は“Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable エラー”で検索してく
ださい)
(2) 起動の不具合
①
PC の必須環境を満たしていない場合 起動できないことがあります。
②
Windows の不具合(レジストリエラー等)で起動できないことがあります。多くは Windows
の再インストールで解決しています。
③
常駐ソフト類との衝突で起動できないことがあります。この場合原因を特定するのは困難なた
め、OS の再インストール、別の PC または別の HDD をご用意して頂く、別パーティションへ
マルチブート環境を構築して頂く、などでご対応頂いております。
④
一部のジャストシステム製品(一太郎等)、筆まめ、筆ぐるめ等で衝突による起動不可の報告
がございます。
⑤
ライセンスの不具合で起動できないことがあります。体験版使用期間中に PC のクロック(日
付・時刻)を変更するとライセンスエラーが発生します。また、ライセンス登録後もクロック
の変更によりエラーが起きることがあります。PC のバックアップ電池の寿命にもご注意くだ
さい。
⑥
Vista、7 で最初に起動する場合は“管理者として実行”で起動してください。
(3) グラフィック表示の不具合
①
前項 1-(5)をご覧ください。
②
メニューのツール>オプションから“レンダリング”を選択して“レンダラー”の設定を変更
してみてしてください。
(デフォルトでは“高機能 OpenGL/DirectX”になっています。)この
時、必ずファイルが何も開いていない状態(グレーの背景に IRONCAD ロゴ表示状態)で変更
し、変更後は IRONCAD を再起動してください。
③
Vista、7 では Aero 設定をオフにすると解消される場合があります。
④
最近の一部の NVIDIA 製グラフィックカード(Quadro4000 等)で不具合が起こるケースが報
告されています。ドライバーの変更で解決できない場合もございます。弊社検証では AMD(ATI)
製グラフィックカードの方がより安定しています。
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