第10号

まるこやま だより
女川町立女川中学校だより
磨練 慈愛 鍛錬
第 10 号
H28.9.1
文責:山内
明後日はいよいよ運動会です
夏休みから準備を進めてきた運動会がいよいよ間近に迫ってきました。
台風10号の影響で記録的な大雨に見舞われたことにより、練習時間を予定通りに確保することができ
ませんでしたが、子どもたちは「華(カンタービレ)~共に戦え、華やかに~」のテーマのもと「自分たちの手で
創り上げる運動会」にすべく、限られた時間の中で一生懸命準備してきました。
各学年練習や縦割り応援パフォーマンスの練習風景を見ると、子どもたちのやる気と熱気が感じられ、
今年度も女川中生らしい元気いっぱいの運動会を開催することができそうです。
また、今年度は従来の縦割り綱引きを親子種目とし、親子の触れ合いの場も設けています。
3日(土)は、ぜひおいでいただき、子どもたちの輝く瞳を通して、一人一人の成長を感じ取っていた
だければ幸いです。
◇◇◇運動会実行委員を紹介します◇◇◇
〈1年〉鈴木来哉くん、鈴木心海さん、木村晟己くん、髙橋麻莉愛さん
〈2年〉須田寿海くん、和田萌楓さん、阿部大夢くん、永山ララさん
〈3年〉遠藤 駿くん、木村千尋さん(実行委員長)、堀籠 尊くん、濱田静里奈さん(副実行委員長)
□□□縦割り応援団長の“決意”です□□□
青組(縦割り1組)
団長
河合雄弥くん
赤組(縦割り2組)
今年で中学校最後の運動会を迎えます。夏休みから
応援パフォーマンスリーダーを中心に、振り付けや歌
団長
阿部藤吉郎くん
今年の運動会は、自分にとって最後の運動会となり
ます。
の歌詞を考え、サンマDEサンバの担当の人たちも歌
全校生徒数が年々減少し、盛り上げるのが難しくな
詞や隊形などを考えてくれました。自分は特になんに
っていますが、赤組団長としても生徒会副会長として
もやっていませんが、団長として少しでも優勝に貢献
も、大いに盛り上げたいと思っています。
したいと思います。
赤組は勝ち負けにこだわりながらも、楽しく運動会
優勝が最大の目標ですが、最後の運動会なので、み
に挑みます。自分がみんなを引っ張って勝利に導き、
んなで楽しんで笑って終わりたいと思います。青組が
中学校でのよい思い出になるような運動会にしたいと
どの競技とも赤組に勝ち、必ず優勝するので応援よろ
思います。
しくお願いします。
応援よろしくお願いします。
石巻地区駅伝競走大会があります
9月7日(水)に、石巻地区駅伝競走大会が開催されます。会場は、桃生植立山公園及び周辺
で、スタート時刻は女子が午前10時、男子が正午の予定です。男子が6区間、女子が5区間で
タスキをつなぎます。今年度も女川中学校からは男女ともに2チームが参加します。
詳しくは29日(月)に配布したプリントをご覧ください。
少年の主張石巻地区大会・石巻地区中学校英語暗唱・弁論大会があります
9月8日(木)に少年の主張石巻地区大会が鳴瀬未来中学校を会場にして開催されます。また、9月13日(火)
に、英語暗唱・弁論大会が桃生公民館を会場にして開催されます。本校から出場する生徒を紹介します。
〈少年の主張石巻地区大会〉
澤田遥希くん(2年)
〈石巻地区中学校英語暗唱・弁論大会〉
暗唱の部
長田楽瑛莉さん(3年)
弁論の部
阿部陽菜さん(2年)
◇◇頂いたご支援をお知らせします◇◇
○
女川町出身で横浜市在住の(株)ボゥ・ベル・サンテ代表取締役社長の和田京子様から、募金活動をして集めた
部活動支援金40万円を頂きました。
○
来校した滋賀県東近江市立五個荘中学校生徒及び教職員から、募金で集めた義援金6万5千円を頂きました。
○
千葉県旭市の東総復興(株)代表取締役社長の林豊様から、吹奏楽部にメロン6個を頂きました。
○
女川元気会(旧女川に元気を送る会)から部活動支援金として10万円頂きました。
○
静岡県袋井市鈴木浩子様から3年生の生徒に手作りしおりを頂きました。
○
一般社団法人彩の国総合研究所から、町教委を通して教育支援金5万円を頂きました。
○
東京都の(有)サインカットハウス様から包装用リボン1箱を頂きました。
夏休み中の学校交流を紹介します
夏季休業中に他県の中学生との交流が3つありました。
8月2日(火)に、高知県の中学生4名が女川町を訪れ、
本校の代表生徒と防災交流を行いました。
山内の “ひとりごと” Vol.5
忙しくなると、つい愚痴が出ることがあ
ります。そんなとき、いつも思い出すのは
Kさんの言葉です。
震災のとき、勤務していた学校が避難所
になり、職員室に寝泊まりの毎日。配食、
トイレ掃除、膨大な物資の搬入と仕分け、
ボランティア団体との渉外、避難者の方々
のさまざまなニーズやマスコミへの対応……。
そんな状況が3週間ほど続き、心身のエ
ネルギーも底を尽きかけた頃のことでした。
大学時代の先輩であるKさんから電話が入
8月4日(木)に、滋賀県の東近江市立五個荘中学校の
生徒31名と先生方が本校にいらっしゃって、生徒会執行
部員と防災交流を行いました。互いの学校紹介の後、本校
卒業生の木村竣哉くん(石巻高校3年)から、「いのちの石
碑プロジェクト」の活動の説明をしていただきました。そ
の後グループ交流をし、ミニ大凧と義援金を頂きました。
御礼として吹奏楽部の演奏を披露しました。
りました。互いの安否を確かめ合った後、
最後にKさんは私にこう言いました。
「俺、思うんだけどさ、世の中で一番美
しいのは『一生懸命』だな。一番醜いのは
『不平・不満』だ。お互い大変だけど、が
んばろうな。
」
私はドキッとしました。自分の気持ちが
見透かされたような気がしたからです。愚
痴がこぼれ始めた自分の心のスイッチをも
う一度入れ直すきっかけとなったKさんの
言葉は、私の「心の引き出しにしまってお
く大切な言葉」のひとつとなりました。
保護者の皆様には、ぜひ子どもたちの「
一生懸命」な姿を見ていただきたいと思い
ます。勝っても負けても、速くても遅くて
8月5日(金)に、門脇中学校を会場にして、三重県の
中学生との防災交流があり、本校からは生徒会防災委員の
代表生徒が参加しました。
も、強くても弱くても、ひたむきに「一生
懸命」に取り組む子どもたちの美しい姿を
ぜひご覧ください。