目次 3.1 3.1 分類の概要 分類の概要 3.2 3.2 IQ曲線分析 IQ曲線分析 3.3 3.3 ABC分析 ABC分析 3.4 3.4 EIQ分析 EIQ分析 3.5 3.5 在庫回転率 在庫回転率 3.4 EIQ分析 3.4.1 3.4.1 EIQ分析の定義 EIQ分析の定義 3.4.2 3.4.2 顧客アクティビティー・プロファイル 顧客アクティビティー・プロファイル 3.4.1 EIQ分析の定義 製品の種類 製品の種類 ((Item) Item) 注文 注文 (order (order Entry) Entry) 関係を分析する手法 関係を分析する手法 数量 数量 (Quantity ) (Quantity) 3.4.2 顧客アクティビティー・プロファイル 100 80 60 売上げ 40 20 Zアイテム Yアイテム 0 A顧客 B顧客 Xアイテム C顧客 営業活動への活用(顧客対応例) 商品:Yアイテム 35 売上 経費 売上・経費(億円) 30 25 収益に貢献しない! 20 15 10 5 0 A B 顧客 C 目次 3.1 3.1 分類の概要 分類の概要 3.2 3.2 IQ曲線分析 IQ曲線分析 3.3 3.3 ABC分析 ABC分析 3.4 3.4 EIQ分析 EIQ分析 3.5 3.5 在庫回転率 在庫回転率 3.5 在庫回転率 3.5.1 3.5.1 在庫回転率の定義 在庫回転率の定義 3.5.2 3.5.2 在庫回転率の見方 在庫回転率の見方 3.5.1 在庫回転率の定義 売上高* 商品回転率 一定期間中の出荷量 在庫回転率 = 一定期間中の平均在庫量 たな卸資産 注意:経営分析では、金額で計算する。 *:厳密には、売上原価が望ましい。 在庫回転期間 在庫回転期間 = 1 在庫回転率 一定期間中の平均在庫量 = 一定期間中の出荷量 商品回転率 会社名 会計年月日 単位 トヨタ イトーヨーカ堂 Tiffany & Co. セブン-イレブン 2003年3月31日 2003年3月31日 2003年2月28日 2003年1月31日 百万円 百万円 百万円 千ドル 売上高 売上原価 粗利益 たな卸資産 14,793,973 11,914,245 2,879,728 1,025,838 備考 製品のみ 粗利益率 商品回転率(1/年) 商品回転期間(月) ソニー 19.5% 11.6 1.0 6,916,042 4,979,421 1,936,621 625,727 製品のみ 28.0% 8.0 1.5 2,980,388 2,068,901 911,487 100,968 1,706,602 695,154 1,011,448 732,088 製品のみ 30.6% 20.5 0.6 2003年2月28日 百万円 116,364 86,598 29,766 3,144 製品のみ 59.3% 0.9 12.6 25.6% 27.5 0.4 商品のロケーション 保管場所 低 中 通路 高 中 出入口 高 3.5.2 在庫回転率の見方 (1)回転率が高い場合 回転率が高くて良いケース 回転率が高くても悪いケース (2)回転率が低い場合 回転率が低くても良いケース 回転率が低くて悪いケース (1)回転率が高い場合 回転率が高くて良いケース ①売上げ高が棚卸し資産の手持ち高を上回っているとき ②仕入れの方法を改善して回転期間が短縮されたとき 回転率が高くても悪いケース ①売上げ高が基準になる在庫を上回り、品切れがよく発生して、売 れ逃しが生じて、機会損失が発生しているとき ②売上げの減少を見逃したとき、手持在庫をこれを考慮して少なくし て、この結果品切れが生じて利益の減少につながるとき (2)回転率が低い場合 回転率が低くても良いケース ①近日中に、品物の価格が値上げされることが判ったために、あら かじめ見込み在庫を持ったとき ②評判のよい品物でいつも品切れが発生する売上高のきわめて良 いもので、あらかじめ余分の在庫を保有するとき ③これからの売上増があらかじめ見通しとして定まっているときの余 分の在庫を保有するとき ④年間を通じて季節変動のある商品のピーク時の販売に対する対 策として余分の在庫を保有するとき 回転率が低くて悪いケース ①売上げの極めて低い商品に対して多めの在庫を保有するとき ②在庫保有中に品質低下やファッションの旧型化などによって在庫 が増加してきたとき 在庫量(保管量)の算出式 入庫(I) 入庫(I) t期 保管 保管 (S) (S) 出庫(O) 出庫(O) St = St-1 + It - Ot 平均在庫量の算出式 T S= ∑ (S × ∆T ) t t =1 t T ∑ ∆T t =1 t 在庫回転率を計算してみよう! 10月1日から10日の間の在庫回転率を計算する。 日付 入荷量 出荷量(売上量) 在庫量 曜日 12 10 月曜日 10月1日 12 10 8 火曜日 10月2日 14 12 6 水曜日 10月3日 20 20 10 10 木曜日 10月4日 12 12 金曜日 10月5日 20 15 0 5 土曜日 10月6日 0 日曜日 10月7日 0 15 15 0 月曜日 10月8日 0 14 14 火曜日 10月9日 15 水曜日 10月10日 10 14 10 ①総出荷量を求める。 ① 曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 日付 入荷量 出荷量(売上量) 2001年10月1日 12 10 2001年10月2日 10 8 2001年10月3日 12 6 2001年10月4日 10 10 2001年10月5日 12 12 2001年10月6日 0 5 2001年10月7日 0 0 2001年10月8日 0 0 2001年10月9日 14 15 2001年10月10日 10 14 総出荷量 80 在庫量 12 14 20 20 20 15 15 15 14 10 80(個/10日間) ②平均在庫量を求める。 ② 曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 日付 入荷量 出荷量(売上量) 在庫量 在庫量*期間 2001年10月1日 12 10 12 12 2001年10月2日 10 8 14 14 2001年10月3日 12 6 20 20 2001年10月4日 10 10 20 20 2001年10月5日 12 12 20 20 2001年10月6日 0 5 15 15 2001年10月7日 0 0 15 15 2001年10月8日 0 0 15 15 2001年10月9日 14 15 14 14 2001年10月10日 10 14 10 10 総出荷量 80 総在庫量*期間 155 期間 10 平均在庫量 15.5 15.5(個) ③在庫回転率を求める。 ③ 曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 日付 入荷量 出荷量(売上量) 在庫量 在庫量*期間 2001年10月1日 12 10 12 12 2001年10月2日 10 8 14 14 2001年10月3日 12 6 20 20 2001年10月4日 10 10 20 20 2001年10月5日 12 12 20 20 2001年10月6日 0 5 15 15 2001年10月7日 0 0 15 15 2001年10月8日 0 0 15 15 2001年10月9日 14 15 14 14 2001年10月10日 10 14 10 10 総出荷量 80 総在庫量*期間 155 期間 10 平均在庫量 15.5 5.16(1/10日間) 在庫回転率 5.16 経営分析の指標 交差主義比率 交差主義比率 (交差比率) (交差比率) 利益貢献度 利益貢献度 交差主義比率(交差比率) 粗利益 = 売上高 − 売上原価 粗利益率 = 粗利益 / 売上高 商品回転率 = 売上高 / たな卸資産 交差主義比率 = 粗利益率 × 商品回転率 = 粗利益 / たな卸資産 交差比率分析 第1象限 稼ぎ商品で販売効率のよい商品である。 売上の趨勢を分析し、衰退傾向をいち早く捉え ることが重要である。 第2象限 単位あたりの儲けは少ないが、回転率のよい商 品である。 売上原価を低減する方策の検討が必要である。 第3象限 死に筋商品である。 販売の中止を行うか、顧客別商品別の販売実績 を調査し、この象限のみの商品を購入している 顧客との取引条件の見直しが必要である。 第4象限 商品の回転率は低いが、粗利益率のよい商品で ある。 無駄な在庫の削減を行う必要がある。 商品回転率 第2象限 第1象限 粗利益率 第3象限 第4象限 交差比率分析 12 商品回転率(1/年) 14 10 粗利益率(%) 15% 20% 商品(ト) 商品(ホ) 商品(日) 商品(三) 商品(マ) 8 6 4 25% 30% 35% 利益貢献度 利益貢献度 = 売上構成比 × 交差主義比率 練習問題 情報処理試験 初級システムアドミニストレータ 基本情報技術者 ABC分析 問題 問題 ABC分析の適用例として、適切なものはどれか。 ABC分析の適用例として、適切なものはどれか。 A) A) 一定の目的で地域を三つに分割し、各地域ごとにオピニオン 一定の目的で地域を三つに分割し、各地域ごとにオピニオン リーダを選んで反復調査を行い、地域の傾向や実態を把握す リーダを選んで反復調査を行い、地域の傾向や実態を把握す る。 る。 B) B) 単品の販売金額又は粗利益額を高い順に並べ、その累計比 単品の販売金額又は粗利益額を高い順に並べ、その累計比 率を三つのランクに分けて商品分析を行い、売れ筋商品を把 率を三つのランクに分けて商品分析を行い、売れ筋商品を把 握する。 握する。 C) C) 地域を一定の経線と緯線で網の目状に区切った区画に対し 地域を一定の経線と緯線で網の目状に区切った区画に対し て、人口、購買力などさまざまなデータを集計し、より細かな て、人口、購買力などさまざまなデータを集計し、より細かな 地域分析を行う。 地域分析を行う。 D) D) レシートの販売情報から、顧客が買物をした際の購入商品の レシートの販売情報から、顧客が買物をした際の購入商品の 組合せなどを分析する。 組合せなどを分析する。 ABC分析 問題 問題 取扱商品を 取扱商品をABC ABC分析した場合,A 分析した場合,Aグループの管理対 グループの管理対 象となる商品の商品番号はどれか。 象となる商品の商品番号はどれか。 A) A) 1,2 1,2 B) B) 2,5 2,5 C) C) 2,6 2,6 D) D) 4,8 4,8 商品番号 年間販売数 単価 年間売上高 1 110 2 220 2 60 40 2400 3 10 4 40 4 130 1 130 5 10 60 600 6 1 25 25 7 10 2 20 8 150 2 300 9 20 2 40 10 50 1 50 合計 551 139 3825
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