大沼市長と語ろう!元気な沼津まちづくりトーク(記録) 1 開会 2

大沼市長と語ろう!元気な沼津まちづくりトーク(記録)
開 催 日
平成28年12月20日(火)
開催時間
開会
開催場所
沼津市民文化センター大会議室
1
開会
2
出席職員の紹介
3
市長挨拶
4
市民と市長の意見交換
5
閉会
19時00分
閉会 21時00分
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【1 開会】
【2 出席職員の紹介】
○各部局長から順次、自己紹介
・企画部長、財務部長、市民福祉部長、産業振興部長、生活環境部長、都市計画部長、
沼津駅周辺整備部長、財部部税務長、市民福祉部福祉事務所長、建設部長、水道部長、
市立病院事務局長、教育次長、危機管理監
【3 市長挨拶】
早いもので私が市長に就任したのが 11 月 10 日ですから、1 か月半ぐらい、もう本当に目まぐ
るしく、様々な会議やお客様にお会いしたりで、あっという間に1カ月半が経ちました。本当に
沼津を変えるためにどうしたらいいのかをいろんな方とお話をしながら、あっという間に時間が
過ぎております。
今日は、こんなにたくさんの方に来ていただきました。是非、多くのご意見、アイデアをお話
いただきたいと思います。
私、選挙の際申し上げたことで、皆さまの中にも覚えている方もいらっしゃるかもしれません
が、私が申し上げてきたことを改めてお話したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
本日は、部長たちがみんな出てきました。私は市の幹部が皆さんと顔を合わせるっていうこと
を結構、夢見ており、今日、本当に実現できてとても嬉しいです。
沼津市を今後どうやって元気にするかということで関連する大きなデータがあります。人口問
題研究所が出している 2060 年の沼津市の人口予想は 10 万 3 千人です。
オリンピックを過ぎると、東京も含め全国の都市で、人口減少のスピードが上がると言われて
おります。沼津市では、出生率を高めて、なんとか子どもが多く生まれるような仕組みを整備し、
なるべく転出していく人口をストップさせて、沼津市の人口を 2060 年に 14 万 3 千人にしたい。
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そのような中で、私が選挙の時に言ってきたことを6項目、お話します。
まず1つ目。私は市民参加型の長期ビジョンを作りたいと申し上げましたが、具体的に何をや
ろうとしているかと言うと、皆さんがお住まいの各地域にお伺いし、まちづくりについて直接お
話を伺いたい。対話集会というのをやりたいと思います。
地域の方々とお話しすると、沼津って1つの意見じゃなくて、それぞれ地域ごとに色々なご意
見があります。例えば、原・浮島の方だとスマートインターチェンジができて、その後どうやっ
てそれを利用するか、浮島の自然を守りどのように活用するのか。白隠さんの文化をどうやれば
観光に結びつけられるのか。地域にはたくさんのアイデアがありました。
沼津市全体ではなく、それぞれの地域の方と地域のビジョンのお話を聞かせていただき、それ
ぞれの地域がどういうまちになりたいのかについてお話ししたいと思います。
それから、今日のタウンミーティングのような、とにかく来たい人が来る。これはやりたかっ
たのです。それと、今まで各計画を策定する際にパブリックコメントを実施し意見を聞かせてく
ださいとしてきましたが、事前に説明会を開催し市民の皆さんに直接説明をさせていただくこと
としました。
地域の声を聞かせていただくことと併せ、市民の皆さんのお声を拝聴させていただくというこ
とをやりたいと考えています。その中で、皆さんの中からいろいろな声がでてきますから、それ
を市役所の計画、ビジョンを皆さんと共有し、沼津はこんな風に将来変わっていこうとしてるの
か、そういう計画なのか、それに対して意見があるぞとか、そういうことが対話できるっていう
風にしたい。それが私がやりたいことです。
二つ目です。
沼津はどうしたらこれからもっと安定的な経営ができるのかということです。そこで大事なこ
とが産業振興です。
沼津の産業全体を縦、横、斜めに見回して、どの産業にはどういう支援が必要なのかに取り組
んでいます。事業所が黒字の時に払ってもらうお金。法人市民税が非常に大事になってきます。
どうやって市内の事業所に儲けていただくか、簡単に言うとこれが産業振興なのですが、私は、
沼津には弱い分野があり、それがIT産業、先進産業だと考えています。このIT産業、先進産
業を誘致してきて既存の産業の中に組み入れていこうと考えています
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三つ目です。
「子育て世代・高齢者に優しいまち、人々が快適に住めるまちづくり」で、この何度も申し上
げてきた子ども医療費の無料化、今、頑張っています。もう少しお待ちください。
あと保育園児や幼稚園児の親御さんの負担をなるべく軽減するような仕組みをつくろうと、研
究しています。実現できるように、みんなが考えていますので、お楽しみにしていただきたいと
思います。
高齢者の方や障害者の方への施策も重要です。これについても現在検討中です。
四つ目です。
観光です。沼津が単独で観光をやるのではなくて、周辺市町と連携する。やっぱり伊豆という
大きなセグメントの中に沼津があるわけで、沼津がリーダーシップをとり、観光客の方に来てい
ただけるように、今いろいろと検討しています。
新しいイベントを計画する際、開催によって、どれくらいの人が沼津に来てくれるか、そうい
う目的志向を持って計画を立てるよう、担当課にはお願いをしています。
五つ目です。
「美しい自然と人々を守る防災、そして歴史・文化・教育を大切にするまちづくり」。
防災については、沼津全域の中で津波が心配な地域があります。その地域ではどこに逃げたら
いいのか。市内のどこにいても避難場所が表示されるスマホのアプリの開発も考えています。と
にかくどこに逃げるか、これが津波の場合一番大事です。防災については全部見直しをかけてい
ます。
それから歴史とか文化、それから教育。特に教育につきましては、教育委員会というものの仕
組みがちょっと変わりました。今、私たち行政も教育と教育委員会、教育の世界の方々と一緒に
なって教育の方針とか大事なものを一緒につくっていこうと変わってきています。それを総合教
育会議というところで、教育はどうあるべきかと、こういうところにもっと予算を付けた方がい
いじゃないかとか、皆さんの声を聞いて進めていこうと考えております。
最後に、鉄道高架事業です。
鉄道高架については喧々諤々です。私は検証委員会をつくって、そこで特に沼津の財政ってど
うなっているのか検証したい。現状では財政面が見えない。それから鉄道高架をやるとこのよう
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な事業効果があるから必要なんだと。そういう説明も市民に行き届いていない、と言う声をたく
さん聞いていることから、そういうことを皆さんに情報公開して、その上で判断したい。今まで
私は賛成・反対について言わないできました。中立ですと。これは何故かというと、A案とB案
があった時に、両方がそれぞれの大きな壁を乗り越えて一つになり、輪になっていくための方法
というのを考えています。ですから喧嘩して決めるのではなくて、本当にみんなで納得して決め
たいですよね。私は本当にそこまでやる覚悟でいますけれど、これ、判断するだけで大変なんで
すが、何とかやり遂げたいなと思っています。まずは徹底した情報公開を行い、市民目線で本事
業を検証していく、そして各分野の専門家による検証チームを立ち上げて、皆さんと一緒に議論
を進め、皆さんが納得する形で結論を出していきたい。今日は反対派の方も、推進派の方もいら
っしゃるようですが、どっちになるかは決めていません。真剣に検証してみんなで知恵を出して、
出た結果についてはご協力よろしくお願いします。
沼津は、狩野川をはじめ、戸田まで続く海岸線、富士山、香貫山など、私たちは宝物を持って
いるので、宝物を活かして沼津を元気にしていきたいです。
私からはこれで終わりにして、皆さんからの声を伺いたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
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【4
市民と市長の意見交換】
市民1
提案です。
市長と市民の方がこうやって、コミュニケーションが取れるんですけど
も、市の部長と直接市民が交流できるところってなかなかないですよね。そ
ういう意味では今日の市長の提案、すごく素晴らしいなと思いました。
各部長のフェイスブックとかツイッターとかブログに部長の書き込みがあ
って、それに対し市民が直接書き込んで市民との交流を図るっていうような
ことができると嬉しいなと、面白いんじゃないかなと思って、提案です。考
えてください。
市長
今日部長が出席していますが、顔出すじゃないですか。みんなのキャラが
分かりましたよね。話してみると普通のおじさんだったりするわけです。本
当に面白い人もいますから、部長を知っていただくことも必要なのかなと思
いますので検討します。無理やりやるとだめだと思うので。お気持ちはわか
りました。
市民2
会場を見回すと、平均年齢高いですよ。そういう交流をSNSなんかを通
して市の職員の方ともできるようになると若い世代ももっと入りやすいのか
なと。そういう考え方もできると思います。
この時間だと、どうしても働いている世代の方は参加できない。ちょうど
家に帰ってくる時間じゃないかと思います。そういう観点からもいいんじゃ
ないかと思いました。
市長
私、選挙の時に様々なSNSで情報発信をしていたんですが、若者とのや
り取りにツイッターを利用したんです。若い人たちの反応がよかったんです
ね。沼津の若い人はツイッターの利用率が高いのが分かりました。
市民3
市長の話を聞いて心強いんですけど、今回の市長選挙は、今までのやり方
に対する変化を求めた結果だと思います。今部局長さんたちが出席されてい
ますが反省の弁がないんですよね。いやー悪かったと。これから市長が変わ
ったんで俺はこうやって変わるよと。そうやって変わってほしいんですよ。
川勝県知事なんかは言う事が変わってしまったけれども、そういう風になら
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ないで、大沼市長を今までの部局長さんたちが説得するんじゃなくて、俺が
悪かったと、今後、大沼市長のもとで動くよと、市が変わっていただけると
私たち市民派としてはね、本当に嬉しいです。
是非、幹部の方々も今までを反省して、新しい沼津市にするよということ
でやっていっていただきたいと思います。
市長
その市役所のトップは私ですから、本当に申し訳ございません。
私は新米で市長職のことはよく分かってないので、職員が教えてくれてい
ます。ここに来ること自体、勇気がいることだと思うので是非ご理解くださ
い。これから変わっていきますから。よろしくお願いします。
市民4
何度もお話されていると思いますが、こういう場でもう一度、お話しいた
だきたいと思ってやってまいりました。市長にとって「世界一元気な沼津」
とは、どんな定義なんでしょうか。
市長
元々、なぜ世界一と言ったかというと、きっかけはですね、大瀬崎に生息
する魚の種類が 400 種類あり、これは世界一だと聞きました。この時、沼津
には世界一があるのだと。だけど、私たちは知らないし、ギネスブックにも
載っていない。沼津にはもっともっと世界一がある。「しおくずばんば」、
多比に出る「けあらし」、あれだって世界一の風景だと思う。西浦から海越
しに千本松原があって、愛鷹山があって富士山がある、あの姿だって絶対世
界一ですよね。本当にみんなそう思っている。だから、市民みんながそれぞ
れ自分のやっていることを世界一だって、世界一のなになにですと。こうい
う風になっていったら沼津は元気出ます。
市民5
市長の進めたいことが1番から6番までが挙がっていますけれど、やはり
沼津市の財政は限られたものですから、どこから順番にやっていくのか、そ
していつまでにそれらをやると考えていらっしゃるのか。
そして沼津駅から降りてきた風景の非常に寂しいこと、これは何とかなら
ないか。沼津駅前については、噴水が止まっている、前にはあそこの水のと
ころに金魚がいた、そこにせっかく井上靖が書いてある言葉が活きていな
い。そしてそこに周りにある木、草、あの様子、三島の駅前と比較してくだ
さい。
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市長になられて一ヶ月ちょっと過ぎましたが非常に期待しています。けれ
ども沼津市の方たち、どういう思いで動いていらっしゃるのか、ちょっと動
きがあったら教えてほしい。
そして最近の沼津駅前の夜の風景を私も見ました。ちょっと変わっている
のはネオンサインが前より少し色目が付いてきたこと。でも、まだまだ寂し
いですね。
市長
現在、来年度に向け、予算をつくる作業を行っています。市役所の大きな
仕事の一つは予算をつくることです。1年間に沼津市がやろうとしているこ
と、私たちが皆さんと一緒にやろうとしていることをお金に換算して、いく
らのことをやろうとしている。お金で表現したものが予算です。
予算をつくるにあたって、私は今日みたいな場所を作って、皆さんのいろ
いろな意見を聞きたいと思ったわけです。ですから、その中にこれは反映で
きるよなとか、これは、今年は無理だから来年やろうかなとか、そういうい
ろんなことを考えながら予算というものをつくっていきます。それを是非、
皆さんには見ていただきたいと思います。
それから、私は市民目線を本当に大事にしたいです。もちろん最後は市長
が決めます。市民の皆さんの中にはいろいろな意見があるけれども、最終的
には、こっちの意見、あっちの意見も聞いて、沼津市の将来とか財政とかい
ろいろなことを判断して、最後に決めるのが仕事です。是非、その決めた結
果をご覧いただき、意見があれば言っていただいて、会話をしていきたいと
思ってます。
市民5
6項目の中でどのあたりがトップに挙げられる問題でしょうか。一遍には
できないですよね。
市長
そうですよね。どうですかね。部長、いかがでしょうか。どのあたりがト
ップに挙げられるのでしょうか。あるいはどういう分け方をしているのでし
ょうか。
財務部長
予算として、やはり一番重視すべきは、福祉等の義務的経費、こちらにつ
きましては変えられない、ということでございますので、こうしたものをま
ず一番最初に考えていきます。
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更に、教育ですとかいろいろな問題があります。ただ、予算はですね、そ
れに含めまして様々な普通建設事業という言い方をしますけれども、道路で
あるとか橋であるとか、そうしたものも造っていきます。こうしたものをバ
ランスよく組み合わせながらやっていきたいと考えております。
それぞれ、部局長等の要求を聞きながら、必要なもの、やはり市民の皆様
に一番望まれているもの、こういうものに重点的に予算を付けていきたいと
考えております。
市長
よろしいですか。予算をこれから見るようにしてください。そうすると市
政のことがいろいろと分かっていただけると思います。
市民6
だからそのうちのどこに焦点を当てていくのかな、っていう質問じゃない
のかな。
市長
そうです。それを毎日議論しているところでございます。
市民7
質問は、だから6項目のうちどこを優先していくの、順番付けていくのっ
ていう市長の答えを聞きたかった。
市長
なんだか議会みたいになってきちゃったな。
市民8
今日、市民目線でやると言っても、市議会議員が来ていて、すごくやりづ
らいと思います。私はそう感じました。
私は、沼津市はハコモノを作る計画が多すぎる。お金がないのに、何故ハ
コモノ作ることに今まで力をいれてきたのか。あまり借金をされたくないわ
けですよ。そういうことを考えて、市として 1 回整理していただいて、こう
いうことを順番にやっていきますよ、という順位づけをしてもらいたい。
今の市民文化センターだって、壁が落ちたりしてますよね。そういうメン
テナンスをしっかりしていただいて、やっぱり市民が安心して暮らしていけ
るようなことにしていただきたいと思います。
市長
ありがとうございます。優先順位ですよね。
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市民9
私はアイデアを出したいと思います。
私の提案するアイデアはですね、アート・文化・芸術の振興で元気にす
る。そのために市民のアートや手作り品のあふれる町というものをつくる。
自分でやったんですけれども「沼津クラフトタウン計画」っていうような形
で。
先ほど市長も言いましたけれども、4年後のパラリンピックに合わせて、
ぬまづパラトリエンナーレっていうのを開催する。パラというのは、障害者
に特化したもの、それを4年後に開催してはどうかと思います。
トリエンナーレというのは、皆さん分からないと思うのですけど、芸術祭
なんですね。アートとか文化の発表会みたいなもの。そのために、まず沼津
でアートクラフトフェアみたいなものを開催する。それは、市民をメインと
した手作り作家、又はアーティスト、そういったものの発表会です。そうい
うものをパラ系統になるので屋内型、キラメッセぬまづなんかがありますけ
ど、そういうところで開催したらどうでしょうか。
それとあと、空き店舗がありますので、そういうところで、その手作り系
とかアート系をワークショップを開催していく。こういう中で、市民が自分
に合ったもの、みたいなものを選んで、アートクラフトフェアに出せるよう
になっていく、というような試みなんかもいいんじゃないか。
アートクラフトフェアは既に御殿場や富士で行われていて結構盛況なんで
すよ。もう御殿場のアートクラフトフェアっていうのは全国から参加者が来
ているんですよね。すごい盛況で開催されています。
それに合わせて、バルとコラボさせると滞在型に、昼はアートクラフトフ
ェア、夜は沼津の美味しいお刺身が食べれますよ、お寿司が食べれますよ
と、といったイベントをやってみたらどうかという提案です。
市長
いいご提案でした。ありがとうございます。
市民 10
植田から来ました。私のところは、沼津市民 20 万人のゴミを扱っていま
す。これは 40 年来、沼津市は植田の最終処分場にゴミを捨てています。こ
れは、大平がいっぱいになりまして、それが植田に来ました。私が自治会役
員の時に 10 年契約が切れるので、私は植田の地権者に 1 軒 1 軒回りまし
た。あと 10 年置かせてやってくれと。それで今の状況です。市長があそこ
を見たかどうか分かりませんが、ほぼ2・3年でいっぱいですよ。
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毎日、新聞を見ていますけど、沼津市が最終処分場を次の所へ持っていく
っていうのは一切話が出ません。内浦の方にという話もあったがそれももう
ボツになりました。
私は、役員の時に部長とか市長に会いに行きました。前市長は、その時に
6 割がた次のところは決まっています、ということでした。だけど、認可が
下り捨てるまでには 3 年から 5 年かかりますよ。
東側の処分場が満杯になり、10 何年来、子どもたちがサッカーグランド
として使っています。子どもたちの育成のためにも、せめてトイレとか東屋
とか水道設備を作ってやっていただきたいと思います。
沼津市民のゴミが毎日出るんですよ。ここが満杯になりますから。どこへ
持っていくのだと。
私は、鉄道高架なんかよりも人間が出すゴミの方が大事だと思います。そ
っちの方を先に考えてもらいたい。人間生きている限りは、し尿処理とゴミ
は避けて通れません。市長、一度、植田の最終処分場に来てください。
市長
この間、行きました。
市民 10
上から見ましたか。
市長
上からではなく、横からあがって見ました。
市民 10
ほぼ満杯になってきたでしょ。じゃあ、次はどこに行くんですか。それを
本当に市民の為ですから。鉄道高架よりも市民が困ることを先にやってもら
いたい。
市長
ありがとうございます。本当にそうですよね。植田にある最終処分場とい
うのは、沼津の市民が、みんなが必ずしも、知らないけれども、誰もが出す
ゴミがあそこに行くんですよね。そしてそれも満杯になったら、次の場所を
探さなきゃならない。
担当部もそれを探しているんです。探しているんだけど、正直、そんな簡
単には見つからないですよね。
市民 10
見つかっても、市長、県からなんだかんだで意見が出て、そこへとゴミを
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捨てますよっていうまで、3年やら5年かかるんですよ。
市長
おっしゃることは分かりました。それは課題です。
移転先についてはいろいろ探しています。私たちも必死に探します。
市民 10
早急にお願いします。
市長
とにかく情報を公開して、皆さんに見えるようにします。
市民 11
私は、沼津で生まれて 70 年住んでいます。途中で学校と仕事で 9 年ほど
沼津から離れましたが、ずっと沼津市にいます。ということで沼津市のこと
は分かっているつもりです。
私は、あまり細かいことまでは言えないですが、ただ市民は、沼津はダメ
だよね、っていうあきらめムードがあって、いっぱい不満があって鬱積して
いたが、今回、市長さんが意見を聞いていただけるという話に呼応して、こ
のような選挙結果になったということで、沼津市にトランプ革命が起きたと
思いました。市長は、暴言吐く人じゃないですけど、私はまんざら捨てたも
んじゃないと。皆さんは、どんな意見を持っているんだろうと。皆さんの話
を聞きたくて参加しました。
人口問題研究所で出している人口の高齢化と減少の問題ですね、これは全
国的な話で、沼津だけが特別に状況が悪いわけじゃないんですが、私として
は住みやすいまちにしてほしいな、ということが 1 点です。
もう1点、住みやすいまちとの関係で申しますと、リコー通りが、電線地
中化を行った結果、空が大きく見えるようになって、すごくきれいになりま
した。反面空が広くなって視野が良くなると、やたら車がビュンビュン通っ
ている感じがあります。よくよく見ると街路樹ができるだけ手がかからない
ように寸止めしちゃってですね、電柱みたいにしちゃって、枝もあんまり伸
ばさないようにしています。非常にかわいそうです。学園通りとかリコー通
りの街路樹、各通りの特徴のあるものにしてもらいたいな、と思います。
それともう1つ。マクロでみると 1 番僕が感じるのは、閉塞感が捉われて
いるのは、働き方の問題で正規の社員がいたり、長期間の労働をさせられた
り、ブラック企業がいたり、それがいくら経済政策を打っても一向に日本経
済が上がってこない原因じゃないかと思います。
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私がお願いしたいのは、市が企業に口を出すことはできないと思いますの
で、まず市の職員の方から仕事の効率を上げていただいて残業ゼロでやって
もらいたい。何にも変わらずに、定時出社、定時退社やったら公務員バッシ
ングになっちゃいますが、仕事の効率を上げて定時に終わるように。
そして、職員の方が町内とか、自治会活動とか、そういうところに参加す
るような事でやっていただくと、市民のニーズも分かるのではないでしょう
か。
それと、学校の先生がやっぱり働き過ぎで過労になっています。私も孫が
いまして、学校の先生を見ていますと大変です。この辺も何とかしてあげな
いと思います。
司会
先ほどのリコー通りは県道になるので、県の方にも市から投げかけていき
たいなと思います。ありがとうございました。
市長
ありがとうございます。
市民 12
市長、当選おめでとうございます。よろしくお願いします。
「元気な沼津のまちづくりトーク」ということで、私は駅の南に住んでい
ます。仕事は東京・横浜でしておりました、ずっと。こちらに帰ってきて沼
津の駅を降りると、なんでこんな寂しいし、エスカレーターもない駅だし、
寒い中歩いて帰ってくるということで。これが沼津の玄関かな、と思うと本
当に寂しいですね。
それと、今度、ららぽーとが出来ると言っておられますよね。私は賛成な
んですよ。清水町にはサントムーンがあります。お客さんも取られちゃって
いますよね。市長の意見の中で、仲見世がもうちょっと考えることがあるん
じゃないですか、ということを市長が言われていましたよね。
市長
まあまあ、そうは言ってないけど。
市民 12
やっぱりダメダメと言う前に何かやることがあるんじゃないですかと。と
いうことで書かれていることを読んだことがあるんですけども、市長として
はどういう感じでやれば、南口も変わると思いますか。
私は、35、6 年前に沼津に来たんですけれども、もうちょっと賑やかでし
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たよね。今は、沼津行っても何もないから沼津に行きたくないという人が多
いんです。だから沼津市長として駅の南口をどういう風にしたら良くなると
思いますか。
市長
ららぽーとの話が議会で出まして、私も市民の皆さんに両方の意見がある
ことも分かります。そしてららぽーとを進めるということは、駅の中心市街
地の活性化って、本当にしっかり考えていかないといけないことも分かって
います。だけれども、やっぱり企業の誘致もしよう、そして沼津全体に活力
を与え、若い人たちがより楽しく住めるということで言うと、難しい判断で
すよね、みなさん。両方の意見がお有りになる。だけれども、沼津を元気に
することが、僕たち、沼津市民のみんなの共通課題じゃないですか。だか
ら、やっぱり挑戦しようよ、っていうのを一番言いたいですよね。
課題はいっぱいある。そして、いろいろ危機的に思っている方もたくさん
いらっしゃる。だけれども、もはや、こういう風な方向でやろうって決めた
ら、この沼津の仲見世や中心市街地をどうやって生き返らせていくかってい
うのは、沼津市みんなの問題だねって、共通課題として持てることが一番大
きいんじゃないかと思うんですよ。
ひとつ例を挙げると、私は以前、企業で仕事をしていたんですけれど、そ
の時、横浜と川崎の商店街さんの担当をしていたことがあるんです。その
方々がやっていたのは、ネットです。インターネット上に商店街がある。リ
アルの店舗とネットの店舗の売上比率がだいたい1対1とか、1対 0.7 とか
で、やはりリアル店舗だけでは、商店は厳しいですよ。だから、リアル店舗
とネット店舗の両方に取り組んでいました。
今、仲見世でもネット店舗を真剣に考えてらっしゃる方もいらっしゃる
し、私は頑張っていると思います。だからそれを精一杯応援していきたいと
お話しをしているところです。
皆さんの意見をお聞きしますが、ららぽーとみたいな大型商店ができた時
に、どうやって人の流れを中心市街地にもってくるのか。これできないよっ
て言っている人もいるんだけど。
皆さん、六本木ヒルズっていうのがありますよね。そしてここに麻布十番
っていう街がありますよね。麻布十番は六本木ヒルズができた時に「六本木
ヒルズなんかが出来たら俺たちは壊滅する」って言ったんです。すごい反対
したんですよ。けれども結局、六本木ヒルズの人の流れを取り込むことに成
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功したんですよね。それで今、麻布十番は東京で3番か4番の住みたいまち
になったんですね。
チャレンジすることは、ものすごく大事だなって思っていて、みんなで中
心市街地、大事ですから、みんなで応援して、頑張って、また、盛り上がる
ようにしてもらいたいと思ってます。
市民 13
具体的な提案と要望を6項目ありますけど、まとめてきましたので、出さ
せていただきます。
3つは、防災関連に関することですけど、私、香貫に住んでいます。沼津
は津波の被害が想定されているんですけれども、私の所はすぐ香貫山に5分
で避難できるんですが、我入道、特に江川町あたりですね、あの辺の方が避
難するのに香貫山まで 10 分以上掛かるし、避難タワーも無いです。この辺
どうなっているのか。計画を立てていればいいんですが。これが1点。
あと、三島で今、防災用の地図を作成するにあたり民間企業と協定を結
び、各自主防災会が避難ツールとか、要支援者の住居などを地図を使って作
成しているという風に聞いています。この前、富士市の職員の方に聞いた
ら、富士市も同じ事業をやる予定があるということです。先日、沼津市の危
機管理課に聞いたら、今のところその予定はないということですけど、是
非、その辺を進めていっていただきたいと思います。
それと、防災関係ですけど、先ほど観光では近隣市町との連携を取ってい
くという事だったんですけれども、防災に関しても、是非、近隣の市町と協
定を結んでいただいて、何か発災した時に、お互いに助け合うような形を是
非とって頂きたいと思います。特に沼津、津波が起きた時に被害がなさそう
な裾野市・御殿場市あたりに復旧支援の拠点とするような形での取り組み。
逆に伊豆半島の方は、孤立、大きな南海トラフが来た時に孤立する可能性が
ありますので、そうした場合は、沼津が拠点となってくると思いますので、
その辺の連携を是非進めていただきたいと思います。
それから、防災関係以外のことが3件ございまして、先ほどでましたらら
ぽーとの件ですが、進めていくという方針が出されていますので、これは是
非上手く利用していっていただきたいと思います。特に送迎バスなんかも、
是非やって頂いて、市立病院経由の無料送迎バスを出していただいて、利益
を図っていくというような、市民の足としても是非協力を要請してもらいた
いと思います。
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大きな敷地がありますので、緊急用の備蓄のストックヤードとか、そうい
った施設も造ってもらえればいいのではないかと、そのように提案して頂き
たいと思います。
それから最後に、沼津アルプスに関してなんですけれども、私も時々登る
んですけれども、トイレが香貫山に2か所あるだけです。向こうに行くと、
徳倉山とか鷲頭山の方には全然トイレがないですから、これを是非、なんと
か考えていただければ、沼津アルプスに来るお客様がもっと増えるのではな
いかと思います。
すみません、もう一つ。沼津駅前の話がでましたけれど、駅前の交差点の
所に横断歩道が全然ないです。地下道を利用しないといけないということ
で、特に車椅子の方なんかどうしているのかな、と思いますので是非検討し
ていただきたいと思います。以上でございます。
市長
本当にありがとうございます。なかなか普段思いつかないようなこともあ
るから、是非、どんどんみんな出してほしい。
市民 14
県知事と上手くやってくださいね。
1カ月ほど前に昔の友人が遊びに来まして、余命宣告をされた友人で他県
の友人なのですが、港に食事に行きました。その次の日、どうだったと聞き
ましたら、雨だったので駅からタクシーで行ったそうです。タクシーの運転
手に何かおすすめのお店ありますか?タクシーの運転手さんは知りませんっ
て答えたんですね。彼はがっかりしたと。まあ、それなりの決意があって三
島・沼津、観光に来たことですから、ものすごくがっかりしてましたね。
彼と話をしていて、沼津って、まあ彼なりに調べてきたんですけど、例え
ば、ウォーターフロントでイベントあるみたいじゃんとか、港賑わっている
ね、駅周辺の設備が整って便利になったみたいだね。だけどなんか単発的だ
よねって。私はなんか沼津市民として痛いところを突かれたなと思いまし
た。
要は、アクセスがあまり良くないんじゃないかということです。ちょっと
またこの話戻りますけど、私、1981 年に就職が決まって伊豆半島に住ん
で、よく沼津に伊豆箱根鉄道に乗ってきた時に、伊豆箱根鉄道は、三島で止
まっちゃうんです。沼津で映画見て、ドーナツ食べたり、食事したり、本当
に月 2 回ぐらい行っていたんですけれど、何で、三島で止まっちゃうのか。
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沼津に行きたいのに。バス、または電車乗り換えて。三島の新幹線もそうで
すよ。三島に来て、そこから観光客どう流れるか。車は別にして。アクセシ
ビリティが本当に悪い。もったいないと思う。
市長
交通アクセスが全然考えられてないよと。
市民 14
はい。私、就職でアメリカに 5 年ほど駐在員していました。サンフランシ
スコの近く。その時の思い出と繋がったんですけど、サンフランシスコと沼
津って、観光資源が本当にそっくりなんです。本当にサンフランシスコっ
て、有名なところですけど、沼津も負けていません。同じです。フィッシャ
ーマンズワーフがある、港がある、ゴルフ場有る、こっちにもゴルフ場あり
ますよね、スタンフォード大学ある、学園通りだってあるでしょ。三島に行
けば、順天堂大学とか日大国際関係学部、違うのは、サンフランシスコは路
面電車が走っているんですよ。それをまた上手く観光で使っているんですよ
ね。路面電車というかケーブルカーですかね。それをうまく使って、例えば
沼津で言ったら駅から港までとか、そういう風にやっているわけですよね。
だからそういうアクセシビリティの悪さを解決すべきじゃないかと。
伊藤元重さんという学者のコンパクト・アンド・ネットワーク、これコラ
ムに書いてあるんですが、富山市で成功している事例が書いてあります。コ
ンパクト・アンド・ネットワーク、要はコンパクトシティですね。これもラ
イトレールで成功していると。やっぱりそれによって、中心地の集積が進ん
で固定資産税も入り、まちもコンパクトになり、予算も上手く入るようにな
るんじゃないかと思うんです。事例も、是非とも参考にしていただいて、ア
クセシビリティを考えないと、ちょっと沼津がもったいないかな、という意
見がひとつ。
前市長の栗原さんが広報の難しさをすごく嘆いていたのを僕、覚えている
んですけど、例えば今、「元気なまち沼津」ということですけど、目的と目
標のベクトルがみんな合っているか、実はちょっと怪しんじゃないか、とい
う気もするんです。その辺を気をつけないと沼津だけじゃなくて、今、活性
化とか国レベルで言ったら地方創生とかやっていますけど、いろいろやって
いますけど、何かその辺が上手くいってないのは、その辺のベクトルが合っ
てないような気がします。
最後、やっぱり市民が、一人一人が当事者意識を持ってみよう、みたいな
- 17 -
広報の仕方、ネットだとか方法論じゃなくて、そういうところまで入り込ま
ないとベクトルが合わないんじゃないか。ひいては先ほどのアクセシビリテ
ィも、鉄道高架化もそうですよね、ベクトルが合わないんじゃないかと思う
ので、そこを是非とも上手く、具体的に言えないですけれども、やっていっ
てほしいというのが新市長へのお願いであります。
市長
楽しい計画だと思います。是非、これを真面目に、まあ、すぐにやること
はできないかも分からないけど、いろんな予算の長期計画だって、沼津市民
だって夢をみたいですよね。考えていきたいですね。
公共交通は、今いろいろ考えていますから、少し優先順位とかやれるよう
になってきたら、みんなと一緒にどういう公共交通が良いか、是非考えてい
きたいと思ってます。沼津をデザインしていきたいですね。ありがとうござ
います。
市民 15
私は、80 歳になります。志下に住んで 10 年になります。沼津に来て素晴
らしい町だなと思いました。外国から帰ってきた時、富士山が見えて、川が
あって、この川は富士山に向かって流れていく川。あと、山は香貫山から今
沢まで連山になっていますね。それから浜辺、こんな素晴らしいところはな
いんじゃないかな。しかし残念なことは、狩野川から流れてきた木とか家庭
生活用品とか、そのようなものが浜辺に流れてきている。一番見やすいとこ
ろです。多分、皆さん方いろいろな行事を千本浜でやっていると思います。
それから松林、御用邸から見た富士山、香貫山。そういうような海・山・
川、こういうものを活かしていけば素晴らしい観光ができるんじゃないか。
自然と仲良くなるということは、自然は怖いですけれども、一方は仲良くな
れば大変なコストを安くできると思います。それと人の決断も非常にできる
と思います。こんな素晴らしいところはないんじゃないかと思います。その
ようなことで、自然を使った観光、そうしていただければと思います。
それで今日は、健康の企画書でございます。私は世界一の市長、訳無いと
思います。というのは日本で静岡県が一番じゃないですか。それから、沼津
には富士山の湧水がある。昔、タンカーで油を沼津に上げようかと思って計
画を立てたわけですよ。その帰りに水を持って帰りたいと。そりゃ柿田川の
水を取れればいいけど、それでなくて原に沼があるんですよ。その辺の水が
素晴らしいんです。そのような水を活かす方法だってある。
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資料を渡しますので、お願いします。
市長
後で見させていただきます。ありがとうございます。
市民 16
今回、大沼市長になって、きっと若いママさんたちの応援がたくさんあっ
たと思うんです。それで、大きなハコモノとかより、本当は今沼津に住んで
いる若い方、また、お年寄りの方が安心して住めるまち、それを期待してい
ると思うんです。大沼市長に。
人口が減少しているんですけど、無理に増やすってことじゃなくて、今い
る人たちを大切にして、そして周りの市町からも沼津ってなんか景色もいい
し、環境もいいし、暖かいし、子どもを育てるにもいいな、沼津行きたい
な、そういう風になってほしい。
IT企業とか、企業を呼び込むとか大切かもしれないですけど、今いる人
たちをまず第一に大切にして、大沼市長になって良かったねって言われるよ
うな市政を期待してます。
市長
はい、分かりました。そのとおりだと思います。
市民 17
基本的に私の持論が2つあります。
ほとんどのものが、お金が掛かるんですよね。ですから市長がさっき言わ
れたとおり、今予算を編成しているってことなんですけど、入ってくるもの
が限られていれば、いろいろ優先順位をつけて、皆さんにおっしゃられてい
るようにいろんな予算を組まなきゃなんないんですけど、一番のもとはやっ
ぱり人とお金が流れているっていうのが重要だと思うんです。
仲見世の今のイーラ de のあたりから南をずーと見ると旧国1が見えなか
ったっていうぐらい人がいたってよく年配の方々から聞きます。今は見ると
旧国1に車が走っているのが見えるくらい少ないわけですよ。答えは簡単じ
ゃないですか、出ればいいんですよ、みなさんが。近所の人でもなんでも、
仲見世を歩けばいいんですよ。もうこれで人の流れは解決するじゃないです
か。
で、もう一つ。お金の流れですけど、お金を使えばいいんですよね。1人
1万円持っていても、経済が不安定だから使わないでおこうって言ったら、
1週間もすればみんな死んでしまいますよね。だからいい鉛筆やボールペン
- 19 -
を 1 万円で買ってみる。それが回れば、要するにお金が回ってるってことだ
と思うんです。私は、経済学者じゃないので、バブルの時の日本全体のお金
と今の日本にある全体のお金はそんなに変わってない気がすると思うんです
けど、要はバブルの時にはお金が流れていたから、いくら使っても次の日に
は入るわけですよね、だから安心して使える。今は何て言うんですかね、悪
循環と言うんでしょうか、使わないから回ってこないっていうのもあると思
うんです。ただ、私のような貧乏人がいくら使ったって、どうしようもない
んですけど、お金を持っている人がたくさん使ってくれればいいかなと思う
のが1つ。
それから、沼津を元気って私も思うんですよ。よく居酒屋行くと元気ない
なとか、8時頃になると5・6人くらいしか人がいないんです。沼津が元気
っていうのは自分が元気になって、そこら辺を歩いて、足の元気な人は歩い
てお金を使えばいくらか良くなると思います。
最近、私もよさこいのボランティアをやったり、いろんな方と知り合いに
なったんですけど、結構、頑張っている若い方とかいるんですよね。それを
できれば、手助けしていただいて応援してもらえればと思います。
僕も 30 年前には、寺内タケシとブルージーンズのところにいました。メ
ンバーで。去年も今年もここの沼津市民文化センターで大ホールでコンサー
トを開催させてもらったんですけど、ある場所でポスター貼ってくださいっ
て言ったら、お金取るんですかって聞かれました。沼津市が主催するものし
か貼ってくれないんですよね。全てを貼るときりがないから、確かにそうだ
と思いますね、その方はそういう決まりがあるからそういう受け答えをした
と思うんですけど、別にその人をどうこうするつもりはないんですけれど
も、そんなに市が主催の、振興公社が主催のコンサート以外にいくつありま
すかっていうことなんですよね。もうほとんど企業だとか、沼津市のブラス
バンドとかそういったものの定期演奏会が10回ぐらいあるでしょうかねっ
て感じです。きりがないって言うほどコンサートが無いんですよ。さっきど
なたかおっしゃってましたけれども、文化・芸術そういったもののポスター
1枚貼ってもらってもいいんですけど、そういったもののバックアップをし
てくれればいいと思います。
市長
ありがとうございます。
- 20 -
市民 18
私、こういったところは初めてで、たぶん今見回した中で一番若いんじゃ
ないかと思っているんですけども、市長さんの世界一元気な沼津をつくるっ
てところに感銘を受けまして、こういうところに初めてこさせていただきま
した。そういった要素は沼津にもあると思います。今後、一市民として、期
待するだけではなくて何か私にもできることがあれば、やっていきたいと思
っています。
それで、世界一になるためにですね、市だけでなくて、県・国の協力が必
要だと思います。そこで高架化のことに関して、県の有識者の方が集まった
会議やPIなどで様々な意見が出ていると聞いております。私の親戚は田ん
ぼを高架化することによって既に手放しているんですね。もう、そこの土地
に田んぼはありません。そこで、「高架化やめますよ」となった時は、帰っ
てくるんでしょうか?帰ってこないですよね。ただ、親戚は、「高架化やる
よ」というので畑を手放しているんですね。そういうのはどうなるのかなっ
ていうことと、あとは、今後の事業に関して県もしくは国にご協力いただく
時に例えば県知事さん、県知事さんと仲良くしてくださいね、って言葉があ
りましたけれども、県の方は推進していくと、やっていきましょう。市の方
ももうスタートは切っている。その中で、市としては「やーめた」となった
時に、その他の事業を県と協力して世界一のまちづくりをやっていく時に支
援を今まで以上にいただけるのか、っていうところですよね。やる、やらな
いの二つに一つではなくて、私が市長に期待しているのは、もっとクリエイ
ティブな、例えば、反対派の人で予算がというのはあると思うんですけど、
高架化を活かした事業展開とかっていうのは、お持ちなんでしょうか。そう
いった、その先を描いていただきたい。そういうのを期待しております。
そうですよね。今、高架の検証をこれからやるって言っていますけれど
市長
も、おっしゃるとおり僕たちが欲しいのは高架じゃなく元気な沼津が欲しい
わけですよね。だから、高架をもし推進しても、それを使って、どうやって
世界一元気な沼津になるかっていうストーリーがなければやったってしょう
がないですよね。そういうことだよね。
高架を止めるだったら、たぶん大変なことになるわけですよ。おっしゃる
ように親戚の方が手放しちゃった土地どうなんのとか、ものすごいいろんな
大変なことが起こる。でも、それを解決していく必要があるわけですよ。そ
れに、じゃあお金がかかる。そういう事を含めて、じゃあ止めるってことは
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どうなるのか、進めるってことはどうすれば世界一の沼津になるのか。そう
いうことも考えた上での検証ですよね。みんなの知恵が必要だと思います。
それを取りまとめてやっていこうと思っていますから。是非、助けてくださ
い。一緒に考えてください。
市民 19
私は鉄道高架をしても効果はないと思っております。どんな効果があるの
か、15 年で果たしてできるのだろうか、そういうことは、初めの予算で出
来るわけがありません。それで、先ほど市長がおっしゃったように沼津の人
口は何年か経てば 10 万人、それでいったい何が沼津に残るのだろうか、高
架はできたけれども市民がいない。そんな危惧をしているんですけれど、そ
れより前に、高架事業は、私は沼津の事業だと思って、賛成だ、反対だ、ワ
ーワー言っていましたけれども、いつの間にやら県が主体の事業ということ
になっていて、知事は「不退転の決意でやる」って新聞紙上に出ているんで
すよ。そして数日前に原の長興寺さんに来て。市長ご存じでしたか。
市長
あとで聞きました。
市民 19
そうでしょ。川勝知事が隠密にいらして、地権者の代表と話し合ったりし
ている。県の事業だから沼津市は何にも言えないのかしら。そこら辺が全く
分からない。
先ほど若い方が言ったように、数年前にパブリック何とかっていう県が。
市長
パブリックインボルブメント。PIですね。
市民 19
そうですね。それだけれども、市からは一人も職員の方が一度も出てらっ
しゃらなかったんです。ということは県に全て丸投げで、わしゃ知らんとい
うことでしょうか。そこら辺が、私たち市民としては分からないんです。そ
こら辺をお答え願いたいと思います。
市長
専門の人が、もし私が違うことを言ったら、直してくれると思うんですけ
ど、PIをやった時に沼津市は何で参加しなかったかっていうことに関して
言うと、その時に沼津市としてやるっていうスタンスでもう進んでいたんで
す。なので、その県のPIには、参加しない、いや、実際は参加していた。
- 22 -
つまり、そのPIの運営にはいろんなデータが必要で、県はそのデータを要
求していました。沼津市は、いろいろな案についてのコストがどうだとか、
どういうことだとか、という事務作業を受けていたらしいです。だから、意
見という参加ではなくて、情報を提供する側として沼津市は、参加していた
ってことなのです。やるやらないに関しては、沼津市はやるっていうスタン
スなので、そこには参加していなかったという説明を聞きました。
市民 19
そして、結局、もうこれは県の事業になってしまったんでしょうか。
市長
最初から県の事業なのです。
市民 19
そうなのですか。
市長
そうなのです。説明が足りなかったんじゃないのかな。私は、それは思い
ます。市民の方が十分に財政とか、枠組みとか、そういうことを知らない、
知らされていない。
市民 20
沼津駅周辺整備
部長
担当者から一言。
今日はそういう場ではないのは、承知していますけれど、一つだけ説明さ
せてください。
今、言われたPIというのは、県の方で、この事業を進めるかどうかとい
うことを考えるに当たりまして、市民の皆さまから意見を聞きたいというこ
との目的でつくられたものなんです。ですからその場で、決をとって、どっ
ちにしようと決めるためのものではないのです。
それで、先ほど市長から説明していただいたように、市の方で参加しなか
ったというように言われますけれども、やはり必要な資料というものは、ご
提供させていただいているということでございます。ですから、いろいろ皆
さんに今聞くまでは、やはり私どもの方から情報が不十分だったという部分
はあると思います。ですから、これからは、さらに十分な情報をお渡しして
いきたいな、という風に思っております。以上でございます。
市民 21
私たちは市議会の人達から、選挙の時だけ一方的にお話を聞きます。で
- 23 -
も、市民と市議会との対話はほとんどありません。その場所と機会をつくっ
てもらいたいと思います。市民の人と市議会との場所と機会を。それだけで
す。
市民 22
2点あるんですけれども、小中高校に災害対策として給水車を置いたらど
うでしょうか。静岡県内で置いてあるところがあるかどうか、ちょっとその
辺が不明なんですよ。
もうひとつの提案は、津波対策のために是非、鉄道高架をやってほしいと
いうことです。以上です。
水道部長
給水車は持っております。持っておりますが、小中高校に全部お貸しする
ほどの数はございません。4台ほどありますので、災害が起きれば当然、必
要がある拠点に配置してまいりたいと思います。
市民 23
いつもはどこに置いてあるんですか。
水道部長
いつもは水道部の倉庫と双葉町水源地内の車庫に置いております。
県内の全市町村で、どれだけ小中高に置いてあるんですか。ちょっと調べ
市民 22
てください。災害の為ですから。飲み水が重要だと思います。
市長
普段置いてある数を調べるのですか。
市民 22
普段置いてあるかどうかを調べてもらって、是非、実現してもらいたいと
思います。小中高に。そうすれば、どこへ行っても沼津市なら給水車がある
んだよ。災害の時にすぐ飲めるっていう。水道はいつ破損するか分からな
い。
市長
ウェブを見てください。答えをどこかに付けておきますから、調べてね。
ありがとうございます。
市民 24
私は、観光事業ということで、まちづくりをしたいと。基本的にはそうい
う考えです。ですけど、今日ここに来て皆さんのお話しを聞いていると「お
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願いします、お願いします」しか聞こえてこない。「俺やるよ、知恵貸して
ほしいよ」っていう話が全然聞こえてこない。例えば、沼津市にはプロの職
員が 2,000 人もいるじゃないですか。「俺やるよ、応援してよ」と、こうい
う声が出てこない。この会合ってつまらないな。私はそう思いました。とい
うのは、三島には、NPOがあって、今、非常に活性化の原点になってい
る。そういう発想を持ってほしい。市長さんがいくら俺やる俺やるって、言
ったって市長さんの1人の力なんて知れてます。だけど、2,000 人の職員が
いるんだから。この人たちを活かす努力じゃないですか。部長さんが出てき
てくれたってことは、私は非常に嬉しく思います。俺がやるから教えてよ。
知恵貸してよ。そういう時代だと思うんですよ。銭出せって言ったって銭無
いんだから、そうでしょ。だけど、原には、お寺、帯笑園、白隠、いっぱい
資源がありますよ。そういう資源を活かす。根方には、プロのお茶屋さんが
いっぱいいる。水出し煎茶なんていう美味しいお茶がある。こういうものを
広めてやる努力、そういうことだと思いますよ。「お願いします、お願いし
ます」ってなんだよ。私はそう思います。自分達で動きましょう。それじゃ
なかったら沼津は良くなんない。よそはそういう力がある。三島にしても然
り。
自分達でやりましょう、自分達で。2,000 人いるんだから。職員が。みん
なプロですよ。選ばれた人が市の職員なんだから。そういう人たちを活かさ
ない沼津、なんだよ。そういうことじゃないですか。
市民 25
すみません、今すぐできること。
元気を出すために、人はよく歌を歌います。沼津市には、市歌がありま
す。昼に流れておりますけど、途中でカットされています。一つ実現してほ
しいんですけど、沼津市歌、メロディーだけだけど、途中じゃなくてフルで
流してもらいたいなと思います。12 時に流れるのが途中で止まっていま
す。それを少し変化として受け止めたい。よろしくお願いします。
市長
はい、やりましょう。
司会
それでは、お時間がきてしまいました。申し訳ございません。たくさんい
ただきました。
- 25 -
市長
【5
どうもありがとうございました。
閉会】
以上
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