を踏まえて日本でも「国内行動計 画後期重点目標」を定めた。 また、国際

を踏まえて日本でも「国内行動計
年計画」においても、女性がいき
画後期重点目標」を定めた。
「婦人問題」から
「男女共同参加」へ
また、
国際婦人年の最終年(10
昭和62(1987)年の「西暦
ことが重要であり、
「男女共同参
年目)にあたる昭和60(1985)
2000年 に 向 け て の 新 国 内 行 動
画型社会の形成を目指す」と明記
年には、ナイロビで世界会議を開
計画」では、2000年までを対象
され、
「婦人問題」から「男女共
催。10年間の成果の確認と評価
と す る 基 本 的 施 策 と 昭 和 63
同参画」への言葉の変更に拍車が
を行うとともに、各国が2000年
(1988)年度からの3年間にお
に向けて取り組むためのガイドラ
ける具体的施策を示した。そして
平成6(1994)年、総理府に
インとなる「婦人の地位向上のた
「男女共同参加型社会の形成を目
男女共同参画室および男女共同参
めのナイロビ将来戦略」
(ナイロ
指す」ことを総合目標とした。
画審議会が設置。また総理府に置
ビ将来戦略)を採択した。これを
この頃はまだ「婦人問題」とい
かれていた婦人問題企画推進本部
受 け て 日 本 は 昭 和62(1987)
う言葉が一般的に使用されていた
が、男女共同参画推進本部に改組
年に「西暦2000年に向けての新
が、次第に「男女共同参画」とい
され内閣に置かれた。
国内行動計画」を策定した。
う言葉がひろがり始める。平成3
その後、
「男女共同参画ビジョ
また、昭和54
(1979)年に国
(1991) 年 に、
「 西 暦 2000 年
ン」およびそれに基づく行動計画
連で採択された「女子差別撤廃条
に向けての新国内行動計画」の成
である「男女共同参画2000年プ
約」を受けて、国籍法や労働基準
果と見直し(第一次改定)が行わ
ラン」が策定され、男女共同参画
法の改正、男女雇用機会均等法の
れたが、当時の婦人問題担当室は
社会の形成が促進されることにな
制定などを進め、
昭和60
(1985)
これに関連した事務連絡の中で、
る。そして平成11(1999)年
年に批准した。
用語の使い方として「参加」を「参
に「男女共同参画社会基本法」が
このように日本は国連が進める
画」に、
「婦人」を「女性」に変
公布・施行され、男女共同参画社
女性の地位向上の取り組みと軌を
更して使用するようにという通知
会の枠組みなど、めざすべき方向
一にして、婦人問題(男女差別の
を行っている。
撤廃)
に本格的に取り組んでいく。
平成4(1992)年に当時の宮
いきと活動する社会の構築を図る
かかった。
(理念)と、そこに至る基本的な
方策が示された。
沢内閣が策定した「生活大国五か
◆国内行動計画の構成
Ⅰ 基本的考え方
Ⅱ 施策の基本的方向
1 法制上の婦人の地位の
向上
2 男女平等を基本とする
あらゆる分野への婦人
の参加の促進
3 母性の尊重及び健康の
擁護
4 老後等における経済的
安定の確保
5 国際協力の推進
Ⅲ 計画の推進
◆「参画」と「女性」の用語使用に関する通知について
ア「参加」については平仄を合わせるためにも一部「参画」に改めら
れたい。
(理由)
単に女性の参加の場を増やすだけでなく、その場において政策・
方針の決定、企画等に加わるなど、より主体的な参加姿勢を明確に
するため
イ「婦人」については、法令用語、固有名詞、慣用になって固有名詞
に準ずるものを除き、
「女性」を使用する。
(理由)
従来使われてきた「婦人」という言葉は、主として成人した女の
人を指す言葉であり、今日では男性と対語である「女性」を使うこ
とが社会で一般的となってきている。また、国の白書、調査等、さ
らには地方公共団体における組織名においても「女性」が使用され
るようになってきている。
今後この傾向は一層進むと思われるので、
西暦2000年に向けての行動計画であることを勘案し、法令用語等
を除き、できる限り、
「女性」の表現とすることとする。
(内閣府男女共同参画室HPより)
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