2014年4月号 - さわやか福祉財団

2014
平成26年4月10日発行(毎月1回10日発行) 通巻248号 2013年度
● 2014年
さわやかな高齢社会に向けて
月号 ●
4
4
ブロック全国協働戦略会議を
行いました
さわやかインストラクター約130名が全国から東京・両国に集まり、
平成 年4月 日発行
︵毎月1回 日発行︶
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10
10
これから始まる新地域支援事業についての最新情報と、それに伴う各
ブロックの戦略及びさわやか福祉財団の方向性などについて、様々に
議論を重ねました。
通巻 号
248
発行人 堀田 力
公益財団法人
発行元
編集人 清水肇子
さわやか福祉財団
全体会議では様々な質問がさわやかインストラクターから出ました
東京都港区芝公園2︲6︲8
日本女子会館7階
〒105
-0011
さわやか福祉財団
表紙14.indd 1
ブロック会議ではどのブロックも熱心に議論を交わしました
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身体の力はおとろえても
心の力は失いたくない
心の力を支えてくれるのは
夢や希望や好奇心や楽しみなど
自分の心を熱くしてくれる思いと
人がくれる愛情の暖かさであろう
そして
心の力は、けっこう身体を元気にしてくれる
温かい
地域社会づくりを
共に目指して!
No.220
多大なご支援をありがとうございます
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
さわやか福祉財団が任意団体の当時から、公益社団法人日本プロ
サッカーリーグ(Jリーグ)さんより、毎年多大なご支援をお寄せ
いただいています。
2013年度も、2月19日(水)の全国のさわやかインストラクター
が集うブロック全国協働戦略会議の場において、寄付金目録授与式
及び感謝状贈呈式を行いました。
新たに就任された村井満チェアマンからも「地域に根差した活動
は、サッカー界とさわやか福祉財団の活動とも共通点があり、さら
に密接な関係で歩みましょう」とエールをいただきました。
今後も、Jリーグさんが地域に根差した活動を推し進めていかれ
ることを期待しています。
4月号
通巻248号 2014年4月10日発行
(毎月1回10日発行)
表 紙 絵 池田げんえい
イ ラ ス ト 原田とおる/吉村美穂
レイアウト 菊池ゆかり
印 刷 所 日本印刷株式会社
編 集 人 清水 肇子
発 行 人 堀田 力
発 行 元 公益財団法人さわやか福祉財団
〒105 - 0011 東京都港区芝公園2- 6 - 8 日本女子会館 7 階
Tel(03)
5470 - 7751 Fax(03)
5470 - 7755
E-mail [email protected]
http://www.sawayakazaidan.or.jp
Printed in Japan 無断複写・無断転載はご遠慮ください©
4月号-ひとりごと.indd 1
村井チェアマンから堀田理事 堀田理事長から村井チェアマンへ
長へ寄付金目録をいただく
感謝状の贈呈を行う
村井チェアマンからの
ご挨拶
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2014年4月号
CONTENTS
2 挑戦ー幸福づくり
原点に戻る 堀田
4
力
新しいふれあい社会 実現への道
全国から助け合い活動実践者が集結
新地域支援のあり方フォーラム 各地で計画が進む
清水 肇子
特集 東日本大震災
12 釜石市
復興応援神戸ツアーを実施!
岡本 淳
最後まで地域で暮らせるまちを目指して 岡本
18 南三陸町 助け合いの理解を浸透させるには 鶴山 芳子
20 大船渡市 大船渡方式でのふれあいまごころ券
「地域通貨カメリア」の取り組み
15 石巻市
淳
大船渡共生まちづくりの会 事務局長 上関 優
22 大槌町
24 塩竃市
まるっと大槌からの発信
地域包括ケアのまちづくり勉強会報告
木原 勇
浦戸諸島の復興は、人と人とのつながりから
島民と市と支援団体との協働による復興事業
一般社団法人e-front 代表 國吉 雅典 副代表 太田 和洋
26 山元町
ミニフォーラムで町の動きをつくりたい
鶴山 芳子
28 県外避難者への支援活動
つながる避難者支援団体の輪
「第4回広域避難者支援ミーティングin東京」報告
髙橋 昌樹
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フォーラムのお知らせ/ あなたの町のふれあい・助け合い/ ご支援ありがとうございます。
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さわやか福祉財団活動報告/ 2014年度(平成26年度)実施事業・プロジェクト一覧
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復興応援地域通貨への寄付・東日本大震災義援金募集/ みんなの広場/ 投稿募集
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さわやかパートナー・『さぁ、言おう』のご案内/表紙絵から
ひとりごと No.220 堀田 力
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原点に戻る
インストラクターの方々に、新地域支援事業の説明を
すると、1990年代から一緒にやってきたインストラ
クターの何人かが、「結局、私たちがやってきた原点に
戻るということよねぇ」と感慨深そうに言った。
あの頃は介護保険法はなく、私たちは、新しいふれあ
い社会を目指すボランティア活動を広めながら、身体が
不自由なまま在宅で頑張っておられる方々のお世話もけ
っこう頼まれ、四苦八苦していたのである。
「私たちは介護技術については素人なのだから、つきっ
きりで介護なんて無理だよ」というので、介護保険法の
制定を働きかけ、それができたときは、「これで心の交
流に重点を置いた生活のお世話に専念できる」と喜んだ
ものである。もっとも、私たちの仲間の何割かは「身に
付けた介護の技術も生かしたい」というので、介護保険
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の事業者になった。
年後の見直しで、介護保険制度に要支援が加わり、
私たちの仲間の活動は、生活支援から居場所へと重点を
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慨が湧くのも当然である。
ほしいというのだから、「原点に戻るのよねぇ」との感
そこへ、今回の見直しで要支援者に対する生活支援を
市区町村に移管し、NPOやボランティアにも頑張って
の活動は、勢いを失ってきた。
ンティア(謝礼金を伴うボランティア)や時間預託など
移し、制度が出来るまでは主流だったいわゆる有償ボラ
当然であるが、負担はその限度に止めるべきである。
送のサービスを提供しない時はその範囲で、受益者に負
の厳しさは分かるし、営利事業が生存に必要な食事や移
原点に戻って考えるべきなのは、運営経費の負担につ
いても同じである。継続的な配食や移送を行う事業運営
りの夢を追うことができるといってもよいであろう。
私たちの活動も、いい形にワンランクアップして元どお
ることができる。介護保険法の実施という段階を踏んで、
うにしてやっていけばよい活動なのである。というか、
い、助け合いの活動をやっており、これからも、そのよ
困窮者、子どもたちについても幅広く対象としてふれあ
そして、当時から、要支援者に限らず、障がい者や生活
さに私たちが中核的活動としてやってきたことである。
ビスを含む)であるから、これは、1990年代に、ま
は要支援者に対する生活支援(デイサービスや居宅サー
防についても、介護保険制度に残される。移管されるの
点に戻るべきであろう。
経費については、私たちは、もう一度心を引き締め、原
歩である。しかし、公費で負担すべき範囲を超える運営
たは保険料)で負担するという考え方が出てきたのは進
その上で、基盤整備費のほか、運営経費についても、
受益者に負担させるのは相当でない部分は公費(税金ま
めの努力は当然続けなければならない。
当な労力を注いでいた。互助の活動なのだから、寄付集
1990年代、私たちは、その範囲ですら私たちで運
営経費を工面しようと、賛助会員による寄付集めにも相
担させることができない運営経費を公費で負担するのは
そうはいっても、1990年代のように、介護も引き
受けてというのではない。介護どころかリハビリなど、
そのようにして幅広くやらないと、うまくいかない地域
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技術についての専門的知識を必要とする身体的な介護予
の活動なのである。
そうしないと、私たち自身の活動が、志を失い、活力
を失っていくからである。
まさに、あるべき形でふれあい、助け合いの原点に戻
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新しいふれあい社会 実現への道
全国から助け合い活動実践者が集結
開催
さわやか福祉財団 常務理事事務局長
新地域支援のあり方フォーラム 各地で計画が進む
■ 生活支援サービス研究フォーラム
生活支援サービスのコーディネーター育成に関する調査研究事業
清水 肇子
、 東京・渋谷のフォーラムエイト会議室で午前 時から午後 時まで、生活支援サービスのコ
月 日(木)
ーディネーター育成に関する調査研究事業の一環で、 日かけた研究フォーラムが行われた。
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およそ120名が全国から参集した。
参加者は一般募集ではなく、調査研究委員会に参加する委員の所属団体を通じてその実績などから推薦するこ
とを依頼された。そして各地で助け合いによる生活支援サービスの活動の実践と普及に尽力しているリーダーら
ることとなった。
ーター(仮称)育成方法(研修体系及びプログラムやテキスト等)を確立するための試行的研修会として実施す
この調査研究事業については、現在委員会が設けられて清水も参加し、国の仕組みのあり方を検討している。
その議論を踏まえて、このフォーラムは今後各地に育成が必要な生活支援サービスを普及するためのコーディネ
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まさにさわやかインストラクターが対象となるような研究フォーラムであり、本来なら全員に声をかけたいと
ころだが、各団体枠 名ほどに制限されたため、重複にならないよう、中村順子委員(認定NPO法人コミュニ
ティ・サポートセンター神戸理事長)や、田中尚輝委員(認定NPO法人市民福祉団体全国協議会=市民協専務
理事)
、 平野覚治委員(一般社団法人全国老人給食協力会専務理事、市民協常務理事)と協議し、さらに地域性
や活動のバラエティーも加味して参加をお願いした。
午前中は、厚生労働省老健局振興課の川部勝一課長補佐から「介護保険制度の改正について」として、主に生
活支援の基盤整備に向けた施策の方向性の説明があり、続いて、委員会の委員長を務めるルーテル学院大学大学
院の和田敏明教授から、「生活支援サービスにおけるコーディネーターの役割と意義」についての講義等が行わ
れた。
昼食を挟んで、午後1時から6〜7名に分かれてのグループワーク。続いて発表、総評(各委員及び厚労省)
と、午後 時までびっしりのプログラムだったが、各テーブルそれぞれに最後まで熱心な議論が行われた。最後
に総評した厚生労働省老健局振興課の朝川知昭課長からは、発表された内容についてのコメントに加えて、その
熱気に驚きの賞賛が送られるほどとなった。
和田教授からの講義は、コーディネーターの趣旨や助け合い活動がこれからの社会に果たす役割などについて
深くわかりやすい説明で、参加した全国の助け合い活動リーダーに改めてこれからのあり方を考えていただくよ
い機会にもなったことと思う。
「コーディネーターの役割は、一緒にやる、という意識を植え付けること。住民・市民が参加しながら地域に活
動が生まれていく。その活動を通じて、人と人とのつながりが生まれ、それを継続し広げていくことこそが、ソ
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ーシャルキャピタル(社会資本)の考え方を広げることにつながっていく」(和田教授)、また、「地域の助け合
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いは子どもから高齢者、異性などいろいろな人が入ってくる仕組みづくりが大切で、対象を限定することで今や
っていることの幅広さをなくさないようにしたい」(同)など、まとめのポイントが整理された。
この研究フォーラムは、主催側が教えるためのものではまったくなく、逆に、各地で活躍している実際の経験
からこれからの制度づくりに向けて智恵を出してもらうもので、そのためにアンケートも細かい記述を求めてい
る。これらが今後のテキストづくりにも生かされることになり、課題をしっかり整理してよい仕組みづくりにつ
回新
なげていきたい。急きょのお願いにもかかわらず当日全国から参加ご協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼
分まで、第
40
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申し上げます。
時
0
■ 食事・移動サービスの現状と課題を共有
分〜午後
30
第4回新地域支援構想会議
時
10
会議の冒頭、まず 月 日に厚労記者クラブで行った「新たな地域支援事業に対する基本的な考え方」(本誌
月号に全文掲載)の記者会見の様子を全社協・渋谷篤男事務局長と当財団・堀田力理事長から報告した。
、 東京・霞が関の全国社会福祉協議会の会議室で午前
月 日(火)
地域支援構想会議が行われた。
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動ニーズと、それに対応するための課題は何か」など地域や市町村の理解と実行性について、また助け合い活動
うがボランティアではそうはいかないのではないか」など助け合い活動の現状についての質問、「これからの活
記者からは、「介護保険ができて、それまでボランティアでやってきたところが移行してしまい、ボランティ
ア的な担い手は減っているのではないか」「今回の大雪の時など、事業者は無理をしてでも利用者に出向くだろ
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への助成の考え方についてなど、幅広く質問が出た。
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月
日発行号)をはじめ、専門サイトのネットニュースなどでも報じられた。
営利事業も多く参入し始めている中での助け合いの食事サービスの役割と考え方、その際の公的な助成の妥当
な範囲などが今後ポイントとなる。また、移動サービスについては、社会の高齢化・過疎化が進むにつれ要望が
ととしている。
常の生活支援サービスとは異なる点もあることから、まずは状況報告を受け、今後さらに課題を検討していくこ
ワークの伊藤みどり事務局長からそれぞれ現状と課題の報告が行われた。この2分野は、活動の整理上、他の日
続いて、この日の会議での主なテーマとなる「食事サービス」と「移動サービス」について、食事については
一般社団法人全国老人給食協力会の平野覚治専務理事から、移動についてはNPO法人全国移動サービスネット
を説明してさらに理解をいただいた。
合いで緊急に面倒みることも行われており、気持ちで動くからこそ事業者以上の対応ができる面もあるという点
ば自然災害の場合は交通網が遮断するなど事業者もかえって動けず、逆に事業者が対応できない人を地域の助け
会見終了後も各記者と個別に意見交換を行ったが、助け合い活動が任意であるため緊急時等の対応に難しさが
あるのではないかという記者質問に対しては、清水から補足で、東日本大震災の時の状況なども踏まえ、たとえ
障』(
それぞれに補足の説明をし、地域で助け合いを主体にしっかり行っていこうという「基本的な考え方」の方向
は記者の方々にも理解と評価を得た会見となった。この会見の内容は、介護新聞( 月 日付)や『週刊社会保
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ますます高まっているが、有償福祉運送の現在のあり方の問題と、登録を要しないいわゆる「ふれあい移送」の
推進のための課題整理が検討課題となるだろう。
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なお、「ふれあい移送」については、当財団が2006年当時に全国移動サービスネットワークはじめ関連諸
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団体と連携して国に提言し、国会答弁でも認められた考え方(「道路運送法による登録又は許可を必要としない
全国で続々開催へ
助け合い移送の類型」)の整理の内容と経緯を清水から簡単に補足説明した。
■ 新地域支援フォーラム
さわやか福祉財団・全国ブロックで企画進行中
本誌 月号の「挑戦─幸福づくり」で堀田理事長が書いているとおり、 月に開催した「ブロック全国協働戦
略会議」の場の議論を踏まえ、各ブロック・さわやかインストラクターの皆さんの賛同を得て、各地でフォーラ
かり考え方を理解してもらおうとの狙いで
月中をフォーラム開催の第
弾の目標時期とした。
国のガイドラインは 月頃に自治体に出される。その中味については新地域支援構想会議や生活支援サービス
のコーディネーター委員会で強力に提言していくが、一方で、各自治体にはそのガイドラインが出る前からしっ
体的に自治体の仕組みを考えてもらう機会とすることを目的にしている。
域包括支援センター、生活支援サービス活動者などを対象に実施し、本誌で報告している内容の理解を深め、具
ムを開催することとなった。この「新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム」(通称)は、主に市町村や地
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各ブロックが意欲的に企画してくれており、本稿現在 月中までで 道府県、 か所での開催がほぼ決定して
いる( か所は実施済。関連はP ご参照)。 またガイドラインが出た後に照準を合わせて夏から秋に向けての
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6
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いきたい。
となった。各担当者から追って本誌でも報告予定だが、各地での仕組みづくりに向けて、強く働きかけを重ねて
計画を練ってくれている地域もある。このうち終了した宮崎県宮崎市と岩手県大船渡市のフォーラムは大変盛会
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2月21日厚生労働省内の厚労記者クラブで行った記者会見の模様
2月21日厚労記者クラブ会見から。
左が全社協の渋谷事務局長、
右が堀田理事長
2月27日研究フォーラムの様子。
3つのテーマ毎に6つのグループに分かれてワークショップを行った
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『週刊社会保障』
(3月3日発行号)より
2月27日研究フォーラムで
総評する厚生労働省の朝川
振興課長
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フォーラムのお知らせ
当財団ホームページでも詳細等をご紹介しています。
http://www.sawayakazaidan.or.jp
新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム
次の介護保険の改正により要支援の方々がどうなるのか、新しい仕組み
やサービスが地域に広がるためにはどうするべきなのかを、厚生労働省と
さわやか福祉財団からの最新情報を基に、行政、地縁組織、NPO、事業
者など、皆さんで一緒に考えましょう。
月 日
場 所
4月 25 日(金)福岡県福岡市
26 日(土)愛知県名古屋市
月 日
場 所
6月 7日(土)新潟県上越市
8日(日)北海道札幌市
5月 15 日(木)埼玉県さいたま市
11 日(水)福島県福島市
17 日(土)石川県白山市
12 日(木)宮城県仙台市
愛知県東海市
17 日(火)静岡県静岡市
30 日(金)沖縄県沖縄市
19 日(木)茨城県水戸市
6月 3 日(火)大阪府大阪市
25 日(水)群馬県前橋市
27 日(金)鹿児島県鹿屋市
5 日(木)北海道函館市
※確定したものから順にお知らせしています。変更になる場合もあります。
主 催:公益財団法人さわやか福祉財団
NPO法人地域ケア政策ネットワーク など
協 賛:住友生命保険相互会社
具体的お問い合わせは当財団までお願いします。→ TEL 03(5470)7751
熱心に耳を傾ける参加者の皆さん
(3月7日宮崎県宮崎市にて開催)
パネルディスカッションに登壇した皆さん
(3月15日岩手県大船渡市にて開催)
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北海道ブロック
123(19)
全国の在宅福祉サービス団体数
をご紹介しています
合計2788(383)
(2014.2.28現在)
団体数(カッコ内はふれ
あい切符採用団体数)
九州 1
ブロック
252(13)
中国
ブロック
191
(27)
北陸
ブロック
131
(14)
東北ブロック
138(11)
近畿
ブロック
314(69)
北関東ブロック
233(31)
関東ブロック
585(87)
九州 2
ブロック
147(6)
南関東ブロック
289(38)
四国2
ブロック
35(14)
四国1
ブロック
49(6)
東海ブロック
301(48)
東海ブロック
83( 8)
長野県
岐阜県
42(10)
愛知県 130(21)
三重県
46( 9)
合計
301(48)
(さわやか福祉財団調べ)
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東日本大震災 重点地域 釜石市
復興応援神戸ツアーを実施!
岩手県釜石市では、2月6日から8日まで、釜石市の住民の
方々が参加する復興応援神戸ツアーを実施した。地域包括ケア
のまちの具体的なイメージを持つためである。同ツアーには、
鵜住居地区復興まちづくり協議会から5名、復興応援地域通貨
平田どうもの会から 名、仮設住宅に支援連絡員を派遣してい
復興応援神戸ツアーの様子
日は、兵庫県神
戸市でゾーン・バス
いうことだった。
るNPO法人@リアスから2名の計 名が参加した。
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動を行っていた。しかし、助け合い活動のお礼として
理事長の話は「当初は有償ボランティアで助け合い活
月 日は、大阪府寝屋川市のNPO法人寝屋川あ
いの会を訪問し、地域通貨げんきを学んだ。三和清明
ことから、この車を活用して移動サービスを行ってい
話は「福祉施設の送迎用の車が昼間は使われていない
人上野丘さつき家族会を訪問した。相良幸信理事長の
を運営するNPO法
岡本 淳
現金は受け取りにくいという意見があった。そこで、
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る。高校生の帰宅支援、通院、買い物への送迎等、要
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地域通貨を始め、今では市全域で取り組んでいる」と
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上野丘さつき家族会にて
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特集 東日本大震災
北須磨団地自治会にて
治会を訪問し、住民
その後、神戸市須
磨区の北須磨団地自
だった。
ている」ということ
ンター」を視察した。皆さんは釜石市の復興について
淡路大震災の記録が展示されている「人と防災未来セ
日は、阪神・淡路大震災の慰霊と復興のモニュメ
ントである「 ・ 希望の灯り」を訪れた後、阪神・
夫をして、自主的に頑張っている」ということだった。
補助金などの支援を受けていないからこそ、様々な工
て話を聞いた。代表の中村保佑さんの話は「行政から
主導のまちづくりに
も考え込んでいるようだった。
望には柔軟に対応し
ついて話を聞いた。
時間
所や福祉施設など暮
郎さんの話は「集会
きらくえんあしや喜楽苑の城戸昌子さんらの話による
365日の見守りについて話を聞いた。社会福祉法人
軒の訪問活動と 時間体制での
緊急通報システムに対応している。こうした取り組み
日平均
自治会でもつくって
年間孤独死ゼロを達成している」というこ
の結果、
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参加者の感想
アンケートや 月 日の振り返りの集まりでは、参
加者から多くの意見が出た。
2
拶運動にも取り組ん
きた。住民主体のま
24
とだった。
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ちづくりのため、挨
行政と交渉するほか、 っている。
と、「芦屋市の委託を受けて、生活支援員の派遣を行
最後に、兵庫県の南芦屋浜復興公営住宅で、
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らしに必要な物は、
自治会長の西内勝太
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でいる」ということ
だった。
東灘こどもカフェでは、居場所の活動や運営につい
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寝屋川あいの会について…「地域通貨を活用するこ
とで、社会貢献活動の掘り起こしが促進され、まちづ
くりの促進につながっている」
* * *
復興応援神戸ツアーで学んだことを実現していくた
めに、これからも釜石市の人たちと一緒に考え、でき
活動のキーワードは①挨拶すること、②まちを美しく
北須磨団地自治会について…「大規模な組織を運営
する会長さんのバイタリティーに圧倒された。自治会
に地域包括ケアの真骨頂」
え方、それと高齢者が高齢者を支援する考え方、まさ
があり、助成金をもらわない、コストをゼロにする考
との連携、また、公共交通、スクールバス等の関わり
始めて、現在に至る活動の
ら平田地区で活発な活動を
東日本大震災が起きた年か
力によって行われた。特に
クターの方々の全面的な協
ックのさわやかインストラ
なお、今回のツアーは、
北海道ブロックと近畿ブロ
る限りのサポートをしていきたい。
すること。こうであるにはどうすべきかを教わった」
こうした基盤がなければ、
上野丘さつき家族会について…「運営にはあらゆる
工夫がなされ、町の各種団体、診療所、薬局、歯科医
東灘こどもカフェについて…「雰囲気がとても良か
った。平田どうもの会の事務所もあのような雰囲気に
今回のツアーも実現できな
基盤づくりを行ってきた。
北海道ブロックの方々は、
していきたい」
この場を借りて、協力い
ただいた皆様に深く感謝を
かった。
たい。まちが完成した暁に通報装置が各家庭・各商店
申し上げたい。
南芦屋浜復興公営住宅について…「『 時間見守り
付き』通報システムによる見守り活動をぜひ取り入れ
に導入されれば、安心・安全に暮らせる」
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復興応援神戸ツアー振り返りの集まりの様子
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東日本大震災 重点地域 石巻市
コ
岡本 淳
コ
OKO」(以
宮城県石巻市では、沿岸部4地区の地域リーダーが集まった「今だっちゃ! K
下、KOKO会議)が研修視察を行った。また各地区では、住民の団体が立ち上がろうとしてい
る。今号ではこれらの動きを報告する。
理念や活動内容、これまで
の歩みを話した。
その後、意見交換を行っ
た。牡鹿地区の参加者は、
と相談した。渡邊さんは、
ほっとあいの視察では、
利用者の方との体操も楽しんだ
KOKO会議メンバーが研修視察を実施
月 日に、KOKO会議のメンバー 名が、宮城県
大河原町にあるNPO法人ほっとあいの視察を行った。
体操や介護川柳、音楽などを楽しんだ。
活動に興味を持ってくれる
人がいたら、できる範囲で
まず、ほっとあいで毎週土曜日に開催されている「土
ようとしているが、事務局
曜サロンほっとあい」に参加し、利用者の方々と一緒に、 を担う人材が見つからない
助け合いの団体を立ち上げ
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地域包括ケアの具体的なイメージを持つためである。
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お昼ご飯を食べた後、さわやかインストラクターの渡
邊典子さん(NPO法人ほっとあい理事長)が、活動の
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最後まで地域で暮らせるまちを目指して
特集 東日本大震災
少しずつ関わってもらうようにすると良いとアドバイス
ほか、社会福祉協議会と連携して、ボランティア団体な
示された。補助金を活用して集会所の整備を進めていく
っていきたいと考えている。
このように、回答では市の方針が示された。しかし、
抽象的な回答も少なくない。これから回答の具体化を図
どの育成・確保に努めていくとされている。
した。
石巻市の回 答
月 日に、石巻市からの回答を、牡鹿ふれあいの
「寄ら いん 牡鹿」
設立に向けて
牡鹿地区では、住民
同士の助け合いの団体
より、質の向上や体制強化を図りながら、病院と診療所
市の回答では、地域包括ケアの実現のために体制を強
化していくことが示された。医療スタッフの人事交流に
月の設立総会に向けて、
している。現在は、
鹿」が立ち上がろうと
として「寄ら いん 牡
については一元化の方向で、地域の実情に合わせた医師
準備会を重ねていると
話し合いを重ねる中
で「寄ら いん 牡鹿」
ころである。
等の確保に努めるとされている。
また、要望書では、住民の自主的活動に対する行政の
支援も要望されていた。
4
れていた。
要望書では、なるべく最後まで住み慣れた自宅で暮ら
せるよう、地域包括ケアを実現してほしいことが要望さ
つどい代表の石森政彦さんらが受け取った。
た。
牡鹿地区では昨年 月に牡鹿ふれあいのつどいを開催
し、そこで出た意見を要望書にまとめて石巻市に提出し
11
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16
市の回答では、住民活動の支援をしていく市の方針が
「寄ら いん 牡鹿」準備会の様子
1
●
16
●
2014.4
特集 東日本大震災
第 に、お互いさまという共生の心を広げ、責任を持
って継続していく力を備えた助け合い活動を行う。
立場に立つため、サービスは有料とする。
趣意書の第 は、対等な関係での助け合いを実現する
ことである。サービスを受ける側も提供する側も対等な
でやっていくことを確認
話し合いの結果、居場
所づくりはどうしても必
けた話し合いが行われた。
まり、居場所づくりに向
の設立趣意書の骨格が固まってきた。
第 に、自主的運営を行う。会費、寄付、助成金、利
用料金の一部で運営し、利潤を追求しない。
動くメンバーも決まった。
月 日には、大須地
区で住民の方々 名が集
第 に、「誰もが住みやすい地域づくり」に住民が主
体的に参加し、地域の福祉を共に考えていく場や機会を
助け合いの団体を立ち上
ている。事業者や支援団体との連携も生まれつつある。
活動拠点も候補となる場所が見つかりつつある。
雄勝地区での居場所づくり
日に開かれる。
次回の話し合いは3月
げることも考え始めるこ
した。当面中心になって
要なことなので、みんな
提供していく。
とになった。
14
いん 牡鹿」への参
このような趣意書を基に、「寄ら
加を呼び掛けたところ、多くの方々から賛同をいただい
13
* * *
石巻市の各地区で、最
後まで暮らせるまちを目
雄勝地区での話し合いの様子
指して、住民の皆さんが立ち上がろうとしている。これ
からの活動が楽しみである。
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1
雄勝地区では、居場所をつくるための話し合いが行わ
れている。
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2
3
4
東日本大震災 重点地域 南三陸町
鶴山 芳子
だろうか。笑顔と共に「ありがとう」が交わされて
助け合いの理解を浸透させるには
宮城県南三陸町で取り組んでいる南三陸復興通貨
笑顔の会(以下、笑顔の会)は会員が593名。当
いるのであろう。
りが見える。どんな気持ちでやり取りをしているの
初は の仮設住宅の住民が参加してスタートしたが、
の加盟店で
一方で、「食品」「お菓子代」などと書いてあり、
金券として使われているのではないかと思われる内
現在は に増えている。 月初め、
572枚の復興応援地域通貨(以下、復興通貨)が
復興通貨に慣れていない様子もまだまだうかがえる。
容もあった。「いつもお世話になっています」「こ
がたくさん届いている。
試行 か月目であるが、日に日に会員が増える中、
どのように助け合いの理解を浸透させていけば良い
換金され、その金額は128万6000円になった。
助け合いの内容を見ると「電球の交換」「買い物
送迎」「ゴミ出し」「話し相手」「洗濯物の取り込
のかを南三陸町担当のさわやかインストラクターと
の間はごちそうさまでした」などというのもあり、
み」「仙台のお見舞いに同乗」「融雪剤をまく」「雪
考えた。まずは、笑顔の会のみんなに、どのように
順調に会員が増え、助け合いが書いてある復興通貨
かきをしてもらった」「子どもの送り迎え」などが
したら助け合い活動を浸透させていくことができる
2
様々な筆跡で書かれてあり、たくさんの人のやり取
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3
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3
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2014.4
特集 東日本大震災
摘いただいた点はもちろん、私も感じていることは
徹底したいと思っております。後日、総会の内容は
かを考えてもらい、みんなで共有してもらおうと、
笑顔の会事務局に手紙を書いた。
会事務局の佐藤由和さんから届いた。
月 日に笑顔の会の総会が行われ、手紙の内容
を会員の皆さんに配り、話し合ってくれた。事務局
文面にまとめてお送り致します」との返事が笑顔の
最初に、「できるだけたくさんの助け合いのやり
取りを復興通貨の裏に書いてもらえるように。そし
て、その状況を発信していくことが新たな寄付にも
つながります」と、南三陸町の住民同士による絆づ
5
良いのかを皆さんで考えてください」。
「〝助け合い〟が浸透していくにはどうしていけば
を 伝 え た。 次 に、 裏 書 き で 気 に な る 内 容 を 挙 げ、
復興通貨寄付者の気持ちを活かしてほしいという点
たい。事務局、世話人、会員との交流・話し合いの
かっていない人には仮設ごとの世話人が伝えていき
て話した」と。また、「復興通貨の使い方がまだわ
名前はフルネーム、内容は明確に)という点につい
て顔を合わせて、どんな助け合いがやり取りされて
もらえたらと思う。助け合いは体験により感じる。
懸命に努力している様子がわかる。さらに助け合
いのうれしさ、楽しさを共有できる機会をつくって
場を毎月設けること。商品券との違い、助け合いの
趣旨の意識改革に努力する」との報告が届いた。
いるのか、助けてもらってうれしかったこと、楽し
そして共感により広がる。そん
か月に 回でも良いので、集まっ
かったことなどを話し合う機会をつくってくださ
がら応援をしていきたい。
なきっかけをつくる提案をしな
日の総会ではご指
い」なども書いて笑顔の会事務局へ送った。
士が月に 回か
さらに、「助け合いの理解や仲間が広がる工夫を
考えてみてください。例えば、仮設ごとに、会員同
くりと地元商店等の経済活性化を応援したいという、 としては「復興通貨の裏書きの徹底(日付の記入、
3
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「文面を確認致しました。 月
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東日本大震災 重点地域 大船渡市
大船渡方式でのふれあいまごころ券
「地域通貨カメリア」の取り組み
かけづくりで活動をサポート
優
岩手県大船渡市における復興応援地域通貨(以下、復興通
貨)の取り組みとしてはまず、大船渡共生まちづくりの会の
してはどうかと提案した。そ
大船渡共生まちづくりの会 事務局長 上関
定例会を通じて意見交換や試案を作成した。対象地域の選択
の後 月と
月、今年 月の
域通貨による支え合いのきっ
のために市内の被災した全域の仮設商店街を訪問し説明会を
実施するには至らなかった。
開催した。しかし、商店街の活性化も狙いとする復興通貨を
等の仕組みをさわやか福祉財
定例会で地域通貨や復興通貨
することとなった。
け合いと地域通貨」という演
地域住民を対象に「地域の助
月の「居場所ハウス」定例会では地
ることとした。
1
団から提供していただいた資
料を基に説明を行い、 月に
1
そこで昨年 月に地域通貨検討委員会を開催し、 月に末
崎地区に開設される「居場所ハウス」でできることから始め
12
「居場所ハウス」のひなまつり
末崎地区の「居場所ハウス」
11
題で地域通貨の説明会を実施
6
最初に、「居場所ハウス」で開催される定例会に参加し、
開設後の利用状況や活動内容を確認し、どのような助け合い
が必要かを調査した。
10
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●
2014.4
特集 東日本大震災
して、「居場所ハウス」に来た人がお互いに居心地の良い一
「居場所ハウス」の中の活動で支え合いの仕組みの一方法と
前なのでなじめないのではないかという意見も出た。
資金に関することや、この地域ではやっていることが当たり
ではないか、換金した際の原資が枯渇するのではないか等々
「してほしいこと」をお願いする相手が限定されてしまうの
よ り 地 域 通 貨 が 特 定 の 人 に た ま っ て し ま う の で は な い か、
「できること」「してほしいこと」のうち「できること」に
実例も示した。その中で、質問されたのは地域通貨の流れで
月 日の地域通貨の説明会には 名ほど参加。地域通貨
の仕組みを説明し、さわやか福祉財団作成のDVDを参考に
他の九州1ブロックのさわやかインストラクターの皆さんの
わやかインストラクターの阿部かおりさんと竹下順一朗さん、
へと進めていくために、さわやか福祉財団の丹直秀さん、さ
今後は、「居場所ハウス」の中の活動から地域の支え合い
の活動、商店街を含む復興通貨の流れで地域の復興と活性化
くりを図りたい。
の活動記載のチェック体制の確立、本格実施に向けた意識づ
月の定例会では、「地域通貨カメリア」の具体的な流れ
を検証し、事務局組織と「地域通貨カメリア」の配布と 回
に各自が自分の「したこと」を記載した。
訪者が満足し、充実した一日となった。「地域通貨カメリア」
「居場所ハウス」の中でふれあい・支え合いにより多くの来
日を過ごせるような助け合いの仕組みを大船渡方式としたい
指導助言、協力を得ながら進めていきたい。
流れで実施することとし、
月
月 日から 月
日まで「居場
日に開催の「居場所ハウス」の「ひなまつり」
上げたい。
大船渡市担当・丹 直秀
くださる皆さまへ、報告と併せて、改めて心から感謝申し
について報告をお願いした。寄付等で大船渡市を応援して
て活躍している。今回はその上関氏に、大船渡方式の近況
上関優氏は、大船渡市で地域のいろいろな役割を担いな
がら、住民組織である大船渡共生まちづくりの会の事務局
5
所ハウス」の中で「できること」を自己申告しながら、ふれ
15
3
長として、また、大船渡方式の復興通貨普及の推進役とし
3
日の定例会で「地域通貨カメリア」の記載状況を確
1
所ハウス」に来た人が間接的に「してもらったこと」となる
と考えた。「居場所ハウス」の中で「できること」が「居場
15
あいまごころ券「地域通貨カメリア」の裏面の記載事項欄に
2
記入し体験することとなった。
月
認し、
1
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3
では前日の準備から当日の各種イベント、数々の料理など、
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1
2
東日本大震災 重点地域 大槌町
まるっと大槌からの発信
地域包括ケアのまちづくり勉強会報告
月から毎月テーマを設定して、町内の福祉
岩手県大槌町では、昨年の
関係者が輪番講師となり、地域包括ケアのまちづくり勉強会を開いてきた。
月
日、社会福祉法人大槌町社会福祉協議会業務課長の多田左衛子さん
12
が講師となり「大槌町の市民活動の実態」と題して、第 回地域包括ケア
13
地域包括ケアのまちづくり勉強会は午後 時から始
まり、 名が参加した。
つあり、まず「直接
木原 勇
本人の援助」に該当しな
類あり、中でもホームヘルパーの行う訪問介護につい
為であり、例えば、利用者以外の物の洗濯、調理、買
または、家族が行うことが適当であると判断される行
3
て、介護保険の給付対象とはならないサービスがある
11
は
多田左衛子さんは、まず「在宅福祉サービスには、
フォーマルサービスとインフォーマルサービスがあ
い行為。つまり、主として家族の利便に供する行為、
明した。そのサービスと
ことを、事例を通して説
のまちづくり勉強会が開催された。今号は、その模様を報告する。
3
る」ことを説明した上で、在宅系介護サービスが 種
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24
熱心に聞く参加者の皆さん
●
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特集 東日本大震災
い物、布団干し、主として
利用者が使用する居室等以
体、大槌町や隣市の釜石市と合わせて活動している団
団体の紹介があった。
多田さんはそれぞれの団体を紹介していく中で、震
災直後の活動や現在継続した活動を大槌町で行ってい
体等、
「日常生活の援助」に該当
る事例等、今の状況を整理し、報告した。最後に「こ
外 の 掃 除 を 挙 げ た。 次 に
しない行為。つまり、ホー
の
団体以外に、社会福祉協議会のボランティア協議
ムヘルパーが行わなくても
挙げた。そして、こういうことこそインフォーマルサ
正月・節句のために特別な手間をかけて行う調理等を
家具、電気器具などの移動・修繕、部屋の模様替えや、
常的に行われる家事の範囲」を超える行為。つまり、
で、草むしり、花木の水やり等を挙げた。最後に「日
生じないと判断される行為
日常生活を営むのに支障が
経費を岩手県共同募金会の配分金に申請をしたとの報
長の山崎元さんが講師を務める。また、この勉強会の
次回は最終回で、「日本の制度はどうなる?─制度
改正のポイント─」と題して、医療法人あかね会施設
るのは大変苦労した」と振り返った。
少なく、インフォーマルサービスをケアプランに入れ
みが出てきた。私のケアマネジャー時代には、団体が
会の参加団体も入れると、在宅福祉サービスも大変厚
活動している団体、震災後に大槌町に拠点を設け継続
理事の上野拓也さんが作成した。震災前から大槌町で
使った資料は、NPO法人おらが大槌夢広場の副代表
期待したい。
の姿が見えてきた。今後も、積み重ねられる勉強会を
動き出してきたことで、インフォーマルネットワーク
オールおおつちのメンバーが、企画立案、会場確保、
講師依頼、資料準備等、自分たちの事業として意識し
告もあった。
活動している団体、震災後、大槌町民が立ち上げた団
その後、大槌町内で活動しているインフォーマルサ
ービスを行っている団体の概要説明があった。ここで
ービスを利用しようとまとめた。
講師の多田左衛子さん
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※まるっと大槌は、オールおおつち、堤福祉会、あかね会、大槌町社会福祉協議会
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東日本大震災 重点地域 塩竃市
浦戸諸島の復興は、
人と人とのつながりから
ー
フ
ロ
ン
ト
島民と市と支援団体との協働による復興事業
イ
雅典
和洋
砲台跡を説明する八木副区長(中央)
ツアーを 月までに3回実施する。今後の浦戸観光
県・仙台近郊からの交流人口促進を目指すモニター
一般社団法人e‐front
國吉
代表 副代表 太田
‐ front は、宮城県塩竈市から「ウィーク
エンド便、浦戸ステイモニターツアー事業」を受託
した。塩竈市は、島民の要望により、社会実験とし
に向けて多くの意見を引き出し、滞在型観光事業の
創出を目的としている。
第 回モニターツアーは、 月 〜 日に 泊
日の日程で実施され、仙台市、多賀城市、塩竈市に
2
日までの期間、金曜日
港)へ向かう市営汽船の
分に運航している。このウ
1
て、作年 月から今年 月
限定で、浦戸諸島( 島
最終便を塩釜港発 時
3
住む 名の方が参加し、浦戸諸島の食、自然、生活
22
31
ィークエンド便を利用し、同ツアー事業では、宮城
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3
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e
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2014.4
特集 東日本大震災
を堪能した。
いしい牡蠣を食べ
ました !」など、
第 回モニターツ
る 土 見 大 輔 氏 の ガ イ ド に よ る「 浦 戸 諸 島 繁 栄 の 歴
戸諸島の魅力を存
アーを通して、浦
寒風沢島では、島津功区長、八木輝明副区長、そ
して、伊達藩時代から先祖が浦戸諸島で生活してい
史」を探訪する島民ガイドウオークを実施した。初
分に味わった。
名のユーモア溢れる寒風沢島の歴史話や島から
今後モニターツ
ア ー は、 第 回
めて浦戸諸島を訪れた人がほとんどで、ガイドをし
た
見える景色に参加者たちは目を輝かせていた。
「歴コンツアー」
また桂島では、牡蠣漁師である内海春雄氏、内海
公男氏が、牡蠣漁場の見学・牡蠣むき体験を案内し、 ( 月 〜 日 )
、
実際に船で牡蠣の漁場を巡り、牡蠣ができるまでの
ー」( 月
〜 日)を実施する。
第 回「食育ツア
過程を実演を含めて船の上で説明した。また牡蠣む
案内役の 人からは、島ならではの話や島民の生牡
き体験では、牡蠣の生産工程を実践形式で行った。
15
東日本大震災被災地では、人口流出と超高齢社会
が急速に進んでいる。最後まで住み続けられるまち
14
は食べることのできない味であり、参加者全員が舌
蠣の食べ方が披露された。島で食べる牡蠣は自宅で
再構築が重要である。活力があって自立した地域へ
への復興は、新しいコミュニティーの構築と産業の
そしてエネルギーが結実し、復興へと大きく動き出
の復興を目指し、浦戸諸島の皆さんの知識と経験、
29
鼓を打っていた。
28
した。
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3
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参加者らは「こんな絶景スポットが近くにあるな
んて思わなかった !」「生まれて初めてこんなにお
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●
2
3
日本で初めての西洋軍艦「開成丸」建造場所にある
碑を説明する八木副区長(中央)
東日本大震災 重点地域 山元町
である。
鶴山 芳子
全国平均 %に比べればもともと高齢化率が高い町
ミニフォーラムで
町の動きをつくりたい
宮城県山元町で地域包括ケアのまちづくりを目指
す山元未来ネットは、昨年 月から定例会議を開催
たちも核となりフォーラムや勉強会を重ねながら活
ことにより、若者が多く住めるようにとのことであ
山元町は、復興計画の理念としてコンパクトシテ
ィを掲げ、駅前に人口集積をつくり商業施設を呼ぶ
「新しい町は、若者も多く住んでほしい」
動を進めてきた。しかし、定例会に参加する福祉関
る。町は懸命に努力しているが、震災の被害はとて
年が経つ。町内の医療関係者、福祉関係者を中
係者の関心は薄れてきているのか、参加が少なくな
も大きく、復興に長い時間がかかっている。人口流
心に呼びかけをし、地域包括ケアに関心のある町民
23
ってきている。震災から 年過ぎ、災害公営住宅は
し
3
県内で一番早く建設が始まり、すでに入居者も増え
出も徐々に進み、高齢化率はますます高まっている。
%を超えている。町内全域の高齢化率は %。
超高齢社会である。国は第 期介護保険事業計画の
被災地だからではなく、日本中どの地域においても
3
てきているが、 つの集団移転地の高齢化率はすで
に
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特集 東日本大震災
くろう みんなの町〜この町で自分らしく安心して
暮らし続けるために力を合わせよう」というタイト
日開催のミニフォーラムは、「みんなでつ
柱となっている。
ルにした。山元未来ネットと認定NPO法人災害福
月
「全国に先駆けて高齢化が進む被災地は、地域包括
祉広域支援ネットワーク・サンダーバードが主催で、
時から地域包括ケアを掲げ、2015年から始まる
ケアを意識しながら新しいまちをつくってほしい。
さわやかインストラクターがサポートしながら、何
期介護保険事業計画は、地域包括ケアが大きな
あんなに大きな被害があった被災地だからこそ、ど
度も話し合いをし準備を重ねてきた。たくさんの声
第
の地域よりも幸せに暮らせる新しいまちづくりを進
を集めたいので、行政職員、町議会議員、各行政区
ネットは地域包括ケアのミニフォーラムを開催し、
包括ケアの動きが見えてこない状況の中、山元未来
こともあるように思う。何度も伝えてきたが、地域
建設をするということのイメージがつかないという
るのだろう。また、地域包括ケアにつながるような
実情である。まだまだわかりづらいということもあ
っかり打ち出している被災地はまだまだ少ないのが
興の形が見えてきている状況で、地域包括ケアをし
主体的に地域包括ケアのまちづくりを目指して懸
命に頑張る山元未来ネットの活動をみんなで応援し
につなげていく予定である。
ネットのネットワークの輪も広げていき、次の展開
さらに、このミニフォーラムをきっかけに山元未来
とめて町への提言活動につなげていくことにした。
興計画に反映してもらえるように、みんなの声をま
町民・団体の皆さんに呼びかけた。そして、町の復
づくり協議会役員・会員、まちづくりに関心のある
入る時から訴えてきた。 年経った今、少しずつ復
理解を広げ、まちづくりに地域包括ケアの考えを入
長、民生・児童委員、医療・介護・福祉関係者、町
めてほしい」と、私たちは 年前、東北の被災地に
16
ていきたい。
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れてもらえるように頑張ろうと取り組んでいる。
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県外避難者への支援活動
つながる避難者支援団体の輪
「第4回広域避難者支援ミーティング 東京」報告
東日本大震災の被災地から東京へ避難している人を支える避難者支援団体が数多く
ある。避難している当事者の団体もあれば、避難者の声に応えて発足した団体や自治
月に広域避難者支援連絡会
東京(以下、広域避難者連絡会)が発足
会がその役割を担っている地域もある。これらの団体が交流し、連携を促進させてい
くため、昨年
東京」
東京」も開
団体の主催で「第4回広域避難者ミーティング
民の方と園芸活動や居場所の活動をする
団体の事例や、市区社会福祉協議会が避
難者と地域住民のつなぎ役を果たしてい
る事例、自治会役員として地域で活躍す
る事例など、避難者が地域で共に歩んで
いる事例が多く紹介された。
髙橋 昌樹
東雲の会/百人町青空会/福島県被災者同行会/コスモス会/足立新田ふるさと会/
人の輪ネット/とみおか子ども未来ネットワーク/町屋6丁目ミニサロン/むさしの
スマイル/東北の絆サロンFMI会/鷺宮都営住宅自治会/みちのくまほろば会
第4回広域避難者支援ミーティング in 東京 報告団体
in
した。より多くの団体が集まる場として「広域避難者支援ミーティング
催してきた。当財団も含む
回実施したことなどが報告された。
in
in
日に、東京・中野区の東京都生協連会館で開催した。
「ふれあい」と「いきがい」のある地域づくり
を2月
11
冒頭、広域避難者連絡会事務局から 年度の活動報告
があり、月 回の定例会議やメールマガジンの発信、支
援ミーティングを
13
in
5
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各団体の取り組み状況の報告では、居住地域で地元住
3
1
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●
2014.4
特集 東日本大震災
の意識が分断されている
指示区域によって避難者
増えていることや、避難
一方で避難が長期化し
不満や不安を訴える人が
地域づくりが求められ
と「いきがい」のある
つながり、「ふれあい」
人は一人では生きら
れない。地域や仲間と
活」の支援問題、男性の
避 難 し て い る「 二 重 生
し、母親と子どもが県外
いには、「自分たちの欲しい情報を一元化してほしい」
「今後の広域避難者支援に求められることは?」との問
同時に意見交換も活発に行われた。
今回のミーティングは、当事者団体と避難者を支える
自治会が参加して行われ、各団体の活動を報告し合うと
当事者団体による活発な意見交換
状況、子ども支援の不足、 ている。
高齢者の孤立の問題など
高齢者が孤立しやすいこ
「避難者が一堂に会したフォーラムの開催」「ネットの
が挙がっていた。特に、
となどが大きな課題とし
サイト内で連携が持てるようにしてほしい」などの意見
父親が福島県に単身赴任
て挙がっていた。
ることになるが、進行役の福田信章氏(主催者の東京災
年度の計画を進め
各団体ともこれらの課題に対して自助努力し、解決の
糸口を探っている。東北の絆サロンFMI会では、課題
害ボランティアネットワーク)は、「見えない先を一緒
が出された。今回の意見を踏まえて
を検討するだけではなく、お花見やハイキングなど月に
に考え悩むことを大切にし、困っている人を助ける場に
していきたい」とまとめた。
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報告する福島県被災者同行
会の木村弘代表(当時)
回、避難者が楽しく、気持ちを休める場を企画・運営
している。
2014.4
●
29
●
ミーティングでは活発な意見が出た
1
ご支援ありがとうございます。
北海道
沢田 壮兵
丸藤 競
岩手県
小野寺 明子
宮城県
小林 碧
山形県
高梨 英子
福島県
須貝 一男
茨城県
橋口 栄彦
長谷川 慶子
間中 節子
山下 多鶴子
栃木県
菅野 忠 雄
松本 カネ子
山田 智 子
群馬 県
恩田 初 男
埼玉 県
戸澤 郁 子
戸村 治 之
西澤 要三郎
平野 方 紹
麓 正博
向所 ふみ代
千葉 県
赤松 鐵 雄
阿部 美佐子
石毛 英 夫
植松 清 美
28
川口 清
菊地 多鶴恵
小坂 洋子
小林 雅彦
坐古 桂一
佐藤 悦子
橋爪 章子
原 幸雄
久永 公夫
増元 秀雄
松本 順子
東京都
阿部 武司
有島 健生
飯野 祥一
伊藤 照子
猪股 晟浩
岩波 一雄
川口 和子
後藤 伯彦
齊藤 哲榮
佐藤 鶴次郎
佐藤 宏子
塩入 信子
柴田 昇
新名 正弥
諏訪 啓二郎
高橋 惠子
堤 義則
仲田 明子
中村 豊
西野 良子
林 雄太郎
福島 治美
松下 功
宮沢 邦子
宮下 香里
村上 薫
米村 美枝子
若林 順子
神奈川県
相沢 清彦
有賀 満雄
上野 雅也
川原田 武
木崎 光子
木村 幸治
近藤 清晴
笹間 克彦
白岩 正明
菅原 敬子
茅野 英一
仲亀 晃央
中川 正雄
芳賀 節臣
大阪府
多田 晶彦
寺井 正治
中村 雅臣
安居 正
山口 勝之
兵庫県
井上 雅晴
加藤 勇美子
辻 多恵子
前田 弘
安岡 利美
奈良県
山出 哲史
広島県
植木 茂
黒田 不二男
島本 照久
福岡 亨二
山口県
迫中 冨美子
杉村 洋子
鷹野 茂作
徳島県
三原 多恵子
愛媛県
田中 徹
福岡県
杉山 昭平
牟田 勝則
佐賀県
西田 京子
大分県
有田 栄子
安藤 眞
遠藤 陽一
三重野 通啓
宮崎県
竹之内 卑呂弥
三浦 康弘
吉澤 忠雄
渡辺 征二
渡辺 政勝
新潟県
須田 貴子
山崎 行夫
富山県
竹下 正信
石川県
吉村 久美子
長野県
筒井 庸子
水沢 芳夫
岐阜県
小森 利夏
谷口 幸夫
静岡県
朝田 充
榛葉 さよ子
松本 郁代
愛知県
大石 明宣
加藤 さつき
関戸 進
三重県
鈴木 みすず
滋賀県
谷 仙一郎
松浦 正和
山際 欣次
京都府
小田 和夫
小田 幸子
橋本 敏子
三科 晃子
弓倉 咲子
月 日財団受付分) ※なお、自動振替の場合等、処理日と財団受付日にずれが出て掲載時期がずれる場合がありますことをご了承ください。
さわやかパートナーは、本財団の趣旨にご賛同いただき、財政的・精神的にご支援くださる
賛助会員の皆様です。会費は寄付金の一種として大切に活用させていただきます。
新規ご入会の会員の方、会員をご継続いただきました皆様も毎号ご紹介いたします。
また、個別のご寄付をいただきました皆様もご紹介させていただきます。
(敬称略)(2014年 月 日〜
2
さわやかパートナー個人(136件)
1
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 30
2
●
30
●
2014.4
神田 浩行
塘 米子
鹿児 島 県
上野 恭子
さわやかパートナー法人(
沖縄県
座波 園子
件)
福島 治美( 千円)
富士急行株式会社( 万円)
吉澤 忠雄( 千円)
匿名希望( 千万円)
無記名( 万円)
支援先指定あり
大槌町指定・阿部 直善( 千円)
大槌町指定・無記名( 万 千円)
復興応援地域通貨ご寄付(161件)
エバオン株式会社
大月公証役場
NPO法人ケア・ハ ン ズ
小岩井農牧株式会社
NPO法人さわやかさばえボランティア虹
NPO法人さわやかライフクラブ
釜石市指定・さわやかインストラクター北海
道ブロック有志( ,
131円)
細川 修( 千円)
水野 善夫( 万円)
由村 雅司( 万円)
渡部 孝雄( 千円)
無記名( 万 千円)
件)
交流総会フォーラム会場寄付139名(
千円)
(被災者・被災地復興義援金)
東日本大震災義援金ご寄付(
万
27
■これまでの義援金のご報告
月 日)
,215,071円
月 日〜2014年
合計 7
(2011年
28
公益社団法人生命保険ファイナンシャルアド
バイザー協会
2
石井 けい子( 万円)
柴田 克二( 万円)
鈴木 裕司( 万 千円)
NPO法人なないろニカラ(21,
116円)
平田 京子( 千円)
由村 雅司( 万円)
匿名希望( 万円)
7
2
5
15
1
2
4
タカタ株式会社
株式会社槌屋
有限会社藤樹
日新商事株式会社
日本たばこ産業株式 会 社
株式会社文栄社
牧主都市開発株式会 社
件)
5
1
3
5
2
大船渡市指定・上関 優( 千円)
南三陸町指定・川添 能夫( 千円)
南三陸町指定・丸山 式子( 万円)
塩竃市指定・土屋 洋子( 千円)
支援先指定なし
瓦林 紀子( 千円)
北島 宏一( 千円)
佐藤 敬子( 千円)
更谷 令治( 万円)
NPO法人さわやか伝言ばん( 万 千円)
清水 勇男( 万円)
鈴木 裕司( 万 千円)
竹下 知道( 千円)
平田 京子( 千円)
星野 征朗( 千円)
5
7 2 1 3
1 30
1
3
3 2
2
2
2 2
1
1 5
1
10
1
1 1 2 2
2 5 2 1 1
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 31
一般ご寄付(
7
8
14
10
佐藤 京子( 千円 )
塩入 信子( 万 千 円 )
島本 幸子( 万円 )
相馬 計二( 万円 )
NPO法人はっぴいわん大府( 万円)
2014.4
●
31
●
10
2 2 2 3
交流総会フォーラム
特別トークに
登壇の皆さん
2014.4
2014.4
さぁ言おう4月.indb 32
●
32
00
●
2014/04/02 14:09
活動報告 NEWS & にゅーす
交流総会フォーラム開催
元和代さんの6名の方が登壇し、堀
田理事長の進行で特別トークを行い
ました。
外れて市区町村に委ねられることに
ご参加ありがとうございました
を伝えました。その後当財団担当リ
なり、そういうサービスを含めて登
まず、堀田理事長が、今後要支援
者に対する生活支援が介護保険から
ーダーの紹介と 年度研修生の挨拶
地域の皆さん
大震災の支援
そして東日本
田力理事長の講演、清水肇子事務局
午後1時からの第1部さわやか総
会では、KFCホールを会場に、堀
昨年と同じく東京・両国で開催しま
やか福祉財団交流総会フォーラムを
わやか徳島理事の麻野信子さん、さ
会長の阿部直善さん、NPO法人さ
社会福祉法人酒田市社会福祉協議会
ごの会」初代会長の野川義雄さん、
ョン・ドリーム副理事長の島津禮子
ターでNPO法人ふらっとステーシ
し、ゲストにさわやかインストラク
後半は、「ふれあい・いきがいと
新しい地域支え合いの仕組み」と題
を行って前半を終了しました。
さわやか交流会を開催しました。
その後、会場を第一ホテル両国へ
と移して、午後4時 分から第2部
がありました。
ちの活動の参考にしたい」等の感想
していることに感動した」「自分た
れの地域の実情がわかり、また挑戦
した。参加者の方々からは「それぞ
れの方々の活動を報告してもらいま
うことを伝えたいと説明し、それぞ
壇者の皆さんが地域でやっている活
週間予報では雪の予報だった2月
日。快晴の中、2013年度さわ
や担当者が被
わやかインストラクターでNPO法
り子さん、地域の応援隊和代表の西
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 33
30
動で十分支えることはできますとい
災地状況報告
人たすけあい遠州代表理事の稲葉ゆ
長の財団事業と運営についての説明、 さん、平塚市金田町内福祉村「いち
した。
及び 年度以
14
降の意気込み
なごみ
文部科学事務次官の山中伸一さん、
厚生労働省老健局長の原勝則さんを
第1部での
堀田力理事長の講演
2014.4
●
33
●
13
2013年度
18
さわやか福祉財団活動報告
ートしました。
厚子さんの乾杯により交流会がスタ
を紹介後、厚生労働事務次官の村木
はじめ官庁の方々やご支援者の皆様
した。
参加者の皆様に支援していただきま
ンストラクターの皆さんが販売し、
復興支援を手伝っているさわやかイ
市の復興支援物資を、被災地の方や
度考えていくことができた」等の声
「各地の活動内容から自分たちも再
うと活動していることに感動した」
参加者の方からのアンケートには
「被災者の方々がそれぞれ自立しよ
がありました。
ご参加いただきました皆様、本当
にありがとうございました。(写真
また、今回は当財団に遺贈してく
ださった皆様を紹介するパネルも掲
げ、改めてご支援に感謝いたしまし
→P )
(小野島 朝子)
た。
2013年度 第2回 (両国会場)
〜 日の2日間、東京・両
2月
国のKFCホールにおいて、全国か
チでそれぞれ抱負を述べました。
の授与を受け、併せて、一言スピー
て」、 その後堀田理事長が「新地域
ラクターは堀田力理事長から委嘱状
ら130名のさわやかインストラク
初日の冒頭、新さわやかインスト
略会議を開催しました。
ターが参加し、ブロック全国協働戦
ブロック との 協 働 戦 略 プロジェクト
ブロック全国協働戦略会議を開催
32
続けて、厚生労働省老健局長の原
勝 則 氏 が「 新 地 域 支 援 事 業 に つ い
20
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 34
19
昨年と同様に東日本大震災の被災
地である岩手県大槌町、宮城県塩竃
厚生労働事務次官の村木厚子さんの乾杯で
第2部は始まった
●
34
●
2014.4
活動報告 NEWS & にゅーす
氏が来場し、寄付金目録授与式及び
午前中の最後には、チェアマンに
就任されたばかりの リーグ村井満
質問に応じてくれました。
ギリまで会場に残り、参加者からの
演しました。原氏は可能な時間ギリ
ただき、会場は大きな拍手で包まれ
と、熱いメッセージのスピーチをい
あり、さらに密接な関係で歩もう」
やか福祉財団の活動ともに共通点が
根差した活動は、サッカー界とさわ
チームが一気に広がります。地域に
村井チェアマンから「次のシーズ
ンからはJ3も誕生し、Jリーグの
ってきている。
れが急速にな
るが、その流
議を重ねてい
関係団体と会
事業について、
「新地域支援
最後に、堀
田理事長が、
支援事業における戦略」と題して講
感謝状贈呈式を行いました。
ました。(関連→表紙裏)
各ブロックか
らフォーラム
れたことが報
場所も検討さ
局長が会場からの質問に応じました。 の開催時期や
ブロック会議では「次年度事業計
画・新地域支援事業に関するフォー
夜間プログラムは、新地域支援事業
しています。
頼もしく感謝
ラムの開催」等が話し合われました。 告され、大変
における戦略討議として、堀田理事
引き続き、新地域支援事業に関して
新地域支援事業について
有意義な意見交換が行わ
れた
長、清水事務局長が対応しました。
総括し、会議は終了しました。(関
13
J
連→裏表紙)
(木原 勇)
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 35
の情報に注意していただきたい」と
2日目は、全体総括として ブロ
ックよりブロック会議の報告が行わ
れました。
2014.4
●
35
●
午後の全体会議では、午前中の講
演について、堀田理事長、清水事務
厚労省老健局長の原勝則氏(右の
写真)の講演の様子
〈2014年
ふれあい推進事業
復興支援プロジェ ク ト
【2月 日】
宮城県山元町の中央公民館にて山元
未来ネットと認定NPO法人災害福祉
広域支援ネットワーク・サンダーバー
宮城支部の野田剛さんに、山元未来ネ
日〉
「地域包括ケアシステム」の解説記事
ットが案として計画している内容を、
月
が特集され、全戸配布されたことなど
サンダーバードの目的に沿ったものと
日〜
が紹介された。これを機に、絆のある
なっているかのすり合わせをし、町の
月
ドが協働で取り組むミニフォーラムの
復興まちづくりへ、地域包括ケアにつ
現状や課題について情報共有した。そ
打ち合わせを行った。サンダーバード
いて全市民の理解を一段と深めるよう
の後、山元未来ネットとサンダーバー
→P
日】
(岡本) より、
月
(鶴山)
日に開催するミニフォー
PO法人ほっとあい理事長)の進行に
第 回山元未来ネット定例会が山元
町の中央公民館で行われた。さわやか
)
ターの方々の全面的な協力を得た。
名の方々が参加し、北海道ブロック、
16
インストラクターの渡邊典子さん(N
岩手県釜石市の活動として、復興応 【2月
援神戸ツアーを開催。釜石市の住民
)
ドの役割分担をし、 月 日の開催に
復興通貨への取り組みについては
(丹) 向 け て 動 き 出 す こ と に し た。( 関 連
頁の上関優氏の記事を参照。
努めることがこの会にも求められる。
28
近畿ブロックのさわやかインストラク
3
「被災地支援活動から」
各地の自主的な動き
24
岩手県大船渡市の住民組織「大船渡 【2月6〜8日】
共生まちづくりの会」の定例会に参加
した。代表の近藤均氏から、自立へ向
月号に、当
けての決意が述べられた。タイミング
よく、大船渡市の広報誌
20
14
【2月6日】
1
(関連→ P
16
財 団 の「 地 域 包 括 ケ ア の 町 イ メ ー ジ
図」をアレンジした図も掲載された
10
13 26 26
3
2
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 36
2
12
さわやか福祉財団活動報告
●
36
●
2014.4
ラムについて役割分担をした。また、
「県外避難者支援」
山元未来ネット副代表の松村吉一先生
今後の広域避難者
(松村クリニック理事長)が山元町の
支援のあり方
(鶴山)
医療と福祉の現状について話をし、み
んなで再認識した。
【2月 日】
共生のまちづくりプロジェクト
富山
地域の人の関わりが必要
共生のまちづくりフォーラム
【2月 日】
富山県富山市の富山国際会議場で
「共生のまちづくりフォーラム 富
日】
東京ボランティア・市民活動センタ
ーでの広域避難者支援連絡会に参加し
山」が開催された。NPO法人デイサ
【2月
釜石市をさわやかインストラクター
の松實とよ実さん(NPO法人子育て
回広
日に実施される「第
と訪問し、平田どうもの会の世話人会
打ち合わせを行った。今回のミーティ
域避難者支援ミーティング
氏、堀田力理事長が鼎談を行った。
佳代子氏、南砺市民病院医長の南眞司
ービスこのゆびとーまれ理事長の惣万
議に参加した。2014年度事業計画
ングは、関係者のみの会議となり、今
東京の進行や報告内容を確認
であることや、終末期医療では何が正
しいのかの判断基準を見出すのに、本
立ちながら医師として追究しているこ
人と家族らと話し合い総合的な見地に
した。地域住民と進める畑作りの事例
となどが紹介された。何よりも命の主
(髙橋昌) 体側が最後の意思表示をしておくこと
を聞いたので、資料としてまとめるこ
ィング
めに地域の人たちが関わることが必要
を話し合った。また、復興応援神戸ツ
) 【2月
釜石市での活動にどのようにつなげて
いくかを話し合った。(関連→ P
日】
アーの振り返りを行った。同ツアーを
東京」の
in
後の広域避難者支援のあり方などに焦
介護者と被介護者との関係の中でど
点を絞って開催する予定。 (髙橋昌) ちらも喜ぶことが大切であり、そのた
月
た。
in
サポートネットる・る・る代表理事)
15
4
in
27
4
(岡本) 東京・中野区の鷺宮都営住宅自治会
を訪れ、第 回広域避難者支援ミーテ
12
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 37
10
2
14
in
とにした。
2014.4
●
37
●
28
が大切であることも確認された。
齢介護課長の松本孝幸さんと当財団に
した。最初に矢板市長遠藤正氏が「
事業にも取り組む計画がある」と挨拶
014年度、矢板市では居場所づくり
契約による成果のお礼の挨拶をいただ
した。
年間の委託
2
いた。また、201 年度から介護保
(加藤) 来訪された。富岡市との
住民参加の仕組みづくりプロジェクト
3
福岡県大牟田市役所にて、市内 地
区の地域包括支援センター、市長寿福
り組むかのアドバイスを引き続きお願
とについても、市としてどのように取
スが市町村事業に段階的に移されるこ
効果などについて話をした。「とにか
あり、それを受けて常設型の居場所の
どい実行委員会のメンバーから報告が
市内の居場所づくりや医療と介護の
現状などについて、やいたみんなのつ
険改正に伴い要支援者に対するサービ
祉課の職員が集まり、地域ふれあいフ
いしたいとのこと。今後も群馬県のさ
【2月
日】
(鶴山)
どい」にて「ふれあえる居場所づくり
ながりづくりを始めていくことを共有
題であり、今から近隣で人と人とのつ
大都市の今後の高齢化対策は大きな問
マで講演をした。東京をはじめとする
「ふれあいの仲間づくり」というテー
「かつしかシニアフォーラム」にて
東京都葛飾区で活動をしている葛飾
アクティブクラブCOMが主催する
居場所について講演
をいただいた。
(鶴山) く」というポイントに共感したとの声
ふれあいの居場所推進プロジェクト
ら取り組んでいきたい。
ォーラムの打ち合わせを行った。今回
014年度の取り組みについて意見交
換を行い、計画を具体的にする検討を
日】
22
をはじめよう」というテーマで講演を
栃木県矢板市教育委員会生涯学習課
が主催する「第 回やいたみんなのつ
【2月
とにかく始めてみよう
(木原)
富岡市
29
行った。
日】
要支援者へのサービスに
市としてどう取り組むか
【2月
群馬県富岡市長の岡野光利さんが高
16
みについて情報共有を行うことと、
く 始 め て み て、 や り な が ら 考 え て い
日】
4
わやかインストラクターと連携しなが
6
2
は、各地域包括支援センターの取り組
29
26
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 38
【1月
さわやか福祉財団活動報告
●
38
●
2014.4
した。
その後、討論会が行われ、その総括
の中で、もう 人の高連協共同代表の
案がなされた。
することとなった。
この準備をするための小委員会を設置
民間支援創出プロジェクト
◎寄付文化普及チーム
ーターに適した方が、ずらりとここに
(鶴山) サービスを創造するためのコーディネ
東京・両国のKFCホールにて)に参
(日本ファンドレイジング協会主催。
「ファンドレイジング・日本 2014」
(野島)
下町である葛飾では戸建て住宅団地
の高齢化は孤立や生活支援、買い物、
業への移管に伴い、求められるNPO
通院、介護などの問題があるとの意見。 堀田力理事長から「要支援の市町村事
全国の居場所の事例を紹介した結果、
お揃いになっている。ぜひ自分の地域
の講座に1000人を超える
加した。年ごとに規模が大きくなり、
【2月5日】
した寄付の調達が最近の主流だが、遺
(野島) 人が参加した。インターネットを活用
ただきたい」との呼びかけが行われた。 今回は
でのコーディネーターに手を挙げてい
関心を持ってくださった方も多かった。 や地縁団体によるきめ細かな生活支援 【2月1〜2日】
社会参加推進事業
社会人地域参加応援プロジェクト
高連協
高齢者モデルに挑戦 !
【1月 日】
あった。
地域資金の活用
日】
足利市
栃木県足利市のさわやかインストラ
・
(石川)
‌ 贈や寄付税制に関する講座もあり、最
近の寄付事情を知るには大変有意義で
‌年度の内閣府フォーラムへの関わ
り方につき、従来の共同主催をやめ、
高連協の役員会に参加。冒頭、
高 連 協( 高 齢 社 会 N G O 連 携 協 議
会)の新年集会に参加した。冒頭、高
協力という形で参加することを決定し
ワイ会議に協力することを決定した。
27
連協共同代表の樋口恵子さんが基調講
2
0
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 39
1
演をし、「2014年はいまだかつて た。また、米国ジェネレーションズ・
ない高齢者モデルに我々で挑戦! 政 ユナイテッド(略称GU。諸世代交流)
府がしてくれるのを待つのではなくて、 の依頼を受け、来年 月に実施するハ 【2月
私たちが提案して実践しよう」との提
2014.4
●
39
●
7
1
4
60
20
27
クターの大島裕子さん(ボランティア
た。
件目は、個人で家庭裁判所から
法定後見人として選任されているが、
日の両日、 複数人で対応するために、市民後見人
グループあしかが子育て応援ネット代
月 日、
145名の参加であった。
参加者の所属部署は自治体により、
保健福祉部、地域包括支援センター、
養成についての教材の相談。もう
様々であり、地域に応じた市民後見の
表)の主催で、
寄付文化普及研究会を足利市民活動セ
は、地域の行政からの依頼もあり、ゆ
推進を模索している様子がうかがえる
66
じる一日であった。
(野島)
制づくりが急務であることを改めて感
感が感じられ、地域での市民後見の体
りに何とか対応しなければという危機
(野島) ている地域での成年後見ニーズの高ま
成年後見ニーズの高まりに
日】
どう対応するか
【2月
自治体向けの市民後見推進モデル事
業自治体研修会(NPO法人地域ケア
回実施され、
政策ネットワーク主催)に参加した。
この研修会は同内容で
この日は第1回で、北は北海道から南
市区町、約
方から、それぞれ、地域の実情に応じ
都道府県
24
社会福祉協議会、成年後見センター等、
ンターで開いた。研究会の趣旨説明の
くゆくは市民後見NPOをつくりたい
構成であった。メモを取りながら熱心
回の
件
日は栃木秀麿氏(栃木産
と思っていて、とりあえず地域住民向
後、初回の
科婦人科院長)が地域で支える寄付に
に受講する姿が、超高齢社会に突入し
つ い て、 第
(認定NPO法人じゃんけんぽん理事
長)が認定取得について講演をした。
月
(石川)
日に最
回の研究会で延べ 名の方が参加
し、地域資金の活用について活発な意
見交換が行われた。次は
終回を開催する。
日】
市民後見人プロジェクト
【2月
1
は鹿児島まで
ブロック全国協働戦略会議に参加し
たさわやかインストラクターの 名の
2
た市民後見の進め方について相談され
2
15
動を行うとのこと。
け成年後見セミナー等の啓蒙・啓発活
27
日は井上謙一氏
2
1
24
27
20
2
2014/04/02 14:09
さぁ言おう4月.indb 40
20
50
3
2
19
さわやか福祉財団活動報告
●
40
●
2014.4
情報・調査事業
の活躍を支援するための各種制度、子
庭局長の石井淳子氏が、女性の社会で
を行った。
日間、当財団で就業体験
ども子育て支援制度、次世代育成支援
目標として、大きな声で挨拶をする
こと、仕事の手順はメモを取り、わか
名が各
対策推進法の延長と地域行動計画策定
らないときは質問をすること、終わっ
徒
指針の改定、そして利用者支援事業に
た報告をすること、の
点を挙げて、
ついて説明した。
事務体験は初めてなので、 人とも
日目は緊張していたが、 日目から
(加藤) 員継続依頼の印刷作業などを実習した。
それぞれ、交流総会の資料の印刷、新
3
政策提言プロジェ ク ト
個別ニーズに
地域が応える方向に
聞の整理、さわやかパートナーへの会
3
高齢者、子ども関連政策は、いずれ
も個別ニーズに地域が応える方向性が
示された。
事務局
就業体験実習で来団
東京都立永福学園
(高橋恵)
ってほしい。
し、これからも頑張
回の体験実習を活か
ち着いて作業を行うことができた。今
は、しっかりと手順を確認しながら落
1
【2月 〜 日】
期介護保険事業計画とそれを
日】
2
2
日に全国介護保険・高齢者保健福
祉担当課長会議、 日に全国児童福祉
主管課長会議が、共に厚生労働省講堂
(東京・霞ヶ関)で開催された。
前者の冒頭、厚労省老健局長の原勝
則氏が介護保険法改正に伴う つの課
題(第
〜 日・ 〜
年生の生
1
は、頼んだ方。
大車輪の活躍。しっかりお休みも取って、バランスよく仕事してね ! と
●事務局のO女史。気がつくと、本来業務以外にも細々した仕事を頼まれ
東京都立永福学園高等部
実施支援するための介護保険法の改正、【2月
介護報酬改定)
、 地域医療・介護総合
推進法(略称)の意義、新地域支援構
想会議が示した新たな地域支援事業に
対する基本的な考え方を紹介した。
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後者では、厚労省雇用均等・児童家
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●
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●
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26
6
2
12
25
25
2014年度
(平成
年度)
※201
年3月
日現在の予定。
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金額の数字は各事業の直接事業費予算額、1万円未満は省略しています。
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ふれあい推進事業 1億8628万円
①助け合い活動推進員養成プロジェクト
②共生のまちづくりプロジェクト
③ブロックとの協働戦略プロジェクト
④住民参加の仕組みづくりプロジェクト
⑤立ち上げ支援プロジェクト
⑥地域ふれあい啓発プロジェクト
2784万円
⑦ふれあいの居場所推進プロジェクト
⑧時間通貨推進プロジェクト
⑨復興支援プロジェクト
社会参加推進事業
①社会人地域参加応援プロジェクト
②子ども育成支援プロジェクト
③スポーツふれあいプロジェクト
④民間支援創出プロジェクト
助け合い基金推進チーム
2000万円
4948万円
(旧寄付文化普及チームを発展的に改称)
社会支援促進チーム
遺贈チーム
⑤市民後見人プロジェクト
情報・調査事業
①情報誌発行プロジェクト
②統括広報プロジェクト
広報チーム
ITチーム
③政策提言プロジェクト
収益事業
①不動産賃貸等事業
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実施事業・プロジェクトをご紹介します。
さわやか福祉財団活動報告
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2014.4
東日本大震災支援
復興応援地域通貨への
寄付で応援してください!
さわやか福祉財団は現在、「復興応援地域通貨」を
被災地で進めています。ぜひご協力ください。
東日本大震災被災者支援のうち、特に、地域通貨を使った復興まちづくり支援に
特定して活用させていただきます(地域通貨義援金)。
実施予定地域:大槌町、釜石市、大船渡市、南三陸町、塩竃市
振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団
郵 便 払 込 00120 - 0 - 764352 ※
みずほ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号1418298
東日本大震災義援金
東日本大震災の復興まちづくりをご支援ください。
主にさわやか福祉財団が重点地域として定める地域が対象となります。
重点地域:大槌町、釜石市、大船渡市、気仙沼市、南三陸町、石巻市、塩竃市、
山元町、及び福島県(福島県は現在は主に県外避難者支援を実施)
振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団
郵 便 払 込 00110 - 7 - 7 0 9 6 2 7 ※
三井住友銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号7479690
※手数料不要の専用用紙をご用意していますのでお申し出いただければご郵送します。
それ以外のお振り込みは恐れ入りますが、振込手数料のご負担をお願いいたします。
【お願い】銀行振込の場合、お振込の詳細がわかりませんため、当財団発行領収書をご希望の方は、
お手数ですが、振込日、振込銀行名、振込金額と併せてお名前とご住所をご連絡ください。
さわやか福祉財団への寄付は、所得税・法人税等の控除対象となります。
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2014.4
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勉強のために
出席したい
平山 芳弘さん 歳
大阪府
さわやか福祉財団は、この春、各
地で「フォーラムと検討会」を開く
ことを企画されているとか。早めに
日程、場所を知らせてもらえれば、
歳
「どうも」を
利用して感じたこと
山ちゃんさん 岩手県
釜石復興通貨「どうも」券を利用
して感じたことは、券に関わるすべ
勉強のため出席したいと思います。
詳細が決まり次第、当財団のホー
て の 人 間 が う る お う( す べ て の 面
(編集部より)
ムページ及び情報誌『さぁ、言お
で)ということです。 得というべき
頁をご覧ください。
得
か。 の○は、和、輪を意味したり
…。よく字で表現できませんが。
また、最後の頁の「ひとりごと」
気に入っています。
どうも、どうも
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2014.4
Tsutomu Hotta
64
79
う』の誌面にてお知らせいたしま
す。本誌
10
あなたの意見を社会へ生かそう
『さぁ、言おう』
は皆様の声を社会につなげる
問題提起型情報誌です
ぜひ皆様の声をお寄せください
『さぁ、言おう』では、取り上げたテーマに対する読者の皆様から
のご意見・ご感想、あるいは普段気になるテーマに基づいた体験記
や提言などを随時募集しています。
常設テーマ
地域の助け合い活動について
制度・施設について
ふれあいボランティアやNPOの活
動から得たとっておきのエピソード、
あるいは活動上の問題・疑問など。
この制度・施設のここがいい、ここ
を直してほしいなど、体験談や具体的
なアイデアなど。
生き方について
その他自由随筆
年齢に関係なく前向きに意欲的な人
生を過ごしている方、波瀾万丈の人生
の中でも負けずに新たな道に進もうと
している人など、皆様の身近にいる素
敵な方々をご紹介ください。
投稿の方法
● 字数や回数制限はありません。ただし、掲載にあ
たっては誌面の都合上、編集要約する場合がありま
すので予めご了承ください。
●一般投稿は形式は問いません。本誌添付の投稿ハガ
キなどもご自由にご利用ください(ただし原稿はお
返しできません)
。
● 投稿は、事情が許す限り本名でお願いします。
ただし掲載時には匿名、あるいはペンネームの使用
も可能ですので、その旨お書き添えください。
● 投稿時には、お名前のほかに、ご住所、連絡先お電
話番号をご記入ください(内容により質問させてい
ただく場合があります)
。性別、年齢もよろしけれ
ばお書き添えいただければ、大変参考になります。
●
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●
送付先
〒105-0011
東京都港区芝公園 2 - 6 - 8
日本女子会館 7 階
公益財団法人さわやか福祉財団
『さぁ、言おう』編集部宛
FAX 03(5470)7755
E-mail
[email protected]
2014.4
さぁ言おう4月.indb 45
2014/04/02 14:10
私たちは東日本大震災の復興まちづくりを支援しています
さわやか福祉財団の活動を
ぜひご支援ください。
『さぁ、言おう』はみんなで新しい社会のあり方を考える問題提起型の情報誌です
■さわやか福祉財団の活動をさわやかパートナーとしてご支援ください。
個 人
年会費
Aコース
法 人
年会費
Aコース
▲
Bコース
▲
『さぁ、言おう』を毎月お手元に
お届けいたします。
さわやかパートナーは、さわやか
福祉財団の理念と活動に共感して
会員としてご支援いただく賛助協
力者の皆さんです。
(1 口)
Bコース
10,000 円
3,000 円
100,000 円
20,000 円
公益財団法人さわやか福祉財団の会費は、特別な特典を付与するもの
ではない賛助会費であり、寄付金の一つの形です。
■寄付金は税金の控除対象となります。
さわやか福祉財団へのご寄付は、所得税、法人税等の控除対象となります(所
得税の寄付控除額の上限は所得の40%−2000円)。
*いずれもお問い合わせは、編集部あるいは社会支援促進チームまでお気軽にご連絡
ください。
([email protected])
はり絵・池田げんえい
「あたたかい町」
編集後記 ●本誌でも毎号報じているとお
り、介護保険制度の一部改正が予定されて
おり、介護度の軽い人たちは地域で支える
仕組みの構築が急務となります。現在全国
各地でフォーラムを検討中です。お近くで
開催の折にはご関心いただければ幸いです。
また、読者の皆さんのお住まいの自治体の
動きや、地域の助け合いの状況などどうぞ
お知らせください。●本誌は2014年度こ
の4月号から自主発行となりました。長年
にわたり、競輪補助事業として
本誌の発行に多大なご支援をい
ただいた公益財団法人JKAに
心より御礼申し上げます。
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●
2014/04/02 14:10
身体の力はおとろえても
心の力は失いたくない
心の力を支えてくれるのは
夢や希望や好奇心や楽しみなど
自分の心を熱くしてくれる思いと
人がくれる愛情の暖かさであろう
そして
心の力は、けっこう身体を元気にしてくれる
温かい
地域社会づくりを
共に目指して!
No.220
多大なご支援をありがとうございます
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
さわやか福祉財団が任意団体の当時から、公益社団法人日本プロ
サッカーリーグ(Jリーグ)さんより、毎年多大なご支援をお寄せ
いただいています。
2013年度も、2月19日(水)の全国のさわやかインストラクター
が集うブロック全国協働戦略会議の場において、寄付金目録授与式
及び感謝状贈呈式を行いました。
新たに就任された村井満チェアマンからも「地域に根差した活動
は、サッカー界とさわやか福祉財団の活動とも共通点があり、さら
に密接な関係で歩みましょう」とエールをいただきました。
今後も、Jリーグさんが地域に根差した活動を推し進めていかれ
ることを期待しています。
4月号
通巻248号 2014年4月10日発行
(毎月1回10日発行)
表 紙 絵 池田げんえい
イ ラ ス ト 原田とおる/吉村美穂
レイアウト 菊池ゆかり
印 刷 所 日本印刷株式会社
編 集 人 清水 肇子
発 行 人 堀田 力
発 行 元 公益財団法人さわやか福祉財団
〒105 - 0011 東京都港区芝公園2- 6 - 8 日本女子会館 7 階
Tel(03)
5470 - 7751 Fax(03)
5470 - 7755
E-mail [email protected]
http://www.sawayakazaidan.or.jp
Printed in Japan 無断複写・無断転載はご遠慮ください©
4月号-ひとりごと.indd 1
村井チェアマンから堀田理事 堀田理事長から村井チェアマンへ
長へ寄付金目録をいただく
感謝状の贈呈を行う
村井チェアマンからの
ご挨拶
2014/03/31 9:44
2014
平成26年4月10日発行(毎月1回10日発行) 通巻248号 2013年度
● 2014年
さわやかな高齢社会に向けて
月号 ●
4
4
ブロック全国協働戦略会議を
行いました
さわやかインストラクター約130名が全国から東京・両国に集まり、
平成 年4月 日発行
︵毎月1回 日発行︶
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10
10
これから始まる新地域支援事業についての最新情報と、それに伴う各
ブロックの戦略及びさわやか福祉財団の方向性などについて、様々に
議論を重ねました。
通巻 号
248
発行人 堀田 力
公益財団法人
発行元
編集人 清水肇子
さわやか福祉財団
全体会議では様々な質問がさわやかインストラクターから出ました
東京都港区芝公園2︲6︲8
日本女子会館7階
〒105
-0011
さわやか福祉財団
表紙14.indd 1
ブロック会議ではどのブロックも熱心に議論を交わしました
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