予測管理 (FCST ) 概 説 書 Forecasting エグゼクティブ・オーバービュー 可能な限り正確に、かつ、タイミング良く製品需要を予測する 能力は、市場に向けて何を作り、出荷するかを効率的に計画す るために不可欠な要素であり、顧客サービス向上に繋がります。 予測精度に問題があると生産が大きすぎたり、逆に小さすぎた りすると在庫の過不足を招きます。バックオーダーの増加によ り、顧客への納品が停滞しがちとなり、顧客は納品を待たなく て済む競合他社の商品を購入する事態にもなりかねません。 「可能な限りの推測」に頼り、良い結果を待つことだけに終始 することはいけませ んが、現実によくと られる対策として、 予測の精度の悪さに より顧客オーダーに 応えられず、競合他 Forecast 社に顧客を取られる Actual 最悪の事態を避ける ため、在庫を多く持 つことで補うことで す。 MAPICS XA の FCST には製品の需要パタ ーンの変化に自動的 に順応できる統計的 予測手法機能があります。変化へのタイムリーな対応により、 計画生産量を現実の需要により一層近いものとし、最終製品の 在庫を大量に持つリスクを減少させ、顧客サービスを向上させ ることができます。FCST は販売オーダー・データに内在する 傾向を分析し、予測値を算出するため予測精度が向上します。 また、季節変動調整指数を決定することにより、市場のオーダ ー・パターンに予測需要を合わせます。こうした精度の高い予 測により、設定した顧客への納入目標を実現するための適切な 供給計画を確立することができます。更に、製品ライフサイク ルによる長期需要の正確な予測が可能になります。製品の需要 が成長期か、安定期か、または衰退期にあるかといった製品ラ イフサイクルにより、その製品がマーケットで占める割合の推 ? MAPICS K.K. www.mapics.co.jp 2 FCST Forecasting 定値も得られます。長期需要の正確な推定は、マネジメントが 工場の設備機器、倉庫、新工場建設などに関する主要設備投資 についての意思決定を行う際にも有用です。FCST では通常状 況にない販売データの分析もできます。例えば、実際の販売が 予測された需要のパターンからはずれると、FCST はこの例外 的な動きを指摘し、ユーザに分析を行うよう勧告します。市場 での経験、販売での経験などに基づく判断により予測値を手動 で調整できます。こうして販売促進などの需要に影響を与える 動きを前もって計画に反映させることができます。 さらに FCST は継続的に予測エラーを追跡し、モニターします。 実際よく行われていることですが、安全在庫レベルを推量だけ で設定し、需要パターンが変化しても調整しない場合がありま す。これでは会社が方 針として維持しようと しているサービス・レ ベルと対応しない不適 切な在庫レベルとなっ てしまう恐れがありま Forecast す。FCST はマネジメ Actual ント主導で設定されて いるサービス・レベル の実行に必要な安全在 庫を適正レベルに決定 します。こうした適正 な予測エンジンにより、 顧客へのサービスを損 ねることなく、多数の 品目の安全在庫レベルを従来より低く設定できるようになりま す。予測精度が向上するにつれ、当然、予測エラーが小さくな り、その結果、安全在庫は減少し、在庫を増やすことなく顧客 サービス・レベルを向上させることができます。 ! MAPICS K.K. www.mapics.co.jp 3 FCST Forecasting 予測作業と情報フロー 予測管理適用業務は、二つのプロセス領域からなっています。 その一つは予測プロセスで使用する、季節変動パラメータを年 に一度、更新するプロセスです。二つ目は、月次または定期的 に行うプロセスである顧客需要やライフサイクルに基づく予測 値(当年度)と将来の投影値(次年度、三年度)を計算するも のです。発注点や安全在庫などの在庫パラメータも計算されま す。 A B ORDER INFO COM IM Monthly FCST Process Old Forecast ITEM DATA C MRP E IM INVENTORY PARAMETERS New Forecast E D MPSP FCST Data Base H FCST History MAPICS K.K. Annual Updates F New Seasonal Parameters G www.mapics.co.jp 4 FCST Forecasting 上の図は、予測管理(FCST)適用業務における情報フローです。 予測値、投影値、在庫パラメータの計算は、オーダー・データ (製品需要)を抽出し要約することから始めます( A ) 。整合性 を保ち、かつ、メンテナンスを繰り返さなくて済むように、予 測マスターファイルは品目マスターファイル( B ) と比較され、 新しい予測値を計算する前に( C ) 自動的に更新されます。 ユーザは、計算結果が資材計画関連の適用業務と在庫管理(IM) 適用業務に渡されるまえに( E ) 、予測値、投影値、および、在庫 パラメータの計算結果を検討します( D ) 。 各年度末にその年の最新データと手許にある過年度の履歴デー タを使用して新規の季節変動パラメータを計算します( F ) 。この プロセスが終了すると、需要履歴ファイルに一年分の履歴デー タが加えられ( G ) 、新規パラメータが次の予測プロセスで使え るようになります( H ) 。 MAPICS K.K. www.mapics.co.jp 5 FCST Forecasting 予測作業 期間更新プロセス 新しい需要情報を取り込み予測値を計算します。通常、期間更 新プロセスは以下のステップからなります。 MAPICS K.K. • 予測コントロール・データの検討 – 期間更新は予測コントロール・ データの検討と更新から始まります。この作業は予測コント ロール照会/メンテナンス表示画面で行います。ここでは、 少なくとも直近の需要期間有効終了日付を修正し予測値の計 算に備えます。 • 自動ファイルメンテナンス – 次に、予測マスターファイルを、品 目マスターおよび品目残高ファイルと調整し、基本品目メン テナンスが重複して入力されないようにします。予測管理 (FCST)では、この調整において追加/削除された全品目のリ ストを出力します。 • 需要データの抽出 – 次のステップでは、受注・出荷管理(COM) から需要データを抽出し、それを顧客納期日別に、品番/販 売倉庫レベルで要約します。 • 大量パラメータ・メンテナンス – 予測管理(FCST)には、強力な一 括パラメータ・メンテナンス機能があります。この機能は、 ユーザ定義の選択基準と一致する項目の複数フィールドのメ www.mapics.co.jp 6 FCST Forecasting • MAPICS K.K. ンテナンスに使用できます。指定選択基準は、5 つの基本的 な識別フィールドの組み合わせをベースとしたものです。 予測値の計算とレビュー – MAPICS XA の予測管理(FCST)は経験 的概算法(experiential roughing)として知られる先進的な統 計予測方法を使用しています。これは適応平滑技術の一つで あり、適応技術は近未来の最良の徴候が最も近い過去の中に 反映されているという前提に基づいています。経験的概算法 は、正確な予測値をもたらす戦術的な予測手法です。予測管 理(FCST)は、総合的なシステム予測値のみならず、各販売倉 庫ごとの需要予測をメンテナンスできます。個々の販売倉庫 の予測値は最終製品の物流計画作成に極めて有用です。通常、 システム予測値が基準日程計画の作成に使われます。 • 予測検討 – このステップは予測レポート・メニューにある予 測要約報告書と予測詳細報告書の検討から始まります。この 報告書は金額クラスまたは製品ライン順に印刷できます。オ プションとして、販売倉庫予測データは数量またはパーセン トで表示できます。季節変動パラメータをグラフィカルに表 示し、変動パターンの分析を行い易くすることができます。 • ユーザによる予測値の無効化 – なんらかの理由により予測値の計 算値を納得出来ない場合は、予測マスターメンテナンス表示 画面で予測値を無効にできます。また、年間予測値を調整し たり、特定期間の予測値をコントロールすることもできます。 予測値無効化の履歴レコードは保存され後の参照に使用され www.mapics.co.jp 7 FCST Forecasting • ます。通常、無効化は予測モデルでは認識できない販売促進 キャンペーンなどがある場合に対応しています。 予測モデルのモニター – ユーザによる予測値無効化の有効性をモ ニターするため、予測モデル・モニターが用意されています。 予測モデル・モニターはユーザコントロールの対象外です。 ユーザがコントロールしている予測モデルのパフォーマンス は、各期ごとに予測モデル・モニターと比較されます。例外 事項はハイライトされ検討できるようになっています。 在庫パラメータの計算と基準生産日程計画とのインターフェース – 予測管理 (FCST)では二つの基本的な在庫パラメータ、すなわち、品目/販 売倉庫の安全在庫と再発注点を計算します。安全在庫の計算は 履歴データの予測エラーと、設定した顧客サービス・レベルに 基づいて行われます。再発注点とはリードタイム期間中の需要 予測値の合計に安全在庫を加えたものです。これらのパラメー タは期間別発注点基準日程計画手法を利用する場合に必要です。 在庫パラメータ計算の結果は、在庫要約報告書において要約、 費用付けされて検討に使用されます。予測管理(FCST)では基準 日程計画に直接予測値を入れられます。計画期間においては基 準日程計画の安定を保つ計画日を指定することができます。 戦略的予測 MAPICS K.K. 戦略的予測は多くの業務計画要因を基に作成されます。戦略的 予測を行う一助として製品のライフサイクルを利用し、最大 3 年間の計画期間に対して予定値を作成するよう調整できます。 ユーザは各品目、または各品目グループごとにライフサイクル 曲線を指定できます。ライフサイクル曲線分析を行い易くする ため、ライフサイクル係数をグラフィカルに表示することがで きます。予測管理(FCST)では、期間更新ごとにこれらの予 定値が計算されます。 www.mapics.co.jp 8 FCST Forecasting 予定計画報告書メニューから、予定要約報告書、予定詳細報告 書を印刷できます。これらの報告書は金額クラスまたはライフ サイクルコード順で印刷できます。販売倉庫の予定データはオ プションです。第 2、第 3 年度の予定値を無効にしたい場合は 予定値メンテナンス表示画面で行います。 ライフサイクル係数 ライフサイクル曲線は戦略的予測で使用します。これらの曲線 の定義はライフサイクル・プロフィール照会/メンテナンス表示 画面で行います。入力 LIFE CYCLE PROFILES した係数により、ある 期から次の期までの需 DEMAND 要の増加率、または減 少率が定義されます。 ライフサイクル曲線に より品目、または品目 INTROACCEPTMATURITY DECLINE グループのプロフィー DUCTION A N C E ルが定義されます。特 TIME 定品目をあるライフサ イクルのプロフィール・コードに割り当てるほか、その品目の 時間軸上の相対的な位置を決めるライフサイクル・ポジション を指定することもできます。この曲線をグラフィカルに参照す ることもできます。ライフサイクル・プロフィール・レポート にはライフサイクル・パラメータの詳細が存在しますので、そ れをグラフィカル表示してライフサイクル・パターンを容易に 評価することができます。 年度末に季節変動更新メニューを使用して一連の作業を行い、 季節変動グループごとの季節変動と月別係数を再計算し、チェ ックします。この作業は以下のステップで構成されます。 • MAPICS K.K. 需要履歴の更新 – 各カレンダー年度の終わりに、予測マスター ファイルに蓄積されている需要履歴を抽出し、需要履歴ファ イルに追加しま す。需要履歴フ FCST ァイルも、季節 FULL 変動プロフィー HISTORY NEW ル計算の準備の OUTPUT ためメンテナン スされます。 www.mapics.co.jp 9 FCST Forecasting • 季節変動パラメータ・メンテナンス – 季節変動パラメータ・メンテ ナンスのオプションにより、季節変動グループと関連キー・ パラメータを定義するファイルの初期化を行います。 • 季節変動パラメータの計算と検討 – このプロセスでは、履歴需要情 報をすべて使用し、季節変動グループ別の係数を再計算しま す。グループ別に季節変動を参照する方法により、予測のた めの正確かつ有用な季節変動パラメータを効率的に得ること ができます。グループ季節変動係数が計算されると、履歴デ ータが全く無い、または短期間のデータのみの品目を、これ らのグループに割り当て、その品目の予測にグループ全体と しての季節変動パターンを利用して正確な予測値を得ること が出来ます。 季節変動プロフィール報告書では、計算されたグループ季節変動パラ メータと、季節変動グループの中の数量サブグループ関連統計 を表わします。季節変動 性の度合いを示す統計と 共に、個別品目の季節変 動が示され、個別品目の グループ季節変動パラメ ータへの適合度合いが判 ります。季節変動パラメ ータの計算結果は、グラ フィカルな形式でも印刷 できます。各グラフでは、 Forecast Actual グループ季節変動パラメ ータが各数量サブグルー プごとに区分されます。 • 検討と分析 – 季節変動プロフィール報告書を分析すると、季節 変動プロフィールでの品目のグループ分けにおける誤りが検 出されることがあります。ここで検出された誤りに基づき、 グループ構成の修正や新規グループの作成を行い、季節変動 プロフィールを再計算して得られる報告書を再検討します。 このプロセスは、プロフィールを後続年度に適用しても問題 はないと確信を持てるまで続けます。 FI N FC E S TU T N ER 季節変動更新プロセス MAPICS K.K. www.mapics.co.jp 10 FCST Forecasting 要約 MAPICS XA の予測管理(FCST)適用業務は、将来の生産を計画す る際の混乱状態に秩序をもたらすために必要なツールのすべて を備えます。定評あるモデル開発手法である経験的概算法 (experiential roughing)を利用し、チェック可能な形式で、統 計的に予測値を導く手法を提供しています。また、計画をその 時点で起こっている事象と調和の取れた状態に保つために必要 な、適切なタイミングでの改訂プロセスも提供します。FCST は他の主要 MAPICS XA 適用業務モジュールと密接に統合され ているため、あらゆる業務で取られる意思決定が同一の情報に 基づいて行われるようになります。 予測の利便性 • 実際のオーダー履歴に基づき、予想需要パターン(予測値) を計算します。 » 形式の定まっている整合性のあるプロセスにより、非公 式な推量や、根拠のない情緒的な判断による影響を除去 し予測精度を改善できる。 • • • • • 製造の非効率性を減らす。 在庫を減少させる。 製造部門と販売部門のコミュニケーションを改善し、 相互の信頼を向上させる。 予測値作成のための事務的な負担を軽減し、次のことも実現 します。 » 販売、マーケッティングの生産性を改善する。 » MAPICS K.K. 顧客サービスを改善する。 重要な計画作成情報をタイムリーに得られる。 www.mapics.co.jp 11 FCST Forecasting • 予測値を金額、数量の両方で提供できるため、製造部門に有 用な情報となります。 NOW ACTUAL DEMAND REVISED FORECAST • •• • •• •• • • •• ORIGINAL FORECAST PAST • 予測値が実際の需要と合致させるためのアクションが自動的 に働きます。 » 需要増加へのリアクションが早いことによる次のメリッ ト。 • • • » • 顧客サービスを改善する。 バックオーダーが減少する。 販売機会を逃すケースが減少する。 需要減少への早いリアクションにより在庫レベルが低く なる。 ライフサイク 10,000 ル予測により、 長期販売予測 が妥当なもの になります。 5000 » 長期予測 4000 に現在の 3000 傾向を使 2000 1000 用する手 法は不適 切。 Acceptance Maturity 3 2 Decline 4 1 Introduction TIME » ライフサ イクル予測により長期販売予測の精度を改善できる。 » 将来資源の所要量計画でマネジメントを支援できること により次のメリット。 • MAPICS K.K. FUTURE 品質の高い顧客サービスの継続を保証できる。 www.mapics.co.jp 12 FCST Forecasting • • • 会社売上の継続的成長を実現できる。 季節変動パラメータによって年間需要を各期に適切に割り振 り、予測精度を向上させます。 » 予想外の需要増による督促費用を減少できる。 » • 適切な生産計画作成を行うことができる。 在庫切れが起こりにくくなり、顧客サービスを向上させ ることができる。 顧客需要想定時に傾向を突き止め(オプション)、補正を行 い、最終的に予測の精度を向上出来ます。 » 顧客サービスを改善する。 » 督促オーダーが減少する。 » 在庫を減少できる。 Demand • • • • Demand • • • • • • • • • • • • • • • • • • Time Time » • 通常でない状況に対する詳細需要データの検討を、マー ケット部門が行う必要性が無いため生産性の向上に繋が ります。 需要実績が予測値と乖離する場合には介入できます。 » 即座のアクションを要する例外事項に専念できる。 » 通常でない状態を迅速に調査し、説明できる。 • その結果、予測が調整され、外部的需要要因とバラン スがとれるため、以下を実現できる。 − 顧客サービス の改善 • MAPICS K.K. − 在庫の減少 − 条件変化の製 造部門への伝 達による、生 産計画の改善 TRACKING HISTORY 000 1 DEMAND WAS FILTERED 0000 3 000 FORECAST NOT TRACKING WELL 計算予測値を手動で無効とする機能を有します。 www.mapics.co.jp 13 FCST Forecasting » 外部的な需要変動の影響を生産計画作成プロセスに伝え る。 • • • 製造部門と販売部門のコミュニケーション改善による、 相互の信頼の向上 予測数量の見直しに、人間の経験と判断の利用を可能とする 方法も備えます。 » 予測値により、システムで認識できない外部的要因が説 明される。 » • 予測精度の改善 こうしたことにより、予測値の精度が向上し、その結果 次のメリットとなって現れる。 • • • 在庫レベルを下げれる。 • 顧客サービスを改善できる。 生産資源をさらに有効に利用できる。 バックオーダーを最少化し、販売機会の喪失を最少に する。 現在の需要パターンに基づいて安全在庫を計算し、且つ顧客 サービスの望ましいレベルと整合性を持たせられます。 » 需要動向を常にモニターすることにより、オーダー・パ ターンのシフトに安全在庫を調整できる。 • • » 顧客サービスを改善できる。 バックオーダーを減少させ、販売機会の喪失を少なく する。 予測精度の向上度合いを継続的にモニターし、その結 果、望ましいサービス・レベルを維持したまま、在庫を 減少させられる。 • 在庫投資の利用を一層、効率的にする柔軟性をマネジ メントに提供する。 • サービス・レベルを、金額クラス別に決定できるため、 以下を実現できる。 − 顧客サービスの改善 − 在庫投資の減少 MAPICS K.K. www.mapics.co.jp 14 FCST Forecasting » 望ましいサービス・レベルに基づき、マネジメントに在 庫投資情報を提供する。 • 実行に先立ち、サービ ス・レベルと在庫金額 のトレードオフ評価を 支援する。 • サービス・レベルの調 整による在庫減で解放 される資金推定を提供できる。 TO INCREASE CUSTOMER SERVICE YOU MUST INCREASE INVENTORY INVESTMENT − 会社資源の有効利用を支援する。 • 販売拠点別の在庫再発注点を計算できます。 » 分散在庫の管理を支援するための発注点コントロール・ レベルを決定できる。 • 予測値をサイト別にモニターできる。 − 在庫投資のより効果的な利用 − 顧客サービス・レベルの改善 » 現在の需要パターンと比較してモニターし、調整でき る。 • 望ましいサービス・レベルを維持しながら、適切な在 庫コントロールを確実に行う。 A VISUALIZATION OF REORDER POINT ON HAND QTY REORDER POINT LEAD TIME ORDER QTY SAFETY STOCK (BUFFER) TIME • MAPICS K.K. 統合 www.mapics.co.jp 15 FCST Forecasting » 情報の確実なリンクにより、他の業務分野への、または 他の業務分野からの確実な伝達を可能にする。 » 情報フローが自動化されているため、データの再入力 や、価値のないインタフェース追加のステップが排除さ れ、結果的に以下を実現できる。 • • • MAPICS K.K. 必要情報のより早い処理 間接部門の労働生産性の向上 販売部門と製造部門のコミュニケーションの改善 www.mapics.co.jp 16 FCST Forecasting フィーチャー/ 機能リスト MPSP COM • Receives Current Forecasts • Supplies Actual Demand FORECASTING (FCST) • Receives Current Forecasts MRP • MAPICS K.K. • Receives Calculated Safety Stock and Order Point Values IM MAPICS XA の統合 » 受注・出荷管理(COM)は予測値計算に、(オーダー記帳 を通じ)実顧客オーダーを提供する。 » 基準生産日程計画(MPSP)へは基準生産日程計画への需 要推定値として予測値を送る。 » 資材所要量計画(MRP)は資材計画への需要推定値として予 測値を受ける。 » 在庫管理(IM)は予測期間内の労働日数の決定のためのカ レンダー情報を提供する。 » 在庫管理(IM)は計算された品目別の安全在庫レベルと再 発注点を受ける。 • 報告頻度を月別の 12 回、または、年間 13 回の二つのうちか ら選択できます。 • 倉庫別の品目予測値を提供できます(複数倉庫)。 » 全需要を集計し、倉庫レベルで予測値を計算できる。 • 需要トレンドを自動的に捉え、予測値計算に反映できます。 • 季節変動を持つ需要品目を自動的に追跡し、予測値計算に季 節変動パターンを適用します。 » 品目を季節変動グループに割り当てることができるた め、季節変動係数(ファクター)をより正確に決定でき る。 www.mapics.co.jp 17 FCST Forecasting » 季節変動グループの需要パターンと、個別品目の需要実 績を比較し、季節変動需要の妥当性をメンテナンスでき る。 » 十分な履歴データがない場合、類似品目からなる季節変 動グループの季節変動パターンを新しい品目に適用でき る。 • 連続的でない(不規則な)需要を持つ品目の場合、期間を合 計します。 » 変動の激しい需要品目には、予測値の精度改善を支援す る。 • 異常な品目需要を除去する需要フィルター機能を備えます。 » 過剰反応を制限するため、予測エラーの大きな差異の影 響を低下させる。 » • 適応予測手法(経験的概算法)を使用しています。 » 予測値が実際の需要と合致するよう、自動的にアクショ ンがとられる。 • 製品ライフサイクルを定義する方式を提供します。 » 時間経過に伴う、ある品目の市場における影響力の度合 から、成長期、安定期、衰退期の推定に使用する。 » さらに正確な予測値の計算を助ける。 » 最大3年間の長期製品予測値(予測投影値)の作成に使用 する。 • 追跡レベルの予測エラーの計算、追跡、モニターにより、予 測実績を追跡します。 » 需要実績が予測値と乖離する場合、手動による介入を求 め、異常な状態をハイライトする。 • 予測数量の見直しにおいて、人間の経験と判断の利用を可能 とする方法として、ユーザによる予測で無効化できるように してあります。 » 年次予測や個々の機能別の予測でも調整を行うことがで きる。 » • MAPICS K.K. このような状態を自動的にハイライトし、例外事項の解 析やマネジメントとしてのアクションに労力を集中させ ることができる。 ユーザによる無効化の効果をチェックするモニター(モ ニター・モデル)を提供している。 最大 6 年間の需要履歴を持つことができる。 www.mapics.co.jp 18 FCST Forecasting • 品目別の安全在庫レベルと再発注点を計算する。 » 品目別に顧客サービス・レベルを設定できる。 ユーザが最大安全在庫レベルをコントロールできる (「XX週分の供給量」として指定)。 » 予測値は個数または金額で提供されます。 » 表示方法を個数または金額に切り替えることができる。 • グループ化された品目の一括メンテナンスが可能です。 INVENTORY INVESTMENT IN THE $1,000’S • 600 500 IF INCREASED 400 300 NOW 200 100 75 80 85 90 97.5 100 SERVICE LEVEL MAPICS XA, the now and future solution. MAPICS K.K. www.mapics.co.jp 19 FCST
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