「最新鋭カニカマライン20年ぶりにロシア極東へ」 「シーフード

65歳
お疲れ様でした。勤続42年 粟 和雄さん
S44.3.25入社、S54.4 ~横浜営業所、S61.5 ~横浜支
店営業課長、H8.4 ~本社貿易部、H14 ~本社営業部
最新鋭カニカマライン
20年ぶりにロシア極東へ
(左)
EVGENIY MORGUNKOV
社長
(中)
国際部谷村部長
(右)
ロシア販売協力会社
JTS
(Japan Tool Service)
岩本社長
国際部 部長 谷村俊文
Qヤナギヤに入社されたきっかけは?
モノづくりに興味があり、学んできた事で、食品機械メー
カーで製造から販売まで1つの工場で一貫して行っている会
社で、県内でも珍しく、
地元でもあることから希望しました。
現在では、
高度な加工技術も必要となったことから、
外注依存
も多くなりましたが、
入社当初は鋳物の鋳造品はもとより、
汎用
品、
既製品以外のほとんどを自社製作して、
製品組立まで行って
いましたので、
工程がつぶさに見られ、
大変勉強になりました。
また、営業の業務に就きましてからは、装置の改良・改善提
案を設計部に依頼した場合、即座に対応して頂いた機械がお
客様に届き、満足して使用されているとの声が聞ける喜びは、
メーカーであり営業ならではの事と感謝しております。
Qこれが“一番”という思い出の仕事といえば?
現在のマルハニチロ、大洋シーフーズ宇都宮の新工場に世界
最大の練り機ボールカッターBC1000の1号機納入に数カ月
の全工期に携わったことです。入社当時製作されていた最大
の機械は擂潰機のR50号昇降式であり、その後、機械も大型化
されてきましたが、BC1000は何か建物のように巨大に見え
た事を今でも覚えています。
この練り工程の後にソーセージ充填機が10台近く並び、その
後に400人余りの方が働いておられるわけですから、ただただ
故障、トラブルが起こらないようにと祈るばかりでした。
(故)
本田さん 瀬川課長
藤田課長
粟さん
澤顧問
藤井(民)補佐役
有田所長(仙台)
* 写 真 は29年 前、
親睦旅行で平安神
宮を訪れた時の記
念写真です。
広重課長 皆、
若かった!
<粟さん36歳、当時の横浜支店メンバー“精鋭の「澤軍団」”、
(表記は現役職)>
Q仕事以外で印象に残っている出来事はありますか?
横浜支店勤務の時、昭和55年12月24日、東北地方の大雪でい
わき-郡山間、昼前から翌日夕方まで、30時間4t車に閉じ込
められた事です。送電線が切れる等、当時4000台の車が動け
なくなり、お客様より頂いた冷凍伊達巻を食べ、空腹を凌いだ
事があり、九死に一生を得たようでありました。
Qこれからのヤナギヤに望む事は何ですか?
機械の性能、能力、精度等、従来からみると著しく向上してき
ましたが、尚一層の性能向上、取り扱い易い機械の開発・改良
を期待致します。
又、練り業界に於いては、原料の性状が多種の為、未だ解決で
きない問題が多くあります。この解決に向けた機械・装置の
開発を期待しております。
Qこれからの過ごし方、これから始めてみたい事等は?
趣味のラジコンヘリコプターに興じたいと思います。
また、これまで全国各地で仕事をさせて頂きましたが、仕事
を離れて、ゆったり旅行をしてみたいと思っています。
Q最後にひとことお願いします。
これまでご支援して下さいました先輩・後輩の方々、北海道
から九州・沖縄、外国のお客様迄、沢山の方々にお世話になり
ました事、この場をかりまして、感謝御礼申し上げます。
横浜支店18年間在職中に大変お世話になりました東北の
お客様におかれましては、3月の大震災で甚大な被害を受けら
れたこと、悲しみに耐えませんが、ヤナギヤとしましても最大
限の対応、協力をさせて頂いており、1日も早い復興と今後の
ご繁栄をお祈りいたします。
最後となりましたが、ヤナギヤの益々の発展と皆様のご活躍
をお祈りいたします。長い間、大変お世話になり、本当に有り
難うございました。
42年間、本当にお疲れ様でした。ゴルフコンペで、あの“酔拳打法”が見られなくのはとても残念ですが、これからゆっくりした
時間の中で思う存分、
「ラジコンヘリ」
を大空に飛ばして下さい。
ご来場頂き、
誠に有難うございました。
6月7日(火)~6月10日(金)東京ビッグサイト東全館
総来場者数89,813
(海外693)人
第13回 7月27日(水)~7月29日(金)東京ビッグサイト東4・5
「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」
総来場者数25,537 人
今回は女優の三浦理恵子さんに
1日実行委員長として、
復興支援
募金活動にご協力頂きました。
カマピー&チックル
ヤナギヤブース
2001年に山口県かまぼこ組合が
製作したキャラクターです。
8月初旬、ロシア極東部のユーザーであるKVEN社向けカニカマ
製造ラインが完成し、同社よりEVGENIY MORGUNKOV社長が試運
転立ち会いのため来社されました。
同社へは約20年前にスティールベルト式焙焼機タイプのカニカ
マ製造ラインを納入し現在まで順調に稼働されておりましたが、生
産量増強の計画が進み、これを機に全ライン入れ替えの方向での今
回の新設備納入となりました。
同社では現在主にロシア極東地域でカニカマの販売をされてま
すが、今回同時購入いただいたスーパースノークラブラインでも高
付加価値の製品を開発し、極東地域での拡販、またモスクワ方面へ
も販路を拡大していきたいとのことで、今後の同社の発展が楽しみ
なところです。
SEAFOOD
PROCESSING
EUROPE 2011
国際部 大田幸雄
5月3日~5日の3日間、今年もブリュッセルでシーフー
ドショー(Seafood Processing Europe 2011)が開催され、弊
社は2001年の初出展以来、今年で11回目の出展となり
ますが、
私は今回初めて参加させて頂きました。
ブリュッセルのシーフードショーは、シーフード需要の高
まりと共にその規模も拡大、ボストンのシーフードショーと
並んで世界の2大水産見本市と呼ばれる展示会と聞いていま
したが、
その名の通り、
大規模且つ活気に満ちたものでした。
中でも世界最大のカニカマメーカーであるリトアニアのビ
シュナイブースでは最新の「スーパースノウクラブ」をはじ
め、型成形のカニ爪風など多品種のカニカマの展示試食コー
ナーが設けられ、また、各国のカニカマ関連製品を一堂で再認
識することが出来、
大変勉強になりました。
今回、弊社のブースはこれまでのような機械の展示は行わ
ず、
映像プロモーション用の大型モニターや、
カニカマ・蒲鉾・
竹輪・ソーセージなど日本製サンプルの陳列台を設置し、
スー
パースノー製品の試食コーナーを設けましたが、欧州・アジ
アの長年のお客様や新規の方々にも多数弊社ブースをご訪問
頂き、新規案件の打ち合わせなども含め、弊社としても大変有
意義なシーフードショーとなりました。
このような展示会では同時に多くのお客様から生の声を聞
くことのできる絶好の機会でありますので、それらをもとに
お客様の考えに立った設備提案・改善提案などを今後とも心
がけて行きたいと思っています。
▼世界最大のカニカマメーカー「ビシュナイ」
ブース