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このたびはクボタ製品をお買いあげいただきましてありがとうございました。この取扱説明書は,パ
ワークローラ仕様機について,タイヤ仕様と特に異なる取扱い方法についてのみ説明してあります。そ
の他の説明については,本編の[取扱説明書]をご覧ください。
自動車としての取扱い
1. 走行速度は,タイヤ仕様とは異なります。巻
末の [ 走行速度表 ] を確認してください。
2. ほ場での旋回は速度を下げ,ハンドルとブ
レーキ(片ブレーキ)を併用してください。
片側クローラをロックしての急旋回は,ほ場
を荒らしますので切り返しでの旋回をお奨め
します。
このトラクタは道路運送車両法の小型特殊自動
車に該当しません。そのため,公道を走行すると
道路運送車両法に違反します。公道を移動すると
きはトラックに積んで運搬してください。
* 機械保護のため,急発進,急停止や急旋回な
ど,無理な操作はしないでください。
* あぜごえはあぜに対して垂直方向に走行し,
途中で旋回しないでください。ゴムクローラ
が外れるおそれがあります。
本パワークローラトラクタは,タイヤ仕様と違い
ますので,必ずこの[取扱説明書]をよく読み理
解した上で安全作業をしてください。
■ 運転時に
* パワクロは直進性に優れる分,旋回半径は大
きくなります。ほ場での作業中は,必要に応
じ旋回する側のブレーキを操作すれば,小さ
い旋回半径で旋回できます。
* 長距離の移動の際には,前輪タイヤ及びゴム
クローラの早期摩擦防止のためにトラックや
トレーラに積んで輸送することをお奨めしま
す。
* クローラ部分に土がたまらないよう,定期的
に清掃してください。
固まった土が遊輪,転輪のシールをいためる
可能性があります。
* 凹凸やカーブの多い所では絶対に高速走行
をしないでください。ハンドル操作ができな
くなるおそれがあります。
* クローラ部が凸部を乗越えるときは,急に
姿勢が変わりますので十分注意してくださ
い。
1
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■ あゆみ板使用時に
■ トラックへの積み・降ろし
* あゆみ板は左右の先端をそろえ,前後にずれ
ないように確実に固定してください。
* あゆみ板とあゆみ板をかけた面との段差が
大きい場合,運転には特に注意してくださ
い。
* 途中で変速すると危険ですので,あらかじめ
安全な遅い変速位置に入れて低速で運転し
てください。
* あゆみ板は,十分な強度・幅・長さ(傾斜が
15 度以下になる長さ:トラックの荷台高さ,
あるいはほ場乗入れ部高さの 4 倍以上)のあ
るすべり止め及び爪付きのものを使用し,パ
ワクロの重量であゆみ板が傾いたりしない
場所を選んでください。
* トラックは荷台後部にあゆみ板の爪を掛け
るフックが付いたものを使用してください。
* トラックへの積み・降ろしは,必ず左右のブ
レーキペダルを[連結]し,[前進]で積み
込み,[後進]で降ろしてください。前進で
降りると,クローラがあゆみ板の段差ですべ
り,前輪が浮いて車体が旋回し,転倒事故に
つながるおそれがあります。
■ ほ場への出入り
* クローラの片側だけが段差に引っかかり乗
りあがらない状態になった場合,いったん車
両を元に戻し,あゆみ板をかけ直してはじめ
からやり直してください。
2
日常点検
保守管理
メンテナンスを行なうことで,パワクロ機の寿命
アップと当用機のトラブルを未然に防ぐことが
できます。下表に従ってメンテナンスを実施して
ください。
交換要領の詳細についてや,不具合があれば,購
入先にご連絡ください。
また,パワクロ機を安心してご使用いただくた
め,1年に1度の入庫定期点検をおすすめしま
す。
■ゴムクローラの張り調整
1. ゴムクローラを張りすぎた状態で使用する
と,遊輪の摩耗,軸の変形のおそれがありま
す。
又,ゴムクローラが緩んだままで使用すると,
走行中に脱輪のおそれがありますので,定期
的に点検を行なってください。
2. ゴムクローラの張り調整は,図 1 に示す寸法
が 330 ± 2mm になるように,調整ボルトにて
行なってください。調整後は確実にロック
ナットで固定してください。(図1参照)
■日常点検個所一覧
点検箇所
点検内容
草の巻付き,石のかみこみ,
転輪
泥詰りはありませんか。
遊輪
極端な摩耗,偏摩耗はしてい
スプロケット
ませんか。
転輪
オイル洩れはありませんか。
オイル洩れがある場合は,購
入先にて点検を受けてくだ
さい。
クローラに大きな損傷はあ
りませんか。
ゴムクローラ
クローラの張りは適正です
か。
各部の
ボルト・ナット
緩みはありませんか。
3
■グリースアップ
■転輪・遊輪のオイルシール点検
30 時間使用毎及び ,1 シーズン終了後に次の箇所
にグリースアップを実施してください。(図 2 参
照)
1. 揺動軸(ブリーダより出るまで)
2. 遊輪(フクロナットを外すとグリースニップ
ルがあります)
クローラの転輪・遊輪のオイルシールは,200 時
間ごとに点検・チェックの上,異常があれば交換
してください。
又,点検時に転輪部にオイル補給をしてくださ
い。補給時は給油口を最上位置にし,オイル差し
でオイルがあふれ出るまで補給してください。給
油栓は締付時ネジ部にシールテープを巻いてく
ださい。(図 3 参照)
* フクロナット・ローラキャップなどの破損の
原因となるため,フクロナットを組付けると
きは,規定トルクで締付けてください。
◆締付トルク:24.5 ~ 29.4 N-m
(2.5 ~ 3.0 kgf-m)
[給油量]
給油項目
容量(L)
備考
転輪
0.1
SAE90 ギヤオイル
■スプロケットの交換
スプロケットは3枚で構成されています。
1. まず
部で示した下側のスプロケットを新
しいスプロケットに交換します。
2. 次に車軸をゆっくり回転させ,順次下側に来
たスプロケットを新しいものに交換して行き
ます。(図4参照)
3. 3枚のスプロケットを交換した後,ゴムク
ローラの張り調整を行なってください。
4
■ゴムクローラの交換
■モンロースイッチ
1. ロックナットを緩め,調整ボルトを回転させ,
クローラの張りを緩めます。
2. 図4の
部で示した下側のスプロケットか
ら順次2枚のスプロケットを外します。
3. 一枚のスプロケットを残したまま図5に示す
位置まで車軸をゆっくり回転させ,古いゴム
クローラを外します。
スイッチを押すごとに,
[水平1⇒2⇒3⇒傾斜
地⇒切(手動)⇒水平1]の順に切り換わります。
選択状態はスイッチランプにより表示されます。
このトラクタでは[2]の位置で使用してくださ
い。
リフトロッドの穴は(3)の位置で使用してくださ
い。
4. 新しいゴムクローラに置き換えた後,車軸を
回転させ,スプロケットにゴムクローラを掛
けます。
5. 外した2枚のスプロケットを取付けた後,最
後にゴムクローラの張り調整を行なってくだ
さい。(調整方法は[ゴムクローラの張り調
整]の項を参照)
5
モンロースイッチ
リフトロッド穴位置
[2]
(3)
主要諸元
■トラクタの主要諸元
型式名
FT25PCR
FT25QPCR
駆動方式
安全フレーム仕様
安全キャブ仕様
安全フレーム仕様
全幅 mm
安全キャブ仕様
安全フレーム仕様
全高 mm
安全キャブ仕様
軸距
mm
前輪
mm
輪距
クローラ
mm
最低地上高
mm
質量(重量) 安全フレーム仕様
kg 安全キャブ仕様
全長 mm
機
体
寸
法
安全フレーム仕様
機関型式
安全キャブ仕様
エ 型式
ン 総排気量
L
ジ
出力 / 回転速度
kW(PS)/rpm
ン
使用燃料
燃料タンク容量
L
始動方式
バッテリ
前輪タイヤ
パターン
接地長
mm
ク 幅
mm
ロ 接地面積
cm
|
接地圧
安全フレーム仕様
ラ
kPa
安全キャブ仕様
(kgf/cm )
緩衝方式
クラッチ方式
制動装置
車
体 かじ取り方式
差動方式
変速方式
変速段数(段)
前進
走行速度
km/h
後進
P 回転速度 /
正転
T エンジン回転速度 rpm 逆転
O 軸寸法
mm
作業機
制御方式
昇降装置
装着方式
FT28PCR
FT28QPCR
半装軌式(パワクロ)
3295
3295
-
3295
-
3295
ハシゴ 1560
2250
-
2310
2250
-
2310
1500
1225
ハシゴ 1230(クローラ中心)
620
1420
1500
-
1420
-
1500
クボタ
D1503-M-E3-KT8
-
クボタ
D1703-M-E3-KT4
-
-
クボタ
D1503-M-E3-KT9
-
クボタ
D1703-M-E3-KT5
水冷4サイクル3気筒立形ディーゼル
1.499
1.647
18.4/2600 (25/2600)
20.6/2600(28/2600)
ディーゼル軽油
30
セルモータ式(グロープラグ式)
75D26R
8.3-20
ハシゴ
1130
330
7460
10.3(0.105)
10.3(0.105)
-
10.7(0.109)
-
10.7(0.109)
揺動式 (+9°,-10°)
乾式単板
一系統左右独立(連結装置付),湿式ディスクブレーキ(機械式)
ボールスクリュ式(インテグラルパワーステアリング)
2ピニオンかさ歯車式(デフロック付)
選択かみ合い式
前進 12,後進 12
0.33 ~ 14.71
0.30 ~ 12.25
525,760,1182/2600
640/2600
JIS 35
ポジションコントロール
三点リンク JIS 1形
1. 接地長は前側遊輪と後側遊輪の中心間距離とする。
2. 軸距はゴムクローラ中心間距離とする。
3. 接地圧はロータリなし後車軸荷重/ゴムクローラ幅×接地長×2とする。
4. 揺動角度は車体に対する揺動角度とする。
(車体の左側から見て時計回り方向を+,反時計回り方向を-)
※この主要諸元,製品形態は改良のため予告なく変更することがあります。
6
■走行速度表(クローラ装着時)
◆ マニュアルシフト仕様
(km/h)
副変速レバー
超低速
低
中
高
主変速レバー
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
FT25PCR,FT25QPCR
前進
後進
0.33
0.30
0.49
0.44
0.66
0.59
0.91
0.82
1.33
1.19
1.80
1.62
2.35
2.11
3.44
3.08
4.65
4.17
6.90
6.19
10.09
9.05
14.71
12.25
FT28PCR,FT28QPCR
前進
後進
0.33
0.30
0.49
0.44
0.66
0.59
0.91
0.82
1.33
1.19
1.80
1.62
2.35
2.11
3.44
3.08
4.65
4.17
6.90
6.19
10.09
9.05
14.71
12.25
※エンジン定格回転数時
7