<概要版> 能美市空家等対策計画 能美市の空き家の現状 ・能美市の人口は、今後減少すると推計されている。また、高齢化の進行 とともに高齢者の単身・夫婦のみの世帯が増加しており、高齢者は持ち 家率が高い傾向にある ・能美市の新規住宅着工戸数は、近年増加しており、1世帯あたりの住宅 数も1以上で増加傾向にあることから、住宅の供給過多の状況がうかが える ・能美市の空き家数は、平成 15 年~平成 25 年で 880 戸の増加が見ら れ、特に近年の空き家率の伸びが大きい 現状の空き家増加、高齢化と高齢者の持ち家率の高さ、 住宅の供給過多の状況より、将来的な空き家等の増加が懸念される 空き家等対策の実施体制 取組方針と施策 ◆所有者等による空き家等の適正な管理 【予防・啓発】 ・高齢夫婦や単身世帯の住宅においては次の世代へ円滑に継承されるよう市民意識の啓発・周知 を行い空き家等の発生抑制に努める。 ・空き家等においては、所有者等が自己責任により適正に管理するよう市民意識の啓発・周知に 努める。 ・所有者等の様々な事情等から適正管理が困難な場合においては、市民や町会・町内会、事業者、 市等が連携した対策や措置に努める。 【施策】 ○空き家等の発生抑制と所有者等の適正管理の啓発・情報発信 ○各種団体等との連携促進 ○多様な空き家等管理の推進 ◆空き家等の流通促進 【利活用】 ・所有者等が売却・賃貸などを求める場合、基本的には民間の流通に委ねるものとするが、建築 物の状態や所有者等の経済状況等によって、流通等が困難なものについて、空き家バンクへの 登録や改修の支援等による流通の促進に努める。 ・ワーク・イン・レジデンス制度やその他空き家等の有効活用事業の推進や事業者との連携によ る活用策の検討など所有者の意識啓発・周知を含めた流通促進に努める。 【施策】 ○空き家バンクの充実 ○空き家等を有効活用できる人材育成や仕組みの構築 ○既存空き家等の更なる有効活用 ○管理不全空き家等・老朽空き家等の除却支援 ○企業との連携による空き家等活用 ○所有者不明の空き家等の対応 ◆管理不全空き家の解消 【除却】 ・旧耐震基準の木造住宅については、住宅の新陳代謝を促進することで安全安心な地域づくりに努 める。 ・所有者が不明のため放置されているものや所有者等による管理が不十分なもので、周辺地域の生 活環境に影響を与える空き家等については、 「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき 適正に対処し、管理不全空き家等の解消に努める。 ・特定空家等に関する判断は、国土交通省が発表している「『特定空家等に対する措置』に関する 適切な実施を図るために必要な指針(ガイドライン)」に基づき、能美市空家等対策協議会に諮 り慎重に判断する。
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