周 南 市 工場立地法に基づく 特定工場届出の手引

周 南 市
工場立地法に基づく
特定工場届出の手引
平成27年9月
周南市 経済産業部
商工振興課
目
次
第1
工場立地法の仕組み・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
第2
届出について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
1
届出対象となる工場又は事業場の範囲・・・・・・・・・ 5
(1 ) 製 造 業 等 と は
(2 ) 工 場 又 は 事 業 場 と は
(3 ) 一 の 団 地 と は
(4 ) 敷 地 面 積 と は
(5 ) 建 築 面 積 と は
2
届出が必要となる場合・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
(1 ) 新 設 の 届 出
(2 ) 変 更 に 係 る 届 出
(3 ) 氏 名 等 の 変 更 の 届 出
(4 ) 承 継 の 届 出
(5 ) 廃 止 の 届 出
3
実施の制限・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
(1 ) 実 施 を 制 限 さ れ る 行 為
(2 ) 実 施 制 限 期 間 の 短 縮
4
届出書類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
(1 ) 新 設 又 は 変 更 の 届 出 書 類
(2 ) 氏 名 等 の 変 更 の 届 出 書 類
(3 ) 承 継 の 届 出 書 類
(4 ) 廃 止 の 届 出 書 類
(5 ) 届 出 書 類 の 作 成 方 法
5
届出部数及び提出先・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
第3 工場立地法の準則について・・・・・・・・・・・・・・ 15
1
生産施設及び環境施設の概要・・・・・・・・・・・・・ 16
2
生産施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
(1 ) 生 産 施 設 と は
(2 ) 生 産 施 設 の 判 別 の ポ イ ン ト
(3 ) 生 産 施 設 面 積 率
(4 ) 生 産 施 設 面 積 の 測 定 方 法
(5 ) 兼 業
3
緑地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
(1 ) 緑 地 と は
(2 ) 緑 地 面 積 率
(3 ) 重 複 緑 地 等 の 取 扱 い
(4 ) 緑 地 面 積 の 測 定 方 法
(5 ) 緑 地 整 備 に 際 し て 守 る べ き こ と
4
緑地以外の環境施設・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
(1 ) 「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」 と は
(2 ) 各 環 境 施 設 の 取 扱 い
(3 ) 環 境 施 設 の 面 積 率
(4 ) 「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」 の 面 積 の 測 定 方 法
5
環境施設の配置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
(1 ) 敷 地 の 周 辺 部 と は
(2 ) 5 分 の 1 ラ イ ン の 記 載 方 法
(3 ) 5 分 の 1 ラ イ ン 上 の 環 境 施 設 の 取 扱 い
6
既存工場の特例措置・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
(1 ) 単 一 業 種 の 場 合
(2 ) 複 数 業 種 の 生 産 施 設 面 積
(3 ) 複 数 業 種 の 緑 地 面 積 、 環 境 施 設 面 積
(4 ) 環 境 施 設 の 配 置
第1 工場立地法の仕組み
-1-
1
法のねらい
工 場 立 地 法 ( 以 下 「 法 」 と い う 。) 工 場 立 地 が 環 境 の 保 全 を 図 り つ つ 適 正 に
行 わ れ る よ う に す る た め 、一 定 規 模 以 上 の 工 場 ま た は 事 業 所( 特 定 工 場 )の 生
産 施 設 や 緑 地 等 の 面 積 等 に つ い て 基 準 が 定 め ら れ て い ま す 。こ の こ と か ら 、特
定 工 場 を 新 設 ・ 届 出 内 容 を 変 更 し よ う と す る 場 合 は 、法 に 基 づ く 届 出 を 周 南 市
にすることが必要となります。
ま た 、平 成 2 4 年 4 月 の 法 の 一 部 改 正 に よ り 、市 が 地 域 に 即 し た 基 準 と な る
工 場 立 地 法 地 域 準 則 条 例 を 制 定 す る こ と が で き る よ う に な っ た こ と か ら 、国 及
び県の公表している区域ごとの緑地面積率等に基づき周南市独自の基準とな
る周南市工場立地法地域準則条例を制定しました。
2
法の骨子
(1) 準 則 の 公 表
周 辺 の 生 活 環 境 と の 調 和 を 保 つ 工 場 立 地 を 実 現 す る た め 、生 産 施 設 、緑 地
及 び 環 境 施 設 の そ れ ぞ れ の 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 す る 割 合 、並 び に 環 境 施 設 の
配置等について、事業者が守るべき基準を定めています。
以下は、周南市工場立地法地域準則条例として定めている率です。
なお、区域の設定については都市計画法によります。
用途区域
緑地面積率
環境施設面積率
工業・工業専用地域
5%以上
10%以上
準工業地域
10%以上
15%以上
住居・商業地域
30%以上
35%以上
上記以外
5%以上
10%以上
重複緑地算入率
50%以下
昭和49年6月28日までに設置されている工場等又は設置のための工事
が 開 始 さ れ て い た 工 場 等 に お い て 、生 産 施 設 の 面 積 の 変 更 等 が 行 わ れ る と き の
緑 地 面 積 率 の 算 定 は 、周 南 市 工 場 立 地 法 地 域 準 則 条 例 附 則 第 2 項 に 掲 げ る 式 に
より行います。
(2) 届 出
一 定 規 模 以 上 の 工 場 等 を 新 設 又 は 変 更 す る 際 に 、事 前 に 市 長 へ 届 け 出 る こ
とを義務付けています。
-2-
準 則 に 適 合 し 、周 辺 地 域 の 生 活 環 境 の 保 持 に 支 障 が な い と 認 め ら れ る 場 合
は 、届 出 が 受 理 さ れ た 日 か ら 原 則 と し て 9 0 日( 最 短 で 3 0 日 )を 経 過 し た
後に工事着工することができます。
準 則 に 適 合 せ ず 、周 辺 地 域 の 生 活 環 境 の 保 持 に 支 障 が あ る と 認 め ら れ る 場
合は、勧告をし、変更を命令することがあります。
事前相談
お問い合わせ・届出先
山口県周南市
商工振興課
住所
届出
※工場立地法第6条、第8条
経済産業部
企業活動戦略室
〒 745-0045
山口県周南市徳山港町1番1号
電話
0834-22-8223
FA X
0834-22-8357
Mail
s h o k o @ c i t y. s h u n a n . l g . j p
審査
(準則に適合する場合) (準則に適合しない場合)
※工場立地法第9条
受理
勧告
※ 工 場 立 地 法 第 10 条
通知
変更命令
未届・虚偽届
(命令に違反した場合)
着工
※ 工 場 立 地 法 第 16 条
罰則
※ 工 場 立 地 法 第 16 条 他
-3-
第2 届出について
-4-
1
届出対象となる工場又は事業場の範囲
製 造 業 等 に 係 る 工 場 又 は 事 業 場( 政 令 で 定 め る 業 種 に 属 す る も の を 除 く 。)
で あ っ て 、一 の 団 地 内 に お け る 敷 地 面 積 又 は 建 築 物 の 建 築 面 積 の 合 計 が 政 令
で 定 め る 規 模 以 上 で あ る も の ( 以 下 「 特 定 工 場 」 と い う 。) が 、 届 出 の 対 象
と な り ま す 。( 法 第 6 条 第 1 項 )
※ 政令で定める規模:
敷地面積9,000㎡以上 又は 建築面積の合計3,000㎡以上
(1) 製 造 業 等 と は
「 製 造 業 等 」 と は 、 製 造 業 ( 物 品 の 加 工 修 理 業 を 含 む )、 電 気 供 給 業 、 ガ
ス 供 給 業 又 は 熱 供 給 業 を い い ま す 。( 法 第 2 条 第 3 項 )
※ 製 造 業 等 の 範 囲 は 、原 則 と し て 日 本 標 準 産 業 分 類 に よ る 製 造 業 、電 気 供 給
業、ガス供給業又は熱供給業とします。
※ 製 造 業 に 含 ま れ る「 物 品 の 加 工 修 理 業 」と は 、製 造 と 修 理 又 は 賃 加 工( 他
の 業 者 の 所 有 に 属 す る 原 材 料 に 加 工 処 理 を 加 え て 加 工 賃 を 受 け る こ と )と 修
理 を そ れ ぞ れ 合 わ せ て 行 う 船 舶 製 造 ・ 修 理 業 、鉄 道 車 両 製 造 業 等 の 事 業 を い
い 、自 動 車 整 備 業 の よ う に 単 に 修 理 の み を 行 う 事 業 は 物 品 の 加 工 修 理 業 に 含
まれません。
※ 「 政 令 で 定 め る 業 種 に 属 す る も の を 除 く 。」 と は 、 電 気 供 給 業 に 属 す る 発
電所で水力若しくは地熱を原動力とするもの又は太陽光を電気に変換する
も の で す 。( 法 施 行 令 第 1 条 )
(2) 工 場 又 は 事 業 場 と は
「 工 場 又 は 事 業 場 」と は 、 工 場 立 地 法 規 則 第 2 条 に よ る 生 産 施 設( 1 7 ペ
ー ジ 参 照 )を 設 置 し て 製 造 、加 工 等 の 業 務 の た め に 使 用 す る 場 所 を い い ま
す 。し た が っ て 、本 社 、営 業 所 、変 電 所 、石 油 油 槽 所 等 は 生 産 施 設 を 有 し
ないので工場等とはしません。
《 次 の よ う な 事 業 場 は 製 造 業 等 に 係 る 工 場 又 は 事 業 場 に 含 ま れ ま せ ん 。》
①
農 林 水 産 物 の 出 荷 の た め に 選 別 、洗 浄 、包 装 等 を 行 う 事 業 場( 選 果 場 、
ライスセンター等)
②
業 と し て 保 管 を 行 う 事 業 所 で 当 該 保 管 業 務 に 付 随 し て 選 別 、梱 包 、包
装、混合等を行う事業所
③
修理を専業とする事業場(自動車整備場、機械器具修理場)
④
電気供給業に属する変電所、ガス供給業に属するガス供給所
⑤
鉄スクラップを集荷、選別して卸売する事業所等
-5-
(3)
一の団地とは
「一の団地」とは、連続した一区画内の土地をいいます。
したがって、道路、河川、鉄道等により二分されている場合は、通常は
一の団地ではありません。
し か し 、そ の 工 場 自 体 の た め に 設 け た 私 道 、軌 道 等 に よ り 分 断 さ れ て い る
場 合 又 は 道 路 、鉄 道 等 に よ り 分 断 さ れ て は い る が 、生 産 工 程 上 、環 境 保 全 上
若 し く は 管 理 運 営 上 極 め て 密 接 な 関 係 が あ り 一 体 を な し て い る 場 合 は 、一 の
団地と解します。
なお、具体的には次のような取扱いとなります。
( 例 1 )第 1 工 場 と 第 2 工 場 の 間 に 道 路 を は さ ん で い る が 、生 産 機 能 上 密 接
なつながりがある場合は、一の団地とし、工場敷地面積はA+B
とする。
第2工場
B
道路
パイプ
汚水を一括処理
第1工場
A
(例2)第1工場と第2工場との間に他社工場がある場合は一の団地とは
ならず、第1工場の敷地面積はAとする。
他社
他社
工場
住
第1工場
A
工場
第2工場
宅
他社
他社
工場
工場
(例3)道路をはさんで、従業員用の駐車場がある場合は一の団地として、
工場敷地面積はA+Bとする。
駐車場
B
道路
工
場
A
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(例4)飛び地に運動場、体育館などがある場合は、一の団地とはしない。
( 例 5 )高 速 道 路 等 の 幅 の 広 い 道 路 又 は 河 口 部 等 の 非 常 に 幅 の 広 い 河 川 が 間
に 入 る 場 合 で 、工 場 の 規 模 と 比 較 し て 社 会 通 念 上 一 の 団 地 と 解 し 難 い
ものは一の団地としない。
(4) 敷 地 面 積 と は
「敷地面積」とは、工場等の用に供する土地の全面積をいいます。
工場敷地面積は、所有地、借地等のいかんを問いません。
※ 工 場 等 の 用 に 供 す る 土 地 に は 、社 宅 、寮 又 は 病 院 の 用 に 供 す る 土 地 及 び
これらの施設の用地として明確な計画のあるものは含まれません。
※当面用途不明のまま将来の予備として確保している土地は敷地に含ま
れます。
※子会社、下請工場等に土地を貸している場合には、その部分は除かれ、
子会社、下請工場等の工場敷地となります。
(5) 建 築 面 積 と は
「 建 築 面 積 」と は 、工 場 等 の 建 築 物( 社 宅 、寮 又 は 病 院 の 建 築 物 を 除 く 。)
の 水 平 投 影 面 積 を い い 延 べ 面 積 で は あ り ま せ ん 。そ の 測 り 方 は 建 築 基 準 法 施
行令第2条第1項第2号の規定によります。
※ 貯 蔵 タ ン ク や 屋 外 プ ラ ン ト 等 は 工 作 物 で あ っ て も 、建 築 物 と は な り ま せ
ん。
-7-
2 届出が必要となる場合
特定工場は、次の届出が必要となります。
(1) 新 設 の 届 出
特 定 工 場 を 新 設 す る 場 合( 敷 地 面 積 若 し く は 建 築 面 積 を 増 加 し 、又 は 既 存
の 施 設 の 用 途 を 変 更 す る こ と に よ り 特 定 工 場 と な る 場 合 を 含 む 。)
(法第6条
第1項)
(2) 変 更 に 係 る 届 出
ア
既 存 工 場 が 昭 和 4 9 年 6 月 2 9 日 以 後 に 最 初 に 変 更 を 行 う 場 合( 法 附 則
第3条第1項)
イ
政令の改廃により新たに届出対象となる場合(法第7条第1項)
ウ
新設の届出又は上記ア、イの届出をした者がその後に変更を行う場合
(法第8条第1項)
(3) 氏 名 等 の 変 更 の 届 出
氏名又は名称及び住所に変更があった場合(法第12条第1項)
(4) 承 継 の 届 出 ( 法 第 1 3 条 第 3 項 )
ア
特定工場を譲り受け、又は借り受けた場合(法第13条第1項関係)
イ
届出をした者の相続をした場合(法第13条第2項関係)
ウ
届出をした者に合併があった場合(法第13条第2項関係)
エ
届出をした者を分割した場合(法第13条第2項関係)
(5) 廃 止 の 届 出
(1) 新 設 の 届 出
次 の い ず れ か の 場 合 に 、 新 設 の 届 出 を 要 し ま す 。( 法 第 6 条 第 1 項 )
ア
特定工場を新たに設置する場合
イ
敷地面積若しくは建築物の建築面積を増加することにより特定工場と
なる場合
ウ
既存の施設の用途を変更することにより特定工場となる場合
(2) 変 更 に 係 る 届 出
ア
既存工場が昭和49年6月29日以後に最初に変更を行う場合
昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 以 前 に 特 定 工 場 を 設 置 し 、又 は 新 設 工 事 を 開 始 し た
-8-
者( 既 存 工 場 )が 、昭 和 4 9 年 6 月 2 9 日 以 後 に 最 初 に 変 更 を 行 う 場 合( 法
附則第3条第1項)
イ
政令の改廃により新たに届出対象となる場合
法第6条第1項の規定による特定工場の除外業種及び敷地面積等の規
模 の 下 限 に 関 す る 政 令 の 改 廃 が あ っ た 場 合 に 、新 た に 同 項 の 規 定 の 適 用 を
受けることとなる特定工場をすでに設置している者及び新設工事中の者
が 、特 定 工 場 と な る 日 以 降 最 初 の 変 更 を し よ う と す る 場 合( 法 第 7 条 第 1
項)
ウ
法第8条第1項の変更の届出
新 設 の 届 出 又 は 上 記 ア 、イ の 届 出 を し た 者 が 、そ の 後 に 次 の い ず れ か の
変更を行う場合(法第8条第1項)
①
製品の変更(法第6条第1項第2号関係)
次のいずれかに該当する変更をする場合
※日本標準産業分類における3ケタ分類に属する業種が他の3ケタ分
類 に 属 す る 業 種 と な る よ う な 変 更 が 行 わ れ る 場 合( 業 種 の 廃 止 又 は 追 加
の 場 合 を 含 む 。)
※ 当 該 工 場 に 適 用 さ れ る 準 則 値( γ の 値 )が 変 わ る よ う な 業 種 の 変 更 が
行われる場合(22ページ参照)
※ 当 該 工 場 に 適 用 さ れ る 既 存 生 産 施 設 用 敷 地 計 算 係 数( α の 値 )が 変 わ
るような業種の変更が行われる場合(40ページ参照)
②
敷地面積の変更(法第6条第1項4号関係)
③
建築面積の変更(法第6条第1項4号関係)
※ 生 産 施 設 、緑 地 及 び 環 境 施 設 の 面 積 並 び に 環 境 施 設 の 配 置 の 変 更 を 伴
わ な い 建 築 面 積 の 変 更 は 、「 軽 微 な 変 更 」 と し て 届 出 を 要 し ま せ ん 。( 法
施行規則第9条第1項第1号)
④
生産施設の面積の変更(法第6条第1項5号関係)
※ 生 産 施 設 の 修 繕 に よ る そ の 面 積 の 変 更 で あ っ て 、当 該 修 繕 に 伴 い 増 加
す る 面 積 の 合 計 が 3 0 ㎡ 未 満 の も の は 、「 軽 微 な 変 更 」 と し て 届 出 を 要
し ま せ ん 。( 法 施 行 規 則 第 9 条 第 1 項 第 2 号 )
※生産施設を撤去する場合は、
「 軽 微 な 変 更 」と し て 届 出 を 要 し ま せ ん 。
(法施行規則第9条第1項第3号)
-9-
⑤
緑地、環境施設の面積の変更(法第6条第1項5号関係)
※ 緑 地 又 は 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 を 増 加 す る 場 合 は 、「 軽 微 な 変 更 」 と し
て 届 出 を 要 し ま せ ん 。( 法 施 行 規 則 第 9 条 第 1 項 第 4 号 )
※ 緑 地 又 は 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 の 移 設 で あ っ て 、そ れ ぞ れ の 面 積 の 減 尐
を 伴 わ な い 場 合 は「 周 辺 の 地 域 の 生 活 環 境 の 保 持 に 支 障 を 及 ぼ す お そ れ
が な い も の 」 で あ り 、「 軽 微 な 変 更 」 と し て 届 出 を 要 し ま せ ん 。( 法 施 行
規則第9条第1項第5号)
下記を参考に判断します。
ⅰ
住宅等周辺の地域と隣接する境界部へ緑地又は緑地以外の環境
施設を移設するもの
ⅱ
重複緑地を通常の緑地へ変更するもの
※ 特 定 工 場 に 係 る 緑 地 の 削 減 に よ る そ の 面 積 の 変 更 で あ っ て 、当 該
削減によって減尐する面積の合計が10平方メートル以下のもの
(保安上その他やむを得ない事由により速やかに行う必要がある
場 合 に 限 る 。) は 、「 軽 微 な 変 更 」 と し て 届 出 は 要 し ま せ ん 。( 法 施
行規則第9条第1項第6号)
⑥
環境施設の配置の変更(法第6条第1項5号関係)
(3) 氏 名 等 の 変 更 の 届 出
氏 名 又 は 名 称 及 び 住 所 に 変 更 が あ っ た 場 合 に 、変 更 の 届 出 を 要 し ま す 。
(法
第12条第1項)
※ 変 更 が あ っ た と き は 、遅 滞 な く 届 け 出 て く だ さ い( 変 更 後 、1 か 月 程 度 を
目 安 に 提 出 し て く だ さ い 。)。( 法 第 1 2 条 第 1 項 )
※ 法 人 組 織 の 場 合 、会 社 名 が 変 更 す る 場 合 に 届 出 を し て く だ さ い 。代 表 者 の
変更は届出を要しません。
※ 住 所 と は 、本 社 所 在 地 の 住 所 の こ と で 、工 場 等 の 住 居 表 示 が 変 更 さ れ た 場
合 は 届 出 を 要 し ま せ ん 。次 回 の 変 更 の 届 出 を 提 出 す る 際 に 、当 該 内 容 を 記 載
してください。
(4) 承 継 の 届 出 ( 法 第 1 3 条 第 3 項 )
次のいずれかの場合に、承継の届出を要します。
ア
特定工場を譲り受け、又は借り受けた場合(法第13条第1項関係)
イ
届出をした者の相続をした場合(法第13条第2項関係)
ウ
届出をした者に合併があった場合(法第13条第2項関係)
エ
届出をした者を分割した場合(法第13条第2項関係)
※ 変 更 が あ っ た と き は 、遅 滞 な く 届 け 出 て く だ さ い ( 変 更 後 、 1 か 月 程 度
を 目 安 に 提 出 し て く だ さ い 。)。( 法 第 1 3 条 第 3 項 )
- 10 -
※ 承 継 届 は 、特 定 工 場 の 全 部 を 承 継 す る 場 合 に 適 用 さ れ ま す 。一 部 を 承 継
する場合は法第6条第1項の新設届が必要となります。
※ 特 定 工 場 が 、こ の 承 継 人 の 既 設 の 工 場 と 隣 接 し 、承 継 の 結 果 2 つ の 工 場
が 一 体 の 敷 地 と な る も の は 、承 継 人 の 工 場 の 増 加 の 取 扱 い と な り ま す 。す
な わ ち 、承 継 人 の 既 設 の 工 場 が 特 定 工 場 な ら ば 変 更 届( 法 第 8 条 第 1 項 )、
非特定工場ならば新設届(法第6条第1項)をすることになります。
なお、この場合に被承継人の工場は廃止の届出をしてください。
(5) 廃 止 の 届 出
次のいずれかの場合に、廃止の届出を要します。
ア
生産施設を撤去し、特定工場内での生産活動を止めてしまった場合
イ
譲渡等により、特定工場の全部が、隣接する特定工場に吸収(一体化)
された場合
※ 敷 地 面 積 の 減 尐 等 に よ り 特 定 工 場 の 規 模 を 満 た さ な く な る と き は 、廃 止
の 届 出 で は な く 、 法 第 8 条 の 変 更 届 を 提 出 し て く だ さ い 。( 一 旦 廃 止 し た
既 存 工 場 が 再 度 生 産 を 開 始 す る 場 合 は 、新 設 工 場 と し て 取 り 扱 う た め 、既
存 工 場 の 緩 和 措 置 を う け る こ と が で き な く な り ま す 。)
3 実施の制限
法第6条第1項(新設)の届出、第7条第1項(政令改廃により特定工場と
な っ た 工 場 等 が 最 初 の 変 更 を 行 う 場 合 )の 届 出 、第 8 条 第 1 項( 変 更 )の 届 出 、
法附則第3条第1項(既存工場が最初に変更を行う場合)の届出をした者は、
その届出が受理された日から90日を経過した後でなければ、それぞれ、特定
工 場 を 新 設 し 、 又 は 当 該 変 更 を し て は な り ま せ ん 。( 法 第 1 1 条 第 1 項 )
(1) 実 施 を 制 限 さ れ る 行 為
ア
新設の届出の場合
①工場敷地の埋立工事又は造成工事を伴う場合
工 場 敷 地 の 埋 立 工 事 又 は 造 成 工 事 を 伴 う も の は 、埋 立 工 事 の 着 手 又 は 造
成工事の着手
②工場敷地の埋立工事又は造成工事を伴わない場合
埋 立 、造 成 工 事 を 行 わ な い で 、建 築 物 、生 産 施 設 又 は 緑 地 そ の 他 の 環 境
施 設 の 設 置 の 工 事 等 か ら 開 始 す る も の は 、そ れ ら の 設 置 工 事 の 中 で 最 初 の
工事の着手
※一時的な施設の設置工事等
建設用飯場若しくは仮設事務所等の一時的な施設又は境界を画する門、
へ い 等 の 施 設 の 設 置 工 事 の 着 手 は 、実 施 を 制 限 さ れ る 行 為 に あ た り ま せ ん 。
- 11 -
イ
変更の届出の場合
①変更のための工事を伴う場合
変更のための工事を伴う場合はその工事の着手
②変更のための工事を伴わない場合
《製品のみの変更》
製 品 を 変 更 す る た め に 必 要 と な る 機 械 ・ 設 備 等 の 設 置 、 改 造 、移 動 等 の
作業の着手
《敷地面積のみの変更》
土地の移転登記(移転登記を伴わない場合は契約)
(2) 実 施 制 限 期 間 の 短 縮 ( 法 第 1 1 条 第 2 項 )
届 出 が 受 理 さ れ た 日 か ら 9 0 日 間 を 経 過 し た 後 で な け れ ば 、新 設 、変 更 の
工 事 等 が で き な い こ と と な っ て い ま す が 、原 則 と し て 、届 出 内 容 が 法 第 9 条
の 勧 告 の 要 件 に 該 当 し な い 場 合( 準 則 に 適 合 す る 場 合 )は 、必 要 と 求 め ら れ
る範囲(最短30日まで)に応じて実施制限期間の短縮が認められます。
<届出受理日>
●
<工事開始日>
〇〇〇……………………………〇〇〇
●
90日(最短30日)
※
実施制限期間の計算は、届出日及び工事開始日を
含めないこと
- 12 -
4 届出書類
⑴
届出書類一覧表
番号
届出書類の名称
新設
変更
1
特定工場新設(変更)届出書「様式第1」
◎
◎
2
特定工場新設(変更)届出及び実施制限期間の短縮申請書「様式B」
◎
◎
3
特定工場における生産施設の面積「別紙1」
◎
○
4
特定工場における緑地及び環境施設の面積及び配置「別紙2」
◎
○
5
工業団地の面積並びに工業団地共通施設の面積及び配置「別紙3」
△
△
△
△
◎
○
◎
○
特定工場用地利用状況説明書「様式例第3」
◎
◎
10
特定工場の新設等のための工事の日程「様式例第4」
◎
◎
11
特定工場新設(変更)届出についての補足説明書
〇
〇
12
委任状
※
※
13
氏名(名称、住所)変更届出書「様式第3」
―
△
14
特定工場承継届出書「様式第4」
※
―
15
特定工場等施設廃止届
―
※
隣接緑地等の面積及び配置並びに負担総額及び届出者が負担する
6
費用「別紙4」
7
事業概要説明書「様式例第1」
生産施設、緑地、緑地以外の環境施設、その他主要施設の配置図
8
「様式例第2」
9
注1 ◎…提出することが必要な書類
〇…変更事項により提出することが必要な書類
△…工業団地又は工業集合地に属する場合提出する書類
※…該当する場合提出する書類
注2 環境施設のうち屋内運動施設又は供用文化施設、雤水浸透施設がある場合
は、周辺地域の生活環境の改善に寄与することを具体的に説明した書類等を
添 付 す る こ と 。( 3 1 ペ ー ジ 参 照 )
⑵
届出書類の作成方法
ア
用紙の大きさ
図 面 、表 等 や む を 得 な い も の を 除 き 、日 本 工 業 規 格 A 4 と し て く だ さ い 。
※代理人による届出の場合は、委任状を様式第1(又は様式B)のあと
に綴じてください。
- 13 -
5 届出部数及び提出先
ア
あて先
「周南市長
イ
木村
健一郎
様」
提出部数
提 出 部 数 は 1 部 で す が 、 副 本 も 1 部 作 成 し て 下 さ い 。( 受 付 印 押 印 )
( ※ 届 出 に お 越 し の 際 は 、事 前 に 連 絡 を い た だ き ま す よ う お 願 い し ま す 。)
ウ
提出先
所
在
地
電話及びFAX
周南市役所
港町庁舎
TEL
経済産業部
商工振興課
0834-22-8223
s h o k o @ c i t y. s h u n a n . l g . j p
企業活動戦略室
FAX
山口県周南市徳山港町1番1号
E-mail
0834-22-8357
- 14 -
第3 工場立地法の準則 について
- 15 -
1 生産施設及び環境施設の概要
摘
敷地面積に
要
対する割合
面積の測り方
次 の ア ~ エ に 係 る「 機 械 又 は 装 置 が 設 置
さ れ る 建 築 物 」( 工 場 建 屋 ) 又 は 「 屋 外
(工 場 建 屋 )
の機械又は装置などの生産プラント」
生
(屋外プラント)
建築基準法施行令に定
業種別に
める水平投影面積
産
施
ア…製造業における物品の製造工程
30%
(工修理工程を含む)
設
~65%
(屋 外 プ ラ ン ト )
イ…電気供給業における発電工程
水平投影図の外周によ
ウ…ガス供給業におけるガス供給工程
って囲まれる面積
エ…熱供給業における熱供給工程
緑
・樹 木 が 生 育 す る 区 画 さ れ た 土 地 又
20%
は建築物屋上等緑化施設であって、
以上
(樹 林 地 の 場 合 )
工場又は事業所の周辺の地域の生活
原則として区画の面積
緑地面
環境の保持に寄与するもの
積のう
地
・ 低 木 又 は 芝 そ の 他 の 地 被 植 物( 除 草
ち重複
等の手入れがなされているものに限
緑地等
る 。)で 表 面 が 被 わ れ て い る 土 地 又 は
は 1/4
建築物屋上等緑化施設
以内
25%
以上
低木又は芝生等で表面
が被われている面積
環境施
設のう
環
ち敷地
境
面積の
施
15%
設
緑
地
以
外
の
環
境
施
設
(低 木 地 、 芝 生 地 等 )
噴 水 、水 流 、 池 そ の 他 の 修 景 施 設 、
場、広場)
区画された土地の面積
以上の
屋外運動場、広場、屋内運動施設、
面積を
教養文化施設、雤水浸透施設、太陽
敷地周
光発電施設、工場又は事業場の周辺
辺に設
の地域の生活環境保持に寄与するこ
置
とが特に認められるもの
(修 景 施 設 、 屋 外 運 動
( 屋 内 運 動 場 、教 養 文 化
施 設 、太 陽 光 発 電 施 設 )
建築物の水平投影面積
(雤 水 浸 透 施 設 )
区画された土地の面積
(当該施設が地表に出
て い る 面 積 に 限 る 。)
- 16 -
※「 重 複 緑 地 等 」と は 、① 法 施 行 規 則 第 4 条 に 規 定 す る「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」
以 外 の 施 設 又 は 同 条 第 1 号 ト に 掲 げ る 施 設 と 重 複 す る 土 地 、及 び ② 同 規 則 第 3
条 に 規 定 す る 建 築 物 屋 上 等 緑 化 施 設 の こ と で す 。( パ イ プ の 下 の 芝 生 、 下 が 駐
車場の藤棚、駐車場の緑地、屋上の緑地、壁面の緑地等)
※ 既 存 工 場( 昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 に 設 置 さ れ て い る 工 場 又 は 設 置 の た め の 工
事 が 行 わ れ て い る 工 場 等 ) に つ い て は 、 緩 和 措 置 が あ り ま す 。( 3 8 ペ ー ジ 参
照)
※ 工 業 団 地 で 、工 場 敷 地 面 積 、緑 地 面 積 、環 境 施 設 面 積 に つ い て 、工 業 団 地 全
体 で 判 断 す る こ と が 適 当 と 認 め ら れ る と き は 、特 別 な 扱 い を す る こ と が あ り ま
す 。( 団 地 管 理 者 が 事 前 に 市 長 に 特 例 適 用 申 請 を す る 必 要 が あ り ま す 。)
- 17 -
2 生産施設
(1) 生 産 施 設 と は
生 産 施 設 は 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 施 設 ( 地 下 に 設 置 さ れ る も の を 除 く 。) と
し ま す 。( 法 施 行 規 則 第 2 条 )
1
製 造 業 に お け る 物 品 の 製 造 工 程( 加 工 修 理 工 程 を 含 む 。)、電 気 供 給 業 に
お け る 発 電 工 程 、ガ ス 供 給 業 に お け る ガ ス 製 造 工 程 又 は 熱 供 給 業 に お け る
熱 発 生 工 程 を 形 成 す る 機 械 又 は 装 置( 以 下「 製 造 工 程 等 形 成 施 設 」と い う 。)
が設置される建築物
2
製 造 工 程 等 形 成 施 設 で 前 号 の 建 築 物 の 外 に 設 置 さ れ る も の( 製 造 工 程 等
形成施設の主要な部分に係る附帯施設であって周辺の地域の生活環境の
保 持 に 支 障 を 及 ぼ す お そ れ が な い こ と が 特 に 認 め ら れ る も の を 除 く 。)
生 産 施 設 と は 、次 の 2 種 類 の 施 設 を い い ま す( 地 下 に 設 置 さ れ る も の は 除
か れ ま す 。)。
ア
製造工程等形成施設が設置されている建築物(工場建屋)
イ
製造工程等形成施設で建築物の外に設置されるもの(屋外プラント)
※「 製 造 工 程 等 」と は 、製 造 業 に お け る 物 品 の 製 造 工 程( 加 工 修 理 工 程 を
含 む 。)、電 気 供 給 業 に お け る 発 電 工 程 、ガ ス 供 給 業 に お け る ガ ス 製 造 工 程
又 は 熱 供 給 業 に お け る 熱 発 生 工 程 の こ と を い い ま す 。( 法 施 行 規 則 第 2 条
第1項第1号)
※「 物 品 の 製 造 工 程 等 形 成 施 設 」と は 、原 材 料 に 最 初 の 加 工 を 行 う 工 程 か
ら 出 荷 段 階 前 の 最 終 の 製 品 が 出 来 上 が る ま で の 工 程 の う ち 直 接 製 造・加 工
を 行 う 工 程 を 形 成 す る 機 械 又 は 装 置 及 び こ れ ら に 付 帯 す る 用 役 施 設( 受 変
電施設及び用水施設を除く)をいいます。
(2) 生 産 施 設 の 判 別 ポ イ ン ト
ア
原材料に係るもの
※ 原 材 料 に 係 る も の( 最 初 の 加 工 を 行 う 工 程 よ り 前 の も の )は 、生 産 施 設
ではありません。
※ 原 材 料 、資 材 の 倉 庫 、置 き 場 若 し く は タ ン ク 等 専 ら 貯 蔵 の 用 に 供 す る 独
立した施設は生産施設としません。
※ 倉 庫 又 は 置 き 場 に 付 随 し た 原 材 料 の 仕 分 け 施 設 、納 入 品 の 検 査 所 、原 材
料の抜取検査施設、計量施設は生産施設としません。
- 18 -
イ
最終製品に係るもの
※ 最 終 製 品 に 係 る も の( 製 品 が 出 来 上 が っ た 後 の 工 程 の も の )は 、生 産 施
設でありません。
※ 生 産 工 程 の 一 環 と し て 製 品 の 包 装 ・ 荷 造( 梱 包 )を 継 続 し て 行 う 施 設 は
生産施設とします。
※製品の検査が生産工程の一環として行われる検査所又は試験室は生産
施設とします。
※ 倉 庫 又 は 置 き 場 に 付 随 し た 最 終 の 製 品 の 抜 取 検 査 施 設 、計 量 施 設 は 生 産
施設としません。
※ 倉 庫 、置 き 場 に 付 随 し て 最 終 の 製 品 を 出 荷 す る た め の 施 設 は 生 産 施 設 と
しません。
ウ
製造工程等形成施設
※製造工程等形成施設がない場合は、生産施設ではありません。
※ 事 務 所 、研 究 所 、食 堂 等 で 独 立 の 建 築 物 で あ る も の は 生 産 施 設 と し ま せ
ん。
※製品の検査が生産工程の一環として行われる検査所又は試験室は生産
施 設 と し ま す が 、独 立 し て 製 品 の 技 術 開 発 を 目 的 と す る 試 験 研 究 を 行 う 検
査所又は試験室は生産施設としません。
※ 試 作 品 、開 拓 品 等 を 製 造 、研 究 す る 施 設 は 原 則 と し て 生 産 施 設 か ら 除 外
し ま す 。た だ し 、当 該 試 作 の た め の 施 設 の 規 模 、性 能 等 か ら み て 実 稼 働 プ
ラ ン ト に 移 行 す る 可 能 性 の あ る も の 、あ る い は 当 該 試 作 品 等 を 販 売 す る 場
合は生産施設とします。
※ 屋 外 ベ ル ト コ ン ベ ヤ ー 、輸 送 用 配 管 等 の 専 ら 輸 送 の 用 に 供 す る 施 設 は 生
産施設としません。
※ 一 時 的 な 遊 休 施 設 は 生 産 施 設 と し ま す 。ま た 、廃 止 さ れ た 施 設 で あ っ て
も撤去されない限り原則として生産施設とします。
エ
公害防止施設
※ 自 ら の 工 場 に お け る 排 出 物 を 処 理 す る た め の 施 設 で 、有 用 成 分 の 回 収 や
副 産 品 の 生 産 を 行 わ な い も の は 、公 害 防 止 施 設 と し 生 産 施 設 と は し ま せ ん 。
( 有 用 成 分 の 回 収 や 副 産 品 の 生 産 を 行 う 場 合 は 、個 別 に お 問 い 合 わ せ く だ
さ い 。)
オ
受変電施設及び用水施設
※受変電施設及び用水施設は、生産施設ではありません。
※ 受 変 電 施 設 と は 、変 電 所 、開 閉 所 、受 変 電 施 設 を い い 、用 水 施 設 と は 工
業用水の取水・貯水施設、冷却塔、排水施設等をいいます。
- 19 -
※排水処理施設からの排水を再度循環利用する場合であっても当該排水
処理施設は生産施設としません。
カ
用役施設
※ 用 役 施 設 に つ い て は 、生 産 施 設 に 附 帯 す る も の は 生 産 施 設 、生 産 施 設 で
ないものに附帯するものは生産施設でないものとします。
※生産施設でない貯蔵タンクに付属した加熱装置は当該貯蔵タンクと一
体の貯蔵施設とし、生産施設としません。
※ 主 に 自 家 用 の 電 気 を 発 電 す る た め に 設 置 さ れ る 施 設( 水 力 、地 熱 、風 力
又 は 太 陽 光 を 原 動 力 と す る も の を 除 く 。)、 ボ イ ラ ー ( 純 水 製 造 設 備 を 含
む 。)、 コ ン プ レ ッ サ ー 、 酸 素 製 造 施 設 、 熱 交 換 器 、 整 流 器 等 は 生 産 施 設 と
します。
※ 製 造 工 程 等 の 用 以 外 の 用 に 専 ら 供 さ れ て い る も の 、例 え ば 、事 務 所 用 の
空 気 調 節 施 設( す な わ ち 、ボ イ ラ ー 、コ ン プ レ ッ サ ー 、ポ ン プ 等 )又 は 出
荷 施 設 や 用 水 施 設 の 用 に 供 さ れ て い る コ ン プ レ ッ サ ー 、ポ ン プ 等 は 生 産 施
設としません。
※ 製 造 工 程 等 の 用 に 一 部 共 用 さ れ る ボ イ ラ ー 、コ ン プ レ ッ サ ー 、ポ ン プ 等
の用役施設は生産施設とします。
※工場建屋のための空気調整施設は製造工程等の用に供するので生産施
設とします。
※生産機能の集中制御のための建築物は生産施設とします。
キ
半製品、中間製品
※ 半 製 品 又 は 中 間 製 品 の タ ン ク が 、製 造 の 単 位 と し て の 工 程 を 形 成 す る 一
連 の 機 械 又 は 装 置 が 設 置 さ れ て い る 独 立 の 区 画 に 属 す る 場 合 に は 、生 産 施
設とします。
※半製品又は中間製品の倉庫が工場建屋の中に含まれる場合には当該工
場建屋は生産施設とします。
(3) 生 産 施 設 面 積 率
生 産 施 設 の 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 す る 割 合 は 、工 場 立 地 に 関 す る 準 則( 以 下
「 準 則 」 と い う 。) 別 表 第 1 の 上 欄 に 掲 げ る 業 種 の 区 分 に 応 じ 、 同 表 の 下 欄
に 掲 げ る 割 合 以 下 の 割 合 と し ま す 。 (準 則 第 1 条 )
た だ し 、昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 に 設 置 さ れ て い る 工 場 等 又 は 設 置 の た め の
工 事 が 行 わ れ て い る 工 場 等( 既 存 工 場 等 )に つ い て は 、緩 和 措 置 が あ り ま す 。
(準則備考1)
- 20 -
ア
新設工場の生産施設面積率
生 産 施 設 の 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 す る 割 合 は 、準 則 に よ り 上 記 の と お り 定
め ら れ て お り 、準 則 別 表 第 1 に よ り 業 種 の 区 分 に 応 じ て 定 め ら れ た 割 合 以
下 の 割 合 と す る こ と と な っ て い ま す 。( 準 則 第 1 条 )
イ
業種区分の考え方
※ 準 則 別 表 第 1 の 業 種 区 分 は 、原 則 と し て 当 該 工 場 か ら 出 荷 さ れ る 最 終 製
品の種類毎により客観的に行います。
※ 業 種 の 呼 称 は 、原 則 と し て 、日 本 標 準 産 業 分 類 と 同 一 の 用 語 を 使 用 し て
います。
ウ
兼業(複数業種)の場合の計算方法
兼 業( 複 数 業 種 )の 場 合 は 、生 産 施 設 面 積 が 準 則 に 適 合 す る か 否 か を 準
則 備 考 2 の 計 算 式 に よ り 判 断 し ま す 。こ の た め 、兼 業 か ど う か を 明 ら か に
す る 必 要 が あ り ま す 。( 2 4 ペ ー ジ 参 照 )
エ
既存工場の特例措置
既 存 工 場 等( 昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 に 設 置 さ れ て い る 工 場 等 又 は 設 置 の
た め の 工 事 が 行 わ れ て い る 工 場 等 )に つ い て は 、準 則 別 表 第 2 の 区 分 で 緩
和 措 置 が あ り ま す 。( 準 則 備 考 1 )( 3 8 ペ ー ジ 参 照 )
- 21 -
準則別表第1(業種区分別の敷地面積に対する生産施設面積割合)
敷地面積に対す
業
種
の
区
分
る生産施設の面
積に対する割合
(γ)
化学肥料製造業のうちアンモニア製造業及び
第一種
尿 素 製 造 業 、石 油 精 製 業 、コ ー ク ス 製 造 業 並 び
30/100
にボイラ・原動機製造業
第二種
伸鉄業
40/100
窯 業 ・ 土 石 製 品 製 造 業( 板 ガ ラ ス 製 造 業 、陶 磁
第三種
器・同関連製品製造業、ほうろう鉄器製造業、
45/100
七 宝 製 品 製 造 業 及 び 人 造 宝 石 製 造 業 を 除 く 。)
第四種
第五種
鋼管製造業及び電気供給業
でんぷん製造業及び冷間ロール成型形鋼製造
業
50/100
55/100
石 油 製 品 ・ 石 炭 製 品 製 造 業( 石 油 精 製 業 、潤 滑
第六種
油・グ リ ー ス 製 造 業( 石 油 精 製 業 に よ ら な い も
の ) 及 び コ ー ク ス 製 造 業 を 除 く 。) 及 び 高 炉 に
60/100
よる製鉄業
第七種
その他の製造業、ガス供給業及び熱供給業
- 22 -
65/100
(4) 生 産 施 設 面 積 の 測 定 方 法
ア
全般事項
生産施設の面積は原則として投影法による水平投影面積を測定します。
イ
工場建屋の面積測定方法
《基本原則》
※ 「 製 造 工 程 等 を 形 成 す る 機 械 又 は 装 置 が 設 置 さ れ て い る 建 築 物 」( 規 則
第 2 条 第 1 号 )の 面 積 は 、建 築 基 準 法 施 行 令 第 2 条 第 1 項 第 2 号 の 算 定 方
法によります。
《 工 場 建 屋 内 の 原 材 料 若 し く は 完 成 品 の 倉 庫 、一 般 管 理 部 門 の 事 務 所 、食
堂等の取扱い》
※ 同 一 建 築 物 内 の 原 材 料 若 し く は 完 成 品 の 倉 庫 、一 般 管 理 部 門 の 事 務 所 又
は食堂であって壁で明確に仕切られる等により実質的に別の建築物とみ
なされるものがある場合は、当該床面積を除いた面積とします。
※ た と え ば 、壁 の 一 部 に 連 絡 通 路 の 扉 の あ る 場 合 又 は 壁 の 一 部 を 連 絡 配 管
若 し く は コ ン ベ ア が 貫 通 し て い る よ う な 場 合 も 、壁 で 明 確 に 仕 切 ら れ て い
る も の と し て 取 り 扱 っ て よ い こ と と し て い ま す 。た だ し 、同 一 建 築 物 の 天
井 に ク レ ー ン が 設 置 さ れ て 吹 き 抜 け と な っ て い る 場 合 、壁 が 床 か ら 中 空 ま
で し か な い よ う な 場 合 及 び 移 動 式 カ ー テ ン ウ ォ ー ル 、の れ ん に 類 す る よ う
な カ ー テ ン 、つ い 立 て 等 に よ っ て 仕 切 ら れ て い る よ う な 場 合 は 、実 質 的 に
別の建築物とはみなされず当該建築物全体を生産施設として取り扱うも
のとします。
※ 同 一 建 築 物 の う ち 、生 産 施 設 面 積 か ら 除 く こ と の で き る 倉 庫 は 、原 材 料
若 し く は 完 成 品 の 倉 庫 で す が 、資 材 倉 庫 又 は 機 器 類 の 倉 庫 で 壁 で 明 確 に 仕
切られている場合は、これに準じるものとします。
※ 工 場 建 屋 内 の 、中 間 製 品 又 は 半 製 品 倉 庫 は 壁 で 明 確 に 仕 切 ら れ て い て も
生産施設とします。
※ 同 一 建 築 物 の う ち 、生 産 施 設 面 積 か ら 除 く こ と の で き る 一 般 管 理 部 門 の
事 務 所 と は 、工 場 全 体 の 管 理 部 門 の 事 務 所 を い い 、単 に 製 造 部 門 の 現 場 監
督事務所、現場作業事務所等をいうものではありません。
※ 同 一 建 築 物 の う ち 、社 宅 、寮 、病 院 、休 憩 所 、更 衣 室 及 び 便 所 に つ い て
は壁で明確に仕切られることにより実質的に別の建築物とみなされるも
のは、生産施設面積から除くものとします。
《二階建以上の建築物の取扱い》
※ 1 階 が 倉 庫 で 2 階 に 生 産 施 設 が あ る 建 築 物 等 に つ い て 、当 該 建 築 物 の い
ずれかの階に生産施設が設置されていれば、当該建築物は生産施設です。
したがって、当該建築物の水平投影面積を生産施設面積とします。
- 23 -
ウ
屋外プラントの面積測定方法
※「 製 造 工 程 等 形 成 施 設 で 建 築 物 の 外 に 設 置 さ れ る も の( 屋 外 プ ラ ン ト )」
( 規 則 第 2 条 第 2 号 )の 面 積 は 、原 則 と し て 、当 該 機 械 又 は 装 置 の 水 平 投
影 図 の 外 周 に よ っ て 囲 ま れ る 面 積 と し ま す 。( 原 則 と し て 地 盤 面 上 1 メ ー
ト ル 未 満 の 基 礎 部 を 除 き ま す 。)
(5) 兼
業
工 場 等 が 別 表 1 の 上 欄 に 掲 げ る 2 以 上 の 業 種 に 属 す る と き は 、準 則 第 1 条
の 規 定 に 適 合 す る 生 産 施 設 の 面 積 の 算 定 は 、次 の 式 に よ っ て 行 う も の と し ま
す 。( 準 則 備 考 2 )
n

Pi/γi≦S
(既存工場の兼業は44ページ参照)
i 1
これらの式において、n、Pi、γi、Sは、それぞれ次の数値を
表すものとする。
n
当該工場等が属する業種の個数
Pi
i業種に属する生産施設の新設に係る面積及びその面積の変更
に係る面積の合計(i業種に属する生産施設の面積の減尐が行わ
れる場合は、当該減尐に係る面積の合計を減じたもの)
γi
S
ア
i業種についての別表第1の下欄に掲げる割合
当該工場等の敷地面積
兼業かどうかの判断
一 の 工 場 が 兼 業 か ど う か の 判 断 は 、原 則 と し て 当 該 工 場 か ら 出 荷 さ れ る
製品で判断します。
《すべての半製品又は中間製品が自社内で消費される場合》
※自動車工場やピアノ製造工場のように当該工場で生産されるすべての
半製品又は中間製品が当該工場の最終の製品のためのものである場合は、
兼業扱いとせず、最終の製品の製造業の工場とします。
※段ボールシートを全部段ボール箱にして段ボール箱のみ出荷する場合
は、この工場は段ボール箱製造業に属します。
《半製品又は中間製品の一部が製品として出荷される場合》
※工場で生産される半製品又は中間製品が当該工場の最終の製品のため
の も の で あ る と と も に 、当 該 工 場 か ら 出 荷 も さ れ る 場 合 に は 、最 終 の 製 品
- 24 -
の製造業と当該出荷される半製品又は中間製品の製造業を兼業している
工場とします。
※ 段 ボ ー ル シ ー ト と 段 ボ ー ル 箱 を 製 造 し て い る 工 場 の 場 合 で 、段 ボ ー ル シ
ー ト と 段 ボ ー ル 箱 を そ れ ぞ れ 出 荷 す る 場 合 は 、段 ボ ー ル 製 造 業( 加 工 紙 製
造業)及び段ボール箱製造業(紙製容器製造業)の兼業とします。
《工場の生産形態で業種分類がなされる工場の場合》
※ 工 場 の 生 産 形 態 で 業 種 分 類 が な さ れ る 工 場 の 場 合( 例 え ば 、高 炉 に よ る
製 鉄 業 、電 気 炉 に よ る 製 鋼 及 び 圧 延 業 、石 油 化 学 系 基 礎 製 品 製 造 業 、石 油
精 製 業 等 の 工 場 は 複 数 の 製 品 を 一 貫 工 程 の 範 囲 で 生 産 ・ 出 荷 し ま す が 、1
つ の 工 場 と し て 取 り 扱 わ れ て い ま す 。) は 出 荷 さ れ る 製 品 の 種 類 の 如 何 に
よらず一つの業種の工場として取り扱います。
※ 棒 鋼 、線 材 、厚 板 、薄 板 、帯 鋼 、鋼 管 な ど の 鋼 材 を 一 貫 し て 製 造 す る 工
場 は 高 炉 に よ る 製 鉄 業 に 属 し ま す 。表 面 処 理 、伸 線 等 を 含 め て 行 う 場 合 も
高炉による製鉄業に属します。
《同一業種として取り扱われる場合》
※ 製 造 業 に つ い て は 、日 本 標 準 産 業 分 類 の 同 一 の 3 ケ タ 分 類 に 属 し 、か つ
準則別表第1(γ)の区分が同一なものを、同一業種とします。
イ
兼業の場合の生産施設面積と準則適合の判断
兼業(複数業種)の場合に、生産施設面積が準則に適合するか否かは、
ま ず 、そ れ ぞ れ の 業 種 に 係 る 生 産 施 設 面 積 を 明 ら か に し 、次 に 準 則 備 考 2
の計算式により準則適合を判断します。
《準則の計算方法》
n

Pi/γi≦S
i 1
※たとえば、2業種の場合の計算式は次のとおりとなります。
n

i 1
2
Pi/γi=  Pi/γi=P1/γ1+P2/γ2≦S
i 1
※P1/γ1の意味:第1業種の生産施設面積(P1)を、準則別表第1
で 定 め ら れ て い る 第 1 業 種 生 産 施 設 面 積 率( γ 1 )で 割 る こ と に よ り 、第
1業種が使用しているとみなされる敷地面積を示しています。
- 25 -
3
緑
地
(1) 緑 地 と は
工 場 立 地 法 上 の 緑 地 と は 、次 の 各 号 に 掲 げ る 土 地 又 は 施 設( 建 築 物 そ の 他
の 施 設 ( 以 下 「 建 築 物 等 施 設 」 と い う 。) に 設 け ら れ る も の で あ っ て 、 当 該
建 築 物 等 施 設 の 屋 上 そ の 他 の 屋 外 に 設 け ら れ る も の に 限 る 。以 下「 建 築 物 屋
上 等 緑 化 施 設 」 と い う 。) と す る 。( 法 施 行 規 則 第 3 条 )
1
樹 木 が 生 育 す る 区 画 さ れ た 土 地 又 は 建 築 物 屋 上 等 緑 化 施 設 で あ っ て 、工
場又は事業場の周辺の地域の生活環境の保持に寄与するもの。
2
低 木 又 は 芝 そ の 他 の 地 被 植 物( 除 草 等 の 手 入 れ が な さ れ て い る も の に 限
る 。) で 表 面 が 被 わ れ て い る 土 地 又 は 建 築 物 屋 上 等 緑 化 施 設
緑 地 と は 、法 施 行 規 則 第 3 条 に 規 定 す る 区 画 さ れ た 土 地 又 は 建 築 物 屋 上 等
緑化施設をいいます。
《緑地となるもの》
※ 次 に 掲 げ る も の は 緑 地 と し ま す 。た だ し ① 、② に つ い て は 、地 面 や 壁 面
等に固定されており、容易に移設することができないものに限ります。
・ ① 「 苗 木 床 」、 ② 「 花 壇 」、 ③ 「 い わ ゆ る 雑 草 地 で あ っ て も 、 植 生 、 美 観
等の観点から良好な状態に維持管理されているもの」
《緑地とならないもの》
※ 野 菜 畑 は 緑 地 と は し ま せ ん 。( 野 菜 畑 は 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 と し ま す 。)
※温室、ビニールハウスは、緑地とはしません。
(2) 緑 地 面 積 率
法 施 行 規 則 第 3 条 各 号 に 掲 げ る 緑 地 ( 以 下 「 緑 地 」 と い う 。) の 面 積 の 敷
地 面 積 に 対 す る 割 合 ( 以 下 「 緑 地 面 積 率 」 と い う 。) は 、 1 0 0 分 の 2 0 以
上 の 割 合 と し ま す 。( 準 則 第 2 条 )
昭和49年6月28日に設置されている工場等又は設置のための工事が
行 わ れ て い る 工 場 等 ( 以 下 「 既 存 工 場 等 」 と い う 。) に お い て 、 昭 和 4 9 年
6 月 2 9 日 以 後 に 生 産 施 設 の 面 積 の 変 更( 生 産 施 設 の 面 積 の 減 尐 を 除 く 。以
下 同 じ 。) が 行 わ れ る と き は 、・ ・ ・ ・ ・ 第 2 条 の 規 定 に 適 合 す る 緑 地 の 面
積・・・・・の 算 定 は 、そ れ ぞ れ 次 の 各 号 に 掲 げ る 式 に よ っ て 行 う も の と し
ま す 。( 準 則 備 考 1 )
( 計算式
略)
- 26 -
緑 地 の 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 す る 割 合 は 、上 記 の と お り 準 則 に よ っ て 定 め ら
れ て お り 、 1 0 0 分 の 2 0 以 上 の 割 合 と な っ て い ま す 。( 準 則 第 2 条 )
※ 既 存 工 場 等( 昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 に 設 置 さ れ て い る 工 場 等 又 は 設 置 の
ための工事が行われている工場等)については緩和措置があります。
(41ページ参照)
(3) 重 複 緑 地 等 の 取 り 扱 い
法 施 行 規 則 第 4 条 に 規 定 す る「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」以 外 の 施 設 と 重 複 す
る土地及び同施行規則第3条に規定する建築物屋上等緑化施設については、
敷地面積に緑地面積率を乗じて得た面積の100分の50の割合を超えて
緑 地 面 積 率 の 算 定 に 用 い る 緑 地 の 面 積 に 算 入 す る こ と が で き ま せ ん 。( 緑 地
面積率等に関する区域の区分ごとの基準)
ア
重複緑地等とは
重複緑地等とは、緑地の中で、
・ 法 施 行 規 則 第 4 条 に 規 定 す る 「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」( 3 1 ペ ー ジ 参
照 )以 外 の 施 設 又 は 同 条 第 1 号 ト に 掲 げ る 施 設( 太 陽 光 発 電 施 設 )と 重
複する土地
・法 施 行 規 則 第 3 条 に 規 定 す る 建 築 物 屋 上 等 緑 化 施 設( 2 6 ペ ー ジ 参 照 )
の こ と で す 。( 準 則 第 2 条 但 し 書 き )
《「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」 以 外 の 施 設 と 重 複 す る 土 地 の 例 》
※パイプの下の芝生、下が駐車場の藤棚、駐車場の緑地
《法施行規則第3条に規定する建築物屋上等緑化施設の例》
※屋上の緑地、壁面の緑地
イ
重複緑地等の取り扱い
敷地面積に緑地面積率を乗じて得た面積の100分の50の割合を超
えて緑地面積率の算定に用いる緑地の面積に算入することができません。
(緑地面積率等に関する区域の区分ごとの基準)
※ 1 0 0 分 の 5 0 の 割 合 を 超 え る 重 複 緑 地 は 、環 境 施 設 と し て 取 り 扱 い ま
す。 (法第4条第1項1号、準則第2条但し書き 参照)
- 27 -
(4) 緑 地 面 積 の 測 定 方 法
ア
樹林地の場合(法施行規則第3条第1項第1号)
※ さ く 、置 石 、へ い 等 に よ り 区 画 さ れ て い る 場 合 は 、区 画 さ れ て い る 土 地
又は建築物屋上等緑化施設の区画の面積を緑地面積として測定します。
※ 区 画 さ れ て い な い 場 合 は 、次 の 方 法 に よ り 、実 質 的 に 区 画 さ れ て い る も
のとして測定します。
① 樹 木 が 点 在 す る 場 合 は 、外 側 に あ る 各 樹 木 の 幹 を 直 線 で 結 ん で 囲 ま れ
る面積を緑地として測定します。
緑地とみなす面積
←実質的な区画
② 並 木 状 の 樹 木 の 場 合 は 、当 該 樹 木 の 両 端 の 樹 木 に 沿 っ て 測 っ た 距 離 に
1mを乗じた面積を緑地面積として測定します。
緑地とみなす面積
1m
両端の樹木に沿って測った距離
イ
低木地、芝生地等の場合(法施行規則第3条第1項第2号)
※低木又はその他の地被植物で表面が被われている面積を緑地面積とし
て測定します。
ウ
樹木と芝が混植している場合
※樹木と芝の混合した緑地の取扱いは、次のとおりです。
①芝生の中に樹木が生育している区画された土地又は建築物屋上等緑
化 施 設 に つ い て は 、緑 地 は 当 該 区 画 さ れ た 面 積 を 測 定 す る も の と し ま す 。
なお、区画された面積の2倍にはなりません。
② 区 画 さ れ て い る 樹 木 と 芝 の 混 合 し て い る 緑 地 で 、 3 0 ペ ー ジ (4)緑 地
整 備 に 際 し て 守 る べ き こ と『 ア 植 栽 の 位 置 』の よ う な 場 合 に つ い て は 、
植栽の状況に応じて測定します。
- 28 -
( 例 )実 質 的 な 区 画 内 及 び 個 々 の 芝 生 地 を 緑 地 面 積 と し て 算 定 す る 場 合
緑地とみなす面積
芝生地
←柵
裸地
エ
法面(斜面)の緑地の場合
※法面(斜面)の水平投影面積を緑地として測定します。
オ
壁面の緑地の場合
※ 建 築 物 そ の 他 の 施 設 の 直 立 し て い る 部 分( 直 立 壁 面 )を 緑 化 す る 場 合 は 、
緑化しようとする部分の水平延長に1mを乗じた面積を緑地として測定
します。
※ 傾 斜 し た 壁 面 に 緑 化 を し た 場 合 は 、緑 化 し よ う と す る 部 分 の 水 平 投 影 面
積とします。
※ 建 築 物 の 壁 面 だ け で な く 、フ ェ ン ス 、石 垣 、よ う 壁 、屋 外 プ ラ ン ト な ど
を緑化する場合も壁面の緑地とします。
※ 壁 面 の 緑 地 が 、平 面 の 緑 地 の 中 に あ る 場 合 又 は 平 面 の 緑 地 に 接 し て い る
場合は、壁面の緑地部分の面積は緑地としてカウントしません。
緑地とみなす面積
水平投影面積
↓
壁 壁
面
面
緑
緑 化
壁
面
緑
化
化
水平延長
水平延長
1m
カ
緑化駐車場の場合
※ 芝 そ の 他 の 地 被 植 物( 除 草 等 の 手 入 れ が な さ れ て い る も の に 限 る )に よ
り 車 両 1 台 分 の ス ペ ー ス の 5 0 % 以 上 が 緑 化 さ れ て い る 屋 外 の 駐 車 場( 緑
化 駐 車 場 )に つ い て は 、当 該 施 設 の 一 部 で あ る ブ ロ ッ ク ・ レ ン ガ 等 を 含 め
- 29 -
た面積を緑地面積として測定します。
※緑化駐車場を設置する駐車場内においては、駐車スペース以外の部分
(車が通行するスペース等)も緑化した場合は、同様の取扱いとします。
※ な お 、従 業 員 駐 車 場 な ど で 日 照 時 間 が 不 足 す る 場 合 は 、芝 の 入 れ 替 え 等 、
緑地を良好な状態に維持管理するための対策を講じることとします。
(5) 緑 地 整 備 に 際 し て 守 る べ き こ と
ア
植栽の位置
※区画全体について平均的に植栽されている必要があります。
※ 平 均 的 に 植 栽 さ れ て い な い 場 合 は 、裸 地 の 部 分 を 除 い て 、植 栽 が 集 中 し
ている場所を実質的に区画された緑地とします。
(例1)平均的に植栽されている場合(緑地とみなす面積
)
→全体を緑地として見る
←柵やブロック等で区画された土地
(例2)平均的に植栽しない場合(緑地とみなす面積
)
→『実質的な区画』部分を緑地として見る
裸地
←柵やブロック等で区画された土地
(例3)平均的に植栽しているが、適当な間隔で植栽されていない場合
(緑地とみなす面積
)
→裸地を除き、残りの植栽部分を単独の樹木として扱う
樹冠(上部から見たイメージ)
裸地
イ
緑地の設置時期
※ 緑 地 工 事 は 、原 則 と し て 、緑 地 の 設 置 届 出 と 同 時 に 届 出 た 生 産 施 設 の 運
転開始時期までに終了する必要があります。
- 30 -
4
緑地以外の環境施設
(1) 「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」 と は
緑 地 以 外 の 環 境 施 設 は 、次 の 各 号 に 掲 げ る 土 地 又 は 施 設 で あ っ て 工 場 又 は
事業場の周辺の地域の生活環境の保持に寄与するように管理がなされるも
のとします。
(法施行規則第4条)
1
次 に 掲 げ る 施 設 の 用 に 供 す る 区 画 さ れ た 土 地( 緑 地 と 重 複 す る 部 分 を 除
く 。)
イ
噴水、水流、池その他の修景施設
ロ
屋外運動場
ハ
広場
ニ
屋内運動施設
ホ
教養文化施設
ヘ
雤水浸透施設
ト
太陽光発電施設
チ
イ か ら ト に 掲 げ る 施 設 の ほ か 、工 場 又 は 事 業 場 の 周 辺 の 地 域 の 生 活 環
境の保持に寄与することが特に認められるもの
2
太陽光発電施設のうち建築物等施設の屋上その他の屋外に設置される
も の ( 緑 地 又 は 前 号 に 規 定 す る 土 地 と 重 複 す る も の を 除 く 。)
「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」は 、① 法 施 行 規 則 第 4 条 第 1 号 イ か ら チ ま で 、及
び 第 2 号 の 土 地 又 は 施 設 で あ り 、か つ ② 周 辺 の 地 域 の 生 活 環 境 の 保 持 に 寄 与
することが必要です。
《周辺地域の生活環境保持に寄与することの判断基準》
次の5つのうち、1つを満たすことが必要です。
①
オ ー プ ン ス ペ ー ス で あ り 、か つ 、美 観 等 の 面 で 公 園 的 に 整 備 さ れ て
いること
②
一 般 の 利 用 に 供 す る よ う 管 理 さ れ る こ と 等 に よ り 、周 辺 の 地 域 住 民
等の健康の維持増進又は教養文化の向上が図られること
③
災害時の避難場所等となることにより防災対策等が推進されるこ
と
④
雤水等の流出水を浸透させる等により地下水の涵養が図られる
こと
⑤
法 施 行 規 則 第 4 条 に 規 定 す る 太 陽 光 発 電 施 設 で あ っ て 、実 際 に 発 電
の用に供されるものであること。
- 31 -
※ 上 記 の 他 、周 辺 の 地 域 が 抱 え て い る 課 題 の 解 決 、工 場 と 周 辺 の 地 域 と の
融 和 に 資 す る と 認 め ら れ る よ う な 利 用 が な さ れ て い る 施 設( 生 産 工 程 に 関
係 す る も の を 除 く 。) で あ れ ば 、 当 該 施 設 を 規 則 第 4 条 第 1 号 チ に 規 定 す
る 施 設 と し ま す 。( 例 え ば 、 地 域 住 民 の 集 会 場 と し て 適 し た 施 設 が 整 備 さ
れ て い な い 地 域 に お い て 、工 場 内 の 専 ら 従 業 員 の 利 用 に 供 す る ク ラ ブ ハ ウ
ス を 無 償 で い つ で も 集 会 場 と し て 供 用 す る 場 合 等 が 考 え ら れ ま す 。)
(2) 各 環 境 施 設 の 取 扱 い
下 記 の 環 境 施 設 の う ち 、2 以 上 の 環 境 施 設 が 互 い に 重 複 す る 場 合 は 、当 該
重 複 部 分 に つ い て は 、そ の い ず れ か の 環 境 施 設 と し 、他 の 環 境 施 設 と は し な
い。
イ
修景施設(法施行規則第4条第1号イ)
※ 修 景 施 設 と は 、噴 水 、水 流 、池 、滝 、つ き 山 、彫 像 、灯 籠 、石 組 、日 陰
たな等の施設をいいます。
※ 雤 水 等 の 流 出 水 を 一 時 的 に 貯 留 す る た め の 調 整 池 は 、美 観 等 の 面 で 公 園
的 な 形 態 を 整 え て い る も の で あ れ ば 、修 景 施 設 と み な し 環 境 施 設 と し ま す 。
ロ
屋外運動場(法施行規則第4条第1号ロ)
※ 屋 外 運 動 場 と は 、野 球 場 、陸 上 競 技 場 、蹴 球 場 、庭 球 場 、バ ス ケ ッ ト ボ
ー ル 場 、バ レ ー ボ ー ル 場 、水 泳 プ ー ル 、ス ケ ー ト 場 、す も う 場 等 で 屋 外 に
あ る も の( こ れ ら に 付 属 す る 観 覧 席 、更 衣 所 、シ ャ ワ ー そ の 他 の 工 作 物 を
含 む 。) を い い ま す 。
ハ
広場(法施行規則第4条第1号ハ)
※ 広 場 と は 、単 な る 空 地 、玄 関 前 の 車 ま わ り の よ う な 場 所 で は な く 、休 息 、
散 歩 、キ ャ ッ チ ボ ー ル や バ レ ー ボ ー ル 程 度 の 簡 単 な 運 動 、集 会 等 総 合 的 な
利用に供する明確に区画されたオープンスペースで公園的に整備されて
いるものをいいます。
ニ
屋内運動施設(法施行規則第4条第1号ニ)
※ 屋 内 運 動 施 設 と は 、体 育 館 、屋 内 水 泳 プ ー ル 、屋 内 テ ニ ス コ ー ト 、武 道
館 、ア ス レ チ ッ ク ジ ム 等( こ れ ら に 付 属 す る 観 覧 席 、更 衣 室 、シ ャ ワ ー そ
の 他 の 工 作 物 を 含 む 。) を い い ま す 。
※ 屋 内 運 動 施 設 を 環 境 施 設 と し て 届 出 を 行 お う と す る 場 合 は 、周 辺 の 地 域
の生活環境の改善に寄与することを具体的に説明した書類等により確認
す る こ と が 必 要 で す 。な お 、一 般 の 利 用 に 供 す る こ と を 通 じ て 、周 辺 の 地
域 の 生 活 環 境 の 改 善 に 寄 与 す る 場 合 は 、次 の 書 類 に よ り 確 認 す る こ と が 必
要です。
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①
施 設 の 概 要 、利 用 方 法 、利 用 可 能 日 時 等 を 規 定 し た 当 該 施 設 の 利 用
規程
②
①を広く一般に周知する方法を記載した書類
※ 屋 内 運 動 施 設 が 、生 産 施 設 、事 務 所 、倉 庫 、食 堂 等 環 境 施 設 以 外 の
施 設 と 重 複 す る 場 合 は 、環 境 施 設 と し ま せ ん( 1 階 が 生 産 施 設 で 2 階
に 体 育 館 が あ る 建 築 物 等 )。
た だ し 、一 棟 の 建 築 物 で あ っ て も 壁 で 明 確 に 仕 切 ら れ る こ と に よ り
実質的に別の建築物とみなされる場合は環境施設とすることができ
ます。
ホ
教養文化施設(法施行規則第4条第1号ホ)
※ 教 養 文 化 施 設 と は 、企 業 博 物 館( 名 称 の 如 何 に か か わ ら ず 、製 造 業 等 に
関 す る 歴 史 的 、文 化 的 に 価 値 の あ る 資 料 を 豊 富 に 収 集 し 、保 管 し 、及 び 展
示 し て い る 施 設 を い い ま す 。)、美 術 館 、ホ ー ル( 音 楽 又 は 演 劇 等 に 利 用 す
る 施 設 で 音 響 設 備 、観 覧 席 等 が 整 備 さ れ て い る も の を い う 。)等 で あ っ て 、
教 養 文 化 の 向 上 に 資 す る こ と が 目 的 と さ れ 、か つ 、そ の 効 果 が 見 込 ま れ る
も の を い い ま す 。し た が っ て 、主 に 販 売 を 目 的 に 自 社 製 品 を 展 示 し て い る
施設、単に絵画を展示している通路等は、教養文化施設としません。
※ 教 養 文 化 施 設 を 環 境 施 設 と し て 届 出 を 行 お う と す る 場 合 は 、周 辺 の 地 域
の生活環境の改善に寄与することを具体的に説明した書類等により確認
す る こ と が 必 要 で す 。な お 、一 般 の 利 用 に 供 す る こ と を 通 じ て 、周 辺 の 地
域 の 生 活 環 境 の 改 善 に 寄 与 す る 場 合 は 、次 の 書 類 に よ り 確 認 す る こ と が 必
要です。
①
施 設 の 概 要 、利 用 方 法 、利 用 可 能 日 時 等 を 規 定 し た 当 該 施 設 の 利 用
規程
②
①を広く一般に周知する方法を記載した書類
※ 教 養 文 化 施 設 が 、生 産 施 設 、事 務 所 、倉 庫 、食 堂 等 環 境 施 設 以 外 の 施 設
と 重 複 す る 場 合 は 、環 境 施 設 と し ま せ ん( 1 階 が 生 産 施 設 で 2 階 に 企 業 博
物 館 が あ る 建 築 物 等 )。 た だ し 、 一 棟 の 建 築 物 で あ っ て も 壁 で 明 確 に 仕 切
られることにより実質的に別の建築物とみなされる場合は環境施設とす
ることができます。
ヘ
雤水浸透施設(法施行規則第4条第1号ヘ)
※ 雤 水 浸 透 施 設 と は 、 浸 透 管 ( 浸 透 ト レ ン チ )、 浸 透 マ ス ( 雤 樋 等 と い っ
た 雤 水 を 通 す た め だ け の も の は 除 く 。)、 浸 透 側 溝 、 透 水 性 舗 装 が 施 さ れ
た土地等をいいます。これらのうち、環境施設となるものは、雤水を集
めて地下に浸透させ、雤水の流出を抑制することにより、地下水源の涵
養、浸水被害の防止、合流式下水道の越流水による汚濁負荷の削減等に
- 33 -
資することが目的とされ、かつ、設置される地域の特性(設置場所の地
形 、 地 質 、 土 地 利 用 等 の 諸 条 件 を 含 む 。) か ら 見 て そ の 効 果 が 十 分 に 見 込
まれるものをいいます。
※ 雤 水 浸 透 施 設 を 環 境 施 設 と し て 届 出 を 行 お う と す る 場 合 は 、雤 水 等 の 流
出水を浸透させる等により地下水の涵養が図られること等といった周辺
の地域の生活環境の改善に寄与することを具体的に説明した書類等によ
り確認することが必要です。
※ 地 下 水 の 涵 養 が 図 ら れ る こ と を 通 じ て 、規 則 第 4 条 第 1 号 ヘ に 規 定 す る
雤 水 浸 透 施 設 と し て 届 出 を 行 お う と す る 場 合 は 、次 の 書 類 等 に よ り 確 認 す
ることとなっています。
①
雤水浸透施設の種類や浸透能力、維持管理方法を記載した書類
②
周 辺 地 域 の 状 況 か ら 見 て 、雤 水 流 出 を 抑 制 す る 必 要 性 が あ る こ と を
記載した書類
※ 雤 水 浸 透 施 設 が 、生 産 工 程 に 関 係 す る 施 設 と 重 複 す る 場 合 は 、環 境 施 設
と し ま せ ん( 原 材 料 の 搬 入 、製 品 の 搬 出 等 の 車 両 の た め の 駐 車 場 や 構 内 道
路 等 に 施 さ れ た 透 水 性 舗 装 等 )。 た だ し 、 駐 車 場 か ら 屋 内 運 動 場 や 教 養 文
化施設といった施設への誘導路が整備されているなどにより実質的に生
産工程との関係がないとみなされる場合は環境施設とします。
ト
太陽光発電施設(法施行規則第4条第1号ト、同条第2号)
※太陽光発電施設のうち建築物等施設の屋上その他の屋外に設置される
( 建 築 物 等 施 設 の 屋 上 又 は 壁 面 に 設 置 さ れ る )も の に つ い て は 、緑 地 又 は
他 の 緑 地 以 外 の 環 境 施 設( 法 施 行 規 則 第 4 条 第 1 号 イ ~ チ )に 規 定 す る 土
地 と 重 複 す る も の を 除 き ま す 。( 法 施 行 規 則 第 4 条 第 2 号 )
※ 太 陽 光 発 電 施 設 と は 、太 陽 電 池 、太 陽 電 池 設 置 器 具 、パ ワ ー コ ン デ ィ シ
ョナー及び変圧器など太陽光を電気に変換するための一連の機械又は装
置をいいます。
※ 太 陽 光 発 電 施 設 と 生 産 施 設 が 重 複 す る 場 合 は 、当 該 重 複 部 分 は 環 境 施 設
とします。ただし当該重複部分は、生産施設としても取り扱います。
※太陽光発電施設を緑地以外の環境施設として届出を行おうとする場合
は、次の書類により確認することが必要です。
チ
①
太陽光発電施設の種類、発電能力、設置場所を記載した書類
②
発電した電力の用途を記載した書類
周 辺 の 地 域 の 生 活 環 境 の 保 持 に 寄 与 す る こ と が 特 に 認 め ら れ る も の( 法
施行規則第4条第1号チ)
- 34 -
(3) 環 境 施 設 の 面 積 率
緑 地 及 び 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 ( 以 下 「 環 境 施 設 」 と い う 。) の 面 積 の 敷 地
面 積 に 対 す る 割 合 は 、 1 0 0 分 の 2 5 以 上 の 割 合 と し ま す 。( 準 則 第 3 条 )
昭和49年6月28日に設置されている工場等又は設置のための工事が
行 わ れ て い る 工 場 等 ( 以 下 「 既 存 工 場 等 」 と い う 。) に お い て 、 昭 和 4 9 年
6 月 2 9 日 以 後 に 生 産 施 設 の 面 積 の 変 更( 生 産 施 設 の 面 積 の 減 尐 を 除 く 。以
下 同 じ 。) が 行 わ れ る と き は 、・ ・ ・ ・ ・ 第 3 条 の 規 定 に 適 合 す る 環 境 施 設 の
面 積 の 算 定 は 、そ れ ぞ れ 次 の 各 号 に 掲 げ る 式 に よ っ て 行 う も の と し ま す 。
(準
則備考1)
( 計算式 略 )
「緑地」及び「緑地以外の環境施設」の面積の敷地面積に対する割合は、
上 記 の と お り 準 則 に よ っ て 定 め ら れ て お り 、1 0 0 分 の 2 5 以 上 の 割 合 と な
っています。
※ 緑 地 は 環 境 施 設 に 含 ま れ る の で 、環 境 施 設 の 面 積 の 割 合 を 緑 地 の 面 積 で 達
成している場合には、緑地以外の環境施設は設置する必要がありません。
※ 既 存 工 場 等( 昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 に 設 置 さ れ て い る 工 場 等 又 は 設 置 の た
め の 工 事 が 行 わ れ て い る 工 場 等 ) に つ い て は 緩 和 措 置 が あ り ま す 。( 4 3 ペ
ージ参照)
(4) 「 緑 地 以 外 の 環 境 施 設 」 の 面 積 の 測 定 方 法
ア
修景施設、屋外運動場、広場
柵 、置 石 、へ い 等 で 区 画 さ れ た 土 地 の 面 積 を 環 境 施 設 面 積 と し て 測 定
します。
イ
屋内運動施設、教養文化施設、太陽光発電施設
投影法による当該建築物の水平投影面積を環境施設面積として測定
します。
ウ
雤水浸透施設
原 則 と し て 柵 、置 石 、へ い 等 で 区 画 さ れ た 土 地 の 面 積 を 環 境 施 設 面 積
と し て 測 定 し ま す が 、地 中 に 埋 設 さ れ る も の に あ っ て は 、当 該 施 設 が 地
表に出ている面積を環境施設面積として測定します。
- 35 -
5
環境施設の配置
環 境 施 設 の 配 置 は 、製 造 業 等 に 係 る 工 場 又 は 事 業 場( 以 下「 工 場 等 」と い
う 。) の 環 境 施 設 の う ち そ の 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 す る 割 合 が 1 0 0 分 の 1 5
以 上 に な る も の を 当 該 工 場 等 の 敷 地 の 周 辺 部 に 、当 該 工 場 等 の 周 辺 の 地 域 の
土地の利用状況等を勘案してその地域の生活環境の保持に最も寄与するよ
う に 行 う も の と し ま す 。( 準 則 第 4 条 )
昭和49年6月29日以後に既存工場等において生産施設の面積の変更
が 行 わ れ る 場 合 に お け る 第 4 条 の 環 境 施 設 の 配 置 は 、当 該 既 存 工 場 等 の 周 辺
の地域の土地の利用状況、当該既存工場等の敷地の利用状況等を勘案して、
可能な限り当該地域の生活環境の保持に寄与するように行うものとします。
(準則備考5)
環 境 施 設 の 配 置 は 、工 場 等 の 環 境 施 設 の う ち そ の 面 積 の 敷 地 面 積 に 対 す る 割
合 が 1 0 0 分 の 1 5 以 上 に な る も の を 当 該 工 場 等 の 敷 地 の 周 辺 部 に 、当 該 工 場
等の周辺の地域の土地の利用状況を勘案してその地域の生活環境の保持に最
も寄与するように行うものとします。
※ 既 存 工 場 等( 昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 に 設 置 さ れ て い る 工 場 等 又 は 設 置 の た め
の 工 事 が 行 わ れ て い る 工 場 等 )に つ い て は 、可 能 な 限 り 行 う こ と と さ れ て い ま
す 。( 4 8 ペ ー ジ 参 照 )
(1) 敷 地 周 辺 部 と は
準 則 第 4 条 の 敷 地 の 周 辺 部 と は 、敷 地 の 境 界 線 か ら 対 面 す る 境 界 線 ま で の
距 離 の 1 / 5 程 度 の 距 離 だ け 内 側 に 入 っ た 点 を 結 ん だ 線 ( 以 下 、「 5 分 の 1
ラ イ ン 」 と い い ま す 。) と 境 界 線 と の 間 に 形 成 さ れ る 部 分 を い い ま す 。
1/5
1/5
- 36 -
(2) 5 分 の 1 ラ イ ン の 記 載 方 法
様 式 例 第 2「 生 産 施 設 、緑 地 、緑 地 以 外 の 環 境 施 設 、そ の 他 の 主 要 施 設 の
配 置 図 」に 、敷 地 周 辺 部 を 示 す 5 分 の 1 ラ イ ン を 記 載 し て い た だ く こ と と し
ています。
一 般 的 に は 、敷 地 外 周 ラ イ ン を 縮 小 し た 形 で ラ イ ン を 描 く こ と が で き ま す
が 、敷 地 形 状 が 複 雑 で 記 載 方 法 が 分 か ら な い 場 合 は 、個 別 に お 問 い 合 わ せ く
ださい。
(3) 5 分 の 1 ラ イ ン の 環 境 施 設 の 取 扱 い
一 つ の 環 境 施 設 が 敷 地 周 辺 部 と そ れ 以 外 の 部 分 に ま た が る 場 合 は 、5 分 の
1 ラ イ ン の 内 外 に 概 ね 区 分 し 、5 0 % 以 上 周 辺 部 に あ る と き は 、そ の 環 境 施
設は周辺部に配置されたものとして取り扱います。
(例)
(200 ㎡ )
5分の1ライン
(100 ㎡ )
(150 ㎡ )
(150 ㎡ )
(200 ㎡ )
リ-2
リ-1
(100 ㎡ )
リ-3
(敷地周辺部)
※ 周 辺 部 に 配 置 さ れ る 環 境 施 設 は 、 リ - 1 : 300 ㎡ と リ - 2 : 300 ㎡ と な り
ます。
- 37 -
6
既存工場の特例措置
昭和49年6月28日に設置されている工場等又は設置のための工事が行
わ れ て い る 工 場 等 ( 以 下 「 既 存 工 場 等 」 と い う 。) は 、 設 置 で き る 生 産 施 設 面
積 、設 置 が 求 め ら れ る 緑 地 面 積 ・ 環 境 施 設 面 積 、環 境 施 設 の 配 置 に つ い て 、緩
和措置があります。
(1) 単 一 業 種 の 場 合 ( 準 則 備 考 1 )
既 存 工 場 等 に お い て 、昭 和 4 9 年 6 月 2 9 日 以 後 に 生 産 施 設 の 面 積 の 変 更
( 生 産 施 設 の 面 積 の 減 尐 を 除 く 。 以 下 同 じ 。) が 行 わ れ る と き は 、 準 則 第 1
条 の 規 定 に 適 合 す る 生 産 施 設 の 面 積 、第 2 条 の 規 定 に 適 合 す る 緑 地 の 面 積 及
び 第 3 条 の 規 定 に 適 合 す る 環 境 施 設 の 面 積 の 算 定 は 、そ れ ぞ れ 次 に 掲 げ る 式
によって行うものとします。
ア
生産施設面積
P ≦ γ ( S -P 0 /γ a ) -P 1
た だ し 、 γ ( S -P 0 /γ a ) -P 1 ≦ 0 の と き は P = 0 と す る 。
これらの式において、P、γ、S、P0、α及びP1は、それぞれ次
の数値を表すものとする。
P
当該変更に係る生産施設の面積(増加分)
γ
当該既存工場等が属する準則別表第1の上欄に掲げる業種につい
ての同表の下欄に掲げる割合
S
当該既存工場等の敷地面積
P0 昭和49年6月28日に設置されている生産施設の面積及び設置
のための工事が行われている生産施設の面積の合計
α
当該既存工場等が属する準則別表第2の上欄に掲げる業種につい
ての同表の下欄に掲げる数値
P1 昭和49年6月29日から前回までの生産施設の増設及び撤去の
面積の累計(設置については+、撤去については-として計算する。
ただし、今回の届出で生産施設の撤去を行う場合はその分も-とし
て 含 め る 。)
- 38 -
※ γ a の 意 味 :「 業 種 別 の 生 産 施 設 面 積 率 」( γ ) に 「 緩 和 係 数 」( α ) を
掛けたものです。たとえば、生産施設面積率65%で係数1.3ならば、
生産施設面積率が、84.5%に緩和されます。
※ P 0 / γ a の 意 味 :「 法 規 制 前 に あ っ た 生 産 施 設 面 積 」( P 0 ) を 、「 緩 和
された生産施設面積率」
( γ a )で 割 る こ と に よ り 、 P 0 が 使 用 し て い る と
みなされる敷地面積を算出しています。
※S-P0/γaの意味:法規制が始まる時点で、まだ生産施設のために
割り当てていない敷地面積を示しています。
※ γ ( S - P 0 / γ a ) の 意 味 :「 法 規 制 が 始 ま る 時 点 で 、 ま だ 生 産 施 設 の
た め に 割 り 当 て て い な い 敷 地 面 積 」に 生 産 施 設 面 積 率 を 掛 け る こ と で 、
「法
規 制 が 始 ま る 時 点 で 新 た に 設 置 が 認 め ら れ る 生 産 施 設 面 積 」を 示 し て い ま
す。
※ P 1 の 意 味 :「 現 在 の 生 産 施 設 面 積 」 か ら 「 法 規 制 前 に あ っ た 生 産 施 設
面 積 」( P 0 ) と 「 今 回 撤 去 す る 生 産 施 設 面 積 」 を マ イ ナ ス し て 、「 法 規 制
後に増減があった生産施設面積」を示しています。
※ γ ( S - P 0 / γ a ) - P 1 の 意 味 :「 法 規 制 が 始 ま る 時 点 で 、 新 た に 設
置 が 認 め ら れ る 生 産 施 設 面 積 」か ら「 法 規 制 後 に 増 減 が あ っ た 生 産 施 設 面
積 」を マ イ ナ ス し て 、今 現 在 造 る こ と が 認 め ら れ る 生 産 施 設 面 積 を 示 し て
います。
- 39 -
《 準 則 別 表 第 2 ( 業 種 区 分 別 の 既 存 生 産 施 設 用 敷 地 計 算 係 数 )》
既存生産施設用
業
種
の
区
分
敷地計算係数
(α)
他の項に掲げる製造業以外の製造業及び熱供給業
1.2
化 学 調 味 料 製 造 業 、 砂 糖 製 造 業 、 酒 類 製 造 業 ( 清 酒 製 造 業 を 除 く 。)、
動 植 物 油 脂 製 造 業 、で ん ぷ ん 製 造 業 、製 材 業 ・木 製 品 製 造 業 、造 作 材 ・
合 板 ・ 建 築 用 組 立 材 料 製 造 業 、パ ル プ 製 造 業 、紙 製 造 業 、加 工 紙 製 造
業 、化 学 工 業( ソ ー ダ 工 業 、塩 製 造 業 、有 機 化 学 工 業 製 品 製 造 業( 合
成 染 料 製 造 業 、有 機 顔 料 製 造 業 、熱 硬 化 性 樹 脂 製 造 業 及 び 半 合 成 樹 脂
製 造 業 を 除 く 。)、 ゼ ラ チ ン ・ 接 着 剤 製 造 業 及 び 医 薬 品 製 造 業 ( 医 薬 品
原 薬 製 造 業 を 除 く 。) を 除 く 。)、 石 油 製 品 ・ 石 炭 製 品 製 造 業 ( コ ー ク
ス 製 造 業 を 除 く 。)、 タ イ ヤ ・ チ ュ ー ブ 製 造 業 、 窯 業 ・ 土 石 製 品 製 造 業
( 板 ガ ラ ス 製 造 業 、セ メ ン ト 製 造 業 、陶 磁 器 ・ 同 関 連 製 品 製 造 業 、ほ
う ろ う 鉄 器 製 造 業 、七 宝 製 品 製 造 業 及 び 人 造 宝 石 製 造 業 を 除 く 。)、高
1.3
炉によらない製鉄業、製鋼・製鋼圧延業、熱間圧延業、冷間圧延業、
冷 間 ロ ー ル 成 型 形 鋼 製 造 業 、鋼 管 製 造 業 、伸 鉄 業 、鉄 素 形 材 製 造 業( 可
鍛 鋳 鉄 製 造 業 を 除 く 。)、 非 鉄 金 属 第 二 次 製 錬 ・ 精 製 業 ( 非 鉄 金 属 合 金
製 造 業 を 含 む 。)、 非 鉄 金 属 ・ 同 合 金 圧 延 業 、 非 鉄 金 属 鋳 物 製 造 業 、 鉄
骨 製 造 業 、建 設 用 金 属 製 品 製 造 業 、蓄 電 池 製 造 業 、自 動 車 製 造 業 、自
動 車 車 体・附 随 車 製 造 業 、鉄 道 車 両 製 造 業 、船 舶 製 造・修 理 業( 長 さ
2 5 0 メ ー ト ル 以 上 の 船 台 又 は ド ッ ク を 有 す る も の に 限 る 。)、航 空 機
製 造 業 、航 空 機 用 原 動 機 製 造 業 、産 業 用 運 搬 車 両 製 造 業 、武 器 製 造 業 、
電気供給業及びガス供給業
有 機 化 学 工 業 製 品 製 造 業( 合 成 染 料 製 造 業 、有 機 顔 料 製 造 業 、熱 硬 化
性 樹 脂 製 造 業 及 び 半 合 成 樹 脂 製 造 業 を 除 く 。)、コ ー ク ス 製 造 業 、板 ガ
ラ ス 製 造 業 、生 産 用 機 械 器 具 製 造 業( 機 械 工 具 製 造 業 、金 属 用 金 型 ・
同 部 分 品 ・ 附 属 品 製 造 業 、非 金 属 用 金 型 ・ 同 部 分 品 ・ 附 属 品 製 造 業 及
び ロ ボ ッ ト 製 造 業 を 除 く 。)、は ん 用 機 械 器 具 製 造 業( 動 力 伝 導 装 置 製
造 業 、消 火 器 具 ・ 消 火 装 置 製 造 業 、弁 ・ 同 附 属 品 製 造 業 、パ イ プ 加 工 ・
1.4
パ イ プ 附 属 品 加 工 業 、玉 軸 受 ・ こ ろ 軸 受 製 造 業 、ピ ス ト ン リ ン グ 製 造
業 及 び 各 種 機 械 ・ 同 部 分 品 製 造 修 理 業 ( 注 文 製 造 ・ 修 理 ) を 除 く 。)、
発 電 用・送 電 用・配 電 用 電 気 機 械 器 具 製 造 業( 配 線 器 具・配 線 附 属 品
製 造 業 を 除 く 。)、 産 業 用 電 気 機 械 器 具 製 造 業 及 び 舶 用 機 関 製 造 業
ソ ー ダ 工 業 、セ メ ン ト 製 造 業 、高 炉 に よ る 製 鉄 業 及 び 非 鉄 金 属 第 一 次
製錬・精製業
- 40 -
1.5
イ
当該生産施設の面積の変更に伴い設置する緑地の面積
G ≧ P /γ ( 0 . 2 -G 0 /S )
た だ し 、 P /γ ( 0 . 2 -G 0 /S ) > 0 . 2 S -G 1 > 0
の と き は G ≧ 0 . 2 S -G 1 と し 、 0 . 2 S -G ≦ 0 の と き は
G≧0とする。
これらの式において、G、P、γ、G0、S及びG1は、それぞれ次
の数値を表すものとする。
G
当該変更に伴い設置する緑地の面積(増加分)
P
当該変更に係る生産施設の面積(増加分)
γ
当該既存工場等が属する準則別表第1の上欄に掲げる業種につい
ての同表の下欄に掲げる割合
G0 当該変更に係る届出前に設置されている緑地(当該届出前に届け
出 ら れ た 緑 地 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計 の う ち 、
昭和49年6月29日以後の当該変更以外の生産施設の面積の変更
に伴い最低限設置することが必要な緑地の面積の合計を超える面積
(ただし、今回の届出において、緑地の撤去がある場合は、その分
を減じた面積)
S
当該既存工場等の敷地面積
G1 当該変更に係る届出前に設置されている緑地(当該届出前に届け
出 ら れ た 緑 地 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計 ( た だ
し、今回の届出において、緑地の撤去がある場合は、その分を減じ
た面積)
※ 既 存 工 場 等 に つ い て は 、新 た に 生 産 施 設 を 設 置 す る と き に 、そ の 生 産 施
設の面積に応じて、緑地の設置を求めています。
※ P / γ の 意 味 :「 新 た に 設 置 す る 生 産 施 設 面 積 」( P ) を 「 生 産 施 設 面 積
率」
( γ )で 割 る こ と に よ り 、
「新たに設置する生産施設が使用するとみな
される敷地面積」を算出しています。
※ G 0 の 意 味 :「 法 規 制 前 に 設 置 さ れ て い た 緑 地 」 と 「 法 規 制 後 に 法 が 求
め る 以 上 に 設 置 し た 緑 地 」の 合 計( 法 の 規 制 以 上 に 設 置 し て い る 緑 地 面 積 )
です。なお、今回撤去する緑地がある場合はその面積をマイナスします。
※ G 0 / S の 意 味 :「 法 の 規 制 以 上 に 設 置 し て い る 緑 地 面 積 」 の 敷 地 面 積
に対する割合を示しています。
- 41 -
※0.2-G0/Sの意味:法が求める以上に設置している緑地面積があ
るので、その率(G0/S)を新設工場の緑地面積率である20%からマ
イナスして、今回設置を義務付ける緑地面積率を算出しています。
※ P / γ ( 0 . 2 - G 0 / S ) の 意 味 :「 新 た に 設 置 す る 生 産 施 設 が 使 用
しているとみなされる敷地面積」に「今回設置を義務付ける緑地面積率」
を 掛 け て 、「 新 た に 設 置 す る 生 産 施 設 面 積 に 応 じ て 設 置 を 義 務 付 け る 緑 地
面積」を算出しています。
※ 0 .2 S - G 1 > 0 の 意 味:前 回 届 出 ま で に 設 置 さ れ て い る 緑 地( G 1 )
が20%以下ということを示しています。
※P/γ(0.2-G0/S)>0.2S-G1の意味:式を変形すると
P / γ( 0 .2 - G 0 / S )+ G 1 > 0 .2 S と な り ま す 。し た が っ て 、
「新
た に 設 置 す る 生 産 施 設 面 積 に 応 じ て 設 置 を 義 務 付 け る 緑 地 面 積 」( P / γ
( 0 . 2 - G 0 / S )) と 「 前 回 の 届 出 ま で に 設 置 し て い る 緑 地 」( G 1 )
を合計した緑地が、敷地面積の20%を超えることを示しています。
※G≧0.2S-G1の意味:式を変形するとG+G1≧0.2Sとなり
ま す 。 し た が っ て 、「 今 回 設 置 す る 緑 地 」( G ) と 「 前 回 の 届 出 ま で に 設 置
し て い る 緑 地 」( G 1 ) を 合 計 し た 緑 地 面 積 が 2 0 % 以 上 で あ れ ば 、 そ れ
以上に緑地を造る必要はないことを示しています。
※0.2S-G1≦0のときはG≧0の意味:前回の届出までに設置され
ている緑地(G1)が20%以上なので、今回は緑地を造る義務がないこ
と(G≧0)を示しています。
- 42 -
ウ
当該生産施設の面積の変更に伴い設置する環境施設の面積
E ≧ P /γ ( 0 . 2 5 -E 0 /S )
た だ し 、 P /γ ( 0 . 2 5 -E 0 /S ) > 0 . 2 5 S -E 1 > 0
の と き は E ≧ 0 . 2 5 S -E 1 と し 、 0 . 2 5 S -E ≦ 0 の と き は
E≧0とする。
これらの式において、E、P、γ、E0、S及びE1は、それぞれ次
の数値を表すものとする。
E
当該変更に伴い設置する環境施設の面積(増加分)
P
当該変更に係る生産施設の面積(増加分)
γ
当該既存工場等が属する準則別表第1の上欄に掲げる業種につい
ての同表の下欄に掲げる割合
E0 当該変更に係る届出前に設置されている環境施設(当該届出前に
届 け 出 ら れ た 緑 地 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計 の
うち、昭和49年6月29日以後の当該変更以外の生産施設の面積
の変更に伴い最低限設置することが必要な環境施設の面積の合計を
超える面積(ただし、今回の届出において、環境施設の撤去がある
場合は、その分を減じた面積)
S
当該既存工場等の敷地面積
E1 当該変更に係る届出前に設置されている環境施設(当該届出前に
届 け 出 ら れ た 緑 地 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計
(ただし、今回の届出において、環境施設の撤去がある場合は、そ
の分を減じた面積)
( 計 算 式 の 意 味 は 、 4 1 ペ ー ジ 参 照 。)
- 43 -
(2) 複 数 業 種 の 生 産 施 設 面 積 ( 準 則 備 考 2 )
工 場 等 が 準 則 別 表 第 1( 2 1 ペ ー ジ 参 照 )の 上 欄 に 掲 げ る 2 以 上 の 業 種 に
属 す る と き は 、第 1 条 の 規 定 に 適 合 す る 生 産 施 設 の 面 積 の 算 定 は 、次 の 式 に
よって行うものとします。
(略)
た だ し 、昭 和 4 9 年 6 月 2 9 日 以 後 に 既 存 工 場 等 に お い て 生 産 施 設 の 面 積
の変更が行われるときは
n

i 1
m
P i /γ i ≦ S -  P 0 i /γ i α i
i 1
とします。
こ れ ら の 式 に お い て 、 n 、 P i 、 γ i 、 S 、 m 、 P 0i 及 び α i は 、 そ
れぞれ次の数値を表すものとする。
n
当該工場等が属する業種の個数
Pi i業種に属する生産施設の新設に係る面積及びその面積の変更に
係る面積の合計(i業種に属する生産施設の面積の減尐が行われる
場合は、当該減尐に係る面積の合計を減じたもの)又は既存工場等
が昭和49年6月29日以後に行う i 業種に属する生産施設の面積
の変更に係る面積の合計(昭和49年6月29日以後に i 業種に属
する生産施設の面積の減尐が行われる場合は、当該減尐に係る面積
の合計を減じたもの)
γi i 業種についての準則別表第1の下欄に掲げる割合
S
当該既存工場等の敷地面積
m
昭和49年6月28日における当該既存工場等が属する業種(その
日 に 設 置 の た め の 工 事 が 行 わ れ て い る 生 産 施 設 が 属 す る 業 種 を 含 む 。)
の個数
P 0i 昭 和 4 9 年 6 月 2 8 日 に 設 置 さ れ て い る i 業 種 に 属 す る 生 産 施 設 の
面積又は設置のために工事が行われている i 業種に属する生産施設の
面積の合計
αi i 業種についての準則別表第2の下欄に掲げる数値
- 44 -
※2以上の業種の兼業の工場が生産施設面積率の準則に適合しているか
否 か は 、「 工 場 の 全 敷 地 面 積 」 と 「 各 生 産 施 設 が 使 用 し て い る と み な さ れ
る 敷 地 の 面 積 の 合 計 」と を 比 較 し て み て 、後 者 が 前 者 と 同 じ か そ れ よ り 小
さければ適合し、大きければ不適合とされます。
n

i 1
m

i 1
m
P i /γ i ≦ S -  P 0 i /γ i α i を
i 1
n
P 0 i /γ i α i +  P i /γ i ≦ S
に変形して考えます。
i 1
※ た と え ば 、第 1 業 種 と 第 2 業 種 に 係 る 生 産 施 設 が 法 規 制 前 か ら あ り 、法
規制後に第3業種の生産施設を設置した既存工場があるとします。
この場合の計算式は、
( P 01 / γ 1 α 1 + P 0 2 / γ 2 α 2 ) +
(P1/γ1+P2/γ2+P3/γ3)≦S
(この計算式の意味は、25ページ、38ページ参照)
- 45 -
となります。
(3) 複 数 業 種 の 緑 地 面 積 、 環 境 施 設 面 積 ( 準 則 備 考 3 )
昭和49年6月29日以後に生産施設の面積の変更が行われる場合であ
っ て 当 該 既 存 工 場 等 が 準 則 別 表 第 1( 2 1 ペ ー ジ 参 照 )の 上 欄 に 掲 げ る 2 以
上 の 業 種 に 属 す る と き は 、第 2 条 の 規 定 に 適 合 す る 緑 地 の 面 積 及 び 第 3 条 の
規 定 に 適 合 す る 環 境 施 設 の 面 積 の 算 定 は 、そ れ ぞ れ 次 に 掲 げ る 式 に よ っ て 行
うものとします。
ア 当該生産施設の面積の変更に伴い設置する緑地の面積
n
G ≧  P j /γ j ( 0 . 2 -G 0 /S )
i 1
n
ただし、

P j /γ j ( 0 . 2 -G 0 /S ) > 0 . 2 S -G 1 > 0
i 1
の と き は G ≧ 0 . 2 S -G 1 と し 、 0 . 2 S -G ≦ 0 の と き は
G≧0とする。
これらの式において、G、n、Pj、γj、G0、S及びG1は、それぞ
れ次の数値を表すものとする。
G
当該変更に伴い設置する緑地の面積
n
当該既存工場等が属する業種の個数
Pj 当該変更に係る j 業種に属する生産施設の面積
γj j 業種についての準則別表第1の下欄に掲げる割合
G0 当該変更に係る届出前に設置されている緑地(当該届出前に届け出
ら れ た 緑 地 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計 の う ち 、
昭和49年6月29日以後の当該変更以外の生産施設の面積の変更に
伴い最低限設置することが必要な緑地の面積の合計を超える面積
S
当該既存工場等の敷地面積
G1 当該変更に係る届出前に設置されている緑地(当該届出前に届け出
ら れ た 緑 地 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計
※ た と え ば 、3 業 種 の 既 存 工 場 で 今 回 、第 1 業 種 と 第 2 業 種 の 生 産 施 設 面
積 を 増 や し た と す る と 、 G ≧ ( P 1 / γ 1 + P 2 / γ 2 ) ×( 0 . 2 - G 0
/S)となります。
(この計算式の意味は、25ページ、41ページ参照)
- 46 -
イ
当該生産施設の面積の変更に伴い設置する環境施設の面積
n
E ≧  P j /γ j ( 0 . 2 5 -E 0 /S )
i 1
n
ただし、

P j /γ j ( 0 . 2 5 -E 0 /S ) > 0 . 2 5 S -E 1 > 0
i 1
の と き は E ≧ 0 . 2 5 S -E 1 と し 、 0 . 2 5 S -E 1 ≦ 0 の と き は
E≧0とする。
これらの式において、E、n、Pj、γj、E0、S及びE1は、それぞ
れ次の数値を表すものとする。
E
当該変更に伴い設置する環境施設の面積
n
当該既存工場等が属する業種の個数
Pj 当該変更に係る j 業種に属する生産施設の面積
γj j 業種についての準則別表第1の下欄に掲げる割合
E0 当該変更に係る届出前に設置されている環境施設(当該届出前に届
け 出 ら れ た 環 境 施 設 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計
のうち、昭和49年6月29日以後の当該変更以外の生産施設の面積
の変更に伴い最低限設置することが必要な環境施設の面積の合計を超
える面積
S
当該既存工場等の敷地面積
G1 当該変更に係る届出前に設置されている環境施設(当該届出前に届
け 出 ら れ た 環 境 施 設 の 面 積 の 変 更 に 係 る も の を 含 む 。) の 面 積 の 合 計
(この計算式の意味は、43ページ、46ページ参照)
- 47 -
(4) 環 境 施 設 の 設 置
昭和49年6月29日以後に既存工場等において生産施設の面積の変更
が 行 わ れ る 場 合 に お け る 第 4 条 の 環 境 施 設 の 配 置( 3 7 ペ ー ジ 参 照 )は 、当
該 既 存 工 場 等 の 周 辺 の 地 域 の 土 地 の 利 用 状 況 、当 該 既 存 工 場 等 の 敷 地 の 利 用
状 況 等 を 勘 案 し て 、可 能 な 限 り 当 該 地 域 の 生 活 環 境 の 保 持 に 寄 与 す る よ う 行
う も の と し ま す 。( 準 則 備 考 5 )
※ 新 設 工 場 で は 、敷 地 面 積 の 1 0 0 分 の 1 5 以 上 の 面 積 の 環 境 施 設 を 、敷
地 の 周 辺 部 に 設 置 す る こ と と な っ て い ま す が 、既 存 工 場 の 場 合 は 可 能 な 限
り行うこととなっています。
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