第4回 ノミネート作品

第 4 回 読書ノート大賞
湘北短期大学図書館
★『マリー・アントワネット』 シュテファン・ツワイク作,高橋禎二,秋山英夫訳 (イ/B122,イ/B134) 文庫
〈上巻〉 少し眠くなるけど、ベルサイユの豪華な雰囲気が想像でき、さし絵もきれいで勉強にもなっ
た!
〈下巻〉 少し間をあけてしまったので、とても読みにくかったが、フェルゼンの愛がとてもすてきでした。
(P1)
★『アリーテ姫の冒険』 ダイアナ・コールス作(933/コ)
幸せを待っていちゃダメ!!幸せを求めちゃダメ!!幸せを作り出す可能性は自分自身にそなわっ
ているんだから!!(L2)
★『水辺のゆりかご』 柳美里著(ゆ/3)
美里の人生に感動することもなく、同情することもなかった。でも、こうして読書ノートに書いていると
いうことは、やはり美里のこれからの生活を考えてしまう自分がいるのです。(C2)
★『アルタイの紅い魚』 夏沢稜路著(292.2/ナ)
幻の巨大魚「紅魚」を探す本当の話。ロマンある内容に自分も旅に出たくなった。そして、忘れがち
な人のあたたかさを思い出せた。(E1)
★『ミーナの行進』 小川洋子著(913.6/オ)
現代かつレトロな雰囲気。人それぞれ行進の形は変わってゆく。けれど、前へ前へと進んでゆく形
は変わらない。(L2)
★『シンクロニシティ:「奇跡の偶然」による気づきと自己発見への旅』 フランク・ジョセフ著(147/ウ)
個々の事象は独立的であり、それが社会をつくっていると思っていたが、それぞれがある方向へ共
振し、未来を開くという不思議な本。(E2)
★『ホームレス中学生』 田村裕著(779.1/タ)
笑いあり、涙あり!人を思いやる気持ちや感謝することの大切さを素直に考えられる一冊で
す。お笑い芸人さんの本沢山ありますが、ぜひ読んでほしいと思います。(L1)
芸人って苦労してるイメージがあるけど、この田村の人生は壮大ですよね。興味本位で読ん
だけど、何だか申し訳なかった。見る目が、少しだけ変わりそう。(E1)
★『アユの物語(Deep Love : 完全版 ; 第 1 部)』 Yoshi 著(913.6/ヨ)
うーん。いつか読んでみたいとは思ってたけど。やっぱり“こんなもん”でした。まあ、これが“今の日
本”なんだろうな。イヤな世の中だ。(E1)
★『14 歳』 千原ジュニア著(913.6/チ)
今はおもしろくて話上手なイメージだけど、引きこもり時代のことを強烈に書いてあって、今までと違
うイメージを持ちました。(C1)
★『陰日向に咲く』 劇団ひとり著(913.6/ゲ)
ひとつひとつの話が完結しているのに全部つながっていることに気づいて何度でも読める話だった。
(L1)
★『カラフル』 森絵都著(913.6/モ)
とても読みやすい本でした。生きていくことがつらいと思ったら、周りをもっと見て、考えてみようと思
いました。(C2)
★『図書館戦争』 有川浩著(913.6/ア)
主人公がまっすぐな性格で、本を大切にしようと一生懸命な所がいいなと思いました。(C2)
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第 4 回 読書ノート大賞
湘北短期大学図書館
★『犬と私の 10 の約束』 川口晴著(913.6/カ)
誰も犬の気持ちは分からない。この本に書いてあることは、人間の理想かもしれない…10 の約束の
うち、私たちはいくつ守れるのだろうか。(L1)
★『頭のいい人がしている仕事のメモ術・ノート術』 中川裕著(336.5/ナ)
ビジネスマナーの授業で「メモをすることは大事」と言われました。授業でも就活でもメモはしていた
けれど、もっと自分のプラスになるメモを書きたくて借りました。身につけたこと「とにかく書く」です。
(C2)
★『ぼくは悪党になりたい』 笹生陽子著(913.6/サ)
「平凡」ということは幸せだと思った。自分を見失ってもまっててくれる、助けてくれる人がいることは
素敵だと思いました。(C2)
★『GOTH (ゴス)』 乙一著(お/32)
輪廻、人は生まれ代わる。人の心の中には必ず誰かを羨ましいと思うことがある。そして妬みが、怨
みつらみが、必ずある。それを象徴している作品。(L1)
不思議な事件にどんどんまきこまれていく、オカルト好きな、正反対な夜と僕、2 人の掛け合いが独
とくで、おもしろい。犯人の心境や心のヤミに共鳴を覚える 2 人。誰もがヤミを持っていると思った。
(L1)
〈夜の章> さすが乙一さん…!どの話も最後の最後で大どんでん返し…!「ええええええ?!?!」っ
てなりました。笑 そして、暗い。夜の章だからかな…暗い。そして、怖い。主人公が怖い。けど、面白
い。
<僕の章> この本も大どんでん返しが。特に最後の「声」ね。私の思ってた方向とは全く違う方で。
(゜Ⅱ゜)ってなった。笑。ミステリーって苦手だけど、乙一さんのは読みやすい-。(E1)
★『夢をかなえるゾウ』 水野敬也著(913.6/ミ)
ガネーシャはダイエットもできないし、タバコもやめられないぐーたらで怠け者の神様。でも大切なこ
とを教えてくれた。(E1)
★『包帯クラブ』 天童荒太著(プ/X01)
目に見えない傷はどうやって治せばいいのだろうか。心の傷にも包帯を巻いてあげよう。そしたら少
しは治るような気がする。(E1)
★『死神ニート ; ロスト ; 訪問販売人』 真島マサノリ著(ま/18)
追いつめられると、人はいろんな行動をするものです。そんな人間を冷静に見て書いているのがお
もしろい。(E1)
★『十七歳』 井上路望著(916/イ)
私が考えていることに似ていることを書いていて、とても共感した。いくつもの問題を乗り越えてこそ
今の路望さんがあるんだなと思った。前向きに、前向きに頑張ろうと思えた。(L1)
★『あおぞらの星 : 夜回り先生と考える』 水谷修著(371.4/ミ)
とても心に響くいい本だった。前向きに明日も頑張ろうと思える。1人ではないんだと心強くなれる。
この本に出会えてよかったと思った。(L1)
★『嫌われ松子の一生』 山田宗樹著(913.6/ヤ)
すごくむなしい終わり方だった。どうして、教師からそこまで人生がくずれてしまったのか考えられな
かった。あとがきの誰もが松子になる可能性があるというのにゾッとした。(C1)
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第 4 回 読書ノート大賞
湘北短期大学図書館
★『晩夏のプレイボール』 あさのあつこ著(913.6/ア)
野球を基にした短編集。野球を通じての、親子の絆、バッテリーを組んでいた旧友との再会、いろい
ろなものがつまってました。私は特に「練習球Ⅱ」が好きだな。(E1)
★『Tugumi (つぐみ) 』 吉本ばなな著(913.6/ヨ)
まっすぐなツグミ。体が弱く、透明感のある美しさを持つツグミ。だけど、そんじょそこらのヒロインと
一緒にしたらツグミに痛い目あわせられます。(L2)
★『なんどもなんども行きたくなるディズニーランドの不思議』 芳中晃著(688.3/ヨ)
表には決して見えないけれど、裏でどれだけ手間をかけるか、かけないかで、結果を大きく変えるこ
とができるのだと知ることができた。(E2)
★『三四郎はそれから門を出た.』 三浦しをん著(914.6/ミ)
本の紹介を面白おかしくおしえてくれる本。めずらしいエッセイの形だと思う。題名の雰囲気が好き
♪(L2)
★『若草物語』 オールコット著(オ/1)
私がこの本に反抗してしまうのは、登場人物の四姉妹があまりにも自分よりしっかりしているからだ
と思います。つまりステキなわけでして。私も早く心を大人にしたいわけでして。(C2)
★『High and dry(はつ恋)』 よしもとばなな著(913.6/ヨ)
透明感のある恋。かわいいイラストもあって、本に入りやすい。恋は相手にかわいがってもらうんじ
ゃなくて、お互いをわかち合う事なのね。(L2)
★『風が強く吹いている』 三浦しをん著(913.6/ミ)
個性豊かな一般人が箱根を目指してがんばる話。最後走りきった後のそれぞれの想いにとても感
動しました。(E2)
★『『史記』の人間学』 雑喉潤著(222/ザ)
正規の史書でありながら人間臭い本―史記。そこで登場する人間はみな個性的かつ多様であり、
社会・人間への見識を深められた。(E2)
★『へんなほうりつ』 のり・たまみ著(320.4/ノ)
国によっていろんな法律があることを知りました。スイスに行ったら幼いウサギを一羽だけ飼っては
いけません。法律違反になっちゃいます。(E1)
★『なぜか買ってしまうマーケティングの心理学』 重田修治著(675/シ)
理系の人だけあり、論理的かつ簡潔明瞭に消費者心理を述べている。同じ商品でもコピーを変える
だけで売れる。応用がきく本。(E1)
★『Q&A』 恩田陸著(913.6/お)
読みおわるまでは、つらいかもしれないけど、最後の最後で話の筋、軸が表れるから、おもしろかっ
た。話の構成に関心する。(E1)
★『エブリリトルシング』 大村あつし著(913.6/お)
奪われたわけでもないのに夢をあきらめるのは、自分で限界を決めてしまった証拠。でも、冷静に限
界を見つめることも大切。(E1)
★『初ものがたり』 宮部みゆき著(み/22)
岡っ引きの茂七が、鰹、白魚、鮭、柿といった「初もの」がからんだ謎も解いていく。物語と、そこに出
てくる食べ物で 2 度おいしい本だと思った。(L1)
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