コミュニティFM活動事例 - 一般財団法人関西情報センター

< 宮城県登米市>
宮城県の北東部に位置し、北部は岩手県に、西部は栗原市に接し、仙台市まで 70km。また、
沿岸部の気仙沼市へは車で 1 時間。南三陸町へは 40 分ほどで行ける交通の要所。
登米市の面積は 536.38km2 で、県全体の 7.36%を占める。
2005 年、旧登米郡 8 町と本吉郡津山町の、合せて 9 町が
合併して誕生。人口 85,670 人、26,438 世帯(2011 年 2 月 28 日現在)
。
< 会社概要>
社
名
株式会社 登米コミュニティエフエム
愛
称
H@!FM ( はっとエフエム )
所 在 地
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼 20
設 立 日
2008 年 9 月 12 日
資 本 金
2,200 万円
周 波 数
76.7 MHz
識 別 信号
JOZZ2AZ-FM
出
20W
力
放送エリア
宮城県登米市の一部
スタッフ数
正社員 3 人 契約社員 1 人 パート6人
とめさいがいエフエム( JOYZ2QJOYZ2Q- FM・出力
FM・出力 100W)
100W) として運用( 2011.3
2011.3 月~2013.3
月~2013.3 月)。
< 登米市災害対策本部発表(2011
登米市災害対策本部発表(2011 年 10 月 3 日現在)東日本大震災による被害状況等>
日現在)東日本大震災による被害状況等>
(1)人的被害
死者 22 人、行方不明者 4 人、負傷者 51 人
(2)住家及び非住家被害(2011 年 9 月 30 日現在)
住宅被害
全壊 190 棟、大規模半壊 335 棟、半壊 988 棟、一部破損 3,101 棟
非住宅被害 746 棟
(3)避難者数並びに避難施設数ピーク(2011 年 3 月 14 日)
6,230 人 49 施設
(4)市外からの避難者受入れ者数ピーク(2011 年 4 月 23 日)
南三陸町 830 人
石巻市 2 人
女川町 1 人
< 登米市内に建設された南三陸町仮設住宅数>
市内 6 ヶ所に計 486 棟(内 9 棟は高齢者向けグループホーム型福祉仮設住宅)
*借り上げ民間賃貸住宅数は把握できず。元々賃貸住宅の多い登米市だが、震災後は市内に空ア
パートや空一戸建てはほとんどない。宮城県によると、約 1 万 8000 件を借り上げている(2013
年 12 月現在)
。
雑誌に掲載された原稿の原文(2011 年 3 月 20 日締め切り)
緊急地震速報が事務所内に響いた。
「来る!」と叫び、スタジオに飛び込む女性社員。席に着きスイッチャーのエマージェンシー
を待つが、揺れのためになかなか押せないでいる私を見ていたそうだ。
「バリバリ。ガシャーン」
。隣の家屋が崩壊し、局舎に倒れ掛かり、スタジオの窓を割る。
とんでもない揺れの中、事務所内では機材を押さえるスタッフたち。
「テーブルにもぐれ~」と
叫んだものの、立っているのが精一杯。何よりも物が散乱し、もぐりこむスペースもない。いや、
むしろ、何かにつかまっていないと体が飛ばされていたかもしれない。
そんな中、冷静に行動するようマイクで呼びかける女性社員。録音したものを聞いたが、きし
み音や地鳴り、隣家の倒壊する音やガラスの割れる音をマイクは拾っていた。
我が社には、防災マニュアルはない。パーソナリティ全員がパートの我が社は、生放送時は正
社員がディレクター兼ミキサーでスタジオに入る。災害発生時、その社員の取るべき行動を、事
あるごとに話し合っているからだ。
「言葉は心から発しないとリスナーには伝わらない」
対策本部担当の男性社員をすぐ市役所に行かせる。しかし、対策本部からの情報が全然あがっ
てこない。放送できる内容はスタジオの窓から見える被災状況ばかり。局舎周辺では十数件の家
が倒壊していた。
イラつく、イラつく。
私の実家は気仙沼。気仙沼でマスコミ関係の仕事に係っている妹から、実家が津波で押しつぶ
されたことや母が逃げ遅れ絶望的なことなど、想像できる事柄だが気仙沼の状況のほうが登米市
の状況より詳しく入ってくる。この時点ではまだ携帯メールが生きていた。
夜に対策本部付けの男性社員から「全国放送に出演するための原稿の準備をしています」との
連絡。
「なに!ふざけるな!」対策本部に出向くと驚くべき行動が。登米市全域が停電しているに
も係らず、市の幹部職員らがテレビを見ている。まるでリビングでくつろいでいるかのごとく。
ついにブチ切れた。部長らの席に近づき怒鳴る。
「登米市の情報がまったくない。市民に情報を
くれ。俺らが市民に伝えるから」
。誰かが立ち上がった。登米市長だった。立ち上がるまで、市長
がいることさえ気づかなかった。歩み寄り「市長!なにをやっているんですか?全国に情報を出
す前に、登米市民に伝えなきゃならないことがあるでしょう」。実家の気仙沼の惨状のためには働
かず、登米市のために必死で放送したいのに、その気持ちを行政が打ち砕く。なんとも言えない
感情がこみ上げる。
「俺はここ(登米市)で何をやっているんだろう」と。局舎に戻り、裏の川原
で号泣した。母のこと、ローカルメディアという仕事のこと、懸命に放送してくれているスタッ
フに対し、不甲斐ない自分のこと。感情がぐるぐる回っている。
H@!FMは、4 月 4 日で開局一周年を向かえようとしていた。当然のごとく、災害時の緊急
放送は始めてのこと。ケーブルテレビ→月刊ローカル新聞→新聞と平行してコミュニティエフエ
ムと経験してきた私は、これまで、津波や地震、大火災、大規模断水などの災害放送を行ってき
た。しかし、エフエムでの放送は始めての経験。毎日毎日、何を放送すべきか悩む。コミュニテ
ィエフエムとして伝えなければならないものは何?
地震発生から連日スタジオ内で寝ている。大規模な余震が続く。大震災翌日の地震発生回数は、
気象庁発表で 149 回もあった。
登米市は平成の大合併で 9 つの町が合併してできた。そのため、旧町の町役場が支所となって
いる。9つある支所間の連絡網がダウンし機能していない。また、対策本部がそのことを重大だ!
との認識も希薄に感じた。上層部と末端の統一性は皆無。
局舎は停電。UPS(無停電電源装置)が稼動するも、演奏所の UPS も送信所の UPS もダウン。
携帯もネットも電話もダウンしている。対策本部もその通りなので、局と本部を必死で行き来す
るもう一人の男性社員の持ってくる情報も納得できるものではない。リスナーからの情報も、通
信手段がダウンしてしまった以上、何も入ってこない。
メディアであっても経営だから、少ない人数で運用しているツケが来てしまった。取材畑で育
った私は落胆した。
「自社取材ネタが少なすぎる」せいぜい私が市内外を回って仕入れた情報しか
ないのだ。その思いは日にちが経てば経つほど、安泰しだした対策本部と登米市の空気を感じれ
ば感じるほど強くなる。
緊急放送を 24 時間続けているスタッフに無理をお願いして気仙沼に行ってきた。実家のことと
妹のことを心配してだが、それだけではない。ローカルメディアに携わっている以上、沿岸部の
惨状は目に焼き付けておかねばならないことだからだ。石巻市にも行ってみた。地域によって惨
状は違っていた。街に漂う被災の匂いや雰囲気も違うことに気づいた。
「どんなことが違うの?」
などと聞かないでほしい。心と体で感じるのだから。
災害放送を始めてから大勢の方が局舎に来てくれる。被災情報、生活情報、安否情報の受発信
のために。
3 月 14 日、朝早く局舎前に一台の車が止まった。若い女性が降りてきた。スタジオ内からその
様子を見ていた。その時は「こんな早朝に…」としか思わなかった。が…
「アパートで一人暮らししています。電気も水道もなく、真っ暗な中で唯一ラジオから流れて
くる H@!FM で救われています。今日はホワイトデーなので」。うれしかった。
局舎内にはいろいろな物が届けられる。
「家にあったインスタントコーヒーです」と泣きじゃく
った男性もいる。コミュニティエフエムは限りなく住民に近いメディアだと感じる。我々に対す
る応援メッセージと物資も毎日届く。うれしい気持ちにはかわりないが、裏腹に「一過性の出来
事になるんだろうな~」という気持ちがある。
窓ガラスが割れたままのスタジオの温度はほとんど外気温と変わらない。電気が止まっている
のでエアコンもヒーターも使えない。パーソナリティーは下半身に毛布やブランケットを巻いて
寒さをしのぐ。でも、限界が近いと感じた。
パーソナリティーに一枚のメモを渡す。
「寒いから 500mlのペットボトル一本でいいので灯油
を分けてください」
。パーソナリティーから睨まれる。その目は「これを放送するの?していい
の?」と言っていた。大きくうなずき、読ませた。すると 5 分もしないうちにファンヒーターご
とかかえてきた男性がいた。どんどん人が集まってきた。
「みなさんも不足しているでしょうから、
ペットボトルに…」との呼びかけだったが、最終的には 18 リットルのポリ容器が 10 個以上集ま
った。
「倒壊しそうな隣の家につっかえ棒をしてほしい」とも呼びかけた。通信がダウンした時に
は対策本部と局をつなぐため「アマチュア無線のできる方」とも呼びかけた。みなさん、すぐに
駆けつけてくれた。こんな内容を公共の電波を使って放送した自分は正しいのだろうか?ただ、
見栄は張りたくないし善意は素直に喜びたい。
日にちが経つごとに出社してくるスタッフの人数が減っていく。疲れではない。深刻なガソリ
ン不足で、車が使えないのだ。口々に「明日からは来られません。すみません」と。
そんな中でも放送は続けている。夜に放送した最新情報を同時録音しCDに焼き、深夜はその
音源を流している。放送一週間目にCDデッキが不調を起こし、時々とまってしまう。すると、
初老の男性が自転車できて「ラジオから音がしなくなったから、いよいよスタジオが壊れたと思
って心配で来てみた」といってもらった。
登米市には大勢の外国人の方がいる。災害放送二日目に外国人の方が局に来て「日本語がわか
らないところがある」と言われた。すぐに放送で呼びかけた、
「韓国語、中国語、英語を話せる方
は局舎までお越しください」と。こちらもすぐに来ていただき、最低限の情報を 3 ヶ国語で放送
開始。盲点だった。
福島原発のことが新聞の一面を締め出した。テレビのラテ欄の空白が減ってきた。岩手・宮城
内陸地震のときもそうだった。同じ被災地なのに、取り上げられるところとそうでないところ。
インパクトのある映像が撮れるところだけが取り上げられる。岩手・宮城の時に役場の駐車場を
占領していたSNG車。福島沖でタンカーが座礁したニュースが入ると一斉に移動。空いた駐車
場には土嚢やブルーシートなど、二次災害防止のための資材が山積みされた。被災地の情報をそ
れ以外の地域に伝えるメディアの使命はわかるが、なんとも複雑な気持ちになった。
マスコミも大小かかわらず企業だ。経営者でもある私の一番の悩みは、今月の収入。災害放送
のためコマーシャルは流していない。そのため今月の収入はゼロ。クライアントも被災者なのだ。
どんなに住民のための放送を行っていてもどんなに感謝されても、それが収入には直結しない。
今日も災害放送は続く。メディアにはそれぞれ立場と役割があると思う。私が係わり続けてい
るローカルメディアの立場と役割とは…。自問自答の毎日。
「ルールかモラルか。生徒に問いかけ
るんです」と、ある小学校教諭が私に言った。私には答えられなかった。
登米市は、自衛隊を中心に、消防、警察、医療団などの沿岸部への前線基地になっている。我々
の放送内容も周辺地域の情報の量を増やしてきた。通常放送へいつ戻すか?も毎晩話し合ってい
る。しかし、総務省から認可された放送エリアに隣接する認可外のエリアは、まだ被災中だ。
損壊したスタジオと倒壊した隣家が寄りかかっている局舎。倒壊した隣家は一階部分が
完全に潰れている。
局舎のある通り
河 北新報「ふんばる」 3.11 大震災
2011 年 7 月 3 日掲載
復興の願い、電波に乗せ/コミュニティーFM局社長兼局長・斉藤恵一さん=登米市
◎ 使命貫き生活情報発信
登米市迫町のコミュニティーFM局「H@!(はっと)F
M」
。社長兼局長の斉藤恵一さん(51)は、災害放送に明け
暮れる日々の中で、多くの涙に出会った。
大切な人を失った悲しみや先の見えない不安に悩む涙。時
には「ありがとう」の言葉とともに。
震災関連の地域情報を届けようと、気仙沼市と宮城県南三
陸町で臨時災害放送局の開局に奔走。今もスタッフを育てな
がら、被災者を支える情報発信を目指している。
3月11日。登米市の局舎内で打ち合わせをしていた時、
新たに開局した「南三陸災害エ
地震が起きた。「体が飛ばされるような、とんでもない揺れ。
フエム」のスタッフを指導する
物が散乱して身を守る場所もなかった」。
隣家が崩れて局舎に
斉藤さん(右)=宮城県南三陸
倒れかかり、スタジオの窓を突き破った。
町総合体育館
局員に被災情報の収集や緊急放送の指示を出しながら、故
郷・気仙沼のことが気に掛かった。
旧迫町の地域紙発行を引き受け、2001年に移り住むまで、人生の大半を気仙沼で過ごした。
実家には祖母と母、妹が暮らしていた。
「津波が来ている」「お母さん、逃げ遅れたみたい」。無事だった妹から、携帯電話にメールが
送られてきた。最悪の事態が予感された。
仕事の合間、車を飛ばして帰郷できたのは15日深夜。市中心部にある実家を見下ろせる高台
にたどり着き、息をのんだ。
「街が燃えていた。空が真っ赤に見えた」
夜が明けて、目にしたのは、がれきの山に埋もれた実家。小さいころによく遊んだ公園も、友
達の家も、以前勤めていたケーブルテレビ局も、すっかり失われていた。
祖母は親類に助けられたが、母とく代さん(72)は行方不明。だが、打ちのめされている時
間はなかった。
「情報が不足すれば、住民が混乱する。デマに惑わされないよう、正しい情報を伝えなければ」
早速、災害放送局の開設準備に取り掛かった。
市長に掛け合い、気仙沼・本吉広域防災センターに場所を確保し、登米から機材を運んだ。地
元のNPO法人「気仙沼まちづくりセンター」が運営を担い、23日には「けせんぬまさいがい
エフエム」を開局した。
「精神的に支えてもらった」
「停電時の唯一の情報源になった」「心細いとき、励まされた」
H@!FMと、けせんぬまさいがいエフエムはそれぞれ24時間態勢で住民の安否、ライフラ
インの復旧状況など身近な情報を伝え、被災者から多くの反響があった。
斉藤さんは、毎日4時間弱をかけて登米と気仙沼を往復し、スタッフを応援してきた。本業の
3月の収入はほぼゼロというが、リスナーの声が力の源になった。
H@!FMが開局1周年を迎えた4月4日の翌日、とく代さんが実家から遺体で見つかった。
「運命的なものを感じる。おふくろ、今も見守ってくれてるのかな」
斉藤さんは現在、5月17日に放送を開始した「南三陸災害エフエム」で技術指導に当たって
いる。気仙沼と同様に開局準備から携わってきた。
「全国規模のマスメディアは、地域が本当に必要とするきめ細かいニュースは伝えてくれない。
住民に寄り添う温かいローカルメディアとして、復興を支えたい」
願いを電波に乗せる。
(村上俊)
地震発生時からのH@!FMの動き
日付
地震の状況
体制
放送
設備
対応
受けた支援
3/11(金)
緊 急 地 震 速 報 発 令
14:46 発生
東北地方太平
洋沖地震 最 地震発生を放送に 即時、緊急放送へ
大震度7 マグ て呼びかけ
ニチュード8.8
91回
佐藤:アナウンス
高橋:対策本部板付 統一名称「東北地方太平洋
沖地震」 M8.8
阿部:遊軍
国内最大規模と発表
斉藤:社内指示
隣接家屋倒壊の 21:00 対策本部TEL出演
ため、スタジオ破
損。停電のため
UPS稼動。その後
発電機に切り替
・市長 危機管理官・給水車 各総
え。電話、ネット遮 合支所へ・急患受入・明朝炊き出し
断。パソコン2台破
損。
24時間体制で放送
に当たる
3/12(土)
3/13(日)
1:20 情報を録音し、繰り返
夜間、社内には常 し放送開始
時5~10人常駐
し、対応に当たる 5:00 時間給水のお知らせ
149回
開始 5:30 河北朝刊
紹介
気象庁、M9.0
7:00 情報提供呼びかけ
に訂正
61回
3/14(月)
50回
3/15(火)
48回
3/16(水)
51回
3/17(木)
局長、対策本部に協力要請
長野北部で震
度6観測
14:00 岩手、
宮城内陸の500
倍、余震も6弱
~6強の可能性
あり
40回
○食事提供(毎日1食15人分ほ
ど)・三浦や・時代屋動物病院・文
化スポーツクラブはさま ○ガソリ
ン提供(毎日20L・発電機用)・ヤマ
モト石油
隣接家屋倒壊の可
能性があるため、
スタジオ内の機材
9:30 災害対策本部会議開始
移動・配線変更
15:00 対策本部会議
アマチュア無線クラブに依頼し、本部と無線をつなぐよう要請
18:00 対策本部会議の情
報
23:45頃 対策本部からの情
報
佐藤・白鳥・長谷川 12:30頃 局長 避難所の様 隣接家屋につっか
が一日3交代でアナ 13:00 外国語放送呼びかけ え棒をしてもらいた
ウンス
いと放送。速攻でタ
カハシ住建が対応
してくれる
7:30 河北記事・読売記事、
8:30 市長、10:00 外国語
放送録音放送
・電力一部復旧の情報・原発
放射能含む雨の情報
BGM制をやめて情報と曲を 電気復旧(その後
交互に
ダウン)
「とめさいがいエフ
エム」へ移行
出力100Wへ
8:30 市長、本部、新聞から 電気復旧せず
沿岸の給水、避難所情報な
どを入れる
13:00頃 無線局開設
16:00 対策本部会議 20:00 対
策本部会議
局長避難所へ
11:00 本部会議
22:00 外国語放送収録
11:00 本部会議16:00 本部会議
20:00 本部会議
奥州FM局長来社
朝日新聞、毎日新聞が届く
13:00すぎ 総務省から100Wの送
出機運搬中との情報 15:00す
ぎ 設置
本部迫庁舎へ移動
1
気仙沼・南三陸関連
日付
地震の状況
体制
放送
設備
対応
3/18(金)
7:05 新聞紹介、10:00 市
長
37回
電気復旧
NHKが、とめが災害放送していると
電話・ネットも復旧 放送してくれるとのこと
受けた支援
気仙沼・南三陸関連
局長 気仙沼災対本部へ出
向き、菅原市長にFM設置直
接交渉
CD途切れる
3/19(土)
7:00 生放送開始 新聞紹
介、15:00頃 スタジオ脇工
事のため録音放送に切り替
え
30回
3/20(日)
24回
3/21(月)
28回
3/22(火)
33回
3/23(水)
40回
3/24(木)
20回
3/25(金)
16回
3/26(土)
25回
3/27(日)
25回
3/28(月)
20回
局長、B-magaへ依
頼された原稿送付
CD途切れる
リピートしない
局長・チーフ ラジオ石巻へ
トラックすすまない
さらに無線従事者の加藤さん宅
12:15 隣接倒壊家
を目指すものの、瓦礫でいけず。
屋撤去作業開始
17:00頃 作業終了
7:00 生放送開始、新聞紹
介 12:00 新聞紹介 16:00
新聞紹介
7:00 生放送開始、新聞紹
介 7:30市長
にぎわいセンターを借用し、支援物
資集める(商工会青年部協力)
局長、高橋 気仙沼へ(打合
せ)
気仙沼から村上修子さんが
研修にくる
11:30 気仙沼へ(局長・チー
フ)
7:00 生放送開始 8:30
サンプラー使用も
村上さん生出演し登米市民 × CDもとま
に気仙沼の現状を説明し、 る
協力を呼びかける
7:00 生放送開始、新聞紹
介(河北・読売のみ) 7:45 サンプラー○
市長
7:00 生放送開始、新聞記
事 7:45 市長 12:00台
17:00台 市長(録音)
7:00 生放送開始 7:40 市
長
16:40頃 静岡県富士市立
富士川第二中学校から郵送
佐藤万里子を指導 で届いたメッセージとCDを紹
のため気仙沼災害 今晩より笑福亭鶴瓶、香川
FMへ派遣
照之、佐藤浩市のメッセージ
を流す
7:00 生放送開始 7:45
市長 12:00台 市長(録
音) 17:00台 市長(録音)
7:03 生放送開始 7:45
市長 12:00台 市長(録
音) 17:00台 市長(録音)
7:00 生放送開始 7:45
市長 12:00台 市長(録
音) 17:00台 市長(録音)
気仙沼災害FMを受託した
昆野さん来社、気仙沼での
災害FM開始にあたり協力依
玉井会長、小田切さん JCBAから
のラジオ500台を持参
11:00前 志津川へ(局長・阿部)
14:00頃 気仙沼へ(チーフ)
JCBAと玉井会長にラジオ配布済
のメールをだす
13:00 チーフ帰社
2
16:15 けせんぬまさいがい
エフエム 試験放送開始
8:30 気仙沼へ(局長・
チーフ)気仙沼01:55電波
発射 本放送開始
日付
地震の状況
体制
3/29(火)
26回
3/30(水)
7:00 生放送開始 7:45 市
長 12:00台 市長(録音)
17:00台 市長(録音)
24回
3/31(木)
7:00 生放送開始 7:45 市
長 12:00台 市長(録音)
17:00台 市長(録音)
12回
4/1(金)
9回
4/2(土)
4/3(日)
4 / 4 ( 月)
開局1 周
年
24回
19回
放送
9:00~ 東北高校(NHK)の
試合放送
7:00 生放送開始 7:45
市長 12:00台 市長(録
音) 17:00台 市長(録音)
解 除
12回
設備
対応
9:00 局長 市と一緒に通信局
へ
当面、さいがいエフエムも並行し
て100Wでの放送を続行すること
になる(2ヶ月毎更新)
東北電力栗原登米営業所副所長
お詫びに来社
プロポーザル報告書提出(一部)
0:00~ J-WAVEに切り替え
14:00 音楽 14:46 黙祷
午前中 スタジオ掃除・整理
15:00~21:00(1時間延長)
H@!STATION(生)
終日J-WAVE放送
スタジオ機材復旧 メガタカ事務所PCつかず
終日J-WAVE放送
工事
10:40頃 ジンケトリオ佐々木健二
通常放送再開
さん・FMきたかた小田切社長来社
(応援メッセージなど届けてくれる)
局長 南三陸町福町長と災
害放送の件で打合せ
16回
4/8(金)
23:32 宮城
県沖M7.4 登
米市震度6弱
9回
気仙沼・南三陸関連
局長 気仙沼へ
4/5(火)
4/7(木)
受けた支援
全員社内待機
解 除
緊急災害放送開始
通常放送再開
4/17(日)
文化・スポーツクラブはさまと共催し、復興支援チャリティーコンサート開催。支援金 213,676円 集め、石巻工業高校へ。
3
日付
地震の状況
体制
放送
設備
定時毎に災害情報放送中。南三陸町からの二次避難者向け番組を
午後2時から50分間放送中。毎日市内の避難所から、避難者の生
の声を聞いて届けている。
対応
月・水・金曜日の朝7:45頃から、布施市長が生出演し最新の状況
を話している。
受けた支援
気仙沼・南三陸関連
多くの市民から食料や灯油等の支 気仙沼は現在も放送中。機
援物資、毎日多数。
材レンタル費と導入費用見
積書を提出。
割烹くまがいから乾麺等の非常
食。
寄贈された携帯ラジオ1220
台(JCBA500、FMわいわい
300、日本財団400、NHK20)
を石巻に250、気仙沼に
玉川大学(局長の大学)同窓会か
250、南三陸関連(町と登米
ら義援金30万円と支援物資多数。
市内の避難所)520無料配
局長の同級生が医薬品、食品、ガ
布。社内ストック200。追加で
ソリン等の支援物資を東京から車
800台が日本財団から寄贈。
で持参。
5/17(火)
みなみさんりくさいがいエフ
エム開局
5/22(日)
南三陸町から正式に指導
依頼が来る
5/23(月)
局長 南三陸町へ。午後に
みなみさんりくさいがいエフ
エムの工藤チーフが視察に
来社。以後行き来しながら研
修開始
6/5(日)
フットサルチームと協力し、チャリティー大会を開催。17チーム200人が参加
6/12(日)
登米市観光物産協会等主催の復興祭でラジオウォーク開催。150人以上が参加
6/23(木)
登米市放射線量測定値
放送開始
自社で携帯ラジオ600台購入。仮設住宅に配布
4
【3月14日受信】
中田町の■■です
仙台に居る娘が無事だと分かり迎えに行きたいと思っています
高速バスが試験運行すると聞いたのであすの時間帯を教えて下さい
お願い致します
=============================================
東松島大曲の■■さん家族の安否を心配しています。聞いていたら連絡ください。
石越の実家は大丈夫です。
石越町 ■■
=============================================
南三陸町志津川の■■さん家族や社員さんの安否を知りたいです。
わかる方いらっしゃいましたら教えていただきたいです。
中田町 ■■
=============================================
ラジオネーム 30代女性
災害情報聞いてます。
私の要望なんですが100円ショップを開けて欲しいです。
お店の中がぐちゃぐちゃなのはわかりますが、ガラス越しに今みんなが欲しい乾電池やカップ麺など
があると思うと悲しい気持ちになります。
自動販売機の中にも飲料があるのに 買えないもどかしさ。カギ1つで手渡しでも売れるはずなのに…
なんて思います。
こんな事考える私は間違ってるんでしょうか? 自分達で出来る事のひとつには入りませんか?
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そちらとの連絡が一切つかず、心配しています。
仙台でも、少しずつ回復の兆しのなか、周囲の方々の笑顔に助けられ、自分も笑顔を絶やさぬ様に頑
張っています。
辛かったり、落ち込んだり、疲れてしまうかもしれませんが、皆で手を取り合ってもうひと踏ん張り
頑張りましよう。
皆さんの笑顔が早く戻りますよう願っています。
それから、個人的で申し訳ありませんが、パーソナリティの石川さんへ。
実家と仙台の私、それから石川さんに連絡をとれないと心配していた友人の皆は無事です。
連絡手段がとれず心配ですが、ライフラインが復旧したら連絡ください。無事である事を祈って。
ラジオは聞けないけど、どうか届いてくれてる事を祈ってます。
仙台市 ■■
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【3月15日受信】
浜ちゃんの弟です
雨の成分が身体に非常に良くないといわれましたが、実際はどうですか。
どこかでわかりますか
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H@FMのみなさん日々の放送ご苦労様です。頑張って下さい。
こんな時だからこそ放送の合間に音楽掛けられませんか?音楽は心を癒してくれると思います。
Date FMではリクエストにも答えながら放送しています。是非さんでもH@FMでもリクエストに
答えながら放送お願いします。リクエストお願いします。ノキアで私にできること
お願いします。
この曲を聞いてみんなで震災を乗り越えましょう。ラジオネームKMより
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こんばんは。私は山形市に住む大学生です。出身は宮城県です。
大好きな東北が大変な状況であるのを、ラジオやテレビで聞いていて心が痛いです。
情報源がラジオしかない避難の方に、是非、体を温める方法をラジオを通して情報提供していただけ
ないでしょうか?
1:体温の発散を防ぐ
先ず人間の体温というものは首から上の頭部で8割が発散されております。なのでフード付きパーカ
ーやジャンパーを着て頭部の体温発散に努めてください。
2:温める場所を間違えない
次にカイロ等で温める部位についてです。どうしても腰や脚が気になりがちですが、血液を送り出す
のは心臓です。従ってカイロは胸部心臓部位に当ててください。
たったのこれだけで今までより驚く程、身体が温まり安眠に近付けるはずです。
この情報は自衛官をしていらっしゃる方のブログを参考にさせていただきました。
今日、明日は冷え込み雪と聞きました。停電も続いており、きっとすごく寒いと思いますが、どうか
頑張ってほしいです。
山形も明日から計画停電ですが、力を合わせて頑張らないとという気持ちです。
山形市ではエフエム登米を聞くことはできませんが、どうか一人でも多くの被災者の方が助かるよう
願っております。どうか伝えてください。よろしくお願いいたします。
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今回の地震放送では大変助かっております。ありがとうございます。
ただ要望が何点かあるのですが
① 水道の関係で内容がわかりづらいです。
水道から出る水は飲めるのか
② 市民が不足しているガソリンについて
警察機関で押さえるのは当然なのですが市民だって必要なのです。給油出来るスタンドの情報をいた
だきたいです。
③ 電気の供給について今どの地区までとおってるか知りたいです
わからずに火事になる恐れがあるのでライブでお願いします。
誠にかってな事ばかりですが市民全体が思っていることだと思いますので宜しくお願いいたします。
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本当に凄い地震でしたね。
スタッフの皆さんも、大変な中、私たち市民のためにとても頼りになる貴重な情報、ありがとうござ
います。私たちもラジオでとても元気もらってます。スタッフ皆さんも、体調と恐い地震!気をつけ
ながら、私たちみんなで頑張っていきましょうね。
追伸 森地区一部ですが、私たちのところは、時間制限ある一時配水(生活水)今だに出ませんが、
近所の方たち、お友達たちと協力しながらもらったりしてます。
井戸水は沸騰させて、洗い物に利用しています 井戸水に感謝!
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From:米山町 ■■
迫桜高校の登校日が知りたいです。3/17(木)で確かなのでしょうか?
迫桜高校の友達に伝えたいのです。よろしくお願いします。
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■■の子供さん、保護者のみなさま、元気でお過ごしでしょうか?
家庭保育園「■■」の保育再開はライフラインの再開と供に、と考えております。
携帯が使える方は、なかよしのブログで確認出来るよう更新していきます。
また、電話が使えるようになりましたら、一件ずつ電話でご連絡致します。それまで、もうしばらく
お待ちください。
みなさん、元気でお会いしましょうね。
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南方の■■と申します。娘が明日の昼に、仙台からバスで帰る予定でいましたが、友人からの情報で、
仙台‐佐沼間のバスは、今日で終了だと聞いたそうです。
確かな情報を知りたいので調べて頂けませんでしょうか?宜しくお願い致します。
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現在メールで福島原発の放射能が漏れて東北地方での雨や雪にあたると危険というようなチェーンメ
ール?が回っています。
震災のときにこのような情報が回っていることが不安でなりません。
このメールについてラジオでどうにか注意を促していただけませんか?
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栗原市 ■■より
安否確認の情報提供お願いします。
岩手県宮古市の■■とその家族、陸前高田市の■■さんとその家族の安否が不明です。
情報ありましたらお知らせください。
よろしくお願いします。
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がんばれはっとFM。俺も避難所で頑張っております。みんなに少しでも安らぎの時間を与えてくだ
さい
ラジオネームれのん
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みやぎ生協従業員
加賀野店の仕事状況、仕事復帰を教えて下さい。
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理由は不明ですm(_)m高い場所とかでフートピヤ公園から~半径五キロくらいAUやソフトバンク
の携帯が使用できます。休みなしで電気の復旧に向けて頑張ってます\(^^)/市民の皆様~気持ちを
強く持って前向きに頑張りましょう(^^)/
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【3月31日受信】
よさこい『みろく』の■■です
災害時より各情報の放送ホントにありがとうございます。スタッフ様の苦労を考えると(涙)がでます
頑張ってください。
さてこの度登米市の有志とよさこい『みろく』のメンバーにて支援ボランティア団体みろくを立ち上
げました。活動内容として三陸避難所志津川中学校に焼き芋の無料配布五百人分の用意が出来ました。
衣服の支援、提供をリスナー皆さんに募集致したいと思います。衣類に限らず靴なども足りません。
又情報が無いとの事なので被災の次の日からの新聞も募集致します。
収集場所は中田町上沼のパチンコ大将軍駐車場内ラーメン店『■■』にて受け付け致します。
本日より四月三日の昼 12 時まで受け付けして下ります。
ラジオを聞いている皆様宜しくお願い致します。
又店舗が閉まっている場合がございます。店舗入り口に置いて頂いて構いません。
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中田町新井田 小規模多機能介護施設 ■■です
震災による施設整備の破損のため、一部サービスを休止していましたが、この度、浄水槽が使えるこ
とになり、サービスを全面的に再開することとなりましたのでご案内お願い致します。
入居者さん、ご利用者さん、ご家族さんには大変ご心配とご迷惑をお掛けしましたが、4月1日より、
デイサービス、ショートステイ、を含め全サービスとも通常サービスを再開し、これまで通りにお迎
えに伺います。
この震災では、電気、水道に加え、トイレ、お風呂、流しが使えず大変不便な思いをするとともに、
これまで、知らず知らずに便利な生活に慣れ、当たり前のように思えてたことが、大変貴重なことで
幸せなことだと、気づかされました。また、人の優しさに涙し、力強さにも感動しました。
そこで、今回被災された方々、登米地域に避難されている方々に夕方から入浴のサービスを提供した
いと思います。
デイサービス終了後の毎日、午後4時から7時半位まで入浴のご希望がございましたら、どうぞご利
用下さい。タオル、石けん、シャンプーとも貸し出しいたしますのでそのままで、お越しいただいて
もご利用できます。
問い合わせは、登米市中田町●● 0220‐●●‐●●●● ■■まで
※■■は、実名。