<資料8> 2 政策重要度と生活実感における相関について 27の政策分野における世代別・性別の政策重要度と生活実感との相関関係から、現在の政策 及びその効果に対して市民がどのように感じているかを推測することができる。政策重要度と生 活実感の分析結果は今後の政策の進め方を検討する参考となる。 政策重要度と生活実感における相関を分かりやすく表示するため、横軸に政策重要度、縦軸に 生活実感を設定し、 「重要である」と「そう思う」をプラス2点、 「どちらかというと重要である」 と「どちらかというとそう思う」をプラス1点、 「どちらとも言えない」を0点、 「どちらかとい うと重要ではない」と「どちらかというとそう思わない」をマイナス1点、 「重要ではない」と 「そう思わない」をマイナス2点と換算し、各回答数を掛け合わせたものを総回答数で割ること によって平均値を得た。その値を図にあてはめ、政策重要度と生活実感の相関を示した。 それぞれの相関の見方については、概ね以下のように考えられる。 ●政策重要度も生活実感も高い 当該分野における政策を市民が重要と認識している。生活実感の高さについては、 ・ 当該分野における政策の効果が高いと市民が認識している。 ・ 政策の効果にかかわらず市民の生活場面(その時期に社会で起こった出来事など)における 実感が高い。 等が原因と考えられる。 ●政策重要度は低いが生活実感は高い 政策重要度の低さは、 ・ 政策の効果が市民生活に浸透していることにより当該分野における政策の重要性を市民がこ とさらに認識する必要がない。 ・ 現在実行されている政策のPR不足等の理由によりそもそも市民が知らない。 ・ 市民が当該分野の政策の優先順位が低いものと受け止めている。 等の理由により、市民が重要であると認識していないということが原因と考えられる。 一方、生活実感の高さは、 ・ 当該分野における政策の効果が高いと市民が認識している。 ・ 政策の効果にかかわらず生活場面における実感が高い。 等が原因と考えられる。 ●政策重要度は高いが生活実感は低い 当該分野における政策を市民が重要と認識している。生活実感の低さについては、 ・ 当該分野における政策の効果が低いと市民が認識している。 ・ 政策の効果にかかわらず生活場面における実感が低い。 等が原因と考えられる。 42 ●政策重要度も生活実感も低い 政策重要度の低さは、 ・ 政策の効果が市民生活に浸透していることにより当該分野における政策の重要性を市民がこ とさらに認識する必要がない。 ・ 現在実行されている政策のPR不足等の理由によりそもそも市民が知らない。 ・ 市民が当該分野の政策の優先順位が低いものと受け止めている。 等の理由により、市民が重要であると認識していないということが原因と考えられる。 生活実感の低さは、 ・ 当該分野における政策の効果が低いと市民が認識している。 ・ 政策の効果にかかわらず生活場面における実感が低い。 等が原因と考えられる。 1.2 平成26年度 政策重要度と生活実感における相関のサンプル 1.0 観光 0.8 大学 くらしの水 景観 0.6 高 消防・防災 市民生活実感平均 0.287 0.4 生涯学習 子育て支援 0.2 住宅 スポーツ 市 0.0 民 生 -0.2 活 実 -0.4 感 障害者福祉 農林業 青少年の成長 政策重要度平均 1.200 -0.6 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 政策重要度 ※ 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 高 上図は市全体における相関の昨年度からの推移を示したサンプルである。推移を追うため、 □を昨年度の値、●を今年度の値とし、同一の政策分野の動きを線でつないで表示している。 次ページ以降、市全体及び世代別・性別の相関図を掲載する。 43 政策重要度と生活実感の関係 市全体のH25→H26変化 <資料8−1> 政策重要度:回答数÷有効回答数 生活実感:政策ごとの生活実感の平均値 □は25年度の位置を、●は26年度の位置をそれぞれ示し、直線でつなげた。 1.2 1.0 0.8 観光 大学 0.6 国際化 土地利用と都市機能配置 高 景観 市民生活実感平均 0.287 0.4 くらしの水 保健衛生・医療 文化 環境 消防・防災 生涯学習 道と緑 歩くまち 学校教育 高齢者福祉 産業・商業 0.2 市 民 生 活 実 感 子育て支援 建築物 市民生活とコミュニティ 地域福祉 0.0 障害者福祉 スポーツ 農林業 -0.2 市民生活の安全 住宅 人権・男女共同参画 青少年の成長 -0.4 政策重要度平均1.200 -0.6 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 政策重要度 44 1.2 1.3 1.4 高 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 政策重要度と生活実感の関係 若年層男性のH25→H26変化 <資料8−2> 政策重要度:回答数÷有効回答数 生活実感:政策ごとの生活実感の平均値 □は25年度の位置を、●は26年度の位置をそれぞれ示し、直線でつなげた。 1.2 文化 1.0 大学 0.8 観光 景観 国際化 0.6 土地利用と都市機能配置 産業・商業 0.4 くらしの水 消防・防災 保健衛生・医療 高 生涯学習 高齢者福祉 0.2 市民生活実感平均 0.287 学校教育 環境 道と緑 歩くまち 市民生活とコミュニティ 市 民 生 活 実 感 子育て支援 建築物 0.0 地域福祉 障害者福祉 -0.2 市民生活の安全 住宅 農林業 スポーツ 人権・男女共同参画 青少年の成長 -0.4 政策重要度平均1.200 -0.6 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 政策重要度 45 1.2 1.3 1.4 高 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 政策重要度と生活実感の関係 若年層女性のH25→H26変化 研究成果を貴所属の取組に活かすことができるか。できない場合はどういう部分に問題があるか。 政策重要度:回答数÷有効回答数 生活実感:政策ごとの生活実感の平均値 <資料8−3> □は25年度の位置を、●は26年度の位置をそれぞれ示し、直線でつなげた。 1.2 1.0 文化 大学 観光 0.8 景観 国際化 保健衛生・医療 土地利用と都市機能配置 0.6 高 生涯学習 くらしの水 消防・防災 歩くまち 0.4 産業・商業 市民生活実感平均 0.287 学校教育 高齢者福祉 建築物 0.2 環境 道と緑 市民生活とコミュニティ 市 民 生 活 実 感 地域福祉 0.0 スポーツ 子育て支援 住宅 -0.2 障害者福祉 青少年の成長 市民生活の安全 人権・男女共同参画 農林業 -0.4 政策重要度平均1.200 -0.6 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 政策重要度 46 1.2 1.3 1.4 高 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 政策重要度と生活実感の関係 中年層男性のH25→H26変化 <資料8−4> 政策重要度:回答数÷有効回答数 生活実感:政策ごとの生活実感の平均値 □は25年度の位置を、●は26年度の位置をそれぞれ示し、直線でつなげた。 1.2 1.0 0.8 文化 0.6 景観 大学 高 くらしの水 国際化 0.4 観光 保健衛生・医療 0.2 学校教育 生涯学習 産業・商業 高齢者福祉 歩くまち 市 民 生 活 実 感 0.0 市民生活実感平均 0.287 消防・防災 環境 土地利用と都市機能配置 道と緑 市民生活とコミュニティ 建築物 子育て支援 スポーツ -0.2 市民生活の安全 地域福祉 障害者福祉 人権・男女共同参画 住宅 -0.4 農林業 政策重要度平均1.200 青少年の成長 -0.6 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 政策重要度 47 1.2 1.3 1.4 高 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 政策重要度と生活実感の関係 中年層女性のH25→H26変化 <資料8−5> 政策重要度:回答数÷有効回答数 生活実感:政策ごとの生活実感の平均値 □は25年度の位置を、●は26年度の位置をそれぞれ示し、直線でつなげた。 1.2 1.0 0.8 文化 観光 景観 大学 保健衛生・医療 0.6 土地利用と都市機能配置 国際化 0.4 生涯学習 産業・商業 0.2 消防・防災 高齢者福祉 道と緑 学校教育 子育て支援 歩くまち 市民生活実感平均 0.287 建築物 市民生活とコミュニティ 地域福祉 市 民 生 活 実 感 くらしの水 環境 高 市民生活の安全 0.0 障害者福祉 -0.2 スポーツ 人権・男女共同参画 農林業 住宅 青少年の成長 -0.4 政策重要度平均1.200 -0.6 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 政策重要度 48 1.2 1.3 1.4 高 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 政策重要度と生活実感の関係 高年層男性のH25→H26変化 <資料8−6> 政策重要度:回答数÷有効回答数 生活実感:政策ごとの生活実感の平均値 □は25年度の位置を、●は26年度の位置をそれぞれ示し、直線でつなげた。 1.2 1.0 くらしの水 0.8 観光 大学 0.6 消防・防災 国際化 環境 景観 文化 高 保健衛生・医療 土地利用と都市機能配置 市民生活実感平均 0.287 0.4 生涯学習 道と緑 学校教育 産業・商業 歩くまち 0.2 高齢者福祉 市民生活とコミュニティ 子育て支援 市民生活の安全 スポーツ 建築物 市 民 生 活 実 感 0.0 地域福祉 住宅 -0.2 障害者福祉 人権・男女共同参画 青少年の成長 農林業 -0.4 政策重要度平均1.200 -0.6 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 政策重要度 49 1.2 1.3 1.4 高 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 政策重要度と生活実感の関係 高年層女性のH25→H26変化 <資料8−7> 政策重要度:回答数÷有効回答数 生活実感:政策ごとの生活実感の平均値 □は25年度の位置を、●は26年度の位置をそれぞれ示し、直線でつなげた。 1.2 1.0 くらしの水 観光 0.8 保健衛生・医療 大学 環境 国際化 0.6 土地利用と都市機能配置 高 景観 道と緑 文化 消防・防災 市民生活実感平均 0.287 0.4 生涯学習 学校教育 子育て支援 歩くまち 市民生活とコミュニティ 産業・商業 0.2 高齢者福祉 市民生活の安全 建築物 地域福祉 市 民 生 活 実 感 0.0 障害者福祉 住宅 人権・男女共同参画 スポーツ -0.2 農林業 -0.4 青少年の成長 -0.6 政策重要度平均1.200 -0.8 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 政策重要度 50 1.2 1.3 1.4 高 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9
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